JP2000024564A - 塗装ラインのスカム処理装置 - Google Patents

塗装ラインのスカム処理装置

Info

Publication number
JP2000024564A
JP2000024564A JP10193105A JP19310598A JP2000024564A JP 2000024564 A JP2000024564 A JP 2000024564A JP 10193105 A JP10193105 A JP 10193105A JP 19310598 A JP19310598 A JP 19310598A JP 2000024564 A JP2000024564 A JP 2000024564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scum
mesh conveyor
sewage
tank
coating line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10193105A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Suzuki
昇 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RYUYO KOGYO KK
Original Assignee
RYUYO KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by RYUYO KOGYO KK filed Critical RYUYO KOGYO KK
Priority to JP10193105A priority Critical patent/JP2000024564A/ja
Publication of JP2000024564A publication Critical patent/JP2000024564A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】スカム処理作業の自動化が図れると共に、槽内
の水の入れ替えや更新を大幅に遅延させることができ、
かつ循環水の水質を向上させ得る塗装ラインのスカム処
理装置を提供する。 【解決手段】塗装ラインの塗装ブースから排出される汚
水に含まれるスカムを処理するスカム処理装置であっ
て、汚水が供給される槽と、該槽内に傾斜状態で配置さ
れて槽内を汚水槽部と循環水槽部とに隔壁すると共に、
汚水槽部内のスカムを水と分離して掻き上げるメッシュ
コンベアと、該メッシュコンベアで掻き上げられたスカ
ムをメッシュコンベアから剥離除去して回収するスカム
除去手段と、を具備することを特徴とする。メッシュコ
ンベアは、例えばその傾斜角度と搬送速度の少なくとも
一方が調整可能に構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば後方側の流
下する水壁に向かって塗装ガンで塗料を吹き付けること
によって、被塗装物が塗装される塗装ブースを有する塗
装ラインのスカム処理装置に係わり、特に塗装後の汚水
に含まれるスカムを効率良く分離回収し得る塗装ライン
のスカム処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の塗装ラインの塗装ブース
から排出される汚水中のスカムの処理方法としては、例
えば薬品によって槽内に貯留されている汚水内のスカム
を浮上させ、これらのスカムを槽から掬い具で掬い上げ
て、フィルタープレス、ベルトプレス、スクリュウプレ
ス、デカンター等の機器で脱水し、その脱水ケーキを焼
却処分または産業廃棄物処理業者に依託処理するのが一
般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この処
理方法にあっては、槽の汚水面上に浮上したスカムを作
業員が掬い具によって一々掬い上げる必要があるため、
掬い上げ作業が人手による作業となって手間がかかる
等、スカムの処理作業の作業性が劣り、処理作業の自動
化が困難であると共に、槽内の水の入れ替えや更新頻度
が多くなり易いという問題点があった。
【0004】また、槽の汚水面上に浮上しているスカム
のみを掬い上げて処理することしかできず、槽内のスカ
ムの回収効率が低く、また、掬い上げたスカムをフィル
タープレスやデカンター等の機器を利用して脱水処理す
る必要があるため、これらの機器の設備費用が嵩む等、
スカムの処理にかなりの費用がかかるという問題点があ
った。さらに、槽と塗装ブース間に循環する水の水質が
劣り、塗装ブースの水流板や循環ポンプ、配管等のメン
テナンス作業が面倒であるという問題点があった。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、請求項1記載の発明の目的は、スカム処理作業
の自動化が図れると共に、槽内の水の入れ替えや更新を
大幅に遅延させることができ、かつ循環水の水質を向上
させ得る塗装ラインのスカム処理装置を提供することに
