JP2000015657A - 射出成形機 - Google Patents

射出成形機

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JP2000015657A
JP2000015657A JP10186478A JP18647898A JP2000015657A JP 2000015657 A JP2000015657 A JP 2000015657A JP 10186478 A JP10186478 A JP 10186478A JP 18647898 A JP18647898 A JP 18647898A JP 2000015657 A JP2000015657 A JP 2000015657A
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resin
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injection molding
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JP10186478A
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Nariyasu Murata
成康 村田
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形時に複数色の樹脂を混ぜて木目調の縞模
様を有する成形品を得ようとする場合に、射出成形で
は、木目、特に正目に近い縞模様を付けることが難し
い。 【解決手段】 射出成形機は、複数の射出装置1,2を
備えるとともに、金型3に複数の射出ゲート4が形成さ
れている。また、射出装置1,2と射出ゲート4とを繋
ぐノズル5は、射出装置1,2から延出する主ノズル5
aと、該主ノズル5aから複数に分岐して射出ゲート4
に接続される分岐ノズル5bとからなる。また、射出ゲ
ート4は、金型3の一端面にほぼ一列に並んだ状態に配
置されている。また、各射出装置1,2のノズル5が一
列に並んだ状態の射出ゲート4に交互に接続されてい
る。これにより、一列に並んだ射出ゲート4から交互に
異なる色の樹脂が射出され、木目に近い縞模様を形成す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一つの型に樹脂を
射出するためのシリンダを複数備えた射出成形機に関す
る。
【0002】
【背景の技術】一般に、樹脂に木粉を混合し、木材に近
い質感のものとして木質様樹脂が知られている。このよ
うな木質様樹脂としては、例えば、特許番号 第254
4310号の特許発明の明細書に記載の木質様製品があ
る。この木質様製品は、基本的に、木材の粒状の粉粒
(木粉)の表面に、該粉粒より小径の粒材、例えば、酸
化チタンの粒材を担持させ、このような木粉と樹脂と顔
料とを混合し、これら木粉と樹脂と色材との混合物を成
形したものである。また、上記木質様製品においては、
射出成形や押出成形において、成形の直前において異な
る色の樹脂を混ぜたり、顔料を混ぜたりすることによ
り、完全に色が混ざりきらないうちに型に樹脂が送り出
されるようにすることで、樹脂に縞模様等の模様をつけ
ている。
【0003】そして、この縞模様は、色の混ざり具合で
不規則なものとなり、自然の木目に近いものとなる。ま
た、この縞模様は、樹脂の内部まで形成された状態とな
っているので、成形後の樹脂を切断したり、表面を研磨
したりしても、切断面や研磨された面にも縞模様がでる
ようになっている。
【0004】従来、上述のように、成形時に二色以上の
樹脂からなる成形品を得たり、二色以上の色の模様をつ
けたりする射出成形機として、二色射出成形機、三色射
出成形機、混色射出成形機、マーブル模様成形機等があ
る。二色射出成形機は、基本的に二つの射出装置を有
し、それぞれ異なる色の樹脂を射出するものとし、これ
ら二つの射出装置を用いて、一つの金型に異なる色の樹
