JP2000025376A - 発色薄片物及び発色装置及び発色薄片物システム - Google Patents

発色薄片物及び発色装置及び発色薄片物システム

Info

Publication number
JP2000025376A
JP2000025376A JP18770998A JP18770998A JP2000025376A JP 2000025376 A JP2000025376 A JP 2000025376A JP 18770998 A JP18770998 A JP 18770998A JP 18770998 A JP18770998 A JP 18770998A JP 2000025376 A JP2000025376 A JP 2000025376A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
coloring
region
flake
card
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18770998A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Kamimura
俊雄 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UJ SYSTEM KK
Original Assignee
UJ SYSTEM KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UJ SYSTEM KK filed Critical UJ SYSTEM KK
Priority to JP18770998A priority Critical patent/JP2000025376A/ja
Publication of JP2000025376A publication Critical patent/JP2000025376A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 商店などが顧客に対して来店回数や購入金額
に応じたクジやゲームを提供するのに好適な発色カード
を提供する。 【解決手段】 発色カード3におけるカード基台3aの
面には、第1の発色領域C1 と第2の発色領域C2 とが
3×3枡のビンゴパターンを成すように形成されてい
る。第1の発色領域C1 は発色後の色が赤色となる感熱
発色材にて印刷されており、この例では、左上から右下
斜め方向に並べられている。第2の発色領域C2 は、発
色後の色が黒色となる感熱発色材にて印刷されている。
また、各発色領域の下側近傍には、発色時(熱が付与さ
れたとき)の情報(日付や店名等)を印字するための印
字欄3aが形成されている。利用者は発色カード3を持
って9つの商店へ出向き、各商店に設置されている発色
装置に発色カード3を挿入して所定の一か所の発色領域
を順次発色させていく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、クジ機能やゲー
ム機能を有する発色薄片物、この発色薄片物に用いて好
適な発色装置、及び発色薄片物と発色装置とから成る発
色薄片物システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリペイドカードにその使用
度合いの表示機能、クジ機能、或いはゲーム機能を持た
せることが提案されている。例えば、磁気記録部を有す
るカード基体に熱により発色する発色層を設け、当該プ
リペイドカードの使用中の時点においては図柄又は文字
パターンの一部を表示させ、使用済みの時点において発
色層に図柄又は文字パターンの全部を表示させるように
したものがある(実開平2−121284号公報参照:
IPC B42D 15/10)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、商品やサービスの購買意欲を増進
させる利点はあるものの、料金前払いのプリペイドカー
ドであることを主とし、クジ機能やゲーム機能はあくま
でも二次的なものとして位置づけられており、クジ或い
はゲームのためのカードとしてはあまり魅力がないのが
実情である。また、例えば八百屋などの個人商店とその
顧客との間ではプリペイドカードは利用しづらく、上記
従来のゲーム機能を有するカードを用いることができな
いから、八百屋などの商店が顧客に対して購入金額に応
じたクジやゲームを提供することが容易ではなかった。
【0004】この発明は、上記の事情に鑑み、クジ或い
はゲームのためのカード等として魅力があり、商店など
が顧客に対して来店回数や購入金額に応じたクジやゲー
ムを提供するのに好適な発色薄片物及び発色装置及び発
色薄片物システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の発色薄片物
は、薄片基体の少なくとも一方の面に物理的或いは化学
的作用により発色する発色領域を備えた発色薄片物にお
いて、第1の発色領域及びこれの全部又は一部を包囲す
るように形成された第2の発色領域を有し、第1の発色
領域と第2の発色領域との発色後の色が互いに異なるか
又は同一となるように形成されることを特徴とする。
【0006】ここで、薄片基体の地色とは異なる色で
“当たり”と“はずれ”の文字を浮き出させる従来技術
の場合、“当たり”という文字の発色領域を印刷するた
めの印刷具(シルクスクリーン等)と“はずれ”という
文字の発色領域を印刷するための印刷具の二つが必要に
なる。これに対し、上記の構成であれば、第1の発色領
域及び第2の発色領域を印刷する一つの印刷具があれば
よく、当たりとする場合には第1の発色領域と第2の発
色領域との発色後の色を互いに異ならせ、はずれとする
場合には第1の発色領域と第2の発色領域との発色後の
色を同じとすることで対応することが可能となる。ま
た、当たりの場合には、2色で発色することになるか
ら、見栄えもよくできる。
【0007】また、この発明の発色薄片物は、薄片基体
の少なくとも一方の面に物理的或いは化学的作用により
発色する発色領域を備えた発色薄片物において、互いに
発色後の色が異なる第1の発色領域と第2の発色領域と
を所定パターンで形成するとともに、各発色領域の近傍
