JP2000010814A - デバッグ能力を有するチップ - Google Patents

デバッグ能力を有するチップ

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JP2000010814A JP11133326A JP13332699A JP2000010814A JP 2000010814 A JP2000010814 A JP 2000010814A JP 11133326 A JP11133326 A JP 11133326A JP 13332699 A JP13332699 A JP 13332699A JP 2000010814 A JP2000010814 A JP 2000010814A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リアルタイムで迅速にプログラムのデバッギ
ングを行えるようにすること。 【解決手段】 CPUと、相互接続されたキャッシュシ
ステムと、少なくとも1つの同期化ユニットとが上部に
集積化されたコンピュータチップに関し、このチップは
少なくとも2つの異なる実行モード、例えば互いに相補
的なDUTモードおよびMONITORモードの一方に
設定可能である。このチップは更にデバッグバスを含
み、このデバッグバスはこのチップと他方のチップとが
相補的なモードとなっている間にこれらチップをパラレ
ルに作動させることができる信号を送ることができるよ
う、他の同じチップに接続可能である。これら信号は前
記同期化ユニットによって発生される同期化信号を含
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的にはコンピ
ュータチップおよびコンピュータ装置に関し、より詳細
には、プログラムデバッギングに完全に適したコンピュ
ータチップおよび装置に関し、デバッギングシステムに
も関する。
【0002】
【従来技術】新しいコンピュータプログラムの開発する
際の重要な工程は、プログラムエラーを訂正するために
プログラムをデバッグすることである。このプログラム
デバッギングはコンピュータ上でプログラムを実行し、
コンピュータと周辺機器との間で外部で通信されるだけ
でなく、コンピュータの異なる回路の間で内部で通信さ
れる異なる信号をモニタすることによって行われる。か
かる回路としては、例えば中央処理ユニット(CPU)
と、ダイレクトメモリアクセス(DMA)ユニットと、
メインメモリと、入出力(I/O)インターフェース回
路とが挙げられる。コンピュータを作動させながらプロ
グラムのデバッギングを可能にするために、これまでコ
ンピュータ回路が搭載されたサーキットボードにプロー
ブによってロジックアナライザを接続していた。
【0003】メモリアクセスをスピードアップするた
め、一般にコンピュータにはキャッシュメモリが設けら
れている。このメモリは主にCPUによって高速の、す
なわちアクセス時間の短い一時メモリとして使用され
る。この一時メモリは、最も頻繁に使用され、最も最近
に使用されたメインメモリのアドレスおよびデータしか
ホールドしない。CPUメインメモリのすべてのアクセ
スの主要な部分はキャッシュメモリによってしか処理さ
れず、アクセスの主要でない部分だけがメインメモリと
キャッシュメモリとの間のデータ交換によりメインメモ
リを使用している。従って、プログラムの実行ではCP
Uとキャッシュメモリとの間の信号のやり取りが中心と
なるので、この信号のやり取りをデバッグをすることが
好ましい。
【0004】しかしながら、最新のコンピュータ構造で
はコンピュータ回路のできるだけ多くを1つのチップに
集積しようとする傾向がある。とりわけ一般に、CPU
とキャッシュメモリの双方を同じチップに集積化する
が、他方、通常、メインメモリは同じサーキットボード
に搭載され、チップに対して外付けされる。このメイン
メモリは通常、いくつかの相互に接続されたチップから
製造される。ワンチップに集積化することにより、CP
Uとメインメモリとの間だけをデバッギングしながら、
CPUとキャッシュメモリとの信号のやり取りをモニタ
することは不可能となっている。
【0005】この問題を解決しようとするいくつかの試
みがこれまでなされている。従来の1つの解決案は、デ
バッギング操作中にキャッシュメモリをオフにすること
である。こうしてすべてのメモリアクセスはメインメモ
リに対してなされ、モニタが可能となる。しかしなが
ら、このことは真の状況でプログラムをモニタする可能
性が失われ、すべての実行レートが低下することを意味
する。かかる状況では、わからないいくつかのタイプの
エラー状の動きがある。キャッシュの取り扱いはプログ
ラムの動作の重要な部分となっている。
【0006】他の従来の解決案は、通常のチップの特別
バージョンであるいわゆるボンドアウトチップを製造す
ることであり、この特別バージョンのチップは、チップ
の内部バスに接続されるエクストラチップを有する。こ
の解決案は通常のチップに平行して特殊なチップを製造
しなければならないので、高価な解決案となる。更にこ
の方法によって、とりわけ引出し線が延びていることに
起因し、クロック周波数が低下する。従って、リアルタ
イムのデバッギングは行えず、これによりリアルタイム
で実行する際にエラーを生じさせる所定のバグを検出で
きない状態となり得る。
【0007】従来の更に別の解決案は、デバッグサポー
トを可能にする所定のレジスタを設けることである。ブ
レークポイントレジスタと称されることが多いこれらレ
ジスタはプログラム実行の所定の点でソフトウェアブレ
ークポイントを使用できるようにするものである。これ
らブレークポイントではモニタシステムによって読み出
しすべきブレークポイントレジスタ内に現在アドレスお
よびデータ情報がロードされる。この解決案は、プログ
ラムの実行が安全にこれらブレークポイントに達したか
どうかを検出することを可能にするものである。しかし
ながら、主な欠点は、リアルタイムでデバッギングを行
えないことである。更に、ブレークポイントの間で何が
生じているかはモニタできない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、コンピュータ
をフルクロックレートで作動させながら、同一チップに
集積化されたCPUとキャッシュメモリとの間の信号の
やり取りもモニタできるようにする新しいコンピュータ
装置が望まれている。
【0009】本発明の目的は、デバッギングのために特
別なバージョンのチップを設けることなく、フルクロッ
クレートでCPUを作動させながら、すなわちリアルタ
イムでデバッギングしながら、従来可能であったよりも
広範にプログラムの実行をモニタすることを可能にする
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は相互に接続されたCPUとキャッシュシステムとが
集積化され、少なくとも2つの異なる作動モード、例え
ばデバイステスト(DUT)モードである第1モード
と、MONITOR(モニタ)モードである第2モード
のいずれかに設定可能なコンピュータチップ、および少
なくとも1つの同期化ユニットにより達成される。上記
MONITORモードとDUTモードとは相補的であ
る。このチップはチップを相補的なモードに設定しなが
ら、チップと別のチップとをパラレルに作動できるよう
にする信号をやり取りするよう、もう1つの同一チップ
に接続可能なデバッグバスを含む。これら信号は前記同
期化ユニットによって発生される同期化信号を含む。
【0011】デバッグ動作するようにこのように構成さ
れたコンピュータチップは、デバッグ用の特別バージョ
ンのチップを製造する過剰なコストをなくすことができ
る。デバッグバスと同期化回路との組み合わせはMON
ITORモード、すなわちデバッグモードに設定される
もう1つの同一のチップに本質的な信号の小さい組を効
率的に交換できることを考慮したものである。これら異
なるモードが準備されているので、プログラム実行に関
するフル情報を得るフルレートのデバッグを行うことが
できる。
【0012】
