JP2000022790A - ヒンジユニット - Google Patents

ヒンジユニット

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JP2000022790A
JP2000022790A JP21953598A JP21953598A JP2000022790A JP 2000022790 A JP2000022790 A JP 2000022790A JP 21953598 A JP21953598 A JP 21953598A JP 21953598 A JP21953598 A JP 21953598A JP 2000022790 A JP2000022790 A JP 2000022790A
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flap
cam
housing
hinge unit
actuator
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JP21953598A
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Hiroyuki Kitahara
宏之 北原
Hidehiko Oshikawa
英彦 押川
Kenji Takamura
研志 高村
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TOKAI COMMUNICATION IND
TOKAI TSUSHIN KOGYO KK
Original Assignee
TOKAI COMMUNICATION IND
TOKAI TSUSHIN KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 フラップ付きの携帯電話機やPHS(簡易型
携帯電話)に適したヒンジユニットを、フラップが閉じ
た状態を安定に維持するとともに、開けやすく、またフ
ラップに外圧が加わっても破損しにくく、しかも安価で
組立しやすいものとする。 【解決手段】 ヒンジユニット30はハウジング中40
に、リング状のカム形状部63を備えるカム60、同様
のカム形状部76を備えるアクチェーター70を対向配
置し、両者を圧接するコイルスプリング50も内蔵す
る。カムの形状は180°間隔の山部と、同じく180
°間隔の谷部とを備えるとともに、山部と谷部とは90
°より小さい位相差角度をもたせて形成し、カムの傾斜
が緩急二つの斜面を隣接して備えるようにする。電話機
本体側の凹部21にハウジング40を嵌め込み、アクチ
ェーター70の凸部73をフラップ1の凹部11に嵌め
込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話やPHS等
の電話機に関し、詳しくはフラップ付きの電話機のフラ
ップの回転機構に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の携帯電話、PHSを始めとする移
動体通信機器の普及には目を見張るものがあるが、これ
らの機器は当然身につけて携帯する機会が多いため、入
力キーボタンが誤って押されて誤動作の原因となること
がある。そこでこの対策として機器を使用しないとき、
入力キーボタン部を保護するためのフラップが装着され
た機器が知られており、このフラップは機器を使用しな
いときは電話機本体側に沿って閉じて入力キーボタン部
に覆いかぶさってボタンを押せないようにする。そして
機器を使用し、ボタン操作が必要なときはフラップを開
いて下げ入力キーボタンを操作する。
【0003】図1にフラップ付き電話機の立体斜視図を
示し、また、図10にフラップの部分の側面図をフラッ
プの動作を理解できるようにフラップの複数の状態が記
入されて示してある。フラップ1は電話機本体2の下端
にその回転軸12が係合され、一定角度の範囲を回動可
能な構造となっている。
【0004】図10において、フラップ1がAの状態で
は後述する回転機構の付勢作用によってさらに閉じよう
とする回転力が図中の矢印プラス方向に働く。この付勢
作用によって電話機に振動や衝撃等の外圧が加わった際