ある。また、請求項2または3記載の発明の目的は、請
求項1記載の発明の目的に加え、スカムの回収効率を向
上させ得る塗装ラインのスカム処理装置を提供し、請求
項4記載の発明の目的は、請求項1ないし3記載の発明
の目的に加え、スカムの回収効率をより向上させると共
に、循環水をより清浄化し得る塗装ラインのスカム処理
装置を提供することにある。
【0006】また、請求項5記載の発明の目的は、請求
項1ないし4記載の発明の目的に加え、スカムをメッシ
ュコンベアから確実に剥離除去し得る塗装ラインのスカ
ム処理装置を提供し、請求項6記載の発明の目的は、請
求項5記載の発明の目的に加え、スカムの回収作業自体
が容易に行えると共に回収後のスカムの処理作業が容易
に行える塗装ラインのスカム処理装置を提供することに
ある。また、請求項7記載の発明の目的は、請求項1な
いし6記載の発明の目的に加え、スカムの含水率を下げ
てメッシュコンベアからの剥離除去作業をより容易に行
い得ると共に、処理費用の低減を図り得る塗装ラインの
スカム処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明のうち請求項1記載の発明は、塗装ラインの
塗装ブースから排出される汚水に含まれるスカムを処理
するスカム処理装置であって、汚水が供給される槽と、
該槽内に傾斜状態で配置されて槽内を汚水槽部と循環水
槽部とに隔壁すると共に、汚水槽部内のスカムを水と分
離して掻き上げるメッシュコンベアと、該メッシュコン
ベアで掻き上げられたスカムをメッシュコンベアから剥
離除去して回収するスカム除去手段と、を具備すること
を特徴とする。
【0008】このように構成することにより、塗装ライ
ンの塗装ブースから排出される汚水は槽の汚水槽部に供
給され、この汚水に含まれるスカムはメッシュコンベア
で水と分離されてメッシュコンベアに付着して掻き上げ
られ、水はメッシュコンベアのメッシュを通過して循環
水槽部内に貯留される。メッシュコンベアで掻き上げら
れたスカムは、スカム除去手段によってメッシュコンベ
アから剥離除去されて回収される。
【0009】これにより、汚水を槽の汚水槽部内に供給
するだけで、汚水内のスカムがメッシュコンベアやスカ
ム除去手段で自動的に分離除去されて回収されることに
なり、スカムの処理作業の作業性が向上してその自動化
が図れる。また、メッシュコンベアが傾斜した状態で槽
内に配置されることから、スカムのメッシュコンベアへ
の付着が良好になると共に、汚水槽部の底面側のスカム
もメッシュコンベアで掻き上げられてスカムの回収効率
が向上し、槽内の水が清浄化が図れて槽内の水の入れ替
えや更新が大幅に遅延されると共に、循環水の水質が向
上する。
【0010】また、請求項2記載の発明は、メッシュコ
ンベアの傾斜角度と搬送速度の少なくとも一方が調整可
能に構成されていることを特徴とする。このように構成
することにより、例えば汚水の汚染度合いに応じて、メ
ッシュコンベアの傾斜角度を調整したり、メッシュコン
ベアの搬送速度を調整することができることから、汚水
内に含まれるスカムをメッシュコンベアによって確実に
掻き上げることができて、スカムの回収効率がより向上
する。
【0011】また、請求項3記載の発明は、メッシュコ
ンベアの搬送方向に沿ってスカム掻き上げ用のスクレー
パが所定間隔で設けられていることを特徴とする。この
ように構成することにより、メッシュコンベアに所定間
隔で設けられているスクレーパで、スカムがヘドロ状の
ものであっても確実に掻き上げることができ、スカムの
回収効率がより一層向上する。
【0012】また、請求項4記載の発明は、槽の循環水
槽部内にスカム回収ポンプが配置され、該スカム回収ポ
ンプによって循環水槽部内に進入したスカムを汚水槽部
に戻すことを特徴とする。このように構成することによ
り、仮に汚水槽部から循環水槽部内にスカムが進入した
としても、このスカムがスカム回収ポンプによって回収
されて汚水槽部に戻されることになり、スカムの回収効
率がより向上すると共に、循環水槽部内の水がより清浄
化される。
【0013】また、請求項5記載の発明は、スカム除去
手段が、メッシュコンベアの裏面側から表面側に向かっ
てエアーを噴射するエアーノズルを有し、該エアーノズ
ルから噴射されるエアーによってメッシュコンベアの表
面に付着しているスカムが剥離除去されることを特徴と
する。このように構成することにより、メッシュコンベ
アで掻き上げられてその表面に付着しているスカムは、
メッシュコンベアの裏面側から表面側に向かって噴射さ
れるエアーノズルからのエアーで剥離除去されることに
なり、簡単な構成によってスカムがメッシュコンベアか
ら確実に除去される。
【0014】また、請求項6記載の発明は、メッシュコ
ンベアから剥離除去されたスカムが、回収手段に自動的
に集積されてスカムの含水率が低下されることを特徴と
する。このように構成することにより、スカム除去手段
で、メッシュコンベアから剥離除去されたスカムが、回
収箱や麻袋等からなる回収手段に自動的に回収されて集
