JP2000030037A - 撮影装置 - Google Patents

撮影装置

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JP2000030037A
JP2000030037A JP10195957A JP19595798A JP2000030037A JP 2000030037 A JP2000030037 A JP 2000030037A JP 10195957 A JP10195957 A JP 10195957A JP 19595798 A JP19595798 A JP 19595798A JP 2000030037 A JP2000030037 A JP 2000030037A
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JP10195957A
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Yoshihiro Sato
芳広 佐藤
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影対象物を撮影し、撮影した画像の編集処
理を行う撮影装置において、撮影した画像から、撮影対
象物の輪郭を容易に判別し、撮影対象物の画像部分を容
易に抽出できるようにする。 【解決手段】 撮影装置40内の被写体台座405上に
戴置された被写体を、ディジタルカメラ20によって撮
影して、得られた画像データを画像処理装置10におい
て編集処理する撮影システム1において、CPU101
は、撮影された画像データにおいて、隣り合う画素の表
示色が著しく異なる部分を背景画像と被写体画像との境
界として判別し、背景画像の表示色を、被写体画像中の
境界付近の表示色の補色に切り換えるとともに、切り換
え後の背景色と同じ色が被写体画像の模様等に含まれる
場合には、被写体画像において、背景色と同じ色が表示
される部分の表示色を切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対象物を撮影する
撮影装置に係り、詳細には、対象物を撮影するととも
に、撮影した画像を編集加工する撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタルカメラやスキャナ等の
普及により、画像をディジタルデータに変換し、コンピ
ュータによって容易に画像を取り込むことができるよう
になった。コンピュータ上においては、画像編集用アプ
リケーションプログラム等を利用することにより、例え
ば、取り込んだ画像の一部分を切り抜いたり、切り抜い
た画像を他の写真に合成する等の編集処理を行うことが
できる。特に、特定の被写体が移っている部分を、被写
体の輪郭に沿って背景画像から切り抜き、他の背景に張
り付ける等の手法がよく用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、コンピュー
タに取り込んだ画像から特定の部分を切り抜く作業に
は、非常に手間がかかるという問題点があった。すなわ
ち、背景から画像を切り抜く際に、切り抜く被写体の輪
郭が直線のみで構成されることは少なく、通常、曲線部
分が多くなる。このため、利用者が、被写体の輪郭線に
沿って切り抜き線を指定する作業は非常に手間がかか
り、かつ、熟練を要する作業であった。
【0004】そこで、コンピュータ上に取り込まれた画
像の色の変化を判別することにより、輪郭を自動的に判
別するソフトウェアが利用されることが多かった。この
ソフトウェアは、該当する画像において、異なる色が接
する線を検知するものであり、背景の色と被写体の色が
著しく異なる場合には、容易に輪郭線を検知することが
できる。しかし、被写体と背景に同じ色が含まれている
場合や、非常によく似た色が含まれているには、輪郭線
を判別できないことがあるという問題があった。この場
合には、利用者が手作業によって輪郭線を指定しなけれ
ばならず、利用者の負担を増していた。
【0005】この発明は、上記問題点を解決するため、
撮影対象物を撮影し、撮影した画像の編集処理を行う撮
影装置において、撮影した画像から、撮影対象物の輪郭
を容易に判別し、撮影対象物の画像部分を容易に抽出で
きるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、撮影対象の被写体を撮影し
て撮影画像を出力する撮影手段と、この撮影手段から出
力された撮影画像を編集加工する画像編集手段と、を備
える撮影装置において、前記画像編集手段は、前記撮影
画像において、被写体の画像と背景の画像との境界を識
別し、当該境界において背景画像と被写体画像とを区別
する境界識別手段と、この境界識別手段により区別され
た背景画像に表示される背景色を切り替えて、新たな背
景色を設定する背景色切換手段と、前記境界識別手段に
より区別された被写体画像において、前記背景色切換手
段により設定された新たな背景色が表示される部分を検
知すると、当該部分において、前記新たな背景色とは異
なる表示色を設定する表示色切換手段と、を備えること
を特徴とする構成とした。
【0007】従って、撮影手段によって被写体を撮影し
て得られた撮影画像において、背景色を切り替えるの
で、背景色と被写体画像との境界を鮮明することができ
るので、画像編集処理によって生成された画像を、さら
に編集・加工する場合であっても、背景と被写体とが混
同されることが無く、画像編集処理をより容易に行うこ
とができる。特に、背景色が被写体画像の補色に切り替
えられることにより、背景と被写体との対比がより一層
鮮明になり、より効率よく作業を行うことができる。さ
らに、切り替えた後の背景色と同じ色が、例えば被写体
表面の模様として被写体画像に含まれる場合には、この
色が表示される被写体画像中の部分において異なる表示
色を設定するので、誤って背景と混同してしまうことを
より確実に防止することができる。また、新たに被写体
画像に設定する表示色を、見た目上、非常に似通った色
で、かつ、境界識別手段により識別可能な表示色にすれ
ば、画像の見た目の変化を最小限にと止めることができ
る。
【0008】請求項3記載の発明は、撮影対象の被写体
を撮影して撮影画像を出力する撮影手段と、この撮影手
段から出力された撮影画像を編集加工する画像編集手段
と、を備える撮影装置において、前記画像編集手段は、
前記撮影画像において、被写体の画像と背景の画像との
境界を識別する境界識別手段と、この境界識別手段によ
り識別された境界を含む矩形を抽出範囲として表示する
矩形表示手段と、この矩形表示手段により表示された抽
出範囲内の画像を抽出する抽出手段と、前記矩形表示手
段により表示された抽出範囲を所定の範囲に変更させ
て、前記抽出手段による抽出を実行させる抽出範囲変更
手段と、を備えることを特徴とする構成とした。
【0009】従って、背景画像の中に被写体が写ってい
る撮影画像において、背景画像と被写体画像との境界を
含む矩形には、被写体画像が全て含まれるので、境界撮
影画像において被写体の画像を抽出する際に、境界を含
む矩形により抽出範囲が表示されることにより、抽出範
囲がわかりやすく、利用者のミスが発生しにくい上、矩
形表示手段により表示された抽出範囲を利用者が変更す
る場合にも、容易に変更することができる。このため、
誤った操作を行って、抽出範囲がずれてしまった場合に
も容易に対処することができ、また、抽出された画像が
矩形であるので、抽出された画像を組み合わせて新たな
画像を生成する作業等においても、曲線で囲まれた画像
を組み合わせる場合に比べて容易に作業を行うことがで
き、作業効率を向上させ、利用者の負担を軽減すること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図1〜図10の図面を参照しながら説明する。
【0011】図1は、本発明の実施の形態としての撮影
システム1の構成を示す概略斜視図である。同図に示す
ように、撮影システム1は、画像処理装置10と、略箱
