JP2000015723A - ダブルフェーサの速度制御装置及び制御方法 - Google Patents

ダブルフェーサの速度制御装置及び制御方法

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JP2000015723A
JP2000015723A JP10187717A JP18771798A JP2000015723A JP 2000015723 A JP2000015723 A JP 2000015723A JP 10187717 A JP10187717 A JP 10187717A JP 18771798 A JP18771798 A JP 18771798A JP 2000015723 A JP2000015723 A JP 2000015723A
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stacker
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English (en)
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Minoru Naito
稔 内藤
Katsutaka Mashima
雄貴 真島
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Isowa Corp
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Isowa Industry Co Ltd
Isowa Corp
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  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダブルフェーサでオーダ替えに伴い、現行オ
ーダで生産された枚葉の段ボールシートのスタッキング
替えが完了してから次オーダのシートがスタッカに供給
されるように、次オーダのダブルフェーサの生産速度を
制御する。 【解決手段】 ダウンスタッカ7におけるスタック替え
は、シートの積込みの完了、リフタ25の下限への下
降、積込みシートの排出及び/又はキャリアの搬入、リ
フタ25の上限位置への復帰等に要する各時間の総和と
なる。ここでシート積込み高さが高いほど下降時間は少
なくて済み、紙幅が狭くて搬出しながら下降動作させる
ような場合のスタック替え時間変化分を変数としてスタ
ック替え時間を捉えることにより、スタック替え時間を
オーダごとにきめ細かく算定し、次オーダ生産速度を決
定でき、これが生産性の向上につながる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、連続する段ボー
ルシートの生産を行うコルゲータラインのダブルフェー
サの速度制御の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図1に示すように、ダブルフェーサで
は、シングルフェーサにおいて中芯の一方にライナが貼
られた片段シートにさらにライナを貼り付けて両面段ボ
ールシート(いわゆる通常の段ボールシート)を連続的
に生産する。通常、ダブルフェーサで生産される両面段
ボールシートは、その下流のスリッタスコアラで走行方
向に切断されたり罫線付けが行われたりし、さらにカッ
タで所定の切断長に切断されて枚葉のシートSとされ
る。これがシングリングコンベヤでいわば瓦状に重ねら
れつつ、最下流のスタッカに送られ、ここで所定の高さ
に積み込まれる。このようにシングルフェーサからダブ
ルフェーサ、スリッタスコアラ、カッタ、シングリング
コンベヤ及びスタッカを含むコルゲータラインにおい
て、段ボールシートの生産速度はダブルフェーサの生産
速度で決まると言ってよい。近年、段ボールシートの生
産は、多品種小ロットの生産需要が加速しており、それ
に伴って比較的頻繁にオーダ替えが行われる傾向があ
る。
【0003】そこで、例えば図2に示すように、Aオー
ダからBオーダにオーダ替えがされる場合(例えば紙
質、紙幅、切断長、フルートの種類の変更等)、Aオー
ダ分がスタッカに積み込まれてその排出が終わり、新し
いシートを受け入れ可能な状態となるまでの時間(スタ
ック替え時間)が経過する前に、次のBオーダがスタッ
ク位置に供給されてくるとトラブルとなる。従って、A
オーダの生産が終わるとシングリングコンベヤが増速
し、Bオーダとの間に所定の距離ないしはスタック替え
時間を減少するよう動作させている。ところで、Bオー
ダが小口オーダの場合にはスタッカ側条件によって、生
産速度も減速されるのが普通である。しかし、従来、ダ
ブルフェーサ速度は、設定される次オーダの特性に関与
する条件(例えば紙質、フルート種別、切断長、その他
生産管理装置から与えられるデータ)に基づいて一義的
には決められて運用されているが、その速度をそのまま
次オーダの生産速度に設定すると、スタック替えが間に
合わなくなってトラブルが生じることがある。
【0004】言い換えると、オーダ替えに際し、コルゲ
ータラインの各機構部で位置変更その他の設定のオーダ
替え動作が必要となる。例えばスリッタスコアラでのオ
ーダ替えに要する時間や他の設定替えは一般に短時間で
