JP2000025349A - 昇華転写記録媒体及びこれを用いた昇華転写記録方法 - Google Patents

昇華転写記録媒体及びこれを用いた昇華転写記録方法

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JP2000025349A
JP2000025349A JP10199330A JP19933098A JP2000025349A JP 2000025349 A JP2000025349 A JP 2000025349A JP 10199330 A JP10199330 A JP 10199330A JP 19933098 A JP19933098 A JP 19933098A JP 2000025349 A JP2000025349 A JP 2000025349A
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Kenjiro Kuroda
健二郎 黒田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】昇華転写記録により形成された熱転写画像の耐
光性、耐指紋性、耐可塑剤性などの耐性を向上させ、銀
塩写真と同等以上となるようにする。 【解決手段】少なくとも基材の一方に昇華性又は熱移行
性の染料を有する層と染料移行後、染料を受ける受像層
の上へ転写する樹脂層を有する熱転写シートと、少なく
とも基材の一方に該受像層をもつ昇華転写記録用受像体
を重ねて、画像データに応じてサーマルヘッドにて上記
受像層へ染料及び樹脂層を転写する印画方式において、
該受像体の基材に透明なフィルムを使い、該受像層も透
明にし、該受像層面へ所望の画像を鏡面体で印画し、該
樹脂層を隠蔽性のある感熱接着層にして、サーマルヘッ
ドで加熱し、該受像層表面に転写し、画像の耐性を向上
させる昇華転写記録媒体及びこれを用いた昇華転写記録
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱昇華性、熱移行
性染料を含有する層及び染料移行後、染料を受ける受像
層の上へ転写する樹脂層を有する熱転写シートから、加
熱転写により移行してくる染料及び樹脂層を受容する染
料受像層を有する昇華転写記録受像体を用いて画像を作
成する方法及び媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】昇華転写は、感熱転写の内の一つであ
り、サーマルヘッド等による加熱加圧により熱転写シー
トの色剤が昇華転写記録用受像体に転移して、画像を形
成するものである。熱転写シートとしては、昇華性若し
くは熱移行性染料を色剤としたものが、昇華転写記録用
受像体としては、紙、プラスチックフィルム、或いは紙
とプラスチックフィルムを張り合わせたものの一方の面
に、染料受容性の染料受像層を設けた受像体が、階調表
現に優れる特性を有するために、近年特に広がりを見せ
ている。本方式により得られる画像は、その階調の滑ら
かさと濃度において銀塩写真に迫るものであり、しかも
光学系の銀塩写真と異なり、画像をデジタル的に処理し
て、短時間で出力できるため、証明写真の代替え、コン
ピュータグラフィックの出力画像、印刷校正画用途等に
広く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、用途が
多様化すると共に、社会的には銀塩写真並の耐性を要求
するようになり、耐光性、耐指紋性、耐可塑剤性など、
日常生活における耐性の欠落が大きな問題となってい
る。本発明は、このような従来技術の問題を解決しよう
とするものであり、昇華転写記録により形成された熱転
写画像の耐光性、耐指紋性、耐可塑剤性などの耐性を向
上させ、銀塩写真と同等以上となるようにすることを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明が提供する手段は、少なくとも基材(11)の
一方に昇華性または熱移行性の染料を有するインキ層
(13)と染料移行後、染料を受ける受像層(22)の
上へ転写する樹脂層(14)を有する熱転写シート
(1)と、少なくとも受像体基材(21)の一方に該受
像層(22)をもつ昇華転写記録用受像体(2)を重ね
て(本発明では、熱転写シートと受像体をあわせて昇華
転写記録媒体という)、画像データに応じてサーマルヘ
ッドにて上記受像層(22)へ染料及び樹脂層(14)
を転写する印画方式において、該受像体(2)の受像体
基材(21)に透明なフィルムを使い、該受像層(2
2)も透明にし、該受像層(22)面へ所望の画像を鏡
面体で印画し、該樹脂層(14)を隠蔽性のある感熱接
着層にして、サーマルヘッドで加熱し、該受像層(2
2)表面に転写し、画像の耐性を向上させることを特徴
とすることで耐性のよい画像を、形成することができる
昇華転写記録媒体及びこれを用いた昇華転写記録方法を
提供する。
【0005】すなわち本発明の第1の発明は、少なくと
も基材(11)の一方に昇華性又は熱移行性の染料を有
する層(13)と染料移行後、染料を受ける受像層(2
2)の上へ転写する樹脂層(14)を有する熱転写シー
ト(1)と、少なくとも受像体基材(21)の一方に該
受像層(22)をもつ昇華転写記録用受像体(2)を重
ねて、画像データに応じてサーマルヘッドにて上記受像
層(22)へ染料及び樹脂層(14)を転写する印画方
式において、該受像体(2)の受像体基材(21)に透
明なフィルムを使い、該受像層(22)も透明にし、該
受像層(22)面へ所望の画像を鏡面体で印画し、該樹
脂層(22)を隠蔽性のある感熱接着層にして、サーマ
ルヘッドで加熱し、該受像層(22)表面に転写し、画
像の耐性を向上させることを特徴とする熱転写シート
(1)及び受像体(2)である。
【0006】本発明の第2の発明は、少なくとも基材
(11)の一方に昇華性または熱移行性の染料を有する
層(13)と染料移行後、染料を受ける受像層(22)
の上へ転写する樹脂層(14)を有する熱転写シート
(1)と、少なくとも受像体基材(21)の一方に該受
像層(22)をもつ昇華転写記録用受像体(2)を重ね
て、画像データに応じてサーマルヘッドにて上記受像層
(22)へ染料及び樹脂層(14)を転写する印画方式
において、該受像体(2)の受像体基材(21)に透明
なフィルムを使い、該受像層(22)も透明にし、該受
像層(22)面へ所望の画像を鏡面体で印画し、該樹脂
層(14)を隠蔽性のある感熱接着層にして、サーマル
ヘッドで加熱し、該受像層(22)表面に転写し、画像
の耐性を向上させることを特徴とする昇華転写記録方法
である。
【0007】また本発明は上記第1の発明において、受
像体(2)の構成が少なくとも透明な受像体基材(2
1)及び受像層(22)からなり、熱転写シート(1)
の染料を有する層の部分の構成が基材(11)、染料イ
ンキ層(13)で、該樹脂層(14)の部分の構成が、
基材(11)より単層で、隠蔽性、感熱接着性、転写時
に基材(11)よりの剥離性を有する層である請求項1
に記載の熱転写シート(1)及び受像体(2)である。
【0008】また本発明は上記第1の発明において、受
像体(2)の構成が少なくとも透明な受像体基材(2
1)及び受像層(22)からなり、熱転写シート(1)
の染料を有する層の部分の構成が基材(11)、易接着
層(12)、染料インキ層(13)で、該樹脂層(1
4)の部分の構成が、基材より単層で、隠蔽性、感熱接
着性、転写時に基材(11)よりの剥離性を有する層で
ある請求項1に記載の熱転写シート(1)及び受像体
(2)である。
【0009】また本発明は上記第1の発明において、受
像体(2)の構成が少なくとも透明な受像体基材(2
1)及び受像層(22)からなり、熱転写シート(1)
の染料を有する層の部分の構成が基材(11)、染料イ
ンキ層(13)で、該樹脂層(14)の部分の構成が、
基材より剥離層(142)、接着層(144)の2層
で、2層の内、一方または両方に隠蔽性をもつ請求項1
に記載の熱転写シート(1)及び受像体(2)である。
【0010】また本発明は上記第1の発明において、受
像体(2)の構成が少なくとも透明な基材(21)及び
受像層(22)からなり、熱転写シート(1)の染料を
有する層の部分の構成が基材(11)、易接着層(1
2)、染料インキ層(13)で、該樹脂層(14)の部
分の構成が、基材(11)より剥離層(142)、接着
層(144)の2層で、2層の内、一方または両方に隠
蔽性をもつ請求項1に記載の熱転写シート(1)及び受
像体(2)である。
【0011】また本発明は上記第1の発明において、受
像体(2)の構成が少なくとも透明な受像体基材(2
1)及び受像層(22)からなり、熱転写シート(1)
の染料を有する層の部分の構成が基材(11)、染料イ
ンキ層(13)で、該樹脂層(14)の部分の構成が、
基材(11)より離型層(141)、剥離層(14
2)、接着層(144)の3層構成で、剥離層(14
2)又接着層(144)の一方または両方に隠蔽性をも
ち、該樹脂層(14)転写時に離型層(141)、剥離
層(142)の間から剥離する請求項1に記載の熱転写
シート(1)及び受像体(2)である。
【0012】また本発明は上記第1の発明において、受
像体(2)の構成が少なくとも透明な受像体基材(2
1)及び受像層(22)からなり、熱転写シート(1)
の染料を有する層の部分の構成が基材(11)、易接着
層(12)、染料インキ層(13)で、該樹脂層(1
4)の部分の構成が、基材(11)より離型層(14
1)、剥離層(142)、接着層(144)の3層構成
で、剥離層(142)又接着層(144)の一方または
両方に隠蔽性をもち、該樹脂層(14)転写時に離型層
(141)、剥離層(142)の間から剥離する請求項
1に記載の熱転写シート(1)及び受像体(2)であ
る。
【0013】また本発明は上記第1の発明において、受
像体(2)の構成が少なくとも透明な受像体基材(2
1)及び受像層(22)からなり、熱転写シート(1)
の染料を有する層の部分の構成が基材(11)、易接着
層(12)、染料インキ層(13)で、該樹脂層(1
4)の部分の構成が、基材(11)より易接着層(1
2)、離型層(141)、剥離層(142)、接着層
(144)の4層構成で、剥離層(142)又接着層
(144)の一方または両方に隠蔽性をもち、該樹脂層
(14)転写時に離型層(141)、剥離層(142)
の間から剥離する請求項1に記載の熱転写シート(1)
及び受像体(2)である。
【0014】また本発明は上記第1の発明において、受
像体(2)の構成が少なくとも透明な基材(21)及び
受像層(22)からなり、熱転写シート(1)の染料を
有する層の部分の構成が基材(11)、染料インキ層
(13)で、該樹脂層(14)の部分の構成が、基材