型形状のケース401を有し、ケース401の内部に被
写体を収容する撮影装置40と、撮影装置40に取り付
けられ、撮影装置40内に収容された被写体を撮影する
ディジタルカメラ20と、撮影装置40の側面に設置さ
れ、撮影装置40に設けられた各部の制御を行う撮影制
御装置30と、によって構成され、画像処理装置10と
ディジタルカメラ20、および、画像処理装置10と撮
影制御装置30とは互いに接続されている。
【0012】画像処理装置10は、ディジタルカメラ2
0による撮影処理およびディジタルカメラ20によって
撮影された画像についての画像編集処理を実行するため
のアプリケーションプログラムを実行可能なコンピュー
タシステムであり、本体11、ディスプレイ12、キー
ボード13およびマウス14等により構成され、ディス
プレイ12、キーボード13、マウス14の各部は本体
11に格納された各部に接続されている。
【0013】図2は、画像処理装置10の内部構成を示
すブロック図である。同図に示すように、画像処理装置
10は、CPU101、入力部102、RAM103、
表示部104、記憶装置105、記憶装置105が有す
る記憶媒体106およびI/F部107等により構成さ
れ、記憶媒体106を除く各部は108により接続され
ている。また、画像処理装置10は、I/F部107に
おいて、後述する撮影制御装置30内のI/F部301
に接続されている。
【0014】CPU(Central Processing Unit )10
1は、入力部102が有するキーボード13から入力さ
れる各種指示に従って、記憶装置105内に格納される
アプリケーションプログラムを読み込み、RAM103
内に設けられるメモリエリアに展開して実行し、入力部
102が有するキーボード13またはマウス14により
入力される指示に従って、記憶装置105内に格納され
た撮影条件テーブルファイルを読み込み、当該撮影条件
テーブルファイルに該当する撮影条件を参照する。そし
て、CPU101は、ディジタルカメラ20によって撮
影を実行する際の撮影装置40の各部の状態、すなわち
チルト台403のチルト角、フード402の角度、被写
体台座405の天板の高さ、ケース401内に備える照
明装置の照度等を撮影条件に適合させるための指示信号
を撮影制御装置30に対して出力し、撮影制御装置30
によって制御を実行させて、撮影条件を実現させる。ま
た、撮影制御装置30からの応答を検知すると、ディジ
タルカメラ20に対して、撮影時の撮影倍率、焦点位置
および露光量を撮影条件テーブルファイルに設定された
撮影条件に適合させるための指示信号を出力し、ディジ
タルカメラ20からの応答を検知すると、ディジタルカ
メラ20に対して撮影実行を指示する撮影指示信号を出
力し、撮影を実行させる。また、撮影終了後、ディジタ
ルカメラ20から、撮影された画像を示す画像データが
入力されると、CPU101は、当該画像データと、入
力部102から入力されるファイル名とをもとに撮影画
像ファイルを生成し、記憶装置105内に格納する。
【0015】また、CPU101は、入力部102から
入力される各種指示に従って、記憶装置105内に格納
された撮影画像ファイルを読み出して、当該画像ファイ
ルの画像データをもとに、表示部104によってディス
プレイ12が有する表示画面上に撮影画像を表示させ、
表示された画像から被写体が写っている部分を切り出す
トリミング処理、背景画像に表示される表示色を切り換
える背景切り換え処理等の各種処理を実行し、当該処理
によって生成した画像を示す画像データと、新たに生成
したファイル名とをもとに新たな撮影画像ファイルを生
成して、記憶装置105内に格納する。
【0016】そして、CPU101は、利用者に対し
て、入力部102が有するキーボード13およびマウス
14によって指示入力を実行するよう要求する指示選択
画面を表示するための表示情報を生成して表示部104
に出力し、ディスプレイ12が有する表示画面上に当該
指示選択画面を表示させ、その他、CPU101により
実行される各種処理によって得られた画像等をディスプ
レイ12が有する表示画面に表示させる。
【0017】入力部102は、数字キー、文字キーおよ
び各種機能キー等を備えるキーボード13を有し、キー
ボード13においていずれかのキーが押下されたことを
検知すると、押下されたキーに対応する押下信号を生成
して、CPU101に対して出力する。また、入力部1
02は、ディスプレイ12の表示画面上において特定の
位置を指定するポインティングデバイスとしてのマウス
14を備え、このマウス14においてクリック操作が行
われると、クリック信号を生成してCPU101に出力
するとともに、相対位置座標データをCPU101に対
して出力する。
【0018】RAM(Random Access Memory)103
は、CPU101により処理される各種プログラムや、
その処理に係るデータを一時的に格納するメモリエリア
を形成する。
【0019】表示部104は、CRT(Cathode Ray Tub
e)等の表示画面を有するディスプレイ12を備え、CP
U101から入力される表示情報に従って、ディジタル
カメラ20により撮影された画像や、CPU101によ
り実行される画像編集処理により生成された画像等をデ
ィスプレイ12によって表示させる。なお、ディスプレ
イ12が備える表示画面は、上記のCRTのほか、LC
D(Liquid Crystal Display)等によって構成されるも
のであっても良い。
【0020】記憶装置105は、プログラムやデータ等
が記憶される記憶媒体16を有し、この記憶媒体106
は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構
成されている。この記憶媒体106は記憶装置105に
固定的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着するもの
である。
【0021】記憶装置105内には、ディジタルカメラ
20によって被写体の撮影を実行させるための撮影アプ
リケーションプログラム、ディジタルカメラ20により
撮影された画像または画像編集処理により生成された画
像のデータと、当該画像のサイズ、撮影条件等が、それ
ぞれのファイル名に対応づけて格納される撮影画像ファ
イル、撮影を行う際の各種の条件が設定された撮影条件
テーブルファイル等の各種のファイルが格納される。
【0022】なお、上記の記憶媒体106に記憶される
データ等は、通信回線等を介して接続された他の機器か
ら受信して記憶する構成にしてもよく、さらに、通信回
線等を介して接続された他の機器側に上記記憶媒体を備
えた記憶装置を設け、この記憶媒体16に記憶されてい
るプログラムやデータを通信回線を介して使用する構成
としても良い。
【0023】I/F部107は、画像処理装置10から
ディジタルカメラ20および撮影制御装置30に対し
て、各種指示信号や位置情報等を入出力するためのイン
ターフェイスであり、例えば、USB(Universal Seri
al Bus)ポートやRS−232C端子をはじめとするシ
リアル入出力端子、パラレル端子、SCSIインターフ
ェイス、IrDA(Infrared Data Assosiation )規格
に準じた赤外線通信装置等が備えられ、有線または無線
通信手段によりディジタルカメラ20および撮影制御装
置30と接続することが可能である。
【0024】ディジタルカメラ20は、内部にCCD
(Charge Coupled Device :電荷結合素子)を備える受
光部、レンズ、絞りの他、撮影倍率や露光量等を調節す
るためのモータ等を備え、撮影装置40が有するチルト
台403において、ケース401内に戴置される被写体
の方向にレンズを向けて固定される。そして、ディジタ
ルカメラ20は、画像処理装置10に接続され、画像処
理装置10のCPU101から入力される撮影指示信号
に従って被写体を撮影し、撮影により得られた画像を示
す画像データを画像処理装置10に対して出力する。
【0025】図3は、ディジタルカメラ20および後述
する撮影制御装置30の内部構成を示すブロック図であ
