JP2000018171A - 可変容量型液圧ポンプ又はモータ - Google Patents

可変容量型液圧ポンプ又はモータ

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JP2000018171A
JP2000018171A JP10190330A JP19033098A JP2000018171A JP 2000018171 A JP2000018171 A JP 2000018171A JP 10190330 A JP10190330 A JP 10190330A JP 19033098 A JP19033098 A JP 19033098A JP 2000018171 A JP2000018171 A JP 2000018171A
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Kenichi Okada
健一 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容量調整機構の組立作業が容易な可変容量型液
圧ポンプ又はモータを提供する。 【解決手段】容量検出手段であるロータリポテンショ2
5の検出軸25aに、ラック歯23aに噛合させるため
の検出用ギヤ26を一体的に取り付け、ロータリポテン
ショ25以外の他の部品を組み上げた状態で、最終的に
ロータリポテンショ25の検出軸25a及び検出用ギヤ
26を、外部から検出軸挿入孔24cに挿入し、その検
出用ギヤ26をコントロールロッド23のラック歯23
a及びギヤ列22を構成するピニオンギヤ22gに噛合
させ得るように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の流体機器
(油圧機器)分野等において利用可能な可変容量型液圧
ポンプ又はモータに関し、特にその容量を検出する容量
検出手段を具備したものに関する。
【0002】
【従来の技術】可変容量型液圧ポンプ又はモータにおい
て、その容量を変えるための容量調整機構が、電動モー
タと、この電動モータによって進退駆動されるコントロ
ールロッドとを具備し、このコントロールロッドの進退
動作を利用してなる直動式のものが知られている。この
ものは、例えば、図5に示すように、電動モータ121
の出力軸121aに減速用のギヤ列122を介してラッ
ク歯123aを有するコントロールロッド123を接続
し、電動モータ121の正逆回転をコントロールロッド
123の直動進退動作に変換するとともに、このコント
ロールロッド123の進退動作により直接的に、あるい
はこのコントロールロッド123の進退動作をパイロッ
トとしてスプール式の液圧サーボ機構を駆動して容量を
変化させている。
【0003】一方、近年、自動制御の要求が高まってい
ることから、この容量調整機構120に容量検出手段を
具備させ、この容量検出手段から検出される容量信号を
コントローラ等によりフィードバックして、電動モータ
121を駆動し、自動的に所要の容量となるように制御
できる機能を具備させたものも開発されている。同図に
おいて容量検出手段はロータリポテンショ125であ
り、コントロールロッド123に噛合するピニオンギヤ
122gの軸122hを延出し、このピニオンギヤ軸1
22hにロータリポテンショ125の検出軸125aを
直接的に連結してある。具体的には、ピニオンギヤ軸1
22hの先端部分を大径にしておき、その中心に設けた
孔に検出軸125aを嵌入するとともに、ピニオンギヤ
軸122gの大径部分に側方から貫通させたねじ孔Ba
に止めねじBを螺入しピニオンギヤ軸122hと検出軸
125aとを連結している。このようにして、このロー
タリポテンショ125の出力信号の値でピニオンギヤ1
22gの回動角度を検出し、間接的にコントロールロッ
ド123の進退位置、すなわち容量を検出し得るように
している。なお、コントロールロッド123に直接噛合
するピニオンギヤ122gの軸122hにロータリポテ
ンショ125を接続しているのは、噛合部分におけるバ
ックラッシの影響を極力小さくし、コントロールロッド
123の進退位置を正確に測定するためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ものにおいては、潤滑のために液圧ポンプ・モータから