(11)より離型層(141)、剥離層(142)、隠
蔽層(143)、接着層(144)の4層構成で、剥離
層(142)、隠蔽層(143)、接着層(144)の
一または二つ以上に隠蔽性をもち、該樹脂層(14)転
写時に離型層(141)、剥離層(142)の間から剥
離する請求項1に記載の熱転写シート(1)及び受像体
(2)である。
【0015】また本発明は上記第1の発明において、受
像体(2)の構成が少なくとも透明な受像体基材(2
1)及び受像層(22)からなり、熱転写シート(1)
の染料を有する層の部分の構成が基材(11)、易接着
層(12)、染料インキ層(13)で、該樹脂層(1
4)の部分の構成が、基材(11)より易接着層(1
2)、離型層(141)、剥離層(142)、隠蔽層
(143)、接着層(144)の5層構成で、剥離層
(142)、隠蔽層(143)、接着層(144)の一
または二つ以上に隠蔽性をもち、該樹脂層(14)転写
時に離型層(141)、剥離層(142)の間から剥離
する請求項1に記載の熱転写シート(1)及び受像体
(2)である。
【0016】また本発明は上記第1の発明において、受
像体(2)の構成が少なくとも透明な受像体基材(2
1)及び受像層(22)からなり、熱転写シート(1)
の染料を有する層の部分の構成が基材(11)、易接着
層(12)、染料インキ層(13)で、該樹脂層(1
4)の部分の構成が、基材(11)より離型層(14
1)、剥離層(142)、隠蔽層(143)、接着層
(144)の4層構成で、剥離層(142)、隠蔽層
(143)、接着層(144)の一または二つ以上に隠
蔽性をもち、該樹脂層(14)転写時に離型層(14
1)、剥離層(142)の間から剥離する請求項1に記
載の熱転写シート(1)及び受像体(2)である。
【0017】また本発明は上記第1の発明において、受
像体(2)の受像体基材(21)の受像層(22)の反
対面にハードコート層(23)を設けた請求項1乃至1
1のいずれかに記載の熱転写シート(1)及び受像体
(2)である。
【0018】また本発明は上記第1の発明において、受
像体(2)の受像体基材(21)の受像層(22)の反
対面の表面をマット調にした請求項1乃至12のいずれ
かに記載の熱転写シート(1)及び受像体(2)であ
る。
【0019】また本発明は上記第1の発明において、受
像体(2)の受像体基材(21)の受像層(22)の反
対面の表面にエンボスホログラムを設けた請求項1乃至
12のいずれかに記載の熱転写シート(1)及び受像体
(2)である。
【0020】また本発明は上記第2の発明において、受
像体(2)の構成が少なくとも透明な受像体基材(2
1)及び受像層(22)からなり、熱転写シート(1)
の染料を有する層の部分の構成が基材(11)、染料イ
ンキ層(13)で、該樹脂層(14)の部分の構成が、
基材(11)より単層で、隠蔽性、感熱接着性、転写時
に基材(11)よりの剥離性を有する層である請求項1
5に記載の昇華転写記録方法である。
【0021】また本発明は上記第2の発明において、受
像体(2)の構成が少なくとも透明な受像体基材(2
1)及び受像層(22)からなり、熱転写シート(1)
の染料を有する層の部分の構成が基材(11)、易接着
層(12)、染料インキ層(13)で、該樹脂層(1
4)の部分の構成が、基材(11)より単層で、隠蔽
性、感熱接着性、転写時に基材(11)よりの剥離性を
有する層である請求項15に記載の昇華転写記録方法で
ある。
【0022】また本発明は上記第2の発明において、受
像体(2)の構成が少なくとも透明な受像体基材(2
1)及び受像層(22)からなり、熱転写シート(1)
の染料を有する層の部分の構成が基材(11)、染料イ
ンキ層(13)で、該樹脂層(14)の部分の構成が、
基材(11)より剥離層(142)、接着層(144)
の2層で、2層の内、一方または両方に隠蔽性をもつ請
求項15に記載の昇華転写記録方法である。
【0023】また本発明は上記第2の発明において、受
像体(2)の構成が少なくとも透明な受像体基材(2
1)及び受像層(22)からなり、熱転写シート(1)
の染料を有する層の部分の構成が基材(11)、易接着
層(12)、染料インキ層(13)で、該樹脂層(1
4)の部分の構成が、基材(11)より剥離層(14
2)、接着層(144)の2層で、2層の内、一方また
は両方に隠蔽性をもつ請求項15に記載の昇華転写記録
方法である。
【0024】また本発明は上記第2の発明において、受
像体(2)の構成が少なくとも透明な受像体基材(2
1)及び受像層(22)からなり、熱転写シート(1)
の染料を有する層の部分の構成が基材(11)、染料イ
ンキ層(13)で、該樹脂層(14)の部分の構成が、
基材(11)より離型層(141)、剥離層(14
2)、接着層(144)の3層構成で、剥離層(14
2)又接着層(144)の一方または両方に隠蔽性をも
ち、該樹脂層(14)転写時に離型層(141)、剥離
層(142)の間から剥離する請求項15に記載の昇華
転写記録方法である。
【0025】また本発明は上記第2の発明において、受
像体(2)の構成が少なくとも透明な受像体基材(2
1)及び受像層(22)からなり、熱転写シート(1)
の染料を有する層の部分の構成が基材(11)、易接着
層(12)、染料インキ層(13)で、該樹脂層(1
4)の部分の構成が、基材(11)より離型層(14
1)、剥離層(142)、接着層(144)の3層構成
で、剥離層(142)又接着層(144)の一方または
両方に隠蔽性をもち、該樹脂層(14)転写時に離型層
(141)、剥離層(142)の間から剥離する請求項
15に記載の昇華転写記録方法である。
【0026】また本発明は上記第2の発明において、受
像体(2)の構成が少なくとも透明な受像体基材(2
1)及び受像層(22)からなり、熱転写シート(1)
の染料を有する層の部分の構成が基材(11)、易接着
層(12)、染料インキ層(13)で、該樹脂層(1
4)の部分の構成が、基材(11)より易接着層(1
2)、離型層(141)、剥離層(142)、接着層
(144)の4層構成で、剥離層(142)又接着層
(144)の一方または両方に隠蔽性をもち、該樹脂層
(14)転写時に離型層(141)、剥離層(142)
の間から剥離する請求項15に記載の昇華転写記録方法
である。
【0027】また本発明は上記第2の発明において、受
像体(2)の構成が少なくとも透明な受像体基材(2
1)及び受像層(22)からなり、熱転写シート(1)
の染料を有する層の部分の構成が基材(11)、染料イ
ンキ層(13)で、該樹脂層(14)の部分の構成が、
基材(11)より離型層(141)、剥離層(14
2)、隠蔽層(143)、接着層(144)の4層構成
で、剥離層(142)、隠蔽層(143)、接着層(1
44)の一または二つ以上に隠蔽性をもち、該樹脂層
(14)転写時に離型層(141)、剥離層(142)
の間から剥離する請求項15に記載の昇華転写記録方法
である。
【0028】また本発明は上記第2の発明において、受
像体(2)の構成が少なくとも透明な受像体基材(2
1)及び受像層(22)からなり、熱転写シート(1)
の染料を有する層の部分の構成が基材(11)、易接着
層(12)、染料インキ層(13)で、該樹脂層(1
4)の部分の構成が、基材(11)より易接着層(1
2)、離型層(141)、剥離層(142)、隠蔽層
(143)、接着層(144)の5層構成で、剥離層
(142)、隠蔽層(143)、接着層(144)の一
または二つ以上に隠蔽性をもち、該樹脂層(14)転写
時に離型層(141)、剥離層(142)の間から剥離
する請求項15に記載の昇華転写記録方法である。
【0029】また本発明は上記第2の発明において、受
像体(2)の構成が少なくとも透明な受像体基材(2
1)及び受像層(22)からなり、熱転写シート(1)
の染料を有する層の部分の構成が基材(11)、易接着
層(12)、染料インキ層(13)で、該樹脂層(1
4)の部分の構成が、基材(11)より離型層(14
1)、剥離層(142)、隠蔽層(143)、接着層
(144)の4層構成で、剥離層(142)、隠蔽層
(143)、接着層(144)の一または二つ以上に隠
蔽性をもち、該樹脂層(14)転写時に離型層(14
1)、剥離層(142)の間から剥離する請求項15に
記載の昇華転写記録方法である。
【0030】また本発明は上記第2の発明において、受
像体(2)の受像体基材(21)の受像層(22)の反
対面にハードコート層(23)を設けた請求項15乃至
25のいずれかに記載の昇華転写記録方法である。
【0031】また本発明は上記第2の発明において、受
像体(2)の受像体基材(21)の受像層(22)の反
対面の表面をマット調にした請求項15乃至26のいず
れかに記載の昇華転写記録方法である。
【0032】また本発明は上記第2の発明において、受
像体(2)の受像体基材(21)の受像層(22)の反
対面の表面にエンボスホログラムを設けた請求項15乃
至26のいずれかに記載の昇華転写記録方法である。
【0033】受像体基材(21)は、画像をこれを通し
て、見るため透明性が必要である。厚さに特に制限はな
いが、プリンターの搬送性等を考慮すると、75μm〜
200μmが好ましく、材質としてはポリエチレンテレ
フタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリオレフィ
ン、セルロース系の透明性のあるフィルムを使用する。
受像層(22)は、透明は染料受容樹脂で、セルロース
誘導体、スチレン樹脂、スチレン共重合樹脂、アクリル
樹脂、メタクリル樹脂、ロジンエステル樹脂、ポリ酢酸
ビニル樹脂、ポリ塩化ビニル、塩ビ・酢ビ共重合体、エ
チレン・酢ビ共重合体、ポリエステル樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、ブチラール樹脂、ポリアミド樹脂、石油樹脂、
塩化ゴム、塩素化ポリオレフィン樹脂の1種又は2種以
上のを用いる。通常厚みは、1μm〜10μmが一般的
である。受像層(22)に対して転写により画像が形成
されるが、下記各サンプルの熱転写シートの構成によれ
ば、イエローインキ層(131)、マゼンタインキ層
(132)、シアンインキ層(133)、そして樹脂層
(14)部分と順次に転写工程に入ることになる。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の昇華転写記録媒体及びこ
れを用いた昇華転写記録方法を一実施形態に基づいて以
下に詳細に説明する。図1は、本発明の熱転写シートの
一実施例の断面図的概略図であり、図2は本発明の熱転
写シートの他実施例の断面図的概略図であり、図3は本
発明の熱転写シートの他実施例の断面図的概略図であ
り、図4は本発明の熱転写シートのまた他実施例の断面