済むが、スタッカにおけるオーダ替え(スタック替え時
間)が最も時間を要するのが普通である。そのため、結
局はスタック替え時間に依存してオーダ替え時のダブル
フェーサの生産速度が設定されるべきところ、現状では
適切な実行をされていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような状況で、
オーダ替え時においてはオペレータがスタッカの状況を
目視した範囲で、ダブルフェーサの生産速度を減速等し
て調整していた。このような手動調整に対し、オーダ替
え時の自動調整の手法として、スタック替えに要する時
間を安全範囲も含めて一律に固定値として設定してお
き、その固定値たるスタック替え時間がとれるようにダ
ブルフェーサの生産速度を減速することも考えられてい
た。
【0006】しかしながら、オペレータの目視による運
転方法では、オペレータの主観に頼ることが大きく、ス
タッカでのトラブルの発生を定常的に防止するには必ず
しも充分ではないし、目視により必要以上に減速すれ
ば、生産速度が上がらなくなってしまう。
【0007】また、スタック替え時間を安全範囲を見て
一律に固定値として設定し、これに対応してダブルフェ
ーサの生産速度を制御する場合は、スタッカでのトラブ
ルの発生は有効に防止できる可能性が高いが、生産性の
向上を図る上では問題がある。
【0008】この発明は、オペレータの目視操作に頼る
ことなく、かつスタッカの処理能力を各オーダ行列の個
々の状況に着目して、スタッカでのトラブルの発生を防
止しながら、生産性を向上させることのできる速度制御
の技術を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】本発明の
ダブルフェーサの速度制御装置は、ダブルフェーサで生
産された段ボールシートをカッタで枚葉に切断し、これ
をライン下流のスタッカで積み上げてから排出するコル
ゲータラインにおいて、ダブルフェーサの生産が現行オ
ーダから次オーダにオーダ替えされるのに伴い、次オー
ダのためのスタッカ準備(スタック替え)が完了してか
ら次オーダの枚葉の段ボールシートがスタッカに供給さ
れるように、ダブルフェーサの次オーダの運転速度を適
切な速度に制御するダブルフェーサにおいて、望ましい
実施形態では、現行オーダから次オーダへの変更に伴
い、前記スタッカの現行オーダのシートのスタック替え
動作に際し、次オーダのシートをスタック可能な状態と
なるまでのスタック替え時間の長短を予測算出又は設定
し、そのスタック替え時間を基準として求められたスタ
ッカ基準速度と、前記スタッカ以外の要素により次オー
ダのために設定された生産管理基準速度とを比較し、ス
タッカ基準速度が生産管理基準速度より小さいと判断さ
れた場合は、ダブルフェーサの次オーダのための運転速
度をスタッカ基準速度となるように制御し、前者が後者
より大きい場合は、生産管理基準速度となるように制御
することを特徴とする。
【0010】このようにスタック替え時間を一律の固定
値とするのではなく、少なくとも各オーダ毎に現行オー
ダのスタック状況を把握し、それに基づいて現オーダか
ら次オーダになる特有のスタック替え時間を予測し、そ
れを含んで(通常は変数とし)ダブルフェーサの次オー
ダの生産速度を制御する(決定する)ことにより、生産
速度を犠牲にしないで、スタッカでのトラブルの発生を
防止でき、効率のよい運転ができる。
【0011】例えば図3に示すダウンスタッカにおい
て、シート積込み完了時における積込高さh1、h2は、
スタック替え時間に相当の影響を及ぼす。つまり、低い
積込高さh1では、リフタが初期位置に復帰するまでに
要する時間t1は長くかかるのに対し、高い積込高さh2
では、初期位置への復帰時間t2が短くなる。全体とし
てのスタック替え時間は、リフタがスタック排出の位置
に下降した後に、積込シートを排出し、さらに必要に応
じ新たなベニヤ・パレット等のキャリアを設置し、新た
にシート積みを開始する上昇端位置までリフタを移動さ
せる時間の総和となる。ここで、シートの排出、リフタ
の上昇端位置までの上昇等に要する各時間は、紙幅によ
って変化すると共に、スタック完了時におけるシート積
込高さh1、h2から、リフタ下降端までの移動時間が大
きく変化する。
【0012】この個々の差に伴い、実際のスタック替え
時間は、例えば5秒〜1秒等の範囲で4秒程度差が生じ
る場合がある。ここで次オーダの生産速度を決める上で
従来の変数が全て5秒の所定スタック替え時間として一
律に設定した場合は、最大で例えば数秒のロス時間(過
剰な安全範囲)が出る。これは、言い換えれば、必要以
上にダブルフェーサの生産速度を減速していることとな
り、生産性を落とす原因となる。これに対してスタック
替え時間を一律でなく、オーダ行列特有の個々の状況に
応じて変数と見ることにより、スタック替え時間が短く
て済むときは、長いときに比べてダブルフェーサの生産
速度をあまり落とさないようにでき、スタッカでのトラ
ブルを防止しながら、生産速度を高めることができる。
【0013】なお、スタック替え時間を変数と見る上
で、スタッカの形態はダウンスタッカに限らず、アップ
スタッカあるいは両者の中間のアップダウンスタッカで
あってもよい。アップスタッカではシートの積上げに伴
ってシングリングコンベヤが上昇していき、スタック替