に発色時の情報を印字するための印字欄を形成したこと
を特徴とする。
【0008】上記の構成であれば、例えば第1の発色領
域と第2の発色領域とをビンゴゲーム状に形成してお
き、発色後に同一色の縦,横,斜めの並びが形成された
場合にビンゴになるといったゲームが可能になる。ま
た、情報を印字するための印字欄が設けられていること
で、発色薄片物を入手した者が、勝手に発色領域に熱等
を加えて発色させてしまうといったことを抑制できる。
例えば、商店で所定金額の商品を購入したときに、その
商店に設置されている発色装置で所定の発色領域を発色
させることとする場合に、その発色領域の近傍に発色時
の情報(例えば、日付や店名など)を印字することにな
っていれば、当該印字を利用者が真似ることは容易でな
いから、利用者が勝手に発色させたのか否かの判断が可
能になり、結果的に不正な発色を抑制できることにな
る。
【0009】また、この発明の発色薄片物は、薄片基体
の少なくとも一方の面に物理的或いは化学的作用により
発色する発色領域を備えた発色薄片物において、前記発
色領域は、薄片基体上に形成された剥離が容易で遮光性
を有するスクラッチ層上に形成されていることを特徴と
する。
【0010】上記の構成であれば、発色領域による例え
ばビンゴゲームにおいてビンゴが不成立であったとして
も、スクラッチ層下の表記においてビンゴを楽しむよう
にすることが可能であり、一つの発色薄片物で2回のク
ジやゲームを楽しむことが可能となる。ここで、この明
細書において、スクラッチ層とは、樹脂中にアルミ等の
金属粉を混入させたものは勿論、金属箔等の箔層も含
む。
【0011】また、この発明の発色薄片物は、薄片基体
の少なくとも一方の面に物理的或いは化学的作用により
発色する発色領域を備えた発色薄片物において、第1の
発色領域と、この第1の発色領域を被覆し剥離が容易で
遮光性を有するスクラッチ層と、このスクラッチ層上に
形成された第2の発色領域とを備えたことを特徴とす
る。
【0012】上記の構成であれば、第2の発色領域によ
る例えばビンゴゲームにおいてビンゴが不成立であった
としても、第1の発色領域によるビンゴゲームにおいて
ビンゴを楽しむようにすることが可能であり、一つの発
色薄片物で2回のクジやゲームを楽しむことが可能とな
る。
【0013】また、この発明の発色薄片物は、薄片基体
の少なくとも一方の面に物理的或いは化学的作用により
発色する発色領域を備えた発色薄片物において、全てが
仮に同一色で発色すると“8”の字となるセグメント発
色領域を一つ又は二つ以上備えるとともに、任意の字を
表すべく発色時の色が互いに異なる発色材にて前記セグ
メント発色領域が形成されていることを特徴とする。
【0014】上記の構成であれば、各セグメント発色領
域において発色時に文字や数字を出現させることができ
る。ここで、数字の形で発色材を塗布等により形成した
場合、薄片基体の地色や光沢等との関係で発色の前に数
字の形が知られてしまうおそれがあるが、上記のごと
く、全てが仮に同一色で発色すると“8”の文字となる
セグメント発色領域を形成したことで、たとえ発色の前
に“8”の文字が知られたとしても、実際の発色時には
“8”ではない数字や文字を出現させることが可能であ
り、当該発色カードをゲームやくじに用いる場合に好適
となる。
【0015】また、この発明の発色薄片物は、薄片基体
の少なくとも一方の面に物理的或いは化学的作用により
発色する発色領域を備えた発色薄片物において、全てが
仮に同一色で発色すると“8”の文字となるセグメント
発色領域をビンゴ枡状に備えるとともに、任意の数字を
表すべく発色時の色が互いに異なる発色材にて前記セグ
メント発色領域が形成されていることを特徴とする。
【0016】上記の構成であれば、前述した作用を奏す
るのに加えて、前記セグメント発色領域がビンゴ枡状に
備えられているので、発色により出現した数字や文字が
同一数字で縦横斜めに揃ったか否かでビンゴゲームを楽
しむことができる。
【0017】また、この発明の発色薄片物は、薄片基体
の少なくとも一方の面に物理的或いは化学的作用により
発色する発色領域を備えた発色薄片物において、所定の
図柄のうちの一部が所定色のインクにて描かれていると
ともに、所定の図柄のうちの他の部分が発色材にて描か
れていることを特徴とする。
【0018】上記の構成であれば、発色前の状態におい
ては図柄の一部が欠落している状態であり、観者に本来
の図柄はどのようなものなのだろうといった興味を抱か
せることができ、当該発色薄片物の入手者が自ら例えば
アイロンやヘアドライヤーを用いて発色させて完成図柄
を楽しんだり、或いは商店が発色サービスを実施するこ
とにより、商店側では来店者を増やすといったことがで
きる。
【0019】また、この発明の発色装置は、薄片基体の
少なくとも一方の面に物理的或いは化学的作用により発
色する発色領域を備えた発色薄片物が装填される薄片物
装填部と、前記発色領域の所定領域に前記物理的或いは
化学的作用を施す発色処理手段と、前記発色処理手段に
おける前記物理的或いは化学的作用の付与領域の大きさ
又は付与領域の個数を設定する設定手段と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0020】上記の構成であれば、例えば9つの枡目
(発色領域)によるビンゴゲームにおいて、商店で9回
の買い物をした場合に1つずつで合計9つの枡目の色
(発色)が分かるようにする態様、或いは、商店で3回
の買い物をした場合に3つずつで合計9つの枡目の色
(発色)が分かるようにする態様、のごとく、種々の態
様を商店側で選択することが可能になるという利点があ
る。
【0021】また、この発明の発色装置は、薄片基体の
少なくとも一方の面に物理的或いは化学的作用により発
色する発色領域を備えた発色薄片物が装填される薄片物
装填部と、前記発色領域の所定領域に前記物理的或いは
化学的作用を施す発色処理手段と、前記物理的或いは化
学的作用を付与した箇所の近傍に発色時の情報を印字す
る印字手段と、を備えたことを特徴とする。
【0022】かかる構成であれば、発色装置が発色薄片
物に日付を印字するので、先に説明したごとく、利用者
が勝手に発色させたのか否かの判断が容易になり、利用
者による勝手な発色を抑止することができる。