脂を二度射出することにより、二色成形品を製造するも
のである。また、射出装置をもう一つ増やせば、三色射
出成形機となる。そして、二色射出成形機を用いたもの
としては、例えば、特開平7−246633号公報に記
載された樹脂成形方法を用いたものがあり、これは、一
方の溶融樹脂を第一ゲートより型のキャビティ内に注入
し、他方の溶融樹脂を第二ゲートよりキャビティ内に注
入し、金型を開いてキャビティを開放して成形品を排出
するものである。
【0005】また、混色射出成形機は、二色射出成形機
と同様に二つの射出装置を有するとともに、二つの射出
成形機から金型に至るノズルを合流した状態とし、二つ
の射出装置からの射出条件、例えば、射出速度、射出圧
力、タイミング等を二つの射出装置で交互に変化させる
ことで、様々な模様を形成できるようになっている。ま
た、金型のゲートの形状を変えることにより、模様を変
えられるようになっている。
【0006】上記マーブル模様成形機としては、例え
ば、特開昭60−37777号公報、特開平8−169
029号公報、特開平9−169043号公報に記載さ
れたものがある。これらのマーブル模様成形機は、基本
的に、一つの射出装置に、二色以上の異なった樹脂を混
ぜ合わせた原料を投入して、流れムラ、絞り模様あるい
はマーブル模様等を有する成形品を製造するものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な木質様樹脂においては、その見た目が木材に近いこと
が好ましく、木質様樹脂につけられる模様は、木目に近
いものである。そして、木目とは、例えば、正目の場合
には、ほぼ直線状の縞模様である。また、正目でない木
目も、多少湾曲したり、波状になったり、大きな湾曲部
が有ったり、場所によって縞模様の各縞の幅が異なった
りするが、基本的に直線状に近い縞模様である。
【0008】それに対して、上記二色射出成形機や三色
射出成形機で成形される成形品においては、基本的に、
一つもしくは二つの境目を有し、該境目で色の異なる樹
脂が接合された状態のものであり、木目とは全く異なる
模様のものである。また、混色射出成形機やマーブル射
出成形機においては、例えば、二色以上の樹脂を一定の
割合で射出させるようにすれば、ある程度、縞模様を形
成することが可能となるが、金型内に一つの射出ゲート
から樹脂を射出した場合に、樹脂が金型内で直線的に流
動することがほとんど不可能であり、金型内での樹脂の
流れる方向にしたがった縞模様が形成され、木目、特に
正目とは異なる縞模様が形成される可能性が高い。
【0009】すなわち、押出成形のように、ほぼ直線状
に樹脂が押出される場合には、成形品に比較的容易に正
目に近い木目状の縞模様を形成することができるが、射
出成形の場合には、金型の形状、射出条件等により、金
型内での樹脂の流れが決まり、樹脂が直線状に流れる可
能性があまりなく、成形時に木目状の縞模様をつけるこ
とが困難であった。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、射出成形において、成形時に成形品に木目状、特
に、正目状の縞模様を形成することができる射出成形機
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
射出成形機は、例えば、図1に示すように、複数のシリ
ンダ6,6からそれぞれ樹脂を型3内に射出する射出成
形機であって、上記シリンダ6,6から上記型内に樹脂
を射出する射出ゲート4…が一つの上記型3に対して複
数設けられ、かつ、上記シリンダ6,6から上記射出ゲ
ート4…に樹脂を射出するノズル5,5のうちの少なく
とも一部が、上記複数のシリンダ6,6からそれぞれ延
出する主ノズル5a,5aと、該主ノズル5a,5aか
ら複数に分岐して、上記射出ゲート4…に接続される分
岐ノズル5b…とを備えてなることを上記課題の解決手
段とした。
【0012】上記構成によれば、複数のシリンダ6,6
を有するとともに、金型3に複数の射出ゲート4…が設