積されると共に、集積状態においてスカムの含水率が低
下する。これにより、スカムの回収作業自体が容易にな
ると共に、回収後のスカムの処理作業が容易になる。
【0015】また、請求項6記載の発明は、メッシュコ
ンベアの搬送途中でスカム除去手段の上流側に、メッシ
ュコンベアによって掻き上げられたスカムに熱風を供給
する熱風供給手段が設けられていることを特徴とする。
このように構成することにより、メッシュコンベアで掻
き上げられてその表面に付着している水分を含んだスカ
ムは、熱風供給手段からの熱風によって乾燥させられ
て、その含水率が低下することから、スカムのメッシュ
コンベアからの剥離除去がより容易に行えると共に、ス
カムが乾いた状態で除去されることから、後工程のおけ
る処理費用が低減される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図7は、本発
明に係わる塗装ラインのスカム処理装置の一実施例を示
し、図1がその基本構成図、図2がその具体的構成を示
す側面図、図3が図2のA部詳細正面図、図4がメッシ
ュコンベアの一部切欠した正面図、図5がその動作を説
明するための要部の斜視図、図6及び図7が同動作を説
明するための要部断面図である。
【0017】先ず、図1に基づき本発明に係わるスカム
処理装置の基本構成について説明する。スカム処理装置
1は、汚水が供給される槽2と、この槽2内に傾斜した
状態で配置されたメッシュコンベア3と、このメッシュ
コンベア3の搬送路の所定位置に設けられた熱風供給手
段としての熱風供給部4と、スカム除去手段としてのエ
アーノズル5及び排出コンベア6と、スカム回収ポンプ
7及び循環ポンプ8等を有している。
【0018】槽2は床面9より低い位置に埋設された状
態で設置されており、この槽2は、一方側3a(図にお
いて左側)が低く他方側3b(図において右側)が高く
なる如く傾斜配置されたメッシュコンベア3で隔壁され
ることによって、汚水槽部2aと循環水槽部2bが形成
されている。
【0019】この汚水槽部2aには、塗装ブース10と
槽2との間に形成される循環流路11の供給側11aが
接続され、循環水槽部2bには、前記循環ポンプ8を介
して循環流路11の戻り側11bが接続されている。ま
た、循環水槽部2b内の水面側には前記スカム回収ポン
プ7が配置され、このスカム回収ポンプ7の吐出側に接
続された戻り流路12は槽2の汚水槽部2aに接続され
ている。
【0020】以上が本発明に係わるスカム処理装置1の
基本構成であるが、次に図2〜図7に基づきその具体的
構成を説明する。槽2内に傾斜した状態で配置されるメ
ッシュコンベア3は、例えば30メッシュ程度のメッシ
ュ孔14a(図6及び図7参照)が形成された金属製ネ
ット14を有し、槽2内に例えばα=45度(図2参
照)の角度で傾斜配置されている。この傾斜角度αは、
例えばメッシュコンベア3の他方側3bの高さ位置の調
整によって調整可能に構成されている。
【0021】また、メッシュコンベア3の金属製ネット
14の幅方向の左右両端には、チェーン15が図示しな
い固定金具等でそれぞれ固定されると共に、金属製ネッ
ト14の表面14b(図5参照)には、その搬送方向イ
に沿って一定の間隔で例えばL型アングルからなるスカ
ム掻き上げ用のスクレーパ16がネジ等によって固定さ
れている。
【0022】さらに、メッシュコンベア3の一方側3a
には、枠状のフレーム17の左右両側にメッシュコンベ
ア3の下端支持部となる回転自在な先端移動ローラ19
が設けられると共に、スプリング18によって弾性移動
可能で金属製ネット14の張力を調整し得る回転自在な
一対の先端チェーンホイール20がそれぞれ設けられて
いる。また、メッシュコンベア3の槽2から上方に突出
する他方側3bで、フレーム17に連結された左右一対
のホイール止め側板21には、片側4個(合計8個)の
チェーンホイール22〜25がそれぞれ回転自在に支持
されている。
【0023】このチェーンホイール22〜25のうちの
チェーンホイール23には、その軸に連結されたホイー
ル26(もしくはプーリ)及びチェーン27(もしくは
ベルト)を介して、チェーン駆動モータ29のホイール
28(もしくはプーリ)に連結されている。このチェー
ン駆動モータ29が回転することによって、チェーンホ
イール23が回転して、先端チェーンホイール20及び
チェーンホイール22〜25に巻回されている金属製ネ
ット14が搬送方向イに移動することになる。なお、メ
ッシュコンベア3のフレーム17の左右の枠には、図4
に示すように、チェーン走行路30、隔板31及び隔板
支持アングル32が設けられると共に、枠間にはプレー
ト幅決め棒33等が設けられている。
【0024】また、図2に示すように、槽2の汚水槽部
2aの壁面には隔板支持アングル34が固定され、この
隔板支持アングル34には、ウレタンゴム等からなるゴ
ム板35の基端部が固定されている。このゴム板35
は、メッシュコンベア3と略同一幅を有し、その先端部
がメッシュコンベア3の金属製ネット14の表面14b