【0023】また、この発明の発色薄片物システムは、
薄片基体の少なくとも一方の面に物理的或いは化学的作
用により発色する発色領域を備えた発色薄片物と、前記
発色薄片物に発色のための物理的或いは化学的作用を付
与する発色装置とから成る発色薄片物システムであっ
て、前記発色装置は所定の地域内に複数設置され、且つ
前記発色薄片物への前記物理的或いは化学的作用の付与
箇所が発色装置間で異なるように構成されていることを
特徴とする。
【0024】ここで、例えば一つの商店街における9つ
或いはそれ以上の商店または遊園地内の9つのイベント
或いはそれ以上のイベントにおいて、一つずつ合計9台
或いはそれ以上の発色装置が設置されている一方、発色
薄片物には、ビンゴゲームをなす9つの枡目(発色領
域)が形成されているとする。9つの枡目を全て発色さ
せるには、9つ或いはそれ以上の商店または9つ或いは
それ以上のイベントに回らなければならない、といった
設定などが可能になり、商店街における商店間での集客
の平準化、或いは遊園地内のイベント間での集客の平準
化を図ることが可能になる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
に基づいて説明する。
【0026】図1(a)は発色カード1を示した平面図
であり、図1(b)は、発色カード2を示した平面図で
ある。各発色カード1,2におけるカード基台1a,2
aは、紙やPET(ポリエチレンテレフタレート)等の
樹脂等から成り、硬質又は柔軟に形成される。また、裏
面に粘着層を形成した場合にはシールとして用いること
もできる。
【0027】発色カード1は、カード基台1aの一方の
面に熱により発色する2つの第1の発色領域A1 ,A1
及び第2の発色領域A2 を有する。図の左側の第1の発
色領域A1 は“L”という文字を成すように印刷されて
おり、右側の第1の発色領域A1 は“M”という文字を
成すように印刷されている。そして、これら第1の発色
領域A1 は、発色後の色が赤色となる感熱発色材が印刷
されることで形成されている。一方、第2の発色領域A
2 は、前記2つの第1の発色領域A1 ,A1 を包囲し且
つ全体として方形状を成し、発色後の色が黒色となる感
熱発色材が印刷されることで形成されている。
【0028】発色カード2は、カード基台2aの一方の
面に熱により発色する2つの第1の発色領域B1 ,B1
及び第2の発色領域B2 を有する。図の左側の第1の発
色領域B1 は“L”という文字を成すように印刷されて
おり、右側の第1の発色領域B1 は“M”という文字を
成すように印刷されている。そして、これら第1の発色
領域B1 は、発色後の色が黒色となる感熱発色材が印刷
されることで形成されている。また、第2の発色領域B
2 は、前記2つの第1の発色領域B1 ,B1 を包囲し且
つ全体として方形状を成し、発色後の色が同じく黒色と
なる感熱発色材が印刷されることで形成されている。
【0029】前記の発色カード1,2における前記発色
領域A1 ,A2 ,B1 ,B2 は、加熱前においてはその
存在が認識されず、両カード1,2は外見上全く同じカ
ードのごとく見える。一方、発色後においては、発色カ
ード1であれば、第1の発色領域A1 は赤色で第2の発
色領域A2 は黒色であるから、“L”と“M”の文字を
読み取ることができる。また、発色カード2であれば、
第1の発色領域B1 および第2の発色領域B2 がともに
黒色であるから、“L”と“M”の文字を読み取ること
ができない。従って、発色カード1を当たりのカードと
し、発色カード2をはずれのカードとして、クジ機能を
持たせることができる。ここで、カード基体の地色とは
異なる色で“当たり”と“はずれ”の文字を単に浮き出
させる従来技術の場合、“当たり”という文字の発色領
域を印刷するための印刷具(シルクスクリーン等)と
“はずれ”という文字の発色領域を印刷するための印刷
具の二つが必要になる。これに対し、上記の発色カード
1,2であれば、各々の第1の発色領域及び第2の発色
領域の形状は全く同一にできるから、これら領域を印刷
する一つの印刷具があればよいことになり、当該発色カ
ードの生産を低コストで行うことが可能になる。また、
当たりの場合には、2色で発色することになるから、見
栄えもよくできる。
【0030】なお、第1の発色領域および第2の発色領
域をともに黒色とする場合、領域分けを行わずに全体を
発色後に黒色となる感熱発色材で印刷すればよいともい
えるが、第1の発色領域及び第2の発色領域を持たせる
ことによって、以下のようなことが可能になる。例え
ば、第1の発色領域によって“L”“U”“C”“K”
“Y”という文字列を形成することとし、“L”以外の
文字が発色後に認識できる発色カード、“U”以外の文
字が発色後に認識できる発色カード、“L”と“U”以
外の文字が発色後に認識できる発色カード、のごとく複
数種類のカードを用意してLUCKYという言葉当てゲ
ーム(認識できる文字が多いほど言葉を当てやすい)を
することが考えられる。この場合において、認識させな
い文字部分において領域分けを行わずにその部分の全体
を発色後に黒色となる感熱発色材で印刷するのでは、発
色カードごとの印刷具が必要になるが、領域分けを行っ
ておいて発色後の色を互いに同じとする場合には、いず
れの発色カードについても一つの印刷具で対応すること
が可能になる。
【0031】図2は、他の形態の発色カードを示した平
面図であり、同図(a)は発色前の状態を、同図(b)
は発色後の状態を示している。発色カード3におけるカ
ード基台3aの面には、第1の発色領域C1 と第2の発
色領域C2 とが3×3枡のビンゴパターンを成すように
形成されている。第1の発色領域C1 は発色後の色が赤
色となる感熱発色材にて印刷されており、この例では、
左上から右下斜め方向に並べられている。第2の発色領
域C2 は、発色後の色が黒色となる感熱発色材にて印刷
されている。また、各発色領域の下側近傍には、発色時
(熱が付与されたとき)の情報(日付や店名等)を印字
するための印字欄3aが形成されている。この印字欄3
aは、インク等に対するものであれば白地の領域でよ
く、サーマルヘッドにより印字されるものである場合に
は、熱により例えば黒色を発色する発色領域とされる。
【0032】図3は、利用者が前記の発色カード3を持
