JP2000015493A - 粉末成形機 - Google Patents

粉末成形機

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JP2000015493A
JP2000015493A JP10183801A JP18380198A JP2000015493A JP 2000015493 A JP2000015493 A JP 2000015493A JP 10183801 A JP10183801 A JP 10183801A JP 18380198 A JP18380198 A JP 18380198A JP 2000015493 A JP2000015493 A JP 2000015493A
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Japan
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cylinder
punch
hydraulic
die
rod
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JP10183801A
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English (en)
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Toshiyuki Fukuhara
俊之 福原
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B11/00Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
    • B30B11/02Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a ram exerting pressure on the material in a moulding space

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形負荷に影響されずに正確にパンチの縮み
量を推定し、成形精度の高い多段粉末成形機を提供する
こと。 【解決手段】 ダイス21と、粉末80を加圧する複数
の上パンチ111,112と、複数の下パンチ221〜
223と、上パンチを昇降させる複数の油圧式の上部昇
降手段10と、下パンチを昇降させる複数の油圧式の昇
降手段を有する下部昇降手段20とを有しており、下部
昇降手段は、シリンダと、駆動ブロック251〜253
と、パンチプレート241〜243とを有し、駆動ブロ
ック及びパンチプレートには、それぞれ上下方向の位置
を検知する位置センサを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、段付き形状の成形
品を加圧成形する粉末成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、粉末をプレスして所定の段付き形
状に成形する粉末成形機には、特願平9―062130
に記載のものがある。これは、装置の外形形状を特定の
方向に大型化することなくバランスよく構成することが
できると共に成形精度を高めることができる多段粉末成
形機を提供するものである。即ち、横方向に延設された
パンチプレートにより、シリンダを横方向に配置するこ
とができるため、装置が縦長とならず縦横の長さをバラ
ンスよく設定することができる。また、パンチプレート
の左右にシリンダを直接取り付けた場合には、シリンダ
の特性や作動流体の圧力の差により、パンチプレートが
傾斜することがあるため、駆動ブロックにシリンダを取
付け、パンチプレートとの間にダンパ部材を介設させて
パンチプレートを駆動することにより、パンチプレート
を水平に精度良く昇降させることができ、成形精度を高
めることができる。また、シリンダを制御するコントロ
ーラは、パンチプレートの左右両端に設けられた上下方
向の位置を検知する位置センサの信号によりシリンダの
移動量又は位置を検出し、この検出された実際値が目標
値となるように制御するが、このとき目標値と実際値と
の偏差だけに基づいて直接的に指令値を発することはせ
ず、そのときのシリンダの負荷状態や作動油の温度等に
より補正を加え、パンチの動作速度を一定に保持しなが
ら成形可能とすることにより、成形精度を高めることが
できるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の粉末成
形機により粉末を成形していく過程においては、パンチ
には上下方向に成形負荷がかかり、弾性変形により縮み
が生じる。よって、このパンチの縮みを考慮に入れずに
成形を行うと、成形品の上下(高さ方向)の寸法は、予
定の値より、この縮み量だけ大きくなってしまうことに
なる。
【0004】また、この縮み量だけパンチの送り量を補
正して成形品の上下の寸法を予定値に近づけようとして
も、粉末の投入量のばらつきや粉末の種類の変更等によ
り成形負荷が変化し、パンチの縮み量も毎回変化するた
