JP2000026689A - 樹脂組成物及びその製造方法、その用途 - Google Patents

樹脂組成物及びその製造方法、その用途

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JP2000026689A
JP2000026689A JP10208690A JP20869098A JP2000026689A JP 2000026689 A JP2000026689 A JP 2000026689A JP 10208690 A JP10208690 A JP 10208690A JP 20869098 A JP20869098 A JP 20869098A JP 2000026689 A JP2000026689 A JP 2000026689A
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alkaline earth
earth metal
inorganic compound
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JP10208690A
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Hidefumi Onishi
英史 大西
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Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
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Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工性、ガスバリヤー性に優れた樹脂組成物
を提供すること。 【解決手段】 エチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化
物(A)、アルカリ土類金属脂肪酸塩(B)及び水膨潤
性層状無機化合物(C)からなり、かつ、アルカリ土類
金属脂肪酸塩(B)の含有量が樹脂組成物全体に対して
アルカリ土類金属換算で10〜1000ppmである樹
脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水膨潤性層状無機
化合物を含有するエチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン
化物(以下、EVOHを略記する)樹脂組成物及びその
製造方法、その用途に関し、更に詳しくはガスバリヤー
性、加工性に優れた樹脂組成物及びその製造方法、その
用途に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、エチレン−酢酸ビニル系共重合
体ケン化物(以下EVOHと略記する)は、透明性、帯
電防止性、耐油性、耐溶剤性、ガスバリヤー性、保香性
等に優れており、又、溶融成形可能な熱可塑性樹脂であ
り、食品包装等、種々の包装材料用途に用いられてい
る。しかし、このようなEVOHは外部の湿度や温度と
いう環境の変化によりガスバリヤー性や機械物性が大き
く変化するという欠点を有している。これに対して、近
年ではEVOHと水膨潤性無機化合物とのブレンド物
が、ガスバリヤー性の改善を目的として注目を浴びてお
り、例えば、特開平5−39392号公報には、水の存
在下にEVOHと水膨潤性フィロケイ酸塩を混合するこ
とが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、本発
明者が詳細に検討した結果、上記開示技術では、水の存
在下に水膨潤性フィロケイ酸塩を投入するため、いわゆ
るママコが発生しやすく、そのため均一に分散すること
ができず、又均一分散させるにはかなりの時間を必要と
することが判明したり、又、EVOHと水膨潤性フィロ