って商店a〜iへ出向き、各商店に設置されている発色
装置(後で詳述する)に発色カード3を挿入して所定の
一か所の発色領域を順次発色させていく様子を表した説
明図である。9つの商店a〜iを回ることで、全ての発
色領域が発色し、図2に示した発色カード3であれば、
斜め並びに同一色(赤)の列が形成され、ビンゴが成立
する。また、各商店に設置されている発色装置は、発色
させた発色領域の下の印字欄に日付と店記号(図2
(b)のA,B等)を印刷する。この図3のシステムの
場合、発色装置は商店街の9つの商店に各々設置され、
且つ前記発色カード3への熱の付与箇所が発色装置間で
相互に異なるように構成されているので、発色カード3
の9つの枡目を全て発色させるために9つの商店全てに
回ることになり、商店街における商店間での集客の平準
化が図れる。また、発色カード3には情報を印字するた
めの印字欄が設けられているので、発色カードを入手し
た者が、勝手に発色領域に熱等を加えて発色させてしま
うといったことを防止できる。
【0033】図4は他の形態の発色カード4の断面図で
ある。この発色カード4は、カード基台4aの一方の面
に、第1の発色領域D1 と、この第1の発色領域D1 を
被覆し剥離が容易で遮光性を有し且つ発色時の熱では溶
融しないスクラッチ層4bと、このスクラッチ層4b上
に形成された第2の発色領域D2 とを備える。更に、カ
ード基台4aの他方の面には磁気記録層4cが形成され
ている。なお、第1の発色領域D1 、スクラッチ層4
b、及び第2の発色領域D2 から成る積層体は、例えば
3×3枡のビンゴパターンを成すように形成されてい
る。スクラッチ層4b上の第2の発色領域D2 について
は、先に説明したようなビンゴゲーム機能を持たせてあ
る。一方、スクラッチ層4b下の第1の発色領域D1 に
ついては、例えば、3×3枡のうちの任意の3つについ
ては“1”の文字を発色するように感熱発色材が印刷さ
れており、他の任意の3つについては“2”の文字を発
色するように感熱発色材が印刷されており、残りの3つ
については“3”の文字を発色するように感熱発色材が
印刷されている。
【0034】上記の構成であれば、利用者が商店を回っ
て発熱装置に発色カード4を挿入することで、第2の発
色領域D2 によるビンゴゲームを楽しむことができる。
ここで、各商店の発色装置にて発色カード4が加熱され
る際に、スクラッチ層4b下の第1の発色領域D1 も同
時に発色することになる。ただし、スクラッチ層4bが
存在しているのでその発色状態は見えない。前記第2の
発色領域D2 によるビンゴゲームではビンゴが不成立で
あったとしても、例えば、3箇所のスクラッチ層を剥が
すチャンスを利用者に与え、その3つにおいて同じ数字
が揃えば当たりとするクジを楽しむことが可能になる。
即ち、一つの発色カード4で2回のクジやゲームを楽し
むことが可能となる。なお、第1の発色領域D2 に代え
て、“1”や“2”の文字を通常のインクで表記をして
おく構成でもよいものである。
【0035】次に、発色装置の一例を図5に基づいて説
明する。発色装置5は、発色カード3(4)が装填され
るカード装填部51と、発色カード3(4)の発色領域
の所定領域に熱を加える発色処理手段52と、操作者
(商店)によって操作される操作パネル53と、この操
作パネル53の操作による指令に基づき、前記発色処理
手段52における前記熱の付与領域の個数を設定して前
記発色処理手段52を制御する制御部54とを備える。
なお、磁気記録層(図4参照)を備える発色カード4に
対応可能とする場合は、磁気読取/記録部を備えてお
く。また、発色カード3(4)をカード装填部51に引
き込み、加熱後に発色カード3(4)を排出するカード
搬送機構を備えておいてもよい。
【0036】前記の発色処理手段52は、一つの発色領
域に対応した大きさを有する発熱抵抗素子(図示せず)
を支持する支持体52aと、この支持体52aを図のA
−B方向およびC−D方向に移動させるとともに、発色
カードへの加熱時に支持体52aを発色カードに押さえ
つける押圧機構(図示せず)とから成る。前記発熱抵抗
素子への通電は制御部54によりなされる。また、支持
体52aの側部には印字ヘッド6が取り付けられてお
り、支持体52aと共に移動する。この印字ヘッドは連
続使用が可能なハンコの構造を利用した簡便なものでも
よいし、サーマルヘッドやインクジェットヘッドなどで
もよいものである。また、情報の内容が固定とされるも
のでもよいし、日付などの変化する情報の印字に対応で
きるものでもよいものである。
【0037】操作パネル53には、1〜9の文字が表記
された数字キー、“固定”の文字が表記されたキー、
“回”の文字が表記されたキー、“縦”の文字が表記さ
れたキー、“横”の文字が表記されたキー、及びスター
トキーが存在している。この操作パネル53により、下
記のごとく種々の操作が可能になる。
【0038】(1)数字キー、例えば、“1”のキーを
押してその後にスタートキーを押せば、9個の発色領域
のうちの最上段の左端の発色領域(図6(f)の参
照)に熱が加えられる。このような操作であれば、商店
側或いは利用者の自由意思で任意の発色領域を発色させ
ることができる。
【0039】(2)数字キー、例えば、“2”のキーを
押してその後に“固定”の文字が表記されたキーを押し
ておけば、以後はスタートキーを押すだけで9個の発色
領域のうちの最上段の真ん中の発色領域(図6(f)の
参照)に固定的に熱が加えられるようにすることがで
きる。このような操作を9つの商店の発色装置において
行っておくことで、各店の発色装置において互いに発色
のための加熱箇所を異ならせておくことができる。
【0040】(3)数字キー、例えば、所定のキーを押
してその後に“縦”又は“横”のキーを押せば、縦方向
又は横方向に並ぶ3つの発色領域を発色させるようにす
ることができる。例えば、“2”のキーを押してその後
に“縦”のキーを押すと、9個の発色領域のうちの真ん
中の縦列の発色領域(図6(f)の参照)を発色
させることができる。このような操作であれば、商店側
で9回その店を利用する等しなければ9個の発色領域の
全てが発色しないという方式と、3回利用するだけで9
個の発色領域の全てが発色するという方式等を自由に選
択することが可能になる。なお、3個の発色領域を発色