にも安易に開かないようになっている。
【0005】フラップ1を開くときは図10のB点まで
手で回動させると回転機構の付勢力は図中の矢印マイナ
ス方向に切り替わり、やがて付勢力が解除されてCの位
置で安定する。この状態でキー入力の操作及び通信が行
われる。Cの状態で何らかの力がフラップ1に加わりさ
らに回動させられるとD点までは回動するが、それ以上
の回転は、電話機本体2とフラップ1に設けた図示しな
いストッパーの作用により規制される。なお、フラップ
1はDの位置ではプラス方向の付勢力が働いているた
め、外圧が解除されるとCの位置まで戻されて安定す
る。そしてフラップ1を本体に収納するときは、C点よ
りB点以上まで手で回動させれば、回転機構の付勢力は
図中の矢印プラス方向に切り替わりAの状態に戻る。
【0006】このような付勢力を備えた回転機構は図1
1に分解斜視図で示したヒンジ構造によって実現されて
いる。3はヒンジユニットであり、その本体となるハウ
ジング4の格納凹部41内に、コイルスプリング5、カ
ム6、アクチェーター7を収納し、カバー8で閉じる構
造となっている。ハウジング4の外形は本体2の下端左
右に形成した一対の角穴状のヒンジ収納穴21と略同寸
となっていて、ここにヒンジユニット3は収容される。
【0007】ハウジング4の端面には前記の格納凹部4
1が略円筒形状に長手方向に向け形成され開口してお
り、底面は閉じている。該格納凹部41にはその外周部
分に、後述のカム6の回転防止リブ61に対応した位置
に回転防止溝42が対称一対に、格納凹部41と同じ深
さまで形成されている。ハウジング4の外側面の対向す
る2面にはカバー8を嵌合する溝43と穴44とが設け
られる。5はコイルスプリングで、これも後述のカム6
のコイルスプリング格納凹部65に収納可能な外形が設
定され、座の一端は前記格納凹部65の仕切り壁66に
当接、他端はハウジング格納凹部41の底面に当接する
ような圧縮スプリングである。カム6は略円柱形状であ
り、その外周部にはハウジング4の回転防止溝42と当
接摺動可能な回転防止リブ61を2か所突出形成してあ
る。
【0008】カム6の円柱形の一端には、コイルスプリ
ング5を収容する前記の格納凹部65が設けられ、ま
た、他端には、山部62aと谷部62bとをなだらかに
つないだ形状のカム形状部62が一体形成される。ま
た、アクチェーター7のカム6と対向する面にはカム形
状部62面をトレースするのに都合がよいように先端に
Rを施された板部71が形成され、アクチェーター7の
ツバ部72はハウジング4の格納凹部41に収納された
状態で回転可能な寸法で円盤状に形成され、さらに、板
部71を突出させた側とは逆の端部にはフラップ1の軸
12に形成された凹部11と略同寸に方形に形成された
凸部73が設けられる。8はカバーであり、金属薄板を
プレスして形成、ハウジングの端面と略同寸の面には前
記アクチェーター7の凸部73より大きな貫通穴81が
形成され、また、同面から延設して、ハウジング4の側
面の溝43に対応する方向、位置、寸法のフック82が
形成され、その先端には、溝43の先端の穴44に係合
する突起83と爪84が設けられる。
【0009】このような部品構成のヒンジユニット3
は、ハウジング4とカム6とに挟まれたコイルスプリン
グ5が適正に配置された状態で圧縮されている。カム6
の山部62aと谷部62bとがアクチェーター7の板部
71に接触する方向でハウジング4の格納凹部41内に
収容され、カバー8のフック82とハウジング4の溝4
3、爪84と穴44とが嵌合され、カム6とアクチェー
ター7間に作用するコイルスプリング5の反力をアクチ
ェーター7のツバ部72とカバー8の貫通穴81の縁部
で受け止めている。即ち、ハウジング4とカバー8で囲
繞された格納凹部41内にコイルスプリング5の反力を
受けたカム6が、回転はしないが軸方向の摺動可能な状
態で、アクチェーター7が回転と軸方向の摺動とが可能
な状態にセットされている。
【0010】このような状態でアクチェーター7の突部
73を回転させるとコイルスプリング5の反力によりカ
ム6の山部62a、谷部62bとアクチェーターの板部
71との回転摺動に抵抗が発生しトルクが生じる。その
トルクの特性はカム6の谷部62bとアクチェーター7