ケイ酸塩のブレンド物では経時的に増粘し易く、押出加
工時に滞留物が多く発生し、成形物にスジ等が発生する
等の問題点があり、まだまだ満足のいくものではないこ
とが判明した。更に、該公報開示技術により得られる樹
脂組成物を押出加工により製膜すると、立ち上げ時のフ
ィルムと数時間ロングラン成形を行った後のフィルムの
ガスバリヤー性に差が生じるといった問題点があること
が判明した。そこで、このような背景下において、本発
明では、加工性に優れ、安定してガスバリヤー性に優れ
るフィルムが得られる樹脂組成物、及びその製造方法、
その用途を提供することを目的とするものである。
【0004】
【問題点を解決するための手段】そこで、本発明者は上
記の事情に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、EVOH
(A)、アルカリ土類金属脂肪酸塩(B)及び水膨潤性
層状無機化合物(C)を含有してなり、かつ、アルカリ
土類金属脂肪酸塩(B)の含有量が樹脂組成物全体に対
してアルカリ土類金属換算で10〜1000ppmであ
る樹脂組成物が上記目的に合致することを見出し本発明
を完成した。
【0005】本発明では、EVOH(A)、アルカリ土
類金属脂肪酸塩(B)及び水膨潤性層状無機化合物
(C)を含有してなる樹脂組成物を製造するに当たり、
水膨潤性層状無機化合物(C)を、水/アルコール=0
/100〜50/50(重量比)の混合溶剤に分散させ
た後、更に水を添加して、水/アルコール=90/10
〜51/49(重量比)に調整して、水膨潤性層状無機
化合物(C)を膨潤させた後、EVOH(A)を混合し
て得られる樹脂組成物(I)に、アルカリ土類金属脂肪
酸塩(B)を含有するEVOH(D)を混合する樹脂組
成物の製造方法、特にはEVOH(A)を混合するに際
して、予め、水/アルコール=90/10〜51/49
(重量比)の混合溶剤に溶解させたEVOH(A)溶液
を混合する製造方法が好ましく、本発明の効果を顕著に
発揮するのである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を詳細に説明す
る。本発明に用いるEVOH(A)としては、特に限定
されないが、エチレン含有量が10〜60モル%で、ケ
ン化度が80モル%以上であることが好ましい。エチレ
ン含有量は好ましくは20〜50モル%で、ケン化度は
好ましくは90モル%以上である。エチレン含有量が1
0モル%未満では高湿時のガスバリヤー性、溶融成形性
が低下し、80モル%を越えると充分なガスバリヤー性
が得られなくなり好ましくない。又、ケン化度が80モ
ル%未満ではガスバリヤー性や熱安定性、耐湿性が低下
し好ましくない。
【0007】又、該EVOH(A)のメルトインデック
ス(MI)は0.5〜50g/10分(210℃)であ
ることが好ましく、更には1〜35g/10分(210
℃)であることが好ましい。該メルトインデックス(M
I)が該範囲よりも小さい場合には、成形時に押出機内
が高トルク状態となって押出加工が困難となり、又、該
範囲よりも大きい場合には、成形物の機械的強度が不足
して好ましくない。
【0008】該EVOH(A)は、エチレン−酢酸ビニ
ル系共重合体のケン化によって得られ、該エチレン−酢
酸ビニル系共重合体は、公知の任意の重合法、例えば縣
濁重合、エマルジョン重合、溶液重合等により製造さ
れ、エチレン−酢酸ビニル系共重合体のケン化も公知の
方法で行い得る。
【0009】又、該EVOH(A)は、透明性、ガスバ
リヤー性、耐溶剤性等の特性を損なわない範囲で少量で
あれば、プロピレン、イソブテン、α−オクテン、α−
ドデセン、α−オクタデセン等のα−オレフィン、不飽
和カルボン酸又はその塩、部分アルキルエステル、完全
アルキルエステル、不飽和スルホン酸系化合物、(メ
タ)アクリロニトリル、(メタ)アクリルアミド、ビニ
ルエーテル、ビニルシラン化合物、塩化ビニル、スチレ
ン等のコモノマーを共重合成分として含んでいても差し