に弾性接触しており、このゴム板35によって、メッシ
ュコンベア3の一方側3aに設けられている先端チェー
ンホイール20部への汚水W1の直接的な進入が防止さ
れる。
【0025】そして、メッシュコンベア3の搬送路の途
中で、チェーンホイール24、25間には、前記エアー
ノズル5と排出コンベア6が設けられると共に、図2で
は図示しないが、チェーンホイール22、23間に前記
熱風供給部4が設けられている。エアーノズル5は、メ
ッシュコンベア3の幅方向に移動可能なロッドレスシリ
ンダ36の下端に固定されて、チェーンホイール22、
23間の下部でチェーンホイール24、25間の上部に
配置されている。このエアーノズル5によって、図示し
ないコンプレッサ等から供給される所定圧のエアーが、
その噴射孔5a(図5及び図7参照)から下方に向けて
噴射される。
【0026】また、排出コンベア6は、図2及び図5に
示すように、駆動側ローラ37と図示しない従動側ロー
ラ及びこの両ローラ間に巻回された搬送ベルト38で形
成されている。そして、床面9上に設置されたフレーム
39に設けられている排出コンベア駆動モータ40が回
転することによって、駆動側ローラ37を介して搬送ベ
ルト38が矢印ロ方向(メッシュコンベア3の搬送方向
イと直交する方向)に回転移動する。
【0027】この排出コンベア6は、チェーンホイール
24、25間の下方でエアーノズル5の下端(噴射孔5
a)と所定の間隔を有し、メッシュコンベア3と直交し
かつ水平状態で配置されており、その搬送方向ロの両側
には、シリコンゴム等からなるスカム飛散防止板41
(図2及び図7参照)がそれぞれ取り付けられている。
そして、メッシュコンベア3の搬送速度(スカムの掻き
上げスピード)は、例えば150mm/分に設定され、
エアーノズル5によるエアーの噴射は、5回/分で12
秒/1回に設定され、排出コンベア6の搬送速度は1m
/分に設定されている。
【0028】また、熱風供給部4としては、図示しない
熱風グクトの吐出口で形成され、この熱風ダクトは、例
えば塗装ラインの乾燥炉に接続されており、乾燥炉の余
剰熱風が利用される。なお、熱風供給部4の設置位置と
しては、チェーンホイール22、23間に限るものでも
なく、チェーンホイール22の直上流側やチェーンホイ
ール23、24間等の、エアーノズル5の設置位置より
上流側の適宜位置に設置することができる。
【0029】次に、上記スカム処理装置1の動作の一例
について説明する。先ず、図1に示すように、塗装ブー
ス10で使用されたスカムSを含んだ汚水W1が循環流
路11の供給側11aから槽2の汚水槽部2aに供給さ
れると、この汚水W1は、槽2内において傾斜状態のメ
ッシュコンベア3の左側から右側に向かって、図2の矢
印ハの如く流れる。この時、汚水W1中のスカムSは、
図6に示すように、メッシュコンベア3の金属製ネット
14のメッシュ孔14aを通過することができず、金属
製ネット14の表面14bに付着した状態となると共
に、汚水W1中の水W2は矢印ハの如くメッシュ孔14
aを通過して、槽2の循環水槽部2b内に進入する。
【0030】また、汚水W1はゴム板35によって、メ
ッシュコンベア3の一方側3aの先端チェーンホイール
20部への直接的な進入が防止され、該部分等へのスカ
ムSの付着等が防止される。これにより、汚水W1中の
スカムSと水W2がメッシュコンベア3の金属製ネット
14で分離された状態となり、金属製ネット14の表面
14bに付着したスカムSは、搬送方向イに移動するス
クレーパ16で掻き上げられて上方に搬送される。この
スカムSが、メッシュコンベア3の他方側3bのチェー
ンホイール22、23間まで搬送され(掻き上げられ)
ると、熱風供給部4からスカムSに熱風が供給されて、
ヘドロ状のスカムSが所定の含水率まで乾燥される。
【0031】そして、この乾燥されて金属製ネット14
の表面14bに付着しているスカムSは、チェーンホイ
ール23、24間を下方に向けて搬送され、その後チェ
ーンホイール24、25間を水平搬送される。このチェ
ーンホイール24、25間においては、図7に示すよう
に、金属製ネット14の表面14bが下方で裏面14c
が上方に位置する逆向き状態となり、この状態において
エアーノズル5が作動して、エアーが金属製ネット14
の裏面14c側(上方)から表面14b側(下方)に向
けて矢印ニの如く噴射される。
【0032】このエアーの噴射によって、金属製ネット
14に付着しているスカムSが、その表面14bから剥
離されて矢印ホの如く下方に落下し、排出コンベア6の
搬送ベルト38上に載置される。この時、エアーノズル
5は、図5の矢印ヘ、トの如くメッシュコンベア3の幅
方向に所定速度で往復移動しながら、所定回数エアーを
噴射するため、金属製ネット14の表面14bの略全域
にスカムSが付着している場合であっても、このスカム
Sが確実に除去されることになる。また、エアーの噴射
によってスカムSが飛散する場合もあるが、この飛散し
たスカムSは、スカム飛散防止板41によって排出コン
ベア6外への飛散が防止される。