【実施の形態】図1は、デバッグ能力が高められたチッ
プのテストコンフィギュレーションのハードウェアブロ
ック図である。本発明の一実施例におけるこのチップは
中央プロセッサ、キャッシュ、DMAユニット、ローカ
ルバスおよびメモリマネージャを含む「チップ上のコン
ピュータ」の基本的機能のすべてを有する。更にこのチ
ップは、マスターモード(デバイステスト中として(D
UT)モードまたはいくつかのスレーブ(例えばMON
ITOR)モードのうちの任意のモードのいずれかで機
能できるようにする回路を含む。DUTモードとなって
いるチップの内部での作動およびプログラムコードの実
行は、MONITORモードに対してイネーブルされる
1つ以上の同一チップを使って現される。MONITO
RモードではDUTモードのチップの内部状態が現され
るので、DUTモードのチップおよび/またはこのDU
Tモードチップで作動するプログラムコードをデバッグ
する作業が簡略化される。
【0013】いくつかの同一チップは共通する組のバス
上で結合されている。同じチップがMONITORモー
ドで作動する間、1つのチップがマスターモードとなる
ように構成されている。システムバスのアドレス部分を
制御するよう、チップにマスターモード、例えばデバイ
ステスト中(DUT)モードとなるようにさせることに
よりデバッグが行われる。DUTモードとなっているチ
ップはアドレスバスマスターとしてアドレスバス上に存
在するアドレス、従ってすべてのマスターモードおよび
スレーブモードチップを含むシステムに対するメモリお
よびデバイスアクセスリクエストを制御する。システム
バスのデータ部分にはスレーブモードおよびマスターモ
ードの双方のすべてのチップが接続されているので、す
べてのチップはシステムバスのデータ部分を通して同一
のデータおよびプログラムコードを受信し、処理する。
更にすべてのチップはプログラムコードおよびデータの
同期的処理を保証するための同期化回路を含む。
【0014】マスターモードのチップはアドレスバスに
アドレス情報を出力する機能を奏するので、アドレスバ
スにアドレス情報を出力するのにスレーブ/モニタモー
ドのチップのアドレスラインは必要ではない。その代わ
りMONITORモードとなっているチップの各々のア
ドレスライン出力は、MONITORモードのチップの
アドレスライン/ピンを外部ピン接続が設けられていな
いチップの内部の種々の部品または信号ラインに切替可
能に接続することにより、チップ内部からの情報を「外
部」へ搬送するのに使用される。これら部品または信号
ラインは、キャッシュ、ローカルバスデータおよびアド
レスライン、インタラプトユニットおよびDMAユニッ
トを含む。通常、かかる情報は利用できないので、チッ
プおよび/またはこのチップ上で作動するプログラムコ
ードをデバッグすることが困難となる。
【0015】図1は、コンピュータシステム98、モニ
タ100、ロジックアナライザ102、コンピュータ1
04およびネットワーク106を備えたテストコンフィ
ギュレーションを示す。コンピュータシステム98は、
計算システムのコアとして働くDUTモードのチップ1
10Cを含む。この計算システム98は発信機120、
パワーオンリセット118、関連するシステムハードウ
ェア112、メモリ114および入出力(I/O)ユニ
ット116も含む。本例においてDUTモードに構成さ
れ、デバッグ能力の高められたチップ110Cは、ロー
カルバス130C、コーデック(Codec)ユニット
132Cおよびメモリ制御ユニット134Cを含む。こ
のメモリ制御ユニットは第1ローカルバスのデバッグス
イッチ136Cを含む。モニタ100はMONITOR
モードに構成され、デバッグ能力が高められた2つのチ
ップ110A〜Bを含む。すべてのチップ110A〜C
はそれぞれ添え字A〜Cの付いた番号で表示された同様
な部品を有する。
【0016】図示された実施例では、共通バスが計算シ
ステム98とモニタ100とを接続している。これらバ
スはコーデックバス/デバッグバス/符号化された事象
バス140と、リセットおよび発振器バス142A〜B
と、非同期事象バス164と、モード選択バス144
と、システムバス146〜148のデータ/命令部分1
48である。DUTモードのデバッグチップ110Cは
データライン152Cおよびアドレスライン160Cを
介し、システムバス146〜148のデータ部分148
およびアドレス部分146にそれぞれ接続されている。
データライン152A〜Bを介してシステムバスのデー
タ部分にはそれぞれMONITORモードのチップ11
0A〜Bも結合されている。システムバス146〜14
8はシステムハードウェア112、メモリ114および
I/Oユニット116にも結合されている。DUTモー
ドのデバッグチップ110CおよびMONITORモー
ドのチップ110A〜Bは、バス142A〜Bを介し、
パワーオンリセット118および発振器120にも結合
されている。更にMONITORモードおよびDUTモ
ードのチップ110A〜Cはそれぞれモード選択モード
入力ピン150A〜Cをそれぞれ介し、各チップの作動
モードをセットするためのモード選択バス144にも結
合されている。また、DUTモードおよびMONITO
Rモードのチップは非同期事象バス164にも結合され
ている。最終的に、デバッグバス140はパワーオンリ
セット、インタラプト、ウエイトステート、DMAアク
セスおよびその他の非同期事象を含む活動を同期化する
ために、すべてのチップ110A〜Cに結合されてい
る。
【0017】DUTモードのデバッグチップ110Cの
アドレスライン160Cと対照的に、デバッグチップ1
10A〜Cのそれぞれの対応するアドレスライン160
A〜Bはその代わりにロジックアナライザ102に結合
されている。コンピュータ104上に表示し、ここで分
析するためのロジックアナライザ102にDUTモード
のデバッグチップ110C内のチップのローカルバスの
活動および/またはインタラプト、すなわちDMA活動
に対応する信号が送られるのは、これらライン160A
〜Bを通してである。
【0018】能力が高められたデバッグチップ110A
〜Cの各々は、作動時にメモリ114に記憶されたプロ
グラムコード180から生じた同一のプロセス170を
実行する。本発明の一実施例では、すべてのチップ11
0A〜Cはメインメモリ内の同一のアドレスにブート
(起動)する。しかしながら、DUTモードにされたデ
バッグチップ110Cしか、システムバス146〜14
8のアドレス部分146に結合されたアドレスを有しな
い。従って、システムバスのアドレス部分のマスターと
して働くのはこのチップ110Cである。バスマスター
チップ110Cはアドレスバス上でどのアクセスリクエ
ストを処理するかを決定し、従って、システムバスのデ
ータ部分148にどのデータおよび/またはプログラム
コードが存在するかを決定する。システムバスのデータ
部分を通してチップ110A〜Cの各々に与えられる代
表的なプログラムシーケンスは特定アドレスへの読み出
しまたは書き込み命令を含み、この命令の次には上記チ
ップの各々によりこの特定アドレスから読み出したり、
または書き込んだりするデータが続く。従って、MON
ITORモードのチップ110A〜Bの各々は同一のデ
ータおよび命令を受信し、メインメモリに記憶されてい
る、例えばプログラムコード180に応答し、同一の動
作170Cを実行するマスターチップ110Cの活動を
シャドー化する。モニタチップのどれも、外部メモリ1
14への書き込みを行わない。常にDUTモードのデバ
ッグチップ110Cによってしか、外部メモリへの書き
込みは行われない。
【0019】チップ自体、および/またはこのチップで
作動するプログラムコードをデバッグするには、ピン接
続のないチップの内部の種々の部品および信号ラインに
アクセスし、これらのステートをモニタすることが有利
である。一般に、このコンピュータチップおよびその他
のチップ、例えば論理ユニット、デジタル信号プロセッ
サ、グラフィックプロセッサ等の計算活動の大部分は、
外部ピンでは得られない。図示した実施例、例えばデバ
ッグ能力が高められた「コンピュータ」チップ110A