る。同図に示すように、ディジタルカメラ20は、I/
F部201と、I/F部201に接続されたカメラ制御
部202と、カメラ制御部202に接続された画像メモ
リ203と、カメラ制御部202にそれぞれ接続された
モータ204,205,206と、モータ204に接続
されたズーム調節部207と、モータ205に接続され
たフォーカス調節部208と、モータ206に接続され
た絞り調節部209と、それぞれズーム調節部207、
フォーカス調節部208、絞り調節部209に接続され
たポテンショメータ210,211,212とによって
構成される。
【0026】I/F部201は、撮影制御装置30が有
するI/F部301を介して画像処理装置10が有する
I/F部107に接続され、各種の信号やデータを入出
力するための入出力インターフェイスであり、例えば、
USBポートやRS−232C端子等のシリアル入出力
端子、パラレル端子、SCSIインターフェイス、Ir
DA規格に準じた赤外線ポート等を備えるものである。
【0027】カメラ制御部202は、ディジタルカメラ
20の各部を制御するための制御部であり、I/F部2
01および画像メモリ203に接続されている。このカ
メラ制御部202は、画像処理装置10内のCPU10
1(図2)から入力される指示信号に従って、ズーム調
節部204に接続されたモータ204、フォーカス調節
部205に接続されたモータ205および絞り調節部2
06に接続されたモータ206に対して所定の電流を出
力して動作させるとともに、ポテンショメータ210,
211,212から出力される検出値がI/F部201
を介して入力されると、この検出値をもとに、モータ2
04,205,206に出力する電流を変化させて、被
写体を撮影する倍率、焦点距離および露光量を、所定の
撮影条件に適合させる。また、カメラ制御部202は、
CPU101から入力される撮影指示信号に従って撮影
を実行し、CCD等を備える受光部(図示省略)によっ
て受像した画像を示す画像データを生成して、この画像
データを一時的に画像メモリ203に格納した後、当該
画像データを、I/F部201を介して画像処理装置1
0に出力する。
【0028】画像メモリ203は、磁気的記録媒体、あ
るいは半導体メモリ等によって構成され、カメラ制御部
202に接続されており、ディジタルカメラ20におい
て撮影を実行して得られた画像を示す画像データを一時
的に格納する。
【0029】ズーム調節部207は、ディジタルカメラ
20において、撮影時の撮影倍率を調節するための調節
機構であり、モータ204の回転によって撮影倍率が変
化する。モータ204は、カメラ制御部202と、ズー
ム調節部207と、ポテンショメータ210とに接続さ
れたモータであり、カメラ制御部202から電流が入力
されることによって回転し、ズーム調節部207を動作
させ、撮影倍率を変化させる。また、ポテンショメータ
210は、モータ204とI/F部201とに接続さ
れ、モータ204の回転量を随時検出して、回転量に応
じた検出値をI/F部201に出力する。
【0030】フォーカス調節部208は、ディジタルカ
メラ20において、撮影時の焦点を調節するための調節
機構であり、モータ205の回転によって焦点距離等が
変化する。モータ205は、カメラ制御部202と、フ
ォーカス調節部208と、ポテンショメータ211とに
接続され、カメラ制御部202から電流が入力されるこ
とによって回転し、フォーカス調節部208を動作さ
せ、焦点の調節を実行する。また、ポテンショメータ2
11は、モータ205とI/F部201とに接続され、
モータ205の回転量を随時検出して、回転量に応じた
検出値をI/F部201に出力する。
【0031】絞り調節部209は、ディジタルカメラ2
0において、撮影時の露光量を調節するための調節機構
であり、モータ206の回転によって露光量が変化す
る。モータ206は、カメラ制御部202と、絞り調節
部209と、ポテンショメータ212とに接続され、カ
メラ制御部202から電流が入力されることによって回
転し、絞り調節部209を動作させ、露光量の調節を実
行する。また、ポテンショメータ212は、モータ20
6とI/F部201とに接続され、モータ206の回転
量を随時検出して、回転量に応じた検出値をI/F部2
01に出力する。
【0032】なお、ディジタルカメラ20は、図3に示
す各部のほか、レンズ等の各部を備えているが、ここで
は図示および説明を省略する。
【0033】撮影装置40は、正面および一側面が開口
した略箱型形状のケース401と、ケース401に対し
て、底面がケース401の正面の開口部を覆うように連
結された略四角錐状のフード402と、フード402の
頂点部分に連結されたチルト台403と、ケース401
の側面の開口部に開閉自在に取り付けられた側面扉40
6と、ケース401において、側面扉406を備える側
面の端部に設置された非常停止ボタン404と、ケース
401の内部に設置された被写体台座405とによって
構成され、さらに、非常停止ボタン404の下方には撮
影制御装置30が設置され、また、チルト台403には
ディジタルカメラ20が固定される。
【0034】そして、ケース401とフード402との
連結部分においては、モータ409およびポテンショメ
ータ412が取り付けられ、同様に、フード402とチ
ルト台403との連結部分にはモータ407とポテンシ
ョメータ410とが取り付けられており、被写体台座4
05には、モータ408とポテンショメータ411とが
取り付けられている。
【0035】ケース401は、内部に空間を有する略箱
型のケースであり、正面はほぼ全面にわたって開口し、
さらに側面に開口部を有する。このうち、側面の開口部
には側面扉406が開閉自在に取り付けられ、正面の開
口部は、ケース401に連結されたフード402の底面
に相当する面によって覆われており、側面扉406が閉
じられた状態において、ケース401外からの外光は、
ほぼ遮断される。
【0036】フード402は、底面が開口した略四角錐
状のフードであり、ケース401に対して、底面の開口
部がケース401の正面の開口部と突き合わされた状態
で、図示しない連結軸により連結されている。そして、
フード402は、連結部分に取り付けられたモータ40
9(図3)が動作することにより、上記の連結軸を中心
にして上下に回動可能である。すなわち、モータ409
を回転させることによって、ケース401に対するフー
ド402の取り付け角度を変化させることができる。そ
して、略四角錐状のフード402において、角錐の頂点
に相当する部分には、チルト台403が取り付けられて
いる。
【0037】チルト台403は、フード402に連結さ
れる連結部分と、ディジタルカメラ20を固定するため
の平面部分とが設けられた台座であり、平面部分にはデ
ィジタルカメラ20を固定するための固定機構(図示省
略)を備え、平面部分からケース401の内部に向かう
面には、開口部が設けられている。この開口部にレンズ
が向くように、上記の平面部分にディジタルカメラ20
を載せて固定することにより、ディジタルカメラ20に
よって、ケース401の底面付近を撮影することができ
る。このチルト台403は、一端部をフード402に対
して揺動自在に連結され、連結部分にはモータ407
(図3)が取り付けられており、モータ407が回転す
ることによって、上記の連結部分を中心として上下に回
動させることが可能である。すなわち、モータ407を
回転させることにより、フード402に対するチルト台
403の取り付け角度を変化させることができる。
【0038】ケース401の内部の底面上には、被写体
台座405が設置されている。この被写体台座405
は、ケース401の底面に固定された底板と、撮影の対
象となる被写体を戴置するための天板と、天板と底板と
の間に設置され、上下に伸縮可能な伸縮機構と、この伸
縮機構を動作させるためのモータ408(図3)と、モ
ータ408の回転量を検出するポテンショメータ412
とを備え、モータ408を回転させることによって、天
板の高さを変化させることが可能である。従って、モー