図的概略図であり、図5は本発明の熱転写シートのまた
他実施例の断面図的概略図であり、図6は本発明の熱転
写シートのまた他実施例の断面図的概略図であり、図7
は本発明の熱転写シートのまた他実施例の断面図的概略
図であり、図8は本発明の熱転写シートのまた他実施例
の断面図的概略図であり、図9は本発明の熱転写シート
のまた他実施例の断面図的概略図であり、図10は本発
明の熱転写シートのまた他実施例の断面図的概略図であ
る。図11は本発明の受像体の一実施例の断面図的概略
図であり、図12は本発明の受像体の他実施例の断面図
的概略図であり、図13は本発明の受像体のまた他実施
例の断面図的概略図である。図14は(熱転写シートの
比較サンプル1)の断面図的概略図である。図1〜図1
4において1は熱転写シート、11は基材、12は易接
着層、13はインキ層、131はイエローインキ層、1
32はマゼンタインキ層、133はシアンインキ層、1
4は樹脂層、141は離型層、142は剥離層、143
は隠蔽層、144は接着層、15はバックコート層、2
は受像体、21は受像体基材、22は受像層、23はハ
ードコート層である。
【0035】本発明において昇華転写記録媒体とは熱転
写シート(1)、受像体(2)のいずれか一方または両
者の組合せをさすものとする。
【0036】本発明において使用する熱転写シート
(1)の構成は、図1〜図10である。まず染料インキ
層(13)部分の説明をすると、インキとしては、墨等
単色でも、また、3色に墨を追加した4色でかまわな
い。
【0037】基材(11)としては、、染料インキ層
(13)の形成のし易さや取扱い易さ、あるいは機械的
強度の観点から、コンデンサーペーパー等の紙またはポ
リエステルフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロ
ピレンフィルム、あるいはセロファン等が挙げられる
が、特には耐熱性も高いことから好ましいのはポリエス
テルフィルム(具体例としては、ポリエチレンテレフタ
レート[PET]やポリエチレンナフタレート[PE
N]、等)である。なお、基材(11)の厚みは、機械
的強度、取扱い易さあるいは入手の容易さから2μm〜
50μmがよいが、本発明のより高い効果を期待するに
は(熱伝導率、熱伝達率、蓄熱性能、等の熱的特性にも
関係するため)2μm〜16μmがいっそう好適であ
る。
【0038】易接着層(12)は、本来はインキ層(1
3)と基材(11)との密着性を向上させるために、設
けたもので、セルロース誘導体、スチレン樹脂、スチレ
ン共重合樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ロジン
エステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリ塩化ビニル、
塩ビ・酢ビ共重合体、エチレン・酢ビ共重合体、ポリエ
ステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ブチラール樹脂、ポリ
アミド樹脂、石油樹脂、塩化ゴム、塩素化ポリオレフィ
ン樹脂の1種又は2種以上のを用いる。樹脂としては、
熱可塑性でも硬化系でもよく、この通常厚みは1μm以
下である。
【0039】次にインキ層(13)に使用する染料であ
るが、イエローインキ層(131)のイエロー成分とし
ては、例えばソルベントイエロー56,16,30,9
3,33、ディスパースイエロー201,231,33
等である。マゼンタインキ層(132)のマゼンタ成分
としては、例えば、C.I.ディスパーズレッド60、
C.I.ディスパーズバイオレット26、C.I.ソル
ベントレッド27、あるいはC.I.ソルベントレッド
19等が挙げられる。シアンインキ層(133)のシア
ン成分としては、例えば、C.I.ディスパーズブルー
354、C.I.ソルベントブルー63、C.I.ソル
ベントブルー36、あるいはC.I.ディスパーズブル
ー24等が挙げられる。墨の染料としては、上記の各染
料を組み合わせをして調色する。上記は一例で、熱昇華
性または、熱移行性を有する染料であればよい。インキ
層のバインダー樹脂としては、エチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロー
ス、酢酸セルロース等のセルロース系樹脂、ブチラール
樹脂、アセタール樹脂、フェノキシ樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂、ポリエステル樹脂等が挙げられる。
【0040】なお、インキ層(13)中の染料とバイン
ダー樹脂との割合は、染料/樹脂=10/100から3
00/100が好ましい。これは、染料/樹脂の割合
が、10/100を下回ると、染料が少な過ぎて発色感
度が不十分となり良好な熱転写画像が得られず、また、
この割合が300/100を越えると、バインダー樹脂
に対する染料の溶解性が極端に低下する為に熱転写シー
トとなった際にインキ層の保存安定性が悪くなってしま
う(染料が析出し易くなってしまう為)。また、本発明
でより高い効果を期待するには染料/樹脂=40/10
0から200/100がいっそう好ましい。
【0041】本発明の熱転写シートのインキ層(13)
は、基本的には上記の材料から形成されるが、熱転写時
における熱転写シート(1)と受像体(2)との融着を
防止するために、受像層(22)との相性を検討して必
要に応じてインキ層(13)中に離型剤を添加すること
が好適である。離型剤の添加量は、インキ層の固形分に
対して0.01%〜10%程度が望ましい。この添加量
が、0.01%を下回ると離型性が十分に発揮できなく
なり、また10%を越えると、熱転写層を塗工により基
材シート(11)上に形成することが困難になるとか、
インキの表面へのブリード量が増加し過ぎて被転写体の
汚れを招き易くなる、とかの諸問題が発生してくるため
である。
【0042】インキ層(13)は、好ましくは適当な溶
剤中に前記の染料、バインダー樹脂その他の添加剤加え
て各成分を溶解又は分散させて熱転写層用インキを調製
し、これを上記の基材上に塗布及び乾燥させて形成する
(塗工)。このようにして形成するインク層(すなわち
染料担持層)は厚さが0.2μm〜5μmであるが、こ
の中でより好ましくは0.4μm〜3μm程度のもので
ある。ここで、インキ層の厚さについては、0.2μm
を下回ると十分な発色濃度が得られず、5μmを越える
と発色感度が悪くなるという欠点が生じる。
【0043】次に隠蔽層(143)となる樹脂層(1
4)の部分について説明すると、該樹脂層(14)の構
成としては下記の7種類が考えられるが、最終的に印画
物の裏打ちとなる樹脂層(14)部分には、サーマルヘ
ッドの熱で、受像層(22)へ転写可能なこと、画像の
バックとなるために隠蔽性、転写後の画像の保護層とな
るための耐性が必要となる。 タイプ1:基材/樹脂層 タイプ2:基材/剥離層/接着層 タイプ3:基材/剥離層/隠蔽層/接着層 タイプ4:基材/離型層/剥離層/接着層 タイプ5:基材/易接着層/離型層/剥離層/接着層 タイプ6:基材/離型層/剥離層/隠蔽層/接着層 タイプ7:基材/易接着層/離型層/剥離層/隠蔽層/
接着層
【0044】タイプ1の場合、樹脂層(14)には、こ
の3つの特性を1つの層で持たせる必要があり、材料の
選択が非常に難しく、また、得られる特性も他のタイプ
に較べると落ちる。しかし、場合によっては、単層で十
分である。使う樹脂としては、セルロース誘導体、スチ
レン樹脂、スチレン共重合樹脂、アクリル樹脂、メタク
リル樹脂、ロジンエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、
ポリ塩化ビニル、塩ビ・酢ビ共重合体、エチレン・酢ビ
共重合体、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ブチ
ラール樹脂、ポリアミド樹脂、石油樹脂、塩化ゴム、塩
素化ポリオレフィン樹脂、の1種又は2種以上のを用い
る。隠蔽性を持たせるために、酸化チタン、中空フィラ
ー等隠蔽性のある、基本的に白色の粒子を添加する。
【0045】タイプ2の場合は、樹脂層(14)部を剥
離層(142)、接着層(144)の2つの部分に分離
し、剥離層(142)は、受像層(22)へ転写時に基
材(11)からの剥離を容易にし、最終的に画像の裏面
の表面となるため、表面耐性を持たせる。また、接着層
(144)は、サーマルヘッドでの転写を容易にするた
め、熱接着性を重視して選択する。機能を分離すること
により、さらに高物性なものを作成することができる。
隠蔽性は、2つの層両方または、どちらか一方にもたせ
る。剥離層(142)、接着層(144)に使用する樹
脂としては、セルロース誘導体、スチレン樹脂、スチレ
ン共重合樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ロジン
エステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリ塩化ビニル、
塩ビ・酢ビ共重合体、エチレン・酢ビ共重合体、ポリエ
ステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ブチラール樹脂、ポリ
アミド樹脂、石油樹脂、塩化ゴム、塩素化ポリオレフィ
ン樹脂の1種又は2種以上のを用いる。隠蔽性を持たせ
るために、酸化チタン、中空フィラー等隠蔽性のある、
基本的に白色の粒子を添加する。
【0046】タイプ3の場合、もう1つの機能である隠
蔽性を持たせる層を隠蔽層(143)として独立させ
た。隠蔽性を向上させるには、できるだけ多くの隠蔽粒
子を層中に含む必要があるが、上記タイプ1,2では、
他の機能も満足させなければならないため、隠蔽粒子を
あまりたくさん添加できない。このタイプの場合、隠蔽
層(143)は、隠蔽性のために、隠蔽粒子をたくさん
保持できる樹脂を使用することができる。また、補助的
に剥離層(142)、接着層(144)に隠蔽粒子を添
加すれば、さらに隠蔽性は確保できる。使用する樹脂と
しては、セルロース誘導体、スチレン樹脂、スチレン共
重合樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ロジンエス
テル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリ塩化ビニル、塩ビ
・酢ビ共重合体、エチレン・酢ビ共重合体、ポリエステ
ル樹脂、ポリウレタン樹脂、ブチラール樹脂、ポリアミ
ド樹脂、石油樹脂、塩化ゴム、塩素化ポリオレフィン樹
脂の1種又は2種以上のを用いる。
【0047】タイプ4は、タイプ2の基材(11)と剥
離層(142)の間に離型層(141)を設け、剥離性