の板部71が接する状態がコイルスプリング5を最も軽
く圧縮する状態であり、最も安定している。よって回転
トルクはゼロとなる。
【0011】次に谷部62bから山部62aの間に板部
71が接する区間は、次第にコイルスプリング5の圧縮
量が増えるためカム6とアクチェーター7との抵抗が増
え、トルクも次第に大きくなる。また、その状態で突部
73の回転を解放すると板部71はカム6の最も安定し
ている状態である谷部62bに戻る力が作用し、谷部6
2bまで逆回転するように回転を逆転させるトルクが発
生する。カム6の山部62aの頂点と板部71とが接す
るとコイルスプリング5の圧縮量は最大となるが、板部
71は頂点で停止し、ここでもトルクはゼロの状態とな
る。
【0012】次に山部62aから谷部62bの間に板部
71が接する区間は、最も安定している状態である谷部
62bに早く到達しようとする力が働き、谷部62bま
で加速し、回転を進める方向のトルクが発生する。
【0013】なお、以上の説明とは逆の方向にアクチェ
ーター7の突部73を回転させると逆の順序の作用が発
生する。
【0014】ここで前記の説明に用いた図10、図11
に加えて、図14を用いて前記の動作をさらに詳細に説
明する。電話機本体2の下端の、ヒンジユニット3収容
のための穴21とハウジング4、コイルスプリング5、
カム6、カバー8は回転方向に対して一体化されてい
て、共に回動する。一方、フラップ1のヒンジユニット
収納のための凹部11とアクチェーター7とは回転方向
に対して一体化されている。つまり、フラップ1をある
回転方向に操作し、本体2側が保持されているとき、カ
ム6のカム形状部62(山部62aから谷部62bの連
続した面)と、アクチェーター7の板部71との間に摩
擦が生じトルクが発生する。図10に記入したフラップ
1のA,B,C,D,Eの状態変化に対応するヒンジユ
ニット3のこの状態の変化を、図14の(A)から
(D)に示した。
【0015】フラップ1が閉じている「A」の状態、図
14(A)の状態では、谷部62bの底より30°手前
の位置に板部71があり、板部71は谷部62bの底へ
戻る力が働き、フラップ1はさらに閉じようとするトル
クが発生している。
【0016】フラップ1を開こうとする「A」から
「B」の区間は、谷部62bの底から30°手前より板
部71が摺動する。板部71は回転に逆らい谷部62b
に戻ろうとする力が働き、フラップ1は閉じた状態に戻
ろうとする力が働く。従ってフラップ1を開くには、こ
の戻ろうとするトルク以上のトルクを加えて開く必要が
ある。
【0017】フラップ1がやや開いた「B」の状態,図
14(B)の状態では、山部62aの頂点と板部71が
接しているため、安定状態にあり、フラップ1にトルク
は発生せず、静止している。
【0018】フラップ1の「B」から「C」の区間で
は、山部62aの頂点より谷部62bの底を板部71が
摺動するため、板部71は加速し、早く谷部62bに到
達しようとする力が働き、フラップ1に外力を加えずと
も「C」点まで回動する。
【0019】「C」点の状態、図14(C)の状態で
は、谷部62bの底と板部71が接しているため、安定
状態にあり、フラップ1にトルクは発生せず、静止して
いる。
【0020】フラップ1の「C」から「D」の区間で
は、谷部62bの底より山部62aに30°進んだ位置
に板部71が摺動するため、板部71は谷部62bに戻
ろうとする力が働き、フラップ1には「C」に戻るトル
クが発生し、戻って安定する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のヒン
ジ構造によれば、カム形状部62の要部の正面図である
図12、同じく側面図である図13に示すように、対向
して配置された一対二組の山部62a、谷部62bとが
それぞれ180°対向して配置され、山部62aと谷部
62bとは90°位相を代えて配置されているので、谷
部から山部、山部から谷部に至るトルクは同じとなる。
これはフラップの操作ではAB間、BC間、CD間のト
ルクが同じとなることである。
【0022】また、フラップが開いた状態「C」点で
は、閉じた状態「A」より150°の状態が使用上邪魔
にならず通話しやすい。その150°を確保するとフラ
