JP2000025942A - ワーク位置決めコンベヤ装置 - Google Patents

ワーク位置決めコンベヤ装置

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JP2000025942A
JP2000025942A JP10201346A JP20134698A JP2000025942A JP 2000025942 A JP2000025942 A JP 2000025942A JP 10201346 A JP10201346 A JP 10201346A JP 20134698 A JP20134698 A JP 20134698A JP 2000025942 A JP2000025942 A JP 2000025942A
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work
conveyor
downstream
upstream
belt
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Yasuo Kagami
康雄 各務
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上流側コンベヤから下流側コンベヤにワーク
が乗り移る際にワークの回転が生じにくく、安定して搬
送、位置決めすることができるとともに、多種類の幅を
有するワークに対応できるワーク位置決めコンベヤ装置
を得る。 【解決手段】 上流側コンベヤと下流側コンベヤを直列
に配置したワーク位置決めコンベヤ装置において、下流
側コンベヤは、幅狭の下流側搬送ベルトをワークの重心
を支持する位置に配置して構成するととともに、下流側
コンベヤの両側には、ワークの荷重を支持するローラコ
ンベヤと、ワークを搬送方向に案内するワークガイドと
を設け、さらに、下流側コンベヤとローラコンベヤおよ
びワークガイドを搬送方向と直角方向に平行移動可能に
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動化ライン等
においてワークの搬送に用いられるコンベヤ装置、特
に、産業用ロボット等を用いてワークのパレタイズ等を
行う前に各ワークの位置決めを行うワーク位置決めコン
ベヤ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、例えば、特公昭58−2085
2号公報に示されたワーク位置決めコンベヤ装置の主要
部を模式的に示す平面図である。図において、101は
上流側コンベヤであり、ベルト駆動用ローラ102と、
ベルト駆動用ローラ102の周囲に巻き付けられた上流
側搬送ベルト103から構成され、ベルト駆動用ローラ
102が駆動装置(図示せず)によって回転されると、
上流側搬送ベルト103が矢印方向に移動し、上流側搬
送ベルト103上に乗せられたワーク104(加工対象
物や製品等)が矢印方向に搬送されるよう構成されてい
る。同様に、105は上流側コンベヤ101に対して搬
送方向に直列に配置された下流側コンベヤであり、ベル
ト駆動用ローラ106と、ベルト駆動用ローラ106の
周囲に巻き付けられた下流側搬送ベルト107とから構
成され、ベルト駆動用ローラ106が回転すると、下流
側搬送ベルト107が矢印方向に移動し、下流側搬送ベ
ルト107上のワークが矢印方向に搬送される。
【0003】また、上流側搬送ベルト103と下流側搬
送ベルト107の間には、ワーク104を上流側搬送ベ
ルト103上に一旦停止させる背切りストッパ108を
設置するとともに、上流側コンベヤ101の下流端には
エアシリンダ109a、109bによって駆動されるプ
ッシャ110a、110bが設置され、背切りストッパ
108によって上流側搬送ベルト103上に停止してい
るワーク104をプッシャ110a、110bが両側か
ら押さえることにより、ワーク104の位置を、上流側
搬送ベルト103の幅方向(搬送方向と直角方向)に、
ほぼ中央に揃えるよう構成されている。
【0004】さらに、下流側搬送ベルト107の両側に
はワークガイド111a、111bを設けて、ワーク1
04を搬送方向に案内することにより、位置決めされた