〜Cでは、ローカルバス130A〜Cとして知られるメ
モリ制御ユニット136A〜Cの上流部でかかる活動が
行われる。図示した実施例では、ローカルバスは同期部
品、例えばキャッシュメモリと非同期部品、例えばDM
Aおよびインタラプトユニットとを結合している。チッ
プの各々における処理のほとんどは、そのCPUとキャ
ッシュメモリとの間のローカルバスで生じることができ
る。すなわちシステムバスではDMAユニットとその活
動が表示されることはない。
【0020】一般にプログラムコードの実行はシステム
バスのデータ部分148からチップ110A〜Cの各々
によって受信された命令と関連している。プログラムコ
ードにより各チップの中央処理ユニットCPUは論理的
および代数的演算を実行し、更にプログラムコードは、
これら操作を行うのにシステムバスのデータ部分を通
し、メモリ114との間でデータを読み書きすることを
求めることがある。これらチップの各々は同一プログラ
ムコードおよび同一シーケンスで作動するので、1つの
チップがバスをマスター制御するだけでよく、図示され
た実施例ではDUTモードに構成されたチップ110C
がこのチップとなっている。システムバス146〜14
8のアドレス部分146には、そのチップの読み出しお
よび書き込みリクエストが記憶されており、よってその
バスのデータ部分148の内容を決定する。
【0021】各チップ110A〜Cはそれぞれモード入
力ピン150A〜C上の信号によりDUTモードまたは
いくつかのMONITORモードのいずれかに構成され
る。デバイスのポート上の2進シーケンス「000」に
対応するデジタルシーケンスにより、デバイスをDUT
モードとすることができる。また、2進シーケンス「0
01〜111」に対応する信号により、デバイスをいく
つかのMONITORモードのいずれかにすることがで
きる。個々の各モード信号に応答し、多数の内部ステー
トの変更が行われる。これら変更の1つとして、チップ
の各々のデバッグスイッチ136A〜Cを接続すること
が挙げられる。チップ110CはDUTモードとなって
おり、この場合、そのデバッグスイッチ136Cはメモ
リ制御ユニット134C内のメモリインターフェースユ
ニット110C(図3参照)を介し、ローカルバス13
0Cのアドレス部分にアドレス出力160Cを結合す
る。このモードでは、キャッシュポリシーおよびチップ
のオンチップキャッシュメモリ244C(図2参照)の
ステートに関連し、適当な場合にはアドレス出力160
C上にはローカルバスのアドレス部分に生じるアドレス
しか発生しない。これとは逆に、モニタモードに構成さ
れた1つ以上のデバッグチップ、例えばデバッグチップ
110A〜Bは、メモリ制御によるフィルタリングを行
うことなく、ローカルバスのアドレス部分およびローカ
ルバスのデータ部分に接続された関連するデバッグスイ
ッチ136A〜Bを有する。これらラインの活動は、こ
れらチップのアドレス出力ライン160A〜Bによりロ
ジックアナライザ102に与えられる。これらMONI
TORモードのチップ110A〜Bの各々では、ローカ
ルバスアドレスラインは関連するアドレスにより読み出
しおよび書き込みコマンドを表示し続ける。MONIT
ORモードのこれらチップとDUTモードのチップ11
0Cとの違いは、MONITORモードのチップではロ
ーカルアドレス上に存在するアドレスがシステムバスの
アドレス部分146に到達せず、従って、インターフェ
アレンスを除き、システムバスのデータ部分148上で
利用できるデータを制御しないということである。むし
ろその代わりに、データバス上のデータは実際にはマス
ターモードまたはDUTモードに構成されたチップ11
0Cによって得られたアドレスによって実際にデータバ
ス上のデータが決定される。従って、システムバスのア
ドレス部分をマスターし、(従って、システムバスのデ
ータ部分148の内容を決定するように)チップを構成
できるようにすることにより、MONITORモードの
チップの活動がDUTモードのチップの活動をシャドー
化するようにできる。次の図面および明細書では、チッ
プのモードに従属した別の機能について説明する。従っ
て、インタラプトおよびDMAアクセスステートの外部
化、およびいくつかのチップの処理の同期化について開
示する。
【0022】当業者には明らかなように、チップ上の専
用モード選択ピンを用いることなく、モード選択を行う
こともできる。本発明の別の実施例では、チップのデバ
ッグ部品の構成を始動時のチップまたはチップ上に存在
する多重化ピンによって受信されるデータシーケンスに
より行うことができる。
【0023】図2は、図1の実施例を参照してこれまで
説明したデバッグチップ110A〜Cの代表的なチッ
プ、例えばチップ110Cの詳細なブロック図である。
このチップはクロック232Cと、CPU238Cと、
キャッシュコントローラ242Cおよびキャッシュメモ
リ244Cを含むキャッシュシステム240Cと、DM
Aコントローラ248C、DMAアービトレータ250
Cおよび関連するDMAI/Oバッファ252Cを含む
DMAユニット246Cを含む。更にこのチップは図1
を参照してこれまで説明したように、DUTモードまた
はいくつかのMONITORモードのいずれかでチップ
を作動できるようにする次のデバッグ部品を含む。これ
らデバッグ部品としては、インタラプトユニット236
Cを含む第1同期化回路/ユニット234Cと、第2同
期化回路/ユニット230Cと、コーデック132C
と、デバッグスイッチ136Cとがある。このデバッグ
スイッチはチップのアドレスピンを通して外部へ同期お
よび非同期処理ステートを送る。デバッグ部品の各々を
モード入力ピン150Cへ結合する制御接続部を有す
る。各部品の構成はモード入力ピン150C上のモード
信号に応答して変わる。モード信号は各部品をDUTモ
ードまたはいくつかのMONITORモードのいずれか
にする。
【0024】チップ自体はバス280Cを通してネット
ワークインターフェース200に接続され、リセットラ
イン142Aを通してリセットユニット118に接続さ
れ、発振器信号ライン142Bを通して発振器120に
接続され、デバッグバス140を通してコーデック13
2Cおよび関連するシスターチップ、すなわち110A
〜Bに接続され、システムバスのアドレス部分146お
よびデータ部分148を介してメモリ114およびI/
Oユニット116に接続され、モード入力ピン150C
を介し、モード選択バス144に接続され、DMA I
/Oインターフェース254Cを介し、周辺DMAデバ
イスに接続され、最終的に非同期事象バス164を介
し、シスターチップ110A〜Bに接続されるように示
されている。本発明の一実施例では、ネットワークイン
ターフェースはネットワークインターフェースバス28
8Cを介し、チップ110Cに結合しており、このイン
ターフェースバスは例えばIEEE規格802.3のM
IIバスである。
【0025】チップ内ではCPU238Cおよびキャッ
シュシステム240Cがローカルバス130Cに結合さ
れている。キャッシュコントローラ242Cはライトス
ルーおよびコピーバッグを含む多数のキャッシュポリシ
ーのうちのいずれか1つを実行できる。本発明の一実施
例では、チップは関連するI/Oバッファ252Cを備
えたオンボードDMAユニット246Cの別の特徴を提
供し、I/Oバッファ252Cは多数の周辺デバイス
(図示せず)との間でアクセスを行うよう、外部DMA
I/Oインターフェース254Cに結合している。こ
の新規なDMAユニット246Cの更なる細部について
は、米国特許出願第09/160,513号として発明者ジャン・
ベンクツォン、ケニー・ラナーアップ、パー・ザンダー
により1998年10月9日に「DMAユニットによる
改良されたメモリアクセスのための方法およびコンピュ
ータシステム」を発明の名称とする係属中の米国特許出
願に記載されている。この米国特許出願を引用によって
ここに含める。
【0026】クロック232CはCPU238Cだけで
なく第1同期化ユニット234Cおよび第2同期化ユニ
ット230Cにも結合している。第1同期化ユニット2