ップを開くためには60°以上持ち上げる必要がある。
【0023】フラップの操作を考慮するとフラップを閉
じた状態でかかるプリテンションは大きい方が振動や衝
撃が加わったとき開きにくくなり都合がいい。
【0024】また、フラップを持ち上げる区間は少ない
角度を持ち上げるようにした方が楽に操作できる。ま
た、フラップを開いていて、何らかの外圧がフラップに
加わりストッパーに当接するCからDの区間は高いトル
クで反発した方がストッパーにかかる外圧を減少させる
ことができ、電話機が破損されにくい。
【0025】さらに、板部71は構造上カム形状部62
のカム面と点で接触することが多く磨耗による変形が早
く、耐久性に乏しい面があった。また、ヒンジユニット
の部品構成も5点と多く、部品費、組立費がかさむ問題
もある。これらの点を考慮すると、従来のヒンジ構造は
決して満足のできるものとは言えない。
【0026】本発明はこのような問題を解消し、フラッ
プが閉じた状態では強いトルクでフラップを付勢し、開
く操作では小さな回転角度でフラップが開き、開いた状
態よりさらに回転させると大きいトルクが発生して反発
するようにし、しかも耐久性があり部品点数も少ない、
携帯電話、PHS用等に適した、安価なヒンジユニット
を提供しようとするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明では、ヒンジユニットを、機器側とフラップ
等の側とのそれぞれと共に相対的に回動する二つの部材
に環状の傾斜面を形成したカム形状部をそれぞれ設ける
とともにコイルスプリングによって二つのカム形状部を
相互に対向圧接させ、前記二つのカム形状部材のカム形
状は、対向させた状態での基線からの角度に対する傾斜
特性が互いに同一であるものとした。
【0028】そして、前項において、二つのカム形状部
は、それぞれ180度間隔の山部と、同じく180度間
隔の谷部とを備えるとともに、山部と谷部とは90度よ
り小さい位相差角度をもたせて形成し、山部と谷部間の
傾斜を緩急二つの斜面を隣接して備えるものとした。
【0029】また、前々項において、二つのカム形状部
は、それぞれ180°間隔の山部と、同じく180°間
隔の谷部とを備えるとともに、山部と谷部とは、略60
°の位相差角度をもたせて形成し、山部と谷部間の傾斜
を緩急二つの斜面を隣接して備えるものとした。以上の
ようなカムをヒンジ内に組み込むことによってフラップ
の開閉が使用しやすく、破損しにくい、耐久性のあるも
のとなる。
【0030】また、前項までの解決手段において、機器
側とフラップ等の側とのそれぞれとともに回動する二つ
の部材と、コイルスプリングとを一つのハウジングに収
容し、二つの部材の中、第1の部材はハウジング内で回
動を規制されるが軸方向の摺動は可能とし、第2の部材
は回動は可能であるが軸方向の摺動を規制されるととも
に機器またはフラップ等の側への取付手段を備え、また
前記ハウジングにはフラップ等の側または機器側への取
付手段を備えて、ヒンジをユニットとして組立、組み込
みが簡単なものとした。
【0031】さらに、前項までの解決手段において、ハ
ウジングは有底の略角筒状であり、開口側端縁内面側に
縁に沿う微小な突条を備え、一方、ハウジング内で回動
可能とした第2の部材には前記突条の内接円よりも僅か
に大きい径を有するツバ部を備えて組付け後の脱出を防
止することでカバーを不要とした。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明は、ヒンジユニットを、機
器側とフラップ等の側とのそれぞれと共に相対的に回動
する二つの部材に環状の傾斜面を形成したカム形状部を
それぞれ設けるとともにコイルスプリングによって二つ
のカム形状部を相互に対向圧接させ、前記二つのカム形
状部材のカム形状は、対向させた状態での基線からの角
度に対する傾斜特性が互いに同一であるものとしたもの
である。
【0033】そして、二つのカム形状部は、一周360
度中、180度おきに山部を二つ、同じく180度おき
に谷部を二つ形成する。そして隣り合う山部と谷部とは
90度より小さい位相差角度をもたせて形成するので、
一周の間に緩い傾斜と急な傾斜のカム面が隣接する2サ
イクルのカム面が備えられることになる。位相差角度は