けられ、かつ、複数のシリンダ6,6から金型の複数の
ゲート4…に樹脂を射出するノズル5,5の少なくとも
一部が分岐しているので、例えば、複数のシリンダ6,
6の一部のシリンダ6と残りのシリンダ6とで異なる色
の樹脂を射出することにより、複数の色をつけられた樹
脂を成形できるとともに、分岐したノズル5,5を有す
るシリンダ6,6から射出される樹脂の色は、複数箇所
のゲート4…から射出されることになり、複数箇所に同
じ色が配置されることになり、繰り返しの同じ色が出現
するような縞模様を容易に成形することができる。
【0013】また、金型3の一面側に複数の射出ゲート
4…を並んだ状態に配置し、かつ、金型3のキャビティ
3aの形状が、射出ゲート4…が設けられた部分から樹
脂の射出方向にある程度延出した形状とされていれば、
複数の射出ゲート4…から射出された樹脂がキャビティ
3a内を射出ゲート4…からキャビティ3aの延出方向
に流動しながらキャビティ3a内に充填されるので、上
述のように複数のシリンダ6,6から異なる色の樹脂を
射出させるとともに、少なくとも一部のシリンダ6のノ
ズル5を分岐させることにより、同じ色が繰り返し出現
する縞模様を形成した際に、各縞が比較的直線に近いも
のとなり、正目に近い木目状の縞模様を有する成形品を
製造することができる。
【0014】なお、上記複数のシリンダ6,6から射出
される樹脂は、その全てが同じ樹脂ではなく、必ず一部
のシリンダ6に色や質感等が異なる樹脂が含まれている
ことが好ましい。また、各シリンダ6,6に樹脂の原料
を供給する際に、異なる色の原料(既に着色された樹脂
や、顔料や、染料等)を色が完全に混ざってしまわない
ように供給し、各シリンダ6,6もしくは一部のシリン
ダ6から複数色の樹脂が射出されるようにしても良い。
【0015】また、分岐するノズル5,5においては、
一つの主ノズル5aに対して二本以上ならば基本的に樹
脂の射出が可能な範囲で、何本の分岐ノズル5b…が設
けられていても良い。 また、各射出ゲート4…には、
基本的に一つの分岐ノズル5b…もしくは分岐していな
いノズル5,5が接続されることになるが、二本以上の
ノズル5,5が合流した状態となっている部分が有って
も良い。
【0016】また、例えば、複数のシリンダ6,6にそ
れぞれ分岐した分岐ノズル5b…が複数設けられ、各シ
リンダ6,6の分岐ノズル5b…が交互に並んだ状態と
され、並んだ状態の射出ゲート4…にそれぞれ繋がった
状態となっていても良い。また、複数のシリンダ6,6
の全てにおいて、分岐ノズル5b…が設けられているも
のとしても良い。また、上記シリンダ6,6は、射出装
置1,2のシリンダ6,6であり、シリンダ6,6から
樹脂を射出する機構は、例えば、周知のプランジャ式の
ものや、スクリュー式のものを用いることができる。
【0017】また、上記樹脂としては、その主成分が、
ポリスチレン、ABS樹脂、AS樹脂、ポリエチレン、
EVA樹脂、ポリプロピレン、メタクリル樹脂、セルロ
ースセテート、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリア
セタール、変成ポリフェニレンオキサイド、ポリサルフ
ォン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート、塩化ビニル樹脂、ガラス繊維強化プラスチ
ック等を用いることができる。また、樹脂には、上述の
木質様樹脂のようにセルロース粉(木粉)等が含まれて
いる物としても良い。また、セルロース粉は粉粒化に際
して、ボールミル等により磨砕処理されていることが好
ましい。また、セルロース粉の表面には、セルロース粉
より小径でかつ硬い粒、例えば、酸化チタン粒子が固定
されていても良い。また、また、樹脂には、顔料や染料
等により色が付けられているものとしても良い。
【0018】本発明の請求項2記載の射出成形機は、前
記主ノズル5a,5a及び分岐していないノズルうちの
一部のノズル5と残りのノズル5とが異なる径となって
