JP2000024347A - はと目付きボタン穴用ミシン - Google Patents

はと目付きボタン穴用ミシン

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JP2000024347A
JP2000024347A JP11180578A JP18057899A JP2000024347A JP 2000024347 A JP2000024347 A JP 2000024347A JP 11180578 A JP11180578 A JP 11180578A JP 18057899 A JP18057899 A JP 18057899A JP 2000024347 A JP2000024347 A JP 2000024347A
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needle
sewing
buttonhole
sewing machine
width
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JP11180578A
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Thomas Noeltge
トーマス・ネルトゲ
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Duerkopp Adler AG
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    • D05B3/08Sewing apparatus or machines with mechanism for lateral movement of the needle or the work or both for making ornamental pattern seams, for sewing buttonholes, for reinforcing openings, or for fastening articles, e.g. buttons, by sewing for sewing buttonholes for buttonholes with eyelet ends
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  • Textile Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 縫製機構を交換しないで、同時に最適なス
テッチ形成に悪影響を与えないで、ミシンの普遍的な使
用可能性を向上させ、特に任意のステッチ幅を縫製でき
るように、ミシンを改良する。 【解決手段】 ミシンは2個のモータによって2つの方
向x,yに駆動される、被縫製物36を収容するテーブ
ル9と、縫製機構と、ボタン穴を被縫製物36に形成す
るための切断装置34とを備えている。ボタン穴は縫製
の前または後で生じる切込み32の周りに延びるボタン
穴縁かがりのジグザグステッチによって画成されてい
る。縫製機構は上下に駆動され水平方向に揺動する針棒
4と、針棒の下端に設けられた針6を備えている。針6
の揺動幅は変化しないように調節されて一定であり、ボ
タン穴縁かがりを形成するために、テーブル9は針6の
揺動方向または揺動方向と逆方向に同じ周波数で振動駆
動可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2個のモータによ
って2つの方向に駆動される、被縫製物を収容するテー
ブルと、縫製機構と、切込みを有するボタン穴を被縫製
物に形成するための切断装置とを備え、ボタン穴が縫製
の前または後で生じる切込みの周りに延びるボタン穴縁
かがりのジグザグステッチによって画成され、縫製機構
が上下に駆動され水平方向に揺動する針棒と、針棒の下
端に設けられた針を備え、この針が基板内に支承された
釜と協働する、ミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】このようなミシンは例えばドイツ連邦共