90度より小さくするほど急斜面側の傾斜が急となり、
用途によって設定されるが、例えば60度付近の設定の
場合、携帯電話機のフラップの開閉に適したものが得ら
れる。
【0034】機器側とフラップ等と側とのそれぞれとと
もに回動する二つの部材と、コイルスプリングとを一つ
のハウジングに収容してユニットとする。対向圧接され
る二つのカム形状部の両方が回動する必要はないので、
二つの部材の中、第1の部材(後述の実施例では、カ
ム)はハウジング内で回動を規制されるが軸方向の摺動
は可能とし、第2の部材(後述の実施例では、アクチェ
ーター)は回動は可能であるが軸方向の摺動を規制され
るようにする。そして機器とフラップ等の側とへのそれ
ぞれの取付手段として、第1の部材とともに回動するハ
ウジングを角形とし、第2の部材の一部を角形として、
機器とフラップ等の側とのいずれかへ、それぞれ取り付
けるようにする。
【0035】また、ハウジングの開口側端縁内面側に縁
に沿う微小な突条を備えさせ、一方、ハウジング内で回
動可能とした第2の部材(後述の実施例では、アクチェ
ーター)には突条の内接円よりも僅かに大きい径を有す
るツバ部を備えて組付け後の脱出を防止している。この
ようにすることで、従来必要であったカバー部材を省略
することができる。
【0036】
【実施例】図2から図9を用いて本発明の実施例を説明
する。図2は分解斜視図、図4は組立時の断面図であ
る。なお、前記の従来例と同様の部分は、簡単化のため
に同じ符号を付与して説明するが、構造作用が同様であ
って説明が重複する部分は省略する。フラップ1は電話
機本体2の下端にその回転軸12が係合され、一定角度
の範囲を回動可能な構造となっている点は従来同様であ
る。
【0037】40はハウジングで、略正方体であり、そ
の一端面にコイルスプリング50、カム60、アクチェ
ーター70を格納する格納凹部48が開口し、他端面は
閉じている。該格納凹部48は略正方体の空間としてあ
り、その内側面4面にそれぞれ溝45が奥行き方向へ向
け形成されている。溝45は格納凹部48の開口端面か
ら1mm程度の凸部46を残して最奥部まで形成する
(図4の断面図参照)。また、格納凹部48の奥行き方
向と直交する断面を見ると理解されるように略正方形の
4角をそれぞれ落としてC面としてある。
【0038】50はテーパーバネとしたコイルスプリン
グであり、バネの外周寸法は格納凹部48の最小寸法よ
りやや小さい寸法に設定している。なお、テーパーバネ
とした理由はヒンジユニットを小型化するためであり、
圧縮したとき巻径同志が密着するのを避けている。
【0039】60はカムで、一端側を正方形状のベース
部66とし、他端側には後述のアクチェーターに嵌合す
るための回転軸67を備えるとともに、回転軸67の根
元周囲には環状のカム形状部63が、山部63aと谷部
63bとを結ぶ面で連続するように一体に形成される。
また、ベース部66は正方形状の4角を落としC面とし
た形状であり、前記のハウジング40の格納凹部48内
に嵌入された場合、回転は規制されるがその奥行き方向
に向かって摺動可能な形状である。
【0040】70はアクチェーターであって、中央の円
盤状のツバ部72を境界として、カム60に対向する側
の面にはカム60の回転軸67を回転可能に嵌入させる
軸受凹部75を形成(図4の断面図参照)するととも
に、その周囲にカム60のカム形状部63に対向するカ
ム形状部76を備える。該カム形状部76は、山部76
aと谷部76bとを滑らかな面で連続させる形状であ
る。アクチェーター70の前記とは逆の面には、フラッ
プ1の回転凹部11に圧入される断面4角形の凸部73
が一体に形成される。
【0041】このような部品から構成される本発明のヒ
ンジユニット30の組立について説明する。ハウジング
40の格納凹部48にコイルスプリング50を挿入し、
その上からカム60を挿入する。続いてコイルスプリン
グ50を圧縮させつつ回転軸67と軸受凹部75とが嵌
合するようにアクチェーター70を挿入する。コイルス
プリング50の先端はカム60の端面に設けた凹座60
aに嵌入するので作業は容易である(図4参照)。
【0042】アクチェーター70のツバ部72の外周径
はハウジング40の格納凹部48の内接円の径より0.