え時にはこれが初期位置まで下降するから、シート積込
み高さはダウンスタッカとは逆に作用する。アップダウ
ンスタッカはシートの積上げに伴って、リフタが順次下
降するとともに、シングリングコンベヤは順次上昇する
ものであるから、それらの初期位置への復帰に要する最
小時間を変数としてとらえることができる。
【0014】スタック替えには、通常積み上げられたシ
ートの全体を排出した後、新たなシートの積込みを行う
通常積みの他、現行オーダの積み上げられたシートの上
に、一般にはこれより切断長の短い次オーダのシート
(長い場合もあるが多少制限を伴う)を積み重ねる場合
もある。この場合、スタック替え時間に影響を及ぼす要
素として、例えばフロントストッパの移動時間がある。
次オーダへの切断長の変化が大きくなればなるほど、一
般にはフロントストッパの次オーダのための移動時間は
長くなるため、これを変数とすれば、併用積みにおいて
もスタック替え時間を変数としてとらえ、これに基づい
てダブルフェーサの速度調整をきめ細かく行うことがで
きる。
【0015】さらにスタック替え時間を、ダブルフェー
サにおける、次オーダの生産速度の変数として取り込む
ことは、一般には現行オーダのカッタにおける生産が完
了するまで、又はそれより一定前に行い(スリスコのオ
ーダ替え基点であるダブルフェーサ出口あたりを目安と
している)、現行オーダが過去のものとなる前に次オー
ダの生産速度を減速制御等するものである。従って、一
般には現行オーダの生産枚数やスタック積み枚数等を生
産管理装置などから受け、かつ現状の残枚数及びスタッ
ク状況から、将来生ずるであろうスタック替え時間を予
測し、これを変数とする。なお、そのような次オーダ受
け入れ可能な現オーダ分スタック替え時間の予測値と、
実際の現オーダのスタック替え状況とに差が生じる場合
もある。例えば、積み込まれたシートの排出がなんらか
の理由(例えば排出コンベヤ上のオーバフロー状況で排
出を少し待たされる)で遅れ、リフタの復帰が遅れると
いったことや、新しいベニヤ・パレット等キャリアの準
備が遅れて待ち時間が生ずることもある。これらについ
ては、現実の動作状況を一定の時間間隔でリアルタイム
に計数検出し、もし予測と実際に無視できない差があれ
ば、これを外乱要素として変数に取り込み、この外乱変
数を加えて次オーダのダブルフェーサの生産速度を再度
制御すれば、実際の状況にさらに即した一層きめの細か
い速度制御ができ、トラブルを解消できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例を参照しつつ説明する。図4は、シングル
フェーサ1から、ダブルフェーサ2、スリッタスコアラ
3、カッタ5、シングリングコンベヤ6及びスタッカ7
を含むコルゲータラインの全体の概略を示す概念図であ
る。このコルゲータラインの生産速度その他の生産条件
は、生産管理装置10が管理するようになっている。生
産管理装置10には、段ボールシートの現行から例えば
n回先のオーダの生産数量、各オーダの切断長、積込み
コード(後述する通常積みか併用積みかの区別)、段ボ
ールシートのフルートの種別、紙質データ等が、生産管
理データメモリ11に入っており、このデータは入力装
置12から適宜入力することができる。
【0017】この生産管理装置10は、CPU13(タ
イマ13aを含む)、それに付属するメモリ14、入出
力インタフェース15を備え、所定のコンピュータを形
成している。メモリ14には、コルゲータラインの全体
の生産ラインの稼動制御を行う生産ラインシーケンスプ
ログラム16、主にオーダ替え時に機能するダブルフェ
ーサ速度算出プログラム17等が記憶され、また必要な
メモリ領域が確保されている。
【0018】CPU13には、さらにオーダ替え時にお
けるスタック替え時間算出回路18が、例えばルックア
ップテーブルの形で接続されている。なお、CPU13
によるソフト演算によりスタック替え時間を求める場合
は、このルックアップテーブル等のスタック替え時間算
出回路18を省略することができる。
【0019】コルゲータラインの上流に位置するシング
ルフェーサ1では、波形成形した中芯の片側にライナを
貼り付けた片段シートが生産され、ダブルフェーサ2で
は、この片段シートにさらにライナが貼着されて連続的
な両面段ボールシートが生産され下流に送られる。この
ダブルフェーサ2のメインモータ20は、両面段ボール
シートを図示しない熱盤により加熱して糊を乾燥させな
がら下流へ送るシート送り作業をなし、簡単に言えばこ
のモータ20がダブルフェーサ2の生産速度を決めるも
のとなる。このモータ20には、パルスジェネレータ
(以下、PGという)21が付属しており、モータ20
の回転速度はPG21を介して生産管理装置10のダブ
ルフェーサ生産速度制御装置19にフィードバックされ
る。ここで、ダブルフェーサ生産速度制御装置19は、
CPU13、メモリ14のダブルフェーサ速度算出プロ
グラム17、入出力インタフェース15及びスタック替
え時間算出回路18等を主体とするものである。CPU
13やメモリ14及び入出力インタフェース15等は、
既存の生産管理装置10のものを兼用するか、あるいは
生産管理装置10にダブルフェーサの生産速度制御装置
用の別個のコンピュータを組み込むこともできる。
【0020】ダブルフェーサ2で生産され下流に送られ