和国特許出願公開第3302385号公報に開示されて
いる。モータとしてステッピングモータが使用されるの
で、このミシンはデジタル制御可能である。適当な制御
プログラムによって、テーブル運動が制御され、それに
よっていろいろなボタン穴形状を切断および縫製または
かがることができる。前切断モードまたは後切断モード
でボタン穴縁かがりを形成するための複雑なカム機構は
不要である。このミシンの場合、縫製機構は第3のモー
タによって回転可能に駆動される。制御装置にはいろい
ろなボタン穴形状が記憶され、呼出し可能である。
【0003】前切断モードでは、被縫製物は先ず最初に
切り込まれ、そして切込みの周りにボタン穴縁かがりが
形成される。後切断モードでは、先ず最初にボタン穴縁
かがりが形成され、そして被縫製物が切込まれる。後切
断モードでは、ボタン穴縁かがりを形成する対向する両
ステッチ列の間に、中間室(切断空間)が形成される。
それによって、その後のボタン穴の切断時に、被縫製物
だけが切断され、縫製されたボタン穴縁かがりは切断さ
れない。前切断モードでは、対向する縫製列が正確に並
べられ、それによって切断された布の端がほぐれること
がない。
【0004】米国特許第1,991,627号明細書に
は、はと目付きボタン穴用ミシンが開示されている。こ
のミシンの場合には、針棒が伝動装置を介してアーム軸
に連結された揺動軸により、ジグザグステッチを形成す
るために、水平方向に振れる。
【0005】ドイツ連邦共和国特許第4132586号
公報により、はと目付きボタン穴用ミシンが知られてい
る。このミシンの場合には、後切断モードで必要であ
る、ボタン穴縁かがり内の中間布が、いわゆるオフセッ
トを生じるために、縫製パターンをずらすことによって
調節される。このオフセットは互いに垂直な軸線(x,
y)内に配置された2個のステッピングモータによって
駆動される搬送テーブルに付与される。すなわち、ステ
ッチ形成が開始される前に、被縫製物が載る搬送テーブ
ルは、後の切込み個所に設けられた針の内側のステッチ
が反対側の内側ステッチから適当な間隔を保つような位
置にもたらされる。ステッピングモータを制御する異な
るデータセットを記憶することにより、作動モードに応
じて、テーブルを適当に静的に移動させることによりオ
フセットを作用させることができる。
【0006】ドイツ連邦共和国特許第2154515号
公報により、簡単なボタン穴を形成するために特別な押
さえを備えることができるミシンが知られている。縫製
すべきボタン穴の原型として、ボタン穴を縫製すべき大
きさのボタンが役立つ。針棒の揺動幅は所望のステッチ
幅に相応して調節され、ボタン穴を形成するために被縫
製物は特別な押さえによって案内され、閉じたカーブに
沿って振れる。この場合、ボタンの大きさが機械的に接
触検知される。
【0007】上述のすべてのボタン穴ミシンは、針の揺
動運動に対応して形成された幅の広いステッチ穴を有す
る。それによって、ボタン穴縁かがりを形成するために
ジグザグステッチを縫製することができる。幅の広いス
テッチ穴により、被縫製物に挿入された針の良好な案内
は当然不可能である。従って、縫い目の見た目が悪い。
更に、ループ受けはステッチ幅を制限する。すなわち、
所望のボタン穴の形状に応じて、異なる縫製機構(釜、
スプレッダ、場合によっては針板)を組み込んで調整し
なければならない。この装備変えのためには非常に時間
がかかる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この問題から出発し
て、縫製機構を交換しないで、同時に最適なステッチ形
成に悪影響を与えないで、ミシンの普遍的な使用可能性
を向上させ、特に任意のステッチ幅を縫製できるよう
に、冒頭に述べたミシンを改良すべきである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この問題を解決するため
に、冒頭に述べたミシンは、針の揺動幅が変化しないよ
うに調節されて一定であり、ボタン穴縁かがりを形成す