5mm程度小さく設定してあるが、そのままではツバ部
72は格納凹部48の開口側の凸部46が障害となって
挿入できないので、荷重を増大させて嵌め込む。ハウジ
ング40とアクチェーター70とは摺動性が良好かつ弾
性を有するプラスチック材を用い射出成形によって加工
しているため、荷重を加えて嵌め込めば格納凹部48は
外側へ拡がり、アクチェーター70を収容することがで
き、その後は原形に復帰する。
【0043】このような部品の固定機能をハウジング4
0に備えるようにしたので、従来、部品の固定のために
設けたカバーを削除することができるものとなった。
【0044】このように組み立てたヒンジユニット30
においては、コイルスプリング50の作用によりカム6
0とアクチェーター70とが強制的に当接する。また、
カム60のベース部66はハウジング40の格納凹部4
8内を、回転は規制されるが深さ方向に摺動可能であ
り、また、アクチェーター70は円盤形のツバ部72が
格納凹部48内を回転可能であるが、ツバ部72が格納
凹部48の開口端の凸部46によって摺動は一方向のみ
に規制されている。
【0045】次に本発明のカムの動作を、図5、図6を
用いて説明する。図5はカム60側のカム形状部63の
要部の正面図、図6は同じく側面図である。両図に示す
ように、対向して配置された一対二組の山部63a、谷
部63bとがそれぞれ180度対向して配置され、山部
63aと谷部63bとは60°位相をずらせて配置され
ており、二つの山部、二つの谷部の高さ、深さはそれぞ
れ同一である。従って、谷部63bから山部63aに至
る面68は急斜面、山部63aから谷部63bに至る面
69は緩斜面となる(図5)。前記したように山部の山
の高さは同じなので急な急斜面68の部分は単位回転角
あたりの変化率が大きく、緩斜面69の部分は単位回転
角あたりの変化率が小さい。つまり、カム面に圧接する
部材に対し、カム面を同じ回転角で回転させたとき、急
な傾斜の方が高いトルクに設定できるものとなる。
【0046】前記のカムはカム60側について説明した
が、アクチェーター70側に備えるカム形状部76につ
いても同様のものであり、カム60のカム形状部63
と、アクチェーター70のカム形状部76とは互いに向
きが逆であって、対向するように配置される。
【0047】このようなヒンジユニット30を電話機本
体2の下端の、ヒンジユニット30収容のための穴21
に嵌め込み組付ける。ハウジング40、コイルスプリン
グ50、カム60は回転方向に対して電話機本体2と一
体化される。一方、フラップ1のヒンジユニット収納の
ための凹部11に対し、アクチェーター70の凸部73
が嵌め込まれ、両者は回転方向に対して一体化されてい
る。つまり、フラップ1をある回転方向に操作すると
き、カム60のカム形状部63(山部63aから谷部6
3bの連続した面)と、アクチェーター70のカム形状
部76(山部76aから谷部76bの連続した面)との
間に摩擦が生じトルクが発生する。
【0048】このようなカムの動作を、電話機のフラッ
プの操作に結び付けて説明する。図3はフラップ1の部
分の側面図をフラップの動作を理解できるようにフラッ
プの複数の状態が記入されてして示してある。また、図
7(A)から(D)として、図3に記入したフラップ1
のA,B,C,Dの状態変化に対応するヒンジユニット
30の状態の変化を示した。
【0049】また、図8はカム60のカム形状部63
と、アクチェーター70のカム形状部76とを、対比さ
せつつ、それぞれ平面に展開したものであり、(A)は
フラップとともに回動するアクチェーター70側のカム
形状部76、(B)は電話機本体側に固定されるカム部
60側のカム形状部63を示す。
【0050】さらに、図9(A)、(B)、(C)はカ
ム60のカム形状部63(山部63aから谷部63bの
連続した面)と、アクチェーター70のカム形状部76
(山部76aから谷部76bの連続した面)とを対向さ
せ、それぞれの状態を展開図としたものである。
【0051】フラップ1が閉じて電話機に収容されてい
る図3の「A」の状態、図7(A)、及び図9の(B)
の状態では、谷部63bの底より30°山部63aに寄
った点に山部76aがあり、アクチェーター70には谷
部63bの底へ戻る力が働き、フラップ1はさらに閉じ
ようとするトルクが発生し、フラップ1は閉鎖状態で安
定している。
【0052】フラップ1を開こうとする「A」から
「B」の区間は、谷部63bの底より30°ずれた位置
を起点として山部63aに向け急傾斜面に沿って山部7
6aが摺動する。アクチェーター70には回転に逆らい
谷部63bに戻ろうとする力が働き、フラップ1は閉じ