34Cは信号ライン166C上の外部インタラプト信号
を受け入れ、DMAユニット246Cから信号ライン2
78Cを介し、デバッグバス140上のDMA情報のた
めの時間スロットをリザーブするための入力信号を受け
入れることができる。この第1同期化ユニットは信号ラ
イン274Cを介し、メモリ制御ユニット134Cへ出
力信号を与える。更にこの第1同期化ユニットは信号ラ
イン282Cを通し、CPU238Cへ出力信号を送
り、信号ライン926Cを通してコーデック132Cへ
出力信号を送る。第2同期化ユニット230Cは、I/
Oユニット116から信号ライン164を介し、非同期
入力信号を受信する。この第2同期化ユニットの出力端
はコーデックおよびCPUに結合されており、DMA信
号ライン276Cを介し、コーデック132CにDMA
ユニット246Cが結合されている。
【0027】モード入力ピン150C上のモード信号は
作動時にデバイスがマスター/DUTモードで作動する
のか、またはMONITORモードで作動するのかを判
断する。MONITORモードの場合、モード入力ピン
150Cへの入力信号はデバッグスイッチ136C、第
1同期化ユニット234C、第2同期化ユニット230
Cおよびコーデック132Cのステートを決定する。
【0028】モード入力ピン150C上のモード信号が
マスター/DUTモードに設定されると、第1同期化ユ
ニット234Cおよび第2同期化ユニット230Cは非
同期入力信号例えばインタラプト信号およびDMAアク
セスをを受け入れ、モニタユニット110A〜Bの同期
化を可能にするのに十分な数のクロックサイクルの間、
その入力信号の処理を支援する。この同期化は次の図8
に示されるように実行できる。DUT/マスターモード
では、デバッグスイッチ136Cは従来どおりキャッシ
ュメモリ244Cの書き込みおよび読み出しにしか関係
しないローカルバスのアドレス活動のシステムアドレス
バス部分からアイソレートするように、ローカルアドレ
スバスにデバッグスイッチ136Cが結合される。
【0029】上記のように、チップ110A〜Bは、図
2に示されたチップ110Cと同一である。唯一の違い
は、これら違いのデバッグ部分、例えばコーデック13
2A〜B第1同期化ユニット234Aおよび第2同期化
ユニット230C、およびデバッグスイッチ136A〜
Bがそれらの活動とデバッグスイッチ110Cとの活動
を同期化させるだけでなく、通常は外部に現れない対応
するチップの所定の内部ステートを現すように構成され
ている。これら機能の第1機能、例えばシスターチップ
と同期化する機能は、第1および第2同期化ユニットな
らびにコーデックによって得られる。
【0030】図示した実施例における、主にMONIT
ORモードでは、チップ110A〜Bの内部には多数の
異なるステートがあり、これらはロジックアナライザ1
02による処理を行うためのアドレス出力160A〜B
のいずれかで表示できる(図1参照)。これらステート
にはローカルデータバス300A〜Bまたはローカルア
ドレスバス302A〜Bのうちの所定の1つを、対応す
るデバッグスイッチ136A〜Bに結合することを含
む。これら出力はロジックアナライザによる処理を行う
ために、チップの対応するアドレス出力、例えば160
A/Bで利用できる(図1参照)。従って、マスター/
デバイステストモードに構成されたチップ110Cが完
全な特徴の計算ユニットとしてDUTモードで作動する
間、MONITORモードに構成されたそのシスターチ
ップは同一のプログラムコードを実行し、バスマスター
として構成されたDUTモードのデバッグチップ110
Cに同じ態様で非同期事象に応答することにより、DU
Tモードのチップで実行される処理に関連した内部ステ
ートを露出する。
【0031】本発明では、第1チップはテスト中のデバ
イスとして構成されており、このアドレス出力がどのメ
モリロケーションとの間で読み出し、書き込みを行うか
を制御し、従って、データバス上で、どの時点でどのデ
ータおよび命令を与えるか、という意味でバスマスター
となっている。MONITORモードで作動するように
構成されたシスターチップはマスターモードのチップの
エンドデータアクセス活動をシャドー化し、同じ処理を
これに同期化させて実行する。従って、デバッグ機能専
用の最小の付加的オンボードリアルエステートと、モー
ド入力ピン150A〜Cおよびデバッグバス140に関
連したピンを除き、デバッグ機能を有しない従来のチッ
プのそれに類似するピンアウトとを含むテストおよび製
造に適した単一チップを製造できる。
【0032】図3は、図1に示されたメモリ制御ユニッ
ト134A〜Cの詳細な実施例を示す。メモリ制御ユニ
ットの各々はメモリインターフェースユニット110A
〜Cとデバッグスイッチ136A〜Cとを含む。メモリ
インターフェースユニット310A〜Cの各々は制御バ
ス(図示せず)を通してキャッシュコントローラ242
A〜C、CPU238A〜CおよびDMAユニット24
6A〜Cのうちの対応する1つに結合されている(図2
参照)。ローカルバス側では制御ユニットはローカルバ
スのアドレスバス部分300A〜Cおよびデータバス部
分302A〜Cに結合されている。システムバス側では
制御ユニットはデータライン152A〜Cおよび中間シ
ステムアドレスバス104A〜Cに結合されている。デ
バッグスイッチ136A〜Cの各々はモード入力ピン1
50A〜Cの対応する1つに結合されている。図示され
た実施例では、デバッグスイッチはアドレス出力160
A〜Cを直接ローカルバスに結合するか、またはメモリ
インターフェースユニット310A〜Cからの中間シス
テムアドレスバス304A〜Cを介して間接的にローカ
ルバスに結合する。メモリ制御ユニットに直接結合され
ている時は、チップはキャッシュコントローラ242A
〜Cおよびキャッシュメモリ244A〜Cの任意の時点
における内容によって実行されるキャッシュポリシーに
よって決定されるアドレス出力ライン160A〜Cとロ
ーカルバスのアドレス部分との間が結合されたDUTコ
ンピュータとして働く。これとは異なり、デバッグスイ
ッチ136Cはローカルデータバス300A〜C、ロー
カルアドレスバス302A〜Cまたは信号ライン上のす
べての活動をモニタするように構成できる。本発明の別
の実施例では、内部事象ライン306A〜Cを通して、
例えばCPUまたはキャッシュコントローラのステータ
スもモニタできる(図3参照)。これら出力は対応する
アドレス出力ライン160A〜Cを通して直接得られ
る。
【0033】当業者には明らかとなるように、本明細書
に開示した装置はモード選択可能なデバッグスイッチン
グおよび同期化機能をチップに組み込むことにより、複
雑な集積回路の計算チップの内部ステートを現す。この
デバッグ能力が高められたチップはローカルバスを有す
る必要はない。その代わり、デバッグスイッチは内部信
号ラインおよび/またはモニタの必要なチップ上の部品
にスイッチの入力端を接続するだけでよい。デバッグス
イッチの出力はチップのアドレスラインに接続されてい
る。本発明の一実施例では、同期化回路は共通クロック
のように単純な何かを含むことができる。例えばチップ
によって非同期事象を処理しないような場合には、この
ことは実際的になり得る。チップが非同期事象を取り扱
うような本発明の別の実施例では、図9に示し、説明し
た同期化回路が適当となる。この同期化回路はチップ上
の非同期信号入力端およびピンの数を低減する多重化機
能を備えたデバッグバスに接続される。最後に、デバッ
グスイッチおよび同期化回路の双方は、それ自身がDU
TステートまたはいくつかのMONITORステートの
うちの1つにするよう、チップ上のモードピンにおける
モード信号に応答し得る。上記スイッチを使って多数の
タイプのチップおよびこのチップ上で使用するようにな
っているプログラムコードをデバッグできる。これらチ
ップはデジタル信号プロセッサ、グラフィックスプロセ
ッサ、ビデオプロセッサ、信号プロセッサ、パターンプ
ロセッサ、プログラマブルロジックデバイス、フィール
ドプログラマブルデバイス、マイクロコントローラ....