【0033】そして、この排出コンベア6上に載置され
たスカムSは、排出コンベア6によって下流側に搬送さ
れ、下流側の下端に配置した回収箱42(もしくは麻袋
等の回収袋、図1参照)内に収容されて回収される。こ
の回収箱42内に回収されたスカムSは、回収箱42内
に所定量集積されて、その含水率が低下される。すなわ
ち、槽2の汚水槽部2a内に供給された汚水W1中のス
カムSは、メッシュコンベア3によって分離されて掻き
上げられ、これが乾燥された後にエアーによってメッシ
ュコンベア3から剥離除去されて排出コンベア6上に排
出され、このスカムSが回収箱42に収容されることに
なり、スカムSの分離掻き上げから回収までの作業が自
動的に行われることになる。
【0034】なお、槽2の循環水槽部2b内に、例えば
メッシュコンベア3の両端部や下端部の隙間等から進入
したスカムSは、循環水槽部2b内に設けられているス
カム回収ポンプ7によって回収され、戻り流路12を介
して再び汚水槽部2aに供給される。したがって、循環
水槽部2b内の水W2がより清浄化され、この水W2が
循環ポンプ8で汲み上げられて循環流路11の戻り側1
1bから塗装ブース10に再び供給されることになる。
【0035】このように、上記実施例のスカム処理装置
1によれば、槽2内に傾斜した状態で配置されたメッシ
ュコンベア3によって、槽2内が汚水槽部2aと循環水
槽部2bとに隔壁されるため、塗装ブース10から排出
される汚水W1を汚水槽部2aに供給するだけで、メッ
シュコンベア3の金属製ネット14でスカムSと水W2
を分離することができて、槽2の循環水槽部2b内への
スカムSの進入をほとんど無くすことができる。
【0036】また、水W2と分離したスカムSをメッシ
ュコンベア3によって掻き上げて、熱風供給部4で乾燥
させた後に、エアーノズル5からのエアーの噴射によっ
てこれを下方に剥離除去して、排出コンベア6上に排出
することができるため、汚水W1中のスカムSを金属製
ネット14の表面14bから確実に除去することができ
る。これらのことから、汚水W1中のスカムSの分離及
び排出(回収)を自動的に行うことができて、従来のよ
うにスカムSを一々槽2から手動で掬い上げる作業が全
く不要となり、汚水W1の処理作業、すなわちスカムS
の処理作業を自動化することができて、その作業性(作
業効率)を大幅に向上させることが可能になる。
【0037】また、メッシュコンベア3が、例えばα=
45度傾斜した状態で槽2内に配置されると共に、メッ
シュコンベア3の金属製ネット14にスカム掻き上げ用
のスクレーパ16が設けられているため、ベトロ状のス
カムSであっても金属製ネット14の表面14bに良好
に付着させた状態で掻き上げることができ、汚水W1中
のスカムSの回収効率を高めることができる。特に、メ
ッシュコンベア3の角度を調整したり搬送速度を調整す
ることによって、汚水W1の汚染度合い応じたスカムS
の掻き上げを行うことができて、スカムSの回収効率を
一層向上させることが可能になる。
【0038】さらに、メッシュコンベア3の搬送路の途
中に熱風供給部4を設けて、水分の高いスカムSを所定
の含水率まで乾燥させることができるため、乾燥された
スカムSの金属製ネット14の表面14aへの付着力を
弱めることができて、エアーノズル5からのエアーの噴
射によってスカムSを金属製ネット14から確実に剥離
除去することができる。特に、エアーノズル5からのエ
アーの噴射方向が下方に指向する如く設定されているた
め、金属製ネット14に付着しているスカムSをその自
重を利用して剥離することができて、スカムSの剥離除
去がより効率的となる。
【0039】また、エアーノズル5の作動(エアーの噴
射)とメッシュコンベア3の搬送速度が前述した如く設
定されているため、メッシュコンベア3の幅方向全域に
スカムSが付着している場合であっても、一つのエアー
ノズル5の往復移動でスカムSを確実に剥離除去するこ
とができる。これらのことから、メッシュコンベア3の
金属製ネット14に付着しているスカムSの剥離除去を
容易かつ確実に行うことができ、結果として金属製ネッ
ト14の目詰まり等が防止されて、例えばスカム処理装
置1の長時間の連続運転が可能になる。
【0040】さらにまた、スカムSが乾燥された状態で
剥離除去されて排出コンベア6で回収箱42に回収され
るため、回収後のスカムSの脱水作業が不要となり、従
来のような脱水用の各種機器の設置が不要になると共
に、回収箱42に回収されたスカムSの処理費用を低減
させることができる。また、熱風供給部4として塗装ラ
インに設けられる乾燥炉の余剰熱風を利用したり、スカ
ムSの剥離除去に塗装ラインの塗装ガン(図示せず)に
使用されるエアー等を利用することができるため、塗装
ラインに設置されている既存の機器を有効活用すること
ができる。その結果、スカムSの処理に係わる全体費用
を従来に比較して大幅に低減させることが可能になる。
【0041】また、槽2の循環水槽部2bにスカム回収
ポンプ7が配置されているため、循環水槽部2b内に進
入したスカムSを、このスカム回収ポンプ7で回収して