漏洩した作動液をラック歯123aやギヤ列122に導
いているため、ロータリポテンショ125とピニオンギ
ヤ軸122hとの連結部分から作動液がロータリポテン
ショ125側に漏れないようにシールする必要がある。
このためにギヤ列122を収容するケーシング124を
設け、このケーシング124の外壁に貫通させた検出軸
挿入孔124cの内部において、ピニオンギヤ軸122
hと検出軸125aとを連結するとともに、検出軸挿入
孔124cの内周にピニオンギヤ軸122hに外嵌する
シール部材127を装着している。
【0005】したがって、このような容量調整機構12
0の組立手順としては、ギヤ列122をケーシング12
4の内部に予め組み込み、シール部材127を装着した
後、検出軸挿入孔124cの内部に突出させたピニオン
ギヤ軸122hに検出軸125aを連結せざる得ない。
この際、止めねじBを前記ねじ孔Baに螺入することが
必要となるため、外部から検出軸挿入孔124cの内周
に貫通する止めねじB及び工具挿入用の止めねじ挿入孔
124dを設けている。
【0006】一方、ロータリポテンショ125は、一般
的にその抵抗値が所定回転角度領域でのみ線形に変化す
る。したがって、コントロールロッド123の進退移動
に伴うピニオンギヤ軸122hの回転角度領域がロータ
リポテンショ125の所定回転角度領域内となるよう
に、ピニオンギヤ軸122hと検出軸125aとを連結
する際に相対的な取付角度を調整しなければならない。
具体的にはコントロールロッド123を所定位置(例え
ばストロークエンド)にした状態で、それに対応する抵
抗値となるようにロータリポテンショ125の回転角度
を調整し連結する必要がある。その一方で、止めねじ挿
入孔124dと、止めねじBを螺着するためのねじ孔B
aとを一致させた状態にしなければ連結ができないとい
う制約もある。
【0007】したがってコントロールロッド123を所
定位置(例えばストロークエンド)にした状態で、止め
ねじ挿入孔124dと、止めねじBを螺着するためのね
じ孔Baとが一致した状態となるようにコントロールロ
ッド123を何回か抜き差して試行錯誤的に位置合わせ
を行なった上でロータリポテンショ125の回転角度を
調整し連結するという組立手順にならざるを得ない。そ
の上、止めねじBの螺入操作も極めて難しく、組立に係
る作業性がきわめて悪いという不具合があった。
【0008】すなわち、ギヤ列122をケーシング12
4によってカバーし、シールしている構造のものにおい
て、ポテンショの検出軸125aとピニオンギヤ軸12
2hとを連結して組み立てるという発想では、コントロ
ールロッド123の位置合わせと、ロータリポテンショ
125の角度調整を組み立てながら行うことが必要にな
り、組立時に多かれ少なかれ作業性の問題が生じる。
【0009】本発明は、係る問題に着目し、上述した軸
と軸とを連結するという発想を変えることにより、各部
品の調整を個々に行った後、組み立て可能となるように
構成したものであって、組立作業の容易性を向上させる
ことを主たる目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次のような構成を採用したものであ
る。すなわち、本発明に係る可変容量型液圧ポンプ又は
モータは、容量を自在に変え得る直動型の容量調整機構
を具備する可変容量型液圧ポンプ又はモータにおいて、
この容量調整機構が、駆動モータと、この駆動モータの
回転に連動するギヤ列と、ギヤ列を構成するギヤに噛合
するラック歯を有し駆動モータの正逆回転に応じて直動
進退するコントロールロッドと、前記ギヤ列及びコント
ロールロッドを収容するケーシングと、コントロールロ
ッドの進退位置を検出することによって間接的に容量を
検出可能な容量検出手段とを具備し、前記コントロール
ロッドの進退移動を利用して、容量を自在に調整し得る
ものであり、容量検出手段が、回転可能な検出軸と、こ
の検出軸に一体的に取り付けられラック歯に噛合させる
ための検出ギヤとを具備し、所定範囲内での検出軸の回
転角度を検出可能な回転型のものであり、ギヤ列及びコ
ントロールロッドを組み込んだ状態で、容量検出手段を
ケーシング外部から装入してその検出ギヤを前記コント
ロールロッドのラック歯に噛合させ得るように構成して
いることを特徴とする。