る両面段ボールシート(以下、単にシートという)は、
スリッタスコアラ3を通過することにより箱の外形に合
うように幅寸法が切断されるとともに、所定の罫線が入
れられ、さらに回転式のカッタにより送り方向と直角に
所定の切断長で切断される。その後の枚葉のシートはさ
らに下流に送られ、シングリングコンベヤ6でいわば瓦
状に一部重ねられつつさらに下流へ送られて、スタッカ
7に積み込まれる。このシングリングコンベヤ6を駆動
するモータ22にもPG23がある。
【0021】この例に示すスタッカ7は、いわゆるダウ
ンスタッカであり、リフタ25が昇降モータ26により
昇降させられ、その高さ方向の位置は、モータ26に付
随するPG27の信号を生産管理装置10のCPU13
が受け取ることにより、検出できる。ダウンスタッカ7
は、よく知られているように、リフタ25が一旦上昇端
位置まで上昇する。このリフタ25の上限はスタック替
えの完了を知らせるスタック替え完了リミットスイッチ
28によって検出される。そして、リフタ25は、枚葉
のシートSが直接又はベニヤ板等を介してリフタ25上
に順次積み込まれるのに従って、モータ26により、段
階的又は連続的に下降する。言い換えれば、シート積込
み高さの増加に対応して下降し、この下降量はPG27
が検出する。そして、所定枚のシートの積込みが完了す
ると、その後リフタ25は下限位置までさらに下降した
後、所定の方向に積込みシートが排出され、必要に応じ
新たなベニヤ板等がリフタ25上に載置された後、リフ
タ25が再び上限まで上昇して次のスタッキングに備え
る。
【0022】リフタ25に隣接してシートSの移動規制
部材としてフロントストッパ30が設けられ、積み込ま
れるシートSは、その前端がフロントストッパ30に当
たることで、その前端位置が揃った状態で順次積み込ま
れる。フロントストッパ30は高さモータ31によりシ
ートSの積込み高さに応じて昇降でき、その位置はPG
32が検出する。また、フロントストッパ30はシート
Sの切断長の相違にも対応できるように、モータ33に
より前進・後退できるようになっており、その移動量は
PG34が検出できるようになっている。
【0023】なお、シングリングコンベヤ6の先端部に
は公知の伸縮コンベヤ(サブリフタともいえる)35が
設けられ、同一オーダの積込み過程でリフタ25に所定
枚数のシートが積み込まれた後、スタック替えをする際
に、伸縮コンベヤ35が伸長して一旦シートを受けたり
する。伸縮コンベヤ35が伸長すると、その伸長端に存
在する出現検出センサ38のドグ39が検出部40に検
出されて、伸縮コンベヤ35が伸長限(出限)にあるこ
とが検出される。
【0024】さらに、シングリングコンベヤ6の出口端
には、その出口端を通過するシートSが存在しなくなっ
たこと、言い換えればシートの流れが切れたことを検出
することによってシングリングコンベヤ6上でのシート
の切り離しが完了したことを検出する切離し完了センサ
41が設けられている。例えば現行オーダから次オーダ
に切り替えるオーダ切り替えストローブ信号が供給され
てから、この切離し完了センサ41がオンとなってシー
トSを検出しなくなれば、現行オーダの最後のものが通
過して、現行オーダの積込みが終わることが確認でき
る。
【0025】以上のような各種のモータ20、22、2
6、31、33並びにPG21、23、27、32、3
4、さらにはセンサ類28、38、41等は、すべて生
産管理装置10に信号線で接続され、すべてのモータは
この生産管理装置10の生産ラインシーケンスプログラ
ム16に従い、CPU13からの指令を受けて起動・停
止さらにはその速度が制御される。これは、図示はしな
いがモータドライバを介して行われる。また、これら各
種モータに付属するPGは、モータの動き、ひいてはそ
の速度や位置その他の情報を生産管理装置10にフィー
ドバックする。さらに各種センサ類もその信号を生産管
理装置10に送るようになっている。
【0026】前述のように、図4の生産管理データメモ
リ11には、順次生産されるべきオーダが、数オーダ先
まで記憶されており、生産ラインシーケンスプログラム
16は、現在どのオーダがどの程度まで終了したかを時
々刻々と把握している。そして、現行オーダから次オー
ダへ切り替えるべき時期がくると(例えばシート切断長
の変更、フルート種別の変更、紙質やその他のロット替
え)、オーダ替えストローブ信号(以下、単にオーダ替
え接近信号という)を前述のダブルフェーサ速度制御装
置19へ供給する(カッタオーダ30m程前)。これを
受けてオーダ替えに伴うダブルフェーサ速度算出プログ
ラム17が起動し、紙質等ロット情報や、フルート種
別、シート切断長等から決定される生産管理基準速度を
CPU13が演算し、又は予め設定されているデータを
読み出す。他方、同時に現オーダの最終シート切断後の
切離し動作を含むスタック替え動作における次オーダの
スタック替えの準備が完了するまでのスタック替え時間
を算定する。次オーダのスタック替え準備完了時期は、
詳しく説明するとスタック替え総時間から次オーダ先頭
が切り離しされてスタッカ入口まで搬送される時間を差
し引いた時間となる。
【0027】そして、このスタック替え時間と次オーダ
生産長からスタッカ基準速度が算出され、かつ生産管理
基準速度も判定され、両者を比較し、スタッカ基準速度
が生産管理基準速度より小さければ、実際の稼動すべき