を向上させてタイプである。離型層(141)である
が、その使用樹脂としては、エポキシ樹脂、メラミン系
樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、尿
素樹脂の1種または2種以上を混合し、硬化させたもの
を使用する。通常厚みは、0.1μm〜2μmである。
【0048】タイプ5は、タイプ4の基材(11)と離
型層(141)の間に易接着層(12)を設けたもの。
離型層(141)の基材(11)への密着性を向上させ
る。易接着層(12)は、前記のものと同一である。
【0049】タイプ6は、タイプ3の基材(11)と剥
離層(142)の間に離型層(141)を設けたもので
ある。
【0050】タイプ7は、タイプ6の基材(11)と離
型層(141)の間に易接着層(12)を設けたもので
ある。
【0051】画像の耐摩性を向上させるために、タイプ
1の樹脂層(14)、タイプ2〜7の剥離層(142)
にスリップ剤を添加してもよい。スリップ剤としては、
ワックス特にポリエチレンワックス、シリコンオイル、
シリコンパウダー、フッ素パウダー等が好適である。
【0052】印画後の耐光性を向上させるために、タイ
プ1の樹脂層(14)、タイプ2から7の剥離層(14
2)から接着層(144)の間の層に、紫外線吸収剤を
添加してもよい。
【0053】熱転写シート(1)が有する耐熱性や滑り
性を向上させるために、基材(11)のインキ層(1
3)を設けていない側の面にバックコート層(23)を
設けるのも好適といえる。熱転写に要求される事項が厳
しくなった場合(例えば、高速熱転写の要求)に、熱転
写シート(1)の前記基本構成に対して、基材シート
(11)の材料とも相性の良い適当な材料からなるバッ
クコート層(23)を組み合わせることによって、より
厳しい要求にも対応し易くできる。
【0054】次に受像体(2)について説明する。本発
明に使用する昇華転写記録用受像体は、図11〜図13
である。受像体基材(21)は、画像を基材を通して、
見るため透明性が必要である。受像体基材(21)の厚
さに特に制限はないが、プリンターの搬送性等を考慮す
ると、一般的には25μm〜300μm、好ましくは7
5μm〜200μmとする。材質としては、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリオ
レフィン、セルロース系の透明性のあるフィルムを使用
する。
【0055】受像層(22)は、透明は染料受容樹脂
で、セルロース誘導体、スチレン樹脂、スチレン共重合
樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ロジンエステル
樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリ塩化ビニル、塩ビ・酢
ビ共重合体、エチレン・酢ビ共重合体、ポリエステル樹
脂、ポリウレタン樹脂、ブチラール樹脂、ポリアミド樹
脂、石油樹脂、塩化ゴム、塩素化ポリオレフィン樹脂の
1種又は2種以上のを用いる。通常厚みは、1μm〜1
0μmが一般的である。また、染料受像層(22)には
適宜シリコーンオイルやシリコーンパウダー、シリカ等
の各種フィラーを添加しても全く問題ない。
【0056】さらに、受像体基材(21)と受像層(2
2)の間に染料受像層の基材への接着を補助するための
アンカー層や画像印刷層があっても何ら問題ない。ま
た、受像体基材(21)の受像層(22)の反対側にハ
ードコート層(23)を設けることにより、画像の耐性
をさらに向上させることができる。ハードコートして
は、受像体基材(21)の表面より、傷つきにくい熱可
塑樹脂でもよいが、熱硬化、紫外線(UV)硬化、電子
硬化等で得られたアクリル、ウレタン、シリコン、メラ
ミン、エポキシ樹脂等が好適である。また、画像の表面
の艶を変えるために、受像体基材(21)の受像層(2
2)面の反対側をマット調にすることにより行う。マッ
トにする方法は、マット処理された基材を使用するか、
上記ハードコート層(23)中にマット剤を混入し、表
面を荒らす方法がある。また、受像体基材(21)の受
像層(22)の反対側にエンボスホログラムを設けるこ
とによりさらに意匠性の高い印字物を得ることができ
る。
【0057】
【実施例】以下に本発明の実施例を具体的に説明する。
【0058】<熱転写シートのサンプル1>基材として
は、無処理のポリエステルフィルム5.5μmに下記イ
ンキ層(イエロー、マゼンタ、シアン)、下記樹脂層を
グラビア印刷機で、乾燥温度90℃で、パターンコート
して、サンプルを作成した。各乾燥膜厚は、インキ層は
すべて1μm、樹脂層は、3μmである(この構成は図
1のものに対応する)。 (インキ層) イエローインキ層インキ C.I.ソルベントイエロー93 … … … 3.0部 C.I.ソルベントイエロー16 … … … 1.0部 ポリエステル樹脂 … … … 5.0部 シリコン変性樹脂 … … … 0.05部 テトラヒドロフラン … … … 60.0部 トルエン … … … 31.0部 マゼンタインキ層インキ C.I.ディスパースレッド60 … … … 1.5部 C.I.ディスパースバイオレット26 … … … 1.5部 ポリエステル樹脂 … … … 5.0部 シリコン変性樹脂 … … … 0.05部 テトラヒドロフラン … … … 60.0部 トルエン … … … 31.0部 シアンインキ層インキ C.I.ソルベントブルー63 … … … 1.5部 C.I.ソルベントブルー36 … … … 1.5部 ポリエステル樹脂 … … … 5.0部 シリコン変性樹脂 … … … 0.05部 テトラヒドロフラン … … … 60.0部 トルエン … … … 31.0部 (樹脂層) アクリル樹脂(Tg:60℃) … … … 15部 塩酢ビ樹脂 … … … 5部 酸化チタン … … … 40部 ポリエチレンパウダー … … … 3部 紫外線吸収剤 … … … 3部 トルエン … … … 50部 メチルエチルケトン … … … 50部
【0059】<熱転写シートのサンプル2>基材として
は、無処理のポリエステルフィルム5.5μmに下記易
接着層、下記インキ層(イエロー、マゼンタ、シア
ン)、下記樹脂層をグラビア印刷機で、乾燥温度90℃
で、パターンコートして、サンプルを作成した。各乾燥
膜厚は、易接着層は0.3μm、インキ層はすべて1μ
m、樹脂層は3μmである(この構成は図2のものに対
応する)。 (易接着層) ポリエステル樹脂 … … … 20部 トルエン … … … 50部 メチルエチルケトン … … … 50部 (インキ層) イエローインキ層インキ C.I.ソルベントイエロー93 … … … 3.0部 C.I.ソルベントイエロー16 … … … 1.0部 フェノキシ樹脂 … … … 5.0部 シリコン変性樹脂 … … … 0.05部 テトラヒドロフラン … … … 60.0部 トルエン … … … 31.0部 マゼンタインキ層インキ C.I.ディスパースレッド60 … … … 1.5部 C.I.ディスパースバイオレット26 … … … 1.5部 フェノキシ樹脂 … … … 5.0部 シリコン変性樹脂 … … … 0.05部 テトラヒドロフラン … … … 60.0部 トルエン … … … 31.0部 シアンインキ層インキ C.I.ソルベントブルー63 … … … 1.5部 C.I.ソルベントブルー36 … … … 1.5部 フェノキシ樹脂 … … … 5.0部 シリコン変性樹脂 … … … 0.05部 テトラヒドロフラン … … … 60.0部 トルエン … … … 31.0部 (樹脂層) アクリル樹脂(Tg:60℃) … … … 15部 塩酢ビ樹脂 … … … 5部 酸化チタン … … … 40部 ポリエチレンパウダー … … … 3部 紫外線吸収剤 … … … 3部 トルエン … … … 50部 メチルエチルケトン … … … 50部
【0060】<熱転写シートのサンプル3>基材として
は、無処理のポリエステルフィルム5.5μmに下記イ
ンキ層(イエロー、マゼンタ、シアン)、下記剥離層、
接着層をグラビア印刷機で、乾燥温度90℃で、パター
ンコートして、サンプルを作成した。各乾燥膜厚は、イ
ンキ層はすべて1μm、剥離層は1μm、接着層2μm
である(この構成は図3のものに対応する)。 (インキ層) イエローインキ層インキ C.I.ソルベントイエロー93 … … … 3.0部 C.I.ソルベントイエロー16 … … … 1.0部 ポリエステル樹脂 … … … 5.0部 シリコン変性樹脂 … … … 0.05部 テトラヒドロフラン … … … 60.0部 トルエン … … … 31.0部 マゼンタインキ層インキ C.I.ディスパースレッド60 … … … 1.5部 C.I.ディスパースバイオレット26 … … … 1.5部 ポリエステル樹脂 … … … 5.0部 シリコン変性樹脂 … … … 0.05部 テトラヒドロフラン … … … 60.0部 トルエン … … … 31.0部 シアンインキ層インキ C.I.ソルベントブルー63 … … … 1.5部 C.I.ソルベントブルー36 … … … 1.5部 ポリエステル樹脂 … … … 5.0部 シリコン変性樹脂 … … … 0.05部 テトラヒドロフラン … … … 60.0部 トルエン … … … 31.0部 (剥離層) アクリル樹脂(Tg:105℃) … … … 15部 酸化チタン … … … 20部 ポリエチレンパウダー … … … 3部 紫外線吸収剤 … … … 3部 トルエン … … … 50部 メチルウチルケトン … … … 50部 (接着層) アクリル樹脂(Tg:45℃) … … … 15部 酸化チタン … … … 20部 ポリエチレンパウダー … … … 3部 紫外線吸収剤 … … … 3部 トルエン … … … 50部 メチルエチルケトン … … … 50部
【0061】<熱転写シートのサンプル4>基材として
は、無処理のポリエステルフィルム5.5μmに下記易
接着層、下記インキ層(イエロー、マゼンタ、シア
ン)、下記剥離層、接着層をグラビア印刷機で、乾燥温
度90℃で、パターンコートして、サンプルを作成し
た。各乾燥膜厚は、易接着層は0.3μm、インキ層は
すべて1μm、剥離層は1μm、接着層は3μmである