ワーク104が外乱等により下流側搬送ベルト107か
ら落下することを防止するとともに、下流側コンベヤ1
05の下流端にはワーク104を停止させるストッパ1
12が設置され、終端でのワーク104の位置決めがな
されるよう構成されている。
【0005】以下、この従来例の動作について説明す
る。図6において、ワーク104が上流側搬送ベルト1
03によって矢印方向に搬送されてくると、ワーク10
4は背切りストッパ108によって上流側搬送ベルト1
03上に一旦停止される。ワーク104が停止している
間に、ワーク104はプッシャ110a、110bによ
って上流側搬送ベルト103のほぼ中央に位置決めさ
れ、その後、背切りストッパ108が上昇すると、ワー
ク104は位置決めされた状態で上流側搬送ベルト10
3によって押し出され、下流側搬送ベルト107上に乗
り移る。
【0006】ここで、下流側搬送ベルト107は上流側
搬送ベルト103より高速に移動するよう構成されてい
るため、下流側搬送ベルト107上に乗り移ったワーク
104は上流側搬送ベルト103上にある次のワークよ
り高速に搬送され、これらのワーク間には搬送ベルトの
速度差に応じた間隔が生じる。こうして、ワーク104
が下流側搬送ベルト107上に完全に乗り移ると背切り
ストッパ108がこのワーク間の間隔内に再度下降し、
次のワークを上流側搬送ベルト103上に一旦停止させ
る。
【0007】一方、下流側搬送ベルト107上に乗り移
ったワーク104は、下流側搬送ベルト107上に適当
な間隔をおいて1個づつ送出されることになり、下流側
搬送ベルト107によって搬送されてきたワークは、最
後に終端のストッパ112に当たって停止し、次のワー
クが到達する前に、ロボット等によりパレタイズされ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
6に示された従来例では、幅広の下流側搬送ベルト10
7を用いてワーク104の底面全体を支持し、ワーク1
04を搬送方向に駆動するよう構成していたため、例え
ば、図7に示すようにワーク104の底面が変形し凸部
がある場合には、ワーク104が上流側搬送ベルト10
3から下流側搬送ベルト107へ乗り移る際に、図8に
示すように、ワーク104と下流側搬送ベルト107の
接触点がワーク104の重心(G)の片側に偏って、上
流側搬送ベルト103と下流側搬送ベルト107の速度
差によってワーク104に重心を外れた力(F)が作用
し、この結果、ワーク104が重心を中心に回転して、
位置決めができなくなるという問題点があった。
【0009】また、ワークガイド111a、111b間
の幅をワーク104の幅に応じて変えられないため、幅
の狭いワークの場合には、ワーク104がワークガイド
111a、111bによって案内されず、下流側コンベ
ヤ105上を搬送中に外乱等によってワーク104の位
置が大きくずれたり、また、上述の上流側搬送ベルト1
03から下流側搬送ベルト107へ乗り移る際のワーク
104の回転角度も大きくなって、終端での位置決めが
できなくなるという欠点があった。
【0010】特に、近年のパレタイズに用いられるワー
ク位置決めコンベヤ装置では、パレタイズロボットの処
理能力に応じた高い搬送能力が要求されることから、ワ
ーク104が背切りストッパ108を通過してから位置
決めをするまでの時間を短縮するために下流側搬送ベル
ト107の高速化が著しく、上流側搬送ベルト103と
下流側搬送ベルト107の速度差の増大に伴うワーク1
04の回転防止と搬送中の位置ずれの防止が重要な課題
になってきている。
【0011】これに対して、別の従来例では、図9に示
すように、ワーク押え113を用いてワーク104を上
から押さえることで、ワーク104の底面と下流側搬送
ベルト107の接触性を改善し、重心周りのモーメント
力の発生を抑制するとともに、摩擦力を大きくすること
でワーク104が回転しないよう構成した例もあるが、
このような従来例では、ワーク104の高さに応じてワ
ーク押え113の高さを調整する必要があり、また時に
は、ワーク押え113がワーク104を押しつぶしてし
まうといった問題点があった。
【0012】さらに、図10のように、下流側コンベヤ