め、パンチの縮み量を特定することができず、結局、成
形品の上下の寸法には、ばらつきが発生するという問題
があった。
【0005】本発明は、上記不具合を解決し、成形負荷
に影響されず正確にパンチの縮み量を推定し、成形精度
の高い多段粉末成形機を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、粉末を段差のある形状に
圧縮成形する粉末成形機であって、成形する粉末を収容
するダイスと、前記ダイスの粉末収容部に向かって下降
し加圧する複数の上パンチと、前記ダイスの粉末収容部
において上昇し加圧する複数の下パンチと、前記上パン
チを昇降させる複数の油圧式の上部昇降手段と、前記下
パンチを昇降させる複数の油圧式の下部昇降手段とを有
しており、前記下部昇降手段は、上下方向に進退するロ
ッドを有するシリンダと、前記シリンダロッドに対して
直角の方向に延設され前記下パンチを上部に取り付ける
と共に前記シリンダに駆動されて昇降するパンチプレー
トとを有しており、1個の下パンチを駆動するためのシ
リンダのセットは、前記ダイスの中心軸に設けられた単
数のシリンダからなるセットまたは前記ダイスの中心軸
の周りに対称形に配置された複数のシリンダからなるセ
ットであり、前記単一の下パンチを駆動するためのシリ
ンダセットが前記ダイスの中心軸の周りに対称形に複数
配置されている下部昇降手段においては、前記シリンダ
に固定された駆動ブロックと、前記パンチプレートと前
記駆動ブロックとの間に介設されたダンパー部材とを有
しており、前記ダンパー部材は、前記ダイスの中心軸と
同一の軸心を有するコアロッドと、前記コアロッドの周
りにリング状に形成されたダンパシリンダとを備えてお
り、このダンパシリンダは、前記駆動ブロックにおいて
前記コアロッドの周囲に凹設され作動流体を充填してな
る圧力室と、この圧力室から突設され前記パンチプレー
トに頭部を固定してなるリング状のロッドと、このロッ
ドの脚部に延設され前記圧力室に上下の圧力が平衡した
状態で収容されたピストンとを有しており、前記パンチ
プレート及び、前記駆動ブロックには、それぞれ上下方
向の位置を検知する位置センサが設けられていることを
特徴とする粉末成形機とした。
【0007】本発明は、特願平9―062130におけ
る発明において、位置センサを、パンチプレートのみな
らず、駆動ブロックにも設けた点が相違する。即ち、特
願平9―062130における発明における効果を併せ
持ちつつ、位置センサを増設したことにより、成形精度
をさらに向上させようとするものである。
【0008】特願平9―062130における発明の効
果は、以下のようである。まず第1点は、下パンチを取
り付けるパンチプレートがシリンダロッドと直角方向に
延設されていることである。そのため、パンチを駆動す
るシリンダは上記パンチプレートに横方向(パンチプレ
ートの延設方向)に並べて取り付けることができる。そ
して、その横方向の取付位置は、パンチプレートの横幅
だけの自由度がある。
【0009】よって、装置が縦長とならず縦横の長さを
バランスよく設定することができるものである。
【0010】第2点は、パンチプレートの左右にシリン
ダを直接取り付けず、駆動ブロックにシリンダを取付
け、パンチプレートとの間にダンパー部材を介設させて
パンチプレートを駆動することにより、パンチプレート
を水平に精度良く昇降させることができ、成形精度を高
めることができる点である。ダンパ部材中の圧力室の流
体の圧力は、パスカルの原理によりどの壁面に対しても
一定の圧力で作用するから、パンチプレートを押し上げ
るリング状のロッドは、一定の均一な力でパンチプレー
トを押し上げることにより、駆動ブロックに取り付けら
れた左右のシリンダの推力の不均等があった場合でもこ
のアンバランスは解消される。また、ロッドのリング形
状は、中心軸のまわりに円形に形作られているから、パ
ンチプレートを水平に押し上げることができるものであ
る。
【0011】本発明は、上記効果を併せ持つものである
が、さらに、成形過程において生じる上下方向の成形負
荷による下パンチの弾性変形による縮み量を正確に推定
するため、位置センサをパンチプレートの左右両端部の
みならず駆動プレートの左右両端部にも増設したもので
ある。下パンチの弾性変形による縮み量の推定方法は以
下の通りである。
【0012】粉末を成形していく過程においては、下パ
ンチに成形負荷がかかり、この成形負荷は、パンチプレ
ート、ダンパ部材を介して駆動ブロックの中心部に働く
が、駆動ブロックには、中心部から左右に一定距離離れ
た位置に駆動シリンダが取り付けてあるため、駆動ブロ
ックは、下に凸(相対的に中心部が下がり左右両端部が
上がる)に撓むことになる。また、パンチプレートは、
中心部において、下パンチからの下向きの力とダンパ部
材からの上向きの力とがつりあいの状態となっており、
上下方向に力を受けることはなく、成形負荷がかかって
いる状態でも撓むことはない。よって、成形負荷がかか
っている状態では、パンチプレートと駆動ブロックとの
左右両端部の上下方向の相対的距離は、成形負荷がかか
っていない状態に比して、駆動ブロックの左右両端部の
撓み分だけ短くなる。また、駆動ブロックの撓み量すな