タ408を所定の量だけ回転させることにより、被写体
台座405の天板に戴置された被写体を、所定の高さに
移動させることができる。
【0039】側面扉406が取り付けられたケース40
1の側面には、端部に非常停止ボタン404が設置され
ている。この非常停止ボタン404は、後述する停止ス
イッチ302(図3)と連結され、非常停止ボタン40
4が押下されることによって停止スイッチ302がON
となり、撮影装置40の各部に取り付けられたモータ4
07,408,409の動作を全て停止させることがで
きる。従って、撮影装置40において、モータ407,
408,409の動作によって各部が移動している間
に、異常が発生した場合には、この非常停止ボタン40
4を押下することにより、全ての動作を停止させて、危
険を回避することができる。
【0040】なお、ここでは図示しないが、ケース40
1の内部上面には、被写体を撮影する際に使用される照
明装置が備えられている。この照明装置は、複数の電球
やストロボ等を備え、撮影制御装置30内の照明部30
7(図3)によって制御され、その照度を変化させるこ
とができる。また、この照明装置のメンテナンス等の目
的により、撮影装置40のケース401は、その上面に
おいて開閉可能な開口部を備えているが、ここでは説明
を省略する。
【0041】非常停止ボタン404の下方には、撮影制
御装置30が設置されている。撮影制御装置30は、画
像処理装置10と、撮影装置40の各部に設置されたモ
ータ407,408,409およびポテンショメータ4
10,411,412に接続され、後述するように、ポ
テンショメータ410,411,412から入力される
検出値をCPU101に対して出力し、また、CPU1
01から入力される指示信号に従って、モータ407,
408,409を制御する。
【0042】図3に示すように、撮影制御装置30は、
画像処理装置10およびディジタルカメラ20に接続さ
れたI/F部301と、停止スイッチ302と、カメラ
向き検出スイッチ303と、モータ407に接続された
チルト台駆動部304と、モータ408に接続された被
写体台座駆動部305、モータ409に接続されたフー
ド駆動部306と、照明部307とによって構成され、
各部はバスにより接続されている。なお、この図3にお
いては、説明のために、撮影装置40に取り付けられた
モータ407,408,409およびポテンショメータ
410,411,412についても、撮影制御装置30
が有する他の各部とともに図示している。
【0043】撮影制御装置30において、I/F部30
1は、画像処理装置10が有するI/F部107と、デ
ィジタルカメラ20が有するI/F部201とに接続さ
れ、I/F部107あるいはI/F部201との間で各
種の信号やデータを入出力するための入出力インターフ
ェイスであり、例えば、USBポートやRS232−C
端子をはじめとするシリアル入出力端子、パラレル端
子、SCSIインターフェイス、IrDA規格に準じた
赤外線ポート等を備えるものである。
【0044】停止スイッチ302は、撮影装置40(図
1)のケース401の側部に設置された非常停止ボタン
404に連結され、非常停止ボタン404が、利用者に
よって押下された際にONとなり、撮影制御装置30に
接続された全てのモータ407,408,409を停止
させるスイッチである。
【0045】カメラ向き検出スイッチ303は、撮影装
置40のチルト台403に固定されたディジタルカメラ
20の向きが正常な向きであるか否かを検出するための
スイッチであり、I/F部301に接続されている。カ
メラ向き検出スイッチ303は、ディジタルカメラ20
がチルト台403に固定されていなかったり、或いは、
ディジタルカメラ20のレンズの方向が斜めである場合
等、ディジタルカメラ20が正しく固定されていないこ
とを検知すると、検知信号を生成して、I/F部301
に対して出力する。
【0046】チルト台駆動制御部304は、撮影装置4
0のチルト台403の位置および移動を制御する制御部
であり、I/F部301およびモータ407に接続され
ている。モータ407は、チルト台403とフード40
2との連結部においてチルト台403を移動させるモー
タであり、ポテンショメータ410に接続されている。
ポテンショメータ410は、モータ407およびI/F
部301に接続され、ケース401とチルト台403と
の連結部分にモータ407とともに取り付けられてお
り、モータ407の回転量を随時検出して、回転量に応
じた検出値をI/F部301に出力する。そして、チル
ト台駆動制御部304は、I/F部301を介してCP
U101から入力された指示信号に基づいて、モータ4
07に電流を出力してモータ407を回転させるととも
に、ポテンショメータ410から出力される検出値をも
とに、モータ407に出力される電流を変化させて、フ
ード402に対するチルト台403の取り付け角度を、
撮影条件に適した角度に変化させる。
【0047】被写体台座駆動制御部305は、撮影装置
40が有するケース401の底面に設置された被写体台
座405の高さを制御するための制御部であり、I/F
部301およびモータ408に接続されている。モータ
408は、被写体台座405の底板と天板との間に設け
られた伸縮機構を伸縮させるモータであり、ポテンショ
メータ411に接続されている。ポテンショメータ41
1は、モータ408およびI/F部301に接続され、
モータ408とともに、前述の伸縮機構に取り付けられ
ており、モータ408の回転量を随時検出して、回転量
に応じた検出値をI/F部301に出力する。そして、
被写体台座駆動部305は、I/F部301を介してC
PU101から入力された指示信号に基づいて、モータ
408に電流を出力してモータ408を回転させるとと
もに、ポテンショメータ411から出力される検出値を
もとに、モータ408に出力される電流を変化させて、
被写体台座405の天板の高さを変化させることによ
り、被写体台座405に戴置される被写体の高さを所定
の撮影条件に適合させる。
【0048】フード駆動制御部306は、撮影装置40
が有するフード402とケース401との連結部分にお
いて、ケース401に対するフード402の取り付け角
度の調節を制御するための制御部であり、I/F部30
1およびモータ409に接続されている。モータ409
は、ケース401とフード402との連結部分に取り付
けられ、フード402を回動させるモータであり、ポテ
ンショメータ412に接続されている。ポテンショメー
タ412は、モータ409およびI/F部301に接続
され、モータ409とともに、ケース401とフード4
02との連結部分に取り付けられており、モータ409
の回転量を随時検出して、回転量に応じた検出値をI/
F部301に出力する。そして、フード駆動部306
は、I/F部301を介してCPU101から入力され
た指示信号に基づいて、モータ409に電流を出力して
モータ409を回転させるとともに、ポテンショメータ
412から出力される検出値をもとに、モータ409に
出力される電流を変化させて、ケース401に対するフ
ード402の取り付け角度を変化させて、所定の撮影条
件に適合させる。
【0049】照明部307は、撮影装置40の内部上面
に設けられる照明装置(図示省略)の照度を制御する制
御部であり、I/F部301に接続されている。撮影装
置40の内部上面に設けられる照明装置は、電球やスト
ロボ等により構成され、照明部307は、CPU101
からI/F部301を介して入力された指示信号に従っ
て、照明部307に備えられた電球に流れる電流量や、
点灯する電球の数等を制御することにより、所定の撮影
条件に適した照度の照明を実行させる。
【0050】以上のように構成される撮影システム1の
動作について、図4〜図9に基づいて説明する。
【0051】図4は、撮影システム1により実行される
撮影処理を示すフローチャートである。この図4に示す
撮影処理においては、動作開始とともに、CPU101
は、利用者に対して、画像編集処理を実行するか否かの
選択入力を要求する(ステップS101)。ここで、入