等を含むが、これらのみに限定されるものではない。M
ONITORモードのいくつかのチップをDUTモード
のチップに結合することにより、MONITORモード
のチップはそのアドレスラインにDUTモードのチップ
の内部処理ステートを出力しながら、DUTモードチッ
プ上で生じる処理を表示することができる。MONIT
ORモードのチップの各々を別のモニタモードに設定す
ることにより、DUTモードチップの2つ以上の内部ス
テートを同時に得ることができる。MONITORモー
ドチップのアドレスラインをロジックアナライザに接続
することにより、内部ステートを詳細に評価できる。
【0034】次に図4を参照すると、デバッグバス14
0は5つのパス(path)しか含まない。これら5つ
のパスのうちの1つであるBCLKは入出力(I/O)
ユニットに接続されたバスを通してシステムバス146
〜148に接続されたI/Oユニットからの外部非同期
信号、例えばDMAリクエスト信号またはウエイト信号
上の同期化情報を送信するための第2同期化回路230
Cによって使用される。外部非同期信号はI/Oユニッ
ト116により第2同期化回路230Cおよびモニタ1
00へ送られる。I/Oユニット116によって発生さ
れる外部インタラプトリクエストは第1同期化回路23
4Cへ送られる。
【0035】他の4つのパスBS0〜BS3はDUTモ
ードのデバッグチップ110Cからモニタ100へのC
PUおよびDMAステータス情報の送信に使用される。
更に、これらデバッグバスパスBS0〜BS3は、対応
するコードが第1同期化回路234Cから発生される場
合、システムリセット動作中にモニタ100とDUTモ
ードデバッグチップ110Cとの上記同期化に使用され
る。
【0036】従って、デジタル的に総計16の異なる4
ビットワードまたはコードを利用できる。本実施例で使
用される10本のDMAチャンネルに対応する下位の1
0個のコード、すなわち論理的に0〜9のコードがDM
Aステータスの送信に使用される。この情報はどのDM
Aチャンネルを受け入れるか、更にいつ読み出しが行わ
れるのか、必要な場合にはどれだけ多くのバイトが受信
に残されているのかを伝える。データはブロック状、本
例では4バイトのブロックで受信され、更にモニタ10
0へDMAステータス情報を送信するための時間により
必要である。従って、I/Oユニットから受信するよう
に残されているデータが8バイト以下であり、かつデー
タのI/Oユニット信号の終了部である場合、その情報
をモニタ100へ送信しなければならない。このステー
タス情報はデバッグバス140を通してアービトレータ
250CからDMAコントローラ248Bへ送信される
だけでなく、DMA信号ライン276Cを通してDMA
コントローラ248Cへも送られる。
【0037】コード10〜15は次のような第1同期化
回路234Cによって発生されるCPUインタラプトス
テータスに対して使用される。 10 外部ベクトル番号を備えたIRQ、NMIなし 11 外部ベクトル番号を備えたIRQおよびNMI 12 IROなし、NMIなし 13 NMI、IRQなし 14 内部ベクトル番号を備えたIRO、NMIなし 15 内部ベクトル番号を備えたIRQおよびNMI
【0038】IRQとはインタラプトリクエストを意味
し、NMIとはノンマスカブルインタラプトを意味す
る。モニタ100に対してDUTモードのデバッグチッ
プ110C内でのインタラプトの取り扱いをアンバラン
スにさせないように、DMAユニット246Cがデバッ
グバス140を使用しようとしている時に、DMAユニ
ット246Cにより、第1同期化回路234Cへ信号が
送信される。この信号により、第1同期化回路234C
はインタラプトステータスをホールドする。DMAユニ
ット246Cによりデバッグバス140が解放されて初
めて、DUTモードのデバッグチップ110Cおよびモ
ニタ100のそれぞれのCPU238C、238A〜B
へ新しいインタラプトステータス情報が送信される。
【0039】オンボードDMAユニット246CはDU
Tのバッファ252C内で同期化され、アービトレータ
250C内で優先順序が決定される。この同期化および
アービトレーションの結果はDMAコントローラ248
Cへ与えられ、更にコーデック132C、デバッグバス
140およびコーデック132A〜Bを介し、DMA制
御ユニット248A〜Bへ送られる。従って、オンボー
ドDMAの動作の制御部分はMONITORモードのチ
ップ110A〜B内でミラー化される。オンボードDM
Aのデータ部分は外部メモリデータバスを通してすべて
のDMAデータを出すことにより処理される。次にこの
データは、MONITORモードのチップに対して利用
できる。
【0040】チップ上に集積化されたキャッシュシステ
ム240Cにかかわらず、DUTモードのデバッグチッ
プ110Cが作動している間、完全なデータ、アドレス
および非同期の事象情報を備えたロジックアナライザを
設けるように、本デバッグシステム98〜100が構成
されているので、後述するように、メモリ制御ユニット
134Cによりメモリアクセスを改善することが可能で
ある。
【0041】図5は、図1〜2に示された性能の高めら
れたデバッグチップのメモリ制御ユニットとメインメモ
リとの間のインターフェースの詳細なハードウェアブロ
ック図である。本発明の一実施例では、メインメモリは
一般にいくつかのDRAM、すなわちダイナミックラン
ダムアクセスメモリを含む。各DRAM550A〜Cは
2つの部分のアドレス(ここで下方部分は列アドレス5
54であり、上方部分552は行アドレスである)によ
ってアドレス指定される、マトリックス状に配置された
メモリエリア556を有する。好ましい実施例では、メ
モリ制御ユニット134A〜Cは更に改良されたメモリ
アクセスを実行し、その後のメモリアクセスは頻繁にそ
の後のアドレスに関係するという事実を活用する。従っ
て、メモリ制御ユニット134Cにはメインメモリ11
4の各DRAM回路550A〜Cのための別個の行アド
レスレジスタ500A〜Cおよび比較ユニット502A
〜Cが設けられている。フルメインメモリアドレスをホ
ールドするメモリ制御ユニット134Cのアドレスバッ
ファ504A〜Cは2つの部分に分割されており、各部
分はそれぞれ別個にメインメモリへボード可能となって
いる。その後のメインメモリアクセスに対し、その後の
メインメモリアドレスの行アドレスは先のアクセスに対
するのと同じであるが、列アドレス部分504Bをロー
ドするだけでよい。このことは、その都度、全アドレス
をロードすること、すなわち最初に行アドレスをロード
し、次に列アドレスをロードすることと比較して時間の
節約となる。行アドレスが先のアドレスと同じであるか
どうかを判断するために、比較ユニットは行アドレス部
分504Aと現在作動中のDRAMの行アドレスレジス
タの内容とを比較する。一致していれば、列アドレス部
分504Bを入力するだけであり、一致していなければ
行アドレスと列アドレスの双方を入力し、同時にレジス
タを更新する。これら2つのバッファ部分504A〜B
はメモリ制御ユニット134A〜Cのデバッグスイッチ
136A〜Cによってシステムバス146〜148に多
重化されている。
【0042】図6は、図1〜2に示された、能力の高め
られたデバッグチップと低速周辺デバイスとの間のイン
ターフェースを示すブロック略図である。特に、低速周
辺ユニット710、主に古いユニットに対しては、外部
再実行ユニット700を利用できる。データ伝送時間が
長くなりすぎる場合、過度に長い時間、システムバス1
46〜148が占有され、これにより別のユニットが時
間にクリティカルなアクセスに従属するという問題が生
じ得る。以下、再実行ユニットと称す再実行ユニット7
00は、かかる低速周辺ユニットにおける読み出しおよ