いることを上記課題の解決手段とした。上記構成によれ
ば、シリンダ6,6毎に射出圧や射出速度等の射出条件
を制御しなくとも、主ノズル5aもしくは分岐していな
いノズルの径の違いにより、上記射出条件が異なること
になり、各ノズル5,5からの射出条件の違いにより、
縞模様を形成する各色の樹脂の太さ等を決めることがで
きる。
【0019】なお、主ノズル5a,5aと分岐ノズル5
b,5bとからなるノズル5,5においては、分岐ノズ
ル5b,5bの本数や各分岐ノズル5b,5bの径によ
っても、射出条件が異なることになる。また、シリンダ
6,6におけるプランジャやスクリュー7の動作条件等
は、各シリンダ6,6で同じとしても良いし、異なるも
のとしても良い。また、シリンダ6,6の容量等の構造
も各シリンダ6,6で同じにしても良いし、異なるもの
としても良い。
【0020】本発明の請求項3記載の射出成形機は、上
記複数のシリンダ6,6のうちの一部のシリンダ6から
射出される樹脂と、残りのシリンダ6から射出される樹
脂とが、それぞれ異なる組成となっていることを上記課
題の解決手段とした。上記構成によれば、組成の異なる
樹脂が、異なるシリンダ6,6から射出されることによ
り、上述のように縞状の模様を有する樹脂を成形するこ
とができる。
【0021】なお、組成の異なる樹脂とは、ここでは、
樹脂となる化合物の違いだけではなく、樹脂に添加され
る顔料や染料等の色材、木粉のような添加物等の違いも
含まれるものであり、樹脂となる化合物が同じでも、添
加される顔料や染料等の色材やその他添加物が異なるも
のや、色材やその他の添加物の添加割合が異なるもの
も、組成が異なる樹脂となる。
【0022】本発明の請求項4記載の射出成形機は、複
数の上記主ノズル5a,5aのうちの一部の主ノズル5
aから分岐する分岐ノズル5b…の本数が、残りの主ノ
ズル5aから分岐する分岐ノズル5b,5bの本数と異
なることを上記課題の解決手段とした。上記構成によれ
ば、一部の主ノズル5aを有するシリンダ6から射出さ
れる樹脂と、残りの主ノズル5aを有するシリンダ6か
ら射出される樹脂とが異なる色となっている場合に、異
なる複数の色からなる縞模様を形成した場合に、縞模様
の各色の部分の数が異なったり、同じ色の部分でも太さ
が異なる部分ができたりして、一見不規則な模様とな
り、自然な木目に近い縞模様を形成することができる。
全部の主ノズル5aにおいて、それぞれ、分岐ノズル5
bの数が異なるものとしても良い。
【0023】本発明の請求項5記載の射出成形機は、上
記分岐ノズル5bのうちの一部の分岐ノズル5bの径
が、残りの分岐ノズル5bの径と異なることを上記課題
の解決手段とした。上記構成によれば、一部の分岐ノズ
ル5bと残りの分岐ノズル5bとで、射出圧や射出速度
等の射出条件を変えることができ、各分岐ノズル5bに
対応して形成される縞模様の太さを変えることができ
る。上記構成によれば、例えば、木材の木目において
は、色の濃い部分の縞の幅が、色の薄い部分の縞の幅が
広くなっているが、上述のように分岐ノズル5bの径を
異なるものとすることにより、成形される樹脂に付けら
れる縞の幅を変えることができ、上述の木目に近い縞模
様を形成することができる。なお、全部の分岐ノズル5
bにおいて、それぞれの分岐ノズル5bの径が異なるも
のとしても良い。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態の一
例の射出成形機を図面を参照して説明する。図1は、こ
の一例の射出成形機の要部の概略を示すものである。こ
の一例の射出成形機は、複数の第一及び第二の射出装置
1,2(射出機構)、ここでは複数の第一及び第二の射
出装置1,2を有するとともに、金型3に第一及び第二
の射出装置1,2の数より多い射出ゲート4…が形成さ
れ、各第一及び第二の射出装置1,2と射出ゲート4…
とが、分岐したノズル5,5により接続されている。
【0025】上記第一及び第二の射出装置1,2は、基
本的に、周知の第一及び第二の射出装置1,2であり、