させた後、次の回において3個の発色領域を発色させる
場合に、商店側でその3個を自ら特定する手動方式を用
いることもできるし、店毎に発色させる3個の発色領域
を異ならせておく固定方式でもよいし、発色カードの磁
気記録層(図4の磁気記録層4c参照)に発色操作の履
歴を記録しておき、発色装置5に設けた図示しない磁気
読取/記録部による情報の読取/記録と制御部54によ
る情報処理とによって、自動的に次の3個の発色領域を
発色させる自動方式を用いることもできる。
【0041】(4)数字キー、例えば、“4”のキーを
押してその後に“回”のキーを押した場合には、発色装
置5は、図6(a)に示しているように、9個の発色領
域の四隅の4つの発色領域を一つずつ所定の順序で加熱
させるモードであることを発色カードの磁気記録層(図
4の磁気記録層4c参照)に記録して当該発色カードを
発行することになる。このモードが記録された発色カー
ドを用いると、例えば、図6(g)に示しているよう
に、第1回目の来店(商店A,3月12日)において
は、の発色領域に熱が付与されて発色し、第2回目の
来店(商店B,3月15日)においては、の発色領域
に熱が付与されて発色し、第3回目の来店(商店C,3
月20日)においては、の発色領域に熱が付与されて
発色し、第4回目の来店(商店D,3月25日)におい
ては、の発色領域に熱が付与されて発色することにな
る。このような処理は、例えば、発色カードの磁気記録
層に記録された総数“4”というデータと、発色(加
熱)の際に発色装置5に設けた図示しない磁気読取/記
録部にって前記磁気記録層に記録した発色回数に関する
データと、発色装置が保有している発色総数に対する発
色位置パターンに関するデータとによって行うことがで
きる。
【0042】同様に、“5”“6”“7”“8”のキー
を押してその後に“回”のキーを押せば、図6(b)乃
至図6(e)に示しているように、その数字に対応した
総数の特定の発色領域を所定の順序で加熱させるモード
が選択されることになる。ここで、各発色領域に任意の
数字が現れるように感熱発色材を印刷しておけば、4回
乃至8回の加熱で発色して現れた数字の合計が大きいほ
ど高額な商品が貰えるといったゲームを行うことができ
る。なお、磁気記録層に記録したデータに基づく自動的
な加熱操作に限らず、各商店側で手動で行う方式を用い
ることもできるし、店毎に発色させる発色領域を異なら
せておく固定方式を用いてもよいものである。
【0043】次に、発色装置の他の例を図7に基づいて
説明する。発色装置5′は、発色カード3(4)が装填
されるカード装填部51と、発色カード3(4)の発色
領域の所定領域に熱を加える発色処理手段55と、操作
者(商店)によって操作される操作パネル53と、制御
部54′とを備える。前記の発色処理手段55は、一つ
の発色領域に対応した大きさを有する発熱抵抗部55a
を9つ備えている。制御部54′は、前記操作パネル5
3の操作による指令に基づき、前記発色処理手段55に
おける一つ又は複数の発熱抵抗部55aを発熱させるべ
く通電制御を行うようになっている。また、発熱抵抗部
55aを発色領域及び印字欄を足し合わせた大きさに形
成しておき、前記通電において、発色領域を発色させる
とともに所定の情報を印字欄(この場合は印字欄には感
熱発色材が塗布されている)に印字するようにしてもよ
い。その他の構成は、図5の発色装置5と同様である。
【0044】図8は、発色カード6を示した平面図であ
り、同図(a)は発色前の状態を、同図(b)は発色後
の状態を示している。この発色カード6は、カード基体
6aの一方の面に、全てが仮に同一色で発色すると
“8”の文字となるセグメント発色領域6bを4つ備え
る。ここで、この例においては、最も左に位置するセグ
メント発色領域6bについては、“5”の数字を表すよ
うに発色時の色が赤色(図において斜線部分)とオレン
ジ色(図において点領域部分)である2種類の発色材に
て形成されており、他の3つのセグメント発色領域6b
は、“0”の数字を表すように発色時の色が赤色とオレ
ンジ色である2種類の発色材にて形成されている。従っ
て、かかる発色カード6においては、発色時に“500
0”という数字が出現することになり、例えば、この発
色カードを提示された商店側では、5000円引きや5
0%引きといったサービスを行うことが考えられる。な
お、かかる発色カード6については、複数回の来店で4
つのセグメント発色領域6bの全てを発色させるより
も、1回の来店で全てを発色させるのが望ましい。
【0045】図9は、発色カード7における発色時の状
態を示した平面図である。この発色カード7は、カード
基体7aの一方の面に、全てが仮に同一色で発色すると
“8”の文字となるセグメント発色領域7bをビンゴ枡
状に9つ備える。ここで、この例においては、左上から
右下にかけての斜め3つのセグメント発色領域7bにつ
いては、“7”の数字を表すように発色時の色が赤色
(図において斜線部分)とオレンジ色(図において点領
域部分)である2種類の発色材にて形成されており、他
の3つのセグメント発色領域7bは、その他の数字を表
すように発色時の色が赤色とオレンジ色である2種類の
発色材にて形成されている。従って、かかる発色カード
7においては、発色時に“7”の数字からなる斜めビン
ゴが成立することになり、例えば、この発色カードを提
示された商店側では、所定の景品を渡すサービスするこ
と等が考えられる。
【0046】図10は、発色カード8を示した平面図で
ある。この発色カード8は前記発色カード7の変形例で
あり、カード挿入方向に対して直交する方向に長いコメ
ント表示領域8cを、縦列並びのセグメント発色領域7
b…の各左側に合計で3つ備えている。このコメント表
示領域8cは、図3の発色カード3における印字欄3a
と同様の形態で構成され、また利用される。なお、図9
及び図10の発色カードについては、1回の来店で9つ
のセグメント発色領域6bの全てを発色させるよりも、
9回の来店で全てを発色させるのが望ましい。
【0047】ここで、数字の形で発色材を塗布等により
カード基体に形成した場合、そのカード基体の地色や光
沢等との関係で発色の前に数字の形が知られてしまうお
それがある。上述した図8、図9、及び図10に示した
発色カードであれば、たとえ発色の前に“8”の文字が