力部102が有するキーボード13またはマウス14に
より、画像編集が選択入力されると、CPU101は、
後述する画像編集処理を実行し(ステップS102)、
処理を終了する。
【0052】ステップS101において、画像編集をし
ない旨の選択入力が行われると、CPU101は、自動
撮影を行うか否かの選択入力を要求する(ステップS1
03)。すなわち、撮影システム1において、画像編集
処理を実行しない場合には撮影が実行されるので、ステ
ップS103においては、予め設定された条件に従って
自動的に撮影を行うか、或いは、手動で撮影条件を設定
して撮影を行うかが選択入力される。
【0053】ステップS103において、利用者によ
り、自動撮影をする旨の選択入力が実行されると、CP
U101は、記憶装置105内に格納された撮影条件テ
ーブルファイルを読み出して、当該撮影条件テーブルフ
ァイルに設定された各種の撮影条件を、表示部104が
有するディスプレイ12の表示画面上に表示させ、利用
者に対して、表示された撮影条件の中からいずれかの撮
影条件を選択入力するよう要求する(ステップS10
4)。
【0054】ここで、利用者によって、所望の撮影条件
が選択されると、CPU101は、利用者に対して、撮
影面を指定する入力を行うよう要求する(ステップS1
05)。撮影装置40においては、被写体台座405に
戴置される被写体の前面の撮影の他、チルト台403の
位置を上方に移動させることによって、被写体を俯瞰し
て撮影することが可能であり、さらに、撮影装置40の
内部の上面奥方に、被写体台座405に戴置された被写
体の上面を映すミラーを備える構成とすれば、被写体の
上面を撮影することも可能である。従って、撮影を実行
する際には、撮影条件の一つとして、撮影すべき被写体
の面が指定される。
【0055】利用者により撮影面を選択する入力が行わ
れた後、CPU101は、撮影条件テーブルファイルに
おいて、選択された撮影面に対応する撮影条件を参照
し、当該撮影条件に従って、カメラ台座駆動制御部30
4、被写体台座駆動制御部305およびフード駆動制御
部306に対して指示信号を出力し、ポテンショメータ
410,411,412から出力される検出値をもとに
して、モータ407,408,409の制御を実行させ
て、フード402およびチルト台403の取り付け角度
や、被写体台座405の天面の高さを、撮影条件に適合
するように移動させる。また、CPU101は、照明部
307に指示信号を出力して、ケース401の内部上面
に設けられた照明装置を制御させて、撮影条件に適合す
る照度の照明を実行させる。さらに、CPU101は、
ディジタルカメラ20において、カメラ制御部202に
指示信号を出力して、ポテンショメータ210,21
1,212から出力される検出値をもとに、モータ20
4,205,206を動作させることにより、ズーム調
節部207、フォーカス調節部208、絞り調節部20
9の制御を実行させ、ディジタルカメラ20の撮影時の
撮影倍率、焦点、露光量を撮影条件に適合させる(ステ
ップS106)。
【0056】撮影システム1の各部の機器が、撮影条件
に適合するよう移動した後、CPU101は、カメラ制
御部202に対して撮影指示信号を出力し、撮影を実行
させる(ステップS107)。ここで、撮影によって得
られた画像を示す画像データは、カメラ制御部202に
より画像メモリ203内に格納される。
【0057】そして、CPU101は、全ての撮影が終
了したか否かの入力を要求する表示を、表示部104が
有するディスプレイ12の表示画面に表示させ、利用者
からの入力に対して待機する(ステップS108)。こ
こで、撮影が完了した旨の入力が行われれば、当該撮影
処理を終了し、撮影が完了していない旨の入力が行われ
ると、ステップS105に戻り、撮影処理を続行する。
【0058】一方、ステップS103において、利用者
により、自動撮影処理を行わない旨の入力が行われた場
合には、CPU101は、撮影システム1において移動
可能な各機器を移動させるための入力画面をディスプレ
イ12の表示画面に表示させ、入力された指示の内容に
応じて、カメラ台座駆動部304、被写体台座駆動部3
05、フード駆動部306、照明部307およびカメラ
制御部202の各部によって、モータ407,408,
409、モータ204,205,206を動作させる
(ステップS109)。
【0059】続いて、撮影を実行する旨の指示が入力部
102が有するキーボード13またはマウス14により
入力されると、CPU101は、カメラ制御部202に
対して撮影指示信号を出力し、撮影を実行させる(ステ
ップS110)。
【0060】そして、CPU101は、全ての撮影が終
了したか否かの確認を要求する表示を表示部104が有
するディスプレイ12の表示画面に表示させ、利用者か
らの入力を待機する(ステップS111)。ここで、撮
影が完了した旨の入力が行われれば、当該撮影処理を終
了し、撮影が完了していない旨の入力が行われると、ス
テップS109に戻り、撮影処理を続行する。
【0061】なお、画像メモリ203内に一時的に格納
された撮影画像の画像データは、その後、カメラ制御部
202により読み出されてCPU101に対して出力さ
れ、CPU101は、入力された画像データにファイル
名を付して撮影画像ファイルを生成して、当該撮影画像
ファイルを記憶装置105内に格納する。
【0062】図5は、図4に示すステップS102にお
いて、撮影システム1により実行される画像編集処理を
示すフローチャートである。ステップS101(図4)
において、利用者によって画像編集処理を行う旨の選択
入力が行われた場合には、CPU101は、画像編集処
理としてトリミング処理を行うか否かの選択入力を要求
する(ステップS201)。ここで、トリミング処理を
実行する旨の選択入力が行われると、CPU101は、
後述するトリミング処理を実行し(ステップS20
2)、画像編集処理が完了したか否かの入力を要求する
画面表示を実行させ(ステップS203)、画像編集処
理がまだ終了していないことを示す入力があった場合に
はステップS201に戻り、画像編集処理が完了した旨
の入力が行われると、処理を終了する。
【0063】また、ステップS201において、トリミ
ング処理を行わない旨の入力が行われると、CPU10
1は、背景切り換え処理を行うか否かの入力を要求する
(ステップS204)。このステップS204におい
て、利用者によって、背景切り換え処理を実行しないと
の入力が行われると、CPU101は、その他の処理を
実行し(ステップS206)、処理終了後、ステップS
203に移行する。なお、撮影システム1によって実行
可能なその他の処理としては、画像の色調を調整する処
理や、複数の画像を合成する処理等が挙げられるが、こ
こでは詳細な説明を省略する。
【0064】ステップS204において、背景切り換え
処理を行うとの入力があった場合には、CPU101
は、後述する背景切り換え処理を実行し(ステップS2
05)、処理終了後、ステップS203に移行する。
【0065】図6は、図5に示すステップS202にお
いて、撮影システム1により実行されるトリミング処理
を示すフローチャートである。この図6に示すトリミン
グ処理において、CPU101は、編集する画像を選択
するための表示をディスプレイ12の表示画面に表示さ
せ、利用者により、画像を指定する入力が行われる(ス
テップS301)。
【0066】続いて、CPU101は、記憶装置105
内に格納された撮影画像ファイルを読み込んで、指定さ
れた画像を示す画像データに基づいて、ディスプレイ1
2の表示画面に当該画像を表示させる(ステップS30
2)。
【0067】そしてCPU101は、表示されている画
像において、被写体画像と背景画像との境界(エッジ)
を検出する処理を実行する(ステップS303)。な
お、このステップS303に示すような、被写体画像と
背景画像との境界を検出する処理は、具体的には次のよ
うに実行される。
【0068】すなわち、CPU101は、当該画像にお
いて、それぞれの画素(ピクセル)に表示される色を参