【0011】このように構成すれば、組立時に軸と軸と
連結する部分がないため、予めコントロールロッドを所
定位置に設定し、ロータリポテンショの抵抗値を所定値
に設定した上で、ロータリポテンショをケーシングに単
に装着することで最終的な組み立てを行うことができ
る。すなわち、個々の部品の調整、設定を行った上で最
終組立を行えるので、従来のように、組立を行いつつ部
品の調整を行わなければならないといった欠点が解消さ
れ、組立作業効率が格段に向上する。
【0012】その上、従来のものに比べ、単に検出用ギ
ヤを追加しただけであるので、装置全体の軸方向寸法が
大きくなることはない。また、この検出用ギヤがラック
歯に直接噛合するため、コントロールロッドの位置検出
において、バックラッシによる誤差の影響を可及的に小
さなものとすることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1から図4を
参照して説明する。本実施例に係る可変容量型液圧ポン
プ又はモータは、図1に示すように、ケ−シング1内に
進退可能に配設されたピントル2と、前記ケ−シング1
内に回転可能に配設されたトルクリング3と、このトル
クリング3の内側において該トルクリング3に対し偏心
可能でかつ同期回転し得るように該トルクリング3に連
結され内周4aを前記ピントル2の外周に嵌合保持させ
てなるシリンダブロック4と、このシリンダブロック4
の外周等角位置に放射方向に突没可能に配設され先端部
5aを前記トルクリング3の内周3aに常時摺接させて
なる複数個のピストン5と、前記ピントル2を付勢して
前記シリンダブロック4を前記トルクリング3に対して
偏心させるサ−ボ機構6とを具備してなる。
【0014】サ−ボ機構6は、ピントル2の進退方向
(第1図中Y方向)に沿った対向端面の一方にシリンダ
ボア7aを設け、このシリンダボア7aにコントロ−ル
ピストン7bを嵌合してなる前進側のアクチュエ−タ7
と、前記他方の対向端面にシリンダボア8aを設け、こ
のシリンダボア8aにコントロ−ルピストン8bを嵌合
してなる後退側のアクチュエ−タ8と、前記ピントル2
に穿設された進退方向に平行な軸心を有するスプ−ル保
持孔9と、このスプ−ル保持孔9内に摺動可能に嵌合し
外周に高圧流路L1(場合によってはL2)に接続され
た高圧溝10a及び低圧域に開放された低圧溝10bを
有してなるスプ−ル10と、このスプ−ル10をコント
ロールロッド23によって進退駆動する容量調整機構2
0と、一端を前進側アクチュエ−タ7に接続し他端を前
記スプ−ル保持孔9の内周であってスプ−ル10が前進
方向に変位した際に高圧溝10aに連通し後退方向に変
位した際に低圧溝10bに連通し得る部位に開口した第
1の圧力導入路12と、一端を後退側アクチュエ−タ8
に接続し他端を前記スプ−ル保持孔9の内周であってス
プ−ル10が後退方向に変位した際に高圧溝10aに連
通し前進方向に変位した際に低圧溝10bに連通し得る
部位に開口した第2の圧力導入路13とを具備してな
り、容量調整機構20によって、先ずスプ−ル10を目
標位置に移動させ、これに追従してピントル2をその目
標位置まで差圧駆動し得るようになっている。
【0015】そして、前記シリンダブロック4と前記ト
ルクリング3との偏心下での同期回転に伴って生じる前
記各ピストン5の突没動作により、これらピストン5と
シリンダブロック4とにより囲繞される流体流出入用の
空間Sをその偏心量dに応じた押し除け容積で拡縮し、
これによりポンプ又はモ−タとしての作用を営み得るよ
うに構成されている。
【0016】しかして、本実施例においては、図2、
3、4に示すように、容量調整機構20を、駆動モータ
21と、この駆動モータ21の回転に連動するギヤ列2
2と、ギヤ列22を内部に収容するケーシング24と、
ギヤ列22に噛合するラック歯23aを有し駆動モータ
21の正逆回転に応じて進退移動するコントロールロッ
ド23と、ケーシング24の外側に装着されコントロー
ルロッド23の進退位置を検出する位置検出手段たるロ
ータリポテンショ25とを具備するものとし、このコン
トロールロッド23の進退により前述のスプール10を
進退させて容量を変え得るように構成している。
【0017】詳述すると、駆動モータ21は例えば電動
DCタイプのものであり、図示しないコントローラから