支えない。又、本発明の趣旨を損なわない範囲で、ウレ
タン化、アセタール化、シアノエチル化等、後変性され
ても差し支えない。
【0010】又、アルカリ土類金属脂肪酸塩(B)とし
ては、例えば、酢酸カルシウム、酢酸マグネシウム等の
酢酸塩やその他の長鎖脂肪酸塩等が挙げられるが、好ま
しくは酢酸カルシウム、酢酸マグネシウムが採用され
る。又はこれらは単独又は併用することもできる。該ア
ルカリ土類金属脂肪酸塩(B)の含有量は、樹脂組成物
全体に対してアルカリ土類金属換算で10〜1000p
pm、好ましくは20〜500ppm、更に好ましくは
30〜200ppmである。かかるアルカリ土類金属脂
肪酸塩(B)の含有量が10ppm未満では熱安定性が
不充分となるため、ロングラン成形に効果がなく、10
00ppmを越えると溶融成形性が不充分となり本発明
の効果を発揮しない。
【0011】本発明では、樹脂組成物にアルカリ土類金
属脂肪酸塩(B)を含有させる方法として、アルカリ土
類金属脂肪酸塩(B)をそのまま任意の形状にて含有さ
せる方法の他、後述の如き、アルカリ土類金属脂肪酸塩
(B)をEVOHに含有させ、アルカリ土類金属脂肪酸
塩(B)を含有するEVOH(D)として、EVOH
(A)及び水膨潤性層状無機化合物(C)に含有させる
方法もある。かかるEVOHについては上記EVOH
(A)と同様のEVOHの中から任意に用いられる。
【0012】本発明に用いる水膨潤性層状無機化合物
(C)としては、特に制限されることなく、スメクタイ
トやバーミキュライト等の粘土鉱物、更には合成マイカ
等が挙げられ、前者のスメクタイトの具体例としてはモ
ンモリロナイト、バイデライト、ノントロナイト、サポ
ナイト、ヘクトライト、ソーコナイト、スチブンサイト
等が挙げられる。これらは天然のものであっても、合成
されたものでもよい。これらの中でもスメクタイト、特
にその中でもモンモリロナイトが好ましい。又、Na型
フッ素四ケイ素雲母、Na型テニオライト、Li型テニ
オライト、Na型ヘクトライト等の水膨潤性フッ素雲母
系鉱物等も好ましく用いられる。
【0013】該水膨潤性層状無機化合物(C)の膨潤力
は、20℃において、水/アルコール=70/30(重
量比)の混合溶剤に対して、30ml/2g以上、好ま
しくは40ml/2g以上、更に好ましくは、50ml
/2g以上であることが好ましく、30ml/2g未満
ではガスバリヤー性が不充分となり好ましくない。尚、
水膨潤性層状無機化合物(C)の膨潤力は、日本ベント
ナイト工業会 標準試験方法容積法により測定されるも
のである。
【0014】かかる水膨潤性層状無機化合物(C)の配
合量は、EVOH(A)100重量部に対して30重量
部以下であることが好ましく、より好ましくは0.5〜
20重量部、特に好ましくは1〜15重量部である。か
かる配合量が30重量部を越えると溶融成形性が不良と
なり好ましくない。
【0015】かくしてEVOH(A)、アルカリ土類金
属脂肪酸塩(B)及び水膨潤性層状無機化合物(C)よ
り本発明の樹脂組成物を得るわけであるが、該樹脂組成
物の製造方法については、特に限定されず、例えば、E
VOH(A)、アルカリ土類金属脂肪酸塩(B)、水膨
潤性層状無機化合物(C)のうち任意の二成分を混合し
た後残る成分を混合したり、三成分を一括に混合した
り、又、アルカリ土類金属脂肪酸塩(B)を混合する代
わりにアルカリ土類金属脂肪酸塩(B)を含有するEV
OH(D)として混合したりする等、適宜選択され用い
られる。
【0016】かかるEVOH(D)を得る方法として
は、EVOHの粉末、ペレット、粒状物にアルカリ土類
金属脂肪酸塩(B)を任意の形態にして混合する方法、
EVOH製造時の任意の段階、即ち重合時、ケン化時、
後処理時、乾燥時の任意の段階でアルカリ土類金属脂肪
酸塩(B)を所定量含有させる方法、EVOHをアルカ
リ土類金属脂肪酸塩(B)中に含浸させる方法、等が挙
げられる。又、アルカリ土類金属脂肪酸塩(B)の調整
はケン化工程で使用したアルカリを脂肪酸(酢酸等)で