照し、隣り合う画素において表示される色が著しく異な
る箇所を検知すると、当該箇所を境目として記憶する。
ここで、各画素において表示される色を参照する際に
は、例えば、最上部に表示される行において、左端に位
置する画素に表示される色を示すデータを取得し、次
に、当該画素の右隣に位置する画素に表示される色を示
すデータを取得して、隣り合う画素に表示される色を示
すデータを比較する。その後、最上部の行の画素を全て
走査した後には、上から2行目に位置する画素につい
て、左端から順に表示色を示すデータを取得していく。
このような動作を繰り返すことにより、画像の左上の端
から右下の端に向かって、全ての画素を走査して、表示
色を示すデータを取得し、境界を検出する。
【0069】また、背景画像の部分においては、同じ色
が画面の端部を中心に広がっているので、画面の端部に
広がっている色を背景色として記憶し、この背景色と著
しく異なる色が表示される画素の位置を、背景と被写体
との境界として判断する方法を採っても良い。すなわ
ち、撮影された画像においては、被写体と背景の境界の
他、被写体表面の模様等のために、被写体画像の中にお
いても、隣り合う画素の色が大きく異なる場合がある
が、背景色を記憶しておくことにより、被写体内部の色
の変化と、背景との境界とを比較的確実に区別すること
ができる。
【0070】以上のような方法により、ステップS30
3において、被写体画像と背景画像との境界が検出され
る。さらに、ステップS303において、CPU101
は、被写体画像と背景との境界において、最上端、最下
端、最左端、最右端の点をそれぞれ決定する。
【0071】続いて、CPU101は、ステップS30
3で決定した最上端の点を通り、画像を水平に横切る直
線を表示画面上に表示させ、同様に、最下端の点を通る
水平な直線と、最左端の点を通る垂直な直線と、最右端
を通る垂直な直線とを表示させる(ステップS30
4)。なお、後述するように、この直線で囲まれた範囲
の画像が、トリミング後の画像として切り抜かれる。
【0072】ここで、CPU101は、ステップS30
4において表示された直線を、被写体画像の上下左右の
端部として良いか否かを入力するための表示を実行させ
る(ステップS305)。そして、利用者から、現在表
示中の直線が上下左右の端部として不適切であるとの入
力が行われた場合には、入力部102が有するキーボー
ド13またはマウス14によって、現在表示されている
直線を、適切な上下左右の端部まで移動するよう案内す
る表示を実行させ、利用者によって、適切な位置に直線
が移動され(ステップS306)、ステップS304に
戻る。
【0073】また、利用者により、表示されている直線
が、被写体画像の端部として適切であるとの入力が行わ
れた場合には、直線で囲まれた部分の切り抜きを実行し
(ステップS307)、切り抜いた画像に付与すべき新
たなファイル名を生成する(ステップS308)。
【0074】そして、ステップS307において切り抜
いた画像の大きさを示すデータを、例えば、画素数によ
り「300画素×300画素」等と判別し(ステップS
309)、当該画像を示す画像データに、ステップS3
08で生成されたファイル名を付して、ステップS30
9において判別した画像の大きさとともに、新たな撮影
画像ファイルとして、記憶装置105内に格納する(ス
テップS310)。
【0075】そして、CPU101は、処理が全て終了
したか否かを指示するための表示を実行させて(ステッ
プS311)、利用者により、処理を続行する指示が入
力された場合にはステップS301に戻り、処理終了の
指示が入力されると、当該トリミング処理を終了する。
【0076】図8は、図6に示すトリミング処理におい
て実行される表示の一例を示す図である。この図6に示
す表示例では、表示画面上の左側に、被写体を撮影した
画像が表示されており、周囲の背景画像121のほぼ中
央に、被写体画像122が表示されている。そして、背
景画像121と被写体画像122との境界において、そ
れぞれ上下の端部を通る2本の水平な直線と、それぞれ
左右の端部を通る垂直な2本の直線が表示されている。
【0077】また、図8に示す表示例においては、画面
右側に、「切り抜き実行」と、「キャンセル」とを選択
するためのボタンが表示されたダイアログ・ボックス1
23が表示されている。この表示例が表示されている状
態において、利用者は、マウス14を操作して、ダイア
ログ・ボックス123内のボタン上にポインタを移動さ
せ、クリック操作を行うことにより、切り抜きを行う
か、或いは、背景画像121と被写体画像122との境
界を通る直線を、所望の位置に移動させるかを選択する
ことができる。すなわち、ここでダイアログ・ボックス
123内の「切り抜き実行」ボタン上でクリック操作が
実行されると、CPU101は、ステップS307(図
6)の処理を実行して、4本の直線に囲まれた部分の画
像を切り抜き、また、「キャンセル」ボタン上でクリッ
ク操作されると、CPU101はステップS306に示
す処理を実行し、背景画像と被写体画像との境界を通る
直線を、マウス14のクリック操作またはドラッグ操作
により移動させることが可能となる。
【0078】図7は、ステップS205(図5)におい
て撮影システム1により実行される背景切り換え処理を
示すフローチャートである。この図7に示す背景切り換
え処理において、CPU101は、編集する画像を選択
するための表示をディスプレイ12の表示画面に表示さ
せ、利用者により、画像を指定する入力が行われる(ス
テップS401)。
【0079】続いて、CPU101は、記憶装置105
内に格納された撮影画像ファイルを読み込んで、指定さ
れた画像を示す画像データを取得し、当該画像データに
基づいて、ディスプレイ12の表示画面に撮影画像を表
示させる(ステップS402)。
【0080】ここで、CPU101は、表示中の画像に
おいて、背景画像と被写体画像との境界線を判定するた
めの輪郭抽出パラメータを設定する処理を実行する(ス
テップS403)。上述したように、背景画像と被写体
画像との境界を判別する処理においては、CPU101
は、隣り合う画素に表示される表示色の違いを参照し、
表示色が著しく異なる箇所を境界であると判断する。こ
のとき、境界を判別する基準となる基準値が輪郭抽出パ
ラメータであり、CPU101は、隣り合う画素におい
て表示される表示色が、輪郭抽出パラメータにより定め
られた程度を超えて異なる場合に、当該箇所が境界であ
ると判断する。
【0081】ステップS403においては、CPU10
1は、輪郭抽出パラメータを設定するための表示を、デ
ィスプレイ12の表示画面上に表示させ、利用者により
入力された値をもとに、輪郭抽出パラメータを設定す
る。
【0082】その後、CPU101は、設定された輪郭
抽出パラメータに基づいて、背景画像と被写体画像との
境界を検出し、検出された境界を結んだ輪郭画像を、デ
ィスプレイ12の表示画面に表示させる(ステップS4
04)。
【0083】そして、CPU101は、検出した境界の
外側、すなわち背景画像に表示される表示色を切り換え
て、異なる表示色を表示させる(ステップS405)。
ここで、切り換えられて表示される表示色として、被写
体画像において、背景画像との境界に接する部分に表示
される表示色の補色を表示することにより、被写体画像
をより見やすくすることが可能であるが、背景画像と被
写体画像との境界を明確に見分けられる色であれば、特
に制限されることはない。
【0084】なお、ステップS405に示す処理におい
て、背景画像に表示される表示色は、自動的に決定され
るものとしたが、その後、利用者により所望の色が指示
選択された場合には、利用者によって指示選択された表
示色を表示する構成としても良い。
【0085】ここで、CPU101は、背景画像として
追加すべき部分があるか否かの入力を、利用者に対して
要求する(ステップS406)。すなわち、上述の輪郭
抽出処理において、CPU101は、被写体画像の内部
において著しく表示色が異なる部分を境界と判断してし
まうことの無いように、被写体の外周に当たる部分のみ