び書き込み操作時にCPU238Cを補助する。例えば
周辺ユニット710からデータを読み出すと仮定する。
【0043】CPUのアクセスの開始より、この再実行
ユニット700はアドレスバッファ116Bにおいてア
ドレス情報をバッファ化し、タイムアウトを設定し、C
UP238Cへ再実行リクエストを伝える再実行ルーチ
ンを開始する。これによりCUP238Cはバスをリリ
ースさせ、デバッグチップ110C、例えばDMAユニ
ット246C内の他のバスマスターがアクセスできるよ
うにする他のタスクを続ける。一方、再実行ユニット7
00は周辺ユニットと通信する。その後、CPU238
Cが読み出し操作を再び実行する際にタイムアウトが経
過しているか、経過していないかのいずれかになる。タ
イムアウトが経過していれば、CPU238Cは読み出
し操作を続け、経過していなければ、再実行ユニット7
00はCPU238Cへ別の再実行リクエストを送る。
周辺ユニット710へデータを書き込まなければならな
い時、対応するアドレスおよびデータバッファ116B
〜A内のアドレスおよびデータをバッファ化することを
含む対応する工程を実行する。システムバス146〜1
48が他のタスクに対しリリースされる間、再実行ユニ
ット700によりデータの書き込みが続けられる。DU
Tモードのデバッグチップ110Cから再実行ユニット
700へCPUから送られる信号はチップセレクト信
号、読み出し信号および書き込み信号である。
【0044】モニタ100へプログラムの実行がミラー
化することにより、インタラプトの処理は適当な同期化
およびタイミングを得るために処理しなければならない
問題である。この問題は特にいくつかのインタラプトを
同時に処理しなければならない時に生じる。
【0045】従って、次に図7を参照すると、本発明の
別の実施例によればダイナミック優先処理方法が使用さ
れる。図7は、インタラプトユニット236A〜Cの各
々に対応する代表的なユニットを示す(図2参照)。例
えばチップ110CはDUTモードとなっているデバイ
スに限りインタラプトユニットアクティブである。図示
された実施例では、このインタラプトユニットは信号ラ
イン166Cを介し、I/Oユニット116からの非同
期入力信号を受け入れる(図2参照)。これらインタラ
プト信号は、インタラプトマスキング前、またはインタ
ラプトマスキングおよびDUTチップによる信号ライン
274Cを介し、外部メモリデータバスへの処理の後に
得ることができるので、DUTモードのCPU238C
がインタラプト信号を読み出す時に、モニタモードのチ
ップCPU238A〜Bに利用できるようになる。イン
タラプトユニット236Cの優先化された出力850C
は第1同期化ユニット234Cを通過し、この第1同期
化ユニットから出力がコーデック132Cへの入力信号
として与えられる(図2参照)。チップ110A〜Cの
各々は同一のインタラプトユニット236A〜Cを含む
が、DUTモードのチップ110Cだけがインタラプト
ユニットアクティブとなっている。
【0046】インタラプトライン166Cを通していく
つかの個々のインタラプトリクエスト信号が受信され
る。これらラインは第1マスクレジスタ802およびA
NDゲートの第1アレイにより、略図で示された個々の
インタラプトマスクに接続されている。従って、個々の
インタラプト信号の各々は前記第1アレイのそれぞれの
ANDゲート802A〜Mの入力端へ送られ、マスクレ
ジスタ802はANDゲート802A〜Mの各々の他の
入力端に接続されている。それぞれのORゲート804
A〜Nの入力端にはいくつかのインタラプト信号ライン
166Cおよび対応するANDゲートの出力端が接続さ
れている。よって、これらインタラプト信号は信号ライ
ン166Cに対する1つの信号にまとめられる。ORゲ
ート804A〜Nの出力信号は、個々のマスクおよび付
随するANDゲート802A〜Mと同様に配置された、
第2マスクレジスタ806およびANDゲート806A
〜Nの第2アレイによって示されるグループマスクによ
りマスク可能である。
【0047】ANDゲート806A〜Nの第2アレイの
出力端はORゲート808のn個の入力端に接続されて
おり、ORゲート808の出力端は同期化回路234C
を介し、DUTモードのデバッグチップ110CのCP
U238Cおよびコーデック132Cに接続されてお
り、このコーデックでステータスがコード化され、モニ
タ100へ送られる。
【0048】受信されたインタラプト信号を検出し、分
離し、これらの信号の間の優先付けを可能にするため
に、所望する異なるレベルでの読み出しを認める。少な
くともANDゲート804A〜Nの第2アレイの出力信
号を優先ロジックで読み出し、ベクトル番号にコード化
することが好ましい。このベクトル番号はインタラプト
信号の異なる組み合わせに対して異なる。システムバス
146〜148上でベクトル番号は出力される。よって
このベクトル番号はDUTモードのデバッグチップ11
0Cおよびモニタ100の双方に対して利用可能であ
る。従って、このベクトル番号はDUTモードのデバッ
グチップ110Cによって発生されるが、DUTモード
のデバッグチップ110Cとモニタ100の双方によっ
て同じように使用される。これらインタラプト信号は第
1同期化回路234Cを通して伝送される。このベクト
ル番号はインタラプトベクトルをホールドするルックア
ップテーブルのインデックス番号としてCPUによって
使用される。たいていは1つのデバイスインタラプト信
号、すなわち、わずか1つのユニット260C、264
Cからのデバイスインタラプトしかなく、どのインタラ
プトベクトルをフェッチすべきかが明らかである。2つ
以上の同時インタラプト信号がある場合、ベクトル番号
はインタラプト信号の優先順序を決定する優先ルーチン
に対応する。こうしてその順序で異なるインタラプト信
号を処理する。
【0049】従って、1つのインタラプト信号しか存在
しないほとんどのケースでは、高速のインタラプト処理
がなされ、2つ以上のユニットからの複数のインタラプ
ト信号がある場合に限り、より時間のかかる優先順序決
定方法に基づく処理がなされる。処理すべきユニットか
らどんなインタラプト信号が存在するかを正確に決定す
るために、当然、個々のマスク802A〜Nの入力端ま
たは出力端のいずれかの上に信号ラインを検出する可能
性がある。更に、インタラプトリクエストがCPUに達
すると、この信号が内部で発生されるだけでなく、I/
Oデバイスから外部より発生されることがあり、更にマ
スクできないインタラプト信号が生じることもある。
【0050】図8は、図1に示されたMONITORモ
ードチップ110BおよびDUTモードのデバッグチッ
プ110Cの第1および第2同期化ユニットの詳細を示
すハードウェアブロック図である。これらユニットはD
UTモードのデバッグチップおよびMONITORモー
ドのデバッグチップの間における内外非同期事象の同期
化を一般に取り扱う。上記のように各チップはモード入
力ピン150B〜C上の入力信号によって測定されるチ
ップのモードに応じた態様に構成された同一のハードウ
ェアを含む。
【0051】2つのデバッグチップ110B〜Cの部分
ブロック図が示されており、双方のチップの第1および
第2同期化ユニットが示されている。第1デバッグチッ
プの同期化ユニットはチップのモード入力ピン150B
上のモード信号によって設定されるチップ110Bのス
テートに対応するMONITORモードとなっており、
第2デバッグチップの同期化ユニットはチップのモード
入力ピン150C上のモード信号によって設定されるチ
ップ110Cのステートに対応するDUTモードとなっ
ている。
【0052】構造的には双方のチップにおける同期化器
は同一の部品を含むが、上記のようにこれら部品の間の