わち上記相対的距離の変化と、下パンチの上下方向の縮
み量とは、共に弾性体の特性より、成形負荷に比例す
る。この原理を利用して、パンチプレートと駆動ブロッ
クの左右両端部に設けられた位置センサの出力信号を読
み取り上記相対的距離の変化を測定できれば、成形負荷
ひいては下パンチの上下方向の縮み量を推定することが
できることになるものである。
【0013】なお、パンチの縮み量の推定方法として
は、以下のような方法も考えられるが、不適である。ま
ず第1は、シリンダ内の圧力を測定し、シリンダの推力
すなわち成形負荷を求め、下パンチの縮み量を推定する
方法である。この方法では、シリンダ内の圧力を測定す
るのに圧力センサを利用するが、圧力センサは電気的に
アナログ出力のものが多く、電気系ノイズに弱いので、
分解能を向上させてデジタル値に変換しても、ノイズ誤
差等により正確な圧力が得られない。よって、下パンチ
の縮み量の推定値も不正確となる。第2は、駆動ブロッ
クに歪みセンサを取付け、駆動ブロックの撓み量を求め
て下パンチの縮み量を推定する方法である。この方法
は、微少変化量の検出方式であることと、上記圧力セン
サと同様、アナログ出力の場合は正確な出力が得られな
いことより、やはり不適である。
【0014】本発明によるパンチの縮み量の推定方法で
は、デジタル出力にて分解能も細かいリニアスケール方
式の位置センサを使用して、パンチプレートと駆動ブロ
ックとの左右両端部の相対的位置の変化を測定すること
が可能なため、ノイズ誤差等の影響もなく、高精度にパ
ンチの縮み量を推定することができるものである。
【0015】そして、同様に、上部昇降手段は、請求項
2に記載のように、上下方向に進退するロッドを有する
上部シリンダと、前記上部シリンダのロッドに対して直
角の方向に延設され前記上パンチを下部に取り付けると
共に前記上部シリンダに駆動されて昇降する上部パンチ
プレートとを有しており、1個の上パンチを駆動するた
めの前記上部シリンダのセットは、前記ダイスの中心軸
に設けられた単数のシリンダからなるセットまたは前記
ダイスの中心軸の周りに対称形に配置された複数のシリ
ンダからなるセットであり、前記単一の上パンチを駆動
するための上部シリンダセットが前記ダイスの中心軸の
周りに対称形に複数配置されている上部昇降手段におい
ては、前記上部シリンダに固定された上部駆動ブロック
と、前記上部パンチプレートと前記上部駆動ブロックと
の間に介設された上部ダンパー部材とを有しており、前
記上部ダンパー部材は、前記ダイスの中心軸と同一の軸
心を有する上部コアロッドと、前記上部コアロッドの周
りにリング状に形成されたダンパシリンダとを備えてお
り、このダンパシリンダは、前記上部駆動ブロックにお
いて前記上部コアロッドの周囲に凹設され作動流体を充
填してなる圧力室と、この圧力室から突設され前記上部
パンチプレートに頭部を固定してなるリング状のロッド
と、このロッドの脚部に延設され前記圧力室に上下の圧
力が平衡した状態で収容されたピストンとを有してお
り、前記上部パンチプレート及び、前記上部駆動ブロッ
クには、それぞれ上下方向の位置を検知する位置センサ
を設けることとした。
【0016】このように、上部昇降手段も下部昇降手段
と同様な構成とすることにより、装置の縦方向の長さが
大きくなるのを抑制することができ、また、上パンチを
水平に精度よく昇降させ成形精度を良好にすることがで
き、さらに、上パンチの成形負荷による上下方向の縮み
も正確に推定することができ、成形品の上下方向の寸法
のばらつきを抑えることができるものである。
【0017】また、請求項3に記載のように、制御手段
より以下に述べるように油圧シリンダを制御することに
より、より高精度に成形することが可能となる。
【0018】即ち、上下の昇降手段の油圧シリンダを制
御する制御手段を有し、前記制御手段は、前記油圧シリ
ンダを駆動する電気操作式の油圧サーボ弁と、前記油圧
サーボ弁を操作するサーボアンプと、前記サーボアンプ
に制御指令を発するコントローラと、前記サーボ弁の入
力油圧及び出力油圧の圧力を検知する圧力センサとを有
しており、前記コントローラは、前記パンチプレート及
び前記駆動ブロックの上下方向の位置を検知する位置セ
ンサ、及び、前記圧力センサの出力信号に基づいて、前
記油圧シリンダの負荷状態及び前記サーボ弁の入出力間
の弁差圧の値に対応して前記サーボアンプに対する指令
値を補正するようにする。
【0019】即ち、コントローラは、パンチプレートの
左右両端部に設けられた位置センサの信号により、シリ
ンダの移動量または位置(実際値)を検出し、また、駆
動ブロックの左右両端部に設けられた位置センサの信号
によりパンチの上下方向の縮みを推定し、その縮み分だ
け目標値を補正することにより、この実際値が目標値と
なるように制御するが、このとき目標値と実際値との偏
差ΔLだけに基づいて直接的に上記サーボアンプに対す
る指令値を発することはしない。
【0020】例えば、コントローラからサーボアンプに
対する指令値は、サーボ弁の出力側の油圧から油圧シリ
ンダの負荷状態を知り、シリンダの応答特性の変化分を
補正した指令を発する。また、サーボ弁の入出力側の弁
差圧を知って、この弁差圧を補正するように上記指令値
の値を補正する。