105をワーク104の重心の両側に2つに分割して配
置し、ワーク104の荷重を比較的幅の狭い2つの下流
側コンベヤ105a、105bで支えることにより、ワ
ーク104の重心周りのモーメント力の発生を防止し、
ワーク104の回転を抑制する例もあったが、この従来
例においては、ワーク104の搬送を適正に行うため
に、2つの下流側コンベヤ105a、105bの速度
を、例えば、スプライン等を用いて正確に一致させる必
要があり、下流側コンベヤ105a、105bの構成や
速度の制御機構が複雑になり、コストも上昇するといっ
た問題点があった。
【0013】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、第1の目的は、上流側搬送ベル
トから下流側搬送ベルトにワークが乗り移る際にワーク
の回転が生じにくく、また、搬送中も安定して搬送、位
置決めすることができるワーク位置決めコンベヤ装置を
提供することを目的とする。
【0014】また、この発明の第2の目的は、多種類の
幅を有するワークに柔軟に対応できるワーク位置決めコ
ンベヤ装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に関わるワーク
位置決めコンベヤ装置は、上記の目的を達成するため
に、第1の手段として、上流側コンベヤと下流側コンベ
ヤを搬送方向に直列に配置し、上流側コンベヤの下流端
で上流側搬送ベルト上のワークが下流側搬送ベルト上に
乗り移るよう構成されたコンベヤ装置において、上流側
搬送ベルトより幅の狭い下流側搬送ベルトをワークの重
心を支持する位置に配置するとともに、下流側コンベヤ
の両側には、ワークの荷重を支持するローラコンベヤ
と、ワークを搬送方向に案内するワークガイドとを設
け、さらに、ローラコンベヤとワークガイドがワークを
搬送する駆動力を有しないよう構成したものである。
【0016】また、第2の手段は、上流側コンベヤと下
流側コンベヤを搬送方向に直列に配置し、上流側コンベ
ヤの下流端で上流側搬送ベルト上のワークが下流側搬送
ベルト上に乗り移るよう構成されたコンベヤ装置におい
て、下流側コンベヤの両側に、ワークの荷重を支持する
ローラコンベヤと、ワークを搬送方向に案内するワーク
ガイドとを設けるとともに、上流側搬送ベルトより幅の
狭い下流側搬送ベルトをワークガイド間のほぼ中央に配
置し、ローラコンベヤとワークガイドがワークを搬送す
る駆動力を有しないよう構成したものである。
【0017】また、第3の手段は、上記の第1の手段に
おいて、下流側搬送ベルトを搬送方向と直角方向に平行
移動可能に構成したものである。
【0018】さらに、第4の手段は、上記の第1の手段
ないし第3の手段のいずれかにおいて、ローラコンベヤ
とワークガイドを搬送方向と直角方向に平行移動可能に
構成したものである。
【0019】また、第5の手段は、上記の第4の手段に
おいて、下流側コンベヤの両側に、搬送方向と直角方向
に平行移動可能な移動フレームを配置し、移動フレーム
のそれぞれにローラコンベヤとワークガイドを取り付
け、移動フレームの移動に伴ってローラコンベヤとワー
クガイドとが一体となって移動するよう構成したもので
ある。
【0020】さらに、第6の手段としては、上記の第1
の手段ないし第5の手段のいずれかにおいて、ローラコ
ンベヤの下流端にワークの停止位置を設定するストッパ
を設けたものである。
【0021】また、第7の手段としては、上記の第1の
手段ないし第6の手段のいずれかにおいて、ワークガイ
ドの上流側の端部を上流側にハの字状に拡げて形成した
ものである。
【0022】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1であるワーク位置決めコンベヤ装置の構成
を示した平面図である。図1において、1は上流側コン
ベヤであり、ベルト駆動用ローラ2と、ベルト駆動用ロ
ーラ2の周囲に巻き付けられた上流側搬送ベルト3(幅
=800mm〜1000mm)から構成され、ベルト駆
動用ローラ2が駆動装置(図示せず)によって回転され
ると、上流側搬送ベルト3が矢印方向に移動し、上流側
搬送ベルト3上に乗せられたワーク4(幅=350mm