中和して副生成するアルカリ土類金属脂肪酸塩(B)の
量を水洗処理等により調整したり、乾燥処理等により調
整したりすることも可能である。但しこれらに限定され
るものではない。
【0017】又、上記EVOH(A)、アルカリ土類金
属脂肪酸塩(B)或いはアルカリ土類金属脂肪酸塩
(B)を含有するEVOH(D)、水膨潤性層状無機化
合物(C)を混合するに際しては、水−アルコール等の
混合溶剤中で溶解して混合することも好ましい。
【0018】更に、本発明では、水膨潤性層状無機化合
物(C)を、水/アルコール=0/100〜50/50
(重量比)の混合溶剤に分散させた後、更に水を添加し
て、水/アルコール=90/10〜51/49(重量
比)に調整し、水膨潤性層状無機化合物(C)を膨潤さ
せた後、EVOH(A)を混合して得られる樹脂組成物
(I)に、アルカリ土類金属脂肪酸塩(B)を含有する
EVOH(D)を混合する製造方法が好ましく、ママコ
が発生することなく、均一に分散することができ、本発
明の効果を顕著に発揮するものである。特に好ましく
は、予め、水/アルコール=90/10〜51/49
(重量比)の混合溶剤に溶解させたEVOH(A)溶液
を混合することが好ましい。
【0019】以下、本発明の樹脂組成物の好ましい製造
方法について詳述する。先ず、水膨潤性層状無機化合物
(C)を水/アルコールの混合溶剤に分散させる。水/
アルコールの混合溶剤は水/アルコール=0/100〜
50/50(重量比)、好ましくは20/80〜40/
60(重量比)のものを用いる。該水/アルコールの混
合割合が上記範囲以外では分散性が不良となり本発明の
効果を発揮しない。又、アルコールについてはイソプロ
ピルアルコール、n−プロピルアルコール、メタノー
ル、エタノール等が用いられる。
【0020】次に、更に水を添加して、水/アルコール
=90/10〜51/49(重量比)、好ましくは80
/20〜60/40(重量比)に調整して、水膨潤性層
状無機化合物(C)を膨潤させた後、上記EVOH
(A)を混合する。このときの水/アルコールの割合が
90/10〜51/49(重量比)の範囲以外ではEV
OH(A)の溶解性が不充分となる。
【0021】又、本発明では、EVOH(A)を混合す
るときは、ペレット状や粉末状にて添加したり、予めE
VOH(A)を水/アルコールの混合溶剤に溶解させて
おきEVOH(A)溶液として添加したりする等の方法
がある。中でも、相溶性の点でEVOH(A)溶液とし
て添加することが好ましく、更にはかかるEVOH
(A)溶液にするための水/アルコール混合溶剤の組成
を上記の水/アルコール=90/10〜51/49(重
量比)の範囲で同じ組成比にした混合溶剤を用い溶解し
ておくことが好ましい。EVOH(A)溶液として添加
する場合は、5〜30重量%、好ましくは10〜20重
量%の濃度に調整することが望まれる。
【0022】尚、水を更に添加して水/アルコール=9
0/10〜51/49(重量比)に調整した後は、通常
20〜60℃で0.5〜4時間程度撹拌を行うことで、
水膨潤性層状無機化合物(C)を膨潤させることができ
る。
【0023】かくして得られる樹脂溶液は5〜25℃程
度の冷水中に放出されたり、該樹脂溶液の入った容器を
氷水で冷却されたりして、樹脂組成物として析出され、
乾燥されて樹脂組成物(I)となる。かかる乾燥につい
ては特に限定されず、風乾、熱風乾燥、赤外線乾燥、真
空乾燥等により行われる。更に、得られた樹脂組成物
(I)に、アルカリ土類金属脂肪酸塩(B)を含有する
EVOH(D)を混合して、本発明の樹脂組成物が得ら
れる。混合に際しては、EVOH(D)をドライブレン
ドしたり、溶液状にしてブレンドしたり、溶融状態でブ
レンドしたり等、適宜選択される。
【0024】又、本発明の樹脂組成物には、本発明の目
的が阻害されない範囲内で、他の熱可塑性樹脂(ポリオ
レフィン、ポリアミド、ポリエステル、ポリスチレン、
EVOH等)、可塑剤、熱安定化剤、紫外線吸収剤、酸
化防止剤、着色剤、充填剤、乾燥剤、帯電防止剤等を配