【0021】その結果、パンチの動作速度を一定に保持
するように制御することができるため、成形精度を向上
させることができる。
【0022】更に、請求請4に記載のように、制御手段
は、作動油の油温を検知する温度センサを備えており、
前記コントローラは、作動油の油温に基づいて前記サー
ボアンプに対する指令値を補正することが望ましい。
【0023】油温の変化により粘度等の作動油の特性が
変わり、これによってサーボ弁及び油圧シリンダの特性
が変化することから、この特性を織り込んだ指令値をサ
ーボアンプに発することにより、成形精度を更に向上さ
せることができるからである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら説明する。
【0025】本例は、図1、図4、図5に示すように、
粉末80を段差のある形状に圧縮成形する粉末成形機で
あって、成形する粉末80を収容するダイス21(固定
ダイス211,段取りダイス212,図4,図5)と、
ダイス21の粉末収容部に向かって下降し加圧する上パ
ンチ11(第一上パンチ111、第2上パンチ112,
図4)と、ダイス21の粉末収容部において上昇し加圧
する複数の下パンチ221〜223と、上パンチ11を
昇降させる油圧式の上部昇降手段10と、下パンチ22
1〜223をそれぞれ昇降させる複数の油圧式のシリン
ダ231〜236を備えた下部昇降手段20とを有して
いる。
【0026】下部昇降手段20は、上下方向に進退する
ロッドを有するシリンダ231〜236と、上記シリン
ダ231〜236のロッドに対して直角の方向に延設さ
れ下パンチ221〜223を上部に取り付けると共にシ
リンダ231〜236に駆動されて昇降するパンチプレ
ート241〜243とを有している。
【0027】1個の下パンチ221〜223を駆動する
ためのシリンダ231〜236のセットS1〜S3は、
ダイス211,212の中心軸の周りに対称形に配置さ
れた複数のシリンダからなるセットS1(231と23
2),S2(233と234),S3(235と23
6)である。
【0028】そして、下部昇降手段20は、図5に示す
ように、シリンダ231〜236に固定された駆動ブロ
ック251〜253と、パンチプレート241〜243
と上記駆動ブロック251〜253との間に介設された
ダンパー部材261〜263とを有している。
【0029】上記ダンパー部材261〜263は、図6
に示すように、ダイス21の中心軸と同一の軸心を有す
るコアロッド224と、コアロッド224及び下パンチ
221〜223の周りにリング状に形成されたダンパシ
リンダ264〜266とを備えている。
【0030】このダンパシリンダ264〜266は、図
6に示すように、駆動ブロック261〜263において
コアロッド224及び下パンチ221〜223の周囲に
凹設され作動流体を充填してなる圧力室267〜269
と、この圧力室267〜269から突設されパンチプレ
ート241〜243に頭部を固定してなるリング状のロ
ッド271〜273と、このロッド271〜273の脚
部に延設され圧力室267〜269に上下の圧力が平衡
した状態で収容されたピストン274〜276とを有し
ている。
【0031】一方、上部昇降手段10は、図4に示すよ
うに、上パンチ11は、2個(第一上パンチ111,第
2上パンチ112)設けられており、上下方向に進退す
るロッドを有する上部シリンダ131〜133と、上部
シリンダ131〜133のロッドに対して直角の方向に
延設され上パンチ111又は112を下部に取り付ける
と共に上部シリンダ131〜133に駆動されて昇降す
る上部パンチプレート141,142とを有している。
【0032】また、上パンチ11を駆動するための上部
シリンダのセットS4,S5は、ダイス21の中心軸に
単数設けられた単一のシリンダ133からなる第2上パ
ンチ112を駆動するセット(1個のシリンダからなる
ものをセットの概念に含む)S5と、ダイス21の中心
軸の周りに対称形に2個配置されたシリンダ131,1
32からなる第1パンチ111を駆動するセットS4と
からなる。
【0033】そして、図7に示すように、第1上パンチ
111を駆動するための上部シリンダセットS4は、上
部シリンダ131,132に固定された上部駆動ブロッ
ク15と、上部パンチプレート141と上部駆動ブロッ
ク15との間に介設された上部ダンパー部材16とを有
している。
【0034】上記ダンパー部材16は、前記ダイス21
1,212の中心軸と同一の軸心を有する上部コアロッ
ドとしての第2パンチ112と、第2パンチ112の周
りにリング状に形成されたダンパシリンダ161とから
なる。
【0035】このダンパシリンダ161は、図8に示す
ように、上部駆動ブロック15において上記第2パンチ
112の周囲に凹設され作動流体を充填してなる圧力室
162と、圧力室162から下方に突設され上部パンチ
プレート141に頭部を固定してなるリング状のロッド
163と、このロッド163の脚部に延設され圧力室1
62に上下の圧力が平衡した状態で収容されたピストン
164とを有している。
【0036】また、上部のダンパシリンダ161は、油
圧を操作することによりピストン164及びロッド16
3の昇降が可能である。