〜1500mm)が矢印方向に搬送されるよう構成され
ている。また、上流側コンベヤ1に対して搬送方向に直
列に配置された下流側コンベヤ5は、ベルト駆動用ロー
ラ6と、ベルト駆動用ローラ6の周囲に巻き付けられた
下流側搬送ベルト7(幅=75mm)とから構成され、
ベルト駆動用ローラ6が回転すると、下流側搬送ベルト
7が矢印方向に上流側搬送ベルト3より速い速度で移動
し、下流側搬送ベルト7上のワークを矢印方向に駆動す
る。
【0023】また、この実施の形態1では、下流側搬送
ベルト7の幅を上流側搬送ベルト3の幅に比べて狭くす
るとともに、下流側搬送ベルト7をワーク4の重心
(G)(この実施の形態では、ワーク4のほぼ中央)を
支持する位置に1本だけ配置している。また、下流側コ
ンベヤ5の両側には、複数のローラを搬送方向に配列し
たローラコンベヤ14a、14bを設けてワーク4の荷
重を支持するとともに、搬送方向の摩擦力を減少させて
ワーク4が下流側搬送ベルト7によって搬送方向に駆動
されやすく構成している。さらに、ローラコンベヤ14
a、14bの外側には、平板状のワークガイド11a、
11bを設けてワーク4を搬送方向に案内するととも
に、下流側コンベヤ5の下流端にはワーク4を停止させ
るストッパ12を設置し、ワークの停止位置を設定して
いる。
【0024】また、上流側搬送ベルト3と下流側搬送ベ
ルト7の間には、従来例と同様に、ワーク4を上流側搬
送ベルト3上に一旦停止させる背切りストッパ8が、さ
らに、上流側コンベヤ1の下流端にはエアシリンダ9
a、9bによって駆動されるプッシャ10a、10bが
設置され、背切りストッパ8によって上流側搬送ベルト
3上に停止しているワーク4をプッシャ10a、10b
が両側から押さえることにより、ワーク4の位置を上流
側搬送ベルト3の幅方向のほぼ中央に揃えるよう構成さ
れている。
【0025】なお、上述の説明からも明らかなように、
この実施の形態では、ローラコンベヤ14a、14bと
ワークガイド11a、11bがワーク4を駆動する力を
有していないため、下流側搬送ベルト7上に乗り移った
後においては、ワーク4は中央部に設置された下流側搬
送ベルト7のみによって搬送方向に駆動される。
【0026】以下、この実施の形態の動作について説明
する。図1において、ワーク4が上流側搬送ベルト3に
よって矢印方向に搬送されてくると、ワーク4は背切り
ストッパ8によって一旦停止される。ワーク4が停止し
ている間に、ワーク4はプッシャ10a、10bによっ
て、上流側搬送ベルト3上で幅方向(搬送方向と直角方
向)にほぼ中央に揃えられ、その後、背切りストッパ8
が上昇することにより、ワーク4が上流側搬送ベルト3
によって押し出され、下流側搬送ベルト7およびローラ
コンベヤ14a、14b上に乗り移る。
【0027】こうして、下流側搬送ベルト7上に乗り移
ったワーク4は、ローラコンベヤ14a、14bとワー
クガイド11a、11bによって、支持、案内されなが
ら下流側搬送ベルト7によって搬送方向に送られ、終端
のストッパ12に当たって停止する。なお、上流側搬送
ベルト3と下流側搬送ベルト7の速度差と、背切りスト
ッパ8の動作によって、下流側コンベヤ7上にワークが
適当な間隔をおいて1個ずつ送出される仕組みは従来例
と全く同様である。
【0028】以上のように、この実施の形態1において
は、上流側搬送ベルト3の幅に比べて幅の狭い下流側搬
送ベルト7がワーク4の重心近傍を支持、搬送方向に駆
動するとともに、ワーク4の両側を摩擦力の小さいロー
ラコンベヤ14a、14bやワークガイド11a、11
bによって支持、案内するよう構成したため、ワーク4
の底面に凸部等がある場合でも、ワーク4の重心付近に
のみ駆動力が作用することになり、ワーク4を回転させ
るモーメント力が発生せず、上流側搬送ベルト3から下
流側搬送ベルト7に乗り移る際に、ワーク4が回転する
ことなく、安定して搬送できる効果がある。
【0029】なお、下流側搬送ベルト7の幅について
は、ワーク4の幅や重心位置の変動量等に対応して適切
な幅を選定する必要があり、この実施の形態では、上記
したように、 上流側搬送ベルト3の幅=800mm〜1000mm ワーク4の幅 =350mm〜1500mm に対して、 下流側搬送ベルト7の幅=75mm に設定しているが、一般的なワーク位置決めコンベヤ装