の信号で自在に回転速度を変え得るものである。ギヤ列
22は、減速機として作用するもので、ホイールギヤと
ピニオンギヤとを同一軸上に固設してなる2つのユニッ
トギヤ22a、22bを組み合わせたものを主体として
構成してある。具体的には、駆動モータ21の出力軸2
1a先端に取り付けたピニオンギヤ22cに一方のユニ
ットギヤである中間ユニットギヤ22aのホイールギヤ
22dを噛合させるとともに、この中間ユニットギヤ2
2aのピニオンギヤ22eに、他方のユニットギヤであ
る出力ユニットギヤ22bのホイールギヤ22fを噛合
させるように組み合わせてなる。したがって、駆動モー
タ21の回転は減速されて、出力ユニットギヤ22bの
ピニオンギヤ22gに伝達されることになる。
【0018】ケーシング24は、駆動モータ21におけ
る出力軸側の端面に取り付けられるギヤ列保持ブロック
24aと、このギヤ列保持ブロック24aの反モータ側
の端面に取り付けられるカバーブロック24bとから構
成している。ギヤ列保持ブロック24aは、駆動モータ
21の出力軸21aと前述した2つのユニットギヤ22
a、22bとを収容するものであり、その反モータ側の
端面からは出力ユニットギヤ22bのピニオンギヤ22
gを突出させている。カバーブロック24bは、後述す
るロータリポテンショ25の検出軸25a及び検出用ギ
ヤ26を外部から装入して収容可能としている検出軸挿
入孔24cと、出力ユニットギヤ22bのピニオンギヤ
22gを収容するピニオン保持部24dと、コントロー
ルロッド23をモータ出力軸21aと直交する方向に沿
って突没可能に保持するロッド保持孔24eとを具備す
る。
【0019】ロータリポテンショ25は、ポテンショ本
体25cと、このポテンショ本体25bから回転可能に
突出させた検出軸25aと、この検出軸25aの先端部
に一体的に取り付けられラック歯23aに噛合させるた
めの検出用ギヤ26とを具備するもので、検出軸25a
の回転角度に応じて抵抗値が変化する回転型のものであ
る。本実施例では、抵抗値の線形変化する領域が検出軸
25aの360度以内の回転角度領域に設定されている
1回転タイプのものを採用している。しかして検出軸2
5aを第2ブロック24bに設けた検出軸挿入孔24c
に挿入した状態で、ポテンショ本体25cを第2ブロッ
ク24bの外面に装着するようにしている。検出用ギヤ
26は、止めねじBを利用して検出軸25aに一体的に
取り付けた連結部材25bの先端部に固着してある。そ
して、組立状態では、ラック歯23aに噛合すると共
に、この噛合部分とは略180度位相の異なる部位にお
いて、出力ユニットギヤ22bのピニオンギヤ22gに
噛合するようにしている。すなわち、この検出用ギヤ2
6は、駆動モータ21からコントロールロッド26に動
力を伝達する動力伝達経路上に入っており、ギヤ列22
の一部としての機能も担うものでもある。
【0020】このような容量調整機構20の組み立て方
法について以下に説明する。まず、ギヤ列保持ブロック
24aと駆動モータ21とをギヤ列22を内装した状態
で組上げておく。その後、カバーブロック24bを装着
し、コントロールロッド23をロッド保持孔24eに挿
入して、例えば一方のストロークエンドとなる状態にし
ておく。また、第2ブロック24bにおける検出軸挿入
孔24cの内周には予めシール部材27を装着してお
く。このシール部材27は、検出用ギヤ26を挿通可能
で、前記連結部材25bの外周に摺接する。
【0021】一方、ロータリポテンショ25の検出軸2
5aの角度を、その抵抗値がコントロールロッド23の
ストロークエンドに対応する値となるように設定してお
く。そして、ロータリポテンショ25の検出軸25a及
び検出用ギヤ26を、外部から検出軸挿入孔24cに挿
入し、その検出用ギヤ26をコントロールロッド23の
ラック歯23a及び出力ユニットギヤ22bのピニオン
ギヤ22gに噛合させる。この検出用ギヤ26は、歯一
枚分の範囲で正逆回転させるだけ噛合させることができ
る。その後、ポテンショ本体25cをカバーブロック2
4bの外面に図示しないねじにより螺着する。
【0022】したがって、本実施例によれば、予めコン
トロールロッド23を所定位置に設定し、ロータリポテ
ンショ25の抵抗値を所定値に設定した上で、ロータリ
ポテンショ25をカバーブロック24bに装着すること