(この構成は図4のものに対応する)。 (易接着層) ポリエステル樹脂 … … … 20部 トルエン … … … 50部 メチルエチルケトン … … … 50部 (インキ層) イエローインキ層インキ C.I.ソルベントイエロー93 … … … 3.0部 C.I.ソルベントイエロー16 … … … 1.0部 フェノキシ樹脂 … … … 5.0部 シリコン変性樹脂 … … … 0.05部 テトラヒドロフラン … … … 60.0部 トルエン … … … 31.0部 マゼンタインキ層インキ C.I.ディスパースレッド60 … … … 1.5部 C.I.ディスパースバイオレット26 … … … 1.5部 フェノキシ樹脂 … … … 5.0部 シリコン変性樹脂 … … … 0.05部 テトラヒドロフラン … … … 60.0部 トルエン … … … 31.0部 シアンインキ層インキ C.I.ソルベントブルー63 … … … 1.5部 C.I.ソルベントブルー36 … … … 1.5部 フェノキシ樹脂 … … … 5.0部 シリコン変性樹脂 … … … 0.05部 テトラヒドロフラン … … … 60.0部 トルエン … … … 31.0部 (剥離層) アクリル樹脂(Tg:105℃) … … … 15部 酸化チタン … … … 20部 ポリエチレンパウダー … … … 3部 紫外線吸収剤 … … … 3部 トルエン … … … 50部 メチルエチルケトン … … … 50部 (接着層) アクリル樹脂(Tg:45℃) … … … 15部 酸化チタン … … … 20部 ポリエチレンパウダー … … … 3部 紫外線吸収剤 … … … 3部 トルエン … … … 50部 メチルエチルケトン … … … 50部
【0062】<熱転写シートのサンプル5>基材として
は、無処理のポリエステルフィルム5.5μmに下記イ
ンキ層(イエロー、マゼンタ、シアン)、下記離型層、
剥離層、接着層をグラビア印刷機で、乾燥温度90℃
で、パターンコートして、サンプルを作成した。各乾燥
膜厚は、インキ層はすべて1μm、離型層は、1μm、
剥離層は1μm、接着層2μmである(この構成は図5
のものに対応する)。 (インキ層) イエローインキ層インキ C.I.ソルベントイエロー93 … … … 3.0部 C.I.ソルベントイエロー16 … … … 1.0部 ポリエステル樹脂 … … … 5.0部 シリコン変性樹脂 … … … 0.05部 テトラヒドロフラン … … … 60.0部 トルエン … … … 31.0部 マゼンタインキ層インキ C.I.ディスパースレッド60 … … … 1.5部 C.I.ディスパースバイオレット26 … … … 1.5部 ポリエステル樹脂 … … … 5.0部 シリコン変性樹脂 … … … 0.05部 テトラヒドロフラン … … … 60.0部 トルエン … … … 31.0部 シアンインキ層インキ C.I.ソルベントブルー63 … … … 1.5部 C.I.ソルベントブルー36 … … … 1.5部 ポリエステル樹脂 … … … 5.0部 シリコン変性樹脂 … … … 0.05部 テトラヒドロフラン … … … 60.0部 トルエン … … … 31.0部 (離型層) シリコン樹脂 … … … 30.0部 有機スルホン酸 … … … 1.0部 トルエン … … … 35.0部 メチルエチルケトン … … … 35.0部 (剥離層) アクリル樹脂(Tg:105℃) … … … 15部 酸化チタン … … … 20部 ポリエチレンパウダー … … … 3部 紫外線吸収剤 … … … 3部 トルエン … … … 50部 メチルエチルケトン … … … 50部 (接着層) アクリル樹脂(Tg:45℃) … … … 15部 酸化チタン … … … 20部 ポリエチレンパウダー … … … 3部 紫外線吸収剤 … … … 3部 トルエン … … … 50部 メチルエチルケトン … … … 50部
【0063】<熱転写シートのサンプル6>基材として
は、無処理のポリエステルフィルム5.5μmに下記易
接着層、下記インキ層(イエロー、マゼンタ、シア
ン)、下記離型層、剥離層、接着層をグラビア印刷機
で、乾燥温度90℃で、パターンコートして、サンプル
を作成した。各乾燥膜厚は、易接着層は0.3μm、イ
ンキ層はすべて1μm、離型層は1μm、剥離層は1μ
m、接着層は3μmである(この構成は図6のものに対
応する)。 (易接着層) ポリエステル樹脂 … … … 20部 トルエン … … … 50部 メチルエチルケトン … … … 50部 (インキ層) イエローインキ層インキ C.I.ソルベントイエロー93 … … … 3.0部 C.I.ソルベントイエロー16 … … … 1.0部 フェノキシ樹脂 … … … 5.0部 シリコン変性樹脂 … … … 0.05部 テトラヒドロフラン … … … 60.0部 トルエン … … … 31.0部 マゼンタインキ層インキ C.I.ディスパースレッド60 … … … 1.5部 C.I.ディスパースバイオレット26 … … … 1.5部 フェノキシ樹脂 … … … 5.0部 シリコン変性樹脂 … … … 0.05部 テトラヒドロフラン … … … 60.0部 トルエン … … … 31.0部 シアンインキ層インキ C.I.ソルベントブルー63 … … … 1.5部 C.I.ソルベントブルー36 … … … 1.5部 フェノキシ樹脂 … … … 5.0部 シリコン変性樹脂 … … … 0.05部 テトラヒドロフラン … … … 60.0部 トルエン … … … 31.0部 (離型層) シリコン樹脂 … … … 30.0部 有機スルホン酸 … … … 1.0部 トルエン … … … 35.0部 メチルエチルケトン … … … 35.0部 (剥離層) アクリル樹脂(Tg:105℃) … … … 15部 酸化チタン … … … 20部 ポリエチレンパウダー … … … 3部 紫外線吸収剤 … … … 3部 トルエン … … … 50部 メチルエチルケトン … … … 50部 (接着層) アクリル樹脂(Tg:45℃) … … … 15部 酸化チタン … … … 20部 ポリエチレンパウダー … … … 3部 紫外線吸収剤 … … … 3部 トルエン … … … 50部 メチルエチルケトン … … … 50部
【0064】<熱転写シートのサンプル7>基材として
は、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂の混合樹脂で0.
1μm厚みで予め易接着処理されたポリエステルフィル
ム5.5μmに、下記インキ層(イエロー、マゼンタ、
シアン)、下記離型層、剥離層、接着層をグラビア印刷
機で、乾燥温度90℃で、パターンコートして、サンプ
ルを作成した。各乾燥膜厚は、易接着層は0.3μm、
インキ層はすべて1μm、離型層は1μm、剥離層は1
μm、接着層は3μmである(この構成は図7のものに
対応する)。 (インキ層) イエローインキ層インキ C.I.ソルベントイエロー93 … … … 3.0部 C.I.ソルベントイエロー16 … … … 1.0部 フェノキシ樹脂 … … … 5.0部 シリコン変性樹脂 … … … 0.05部 テトラヒドロフラン … … … 60.0部 トルエン … … … 31.0部 マゼンタインキ層インキ C.I.ディスパースレッド60 … … … 1.5部 C.I.ディスパースバイオレット26 … … … 1.5部 フェノキシ樹脂 … … … 5.0部 シリコン変性樹脂 … … … 0.05部 テトラヒドロフラン … … … 60.0部 トルエン … … … 31.0部 シアンインキ層インキ C.I.ソルベントブルー63 … … … 1.5部 C.I.ソルベントブルー36 … … … 1.5部 フェノキシ樹脂 … … … 5.0部 シリコン変性樹脂 … … … 0.05部 テトラヒドロフラン … … … 60.0部 トルエン … … … 31.0部 (離型層) シリコン樹脂 … … … 30.0部 有機スルホン酸 … … … 1.0部 トルエン … … … 35.0部 メチルエチルケトン … … … 35.0部 (剥離層) アクリル樹脂(Tg:105℃) … … … 15部 酸化チタン … … … 20部 ポリエチレンパウダー … … … 3部 紫外線吸収剤 … … … 3部 トルエン … … … 50部 メチルエチルケトン … … … 50部 (接着層) アクリル樹脂(Tg:45℃) … … … 15部 酸化チタン … … … 20部 ポリエチレンパウダー … … … 3部 紫外線吸収剤 … … … 3部 トルエン … … … 50部 メチルエチルケトン … … … 50部
【0065】<熱転写シートのサンプル8>基材として
は、無処理のポリエステルフィルム5.5μmに下記イ
ンキ層(イエロー、マゼンタ、シアン)、下記離型層、
剥離層、隠蔽層、接着層をグラビア印刷機で、乾燥温度
90℃で、パターンコートして、サンプルを作成した。
各乾燥膜厚は、インキ層はすべて1μm、離型層は、1
μm、剥離層は1μm、隠蔽層3μm、接着層2μmで
ある(この構成は図8のものに対応する)。 (インキ層) イエローインキ層インキ C.I.ソルベントイエロー93 … … … 3.0部 C.I.ソルベントイエロー16 … … … 1.0部 ポリエステル樹脂 … … … 5.0部 シリコン変性樹脂 … … … 0.05部 テトラヒドロフラン … … … 60.0部 トルエン … … … 31.0部 マゼンタインキ層インキ C.I.ディスパースレッド60 … … … 1.5部 C.I.ディスパースバイオレット26 … … … 1.5部 ポリエステル樹脂 … … … 5.0部 シリコン変性樹脂 … … … 0.05部 テトラヒドロフラン … … … 60.0部 トルエン … … … 31.0部 シアンインキ層インキ C.I.ソルベントブルー63 … … … 1.5部 C.I.ソルベントブルー36 … … … 1.5部 ポリエステル樹脂 … … … 5.0部 シリコン変性樹脂 … … … 0.05部 テトラヒドロフラン … … … 60.0部 トルエン … … … 31.0部 (離型層) シリコン樹脂 … … … 30.0部 有機スルホン酸 … … … 1.0部 トルエン … … … 35.0部 メチルエチルケトン … … … 35.0部 (剥離層) アクリル樹脂(Tg:105℃) … … … 15部 酸化チタン … … … 20部 ポリエチレンパウダー … … … 3部 紫外線吸収剤 … … … 3部 トルエン … … … 50部 メチルエチルケトン … … … 50部 (隠蔽層) アクリル樹脂(Tg:65℃) … … … 15部 酸化チタン … … … 40部 紫外線吸収剤 … … … 3部 トルエン … … … 50部 メチルエチルケトン … … … 50部 (接着層) アクリル樹脂(Tg:45℃) … … … 15部 酸化チタン … … … 20部 ポリエチレンパウダー … … … 3部 紫外線吸収剤 … … … 3部 トルエン … … … 50部 メチルエチルケトン … … … 50部
【0066】<熱転写シートのサンプル9>基材として
は、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂の混合樹脂で0.