合することも可能である。又、ゲル化防止剤として、ハ
イドロタルサイト系化合物、ヒンダードフェノール系、
ヒンダードアミン系熱安定剤、高級脂肪族カルボン酸の
金属塩を添加することもできる。
【0025】かくして本発明の樹脂組成物は成形物の用
途に多用され、溶融成形等により、ペレット、フィル
ム、シート、容器、繊維、棒、管、各種成形品等に成形
され、又、これらの粉砕品(回収品を再使用する時な
ど)やペレットを用いて再び溶融成形に供することもで
きる。溶融成形としては、押出成形法(T−ダイ押出、
インフレーション押出、ブロー成形、溶融紡糸、異型押
出等)、射出成形法が主として採用される。溶融成形温
度は150〜250℃の範囲から選ぶことが多い。
【0026】本発明の樹脂組成物は、上述の如き成形物
に用いることができるが、特に該樹脂組成物からなる層
の少なくとも片面に熱可塑性樹脂層を積層してなる積層
体として用いることが好ましく、実用に適した積層体が
得られる。
【0027】該積層体を製造するに当たっては、本発明
の樹脂組成物の層の片面又は両面に他の基材を積層する
のであるが、積層方法としては、例えば、以下の方法が
挙げられる。但しこれらに限定されるものではない。
【0028】溶液コーティング法 該樹脂組成物の水−アルコール(或いは溶剤)含有溶液
をマイヤーバー、グラビア及びリバースロール方式等の
ローラーコーティング法、スプレーコーティング法、デ
ィップコーティング法等の公知の方法で熱可塑性樹脂フ
ィルムにコーティングして積層体を作製する。その後、
公知の方法で乾燥が行われる。一例を挙げると乾燥温度
が40〜180℃、好ましくは60〜140℃程度で5
秒〜5分程度加熱すればよい。かかる乾燥において塗膜
中の揮発分(水、アルコール或いは溶剤)が除去される
のであるが、通常揮発分が2重量%以下となるまで行え
ばよい。本発明の樹脂組成物層と熱可塑性樹脂フィルム
の接着強度を向上させるために通常のアンカーコート剤
(ポリウレタン系、ポリエステル系等)を予めフィルム
上にコートしてもよい。
【0029】押出コーティング法 本発明の樹脂組成物のフィルム、シートに熱可塑性樹脂
を溶融押出して積層体を作製する。又、逆に熱可塑性樹
脂等の基材に本発明の樹脂組成物を溶融押出して積層体
を作製する。
【0030】押出成形法 本発明の樹脂組成物を単独で押出して、又は他の熱可塑
性物樹脂と共押出して積層体を作製する。共押出の場合
の相手側樹脂としては、直鎖状低密度ポリエチレン、低
密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエ
チレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ
ー、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−アクリ
ル酸エステル共重合体、ポリプロピレン、プロピレン−
α−オレフィン(炭素数4〜20のα−オレフィン)共
重合体、ポリブテン、ポリペンテン等のオレフィンの単
独又は共重合体、或いはこれらのオレフィンの単独又は
共重合体を不飽和カルボン酸又はそのエステルでグラフ
ト変性したもの等の広義のポリオレフィン系樹脂、ポリ
エステル、ポリアミド、共重合ポリアミド、ポリ塩化ビ
ニル、ポリ塩化ビニリデン、アクリル系樹脂、ポリスチ
レン系樹脂、ビニルエステル系樹脂、ポリエステルエラ
ストマー、ポリウレタンエラストマー、塩素化ポリエチ
レン、塩素化ポリプロピレン、EVOH等が挙げられ
る。上記の中でも、共押出製膜の容易さ、フィルム物性
(特に強度)の実用性の点から、ポリプロピレン、ポリ
アミド、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル系共重合
体、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート等が好
ましく用いられる。又、共押出の場合、本発明の樹脂組