ダブルフェーサの生産速度をそのスタッカ基準速度に一
致するように、あるいは適宜補正値を加味して決定す
る。スタッカ基準速度が生産管理基準速度より大きい場
合は、次オーダのダブルフェーサの生産速度は生産管理
基準速度と一致するように、又はこれに適宜補正値を加
味して決定する。
【0028】図5は、オーダ替えの概念をシートの流れ
を基準に説明するもので、現行オーダの終端がカッタを
通過する一定量前にオーダ替え接近(約30m手前)点
が設定され、このオーダ替え接近点からオーダ替え点ま
でがオーダ替え接近長さとされて、この間にオーダ替え
に伴うダブルフェーサの生産速度制御が行われる。い
ま、現行オーダの生産速度にくらべて次オーダの生産速
度を減速させる場合は、時間の流れを右方向に取れば、
図6のようになる。つまり、オーダ替えが生じる時点
の、時間的に手前でオーダ替え接近信号が供給され、そ
れ以後実際のオーダ替えの瞬間までに減速処理を完了す
るように、減速定数と減速量から減速点を決定し、オー
ダ替え点で減速完了するように、ダブルフェーサの生産
速度が実際に減速される。
【0029】現行オーダの終端がカッタを通過した後
は、現行オーダは既に過去のものとなり、次オーダが現
行のものとなるが、この時点で過去となった現行オーダ
のスタック処理はまだ完了していないことはもちろんで
ある。つまり、オーダ替えに伴い次オーダの生産速度を
調整する前提としては、現行オーダのスタック処理が完
了して次オーダの受け入れ可能状態となるまでのスタッ
ク替え時間を、残生産枚数その他の生産管理データと現
状のスタック状況により計算上予測し、例えばその予測
値に基づいて次オーダの生産速度を調整するというのが
基本になる。
【0030】以下、オーダ替えに伴う処理の流れを、図
7以降のフローチャート等に基づいて説明する。図7に
おいて、ステップ(以下、単にSという)1でオーダ替
え接近信号が出ると、S2において前述の生産管理基準
速度が算出される。これは前述のように、例えば次オー
ダの紙質やフルート種別、切断長、スタック高さと残枚
数等に応じて算出又は予め定められたデータを読み出す
こととなる。S3ではスタッカ基準速度が算出され、S4
でそれら生産管理基準速度とスタッカ基準速度との大小
が比較され、スタッカ基準速度が生産管理基準速度以下
であれば、スタッカ基準速度を次オーダのダブルフェー
サの生産速度に設定する(S5)。
【0031】つまり、生産管理基準速度から見れば、こ
れがスタッカ基準速度に計算上減速処理されることを意
味する。スタッカ基準速度が生産管理基準速度より大き
い場合は、S6でオーダ替えが終了したかどうかを判断
し、終了と判断されれば、S7で生産速度を生産管理基
準速度に復帰させる。
【0032】S3のスタッカ基準速度算出のルーチン
を、図8にさらに詳しく説明する。R1でスタック形式
の取込み、すなわち通常積みモードか併用積みモードか
が判断される。これは、図4の生産管理データメモリ1
1に蓄積されている次オーダのデータから読み出され
る。ここで通常積みモードであると判断されると、ダウ
ンスタッカ7における現行オーダの積込み完了時のシー
ト積込み高さのデータが取り込まれる(R2)。これ
は、図4の生産管理データメモリ11から予測値として
読み込むことができ、例えば現行オーダの総生産枚数が
500枚で、スタッカでは第1回目に300枚、第2回
目に200枚がスタックされ、その後次オーダのスタッ
キングに移ることが予定されていれば、シート積込み高
さのデータが、シート厚×枚数により求められる。
【0033】さらに図8のR3では、シート積込み高さ
以外の、例えば積込みシート排出・リフタの上限復帰等
に要する時間であって、要するにシート積込み高さに関
係しないいわば定数としての時間が取り込まれる。例え
ば図10に示すように、その(1)でオーダ替え信号を
受け付けてから、切離し完了センサ41がオフからオン
に変わって切離しが完了するまでの時間が定数Aとな
る。また、その(2)に示すように、伸縮コンベヤ35
が伸長状態にあってこれを引き動作する場合には、その
引き動作が完了するまでの時間がEとなる。もともと引
込み状態であればEは生じない。
【0034】さらに(3)に示すように、シートの積込
みが完了したリフタ25を下降させ、現行シートを払い
出し、払い出し後、リフタ25は上昇限へ上昇して積込
み可能状態となるまでの時間はCとなる。よって上記
(1)〜(3)に要する時間(スタック替え時間)は、
A(+E)+Cとなる。このとき前述のようにシートの
積込み高さhが大きければリフタ25の下降距離、ひい
ては下降時間tが短く、逆にシート積込み高さhが低け
ればリフタ25の下降距離が大きくなって、その下降に
要する時間tが長くなるから、このシート積込み高さh
は変数である。このようなシート積込み高さhを少なく
とも1つの変数とする関数として、スタック替え時間を
捉えることができるのである。なお、リフタ25が下端
位置まで下降した後におけるシートの排出及び次キャリ
ア搬入時間が紙幅によって変化するので、シート積込み
高さに加え、この紙幅データをまた別の変数として扱う
ようにすれば、一層緻密にスタック替え時間を算定する
ことができる。
【0035】図8に戻って、R1で併用積みモードであ
ると判断されれば、R4及びR5のフロントストッパの上