るために、テーブルが針の揺動方向または揺動方向と逆
方向に同じ周波数で振動駆動可能であることを特徴とす
る。
【0010】この特徴により、X軸とY軸の方向でテー
ブル運動を制御するモータの制御に応じて、ステッチ幅
の変更だけでなく、切断空間の変更も可能である。ステ
ッチ幅を小さくすべきときには、テーブルは針と同じ方
向に移動させられる。ステッチ幅を大きくすべきときに
は、テーブルは針と反対方向に移動させられる。一定の
針棒振子運動により、縫製技術的な用途全体は、以前の
ものよりも数倍簡単でありかつ縫製が確実である。更
に、非常に低コストであるという利点が生じる。なぜな
ら、針棒振子運動を変更する必要がないからである。ス
テッチ穴への針の突き刺し点は、縫製機構に対してつ常
に同じ個所で行われる。すなわち、ステッチ穴は大きな
ステッチ幅の場合にも狭く形成することができるので、
被縫製物に針を挿入する際に、針が正確に案内される。
これにより、異なる寸法のステッチ幅を形成する際に、
縫製機構を交換する必要がない。糸の太さが変わる場合
でも、いかなる調整も不要である。遊びのある釜振れお
よびスプレッダ振れの場合でも、縫製技術的な限界範囲
に達しないので、釜装置全体の信頼性が向上する。
【0011】ボタン穴縁かがりの縫製形状は、下糸が常
に針板の同じ場所で切断および押し込まれることによっ
て改善される。それによって、糸切断装置の信頼性が大
幅に改善される。
【0012】特に、データ入力装置が設けられ、このデ
ータ入力装置により、ボタン穴のいろいろなパラメータ
が制御装置に入力可能であり、かつ入力されたステッチ
幅に依存して、制御装置に接続された演算ユニットにお
いて、テーブルを移動すべきX座標とY座標が演算され
る。同様に、テーブルを移動すべきX座標とY座標が、
切断空間について入力された寸法またはボタン穴縁かが
りの幅について入力された付加的な寸法に依存して演算
されると有利である。
【0013】この実施形の場合、ボタン穴幅、切断空間
幅(中間布)および切断空間幅変更のようなすべての調
節は、データ入力装置のキーボードを介して変更可能で
ある。はと目範囲またはかんぬき止め範囲の個々の突き
刺し補正と、行きと戻りの縁かがりの間の縁かがり幅の
補正も行うことができる。特に、この形成により、中間
布が特別に設定した範囲、例えばはと目範囲または縁か
がり範囲においてのみ変更可能であると有利である。
【0014】そのために、それ自体知られているよう
に、ミシンを前切断モードまたは後切断モードで運転す
るための選択装置が設けられていると有利である。
【0015】本発明によるミシンによって、考えられる
すべての形状のボタン穴を縫製することができる。1つ
のボタン穴で、ボタン穴幅が所定の値だけステッチ状に
狭められるかまたはボタン穴幅全体を覆う平らなかんぬ
きを設けることが考えられる。
【0016】データ入力装置または制御装置により、い
ろいろなパラメータまたは演算ユニットによって算出さ
れた移動すべきX座標とY座標を記憶するためのメモリ
のほかに、例えば流行の影響を受けたいろいろな形状の
ボタン穴を形成するため、あるいは前切断モードと後切
断モードのための異なるデータを固有のメモリに格納す
るために、他のメモリを設けることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、図を用いて本発明を詳しく
説明する。
【0018】図1に示すように、ミシンはケーシング1
7を備えている。このケーシングは基板12とスタンド
16とアーム22からなっている。アーム22内に回転
可能に軸承されたアーム軸1は、モータ18とベルト伝
動装置を介して駆動される。このベルト伝動装置は2個
の歯付きベルトプーリ23,24と歯付きベルト20か
らなっている。アーム軸はクランク装置2を介して、針
棒4を上下に駆動する。この針棒はアーム22内で軸受
3,5に垂直方向に軸承されている。針棒4の下端には
針6が挿入されている。この針は釜11と協働する。針
棒4、針6、釜11、スプレッダ(かぎ釜)のような図
示していない部品および針穴を有する針板は、縫製機構
を形成する。
【0019】釜軸受け7は釜11を含めて上側の軸受8