汚水槽部2bに戻すことができて、循環水槽部2b内の
水W2の清浄性を高めることができる。その結果、この
清浄な水W2を再び塗装ブース10に供給することがで
きる等、水W2の有効活用が図れると共に、水W2の清
浄性(水質)が向上するため、塗装ブース10の水流板
や循環ポンプ8、循環流路11の配管等のメンテナンス
を省力化することができる。また、槽2内の水W2の入
れ替えや更新の頻度を従来に比較して大幅に遅延させる
ことができる。
【0042】またさらに、地下に設けた槽2に熱風供給
部4やエアーノズル5、排出コンベア6等が設けられた
メッシュコンベア3を傾斜した状態で配置することによ
って、スカム処理装置1を構成することができるため、
既存の槽にも大きな改造等を加えることなく容易に設置
することができる。また、排出コンベア6の搬送方向両
側にスカム飛散防止板41が設けられているため、エア
ーノズル5からのエアーの供給によって飛散するスカム
Sの排出コンベア6外が飛散が防止され、例えばメッシ
ュコンベア3への再付着や床面9あるいはスカム処理装
置1への付着等を確実に防止することができる。
【0043】なお、上記実施例においては、1台のエア
ーノズル5をメッシュコンベア3の幅方向に往復移動さ
せることによって、金属製ネット14に付着しているス
カムSを剥離除去する場合について説明したが、本発明
はこれに限定されるものでもなく、エアーノズルとし
て、例えば金属製ネット14と略同一の幅を有し多数の
噴射孔を有するシャワー状のものを使用することもでき
るし、エアーノズル5の設置位置も、上記実施例に限定
されるものでもなく、適宜位置に設置することができ
る。
【0044】また、上記実施例における、槽2の大き
さ、メッシュコンベア3の幅や長さ等の形状及びその傾
斜角度、メッシュコンベア3や排出コンベア6の搬送速
度及びエアーノズル5の作動条件等も一例であって、本
発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において種
々変更可能であることはいうまでもない。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明によれば、汚水を槽の汚水槽部内に供給するだけで、
汚水内のスカムを槽内に傾斜した状態で配置されたメッ
シュコンベアや、このメッシュコンベアの搬送途中に設
けられたスカム除去手段によって自動的に分離除去して
回収することができるため、スカムの処理作業の自動化
が図れると共に、槽内の水の入れ替えや更新を大幅に遅
延させることができ、かつ循環水の水質を向上させるこ
と等ができる。
【0046】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明の効果に加え、例えば汚水の汚染度合い
に応じて、メッシュコンベアの傾斜角度を調整したり、
メッシュコンベアの搬送速度を調整することができるた
め、汚水内に含まれるスカムをメッシュコンベアで確実
に掻き上げることができて、スカムの回収効率をより向
上させることができる。
【0047】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項1または2記載の発明の効果に加え、槽の汚水槽部内
の汚水に含まれるスカムがヘドロ状であっても、メッシ
ュコンベアに設けられているのスクレーパで確実に掻き
上げることができるため、スカムの回収効率をより一層
向上させることができる。
【0048】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項1ないし3記載の発明の効果に加え、槽の循環水槽部
内に進入したスカムを、スカム回収ポンプによって回収
して汚水槽部に戻すことができるため、スカムの回収効
率を向上させることができると共に、循環水槽部内の水
がより清浄化されてこの水を再利用できる等、資源の有
効活用や、塗装ブースや循環ポンプ、配管等のメンテナ
ンスのより省力化を図ることができる。
【0049】また、請求項5記載の発明によれば、請求
項1ないし4記載の発明の効果に加え、メッシュコンベ
アで掻き上げられてその表面に付着しているスカムが、
メッシュコンベアの裏面側から表面側に向かって噴射さ
れるエアーノズルからのエアーで剥離除去されるため、
簡単な構成によってメッシュコンベアに付着しているス
カムを容易かつ確実に剥離除去することができる。
【0050】また、請求項6記載の発明によれば、請求
項5記載の発明の効果に加え、スカム除去手段でメッシ
ュコンベアから剥離除去されたスカムが、回収箱や麻袋
等からなる回収手段に自動的に回収されて集積されると
共に、集積状態においてスカムの含水率が低下するた
め、スカムの回収作業自体を容易に行うことができると
共に、回収後のスカムの処理作業をより容易に行うこと
ができる。
【0051】また、請求項7記載の発明によれば、請求
項1ないし6記載の発明の効果に加え、メッシュコンベ
アで掻き上げられてその表面に付着している水分を含ん