結合はチップに対するモード設定に応じて変わり得る。
このような理由から、DUTモードおよびMONITO
Rモードの双方における同期化器の各々について説明す
る。添え字Bのついた部品はMONITORモードとな
っているチップ110B内に存在し、添え字Cのついた
部品はDUTモード内のチップ110C内にある。
【0053】第2同期化回路230B〜Cの各々は、ラ
ッチ960B〜Cと変化検出ユニット958B〜Cと、
同期化器950B〜Cとを含む。第1同期化ユニット2
34B〜Cの各々はラッチ902B〜Cと同期化器90
0B〜Cと、インタラプトユニット236B〜Cとを含
む。図には関連するコーデック132B〜C、クロック
232B〜Cおよび対応する接続が示されている。
【0054】第2同期化ユニット 第2同期化ユニットはモード入力ピン150上のモード
選択信号に応答自在な2つのコンフィギュレーションの
1つを採用している。DUTモードに関連する第1コン
フィギュレーションでは、第2同期化ユニット230C
はモニタモードチップとDUTモードチップ110B〜
Cの双方をリンクする非同期信号バス上の非同期信号を
検出する。第2同期化ユニットは信号とDUTクロック
232とを同期化し、この信号をラッチする。次にこの
第2同期化ユニットは非同期信号の受信後に変化なし時
間があるかどうかを判断し、変化なし時間が生じた後に
シスターチップ100Bにイネーブル信号を出力し、こ
のチップを処理のためのチップの内部部品にリリースす
る信号をアンラッチする。DUTモードに対応する第2
コンフィギュレーションでは、第2同期化ユニット23
0Bは非同期信号バス上の非同期信号を検出し、この信
号とMONITORクロック232Bとを同期化し、こ
の信号をラッチする。次に第2同期化ユニットは、シス
ターチップ110Cからのイネーブリング信号の受信時
に、処理するためのチップの内部部品に対し、チップを
リリースする信号をアンラッチする。当業者には明らか
となるように、固定遅延時間、DUTモードおよびMO
NITORモードにおける可変遅延時間、同期化情報だ
けでなく、DUTモードチップにより発生され、MON
ITORモードチップへ送られるラッチイネーブリング
信号の受信に応答する遅延時間を含むラッチを同期化す
るための方法および装置が多数ある。
【0055】第2同期化ユニット230B〜Cのコンフ
ィギュレーションは次のとおりである。双方の同期化ユ
ニットは各ユニットの同期化器950B〜Cに結合した
信号ライン164B〜C(図1参照)を介した非同期バ
ス164からの入力端を有する。このバスでは、内部非
同期事象、例えば外部DMAアクセスおよびウエイトス
テートが受信される。双方の同期化ユニットでは、同期
化器950B〜Cの出力は信号ライン974B〜Cを通
し、変化検出ユニット958B〜Cおよびラッチユニッ
ト960B〜Cの入力端のそれぞれの1つに接続されて
いる。DUTモードのデバッグチップでは、変化検出ユ
ニット958Cの出力端はラッチ960Cのイネーブル
入力端およびデバッグバス140のBCLKラインに結
合されている。MONITORモードのデバッグチップ
110Bでは、変化検出ユニット958Bは不作動であ
り、ラッチ960Bはその代わりにBCLKラインを介
し、そのイネーブル入力信号を受信する。
【0056】作動時に第2同期化ユニット230B〜C
のアクティビティはDUTモードの変化検出ユニット9
58Cによってコーディネートされる。双方のユニット
230B〜Cはそれぞれの信号ライン164B〜Cを通
し、非同期バス164上の非同期DMA信号またはウエ
イトステート信号を受信する。この信号は対応する同期
化器950B〜Cにより、各チップのクロック232B
〜Cに同期化される。本発明の実施例は、こられ同期化
器は1つ以上のフリップフロップから構成される。DU
Tモードのデバッグチップ110Cの変化検出ユニット
958Cが、非アクティビティが続く変化時間を検出す
ると、このユニットは双方のチップの第2同期化ユニッ
トのラッチ960B〜Cのイネーブル入力端にイネーブ
ル信号を出力する。ラッチ960Bに対する信号はデバ
ッグバス140のBCLKラインを通して到達する。従
って、変化ユニット958Cによって発生される共通信
号により、ラッチユニット960C〜Bをトリガーする
ことにより同期化が達成される。それぞれのラッチ96
0B〜Cの出力信号284B〜Cは、CPU238B〜
Cおよびそれぞれのチップ110B〜Cのメモリ制御ユ
ニット134B〜Cへ与えられる。パワーオンおよびウ
エイトステート中のチップの同期化は、非同期バス16
4への接続を介し、DUTモードのチップおよびMON
ITORモードのチップの双方の第2同期化ユニットに
より処理され、非同期バス164を通し、バスパワーオ
ンリセットおよびウエイトステートがこれらチップへ導
入される。これまで説明した同期化装置は第1チップの
クロック232Bと第2チップのクロック232Cとを
同期化するものではなく、これらクロックは実際には互
いにずらすことができることに留意されたい。その代わ
りに、同じクロックサイクルをずらすことができても、
同期化器は外部非同期信号の実行を遅延し、すべてのチ
ップにおける同じクロックサイクルにおけるそれらの処
理を可能にする。
【0057】第1同期化ユニット 第1同期化ユニットはモード入力ピン150上のモード
選択信号に応答自在な2つのコンフィギュレーションの
1つを採用している。DUTモードに関連する第1コン
フィギュレーションでは、第1同期化ユニット234C
は1つ以上の非同期信号を検出し、これら信号をDUT
クロック234Cと同期化し、インタラプトレジスタ内
でこれらの優先順序を決定し、これらをラッチし、コー
デック132Cを介し、そのシスターチップ110Bの
コーデックへ非同期信号に関する同期化情報を送り、適
当な遅延時間後、処理のためのチップの内部部品へラッ
チされた信号をリリースする。MONITORモードに
対応する第2コンフィギュレーションでは、第1同期化
ユニットはコーデック132Bからの同期化情報を受信
し、その情報をラッチし、適当な遅延時間後、第1ラッ
チと同時にラッチされた信号を処理のためのチップの内
部部品にリリースする。当業者には明らかとなるよう
に、固定遅延時間、DUTモードおよびMONITOR
モードにおける可変遅延時間、同期化情報だけでなく、
DUTモードチップにより発生され、MONITORモ
ードチップへ送られるラッチイネーブル信号の受信に応
答する遅延時間を含むラッチを同期化するための方法お
よび装置が多数ある。
【0058】第1同期化ユニット234B〜Cのコンフ
ィギュレーションは次のとおりである。同期化ユニット
234Cは、インタラプトユニット236Cに結合して
いる信号ライン166C(図1参照)を介し、I/Oユ
ニット116の外部インタラプトライン166からの入
力信号を受け入れる。これらインタラプト信号はインタ
ラプトユニット236C内で優先順序が決定され、同期
化ユニット900C内で同期化される。次に、DUTモ
ードのコーデック132Cを介し、同期化情報はバス1
40を通ってモニタモードのチップ110A〜Bへ送ら
れる。同期化器の出力端は、信号ライン942B〜Cを
通し、ラッチ902B〜Cに結合され、信号ライン92
6B〜Cを介し、コーデック132B〜Cへ結合されて
いる。
【0059】DUTモードのデバッグチップ110Cで
は、ラッチ902Cへの入力信号はインタラプトユニッ
ト236Cから同期化器900Cによって与えられる。
これと対照的にMONITORモードのデバッグチップ
110Bでは、同期化器900Bおよびインタラプトユ
ニット236Bはディスエーブルされる。ラッチ902
Bは信号ライン928Bを介し、コーデック132Bか
らの入力信号を受信する。この信号自身はデバッグバス