【0037】そして、上下の昇降手段10,20のシリ
ンダ131〜133,231〜236は、油圧シリンダ
であると共に、上記油圧シリンダを制御する制御手段3
0(図9)が設けられている。
【0038】制御手段30は、上記油圧シリンダを駆動
する電気操作式の油圧サーボ弁31と、油圧サーボ弁3
1を操作するサーボアンプ32と、サーボアンプ32に
制御指令を発するコントローラ(マイクロプロセッサ)
33と、パンチプレート141,142,241〜24
3及び下駆動ブロック254の左右両端部に設けられ、
各油圧シリンダの操作量を検知する位置センサ(リニア
センサ)341〜349と、駆動ブロック251〜25
3とパンチプレート241〜243との左右両端部に設
けられ、両者の左右両端部の上下方向の相対的距離の変
化を検知する位置センサ(リニアセンサ)401〜40
6と、サーボ弁31の入力油圧及び出力油圧の圧力を検
知する圧力センサ351,352とを有している。
【0039】また、コントローラ33は、位置センサ4
01〜406の出力信号に基づいて、下パンチ221〜
223の上下方向の縮みを推定し、その縮み分だけ、入
力された指令値を補正し、位置センサ341〜349及
び圧力センサ351,352の出力信号p1,p2に基
づいて、油圧シリンダの負荷状態及びサーボ弁31の入
出力間の弁差圧Δpを算出し、油圧シリンダの負荷状態
及びサーボ弁31の入出力間の弁差圧Δpに対応してサ
ーボアンプ32に対する指令値を補正して油圧シリンダ
を制御する。
【0040】また、制御手段30は、作動油の油温を検
知する温度センサ361を備えており、コントローラ3
3は、作動油の油温に基づいてサーボアンプ32に対す
る指令値を補正する。
【0041】以下、それぞれについて説明を補足する。
【0042】図1,図4に示すように、支柱42に固定
された上固定ブロック41には、その中心部に形成され
た孔内に第2上シリンダ133が固定されている。ま
た、上固定ブロック41において第2上シリンダ133
を中心にした対称な位置には、一対の第1上シリンダ1
31,132のピストンロッド134,135の一端が
固定されている。
【0043】また、上固定ブロック41の下方には、中
間ブロック46に下端を固定したガイドロッド461,
462が立設されており、ガイドロッド461,462
に摺動可能に支承された第2上パンチプレート142が
配設されている。そして、第2上パンチプレート142
の上面中心部には、第2上シリンダ133に液密的に摺
動可能に嵌挿されたピストン139に一端を固定された
ロッド136の他端が固定されている。また、第2上パ
ンチプレート142の下面中心部には、コアロッド22
4及び第3下パンチ223に対向して下方に延びる第2
上パンチ112が固定されている。
【0044】また、第2上プレート142と中間ブロッ
ク46との間には、ガイドロッド461,462に摺動
可能に支承された第一上プレート141が配置されてお
り、第一上プレート141の中心部には、第2上パンチ
112が軸方向に移動自在に挿入される軸孔が設けられ
ている。そして、第1上プレート141の下面には、円
筒形状の第1上パンチ111が第1,第2下パンチ22
1,222に対向して突設されており、第1上パンチ1
11には上記第2上パンチ112を摺動可能に嵌挿する
内孔が設けられている。
【0045】また、第1,第2上プレート141,14
2の間には、上駆動ブロック15が配設されており、上
駆動ブロック15の上面には第1,第2上シリンダ13
1,132が固定されており、第1,第2上シリンダ1
31,132には、液密的にピストン137,138
(図7)が移動可能なように収容されている。そして、
ピストン137,138を端部に取り付けるロッド13
4,135の他端部は上固定ブロック41に固定されて
いる。
【0046】また、図4に示すように、第2上プレート
142と上駆動ブロック15の間には、油圧操作信号に
より両部材142,15を互いに固定させ、又は開放す
るベアロック60が介設されている。
【0047】上記ベアロック60は、第2上プレート1
42に固定されて下方に延び上駆動ブロック15を貫通
するロッド61と、上駆動ブロック15にロッド61の
外周を包囲するように固定されるスリーブ62とからな
る。
【0048】図10に模式的に示すように、スリーブ6
2の内周には、油圧源に接続された油道621が形成さ
れており、圧油が供給されない場合には、同図(a)に
示すようにスリーブ62の内周はロッド61の外周に圧
接し、いわゆる締まりばめ状態となり、ロッド61をロ
ック状態とし、第2上プレート142と上駆動ブロック
15を一体的に移動させる。そして、スリーブ62の油
道621に油圧が印加されると、スリーブ62は、同図
(b)に示すように半径方向に拡大され、スリーブ62
とロッド61との係合状態を解除し、第2プレート14
2と上駆動ブロック15とが相対移動可能となる。
【0049】また、上駆動ブロック15の中心部には、
図7,図8に示すように、上第2パンチ112が軸方向
に移動可能に嵌挿される内孔を有する上ダンパシリンダ
161が配設されている。ダンパシリンダ161の圧力
室162には、ピストン164が液密的に摺動可能に嵌