だスカムが、熱風供給手段からの熱風で乾燥させられそ
の含水率が低下するため、スカムのメッシュコンベアか
らの剥離除去をより容易かつ確実に行うことができると
共に、スカムが乾いた状態で回収されるため、スカムの
処理に係わる費用を低減させることができる等の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる塗装ラインのスカム処理装置の
基本構成図
【図2】同その具体的構成を示す側面図
【図3】同図2のA部詳細正面図
【図4】同メッシュコンベアの一部切欠した正面図
【図5】同その動作を説明するための要部の斜視図
【図6】同動作を説明するための金属製ネット部分の要
部断面図
【図7】同動作を説明するためのエアーノズル部分の要
部断面図
【符号の説明】
1・・・・・・・スカム処理装置 2・・・・・・・槽 2a・・・・・・汚水槽部 2b・・・・・・循環水槽部 3・・・・・・・メッシュコンベア 4・・・・・・・熱風供給部 5・・・・・・・エアーノズル 6・・・・・・・排出コンベア 7・・・・・・・スカム回収ポンプ 8・・・・・・・循環ポンプ 10・・・・・・塗装ブース 11・・・・・・循環流路 14・・・・・・金属製ネット 14a・・・・・メッシュ孔 14b・・・・・表面 14b・・・・・裏面 15・・・・・・チェーン 16・・・・・・スクレーパ 19・・・・・・先端移動ローラ 20・・・・・・先端チェーンホイール 22〜25・・・チェーンホイール 29・・・・・・チェーン駆動モータ 35・・・・・・ゴム板 36・・・・・・ロッドレスシリンダ 41・・・・・・スカム飛散防止板 42・・・・・・回収箱 W1・・・・・・汚水 W2・・・・・・水 S・・・・・・・スカム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗装ラインの塗装ブースから排出される汚
    水に含まれるスカムを処理するスカム処理装置であっ
    て、前記汚水が供給される槽と、該槽内に傾斜状態で配
    置されて槽内を汚水槽部と循環水槽部とに隔壁すると共
    に、汚水槽部内のスカムを水と分離して掻き上げるメッ
    シュコンベアと、該メッシュコンベアで掻き上げられた
    スカムをメッシュコンベアから剥離除去して回収するス
    カム除去手段と、を具備することを特徴とする塗装ライ
    ンのスカム処理装置。
  2. 【請求項2】前記メッシュコンベアは、その傾斜角度と
    搬送速度の少なくとも一方が調整可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の塗装ラインのスカム処
    理装置。
  3. 【請求項3】前記メッシュコンベアは、その搬送方向に
    沿ってスカム掻き上げ用のスクレーパが所定間隔で設け
    られていることを特徴とする請求項1または2記載の塗
    装ラインのスカム処理装置。
  4. 【請求項4】前記槽は、その循環水槽部内にスカム回収
    ポンプが配置され、該スカム回収ポンプによって循環水
    槽部内に進入したスカムを汚水槽部に戻すことを特徴と
    する請求項1ないし3のいずれかに記載の塗装ラインの
    スカム処理装置。
  5. 【請求項5】前記スカム除去手段は、メッシュコンベア
    の裏面側から表面側に向かってエアーを噴射するエアー
    ノズルを有し、該エアーノズルから噴射されるエアーに
    よってメッシュコンベアの表面に付着しているスカムが
    剥離除去されることを特徴とする請求項1ないし4のい
    ずれかに記載の塗装ラインのスカム処理装置。
  6. 【請求項6】前記メッシュコンベアから剥離除去された
    スカムが、回収手段に自動的に集積されてスカムの含水
    率が低下されることを特徴とする請求項5記載の塗装ラ
    インのスカム処理装置。
  7. 【請求項7】前記メッシュコンベアの搬送途中で前記ス
    カム除去手段の上流側に、メッシュコンベアによって掻
    き上げられたスカムに熱風を供給する熱風供給手段が設
    けられていることを特徴とする請求項1ないし6のいず
    れかに記載の塗装ラインのスカム処理装置。
JP10193105A 1998-07-08 1998-07-08 塗装ラインのスカム処理装置 Pending JP2000024564A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10193105A JP2000024564A (ja) 1998-07-08 1998-07-08 塗装ラインのスカム処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10193105A JP2000024564A (ja) 1998-07-08 1998-07-08 塗装ラインのスカム処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000024564A true JP2000024564A (ja) 2000-01-25