た状態に戻ろうとする力が働く。従ってフラップ1を開
くには、この戻ろうとするトルク以上のトルクを加えて
開く必要があり、途中で開く手を離すと図3の矢印+方
向へ回動、「A」の状態へ戻る。
【0053】フラップ1が開いた「B」の状態,図3
(B)、図7(B),及び図9(C)の状態では、山部
63aの頂点と山部76aとが接しているため、フラッ
プ1にトルクは発生せず、静止しているが、この点を僅
かでも越えると、いずれかの方向に強制的に回動するこ
とになる。換言すれば、電話操作のためには、最低ここ
までフラップ1を回動させればよいことになる。
【0054】フラップ1をさらに開こうとする図3の
「B」から「C」の区間では、山部63aの頂点より谷
部63bまでの緩斜面を山部76aが摺動するため、山
部76aは加速し、早く谷部63bに到達しようとする
力が働き、フラップ1に外力を加えずとも矢印−方向へ
回動、「C」点まで回動する。
【0055】「C」点の状態、図3(C)の状態、図7
(C),及び図9(A)の状態では、谷部63bの底と
山部76aとが接しているため、安定状態にあり、フラ
ップ1にトルクは発生せず、静止している。
【0056】図3のフラップ1の「C」から「D」の区
間では、谷部63bの底より山部63aに30°進んだ
位置に山部76aが摺動するため、山部76aには谷部
63bに戻ろうとする力が働き、フラップ1には「C」
状態に戻るトルクが発生し、戻って安定する。従ってフ
ラップ1に何らかの外圧がかかっても、フラップ1には
「C」状態に戻るトルクが発生する。
【0057】従来のカム構造であれば、さきに図12で
説明したように二つの山部は180度対向して配置さ
れ、谷部と山部とは90°の位相差で配置されていて、
このようなカムでは図10の「B」点、「C」点で矢印
+、−いずれの方向へ回動させても回動トルクは同一な
ものとなる。
【0058】しかし、本発明のカム構造では、山部、谷
部は180°対向して配置されるが、山部と谷部とは6
0°の位相差で配置されるので、図3の「B」点では矢
印+方向、即ち戻るトルクが高く、矢印−方向、即ち進
むトルクが低く、また、図3の「C」点では矢印−方
向、即ち進むトルクが高く、矢印+方向、即ち戻るトル
クが低くなる。
【0059】このような構成とすることによって、
「A」点から「B」点までの角度、即ちフラップ1を操
作する際、持ち上げなければならない最低角度を小さく
することができ、また、「A」点でのトルク、即ち閉じ
た状態のトルク、電話機を使わないフラップを閉じた状
態でのプリテンションを高いものとすることができ、振
動、衝撃等の外圧が加わってもフラップが開きにくいも
のとなる。さらに、通話状態の「C」点で、何らかの外
圧が加わっても「D」点までの移動トルクが高いので
「D」点で電話機とフラップとのロック機構を破損しに
くいものとすることができる。
【0060】なお、前記の実施例では、ハウジングの外
形を角形としたが、空回りするような形状でなければ、
どのような形でも支障はない。同様にアクチェーターの
凸部も他の形状でもよい。また、ハウジング側を電話機
本体に取り付け、アクチェーター側をフラップに取り付
けるようにしたが、逆であっても回動角とカムとの関係
を維持すれば支障はなく、ヒンジユニットの取り付け部
分に形成する凹部の角度を、フラップ等の開き角位置を
考慮して設定することはもちろんである。
【0061】また、前記の実施例では、本発明のヒンジ
ユニットの用途を携帯電話機として説明したが、電子手
帳や小型のパソコン等の蓋状の開閉体を備える小型電子
機器等に広く利用することができる。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明のヒンジユニットに
よれば、機器本体に対して回動して開閉するフラップ等
が、閉じた状態では強いトルクでフラップを閉じる側へ
付勢し、開く操作では小さな回転角度でフラップが軽く
開くので使いやすいものであり、また、利用状態である
開いた角度よりさらに回転させると大きいトルクが発生
して反発するようになって破損を防ぐことができる。
【0063】また、カム構造は、固定側と回動側と双方
に同形状のカムを対向させるようにしたので、従来の板
状の可動片がカム面を摺動するものよりも耐久性が得ら
れるものとなった。
【0064】さらに、アクチェーターがハウジングから
脱出しないような係止構造を双方に設けたので従来のカ
バーが不要となり、部品点数が節減でき、組立も簡単と
なってコストに反映させることができる。以上のように