と下側の軸受10に回転可能に軸承されている。釜11
の回転位置の調節は、ステッピングモータとして形成さ
れたモータ13と歯付きベルト15,165によって行
われる。縫製機構は歯付きベルトプーリ163,164
を備えた調節軸162を介して互いに連結されているの
で、ボタン穴はと目28′をかがるために、針棒4と釜
11は回転軸線30の回りに同期して回転可能である。
【0020】ジグザグステッチを形成するための、水平
方向に作用する針棒4の揺動運動は、図3に示した針揺
動機構40によって開始される。揺動軸154は軸受1
55と軸受156に軸承されている。二叉レバー45は
連行リング46を備えている。この連行リングは連行部
材46′を回転可能に取り囲んでいる。回り部材46′
は管状に形成され、針棒4を取り囲んでいる。連行部材
46′はカラー(図示していない)を備えている。この
カラーは調節リング43と共に連行リング46をその間
に回転可能に収容している。二叉レバー45はピン42
を備えている。このピンは針棒4から離れる方向に突出
している。ピン42は揺動軸154の肉厚端部に係合し
ている(図5参照)。針の振子運動の振幅は変化しない
ように調節され、一定に設定されている。これは揺動軸
154をアーム軸1に機械的に連結することによって行
うことができる。しかし、別個のモータを揺動軸154
に連結してもよい。この揺動軸は針棒4の振子運動を設
定する。
【0021】テーブル9は図6に示すように、両ステッ
ピングモータ60,80によって、互いに垂直なX軸と
Y軸の方向に駆動される。X軸方向の駆動はステッピン
グモータ60によって行われ、Y軸方向の駆動はステッ
ピングモータ80によって行われる。テーブル9は軸受
41を備えている。この軸受は棒61,62をX軸方向
に摺動可能に取り囲んでいる。棒61,62はその自由
端が連結棒65,66に固定連結され、この連結棒の自
由端は棒63,64に固定連結されている。棒63,6
4は基板12の軸受67に回転可能に収容されている。
上記の棒61,62,63,64は互いに平行に配置さ
れている。上記の配置構造により、平行四辺形ガイドが
形成される。この平行四辺形ガイドはY軸方向のテーブ
ル9の摺動を可能にする。それにもかかわらず、棒6
1,62上でのX軸方向のテーブル9の摺動が可能であ
る。
【0022】ステッピングモータ60はスピンドル69
に駆動連結されている。このスピンドルは基板12の軸
受に回転可能に軸承されている。スピンドル68にはナ
ット69が螺合している。このナットは連行部材69′
を備えている。この連行部材は、棒61上に設けられた
軸受41に形成された溝70に係合している。
【0023】ステッピングモータ60に対して平行に配
置されたステッピングモータ80は歯車81を駆動す
る。この歯車は棒64に固定された歯付きセグメント8
2にかみ合っている。歯車81の回転運動は連結棒65
ひいてはテーブル9をY軸方向を揺動運動させることに
なる。その際、テーブル9の運動は弧状の軌道に沿って
行われる。Y軸方向の運動が約3mmであるので、それ
と平行して生じる、針6の方へのテーブル9の垂直運動
は無視することができる。スピンドル69の回転運動に
より、ナット69は回転方向に依存してX軸方向に摺動
し、それに連行体69′と溝70を介してテーブル9を
棒61,62の方に向けてX軸方向に摺動させる。
【0024】図7はミシンの制御装置90を概略的に示
している。はと目付きボタン穴28のいろいろなパラメ
ータ(a〜o)がキーボード91を介して入力され、表
示装置92に表示される。はと目付きボタン穴28の入
力されるパラメータについて、図9〜13に基づいて説
明する。ステッチ幅aは、縫製終了後のボタン穴の縁か
がり(サテンステッチ)26,27の幅として定義さ
れ、ボタン穴の外形を左右する。切込み32は定めるこ
とができる長さhを有する。ボタン穴のはと目28′に
おいて内側の針突き刺し点Pi を決定しなければならな
い。
【0025】前切断モード(図10)では、間隔fと、
Y軸方向の針突き刺し点Pi と、切込み長さhに対する