挿されており、ピストン164と一体のロッド163の
下端部は第1プレート141に固定されている。
【0050】そして、上固定ブロック41の下面には、
図7に示すように、第1,第2上シリンダ131,13
2のロッド134,135を結ぶ直線上の対称な位置に
あって、上シリンダ131,132よりも外径方向に延
びるストッパシリンダ551,552が固定されてい
る。ストッパシリンダ551,552は、液密的に摺動
自在に嵌挿されたピストン555,556と、内径方向
に延びるロッド553,554とを有しており、ロッド
553,554の先端には、第1,第2上シリンダ13
1,132と係脱可能なストッパ557,558が固定
されている。
【0051】上部昇降手段10は、初期状態では、図4
に示す状態にあり、ベアロック60は、図10(a)に
示す締まりばめの状態である(油圧供給なし)。また、
第1,第2上シリンダ131,132のピストン13
7,138の上方の油圧室に油圧が供給され、ベアロッ
ク60の締まりばめ状態を介して、第1,第2上プレー
ト141,142及び上駆動ブロック15を保持する。
なお、上ダンパシリンダ161の上下の油圧室には、そ
の受圧面積の差によってピストン164(ロッド16
3)に軸方向の偏荷重が生じないよう、バランスする油
圧が供給されている。
【0052】この状態から、第3上シリンダ133の上
部油圧室に油圧が供給されると、図7に示すように、第
1,第2上プレート141,142及び上駆動ブロック
15が一体的に下降する。このとき、第1,第2上シリ
ンダ131,132の上油圧室の作動油は、図示しない
リリーフ弁を開弁することにより排出される。
【0053】そして、第1,第2上プレート141,1
42及び上駆動ブロック15が所定の位置まで下降した
ことを、リニアセンサ341,342(図4)により検
知すると、ストッパシリンダ551,552に油圧が供
給され、ストッパ557,558が径方向の中心側に伸
張し、第1,第2シリンダ131,132の上部に圧接
して、静止する。
【0054】そして、ベアロック60のスリーブ62の
油道621に圧油が供給され、ロッド61とスリーブ6
2のロック状態が解除される。次いで、第3上シリンダ
133及びダンパシリンダ161に圧油を供給し、第2
上パンチ112及び第1上パンチ111を別個に下降さ
せ、これによって粉末80を圧接する。
【0055】なお、このとき、第3シリンダ133の上
部油圧室に対する圧油の供給による反力が図示上向きに
働き、固定ブロック41を反り返らせるように作用する
が、ストッパ557,558が第1,第2シリンダ13
1,132に係合しているため、上駆動ブロック15の
上方への移動が阻止される。
【0056】一方、下部昇降手段20と関連の部材にお
いては、図5に示すように、中間ブロック46の中心部
の外側に固定ダイス211を、その内側に段取りダイス
212を置き、ダイスの内側に成形用の粉末80を収容
する。そして、下パンチは、第1〜第3下パンチ221
〜223からなり、一番外側の第1下パンチ221は、
下固定ブロック49に固定された第1,第2下シリンダ
231,232により駆動される。すなわち、第1,第
2下シリンダ231,232により駆動される第1駆動
ブロック251から第1ダンパシリンダ264を介して
第1パンチプレート241に変位が伝えられ、第1パン
チプレート241に固定された第1下パンチ221が駆
動される。
【0057】同様に、第2下パンチ222は、第3,第
4シリンダ233,234と、第3,第4シリンダ23
3,234により駆動される第2駆動ブロック252
と、第2ダンパシリンダ265と、第2パンチプレート
242とを介して昇降駆動される。また、第3下パンチ
223は、第5,第6シリンダ235,236と、第
5,第6シリンダ235,236により駆動される第3
駆動ブロック253と、第3ダンパシリンダ266と、
第3パンチプレート243とを介して昇降駆動される。
【0058】そして、図6に示すダンパシリンダ264
〜266の上下の圧力室には、その受圧面積の差により
ピストン274〜276(ロッド271〜273)に軸
方向の偏荷重が生じないよう、受圧面の力をパランスさ
せる油圧が供給されている。
【0059】また、コアロッド224は、図5に示すよ
うに、下固定ブロック49に取り付けられたセンターシ
リンダ237により駆動される。即ち、コアロッド22
4は、下駆動ブロック254に固定されており、下駆動
ブロック254はセンターシリンダ237により駆動さ
れて昇降する。
【0060】なお、同図において、符号423,424
は、駆動ブロック251〜254及び下パンチプレート
241〜243を摺動可能に支承する下ガイドブロック
である。
【0061】なお、図示していないが、駆動ブロック2
51〜253の自重を支えるために、各駆動ブロック2
51〜253には前記ベアロック(図10)のスリーブ
が設けられており、ベアロックのロッドは、第1,第2
駆動ブロック251,252については中間ブロック4
6に、第3ブロック253は下固定ブロック49に固定
されている。
【0062】そして、コントローラ33は、以下に述べ
るように装置を制御する。
【0063】図9に示すように、シリンダ(パンチプレ