成物に熱可塑性樹脂、熱可塑性樹脂に本発明の樹脂組成
物をブレンドしたり、本発明の樹脂組成物や熱可塑性樹
脂の少なくとも一方に両層面の密着性を向上させる樹脂
を配合することもある。
【0031】上記の他の積層方法として、本発明の樹脂
組成物のフィルム、シートと他の基材のフィルム、シー
トとを有機チタン化合物、イソシアネート化合物、ポリ
エステル系化合物、ポリウレタン化合物等の公知の接着
剤を用いてラミネートして積層体を作製することもでき
る。上記の中でも押出成形法が安定生産が可能である
点で有利である。
【0032】更に、本発明の樹脂組成物から一旦フィル
ム、シート等の成形物を得、これに他の基材を押出コー
トしたり、他の基材のフィルム、シート等を接着剤を用
いてラミネートする場合、前記の熱可塑性樹脂以外に任
意の基材(紙、金属箔、一軸延伸又は二軸延伸プラスチ
ックフイルム又はシート、織布、不織布、金属綿条、木
質面等)が使用可能である。
【0033】積層体の層構成としては、本発明の樹脂組
成物の層をa(a1,a2,・・・)、他の基材、例えば
熱可塑性樹脂層をb(b1,b2,・・・)とするとき、
フィルム、シート、ボトル状であれば、a/bの二層構
造のみならず、b/a/b、a/b/a、a1/a2/
b、a/b1/b2、b2/b1/a/b1/b2等、任意の
組合せが可能であり、フィラメント状ではa、bがバイ
メタル型、芯(a)−鞘(b)型、芯(b)−鞘(a)
型、或いは偏心芯鞘型、等の任意の組み合わせが可能で
ある。
【0034】上記樹脂組成物あるいは積層体は、そのま
ま各種形状のものに使用されるが、更には物性改善のた
めに延伸処理を施すことが好ましく、かかる延伸につい
ては、一軸延伸、二軸延伸のいずれであってもよく、で
きるだけ高倍率の延伸を行ったほうが物性的に良好であ
る。
【0035】延伸方法としては、ロール延伸法、テンタ
ー延伸法、チューブラー延伸法、延伸ブロー法等の他、
深絞成形、真空成形等の延伸倍率の高いものも採用でき
る。二軸延伸の場合は同時二軸延伸方式、逐次二軸延伸
方式のいずれの方式も採用できる。延伸温度は80〜1
70℃、好ましくは100〜160℃程度の範囲から選
ばれる。
【0036】かくして延伸が終了した後、次いで熱固定
を行う。熱固定は周知の手段で実施可能であり、上記延
伸フィルムを緊張状態を保ちながら80〜170℃、好
ましくは100〜160℃で2〜600秒間程度熱処理
を行う。又、得られた延伸フィルムは必要に応じて、冷
却処理、圧延処理、印刷処理、ドライラミネート処理、
溶液又は溶融コート処理、製袋加工、深絞り加工、箱加
工、チューブ加工、スプリット加工等を行うことができ
る。
【0037】かくして得られる積層体等の成形品の形状
は任意のものであってよく、フィルム、シート、ボト
ル、パイプ、フィラメント、異型断面押出物等が例示さ
れる。上記の如く得られるフィルム、シート或いは容器
等は、一般食品、レトルト食品、医薬品、工業薬品、農
薬等各種の包装材料として有用である。
【0038】本発明の樹脂組成物は、EVOH(A)、
特定量のアルカリ土類金属脂肪酸塩(B)及び水膨潤性
層状無機化合物(C)からなるため、加工性及びロング
ラン成形時のフィルムのガスバリヤー性に優れた効果を
発揮するのである。
【0039】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に説
明する。尚、実施例中「部」、「%」とあるのは、特に
断わりのない限り、重量基準を意味する。
【0040】実施例1 5lの容器に、イソプロピルアルコール120部を入れ
て、次いで水膨潤性層状無機化合物(C)として天然モ
ンモリロナイト[膨潤力は水/イソプロピルアルコール
=70/30(重量比)の混合溶剤に対して67ml/
2g]2部を添加し撹拌して分散液(イ)を得た。
【0041】更に、そこへ水280部を徐々に加え、4
0℃で2時間撹拌して(C)を膨潤させた後、EVOH
(A1)(エチレン含有量30モル%、ケン化度99.