携帯電話、PHS用等に適したヒンジユニットを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】携帯電話機の外観図である。
【図2】本発明の一実施例の要部の分解斜視図である。
【図3】本発明の一実施例のヒンジユニットを用いたフ
ラップの部分の側面図である。
【図4】本発明の一実施例の断面図である。
【図5】本発明の一実施例のカム部分の正面図である。
【図6】本発明の一実施例のカム部分の側面図である。
【図7】(A)、(B)、(C)、(D)は本発明の一
実施例の動作状態を示す側面図である。
【図8】(A)、(B)は本発明の一実施例のカムの展
開図である。
【図9】(A)、(B)、(C)は本発明の一実施例の
カムの動作状態を示す展開図である。
【図10】従来のヒンジユニットを用いたフラップの部
分の側面図である。
【図11】従来のヒンジユニットの分解斜視図である。
【図12】従来のヒンジユニットのカム部分の正面図で
ある。
【図13】従来のヒンジユニットのカム部分の側面図で
ある。
【図14】(A)、(B)、(C)、(D)は従来のヒ
ンジユニットの動作状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 フラップ 2 電話機本体 30 ヒンジユニット 40 ハウジング 46 突条 50 コイルスプリング 60 カム(第1の部材) 63 カム形状部 63a 山部 63b 谷部 70 アクチェーター(第2の部材) 72 ツバ部 76 カム形状部 76a 山部 76b 谷部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高村 研志 神奈川県横浜市戸塚区矢部町1025番地 東 海通信工業株式会社横浜工場内 Fターム(参考) 3J105 AA04 AB02 AB13 AB46 AB48 AB49 AC07 AC10 DA13 DA23 5K023 AA07 BB04 BB11 BB26 DD08 MM03 RR09 5K067 AA34 AA35 AA42 BB03 BB04 BB08 EE02 KK17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器と、その表面をカバーするフラップ
    等との間の回動軸として用いるヒンジユニットであっ
    て、 機器側とフラップ等の側とのそれぞれと共に相対的に回
    動する二つの部材に環状の傾斜面を形成したカム形状部
    をそれぞれ設けるとともにコイルスプリングによって二
    つのカム形状部を相互に対向圧接させ、 前記二つのカム形状部材のカム形状は、対向させた状態
    で、基線からの角度に対する傾斜特性が互いに同一であ
    ることを特徴とするヒンジユニット。
  2. 【請求項2】 二つのカム形状部は、それぞれ180°
    間隔の山部と、同じく180°間隔の谷部とを備えると
    ともに、山部と谷部とは90°より小さい位相差角度を
    もたせて形成し、山部と谷部間の傾斜が緩急二つの斜面
    を隣接して備えるものとしたことを特徴とする請求項1
    に記載のヒンジユニット。
  3. 【請求項3】 二つのカム形状部は、それぞれ180°
    間隔の山部と、同じく180°間隔の谷部とを備えると
    ともに、山部と谷部とは、略60°の位相差角度をもた
    せて形成し、山部と谷部間の傾斜が緩急二つの斜面を隣
    接して備えるものとしたことを特徴とする請求項1に記
    載のヒンジユニット。
  4. 【請求項4】 機器側とフラップ等の側とのそれぞれと
    ともに回動する二つの部材と、コイルスプリングとを一
    つのハウジングに収容し、二つの部材の中、第1の部材
    はハウジング内で回動を規制されるが軸方向の摺動は可
    能とし、第2の部材は回動は可能であるが軸方向の摺動
    を規制されるとともに機器またはフラップ等の側への取
    付手段を備え、また前記ハウジングにはフラップ等の側
    または機器側への取付手段を備えることを特徴とする請
    求項1、2、3に記載のヒンジユニット。
  5. 【請求項5】 ハウジングは有底の略角筒状であり、開
    口側端縁内面側に縁に沿う微小な突条を備え、 一方、ハウジング内で回動可能とした第2の部材には前
    記突条の内接円よりも僅かに大きい径を有するツバ部を
    備えて組付け後の脱出を防止していることを特徴とする
    請求項1、2、3、4に記載のヒンジユニット。
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