1μm厚みで予め易接着処理されたポリエステルフィル
ム5.5μmに、下記インキ層(イエロー、マゼンタ、
シアン)、下記離型層、剥離層、隠蔽層、接着層をグラ
ビア印刷機で、乾燥温度90℃で、パターンコートし
て、サンプルを作成した。各乾燥膜厚は、インキ層はす
べて1μm、離型層は、1μm、剥離層は1μm、隠蔽
層3μm、接着層2μmである(この構成は図9のもの
に対応する)。 (インキ層) イエローインキ層インキ C.I.ソルベントイエロー93 … … … 3.0部 C.I.ソルベントイエロー16 … … … 1.0部 ポリエステル樹脂 … … … 5.0部 シリコン変性樹脂 … … … 0.05部 テトラヒドロフラン … … … 60.0部 トルエン … … … 31.0部 マゼンタインキ層インキ C.I.ディスパースレッド60 … … … 1.5部 C.I.ディスパースバイオレット26 … … … 1.5部 ポリエステル樹脂 … … … 5.0部 シリコン変性樹脂 … … … 0.05部 テトラヒドロフラン … … … 60.0部 トルエン … … … 31.0部 シアンインキ層インキ C.I.ソルベントブルー63 … … … 1.5部 C.I.ソルベントブルー36 … … … 1.5部 ポリエステル樹脂 … … … 5.0部 シリコン変性樹脂 … … … 0.05部 テトラヒドロフラン … … … 60.0部 トルエン … … … 31.0部 (離型層) シリコン樹脂 … … … 30.0部 有機スルホン酸 … … … 1.0部 トルエン … … … 35.0部 メチルエチルケトン … … … 35.0部 (剥離層) アクリル樹脂(Tg:105℃) … … … 15部 酸化チタン … … … 20部 ポリエチレンパウダー … … … 3部 紫外線吸収剤 … … … 3部 トルエン … … … 50部 メチルエチルケトン … … … 50部 アクリル樹脂(Tg:65℃) … … … 15部 酸化チタン … … … 40部 紫外線吸収剤 … … … 3部 トルエン … … … 50部 メチルエチルケトン … … … 50部 (接着層) アクリル樹脂(Tg:45℃) … … … 15部 酸化チタン … … … 20部 ポリエチレンパウダー … … … 3部 紫外線吸収剤 … … … 3部 トルエン … … … 50部 メチルエチルケトン … … … 50部
【0067】<熱転写シートのサンプル10>基材とし
ては、無処理のポリエステルフィルム5.5μmに下記
易接着層、下記インキ層(イエロー、マゼンタ、シア
ン)、下記離型層、剥離層、隠蔽層、接着層をグラビア
印刷機で、乾燥温度90℃で、パターンコートして、サ
ンプルを作成した。各乾燥膜厚は、易接着層は0.3μ
m、インキ層はすべて1μm、離型層は1μm、剥離層
は1μm、隠蔽層3μm、接着層は2μmである(この
構成は図10のものに対応する)。 (易接着層) ポリエステル樹脂 … … … 20部 トルエン … … … 50部 メチルエチルケトン … … … 50部 (インキ層) イエローインキ層インキ C.I.ソルベントイエロー93 … … … 3.0部 C.I.ソルベントイエロー16 … … … 1.0部 フェノキシ樹脂 … … … 5.0部 シリコン変性樹脂 … … … 0.05部 テトラヒドロフラン … … … 60.0部 トルエン … … … 31.0部 マゼンタインキ層インキ C.I.ディスパースレッド60 … … … 1.5部 C.I.ディスパースバイオレット26 … … … 1.5部 フェノキシ樹脂 … … … 5.0部 シリコン変性樹脂 … … … 0.05部 テトラヒドロフラン … … … 60.0部 トルエン … … … 31.0部 シアンインキ層インキ C.I.ソルベントブルー63 … … … 1.5部 C.I.ソルベントブルー36 … … … 1.5部 フェノキシ樹脂 … … … 5.0部 シリコン変性樹脂 … … … 0.05部 テトラヒドロフラン … … … 60.0部 トルエン … … … 31.0部 (離型層) シリコン樹脂 … … … 30.0部 有機スルホン酸 … … … 1.0部 トルエン … … … 35.0部 メチルエチルケトン … … … 35.0部 (剥離層) アクリル樹脂(Tg:105℃) … … … 15部 酸化チタン … … … 20部 ポリエチレンパウダー … … … 3部 紫外線吸収剤 … … … 3部 トルエン … … … 50部 メチルエチルケトン … … … 50部 (隠蔽層) アクリル樹脂(Tg:65℃) … … … 15部 酸化チタン … … … 40部 紫外線吸収剤 … … … 3部 トルエン … … … 50部 メチルエチルケトン … … … 50部 (接着層) アクリル樹脂(Tg:45℃) … … … 15部 酸化チタン … … … 20部 ポリエチレンパウダー … … … 3部 紫外線吸収剤 … … … 3部 トルエン … … … 50部 メチルエチルケトン … … … 50部
【0068】<熱転写シートの比較サンプル1>基材と
しては、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂の混合樹脂で
0.1μm厚みで予め易接着処理されたポリエステルフ
ィルム5.5μmに、<熱転写シートのサンプル1>と
同一のインキ層(イエロー、マゼンタ、シアン)をグラ
ビア印刷機で、乾燥温度90℃で、パターンコートし
て、サンプルを作成した。各乾燥膜厚は、すべて1μm
である(この構成は図14のものに対応する)。
【0069】<受像体のサンプル1>受像体基材とし
て、厚さ125μmの両面易接着処理された透明のポリ
エチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、以下の
配合組成の受像層形成用組成物をメイヤーバーコーター
により塗工、乾燥し、乾燥厚4μmの受像層を基材上に
積層することで、本発明の昇華転写記録用受像体を作製
した(この構成は図11のものに対応する)。 (受像層) 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体 … … … 20部 シリコーンパウダー … … … 0.5部 シリコーンオイル … … … 0.5部 溶剤 (トルエン、メチルエチルケトン、酢酸エチル) … … … 78部
【0070】<受像体のサンプル2>受像体基材とし
て、厚さ125μmの片面に透明の紫外線吸収剤を含ん
だアクリル系UV硬化型塗料でハードコート処理した、
透明のポリエチレンテレフタレートフィルムの反対の面
に、以下の配合組成の受像層形成用組成物をメイヤーバ
ーコーターにより塗工、乾燥し、乾燥厚4μmの受像層
を基材上に積層することで、本発明の昇華転写記録用受
像体を作製した(この構成は図12のものに対応す
る)。 (受像層) 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体 … … … 20部 シリコーンパウダー … … … 0.5部 シリコーンオイル … … … 0.5部 溶剤 (トルエン、メチルエチルケトン、酢酸エチル) … … … 78部
【0071】<受像体のサンプル3>受像体基材とし
て、厚さ125μmの片面にマット剤を含んだアクリル
系UV硬化塗料でハードコート処理した、透明のポリエ
チレンテレフタレートフィルムの反対の面に、以下の配
合組成の受像層形成用組成物をメイヤーバーコーターに
より塗工、乾燥し、乾燥厚4μmの受像層を基材上に積
層することで、本発明の昇華転写記録用受像体を作製し
た(この構成は概ね図12のものに対応する)。 (受像層) 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体 … … … 20部 シリコーンパウダー … … … 0.5部 シリコーンオイル … … … 0.5部 溶剤 (トルエン、メチルエチルケトン、酢酸エチル) … … … 78部
【0072】<受像体のサンプル4>受像体基材とし
て、厚さ125μmの片面にウレタン系熱硬化塗料でハ
ードコート処理し、その表面にエンボスホログラム処理
した透明のポリエチレンテレフタレートフィルムの反対
の面に、以下の配合組成の受像層形成用組成物をメイヤ
ーバーコーターにより塗工、乾燥し、乾燥厚4μmの受
像層を基材上に積層することで、本発明の昇華転写記録
用受像体を作製した(この構成は図13のものに対応す
る)。 (受像層) 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体 … … … 20部 シリコーンパウダー … … … 0.5部 シリコーンオイル … … … 0.5部 溶剤 (トルエン、メチルエチルケトン、酢酸エチル) … … … 78部
【0073】<受像体の比較サンプル1>受像体基材と
して、厚さ125μmの両面易接着処理された白色発泡
ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、以
下の配合組成の受像層形成用組成物をメイヤーバーコー
ターにより塗工、乾燥し、乾燥厚4μmの受像層を基材
上に積層することで、昇華転写記録用受像体を作製した
(この構成は図11のものに類似するが、受像体基材と
して白色発泡ポリエチレンテレフタレートフィルムを使
用している)。 (受像層) 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体 … … … 20部 シリコーンパウダー … … … 0.5部 シリコーンオイル … … … 0.5部 溶剤 (トルエン、メチルエチルケトン、酢酸エチル) … … … 78部
【0074】上記の各熱転写シートのサンプルと受像体
のサンプルのおもだった組合せを実施例として、市販の
昇華転写型のプリンターを使用し画像転写物を得、これ
らに対して各種耐性試験を行った。各実施例は所望の画
像の鏡像体で印字し、隠蔽層を画像の上に転写し、比較