6モル%、メルトインデックス(MI)8g/10分
(210℃、荷重2160g))のペレット100部を
添加し、90℃で2時間撹拌して完全溶解させた。次
に、得られた溶液を700部の冷水(5℃)に流し込み
樹脂組成物を析出させ、真空乾燥を行った。
【0042】乾燥して得られた樹脂組成物100部に対
して、酢酸カルシウムを含有するEVOH(D1)(エ
チレン含有量35モル%、ケン化度99.8モル%、メ
ルトインデックス(MI)3g/10分(210℃、荷
重2160g)、EVOHに対して酢酸カルシウムの含
有量はカルシウム換算で200ppm)を100部混合
して本発明の樹脂組成物を得た。(アルカリ土類金属塩
の含有量は、アルカリ土類金属換算で、樹脂組成物全体
に対して計310ppmであった。)
【0043】尚、アルカリ土類金属の定量法は以下の通
りであった。 (アルカリ土類金属)乾燥した試料約80gを精秤し、
そのうちの約10gを恒量化した白金蒸発皿に入れ、電
熱器で炭化した。次にガスバーナーで加熱し、煙が出な
くなるまで焼いた。約400℃の電気炉内に前記の白金
蒸発皿を入れ、磁性ルツボ蓋で大半を覆い、700℃ま
で徐々に昇温した。700℃に3時間保持して完全灰化
させた。白金ルツボに特級塩酸2ml及び純水3mlを
入れ、電熱器で加熱して溶解した。上記溶液を50ml
メスフラスコに純水で流し込み、更に標線まで純水を追
加して原子吸光分析用の試料とした。
【0044】別途、調製した標準液(アルカリ土類金属
1ppm、塩酸0.5N)を対照液として原子吸光度の
測定を行い、吸光度の比率からアルカリ土類金属の量を
定量した。測定条件は次の通りである。 装 置:日立180−30形 原子吸光/炎光分
光光度計 波 長:422.7nm(カルシウム) 285.2
nm(マグネシウム) フレーム:アセチレン−空気
【0045】得られた樹脂組成物を単軸押出機に供給し
T−ダイキャスト法にて押出機設定温度210℃の条件
下で製膜を行い、厚み30μmのフィルムを得た。該フ
ィルムについて下記の如く評価した。
【0046】(加工性)フィルム成形加工において、フ
ィルム上のスジの発生状況を観察し、下記の基準で評価
した。 ○・・・加工3時間経過してもスジが発生しなかった。 ×・・・加工3時間以内にスジが発生した。
【0047】(酸素透過度)フィルム成形開始直後に得
られるフィルムと開始5時間後に得られるフィルムにお
いて、MOCON社のOXTRANを用いて、20℃
で、100%RHの条件下で測定を行い、開始5時間後
に得られるフィルムの酸素透過度(S2)と開始直後に
得られるフィルムの酸素透過度(S1)の比(S2/S
1)により評価した。 ○・・・S2/S1が1.5未満 ×・・・S2/S1が1.5以上
【0048】実施例2 5lの容器に、イソプロピルアルコール150部、水1
50部を入れて、次いで水膨潤性層状無機化合物(C)
として天然モンモリロナイト[膨潤力は水/イソプロピ
ルアルコール=70/30(重量比)の混合溶剤に対し
て67ml/2g]5部を添加し撹拌して分散液(ロ)
を得た。更に、そこへ水100部を徐々に加え、40℃
で2時間撹拌して(C)を膨潤させた後、EVOH(A
2)(エチレン含有量30モル%、ケン化度99.6モ
ル%、メルトインデックス(MI)3g/10分(21
0℃、荷重2160g))の水−アルコール混合溶液
(濃度20%、水/アルコール=50/50(重量
比))500部を添加し、90℃で2時間撹拌して完全
溶解させた。次に、得られた溶液を700部の冷水(5
℃)に流し込み樹脂組成物を析出させ、真空乾燥を行っ
た。
【0049】乾燥して得られた樹脂組成物100部に対
して、酢酸マグネシウムを含有するEVOH(D2)
(エチレン含有量35モル%、ケン化度99.8モル
%、メルトインデックス(MI)3g/10分(210
℃、荷重2160g)、EVOHに対して酢酸マグネシ
ウムの含有量はマグネシウム換算で50ppm)を30
0部混合して本発明の樹脂組成物を得た。(アルカリ土
類金属塩の含有量は、アルカリ土類金属換算で、樹脂組
成物全体に対して345ppmであった)得られた樹脂
組成物について実施例1と同様の評価を行った。
【0050】実施例3 実施例1において、水膨潤性層状無機化合物(C)とし
てNa型フッ素四珪素雲母[膨潤力は水/イソプロピル
アルコール=70/30(重量比)の混合溶剤に対して
96ml/2g]2部を用いた以外は同様に行い、実施
例1と同様に評価を行った。
【0051】比較例1 実施例1において、酢酸カルシウムを含有するEVOH
(D1)を混合せず、EVOH(A1)及び水膨潤性層
状無機化合物(C)を水/イソプロピルアルコール=2
80部/120部の混合溶剤中で混合した以外は同様に
行い、実施例1と同様に評価を行った。
【0052】比較例2 実施例1において、酢酸カルシウムを含有するEVOH
(エチレン含有量35モル%、ケン化度99.8モル
%、メルトインデックス(MI)3g/10分(210
℃、荷重2160g)、EVOHに対して酢酸カルシウ
ムの含有量はカルシウム換算で1300ppm)を30
0部混合した以外は同様に行い、実施例1と同様に評価