知られたとしても、実際の発色時には“8”ではない数
字を出現させることが可能であり、当該発色カードをゲ
ームやくじに用いる場合に好適となる。
【0048】図11は発色カード9を示した平面図であ
り、同図(a)は発色前の状態を、同図(b)は発色後
の状態をそれぞれ示している。また、図12は発色カー
ド10を示した平面図であり、同図(a)は発色前の状
態を、同図(b)は発色後の状態をそれぞれ示してい
る。かかる発色カード9,10は、カード基体9a,1
0aの一方の面に、所定の図柄のうちの一部9b,10
bが所定色のインクにて描かれているとともに、所定の
図柄のうちの他の部分9c,10cが発色材にて描かれ
ている。なお、図11においては、日本国旗を例示し、
図12においては野球のボールとバットを例示してい
る。勿論、上記の国旗などに限らず、アニメキャラクタ
ーやタレントやスポーツ選手等の写真の一部を通常のイ
ンクで描くとともに、他の部分を発色材で描くようにし
てもよいのである。このような発色カード9,10は、
発色前の状態においては図柄の一部が欠落している状態
であり、観者に本来の図柄はどのようなものなのだろう
といった興味を抱かせることができ、当該発色カードの
入手者が自ら例えばアイロンやヘアドライヤーを用いて
発色させて完成図柄を楽しんだり、或いは商店が発色サ
ービスを実施することにより、商店側では来店者を増や
すといったことができる。
【0049】なお、以上の説明においては、発色領域は
熱によって発色されるものであったが、これに限らず、
光や圧力などの物理的作用によって発色するものでもよ
く、或いは、化学的作用により発色するものであっても
よい。勿論、これに合わせて発色装置もそのような物理
的作用或いは化学的作用を施すように構成されることに
なる。
【0050】また、発色カードは発色薄片物の一例であ
り、かかる発色薄片物における薄片物は、カード(ポイ
ントカードやトレーディングカードなども含む)、ブロ
マイド、ステッカー、シール、入場券、チラシ、ビラ、
音楽媒体(カセットテープやディスク等)のパッケージ
内に装填されるカバー(ジャケット)紙片、葉書、切手
等を含む概念である。また、薄片基体上での発色領域の
備え方としては、薄片基体自体に形成(塗布等)する場
合に限らず、発色領域を有したシールを薄片基体上に貼
付する形態も含むものである。従って、例えば、新聞に
折り込まれるチラシの角部長方形領域を切取領域とし、
この切取領域自体に前述した発色カードにおける発色形
態を備える場合に限らず、切取領域内に前述した発色カ
ードにおける発色形態を備える発色シールを貼付する場
合も、この発明に含まれる。
【0051】
【発明の効果】請求項1の発明の発色薄片物は、第1の
発色領域と第2の発色領域との発色後の色が互いに異な
るか又は同一となるように形成されているので、当たり
と外れといった複数種類の薄片物を提供する場合でも一
つの印刷具で対応できるという利点がある。また、2色
で発色することになるから、見栄えもよくできる。
【0052】請求項2の発明の発色薄片物は、各発色領
域の近傍に発色時の情報を印字するための印字欄を有す
るので、利用者が勝手に発色させたのか否かの判断が容
易になるなどの利点がある。
【0053】請求項3の発明の発色薄片物は、発色領域
をスクラッチ層上に形成しており、また、請求項4の発
明の発色薄片物は、第1の発色領域をスクラッチ層上に
形成するとともに第2の発色領域をスクラッチ層下に形
成しているので、一つの発色薄片物で2回のクジやゲー
ムを楽しむことが可能となる。
【0054】請求項5の発明の発色薄片物は、全てが仮
に同一色で発色すると“8”の文字となるセグメント発
色領域を備えており、かかるセグメント発色領域は、任
意の字を表すべく発色時の色が互いに異なる発色材にて
形成されているので、たとえ発色の前に“8”の文字が
知られたとしても、実際の発色時には“8”ではない数
字を出現させることが可能であり、当該発色カードをゲ
ームやくじに用いる場合に好適となる。また、請求項6
の発明の発色薄片物は、前記セグメント発色領域をビン
ゴ枡状に備えたので、発色により出現した数字が同一数
字で縦横斜めに揃ったか否かでビンゴゲームを楽しむこ
とができる。
【0055】請求項7の発明の発色薄片物は、発色前の
状態においては図柄の一部が欠落している状態であり、
観者に本来の図柄はどのようなものなのだろうといった
興味を抱かせることができ、当該発色薄片物の入手者が
自ら例えばアイロンやヘアドライヤーを用いて発色させ
て完成図柄を楽しむことができる。
【0056】請求項8の発明の発色装置は、発色のため
の前記物理的或いは化学的作用の付与領域の大きさ又は
付与領域の個数を設定する設定手段を備えるので、例え
ば、商店で9回の買い物をした場合に1つずつで合計9
つの枡目の色(発色)が分かるようにする態様、或い
は、商店で3回の買い物をした場合に3つずつで合計9
つの枡目の色(発色)が分かるようにする態様、のごと
く、種々の態様を商店側で選択することが可能になると
いう利点がある。
【0057】請求項9の発明の発色装置は、前記物理的
或いは化学的作用を付与した箇所の近傍に発色時の情報
を印字するので、先に説明したごとく、利用者が勝手に
発色させたのか否かの判断が容易になり、利用者による
勝手な発色を抑止することができる。
【0058】請求項10の発明の発色薄片物システム
は、発色装置を所定の地域内に複数設置し、且つ発色薄
片物への前記物理的或いは化学的作用の付与箇所が発色
装置間で相互に異なるように構成されているので、例え
ば、9つの発色領域を全て発色させるには、9つの商店
或いは9つのイベントの全てに回ることになるので、商
店街における商店間での集客の平準化、或いは、遊園地
内のイベント間での集客の平準化を図ることが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の発色カードを示す平面図であり、同
図(a)は異なる色で発色する発色領域を有する場合
を、同図(b)は同一色の発色する発色領域を有する場
合を、それぞれ示している。
【図2】この発明の他の例の発色カードを示す平面図で
あり、同図(a)は発色前の状態を、同図(b)は発色
及び印字後の状態を、それぞれ示している。