針突き刺し点の内側へのずれdを入力しなければならな
い。これと同じことが横かんぬき止めの幅lまたは可変
のステッチ幅m,n,oについても当てはまる。
【0026】後切断モード(図9,13)では、先ず最
初に、切断空間29を決定する間隔b/2、すなわち縁
かがり26′,27′の直線区間についてのY軸方向の
内側の針突き刺し点のずれと、ボタン穴はと目28′の
反対側の内側針突き刺し点の最大間隔である間隔gと、
切断長さhを延長するX軸方向の内側の針突き刺し点P
i のずれを決定する寸法eを入力しなければならない。
【0027】入力されたデータから、制御装置90の演
算ユニット50において、突き刺しデータ(座標)が演
算され、メモリ93に記憶される。2個以上のメモリ9
3,94を設けてもよい。この場合、第1のメモリ94
は前切断モードのデータのために、そしてメモリ93は
後切断モードのデータのために使用することができる。
制御装置90はフロッピィディスクドライブ95を備え
ていてもよい。このフロッピィディスクドライブを介し
て、フロッピィディスクに記憶されたいろいろな縫製パ
ターンをメインメモリ96に読み込むことができる。操
作人は選択装置97を介して、ミシンを前切断モードか
ら後切断モードにあるいはその逆に切換えることができ
る。そして、針突き刺し点Pix/Piyのための制御デー
タがメモリ93から読み出され、ステッピングモータ6
0,80を制御するために役立つ。その際、ステッピン
グモータ60,80は針6の揺動方向とサイクルにおけ
るテーブル9の振動を生じる。特殊な場合に、針6の揺
動方向がX軸またY軸方向に延びると、ステッピングモ
ータ60またはステッピングモータ80はテーブル9の
振動だけを生じる。
【0028】メインメモリ96に含まれるデータは、テ
ーブル9とモータ13を駆動して縫製機構の回転位置を
変更する目的で、主駆動モータ18またはステッピング
モータ60,80を制御するために役立つ。
【0029】次に、ミシンの作用について簡単に説明す
る。
【0030】ステッチ幅aは先ず最初に針棒4のジグザ
グ運動の振幅によって構造的に設定され、ステッチ穴の
寸法と、針揺動機構40と、釜11およびスプレッダの
ループ収容能力によって制限される。
【0031】次に、いろいろな形状のボタン穴の製作を
説明するために、テーブル9は基本的にはX軸方向に向
いた送り運動を行うと仮定する。これに付加してかつ同
時に、Y軸方向のテーブル9の運動が行われる。ボタン
穴28は線32を中心にして鏡像対称的に形成されてい
る。
【0032】図15から判るように、縁かがり27のス
テッチ幅alを有するジグザグステッチが生じる。その
際、モータ60が運動し、テーブル9をX軸方向に摺動
させる。一方、ステッピングモータ80は停止してい
る。それによって、テーブル9は直線N方向に移動す
る。縫製機構の回転軸線30は直線Nに対して垂直であ
る。
【0033】縁かがり27のこのような製作によって、
糸はP2から点P3,P4,P5を経て点P6に延び
る。この場合、点P2,P4,P6は線L1上にあり、
点3,P5は線L2上にある。縁かがり27の幅a1
は、Y軸方向における上記の個々の点(全体をPi とし
て記入してある)の相互間隔に一致している。それによ
って、上記の条件の下では、縁かがり27は切込み32
に一致する中心線に対して間隔1/2b1をおいてかつ
ステッチ幅a1で形成される。間隔b1はY軸方向の切
断空間29の幅を示す。
【0034】針6の中心位置Nに対してジグザグステッ
チの位置を変えるために、テーブル9は、針突き刺し点
i から針突き刺し点Pi+1 の位置に移動することによ
り、ダイナミックに動かされる。針揺動機構40によっ
て設定された針6の揺動運動の方向におけるダイナミッ
クなテーブル運動のために、テーブルの振動と針の振動
は、ステッチ幅aとステッチ位置を変えたジグザグステ
ッチを生じることができるように重ね合わされる。すな
わち、テーブル9は一種の振動火格子のように、針棒4
と同じ周波数で振動駆動される。
【0035】図16に示した縁かがり27′の場合に
は、テーブル9は調整運動を行う。この調整運動の場