を境界として判断することが多い。しかし、被写体の撮
影面に設けられた貫通口等の穴が設けられている場合に
は、この穴の部分の画像には背景が写ってしまう。そこ
で、この穴に相当する部分を背景として指定し、穴の部
分に表示される背景画像と、穴の周囲の被写体との境界
を判別する処理を実行することにより、当初検出しなか
った背景を、確実に検出することができる。
【0086】ステップS406において、追加部分があ
る旨の入力が行われた場合には、CPU101は、ディ
スプレイ12の表示画面上に、追加部分を指定するよう
要求する表示を実行させ、追加の背景部分を指定する入
力がキーボード13またはマウス14において行われ
(ステップS407)、ステップS404に戻って、再
度背景画像と被写体画像との境界が検出される。
【0087】ステップS406において、追加部分がな
い旨が入力された場合には、CPU101は、背景画像
に表示された表示色と全く同じ色が、被写体画像中に表
示されているか否かを検知する(ステップS408)。
【0088】すなわち、当初撮影された画像において、
背景色と同色の部分が被写体画像に含まれていなくて
も、ステップS405に示す背景色切り換え処理が実行
された結果、背景画像と被写体画像とに同色が表示され
てしまうことがある。また、被写体に模様が描かれてい
る場合に、被写体画像において、背景画像との境界付近
の表示色は背景画像と異なっているが、被写体画像の内
部の表示色が背景画像の表示色と同色になってしまうこ
とがある。このような場合には、さらに何らかの画像編
集処理を実行する際に、誤って被写体画像の一部を背景
画像として判別してしまう等の事態が発生する可能性が
ある。
【0089】このため、ステップS408において、被
写体画像中に背景画像と同色が表示される部分が含まれ
ている場合には、被写体画像中において、当該同色が表
示される部分の表示色を変更する(ステップS40
9)。なお、ここで表示色を変更する際には、その後の
処理において、CPU101によって同色と判断されな
いようにすればよい。このため、表示色が変更される部
分の表示色を示すデータが、背景色と異なっていれば良
いので、見た目にはほぼ同じ色に見える色に変更しても
良い。たとえば、見た目にはほぼ同色に見える色であっ
ても、その表示色を示すデータが二進数で「1011
1」と「10110」と表現される場合のように、わず
かでも異なっていれば、CPU101により、異なるデ
ータであると判断することができる。従って、ステップ
S409においては、被写体画像の見た目をほとんど変
化させないで、表示色を変更することができる。
【0090】なお、ステップS408において、被写体
画像に、背景画像と同じ色が含まれない場合には、ステ
ップS409に示す処理を行わないでステップS410
に移行する。
【0091】ステップS410において、CPU101
は、上記の処理によって新たに生成された画像に対して
付与すべき新しいファイル名を生成し、新しい画像の画
像データと、生成されたファイル名とをもとに撮影画像
ファイルを生成して、記憶装置105内に格納する。
【0092】その後、CPU101は、全ての背景色切
り換え処理が終了したか否かの入力を要求するための表
示をディスプレイ12の表示画面に表示させ、終了して
いない旨が入力されるとステップS401に戻り、終了
した旨の入力が行われると、処理を終了する(ステップ
S411)。
【0093】図9は、図7に示す背景切り換え処理にお
いてディスプレイ12の表示画面上に表示される表示例
を示す図である。
【0094】この図9に示す表示例において、表示画面
のほぼ中央には、ディジタルカメラ20によって撮影を
実行して得られた被写体Aの撮影画像125が表示され
ており、この撮影画像125に対して、背景切り換え処
理が実行されている。また、撮影画像125の左側に
は、グリッドが表示された枠内に、被写体Aのプレビュ
ー画像124が表示されている。このプレビュー画像1
24は、撮影を実行する前に、ディジタルカメラ20か
ら、ディジタルカメラ20がが有する受光部によって受
像された画像が、画像メモリ203に格納すること無く
そのまま出力されたものであり、利用者は、このプレビ
ュー画像124を参照して、所望の撮影条件が実現され
ていることを確認することができる。
【0095】さらに、撮影画像125の右側には、ステ
ップS406(図7)において、追加部分の有無を入力
する場合等、利用者によって入力が行われる際に表示さ
れるダイアログ・ボックス126が表示されている。こ
のダイアログ・ボックス126が表示されている。ま
た、画面下方には、図6および図8に示すトリミング処
理において切り抜かれたトリミング画像127が、縮小
されて表示されている。
【0096】従って、利用者は、まず、プレビュー画像
124が表示された状態において、撮影条件に従って、
撮影の準備が整っているか否かを確認し、その後、撮影
が事項されると、撮影画像125が表示されるので、こ
の撮影画像125において、背景切り換え処理を実行す
る。そして、背景切り換え処理において、ステップS4
06では、さらに背景として追加すべき部分があれば、
マウス14を操作して、撮影画像125上の該当する部
分にポインタを移動させて、クリック操作を行うことに
よって、追加部分を指定することができ、また、ステッ
プS411において、処理が終了したか否かを指示する
場合には、ダイアログ・ボックス126中に表示された
ボタン上でクリック操作を行うか、或いはキーボード1
3からの入力により指示することができる。
【0097】なお、画像処理装置10においては、図9
に示す表示例に示す、プレビュー画像124について、
上記の背景切り換え処理や、トリミング処理を実行する
ことも可能である。
【0098】以上のように、本発明の実施の形態として
の撮影システム1によれば、撮影装置40と、撮影装置
40に取り付けられたディジタルカメラ20と、撮影装
置40に設置された撮影制御装置30と、を備え、撮影
装置40のケース401内に設置された被写体台座40
5において被写体を戴置し、画像処理装置10の記憶装
置105内に格納された撮影条件テーブルファイルに設
定された撮影条件に従って、ディジタルカメラ20によ
って当該被写体を撮影し、撮影された画像を示す画像デ
ータを、撮影画像ファイルとして画像処理装置10の記
憶装置105内に格納する。そして、画像編集処理を行
う際には、記憶装置105内に格納された撮影画像ファ
イルを読み出して、当該画像をディスプレイ12の表示
画面上に表示させるとともに、表示中の画像において、
背景画像と被写体画像との境界を検出して、それぞれ被
写体画像の上下左右の端部を通る4本の直線によって囲
まれた部分を切り抜くので、被写体の画像を切り抜く際
に、被写体画像の全ての輪郭部分において切り抜きを行
う場合に比べ、利用者が手作業によって修正を行う場合
にも、非常に容易に操作することができる。また、矩形
に切り抜かれた画像は、その後、合成などの他の画像処
理をさらに行う場合に、大きさなどがわかりやすく、処
理しやすい。これによって、撮影された画像から被写体
画像を切り抜いて処理する操作を、より容易に行うこと
ができる。
【0099】また、撮影された画像において、背景画像
と被写体画像との境界を検出して、背景画像に表示され
る表示色を、自動的に、上記の境界付近の被写体画像に
表示される表示色の補色に切り換えるので、境界が検出
された後、背景画像と被写体画像との境界が明確にな
り、処理操作の際の視認性を向上させることにより、利
便性を向上させることができる。さらに、被写体表面の
模様など、被写体内部において、背景色と同じ色が表示
される場合には、被写体内部において背景と同色が表示
される部分に、見た目上ほとんど変化が無く、かつ、表
示色を示すデータが異なる表示色を表示する。これによ
って、背景画像と被写体画像とに同色が含まれて、CP
U101による判別が困難になりかねない場合にも、明
確に判別できる表示色に切り換える一方、画面上に表示
される見た目の状態はほとんど変化しないので、画像の