【図3】各商店に設置されている発色装置にて発色カー
ドの所定の一か所の発色領域を順次発色させていく様子
を表した説明図である。
【図4】この発明の他の例の発色カードを示す断面図で
ある。
【図5】この発明の発色装置の内部構造を示す斜視図で
ある。
【図6】この発明の発色装置による発色数や発色順序等
の形態を説明する説明図である。
【図7】この発明の他の例の発色装置の内部構造を示す
斜視図である。
【図8】この発明の他の例の発色カードを示した平面図
であり、同図(a)は発色前の状態を、同図(b)は発
色後の状態を示している。
【図9】この発明の他の例の発色カードの発色時の状態
を示した平面図である。
【図10】この発明の他の例の発色カードを示した平面
図である。
【図11】この発明の他の例の発色カードを示した平面
図であり、同図(a)は発色前の状態を、同図(b)は
発色後の状態をそれぞれ示している。
【図12】この発明の他の例の発色カードを示した平面
図であり、同図(a)は発色前の状態を、同図(b)は
発色後の状態をそれぞれ示している。
【符号の説明】
1 発色カード 1a カード基台 A1 第1の発色領域 A2 第2の発色領域 2 発色カード 2a カード基台 B1 第1の発色領域 B2 第2の発色領域 3 発色カード 3a 印字欄 C1 第1の発色領域 C2 第2の発色領域 4 発色カード 4a カード基台 4b スクラッチ層 D1 第1の発色領域 D2 第2の発色領域 5 発色装置 5′ 発色装置 51 カード装填部 52 発色処理手段 53 操作パネル 54 制御部 54′制御部 55 発色処理手段 6 発色カード 6a カード基台 6b セグメント発色領域 7 発色カード 7a カード基台 7b セグメント発色領域 8 発色カード 8a カード基台 8b セグメント発色領域 9 発色カード 9a カード基台 10 発色カード 10a カード基台

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄片基体の少なくとも一方の面に物理的
    或いは化学的作用により発色する発色領域を備えた発色
    薄片物において、第1の発色領域及びこれの全部又は一
    部を包囲するように形成された第2の発色領域を有し、
    第1の発色領域と第2の発色領域との発色後の色が互い
    に異なるか又は同一となるように形成されていることを
    特徴とする発色薄片物。
  2. 【請求項2】 薄片基体の少なくとも一方の面に物理的
    或いは化学的作用により発色する発色領域を備えた発色
    薄片物において、互いに発色後の色が異なる第1の発色
    領域と第2の発色領域とを所定パターンで形成するとと
    もに、各発色領域の近傍に発色時の情報を印字するため
    の印字欄を形成したことを特徴とする発色薄片物。
  3. 【請求項3】 薄片基体の少なくとも一方の面に物理的
    或いは化学的作用により発色する発色領域を備えた発色
    薄片物において、前記発色領域は、薄片基体上に形成さ
    れた剥離が容易で遮光性を有するスクラッチ層上に形成
    されていることを特徴とする発色薄片物。
  4. 【請求項4】 薄片基体の少なくとも一方の面に物理的
    或いは化学的作用により発色する発色領域を備えた発色
    薄片物において、第1の発色領域と、この第1の発色領
    域を被覆し剥離が容易で遮光性を有するスクラッチ層
    と、このスクラッチ層上に形成された第2の発色領域と
    を備えていることを特徴とする発色薄片物。
  5. 【請求項5】 薄片基体の少なくとも一方の面に物理的
    或いは化学的作用により発色する発色領域を備えた発色
    薄片物において、全てが仮に同一色で発色すると“8”
    の字となるセグメント発色領域を一つ又は二つ以上備え
    るとともに、任意の字を表すべく発色時の色が互いに異
    なる発色材にて前記セグメント発色領域が形成されてい
    ることを特徴とする発色薄片物。
  6. 【請求項6】 薄片基体の少なくとも一方の面に物理的
    或いは化学的作用により発色する発色領域を備えた発色
    薄片物において、全てが仮に同一色で発色すると“8”
    の字となるセグメント発色領域をビンゴ枡状に備えると
    ともに、任意の字を表すべく発色時の色が互いに異なる
    発色材にて前記セグメント発色領域が形成されているこ
    とを特徴とする発色薄片物。
  7. 【請求項7】 薄片基体の少なくとも一方の面に物理的
    或いは化学的作用により発色する発色領域を備えた発色
    薄片物において、所定の図柄のうちの一部が所定色のイ
    ンクにて描かれているとともに、所定の図柄のうちの他
    の部分が発色材にて描かれていることを特徴とする発色
    薄片物。
  8. 【請求項8】 薄片基体の少なくとも一方の面に物理的
    或いは化学的作用により発色する発色領域を備えた発色
    薄片物が装填される薄片物装填部と、前記発色領域の所
    定領域に前記物理的或いは化学的作用を施す発色処理手
    段と、前記発色処理手段における前記物理的或いは化学
    的作用の付与領域の大きさ又は付与領域の個数を設定す
    る設定手段と、を備えたことを特徴とする発色装置。
  9. 【請求項9】 薄片基体の少なくとも一方の面に物理的
    或いは化学的作用により発色する発色領域を備えた発色
    薄片物が装填される薄片物装填部と、前記発色領域の所
    定領域に前記物理的或いは化学的作用を施す発色処理手
    段と、前記物理的或いは化学的作用を付与した箇所の近
    傍に発色時の情報を印字する印字手段と、を備えたこと
    を特徴とする発色装置。
  10. 【請求項10】 薄片基体の少なくとも一方の面に物理
    的或いは化学的作用により発色する発色領域を備えた発
    色薄片物と、前記発色薄片物に発色のための物理的或い
    は化学的作用を付与する発色装置とから成る発色薄片物
    システムであって、前記発色装置は所定の地域内に複数
    設置され、且つ前記発色薄片物への前記物理的或いは化
    学的作用の付与箇所が発色装置間で異なるように構成さ
    れていることを特徴とする発色薄片物システム。