シリンダ6内にスクリュー7が配置されたスクリュー式
のものとなっている。なお、第一及び第二の射出装置
1,2は、プランジャー式のものとしても良い。そし
て、上記ノズル5,5は、シリンダ6,6から延出する
主ノズル5a,5aと、該主ノズル5a,5aから複数
に分岐する分岐ノズル5b…とからなるものである。
【0026】また、第一の射出装置1のシリンダ6に接
続されたノズル5は、一つの主ノズル5aから三つの分
岐ノズル5b…が分岐した状態とされ、第二の射出装置
2のシリンダ6に接続されたノズル5は、一つの主ノズ
ル5aから二つの分岐ノズル5b,5bが分岐した状態
とされている。すなわち、第一の射出装置1と第二の射
出装置2とでは、その分岐ノズル5b…の数が異なって
いる。また、第一の射出装置1の三つの分岐ノズル5b
…同士の間に、第二の射出装置2の二つの分岐ノズル5
b,5bが配置されており、第一の射出装置1の分岐ノ
ズル5b…と第二の射出装置2の二つの分岐ノズル5
b,5bが交互に配置されるとともに、後述するように
金型3に一列に設けられた射出ゲート4…に交互に接続
されている。
【0027】また、この一例においては、第一の射出装
置1の主ノズル5aと、第二の射出装置2の主ノズル5
aとでは、その径が異なっている。また、第一の射出装
置1の分岐ノズル5b…と、第二の射出装置2の分岐ノ
ズル5b,5bとでは、その径が異なっている。なお、
この一例では、第一の射出装置1の各分岐ノズル5b…
が互いに同じ径とされるとともに、第二の射出装置2の
各分岐ノズル5b,5bが互いに同じ径とされている
が、これらも互いに異なる径としても良い。また、図1
においては、各ノズル5,5全体を管状として図示した
が、ノズル5,5のほぼ全体もしくは分岐ノズル5b…
の部分が、例えば、板状や直方体状等の金属部材に設け
られた孔となっていても良い。
【0028】上記金型3は、例えば、その外形が、直方
体状のもので、その一端面に複数の射出ゲート4…が矩
形状の上記一端面の長手方向に沿って一列に設けられて
いる。なお、隣り合う射出ゲート4…同士の間隔は、一
定である必要がない。また、列に多少の乱れがあっても
良く、基本的には、金型3のキャビティ3aに連通でき
る範囲で、射出ゲート4…の列に沿った方向に直交する
方向に一部の射出ゲート4…の位置が上記列からずれて
いても良い。
【0029】また、金型3のキャビティ3aの形状は、
金型3の射出ゲート4…が設けられた部分から延出する
ような形状となっている。すなわち、キャビティ3aの
一端部に各射出ゲート4…が連通するようにされてお
り、キャビティ3aの一端部の各射出ゲート4から注入
された樹脂は、キャビティ3aの他端部側に向かって流
動し、これによりキャビティ3a内に樹脂が充填される
ようになっている。
【0030】なお、キャビティ3aの形状は、射出ゲー
ト4…に対応する一端部と、ほぼ最後に樹脂が充填され
る他端部(複数あっても良い)とを有し、その間に樹脂
が充填される空間があれば良い。また、キャビティ3a
の一端部と他端部とを繋ぐ空間の形状は、一端部側から
注入された樹脂が他端部側に流れるようになっていれば
良く、湾曲した形状となっていたり、径が変化していた
りしても良い。また、金型3は、周知の型締機構により
支持されており、基本的に、金型3がキャビティ3a内
に充填される樹脂の圧力で開かないように締め付けるこ
とができるとともに、冷却固化された成形品を排出でき
るように、金型を開閉できるようになっていれば良い。
【0031】次ぎに、上記射出成形機を用いた射出成形
方法を説明する。まず、この一例の射出成形に用いられ
る樹脂は、基本的に、樹脂に、木粉と顔料や染料等の色
材とを混合した木質様樹脂である。上記木粉は、粉砕さ
れた後に、例えば、ボールミル等で表面を擦るような磨
砕処理が行われており、単に、粉砕されただけの繊維が
多く突出した木粉に比較して、突出する繊維が少なく粒
や球に近い形状を有し、その嵩比重が高められている。
そして、木粉は、突出する繊維が少なく粒や球に近い形
状を有することにより、繊維同士が絡み合って凝集する