例は通常通り印字し、画像を受像体基材を通して評価し
た。(実施例12)にてマット調の画像、(実施例1
3)にてホログラム感のある印字を得ることができた。
とくに(実施例1)〜(実施例11)、(比較例1)に
ついては、各種耐性評価を行なったが、その結果は[表
1]に掲げるとおりである。ここに耐アルコール性につ
いてはメタノールを滴下して24時間後の画像の滲み、
耐光性についてはフェードメーターで0.39W/m2
で72時間照射後の変色の度合い、耐摩性は学振式耐摩
擦性試験で500g荷重1000回摩擦後の画像の変化
を評価した。評価基準は、下記の五段階で目視評価し
た。 1:もと画像消失 2:ひどく変化 3:変化 4:わずかに変化 5:変化なし
【0075】<実施例1>熱転写シートとして(熱転写
シートのサンプル1)を用い、受像体として(受像体の
サンプル1)を用いてこれらを市販の昇華転写型のプリ
ンターに装着して上述の要領で転写し、各種耐性を備え
た良好な画像転写物を得た。
【0076】<実施例2>熱転写シートとして(熱転写
シートのサンプル2)を用い、受像体として(受像体の
サンプル1)を用いてこれらを市販の昇華転写型のプリ
ンターに装着して上述の要領で転写し、各種耐性を備え
た良好な画像転写物を得た。
【0077】<実施例3>熱転写シートとして(熱転写
シートのサンプル3)を用い、受像体として(受像体の
サンプル1)を用いてこれらを市販の昇華転写型のプリ
ンターに装着して上述の要領で転写し、各種耐性を備え
た良好な画像転写物を得た。
【0078】<実施例4>熱転写シートとして(熱転写
シートのサンプル4)を用い、受像体として(受像体の
サンプル1)を用いてこれらを市販の昇華転写型のプリ
ンターに装着して上述の要領で転写し、各種耐性を備え
た良好な画像転写物を得た。
【0079】<実施例5>熱転写シートとして(熱転写
シートのサンプル5)を用い、受像体として(受像体の
サンプル1)を用いてこれらを市販の昇華転写型のプリ
ンターに装着して上述の要領で転写し、各種耐性を備え
た良好な画像転写物を得た。
【0080】<実施例6>熱転写シートとして(熱転写
シートのサンプル6)を用い、受像体として(受像体の
サンプル1)を用いてこれらを市販の昇華転写型のプリ
ンターに装着して上述の要領で転写し、各種耐性を備え
た良好な画像転写物を得た。
【0081】<実施例7>熱転写シートとして(熱転写
シートのサンプル7)を用い、受像体として(受像体の
サンプル1)を用いてこれらを市販の昇華転写型のプリ
ンターに装着して上述の要領で転写し、各種耐性を備え
た良好な画像転写物を得た。
【0082】<実施例8>熱転写シートとして(熱転写
シートのサンプル8)を用い、受像体として(受像体の
サンプル1)を用いてこれらを市販の昇華転写型のプリ
ンターに装着して上述の要領で転写し、各種耐性を備え
た良好な画像転写物を得た。
【0083】<実施例9>熱転写シートとして(熱転写
シートのサンプル9)を用い、受像体として(受像体の
サンプル1)を用いてこれらを市販の昇華転写型のプリ
ンターに装着して上述の要領で転写し、各種耐性を備え
た良好な画像転写物を得た。
【0084】<実施例10>熱転写シートとして(熱転
写シートのサンプル10)を用い、受像体として(受像
体のサンプル1)を用いてこれらを市販の昇華転写型の
プリンターに装着して上述の要領で転写し、各種耐性を
備えた良好な画像転写物を得た。
【0085】<実施例11>熱転写シートとして(熱転
写シートのサンプル9)を用い、受像体として(受像体
のサンプル2)を用いてこれらを市販の昇華転写型のプ
リンターに装着して上述の要領で転写し、各種耐性を備
えた良好な画像転写物を得た。
【0086】<実施例12>熱転写シートとして(熱転
写シートのサンプル9)を用い、受像体として(受像体
のサンプル3)を用いてこれらを市販の昇華転写型のプ
リンターに装着して上述の要領で転写し、各種耐性を備
えた良好な画像転写物を得た。
【0087】<実施例13>熱転写シートとして(熱転
写シートのサンプル9)を用い、受像体として(受像体
のサンプル4)を用いてこれらを市販の昇華転写型のプ
リンターに装着して上述の要領で転写し、各種耐性を備
えた良好な画像転写物を得た。
【0088】<比較例1>熱転写シートとして(熱転写
シートの比較サンプル1)を用い、受像体として(受像
体の比較サンプル1)を用いてこれらを市販の昇華転写
型のプリンターに装着して上述の要領で転写し、本発明
の昇華転写記録媒体及び昇華転写記録方法で得たものよ
り各種耐性の良好とはいえない画像転写物を得た。
【0089】
【表1】
【0090】
【発明の効果】本発明の昇華転写記録媒体及びこれを用
いた昇華転写記録方法によれば、受像体基材を表面保護
層として使用することで耐アルコール性、耐光性、耐耗
性等の各耐性が著しく向上した画像転写物を形成するこ
とが可能となったのである。そして表面保護層となる透
明な受像体基材を通してみる転写画像は、受像層に密着
して形成されるためにあたかもニスを引いたような、あ
るいは透明ガラスを押し当てて透視したような深みのあ
る画像として見ることができるのである。また、受像体
基材の受像層の反対側にハードコート層を設けることに
より耐摩性をさらに向上させることができた。また、受
像体基材の受像層の反対側をマット調にすることによ
り、防眩効果のある落ちついたマット調の印字物を得る
ことができた。また、受像体基材の受像層の反対側にエ
ンボスホログラムを設けることにより意匠性の高い印字
物を得ることができた。
【0091】一方、樹脂層部を、[0041]に述べた
ように、タイプ1〜タイプ7と分離して対策を講ずるこ
とにより、樹脂層部の転写性、接着性、隠蔽性を効率的
に向上させることが可能となったのであり、証明写真等
では樹脂層面が台紙、プラスチックシート等に貼着等さ
れて利用されるため、樹脂層側は台紙等により強力に補
強されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写シートの一実施例の断面図的概
略図である。
【図2】本発明の熱転写シートの他実施例の断面図的概
略図である。
【図3】本発明の熱転写シートのまた他実施例の断面図
的概略図である。
【図4】本発明の熱転写シートのまた他実施例の断面図
的概略図である。
【図5】本発明の熱転写シートのまた他実施例の断面図
的概略図である。
【図6】本発明の熱転写シートのまた他実施例の断面図
的概略図である。
【図7】本発明の熱転写シートのまた他実施例の断面図
的概略図である。
【図8】本発明の熱転写シートのまた他実施例の断面図
的概略図である。
【図9】本発明の熱転写シートのまた他実施例の断面図
的概略図である。
【図10】本発明の熱転写シートのまた他実施例の断面
図的概略図である。
【図11】本発明の受像体の一実施例の断面図的概略図
である。
【図12】本発明の受像体の他実施例の断面図的概略図
である。
【図13】本発明の受像体のまた他実施例の断面図的概
略図である。
【図14】これは、(熱転写シートの比較サンプル1)
の断面図的概略図である。
【符号の説明】
1…熱転写シート 11…基材 12…易接着層 13…インキ層 131…イエローインキ層 132…マゼンタインキ層 133…シアンインキ層 14…樹脂層 141…離型層 142…剥離層 143…隠蔽層 144…接着層 15…バックコート層 2…受像体 21…受像体基材 22…受像層 23…ハードコート層

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも基材の一方に昇華性又は熱移行
    性の染料を有する層と染料移行後、染料を受ける受像層
    の上へ転写する樹脂層を有する熱転写シートと、少なく
    とも受像体基材の一方に該受像層をもつ昇華転写記録用
    受像体を重ねて、画像データに応じてサーマルヘッドに
    て上記受像層へ染料及び樹脂層を転写する印画方式にお
    いて、該受像体の受像体基材に透明なフィルムを使い、
    該受像層も透明にし、該受像層面へ所望の画像を鏡面体
    で印画し、該樹脂層を隠蔽性のある感熱接着層にして、
    サーマルヘッドで加熱し、該受像層表面に転写し、画像
    の耐性を向上させることを特徴とする熱転写シート及び
    受像体。
  2. 【請求項2】受像体の構成が少なくとも透明な受像体基
    材及び受像層からなり、熱転写シートの染料を有する層
    の部分の構成が基材、染料インキ層で、該樹脂層の部分
    の構成が、基材より単層で、隠蔽性、感熱接着性、転写
    時に基材よりの剥離性を有する層である請求項1に記載
    の熱転写シート及び受像体。
  3. 【請求項3】受像体の構成が少なくとも透明な受像体基
    材及び受像層からなり、熱転写シートの染料を有する層
    の部分の構成が基材、易接着層、染料インキ層で、該樹
    脂層の部分の構成が、基材より単層で、隠蔽性、感熱接
    着性、転写時に基材よりの剥離性を有する層である請求
    項1に記載の熱転写シート及び受像体。
  4. 【請求項4】受像体の構成が少なくとも透明な受像体基
    材及び受像層からなり、熱転写シートの染料を有する層
    の部分の構成が基材、染料インキ層で、該樹脂層の部分
    の構成が、基材より剥離層、接着層の2層で、2層の
    内、一方または両方に隠蔽性をもつ請求項1に記載の熱
    転写シート及び受像体。
  5. 【請求項5】受像体の構成が少なくとも透明な受像体基
    材及び受像層からなり、熱転写シートの染料を有する層
    の部分の構成が基材、易接着層、染料インキ層で、該樹
    脂層の部分の構成が、基材より剥離層、接着層の2層
    で、2層の内、一方または両方に隠蔽性をもつ請求項1
    に記載の熱転写シート及び受像体。
  6. 【請求項6】受像体の構成が少なくとも透明な受像体基