昇・下降及び前進の各時間の算出(予測としての読出
し)が行われる。具体的には、図11に示すように、併
用積みモードの場合は、(1)〜(2)までは通常積み
モードと同様であり、(3)及び(4)に示すように、
積み込まれた現行シートを排出することなく、その上
に、これより切断長の短い次オーダのシートを例えば2
段に積み上げることとなる。ここで、(2)のように、
現行オーダの積込みが完了した後、フロントストッパ3
0は、(3)のように、自身の下端がその積込みシート
の上端より高くなる位置まで上昇し、その後、(4)の
ように、次オーダで予定されているシートの切断長まで
前進、下降する。ここで、(3)のフロントストッパ3
0の上昇、下降時間Bが、シートの積込み高さに関与し
ない固定値であれば、図8のR4は固定値とすることが
できる。ただし、図11の(4)のフロントストッパ3
0の水平方向への移動時間Dは、次オーダのシート切断
長により変わるから、これを変数と見れば、併用積みモ
ードにおいては、フロントストッパ30の上昇後の前進
時間を変数の1つとする関数としてオーダ替え時間A
(+E)+B+Dでを設定することができる。
【0036】いずれにしても、通常積みにおいては、少
なくとも積込み完了時のシート積込み高さを変数と見る
ことができるし、併用積みモードにおいては、少なくと
もフロントストッパ30の前進時間を変数と見ることが
できる。そして、これらの変数を時間変数として取り込
むのであれば、これをダブルフェーサの生産速度に換算
することにより(図8のR6)、前述の生産管理基準速
度と比べることができる。
【0037】図9のQ1〜Q4は、前述のように、通常積
みモードのシート積込み高さや併用積みモードのシート
切断長を変数的に取り扱うことに加えて、スタック替え
動作に入ってから予測した時間に対する外乱の有無をリ
アルタイムで、例えば100msecのサイクルタイムで順
次検出する流れを示している。Q1は、所定の前記セン
サ等の信号取込みによる外乱事実の有無をサンプリング
している。ここで、スタック替えの実シーケンスが進行
することに伴い、次オーダの生産速度の予測値と実際値
と比較をし、所定単位以上の差(例えば1秒)が判定さ
れたときに次オーダの生産速度に修正できるようにして
いる。もっとも、ダブルフェーサにおける次オーダの生
産速度が決まってから、実際の運転シーケンス中に外乱
データを反映させるべく、既に決まった生産速度あるい
は既に生産が行われている稼動速度を変えることも可能
である。
【0038】Q1における所定のセンサとしては、例え
ば現行オーダの切離しとスタッキング替え中の積込み完
了後からリフタ25が下降し、シートの排出、さらにリ
フタ25が上昇位置に復帰するまでの時間を図4のタイ
マ13aが実測していて、この時間は切離し完了センサ
41が作動してからスタック替え完了センサ28が作動
するまでの時間計測となるが、この間を複数のシーケン
スに分割して実測した時間が生産管理データに基づく予
測時間より許容範囲以上遅れたと仮定すれば、これは外
乱要因となる。図9におけるQ2のルーチンは、SQ1の
計算予測値読出し、SQ2の実際のセンサ信号に基づく
実際値の算出、さらにSQ3における計算予測値と実際
値の比較、さらにその差分が許容値以上であるかどうか
を判断することにより実行できる。
【0039】SQ3で外乱ありと判断されれば、その外
乱値を付加して全体としてのスタック替えのスタッカ基
準速度が算出される。外乱がないと判断されれば、もち
ろん外乱値は付加することなくスタッカ基準速度が再算
出もされず、メインプログラムへ戻る。例えばSQ3で
判定される差分が1秒で、これが外乱であると判断され
たとする。Q4では、例えばその予測計算上のスタック
替え時間が10秒とすれば、10秒+1秒=11秒が新
しいスタック替え時間として、これが生産速度に換算さ
れることとなる。
【0040】以上のように、通常積みモードにおける少
なくともシート積込み高さや、併用積みモードにおける
少なくともシート切断長等の可変要素を変数として、図
4のCPU13を主体としてオーダ替えの個々の状況で
演算処理を実行することも可能であるが、より簡易な手
法として、例えば図12、図13に示すようなルックア
ップテーブルを図4のスタック替え時間算出回路18の
ために用いることができる。ルックアップテーブルはよ
く知られているように、メモリの一種であり、入力線
(I1、I2、・・・・In)をアドレス線として、その
アドレスに対応する出力線(O1、O2、・・・On)か
ら、上記の入力線に対し予め対応付けられた所定の出力
データを出力するものである。例えば図13に示すよう
に、入力線にシート積込み高さ(h1、h2、・・・h
n)のデータを入力信号として入れ、出力信号として、
スタック替え時間(T1、T2、・・・Tn)を出力する
ようにすれば、演算を介することなくいわば字引き的
に、スタック替え時間が算出(むしろ読出しと言った方
が適当かもしれない)されることとなる。ここでも示す
ように、シート積込み高さとスタック替え時間とは、ダ
ウンスタッカにおいてほぼ反比例の関係にあるといって
よい。
【0041】なお、本発明はダウンスタッカに限らず、
図14に示すようなアップスタッカ、さらには図15に
示すようなアップダウンスタッカを備えたコルゲータラ
インにも適用可能である。図14のアップスタッカ50