ことがなく、樹脂中で分散しやすいものとなっている。
【0032】そして、木粉は、その表面に木粉より小径
でかつ木粉より硬い粒が押し付けられて担持された状態
に固定され、木粉の表面が上記粒で覆われた状態となっ
ている。この一例では、上記粒として酸化チタン粒子を
用いている。なお、上述のように木粉の表面を粒で覆う
ことにより、樹脂中での木粉の分散性を高めることがで
きるとともに、これにより木粉を多く含む樹脂の流動性
を高めることができ、木粉を含む樹脂の成形性を高める
ことができる。
【0033】また、木粉の表面を上記粒で覆うことによ
り、樹脂成形時等において、木粉が加熱されて変色する
のを防止することができるとともに、木粉から樹脂中
に、木酸やリグニンなどの不要物が放出されるのを防止
することができる。また、上記粒として、各種の物理的
特性、化学的特性、電気的特性等を有するものを用いる
ことにより、木質様樹脂に各種の特性を付与することが
できる。
【0034】そして、上記粒として酸化チタン粒子を用
いた場合には、酸化チタンが白色の顔料としても用いら
れることから、その他の顔料や染料が添加されていない
状態の木質様樹脂の色を白に近いものとすることがで
き、白木に近い色とすることができるとともに、元の色
が白に近いことから、その他の顔料や染料を添加するこ
とにより、容易に望みの色に着色することができる。ま
た、酸化チタンは、紫外線を照射された場合に消臭、殺
菌機能を有するものであり、これにより木質様樹脂に消
臭、抗菌機能を付与することができる。
【0035】そして、樹脂には、周知の顔料や染料等の
色材が添加されて、木質様樹脂の色を例えば、各種木材
に近い色とすることができる。そして、この一例では、
二つの第一及び第二の射出装置1,2に、それぞれ異な
る色材が添加された木質様樹脂が、成形品の原料として
投入されるようになっている。すなわち、第一の射出装
置1と第二の射出装置2とでは、異なる組成の樹脂(木
質様樹脂)が射出されるようになっている。
【0036】なお、原料として第一及び第二の射出装置
1,2に投入される樹脂は、ペレット状であってもコン
パウンド状であっても良い。また、一方の射出装置から
射出される樹脂には、色材を添加しないものとして、酸
化チタンにより白に近い色とされた状態の木質様樹脂を
用いても良い。また、第一及び第二の射出装置1,2の
両方(全部)、もしくは一方(一部)に異なる色材が添
加された二種以上の木質様樹脂を投入するようにし、こ
れら異なる色の樹脂が、第一及び第二の射出装置1,2
で完全に色が混ざらない状態で射出されるものとしても
良い。また、この場合に、第一及び第二の射出装置1,
2として、周知のマーブル射出成形機で用いられる射出
装置を用いるものとしても良い。
【0037】また、樹脂原料の射出投入時に色材を添加
し、色材が完全に混ざる前に成形するものとしても良
い。上記木質様樹脂に用いられる樹脂は、基本的には、
各種の熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂を用いることができ
る。そして、このような木質様樹脂を第一及び第二の射
出装置1,2に投入し、第一及び第二の射出装置1,2
から金型3に木質様樹脂を射出する。
【0038】この際には、金型3の一端面側に一列に設
けられた射出ゲート4…から金型3のキャビティ3aの
一端部に、木質様樹脂が射出され、キャビティ3a内に
射出された樹脂がキャビティ3aの他端部側に流動して
いき、キャビティ3a内が樹脂で充たされることにな
る。また、この際に、上記射出ゲート4…がほぼ一列に
並んでいるとともに、これら射出ゲート4が一つずつ交
互に第一の射出装置1と第二の射出装置2とに接続さ
れ、かつ、各射出装置2から異なる色の木質様樹脂が射
出されるので、ほぼ一列に並んだ射出ゲート4…から一
つおきに交互に異なる色の樹脂が射出されることにな
る。
【0039】そして、この状態で、各色の樹脂がキャビ
ティ3aの一端部から他端部側に流動した場合に、樹脂