合、テーブル9は線Nの両側で、軸線Y方向に寸法zの
運動を行う。従って、テーブル9の調整運動はジグザグ
状の破線Tに沿って行われる。テーブル9の調整運動
は、ステッピングモータ60の制御と同時にステッピン
グモータ80を付加的に制御することによって行われ
る。すなわち、テーブル9は被縫製物36の点P21,
P31,P41,P51,P61での針6の突き刺しの
サイクルで線Nに関して振動火格子のように運動する。
【0036】テーブル9の運動と特に調整運動を行うス
テッピングモータ60,80の制御に応じて、針6のジ
グザグ運動の振幅を変えないで、全体幅B2およびまた
は切断空間29を変えることができる。
【0037】図16から、いろいろなパラメータB2,
a2,z,b2の数学的な関係が判る。この関係は次式
で表される。
【0038】B2=2(2・1/2・a2+2z +1/2 ・b2)
=2・a2+4・z+b2 これは B=2・a+4z+bとなり、従ってz=1/4(B
−2・a−b)となる。
【0039】上記のミシンの場合、針6は一定のジグザ
グ運動を行う。このジグザグ運動はジグザグステッチの
縁かがり26または27の寸法a=2.75mmを生じ
る。しかし、実際には、寸法a=2〜3.5mmの縁か
がりを有するジグザグステッチのボタン穴が要求され
る。テーブル9の調整運動は次の計算例のように計算さ
れる。 例1:(図15) a=2.75、B=6.5 、b=1.0 、z=? z=1/4(B−2・a−b)=1/4(6.5 −2 ・2.75−1.0)
=0 それによって、突き刺しから突き刺しまで縁かがり2
6′または27′を縫製する際にテーブル9がY軸方向
の調整運動を行わない、ボタン穴28の製造が行われ
る。 例2:(図16) a=2.75、B=7.0 、b=3.0 、z=? z=1/4(B−2・a−b)=1/4(7.0 −2 ・2.75−0.3)
=0.3 それによって、突き刺しから突き刺しまで縁かがり26
または27を縫製する際にテーブル9がY軸方向の調整
運動を行う、ボタン穴28の製造が行われる。調整運動
は、テーブル9が例えば点P21を生じるためにY軸の
正の方向に移動し、点P31を生じるためにY軸の負の
方向に移動することによって行われる。
【0040】式z=1/4 (B−2・a−b)から判るよ
うに、本発明は、点(針6の突き刺しの場所)から点ま
で行われるテーブル9の調整運動によって、切断空間2
9の寸法としての幅Bおよびまたは間隔bに対して影響
を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】はと目付きボタン穴ミシンの正面図である。
【図2】図1のII−II線に沿った断面図である。
【図3】図1の矢印III方向から見た図である。
【図4】図3の矢印IV方向から見た図である。
【図5】図3の矢印V方向から見た部分図である。
【図6】図1のVIで示した細部の概略図でる。
【図7】モータを制御可能な制御装置の概略図である。
【図8】図6の矢印VIII方向から見た図である。
【図9】後切断モードで製作されたはと目付きボタン穴
の拡大図である。
【図10】前切断モードで製作されたはと目付きボタン
穴の拡大図である。
【図11】流行の変形はと目付きボタン穴を示す図であ
る。
【図12】流行の他の変形はと目付きボタン穴を示す図
である。
【図13】ボタン穴のいろいろなパラメータを概略的に
示す図である。
【図14】データ入力とモータの制御のためのフローチ
ャートである。
【図15】図13のXV部分の拡大図である。
【図16】変形ステッチ構造を示す、図15と同様な図
である。
【符号の説明】