においては、リフタ51は基本的には昇降せず、シング
リングコンベヤ52が昇降する。オーダ替え時には、シ
ングリングコンベヤ52が原位置に下降するから、この
下降時間が積込みシートの排出等に要する時間より長け
れば、この高さHひいてはシングリングコンベヤ52の
所定高さからの下降時間は、スタック替え時間の変数と
なる。この場合は、シングリングコンベヤ52の高さH
がスタック積み完了時に高ければ高いほど、下降時間が
長くなるからスタック替え時間は長くなる。
【0042】図15に示すアップダウンスタッカ60
は、シートの積込みに伴って、リフタ61が下降する一
方でシングリングコンベヤ62は上昇する。そして、シ
ートの積込みが完了すれば、シートが排出されるととも
に、シングリングコンベヤ62が自身の原位置に下降
し、リフタ61は自身の原位置に上昇するようにそれぞ
れ復帰する。ここで、リフタ61の原位置への上昇が完
了するまでには必ずシングリングコンベヤ62が既に自
身の原位置へ下降しているとすれば、この昇降量Haは
無視でき、リフタ61の下降限までの下降時間taが変
数となり得る。つまり、リフタ61の積込み完了時の下
降距離Hbが大きいほど、下限位置への所要時間は短く
なるので、その意味ではダウンスタッカと同様な手法
で、このリフタ61の下降距離Hbを変数として扱い得
る。
【0043】なお、以上の説明では、図4のようにダブ
ルフェーサ速度制御装置が生産管理装置10に組み込ま
れていたが、これを生産管理装置10とは別個独立に、
例えばスタッカ7の制御装置に組み込むことも可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】コルゲータラインの一例を概念的に示す図。
【図2】オーダ替え時の流れをスタッカに着目して示す
図。
【図3】ダウンスタッカにおけるスタック替えに要する
時間を説明する図。
【図4】本発明の一例を含むコルゲータラインの全体を
示す概念図。
【図5】オーダ替えをシートの流れに着目して示す図。
【図6】オーダ替えを時間の流れに着目して示す図。
【図7】本発明に従うオーダ替えルーチンの一例を示す
フローチャート。
【図8】図7のS3のルーチンをさらに詳しく示すフロ
ーチャート。
【図9】スタック替え中の外乱判定ルーチンの一例を示
すフローチャート。
【図10】通常積みのスタッキング動作の一例を示す
図。
【図11】併用積みのスタッキング動作の一例を示す
図。
【図12】ルックアップテーブルの概念図。
【図13】ルックアップテーブルを用いたスタック替え
時間の算出(読出し)の概念図。
【図14】アップスタッカの一例を示す概念図。
【図15】アップダウンスタッカの一例を示す概念図。
【符号の説明】
2 ダブルフェーサ 5 カッタ 6 シングリングコンベヤ 7 スタッカ 10 生産管理装置 11 生産管理データメモリ 17 ダブルフェーサ速度算出プログラム 18 スタック替え時間算出回路 19 ダブルフェーサ生産速度制御装置 20 メインモータ 30 フロントストッパ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダブルフェーサで生産された段ボールシ
    ートをカッタで枚葉に切断し、これをライン下流のスタ
    ッカで積み上げてから排出するコルゲータラインにおい
    て、ダブルフェーサの生産が現行オーダから次オーダに
    オーダ替えされるのに伴い、次オーダのためのスタッカ
    準備(スタック替え)が完了してから次オーダの枚葉の
    段ボールシートがスタッカに供給されるように、ダブル
    フェーサの運転速度を適切な速度に制御するダブルフェ
    ーサにおいて、 現行オーダから次オーダへの変更に伴い、前記スタッカ
    の現行オーダのシートのスタック替え動作を行うに際
    し、次オーダのシートをスタック可能な状態となるまで
    の現オーダスタック替え時間の長短を予測算出又は設定
    し、そのスタック替え時間を基準として求められたスタ
    ッカ基準速度になるように制御することを特徴とするダ
    ブルフェーサの速度制御装置。
  2. 【請求項2】 ダブルフェーサで生産された段ボールシ
    ートをカッタで枚葉に切断し、これをライン下流のスタ
    ッカで積み上げてから排出するコルゲータラインにおい
    て、ダブルフェーサの生産が現行オーダから次オーダに
    オーダ替えされるのに伴い、次オーダのためのスタッカ
    準備(スタック替え)が完了してから次オーダの枚葉の
    段ボールシートがスタッカに供給されるように、ダブル
    フェーサの運転速度を適切な速度に制御するダブルフェ
    ーサにおいて、 現行オーダから次オーダへの変更に伴い、前記スタッカ
    が現行オーダのシートのスタック替え動作を行うに際
    し、次オーダのシートをスタック可能な状態となるまで
    のスタック替え時間の長短を予測算出又は設定する手段
    と、 そのスタック替え時間を基準として求められたスタッカ
    基準速度と、前記スタッカ以外の要素により次オーダの
    ために設定された生産管理基準速度とを比較する手段
    と、 スタッカ基準速度が生産管理基準速度より小さいと判断
    された場合は、ダブルフェーサの次オーダのための運転