置の使用条件では、50mm程度〜200mm程度が実
用的である。
【0030】また、図2には、図1に示した実施の形態
1を、図1中にA−Aで示した方向からみた側面図を示
す。図2において、15a、15bは移動フレームであ
り、キャスター16a、16bによって搬送方向と直角
方向(図中の矢印方向)に平行移動可能に設置されてお
り、それぞれ、移動フレーム15aには、ローラコンベ
ヤ14aとワークガイド11aが、また、移動フレーム
15bには、ローラコンベヤ14bとワークガイド11
bが取り付けられ、移動フレーム15a、15bの移動
に伴って一体で動くよう構成されている。
【0031】また、移動フレーム15a、15bは、カ
ップリング17によって中央で結合された互いにねじ切
り方向が逆の台形ネジ18a、18bを介して移動フレ
ーム駆動装置19に連結されており、移動フレーム駆動
装置19によって台形ネジ18a、18bが回転すると
移動フレーム15a、15bがそれぞれ逆方向(対向方
向)に左右対称に移動し、ワーク4の幅に応じて移動フ
レーム15a、15b、即ち、ワークガイド11a、1
1b間の間隔を変えることができる。
【0032】さらに、下流側コンベヤ5は、コンベヤ用
キャスター20によって搬送方向と直角方向に平行移動
可能なコンベヤ移動台21上に設置されており、移動フ
レーム15a、15bと同様に、コンベヤ用ネジ(図示
せず)とコンベヤ移動台駆動装置(図示せず)によって
移動可能に構成されている。
【0033】以上のように、図2によれば、下流側搬送
ベルト7の幅を狭くし、ワーク4の幅に応じてワークガ
イド11a、11b間の間隔を変えることができるよう
構成したため、幅の狭いワークに対してもワークガイド
11a、11bがワーク4の側面をガイドでき、搬送中
のワークの位置ずれやワーク4の回転の少ない、しか
も、多種類のワーク幅に対応可能なワーク位置決めコン
ベヤ装置が得られる効果がある。なお、この実施の形態
では、ローラコンベヤ14a、14bおよびワークガイ
ド11a、11bが移動フレーム15a、15bに取り
付けられて一体となって移動する例を示したが、各々
が、それぞれ別々に移動するよう構成しても上記と同様
の効果を奏する。
【0034】なお、この実施の形態では、ローラコンベ
ヤ14a、14bとワークガイド11a、11bが、移
動フレーム15a、15bに取り付けられ、一体となっ
て移動するため、駆動機構が簡素化され、製作コストが
削減される効果もある。
【0035】また、移動フレーム15a、15bが移動
フレーム駆動装置19と台形ネジ18a、18bによっ
てそれぞれ逆方向に対称に平行移動するため、例えば、
ワークガイド11a、11b間の中心線とプッシャ10
a、10bの位置決め時の中心位置を予め合わせておけ
ば、移動フレーム15a、15bを移動して、ワークガ
イド11a、11b間の幅を変更しても、ワークガイド
11a、11b間の中心線とプッシャ10a、10bの
位置決め時の中心位置が常に自動的に一致させられるた
め、中心線がずれてワーク4がワークガイド11a、1
1bに衝突するといったトラブルを防止できる。
【0036】さらに、この実施の形態では、下流側コン
ベヤ5を搬送方向と直角方向に平行移動可能としたた
め、ワーク4の重心がワーク4の中心にない場合でも、
下流側搬送ベルト7をワーク4の重心に対応した位置に
移動することにより、多種多様な重心位置をもつワーク
に柔軟に対応でき、安定して搬送できる効果がある。ま
た、下流側コンベヤ5全体を移動させるのではなく、例
えば、ベルト駆動用ローラ6の幅を下流側搬送ベルト7
の幅より広く設定し、下流側搬送ベルト7がベルト駆動
用ローラ6の幅の範囲内で搬送方向と直角方向に移動
(設定替え)できるよう構成してもよく、上記と同様の
効果が得られる。
【0037】なお、箱形形状のワークの場合、重心がワ
ーク4の中央付近にあることが多いため、下流側搬送ベ
ルト7をワークガイド11a、11b間の幅方向(搬送
方向と直角方向)の中央に設置し、下流側搬送ベルト7
の幅を広めに設定しておけば、大半のワークに対して下
流側搬送ベルト7がワーク4の重心を支持することがで