で最終的な組み立てを行うことができる。すなわち、個
々の部品の設定を行った上で最終組立を行えるので、従
来のように、最終組立を行いつつ部品の調整を行わなけ
ればならないといった欠点が解消され、組立作業効率が
格段に向上する。
【0023】その上、従来のものに比べても、単に検出
用ギヤ26を追加しただけであるので、軸方向寸法が大
きくなることはない。また、この検出用ギヤ26がラッ
ク歯23aに直接噛合するため、コントロールロッド2
3の位置検出において、バックラッシによる誤差の影響
を可及的に小さなものとすることができる。なお、本発
明は上記実施例に限られるものではない。前記実施例で
はラジアル式を挙げたが、例えば、斜板式、斜軸式等に
代表される本実施以外の他の可変容量型液圧ポンプ又は
モータに、本容量調整機構を適用することも可能であ
る。また、コントロールロッドのラック歯は従来通り出
力ユニットギヤのピニオンギヤに噛合させておき、検出
用ギヤをこの出力ユニットギヤのピニオンギヤに並列さ
せて、ラック歯に噛合するように配置しても構わない。
【0024】さらに、検出軸にピニオンギヤを取り付け
る構成なども前記実施例に限られず、種々の方法が考え
られる。その他、各部の具体的な構成は、上述した実施
例のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で種々変形が可能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の可変容量
型液圧ポンプ又はモータによれば、予めコントロールロ
ッドを所定位置に設定し、ロータリポテンショの抵抗値
を所定値に設定した上で、ロータリポテンショをケーシ
ングに装着することで最終的な組み立てを行うことがで
きる。すなわち、個々の部品の調整、設定を行った上で
組立を行えるので、従来のように、組立を行いつつ部品
の調整を行わなければならないといった欠点が解消さ
れ、組立作業効率が格段に向上する。
【0026】その上、従来のものに比べ、単に検出用ギ
ヤを追加しただけであるので、装置全体の軸方向寸法が
大きくなることはない。また、この検出用ギヤがラック
歯に直接噛合するため、コントロールロッドの位置検出
において、バックラッシによる誤差の影響を可及的に小
さなものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す可変容量型液圧ポンプ
又はモータの縦断面図。
【図2】同実施例における容量調整機構を示す縦断面
図。
【図3】図4におけるA−A線断面図。
【図4】図4におけるB−B線断面図。
【図5】従来例における容量調整機構を示す縦断面図。
【符号の説明】
20…容量調整機構 21…駆動モータ 22…ギヤ列 23…コントロールロッド 23a…ラック歯 24…ケーシング 25…容量検出手段 25a…検出軸 26…検出用ギヤ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直動型の容量調整機構を具備する可変容量
    型液圧ポンプ又はモータにおいて、 この容量調整機構が、駆動モータと、この駆動モータの
    回転に連動するギヤ列と、ギヤ列を構成するギヤに噛合
    するラック歯を有し駆動モータの正逆回転に応じて直動
    進退するコントロールロッドと、前記ギヤ列及びコント
    ロールロッドを収容するケーシングと、コントロールロ
    ッドの進退位置を検出することによって間接的に容量を
    検出可能な容量検出手段とを具備し、前記コントロール
    ロッドを進退させて容量を自在に調整し得るものであ
    り、 容量検出手段が、回転可能な検出軸と、この検出軸に一
    体的に取り付けられラック歯に噛合させるための検出ギ
    ヤとを具備し、所定範囲内での検出軸の回転角度を検出
    可能な回転型のものであり、 ギヤ列及びコントロールロッドを組み込んだ状態で、容
    量検出手段をケーシング外部から装入してその検出ギヤ
    を前記コントロールロッドのラック歯に噛合させ得るよ
    うに構成していることを特徴とする可変容量型液圧ポン
    プ又はモータ。
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