JP18770998A 1998-05-06 1998-07-02 発色薄片物及び発色装置及び発色薄片物システム Pending JP2000025376A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18770998A JP2000025376A (ja) 1998-05-06 1998-07-02 発色薄片物及び発色装置及び発色薄片物システム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-123646 1998-05-06
JP12364698 1998-05-06
JP18770998A JP2000025376A (ja) 1998-05-06 1998-07-02 発色薄片物及び発色装置及び発色薄片物システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000025376A true JP2000025376A (ja) 2000-01-25

Family

ID=26460525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18770998A Pending JP2000025376A (ja) 1998-05-06 1998-07-02 発色薄片物及び発色装置及び発色薄片物システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000025376A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008126607A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Taito Corp コードデータ印刷スクラッチ層を有するカード
JP2022122472A (ja) * 2021-02-10 2022-08-23 福岡ソフトバンクホークス株式会社 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008126607A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Taito Corp コードデータ印刷スクラッチ層を有するカード
JP2022122472A (ja) * 2021-02-10 2022-08-23 福岡ソフトバンクホークス株式会社 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
JP7153751B2 (ja) 2021-02-10 2022-10-14 福岡ソフトバンクホークス株式会社 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6398643B1 (en) Promotional gaming device
US4738473A (en) Ticket with scratch-off coating and method and apparatus for fabricating same at point of sale
US6347794B2 (en) Combination instant scratch-off / break-open ticket
US5193815A (en) Instant bingo game and game card therefor
US20080197621A1 (en) Printing of lottery tickets
US8186599B2 (en) Collectable gift cards
CA2511592A1 (en) Method of playing multiple games with a lottery ticket
AU2009250846B2 (en) Method and system for distributing, selling, and redeeming lottery tickets
CA2529192A1 (en) Multi-ticket lottery system
US4787950A (en) Method for fabricating imprinted ticket with scratch-off coating
WO1994029112A1 (en) Magnetic card tickets for events
JP2000025376A (ja) 発色薄片物及び発色装置及び発色薄片物システム
EP0326724A1 (en) Imprinted ticket with scratch-off coating and method and apparatus for fabricating same at point of sale
US6876976B1 (en) Merchandising magic tricks, mechanical or action/motion puzzles
EP0783352B1 (en) Apparatus and method for bingo card management
JP3241273U (ja) 直筆サイン入りトレーディングカード
IES58632B2 (en) Instant bingo game and game card therefor
JPH04315294A (ja) 携帯可能情報担体とその入出力装置
US20240181336A1 (en) Lottery game with a word association group play style
JP4666298B2 (ja) リライトカードと該リライトカードへの情報入力方法
CA2282770C (en) Combination instant scratch-off/break-open ticket
JP4163012B2 (ja) カード利用者に対するくじによる特典提供システム
US20040157046A1 (en) Gaming ticket
GB2461031A (en) Printing of lottery tickets
JPH11221991A (ja) スタンプカードおよびそれを用いたスタンプカードシステム