き、下流側搬送ベルト7をワーク4の重心位置に応じて
頻繁に移動する必要がなく、より実用的である。
【0038】実施の形態2.図3は、この発明の実施の
形態2の平面図である。図3に示すように、この実施の
形態では、実施の形態1において下流側コンベヤ5の下
流端に配置されていたストッパ12の代りに、左右に分
割されたストッパ12a、12bが、それぞれ、ローラ
コンベヤ14a、14bの下流端に設置されている。
【0039】こうして、この実施の形態によれば、ワー
ク4の左右の両端がそれぞれストッパ12a、12bに
当たって停止するため、1個のストッパ12を中央部に
配置した場合に問題となっていたワーク4が下流端で傾
いて停止するといった欠点が解消されるとともに、ロー
ラコンベヤ14a、14bの移動に伴ってストッパ12
a、12bも移動するため、ワーク4の幅が変化しても
安定的に停止位置の位置決めが可能なワーク位置決めコ
ンベヤ装置が得られる効果がある。
【0040】実施の形態3.また、図4には、別の実施
の形態として、実施の形態1において用いられたプッシ
ャ10a、10bの代りにワークガイド11a、11b
を上流側コンベヤ1上まで延長するとともに、上流側の
端部を上流側にハの字状に拡げて幅方向(搬送方向と直
角方向)の位置決めを行うよう構成した例を示す。この
実施の形態では、ワーク4の移動とともにワーク4がワ
ークガイド11a、11bの傾斜部によって徐々に中央
に案内され、位置決めがなされるよう構成されており、
ワーク4がワークガイド11a、11bと上流側搬送ベ
ルト3との間に挟まる心配のない箱形形状のワークの場
合に特に有用である。
【0041】こうして、この実施の形態によれば、位置
決めのためのプッシャ10a、10b等の複雑な機構が
不要となるため、実施の形態1と比べて製作コストを安
価にできるとともに、背切りストッパ8を用いずにワー
ク4を搬送しながら位置決めができるため、ワーク位置
決めコンベヤ装置の処理能力が増大する効果がある。さ
らに、ワーク4の幅が変化してもプッシャ10a、10
bの設定を変える必要がなく、自動的に中心位置が設定
されるため、ワークガイド11a、11bやローラコン
ベヤ14a、14bを移動可能に構成したこととあいま
って、簡単な構造で多種類のワークに対応できる一層柔
軟なワーク位置決めコンベヤ装置が得られる効果があ
る。
【0042】なお、ワークガイド11a、11bの上流
側の端部の拡がり角度(θ)が大きい場合には、ワーク
4がワークガイド11a、11bに引っかかって回転し
たり、あるいは停止したりするため、上流側搬送ベルト
3の速度等に応じて拡がり角度(θ)を調整する必要が
あり、この実施の形態では、一般的なワーク位置決めコ
ンベヤ装置の使用条件である、上流側搬送ベルト3の速
度=36m/分以下、に対して、段ボール箱のワークの
場合、拡がり角度(θ)を10度以下に設定している。
【0043】実施の形態4.また、上記の実施の形態1
ないし実施の形態3では、ワークガイド11a、11b
を平板状の部材で形成した例を示したが、図5の側面図
に示した実施の形態4のように、箱形形状のワークの場
合にはパイプ等を用いてワーク4の側面の一部だけに接
するようなワークガイド11a、11bとしても同様の
効果が得られる。また、上述したように、箱形形状のワ
ークの場合、大半のワークにおいて重心がほぼ中央にあ
ることから、この実施の形態4では、下流側搬送ベルト
7の位置をワークガイド11a、11b間のほぼ中央に
固定して設置しており、下流側搬送ベルト7を固定する
ことにより、下流側搬送ベルト7の移動機構が不要とな
り、ワーク位置決めコンベヤ装置の構造をより簡単にで
き、製作コストを削減できる効果がある。
【0044】なお、このように、下流側搬送ベルト7の
位置を固定した場合でも、移動フレーム15a、15b
を搬送方向と直角方向にそれぞれ別々に移動できるよう
構成しておけば、重心位置が中央付近にないワーク4に
対しても、プッシャ10a、10bの設定や移動フレー
ム15a、15bの位置を変更することによりワーク4
の重心が下流側搬送ベルト7上に来るよう誘導すること
ができ、多種の重心位置や幅を有するワークにも対応す