    材及び受像層からなり、熱転写シートの染料を有する層
    の部分の構成が基材、染料インキ層で、該樹脂層の部分
    の構成が、基材より離型層、剥離層、接着層の3層構成
    で、剥離層又接着層の一方または両方に隠蔽性をもち、
    該樹脂層転写時に離型層、剥離層の間から剥離する請求
    項1に記載の熱転写シート及び受像体。
  7. 【請求項7】受像体の構成が少なくとも透明な受像体基
    材及び受像層からなり、熱転写シートの染料を有する層
    の部分の構成が基材、易接着層、染料インキ層で、該樹
    脂層の部分の構成が、基材より離型層、剥離層、接着層
    の3層構成で、剥離層又接着層の一方または両方に隠蔽
    性をもち、該樹脂層転写時に離型層、剥離層の間から剥
    離する請求項1に記載の熱転写シート及び受像体。
  8. 【請求項8】受像体の構成が少なくとも透明な受像体基
    材及び受像層からなり、熱転写シートの染料を有する層
    の部分の構成が基材、易接着層、染料インキ層で、該樹
    脂層の部分の構成が、基材より易接着層、離型層、剥離
    層、接着層の4層構成で、剥離層又接着層の一方または
    両方に隠蔽性をもち、該樹脂層転写時に離型層、剥離層
    の間から剥離する請求項1に記載の熱転写シート及び受
    像体。
  9. 【請求項9】受像体の構成が少なくとも透明な受像体基
    材及び受像層からなり、熱転写シートの染料を有する層
    の部分の構成が基材、染料インキ層で、該樹脂層の部分
    の構成が、基材より離型層、剥離層、隠蔽層、接着層の
    4層構成で、剥離層、隠蔽層、接着層の一または2つ以
    上に隠蔽性をもち、該樹脂層転写時に離型層、剥離層の
    間から剥離する請求項1に記載の熱転写シート及び受像
    体。
  10. 【請求項10】受像体の構成が少なくとも透明な受像体
    基材及び受像層からなり、熱転写シートの染料を有する
    層の部分の構成が基材、易接着層、染料インキ層で、該
    樹脂層の部分の構成が、基材より易接着層、離型層、剥
    離層、隠蔽層、接着層の5層構成で、剥離層、隠蔽層、
    接着層の一または2つ以上に隠蔽性をもち、該樹脂層転
    写時に離型層、剥離層の間から剥離する請求項1に記載
    の熱転写シート及び受像体。
  11. 【請求項11】受像体の構成が少なくとも透明な受像体
    基材及び受像層からなり、熱転写シートの染料を有する
    層の部分の構成が基材、易接着層、染料インキ層で、該
    樹脂層の部分の構成が、基材より離型層、剥離層、隠蔽
    層、接着層の4層構成で、剥離層、隠蔽層、接着層の一
    または2つ以上に隠蔽性をもち、該樹脂層転写時に離型
    層、剥離層の間から剥離する請求項1に記載の熱転写シ
    ート及び受像体。
  12. 【請求項12】受像体の受像体基材の受像層の反対面に
    ハードコート層を設けた請求項1乃至11のいずれかに
    記載の熱転写シート及び受像体。
  13. 【請求項13】受像体の受像体基材の受像層の反対面の
    表面をマット調にした請求項1乃至12のいずれかに記
    載の熱転写シート及び受像体。
  14. 【請求項14】受像体の受像体基材の受像層の反対面の
    表面にエンボスホログラムを設けた請求項1乃至12の
    いずれかに記載の熱転写シート及び受像体。
  15. 【請求項15】少なくとも基材の一方に昇華性または熱
    移行性の染料を有する層と染料移行後、染料を受ける受
    像層の上へ転写する樹脂層を有する熱転写シートと、少
    なくとも受像体基材の一方に該受像層をもつ昇華転写記
    録用受像体を重ねて、画像データに応じてサーマルヘッ
    ドにて上記受像層へ染料及び樹脂層を転写する印画方式
    において、該受像体の受像体基材に透明なフィルムを使
    い、該受像層も透明にし、該受像層面へ所望の画像を鏡
    面体で印画し、該樹脂層を隠蔽性のある感熱接着層にし
    て、サーマルヘッドで加熱し、該受像層表面に転写し、
    画像の耐性を向上させることを特徴とする昇華転写記録
    方法。
  16. 【請求項16】受像体の構成が少なくとも透明な受像体
    基材及び受像層からなり、熱転写シートの染料を有する
    層の部分の構成が基材、染料インキ層で、該樹脂層の部
    分の構成が、基材より単層で、隠蔽性、感熱接着性、転
    写時に基材よりの剥離性を有する層である請求項15に
    記載の昇華転写記録方法。
  17. 【請求項17】受像体の構成が少なくとも透明な受像体
    基材及び受像層からなり、熱転写シートの染料を有する
    層の部分の構成が基材、易接着層、染料インキ層で、該
    樹脂層の部分の構成が、基材より単層で、隠蔽性、感熱
    接着性、転写時に基材よりの剥離性を有する層である請
    求項15に記載の昇華転写記録方法。
  18. 【請求項18】受像体の構成が少なくとも透明な受像体
    基材及び受像層からなり、熱転写シートの染料を有する
    層の部分の構成が基材、染料インキ層で、該樹脂層の部
    分の構成が、基材より剥離層、接着層の2層で、2層の
    内、一方または両方に隠蔽性をもつ請求項15に記載の
    昇華転写記録方法。
  19. 【請求項19】受像体の構成が少なくとも透明な受像体
    基材及び受像層からなり、熱転写シートの染料を有する
    層の部分の構成が基材、易接着層、染料インキ層で、該
    樹脂層の部分の構成が、基材より剥離層、接着層の2層
    で、2層の内、一方または両方に隠蔽性をもつ請求項1
    5に記載の昇華転写記録方法。
  20. 【請求項20】受像体の構成が少なくとも透明な受像体
    基材及び受像層からなり、熱転写シートの染料を有する
    層の部分の構成が基材、染料インキ層で、該樹脂層の部
    分の構成が、基材より離型層、剥離層、接着層の3層構
    成で、剥離層又接着層の一方または両方に隠蔽性をも
    ち、該樹脂層転写時に離型層、剥離層の間から剥離する
    請求項15に記載の昇華転写記録方法。
  21. 【請求項21】受像体の構成が少なくとも透明な受像体
    基材及び受像層からなり、熱転写シートの染料を有する
    層の部分の構成が基材、易接着層、染料インキ層で、該
    樹脂層の部分の構成が、基材より離型層、剥離層、接着
    層の3層構成で、剥離層又接着層の一方または両方に隠
    蔽性をもち、該樹脂層転写時に離型層、剥離層の間から
    剥離する請求項15に記載の昇華転写記録方法。
  22. 【請求項22】受像体の構成が少なくとも透明な受像体
    基材及び受像層からなり、熱転写シートの染料を有する
    層の部分の構成が基材、易接着層、染料インキ層で、該
    樹脂層の部分の構成が、基材より易接着層、離型層、剥
    離層、接着層の4層構成で、剥離層又接着層の一方また
    は両方に隠蔽性をもち、該樹脂層転写時に離型層、剥離
    層の間から剥離する請求項15に記載の昇華転写記録方
    法。
  23. 【請求項23】受像体の構成が少なくとも透明な受像体
    基材及び受像層からなり、熱転写シートの染料を有する
    層の部分の構成が基材、染料インキ層で、該樹脂層の部
    分の構成が、基材より離型層、剥離層、隠蔽層、接着層
    の4層構成で、剥離層、隠蔽層、接着層の一または2つ
    以上に隠蔽性をもち、該樹脂層転写時に離型層、剥離層
    の間から剥離する請求項15に記載の昇華転写記録方
    法。
  24. 【請求項24】受像体の構成が少なくとも透明な受像体
    基材及び受像層からなり、熱転写シートの染料を有する
    層の部分の構成が基材、易接着層、染料インキ層で、該
    樹脂層の部分の構成が、基材より易接着層、離型層、剥
    離層、隠蔽層、接着層の5層構成で、剥離層、隠蔽層、
    接着層の一または2つ以上に隠蔽性をもち、該樹脂層転
    写時に離型層、剥離層の間から剥離する請求項15に記
    載の昇華転写記録方法。
  25. 【請求項25】受像体の構成が少なくとも透明な受像体
    基材及び受像層からなり、熱転写シートの染料を有する
    層の部分の構成が基材、易接着層、染料インキ層で、該
    樹脂層の部分の構成が、基材より離型層、剥離層、隠蔽
    層、接着層の4層構成で、剥離層、隠蔽層、接着層の一
    または2つ以上に隠蔽性をもち、該樹脂層転写時に離型
    層、剥離層の間から剥離する請求項15に記載の昇華転
    写記録方法。
  26. 【請求項26】受像体の受像体基材の受像層の反対面に
    ハードコート層を設けた請求項15乃至25のいずれか
    に記載の昇華転写記録方法。
  27. 【請求項27】受像体の受像体基材の受像層の反対面の
    表面をマット調にした請求項15乃至26のいずれかに
    記載の昇華転写記録方法。
  28. 【請求項28】受像体の受像体基材の受像層の反対面の
    表面にエンボスホログラムを設けた請求項15乃至26
    のいずれかに記載の昇華転写記録方法。
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WO2007032325A1 (ja) 2005-09-14 2007-03-22 Toyo Boseki Kabushiki Kaisha ポリエステルおよびポリエステルの製造方法、ならびにポリエステル成形体
JP2014124865A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Dainippon Printing Co Ltd 転写箔

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