が一端部から他端部に向かって流動することにより、成
形された樹脂に縞状の模様が形成されることになる。ま
た、キャビティ3aの形状が射出ゲート4…の列にほぼ
沿った方向に湾曲していなければ、上記縞状の模様の各
縞が比較的直線状のものとなる。
【0040】すなわち、直線状の縞模様である正目状の
模様を形成することができる。なお、正目ではない木目
とするならば、キャビティ3aの形状が射出ゲート4…
の列にほぼ沿った方向に湾曲していても良い。また、こ
の一例では、第一の射出装置1に接続された主ノズル5
aと、第二の射出装置2に接続された主ノズル5aと
で、その径が異なるとともに、第一の射出装置1側の分
岐ノズル5b…と、第一の射出装置2側の分岐ノズル5
b,5bとで径が異なっている。そして、このようにノ
ズル5,5の径を変えることにより、縞の太さを異なる
ものとすることができる。
【0041】従って、木目においては、一般的に色の濃
い部分が細く、色の薄い部分が太くなっているので、同
様に細い縞と太い縞とを有して、木目に近い形状の縞模
様を形成することができる。また、上述のようにマーブ
ル射出成形機と同様の射出装置等を用いて、一つの射出
装置1,2から複数の色を有する樹脂を完全に色が混ざ
らない状態で、射出するものとしてもよい。このように
すれば、形成される縞模様の縞の本数が分岐ノズル5b
…の数より多くなり、より細かな縞模様とすることがで
きるとともに、一つの射出装置1,2内での色の異なる
樹脂同士の混ざり具合で、縞模様が変化するとともに、
また色の混ざりかたでグラデーションがかかり、より自
然な木目の感じを出すことができる。
【0042】また、この場合には、各射出装置1,2
に、同じ複数色の樹脂を投入するものとしても良いし、
一方(一部)の射出装置1,2に複数色の樹脂を投入
し、他方の射出装置1,2に一つの色の樹脂を投入する
ものとしても良いし、各射出装置1,2、異なる色の組
み合わせでそれぞれ複数色の樹脂を投入するものとして
も良い。
【0043】上述のように、一方の射出装置1,2だけ
複数色の樹脂を投入したり、各射出装置1,2毎に、異
なる色の組み合わせでそれぞれ複数色の樹脂を投入した
りした場合には、各射出装置1,2に対応する射出ゲー
ト4…毎に、縞模様の状態が異なるものとなり、部材の
位置により材質が均一でない木材のイメージを再現する
ことができる。また、隣接する射出ゲート4…間の間隔
を場所によって異なるものとすれば、板目状の木目に近
似した縞模様を付けることもできる。
【0044】次いで、上述のように金型3内に樹脂が充
填された状態で、冷却した後に金型3を開いて樹脂の成
形品を排出させることにより、樹脂の射出成形が終了す
る。このように射出成形された成形品は、上述のような
縞模様が形成されているとともに、上記縞模様は、樹脂
内部まで形成されているので、成形品をさらに加工した
場合も、加工された面に縞模様が現れることになる。そ
して、上述のような縞模様は、より木目に近いものと
し、木質様樹脂の射出成形品の外観をより実際の木材に
近いものとすることができる。
【0045】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の射出成形機によ
れば、複数のシリンダを有するとともに、金型に複数の
射出ゲートが設けられ、かつ、複数のシリンダから金型
の複数のゲートに樹脂を射出するノズルの少なくとも一
部が分岐しているので、例えば、複数のシリンダの一部
のシリンダと残りのシリンダとで異なる色の樹脂を射出
することにより、複数の色をつけられた樹脂を成形でき
るとともに、分岐したノズルを有するシリンダから射出
される樹脂の色は、複数箇所のゲートから射出されるこ
とになり、複数箇所に同じ色が配置されることになる。
従って、繰り返しの同じ色が出現するような縞模様を容
易に成形することができる。
【0046】また、金型の一面側に複数の射出ゲートを
並んだ状態に配置し、かつ、金型のキャビティの形状
が、射出ゲートが設けられた部分から樹脂の射出方向に