ることが可能である。
【0045】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る発明によ
れば、上流側搬送ベルトより幅狭の下流側搬送ベルトを
ワークの重心を支持する位置に配置するとともに、下流
側コンベヤの両側には、ワークの荷重を支持するローラ
コンベヤと、ワークを搬送方向に案内するワークガイド
とを設け、さらに、ローラコンベヤとワークガイドがワ
ークを搬送する駆動力を有しないよう構成したため、ワ
ークの回転が発生しにくく、安定して搬送、位置決めが
できるワーク位置決めコンベヤ装置が得られる効果があ
る。
【0046】また、請求項2に係る発明によれば、上流
側搬送ベルトより幅狭の下流側搬送ベルトをワークガイ
ド間のほぼ中央に配置するとともに、下流側コンベヤの
両側には、ワークの荷重を支持するローラコンベヤと、
ワークを搬送方向に案内するワークガイドとを設け、さ
らに、ローラコンベヤとワークガイドがワークを搬送す
る駆動力を有しないよう構成したため、大半のワークに
対してワークの回転が発生しにくく、安定して搬送、位
置決めができるワーク位置決めコンベヤ装置が得られる
効果がある。
【0047】また、請求項3に係る発明によれば、下流
側搬送ベルトを搬送方向と直角方向に平行移動可能に構
成したため、重心の位置が異なる多種類のワークに対応
でき、安定して搬送、位置決めができるワーク位置決め
コンベヤ装置が得られる効果がある。
【0048】さらに、請求項4に係る発明によれば、ロ
ーラコンベヤとワークガイドを搬送方向と直角方向に平
行移動可能に構成したため、多種類の幅を有するワーク
に対応でき、搬送中も安定して搬送、位置決めができる
ワーク位置決めコンベヤ装置が得られる効果がある。
【0049】また、請求項5に係る発明によれば、移動
フレームのそれぞれにローラコンベヤとワークガイドを
取り付け、移動フレームの平行移動に伴ってローラコン
ベヤとワークガイドとが一体となって移動するよう構成
したため、ローラコンベヤとワークガイドの駆動機構が
簡単になる効果がある。
【0050】さらに、請求項6に係る発明によれば、ロ
ーラコンベヤの下流端にワークの停止位置を設定するス
トッパを設けたため、多種類のワークの幅に対して安定
的に停止位置の位置決めが可能となる効果がある。
【0051】また、請求項7に係る発明によれば、ワー
クガイドの上流側の端部を上流側にハの字状に拡げて形
成したため、ワークの位置決め機構が簡単になり、装置
の製作コストを安価にできるとともに、多種類のワーク
に対応できるワーク位置決めコンベヤ装置が得られる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す平面図。
【図2】 この発明の実施の形態1を示す側面図。
【図3】 この発明の実施の形態2を示す平面図。
【図4】 この発明の実施の形態3を示す平面図。
【図5】 この発明の実施の形態4を示す側面図。
【図6】 従来のワーク位置決めコンベヤ装置を示す平
面図。
【図7】 従来のワーク位置決めコンベヤ装置の課題を
示す側面図。
【図8】 従来のワーク位置決めコンベヤ装置の課題を
示す平面図。
【図9】 別の従来のワーク位置決めコンベヤ装置を示
す側面図。
【図10】 別の従来のワーク位置決めコンベヤ装置を
示す平面図。
【符号の説明】
1 上流側コンベヤ 3 上流側搬送ベルト 4 ワーク 5 下流側コンベヤ 7 下流側搬送ベルト 11a、11b ワークガイド 12、12a、12b ストッパ 14a、14b ローラコンベヤ 15a、15b 移動フレーム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流側搬送ベルトを移動させることによ
    り上記上流側搬送ベルト上のワークを搬送する上流側コ
    ンベヤと、上記上流側コンベヤに対して搬送方向に直列
    に配置され、下流側搬送ベルトを移動させることによっ
    て上記下流側搬送ベルト上のワークを搬送方向に駆動す
    る下流側コンベヤとを備え、上記上流側コンベヤの下流
    端で上記上流側搬送ベルト上のワークが上記下流側搬送
    ベルト上に乗り移るよう構成されたコンベヤ装置におい