1 アーム軸 2 クランク装置 3 上側の針棒軸受 4 針棒 5 下側の針棒軸受 6 針 7 回転可能な釜軸受 8 上側の釜軸受 9 テーブル 10 下側の釜軸受 11 釜 12 基板 13 モータ 14 リブ 15 歯付きベルト 16 スタンド 17 ケーシング 18 モータ 19 歯付きベルト 20 歯付きベルト 21 手動輪 22 アーム 23 歯付きベルトプーリ 24 歯付きベルトプーリ 25 モータ用軸受 26 縁かがり 26′ 縁かがり 27 縁かがり 27′ 縁かがり 28 はと目付きボタン穴 28′ はと目/ボタン穴はと目 29 切断空間 30 回転軸線 32 切込み 33 歯付きベルトプーリ 34 切断装置 35 クランプ 36 被縫製物 40 針揺動機構 41 軸受 42 ピン 43 調節リング 44 下側の軸受ブッシュ 45 二叉レバー 46 連行リング 46′ 連行部材 47 調節リング 50 演算ユニット 60 ステッピングモータ 61 棒 62 棒 63 棒 64 棒 65 連結棒 66 連結棒 67 軸受 68 スピンドル 69 ナット 69′ 連行体 70 溝 80 ステッピングモータ 81 歯車 82 歯付きセグメント 90 制御装置 91 キーボード 92 表示装置 93 メモリ 94 メモリ 95 フロッピィディスクドライブ 96 メインメモリ 97 選択装置 154 揺動軸 155 軸受 156 軸受 157 部分 162 調節軸 163 歯付きベルトプーリ 164 歯付きベルトプーリ 165 歯付きベルト 166 歯付きベルトプーリ 167 歯付きベルト a ステッチ幅 b 切断空間幅 c =1/2 (Bi +bi ) d ずれ e ずれ f 間隔 g 間隔 h 切込み長さ l クロスバーの幅 m ステッチ幅 n ステッチ幅 o ステッチ幅 x 方向 y 方向 z 寸法 Bi 幅 Li 線 N 針の中心位置の線 Pi 針突き刺し点 Piz 針突き刺し座標 Piy 針突き刺し座標 T テーブル運動の線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個のモータ(60,80)によって2
    つの方向(x,y)に駆動される、被縫製物(36)を
    収容するテーブル(9)と、縫製機構と、切込み(3
    2)を有するボタン穴(28)を被縫製物(36)に形
    成するための切断装置(34)とを備え、ボタン穴が縫
    製の前または後で生じる切込み(32)の周りに延びる
    ボタン穴縁かがり(26,27;26′,27′)のジ
    グザグステッチによって画成され、縫製機構が上下に駆
    動され水平方向に揺動する針棒(4)と、針棒(4)の
    下端に設けられた針(6)を備え、この針が基板(1
    2)内に支承された釜(11)と協働する、ミシンにお
    いて、針(6)の揺動幅が変化しないように調節されて
    一定であり、ボタン穴縁かがり(26,27;26′,
    27′)を形成するために、テーブル(9)が針(6)
    の揺動方向または揺動方向と逆方向に同じ周波数で振動
    駆動可能であることを特徴とするミシン。
  2. 【請求項2】 データ入力装置(91)を備え、このデ
    ータ入力装置により、ボタン穴(28)のいろいろなパ
    ラメータ(a〜o)が制御装置(90)に入力可能であ
    り、かつ入力されたステッチ幅(a)に依存して、制御
    装置(90)に接続された演算ユニット(50)におい
    て、テーブル(9)を移動すべきX座標とY座標が演算
    されることを特徴とする請求項1記載のミシン。
  3. 【請求項3】 ミシンを前切断モードまたは後切断モー
    ドで運転するための選択装置(97)を備えていること
    を特徴とする請求項1記載のミシン。
  4. 【請求項4】 テーブル(9)を移動すべきX座標とY
    座標が、切断空間(29)について入力された寸法
    (b)に依存して演算されることを特徴とする請求項2
    または3記載のミシン。
  5. 【請求項5】 テーブル(9)を移動すべきX座標とY
    座標が、ボタン穴縁かがり(26,27;26′,2
    7′)の幅(B)について入力された寸法に依存して演
    算されることを特徴とする請求項4記載のミシン。
JP11180578A 1998-06-27 1999-06-25 はと目付きボタン穴用ミシン Pending JP2000024347A (ja)

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