ート)の移動量を前記位置センサ341〜349により
検知し、その出力信号sは、コントローラ33に送られ
る。また、駆動ブロックの左右両端部の上下方向の撓み
量(下パンチの縮み量)が前記位置センサ401〜40
6により検知され、その信号がコントローラ33に送ら
れ、これに基づいて縮み補正信号s1が縮み補正演算装
置335から発せられる。そして、コントローラ33内
において指令値soに縮み補正信号s1が加算され、補
正指令値s2が算出される。出力信号sはコントローラ
33内において、補正指令値s2と比較され、差値Δs
(=s2―s)に対応した第1指令値c1が第1演算装
置331から発せられ、後述する第1,第2補正指令値
c2,c3と共にサーボアンプ32に送られる。
【0064】また、圧力センサ352によりシリンダの
入力油圧(サーボ弁31の出力)p2、即ちシリンダの
負荷の大きさが検知され、これに基づいて第1補正指令
値c2が第1演算装置332から発せられる。
【0065】そして、サーボ弁31の入出力部の圧力差
Δp(=p1―p2)に基づく圧力誤差の補正指令値c
4が第2補正演算装置333から、圧力制御アンプ31
1に対して送られ、圧力制御弁312を介してサーボ弁
31を操作する。符号313は、圧力制御弁312の油
圧源である。
【0066】また、サーボ弁31の作動油の温度は、温
度センサ361により測定され、温度によって変化する
作動油の特性の変化を補正する。即ち、温度センサ36
1の出力温度T1を基準温度T0と比較し、第3補正演
算装置334から第2補正指令値c3が発せられる。
【0067】そして、同図が示すように、サーボアンプ
32には上記補正指令値c2,c3を含んだ指令c0が
指令される。
【0068】その結果、本例の装置1においては、シリ
ンダの負荷変動による誤差、作動油の温度変化による誤
差、サーボ弁31の誤差を補償することができ、さら
に、成形負荷による下パンチの縮みによる誤差をも補償
することが可能となり、精度の高い成形が可能となる。
また、上パンチの縮みをも考慮するなら、上部駆動ブロ
ック15に位置センサを追加し、上部駆動ブロック15
の撓み量を検出できるようにすればよい。
【0069】また、本例では、図1に示すように、複数
のシリンダ231〜237を横方向に一線に配置するこ
とができるから、装置1を縦方向及び横方向にバランス
よく構成することができる。尚、本発明を上記実施の態
様に即して説明したが、本発明は上記態様に限定される
ものではなく、本発明の原理に準ずる各種態様を含むも
のである。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
装置の外形形状を特定の方向に大型化することなくバラ
ンスよく構成することができると共に、成形負荷に影響
されず正確にパンチの縮み量を推定できる成形精度の高
い多段粉末成形機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における粉末成形機の正面
断面図である。
【図2】本発明の一実施形態における粉末成形機の平面
図である。
【図3】本発明の一実施形態における粉末成形機の上部
昇降手段近傍の正面図である。
【図4】本発明の一実施形態における粉末成形機の上部
昇降手段近傍の正面断面図である。
【図5】本発明の一実施形態における粉末成形機の下部
昇降手段近傍の正面断面図である。
【図6】図5の第1ダンパシリンダ近傍の拡大断面図で
ある。
【図7】図4の要部拡大図である。
【図8】図7の上部ダンパシリンダ近傍の拡大図であ
る。
【図9】本発明の一実施形態における制御手段のブロッ
ク図である。
【図10】本発明の一実施形態におけるベアロックの模
式断面図((a)は通常の油圧非作動時、(b)は油圧
作動時)である。
【符号の説明】
10 上部昇降手段 11 上パンチ 20 下部昇降手段 21 ダイス 80 粉末 221〜223 下パンチ 231〜236 シリンダ 241〜243 パンチプレート 341〜349 位置センサ 401〜406 位置センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉末を段差のある形状に圧縮成形する粉
    末成形機であって、成形する粉末を収容するダイスと、
    前記ダイスの粉末収容部に向かって下降し加圧する複数
    の上パンチと、前記ダイスの粉末収容部において上昇し
    加圧する複数の下パンチと、前記上パンチを昇降させる
    複数の油圧式の上部昇降手段と、前記下パンチを昇降さ
    せる複数の油圧式の下部昇降手段とを有しており、 前記下部昇降手段は、上下方向に進退するロッドを有す
    るシリンダと、前記シリンダロッドに対して直角の方向
    に延設され前記下パンチを上部に取り付けると共に前記
    シリンダに駆動されて昇降するパンチプレートとを有し
    ており、 1個の下パンチを駆動するためのシリンダのセットは、
    前記ダイスの中心軸に設けられた単数のシリンダからな
    るセットまたは前記ダイスの中心軸の周りに対称形に配
    置された複数のシリンダからなるセットであり、 前記単一の下パンチを駆動するためのシリンダセットが