    て、上記下流側コンベヤは、上記上流側搬送ベルトより
    幅狭の上記下流側搬送ベルトを上記ワークの重心を支持
    する位置に備えるとともに、上記下流側コンベヤの両側
    には、それぞれ、上記ワークの荷重を支持するローラコ
    ンベヤと、上記ワークを搬送方向に案内するワークガイ
    ドとを設け、上記ローラコンベヤと上記ワークガイドは
    上記ワークを搬送する駆動力を有しないよう構成したこ
    とを特徴とするワーク位置決めコンベヤ装置。
  2. 【請求項2】 上流側搬送ベルトを移動させることによ
    り上記上流側搬送ベルト上のワークを搬送する上流側コ
    ンベヤと、上記上流側コンベヤに対して搬送方向に直列
    に配置され、下流側搬送ベルトを移動させることによっ
    て上記下流側搬送ベルト上のワークを搬送方向に駆動す
    る下流側コンベヤとを備え、上記上流側コンベヤの下流
    端で上記上流側搬送ベルト上のワークが上記下流側搬送
    ベルト上に乗り移るよう構成されたコンベヤ装置におい
    て、上記下流側コンベヤの両側に、それぞれ、上記ワー
    クの荷重を支持するローラコンベヤと、上記ワークを搬
    送方向に案内するワークガイドとを設けるとともに、上
    記下流側コンベヤは、上記上流側搬送ベルトより幅狭の
    上記下流側搬送ベルトを上記ワークガイド間の中央に配
    置し、上記ローラコンベヤと上記ワークガイドは上記ワ
    ークを搬送する駆動力を有しないよう構成したことを特
    徴とするワーク位置決めコンベヤ装置。
  3. 【請求項3】 上記下流側搬送ベルトを搬送方向と直角
    方向に平行移動可能に構成したことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載のワーク位置決めコンベヤ装置。
  4. 【請求項4】 上記ローラコンベヤと上記ワークガイド
    を搬送方向と直角方向に平行移動可能に構成したことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれ
    かに記載のワーク位置決めコンベヤ装置。
  5. 【請求項5】 上記下流側コンベヤの両側に、搬送方向
    と直角方向に平行移動可能な移動フレームを配置し、上
    記移動フレームのそれぞれに上記ローラコンベヤと上記
    ワークガイドを取り付け、上記移動フレームの移動に伴
    って上記ローラコンベヤと上記ワークガイドとが一体と
    なって移動するよう構成したことを特徴とする特許請求
    の範囲第4項記載のワーク位置決めコンベヤ装置。
  6. 【請求項6】 上記ローラコンベヤの下流端に、ワーク
    の停止位置を設定するストッパを設けたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項ないし第5項のいずれかに記載
    のワーク位置決めコンベヤ装置。
  7. 【請求項7】 上記ワークガイドの上流側の端部を上流
    側にハの字状に拡げて形成したことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項ないし第6項のいずれかに記載のワーク
    位置決めコンベヤ装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101851289B1 (ko) * 2016-10-20 2018-05-15 (주)이건그린텍 파렛트 디스펜서
CN114082861A (zh) * 2021-11-17 2022-02-25 哈工大机器人南昌智能制造研究院 一种滚压成型设备自动下料装置
CN114082862A (zh) * 2021-11-17 2022-02-25 哈工大机器人南昌智能制造研究院 一种滚压成型设备全自动下料码垛装置
CN114082861B (zh) * 2021-11-17 2024-07-26 哈工大机器人南昌智能制造研究院 一种滚压成型设备自动下料装置

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