質を損なうこと無く、誤った処理やトラブルを避けるこ
とができる。
【0100】なお、上記の実施の形態としての撮影シス
テム1においては、ディジタルカメラ20により撮影さ
れ、記憶装置105内に撮影画像ファイルとして格納さ
れた画像を、CPU101により読み込んで画像編集処
理を実行する構成としたが、本発明はこれに限定される
ものではなく、ディジタルカメラ20を用いた全ての撮
影が終了する前に、ディジタルカメラ20の画像メモリ
203からCPU101に対して送信された画像データ
について、CPU101によって画像編集処理を実行
し、その後、再び撮影を実行する構成としても良い。こ
の場合、利用者は、画像編集処理の結果、得られた画像
の良否を判断した上で、再度の撮影を速やかに実行する
ことができる。
【0101】また、撮影装置40のケース401内にお
いて、被写体台座405上に対置された被写体をディジ
タルカメラ20により撮影するものとしたが、ディジタ
ルカメラ20を固定せずに、自在に移動可能な構成とし
て、被写体を撮影し、撮影された画像を示す画像データ
を着脱可能な記憶媒体に格納し、画像処理装置10によ
って、当該記憶媒体に格納された画像データを読み込ん
で画像編集処理を実行する構成としても良い。また、撮
影装置40の各部の形状および構成についても、限定さ
れるものではなく、その他、細部の構成についても適宜
変更可能であることは勿論である。
【0102】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、撮影手段
によって被写体を撮影して得られた撮影画像において、
背景色を切り替えるので、背景色と被写体画像との境界
を鮮明することができるので、画像編集処理によって生
成された画像を、さらに編集・加工する場合であって
も、背景と被写体とが混同されることが無く、画像編集
処理をより容易に行うことができる。さらに、切り替え
た後の背景色と同じ色が、例えば被写体表面の模様とし
て被写体画像に含まれる場合には、この色が表示される
被写体画像中の部分において異なる表示色を設定するの
で、誤って背景と混同してしまうことをより確実に防止
することができる。また、新たに被写体画像に設定する
表示色を、見た目上、非常に似通った色で、かつ、境界
識別手段により識別可能な表示色にすれば、画像の見た
目の変化を最小限にと止めることができる。
【0103】請求項2記載の発明によれば、背景色と被
写体画像とが補色の関係にあるため、背景と被写体との
対比がより一層鮮明になり、境界部分が明確になるの
で、画像編集を行う際に境界の位置を容易に識別するこ
とができ、より効率よく作業を行うことができる。
【0104】請求項3記載の発明によれば、境界撮影画
像において被写体の画像を抽出する際に、境界を含む矩
形により抽出範囲が表示されることにより、抽出範囲が
わかりやすく、利用者のミスが発生しにくい上、矩形表
示手段により表示された抽出範囲を利用者が変更する場
合にも、容易に変更することができる。このため、誤っ
た操作を行って、抽出範囲がずれてしまった場合にも容
易に対処することができ、また、抽出された画像が矩形
であるので、抽出された画像を組み合わせて新たな画像
を生成する作業等においても、曲線で囲まれた画像を組
み合わせる場合に比べて容易に作業を行うことができ、
作業効率を向上させ、利用者の負担を軽減することがで
きる。
【0105】請求項4記載の発明によれば、撮影画像に
おいて、被写体画像と背景画像との境界を検出する処理
により、被写体を含む矩形を容易に表示させることがで
き、より低コストで実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態としての撮影システムの構
成を示す概略斜視図である。
【図2】図1の画像処理装置の内部構成を示すブロック
図である。
【図3】図1のディジタルカメラおよび撮影制御装置の
内部構成を示すブロック図である。
【図4】図1の撮影システムにより実行される撮影処理
を示すフローチャートである。
【図5】図1の撮影システムにより実行される画像編集
処理を示すフローチャートである。
【図6】図1の撮影システムにより実行されるトリミン
グ処理を示すフローチャートである。
【図7】図1の撮影システムにより実行される背景切り
換え処理を示すフローチャートである。
【図8】図6に示すトリミング処理において表示される
表示例を示す図である。
【図9】図7に示す背景切り換え処理において表示され
る表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 撮影システム 10 画像処理装置 11 本体 12 ディスプレイ 13 キーボード 14 マウス 101 CPU 102 入力部 103 RAM 104 表示部 105 記憶装置 106 記憶媒体 107 I/F 20 ディジタルカメラ 201 I/F部 202 カメラ制御部 203 画像メモリ 204 ズーム調節部 205 フォーカス調節部 206 絞り調節部 207,208,209モータ 210,211,212ポテンショメータ 30 撮影制御装置 301 I/F部 302 停止スイッチ 303 カメラ向き検出スイッチ 304 チルト台駆動制御部 305 被写体台座駆動制御部 306 フード駆動制御部 307 照明部 40 撮影装置 401 ケース 402 フード 403 チルト台 404 非常停止ボタン 405 被写体台座 406 側面扉 407,408,409モータ 410,411,412ポテンショメータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影対象の被写体を撮影して撮影画像を出
    力する撮影手段と、 この撮影手段から出力された撮影画像を編集加工する画
    像編集手段と、を備える撮影装置において、 前記画像編集手段は、 前記撮影画像において、被写体の画像と背景の画像との
    境界を識別し、当該境界において背景画像と被写体画像
    とを区別する境界識別手段と、 この境界識別手段により区別された背景画像に表示され
    る背景色を切り替えて、新たな背景色を設定する背景色
    切換手段と、 前記境界識別手段により区別された被写体画像におい
    て、前記背景色切換手段により設定された新たな背景色
    が表示される部分を検知すると、当該部分において、前
    記新たな背景色とは異なる表示色を設定する表示色切換
    手段と、 を備えることを特徴とする撮影装置。
  2. 【請求項2】前記背景切り換え手段は、前記被写体画像
    の前記境界付近に表示される表示色の補色を、前記背景
    画像において新たな背景色として設定すること、 を特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  3. 【請求項3】撮影対象の被写体を撮影して撮影画像を出
    力する撮影手段と、 この撮影手段から出力された撮影画像を編集加工する画
    像編集手段と、を備える撮影装置において、 前記画像編集手段は、 前記撮影画像において、被写体の画像と背景の画像との
    境界を識別する境界識別手段と、 この境界識別手段により識別された境界を含む矩形を抽
    出範囲として表示する矩形表示手段と、 この矩形表示手段により表示された抽出範囲内の画像を
    抽出する抽出手段と、 前記矩形表示手段により表示された抽出範囲を所定の範
    囲に変更させて、前記抽出手段による抽出を実行させる
    抽出範囲変更手段と、 を備えることを特徴とする撮影装置。
  4. 【請求項4】前記矩形表示手段は、前記境界識別手段に
    より識別された境界の、それぞれ上端および下端を通る
    水平な2本の直線を表示するとともに、それぞれ当該境
    界の左端および右端を通る垂直な2本の直線を表示する
    ことによって、前記抽出範囲を表示すること、 を特徴とする請求項3記載の撮影装置。
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