    前記ダイスの中心軸の周りに対称形に複数配置されてい
    る下部昇降手段においては、前記シリンダに固定された
    駆動ブロックと、前記パンチプレートと前記駆動ブロッ
    クとの間に介設されたダンパー部材とを有しており、 前記ダンパー部材は、前記ダイスの中心軸と同一の軸心
    を有するコアロッドと、前記コアロッドの周りにリング
    状に形成されたダンパシリンダとを備えており、 このダンパシリンダは、前記駆動ブロックにおいて前記
    コアロッドの周囲に凹設され作動流体を充填してなる圧
    力室と、この圧力室から突設され前記パンチプレートに
    頭部を固定してなるリング状のロッドと、このロッドの
    脚部に延設され前記圧力室に上下の圧力が平衡した状態
    で収容されたピストンとを有しており、 前記パンチプレート及び、前記駆動ブロックには、それ
    ぞれ上下方向の位置を検知する位置センサが設けられて
    いることを特徴とする粉末成形機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記上部昇降手段
    は、上下方向に進退するロッドを有する上部シリンダ
    と、前記上部シリンダのロッドに対して直角の方向に延
    設され前記上パンチを下部に取り付けると共に前記上部
    シリンダに駆動されて昇降する上部パンチプレートとを
    有しており、 1個の上パンチを駆動するための前記上部シリンダのセ
    ットは、前記ダイスの中心軸に設けられた単数のシリン
    ダからなるセットまたは前記ダイスの中心軸の周りに対
    称形に配置された複数のシリンダからなるセットであ
    り、 前記単一の上パンチを駆動するための上部シリンダセッ
    トが前記ダイスの中心軸の周りに対称形に複数配置され
    ている上部昇降手段においては、前記上部シリンダに固
    定された上部駆動ブロックと、前記上部パンチプレート
    と前記上部駆動ブロックとの間に介設された上部ダンパ
    ー部材とを有しており、 前記上部ダンパー部材は、前記ダイスの中心軸と同一の
    軸心を有する上部コアロッドと、前記上部コアロッドの
    周りにリング状に形成されたダンパシリンダとを備えて
    おり、 このダンパシリンダは、前記上部駆動ブロックにおいて
    前記上部コアロッドの周囲に凹設され作動流体を充填し
    てなる圧力室と、この圧力室から突設され前記上部パン
    チプレートに頭部を固定してなるリング状のロッドと、
    このロッドの脚部に延設され前記圧力室に上下の圧力が
    平衡した状態で収容されたピストンとを有しており、 前記上部パンチプレート及び、前記上部駆動ブロックに
    は、それぞれ上下方向の位置を検知する位置センサが設
    けられていることを特徴とする粉末成形機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2のいずれか1項に
    おいて、前記上下の昇降手段の油圧シリンダを制御する
    制御手段を有し、 前記制御手段は、前記油圧シリンダを駆動する電気操作
    式の油圧サーボ弁と、前記油圧サーボ弁を操作するサー
    ボアンプと、前記サーボアンプに制御指令を発するコン
    トローラと、前記サーボ弁の入力油圧及び出力油圧の圧
    力を検知する圧力センサとを有しており、 前記コントローラは、前記パンチプレート及び前記駆動
    ブロックの上下方向の位置を検知する位置センサ、及
    び、前記圧力センサの出力信号に基づいて、前記油圧シ
    リンダの負荷状態及び前記サーボ弁の入出力間の弁差圧
    の値に対応して前記サーボアンプに対する指令値を補正
    することを特徴とする粉末成形機。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記制御手段は、作
    動油の油温を検知する温度センサを備えており、前記コ
    ントローラは、作動油の油温に基づいて前記サーボアン
    プに対する指令値を補正することを特徴とする粉末成形
    機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007083308A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Sms Meer Gmbh 成形品製造装置
CN102729514A (zh) * 2012-06-18 2012-10-17 南京航空航天大学 粉末压片的成型方法及其装置
CN113983877A (zh) * 2021-11-12 2022-01-28 中国兵器装备集团自动化研究所有限公司 一种火工品的压制***及压制方法

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JP2007083308A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Sms Meer Gmbh 成形品製造装置
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