を行った。(アルカリ土類金属塩の含有量は、アルカリ
土類金属換算で、樹脂組成物全体に対して1100pp
mであった)
【0053】比較例3 実施例1において、天然モンモリロナイトを添加せず、
EVOH(A1)及び酢酸カルシウムからなる樹脂組成
物(アルカリ土類金属塩の含有量は、アルカリ土類金属
換算で、樹脂組成物全体に対して160ppm)を用い
て製膜した以外は同様に行い、実施例1と同様に評価を
行った。実施例及び比較例の結果を表1に示す。
【0054】
【表1】 酸素透過度 (cc/m2・day・atm) 開始直後 開始5時間後 比 評価 加工性 (S1) (S2) (S2/S1) 実施例1 ○ 9 9 1 ○ 〃 2 ○ 9 9 1 ○ 〃 3 ○ 9 9 1 ○ 比較例1 × 17 31 1.8 × 〃 2 × 23 60 2.6 × 〃 3 ○ 19 30 1.6 ×
【0055】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は、EVOH
(A)、特定量のアルカリ土類金属脂肪酸塩(B)及び
水膨潤性層状無機化合物(C)からなるため、フィル
ム、シート等の加工性に優れ、更にロングラン成形時の
フィルムのガスバリヤー性に優れた効果を示すものであ
る。これら樹脂組成物はフィルム、シート或いは容器等
に供せられ、一般食品、レトルト食品、医薬品、工業薬
品、農薬等各種の包装材料として有用である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化
    物(A)、アルカリ土類金属脂肪酸塩(B)及び水膨潤
    性層状無機化合物(C)を含有してなり、かつ、アルカ
    リ土類金属脂肪酸塩(B)の含有量が樹脂組成物全体に
    対してアルカリ土類金属換算で10〜1000ppmで
    あることを特徴とする樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 エチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化
    物(A)のエチレン含有量が10〜60モル%、ケン化
    度が80モル%以上であることを特徴とする請求項1記
    載の樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 水膨潤性層状無機化合物(C)が、20
    ℃において水/アルコール=70/30(重量比)の混
    合溶剤に対して、30ml/2g以上の膨潤力(測定規
    格:日本ベントナイト工業会 標準試験方法容積法)を
    有することを特徴とする請求項1又2記載の樹脂組成
    物。
  4. 【請求項4】 水膨潤性層状無機化合物(C)が、スメ
    クタイト又は水膨潤性フッ素雲母系鉱物であることを特
    徴とする請求項1〜3いずれか記載の樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 水膨潤性層状無機化合物(C)の含有量
    がエチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化物(A)10
    0重量部に対して30重量部以下であることを特徴とす
    る請求項1〜4いずれか記載の樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 エチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化
    物(A)、アルカリ土類金属脂肪酸塩(B)及び水膨潤
    性層状無機化合物(C)を含有してなる樹脂組成物を製
    造するに当たり、水膨潤性層状無機化合物(C)を、水
    /アルコール=0/100〜50/50(重量比)の混
    合溶剤に分散させた後、更に水を添加して、水/アルコ
    ール=90/10〜51/49(重量比)に調整して、
    水膨潤性層状無機化合物(C)を膨潤させた後、エチレ
    ン−酢酸ビニル系共重合体ケン化物(A)を混合して得
    られる樹脂組成物(I)に、アルカリ土類金属脂肪酸塩
    (B)を含有するエチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン
    化物(D)を混合することを特徴とする樹脂組成物の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 予め、水/アルコール=90/10〜5
    1/49(重量比)の混合溶剤に溶解させたエチレン−
    酢酸ビニル系共重合体ケン化物(A)溶液を混合するこ
    とを特徴とする請求項6記載の樹脂組成物の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7いずれか記載の樹脂組成物
    を少なくとも1層とする積層体。
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