    速度をスタッカ基準速度となるように制御し、前者が後
    者より大きいと判断された場合は、前記生産管理基準速
    度となるように制御する手段と、 を含むことを特徴とするダブルフェーサの速度制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記スタッカにおいて現行オーダのスタ
    ック完了時のスタック積高さ(シート積込み高さ)に関
    与するスタック積高さデータを生産管理データに基づい
    て特定し、少なくともそのスタック積高さデータを変数
    として、ダブルフェーサの前記スタッカ基準速度を設定
    する請求項1又は2記載のダブルフェーサの速度制御装
    置。
  4. 【請求項4】 シート積上げに対応してそのシートを支
    持するリフタが順次下降するダウンスタッカにおいて
    は、前記スタック積高さが大きいほど、スタック替え時
    間が短くなることに基づいて、関数値たる前記スタッカ
    基準速度が大きくなるように設定される請求項1ないし
    3のいずれかに記載のダブルフェーサの速度制御装置。
  5. 【請求項5】 前記スタッカにおいて、現行オーダが積
    み上げられたシートの上にそれより切断長の短い又は長
    い次オーダのシートが積み上げられる併用積みモードが
    設定されている場合は、シートの前端を規定するフロン
    トストッパが現行オーダの位置から次オーダの位置まで
    移動するために要するストッパの移動時間に関与するス
    トッパ移動時間データ(例えば次オーダの切断長又は現
    行オーダと次オーダのシート切断長差)を少なくとも変
    数として、前記スタッカ基準速度を設定し、そのストッ
    パ移動時間データが小さいほど、スタック替え時間が短
    くなることに基づいて、前記スタッカ基準速度が大きく
    なるように設定される請求項1ないし4のいずれかに記
    載のダブルフェーサの速度制御装置。
  6. 【請求項6】 前記スタッカにおいて、実際のスタック
    替え進行状況を表す時間データをリアルタイムに検出
    し、予め予測されていたスタック進行時間データと比べ
    て、実際に検出しているスタック進行時間データが所定
    以上遅延している場合は、後の次オーダ分のスタック替
    え準備完了時期もずれてくることから、その遅延を外乱
    要素として変数に加え、その変数を含んでスタッカ基準
    速度を再設定する請求項1ないし5のいずれかに記載の
    ダブルフェーサの速度制御装置。
  7. 【請求項7】 前記スタッカにおいて、実際のスタック
    進行状況を表す時間データをリアルタイムに検出する手
    段と、 予め予測されているスタック進行時間データと前記リア
    ルタイムに検出される実際のスタック進行時間データと
    を比較する手段と、 予め予測されるスタック進行時間データに比べて、実際
    に検出しているスタック進行時間データが所定以上遅延
    している場合は、スタック替え準備完了時間もずれてく
    ることから、その遅延を外乱要素として変数に加える手
    段と、 その変数を最新のものに順次更新していく手段と、 その更新された最新の変数を含んでスタッカ基準速度を
    再設定する手段と、 その再設定されたスタッカ基準速度に基づいてダブルフ
    ェーサの再減速制御を実行する手段とを含む請求項1な
    いし6のいずれかに記載のダブルフェーサの速度制御装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載のダ
    ブルフェーサの速度制御装置において実行される手順の
    組合せを含むダブルフェーサの速度制御方法。
JP10187717A 1998-07-02 1998-07-02 ダブルフェーサの速度制御装置及び制御方法 Pending JP2000015723A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6745807B2 (en) 2000-09-22 2004-06-08 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. System for manufacturing bonded sheet material
US6854496B2 (en) 2000-09-22 2005-02-15 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Double facer for use in corrugated fiberboard sheet manufacturing system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6745807B2 (en) 2000-09-22 2004-06-08 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. System for manufacturing bonded sheet material
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