ある程度延出した形状とされていれば、複数の射出ゲー
トから射出された樹脂がキャビティ内を射出ゲートから
キャビティの延出方向に流動しながらキャビティ内に充
填されるので、上述のように複数のシリンダから異なる
色の樹脂を射出させるとともに、少なくとも一部のシリ
ンダのノズルを分岐させることにより、同じ色が繰り返
し出現する縞模様を形成した際に、各縞が比較的直線に
近いものとなり、正目に近い木目状の縞模様を有する成
形品を製造することができる。
【0047】本発明の請求項2記載の射出成形機によれ
ば、シリンダ毎に射出圧や射出速度等の射出条件を制御
しなくとも、主ノズルもしくは分岐していないノズルの
径の違いにより、上記射出条件が異なることになり、各
ノズルからの射出条件の違いにより、縞模様を形成する
各色の樹脂の太さ等を決めることができる。
【0048】本発明の請求項3記載の射出成形機によれ
ば、組成の異なる樹脂が、異なるシリンダから射出され
ることにより、上述のように縞状の模様を有する樹脂を
成形することができる。
【0049】本発明の請求項4記載の射出成形機によれ
ば、一部の主ノズルを有するシリンダから射出される樹
脂と、残りの主ノズルを有するシリンダから射出される
樹脂とが異なる色となっている場合に、異なる複数の色
からなる縞模様を形成した場合に、縞模様の各色の部分
の数が異なったり、同じ色の部分でも太さが異なる部分
ができたりして、一見不規則な模様となり、自然な木目
に近い縞模様を形成することができる。
【0050】本発明の請求項5記載の射出成形機によれ
ば、例えば、木材の木目においては、色の濃い部分の縞
の幅が、色の薄い部分の縞の幅が広くなっているが、上
述のように分岐ノズルの径を異なるものとすることによ
り、成形される樹脂に付けられる縞の幅を変えることが
でき、上述の木目に近い縞模様を形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の射出成形機を示す
要部概略断面図である。
【符号の説明】
1 射出装置 2 射出装置 3 金型 4 射出ゲート 5 ノズル 5a 主ノズル 5b 分岐ノズル 6 シリンダ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシリンダからそれぞれ樹脂を型内
    に射出する射出成形機であって、上記シリンダから上記
    型内に樹脂を射出する射出ゲートが一つの上記型に対し
    て複数設けられ、かつ、上記シリンダから上記射出ゲー
    トに樹脂を射出するノズルのうちの少なくとも一部が、
    上記複数のシリンダからそれぞれ延出する主ノズルと、
    該主ノズルから複数に分岐して、上記射出ゲートに接続
    される分岐ノズルとを備えてなることを特徴とする射出
    成形機。
  2. 【請求項2】 前記主ノズル及び分岐していないノズル
    うちの一部のノズルと残りのノズルとが異なる径となっ
    ていることを特徴とする請求項1記載の射出成形機。
  3. 【請求項3】 上記複数のシリンダのうちの一部のシリ
    ンダから射出される樹脂と、残りのシリンダから射出さ
    れる樹脂とが、それぞれ異なる組成となっていることを
    特徴とする請求項1または2記載の射出成形機。
  4. 【請求項4】 複数の上記主ノズルのうちの一部の主ノ
    ズルから分岐する分岐ノズルの本数が、残りの主ノズル
    から分岐する分岐ノズルの本数と異なることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか一つに記載の射出成形機。
  5. 【請求項5】 上記分岐ノズルのうちの一部の分岐ノズ
    ルの径が、残りの分岐ノズルの径と異なることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれか一つに記載の射出成形機。
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