Family

ID=16302335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10193105A Pending JP2000024564A (ja) 1998-07-08 1998-07-08 塗装ラインのスカム処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000024564A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10333387A1 (de) * 2003-07-23 2005-02-10 Volkswagen Ag Verfahren zur Auswaschung und Behandlung von Lacküberschüssen
JP2010104921A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Hideki Haigo 排気装置及び塗装作業用装置
JP2016007557A (ja) * 2014-06-23 2016-01-18 トリニティ工業株式会社 塗料粕処理装置
CN109133227A (zh) * 2018-11-05 2019-01-04 山东福土环境工程有限公司 畜禽污水浮渣滤渣装置
CN109381910A (zh) * 2018-11-20 2019-02-26 大连信业科技有限公司 一种车载式污泥杂物分离链条筛

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10333387A1 (de) * 2003-07-23 2005-02-10 Volkswagen Ag Verfahren zur Auswaschung und Behandlung von Lacküberschüssen
JP2010104921A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Hideki Haigo 排気装置及び塗装作業用装置
JP2016007557A (ja) * 2014-06-23 2016-01-18 トリニティ工業株式会社 塗料粕処理装置
CN109133227A (zh) * 2018-11-05 2019-01-04 山东福土环境工程有限公司 畜禽污水浮渣滤渣装置
CN109381910A (zh) * 2018-11-20 2019-02-26 大连信业科技有限公司 一种车载式污泥杂物分离链条筛

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5355992A (en) Belt cleaning apparatus
US7431165B1 (en) Liquid/solids waste separator
US4635664A (en) Mobile ballast cleaning machine
CN105936409B (zh) 一种粉煤输送皮带清洗装置
JP2012249601A (ja) 茶生葉洗浄装置
NZ204253A (en) Cleaning machine for industrial mats-washing liquid sprayed upwardly onto mat traversing above tanks
KR101365041B1 (ko) 벨트 컨베이어의 리턴 벨트 세척 시스템
KR101207999B1 (ko) 세척수 재활용 장치를 구비한 벨트 크리너 세척 시스템
CN109198682B (zh) 一种新型生姜清洗机
JPS6331278B2 (ja)
US6976592B1 (en) Liquid/solids waste separator
JP2000024564A (ja) 塗装ラインのスカム処理装置
KR100850489B1 (ko) 골재 생산을 위한 콘크리트 건설 폐기물의 재생처리장치
JP3778464B2 (ja) ブランク材洗浄装置
JPH02172543A (ja) 土壌水洗装置
KR200390469Y1 (ko) 슬러지처리용 스크레이퍼(30)를 갖춘 쓰레기분리수조
WO2014157501A1 (ja) 電気浸透脱水装置及びその洗浄方法
KR100783024B1 (ko) 원통형의 메쉬스크린과 헬리컬바를 이용한 고액분리장치
US4766916A (en) Continuous conveyor degreasing and cleaning machine
KR101208992B1 (ko) 침사물 세척장치와 이를 포함하는 침사물 처리시스템
KR100779709B1 (ko) 탈지용기의 부유 슬러지 제거장치
JP2916363B2 (ja) 沈砂洗浄機
JP2000237507A (ja) し渣搬送方法
JP2004074195A (ja) 切断定盤
KR100913157B1 (ko) 탈지설비의 탈지용액 내 이물질 제거장치