140を介し、コーデック110Cからコーデック11
0Bへ送られたコード化されたインタラプト情報から生
じたものである。コーデック110Cは信号ライン92
6Cを介し、第2同期化ユニット234Cからその情報
を発生する。本発明の実施例では、DMAユニット24
6Cは信号ライン278Cを介し、デバッグバス140
上のDMA情報に対するタイムスロットをリザーブでき
る。同期化ユニット900Cがライン278C上のリザ
ーブ情報を受信すると、このユニットはDMAユニット
246Cがそのリザーブ信号をリリースするまで、ライ
ン942C上に現在のインタラプトステータスをホール
ドする。MONITORモードチップでは、コーデック
132Bがデバッグバス142上にDMAに関連したコ
ード化された事象を受信する限り、その現在のインタラ
プトステータス出力信号928Bをホールドする。従っ
て、インタラプト信号282Bおよび282C上の変化
は同じクロックサイクルに同期化される。ラッチ902
B〜Cは信号ライン282B〜C上の同期化されたイン
タラプト信号をMONITORモードのデバッグチップ
110BおよびDUTモードのデバッグチップ110C
のCPU238B〜Cのうちの対応する1つに出力す
る。従って、これら出力信号は内容およびタイミングの
点で同一であるので、双方のチップにおけるインタラプ
ト信号の同期的な処理が可能である。
【0060】従って、第1同期化ユニット234B〜C
と、第2同期化ユニット230B〜Cは同様な機能的特
徴を共用する。DUTモードでは同期化ユニットのいず
れかが非同期事象を検出し、これをDUTクロックと同
期化させる。各チップのCPU238、DMAユニット
136およびメモリ制御ユニット134へのこの同期化
された非同期事象の提供は、DUTモードチップによっ
て制御される。DUTモードチップの変化検出ユニット
958Cは第2同期化器のラッチ960B〜Cをいつイ
ネーブルするかを制御する。
【0061】MONITORモードおよびDUTモード
のチップ110B〜Cのそれぞれの第1同期化ユニット
234B〜Cは、第2同期化ユニット230B〜Cに類
似した作動上の機能、例えば同期化およびラッチ機能を
共用する。当業者には明らかとなるように、これら同期
化およびラッチ機能は、記憶および転送回路および簡単
なホールド回路を含む種々の電気的回路を使って実現で
きるが、これら電気的回路はこれら回路のみに限定され
るものではない。
【0062】DUTモードデバイスにおける第1および
第2同期化ユニットはパラレルに独立して作動する。デ
バッグバス140上のDMA情報に対するタイムスロッ
トのリザーブは第1同期化ユニット内全体で処理され
る。
【0063】コード化された事象バス コード化された事象デバッグバス140上ですべての信
号が符号化され、多重化される。コーディングおよび多
重化はDUTモードとなっているコーデック132Cに
よって実行され、デコーディングおよび逆多重化はモニ
タモードとなっているコーデック132A〜Bによって
実行される。このデバッグシステムは次のように作動す
る。電源がオンにされると、附勢されるRESET信号
によりDUTモードのデバッグチップ110cだけでな
くMONITORモードチップ110A〜Bがリセット
される。本発明の一実施例ではRESET信号が附勢さ
れると、MONITORモードチップ110A〜Bはデ
バッグバス140にイネーブル信号に発生し、DUTモ
ードデバッグチップ110Cにそのコーデックのデバッ
グバス140Cをイネーブルにすることを伝える。一
方、DUTモードのデバッグチップ110Cの第2同期
化ユニット230Cはリセット信号RESETを同期化
させる。この後者の機能は上記とは異なり、図示してい
ない専用同期化ユニットによって行ってもよい。次に、
RESETが除勢されると、モニタ100はイネーブル
信号をオフにする。その後、DUTモードのデバッグチ
ップ110Cは同期化されたリセット信号をモニタ10
0へ送り、モニタ100は次にその内部クロックとDU
Tモードのデバッグチップ110Cのクロックとを同期
化させる。本発明の一実施例では、内部クロックでは明
示していないクロック逓倍手段により20MHzの基本
周波数を200MHzまで逓倍することによって内部ク
ロックを発生できる。この逓倍手段はPLL回路を含む
ことができる。
【0064】ロジックアナライザ MONITORモードチップ110A〜Bからロジック
アナライザ102により抽出される情報、例えばローカ
ルバスデータ、ローカルバスアドレスだけでなく、非同
期事象、DMAアクセスおよびインタラプトは、例えば
コンピュータ104に容易に読み取りできるようにディ
スプレイすべきである(図1参照)。本発明の一実施例
では、このロジックアナライザはネットワークを通して
アナライザを遠隔モニタできるようにするネットワーク
接続を含むことができる。更に、情報を提供するための
ウェブサーバーまたはネットワーク106上に表示する
ためのウェブブラウザとしてワークステーションを使用
することもできる。更に、このような構造により、ネッ
トワークを通し、デバッグ方法全体を制御するために汎
用コンピュータ104を使用することが可能となる。従
って、このコンピュータはデバッグ中のプログラムの異
なる部分をテストするようDUTモードのデバッグチッ
プ110Cに異なる刺激を与えるために使用される。こ
のようなアナライザシステムの好ましい解決案により、
通常のロジックアナライザと比較して比較的簡単で安価
なロジックアナライザを使用できるという利点が得られ
る。この理由はデータ処理の主要部分がロジックアナラ
イザ102からコンピュータ104へ切り替えられてい
るからである。データ処理のための適当な一般的ソフト
ウェアおよび結果を表示するための適当な一般的ソフト
ウェアを使用することにより、デバッグ操作のために汎
用コンピュータを容易かつ効率的に使用することが可能
となる。
【0065】以上で本発明の好ましい実施例を参照し、
本発明について詳細に図示し、説明したが、当業者であ
れば本発明の精神および範囲から逸脱することなく、形
態および細部を種々に変更できることが理解できよう。
次にこれらの例について検討する。
【0066】サーキットボードにメモリユニットを組み
込む代わりに、そのサーキットボードでメモリユニット
を設けず、むしろ外部接続可能なメモリユニットを使用
したり、チップ上のキャッシュメモリを除き、メモリを
設けないようにすることも可能である。
【0067】別の変更例は、アナライザ装置に異なるど
の出力信号を与えたいかに応じて、モニタモードの1つ
のチップを設けたり、または3つ以上のチップを設けた
りすることである。
【0068】更に、アドレスおよびデータ信号の他にロ
ジックアナライザに別の信号、例えばCPUのステータ
ス信号、またはCPU、DMAユニット等の内部ステー
トを出力することができる。
【0069】更に別の実施例では、DMAユニットをチ
ップに集積化するのではなく、チップの外部に設けるこ
ともできる。
【0070】本願は、「デバッグ能力が高められたコン
ピュータチップおよび装置」を発明の名称として199
8年5月13日に出願されたスウェーデン特許出願第98
01678-5号に基づく優先権を主張するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】デバッグ能力を備えたチップを利用するテスト
コンフィギュレーションのハードウェアブロック図であ
る。
【図2】図1に示されたチップの詳細なハードウェアブ
ロック図である。
【図3】図1〜2に示されたデバッグチップのローカル
バススイッチ部分の拡張ハードウェアブロック図であ
る。
【図4】図1に示されたデバッグバス140の信号ライ
ンを示す。
【図5】図1〜2に示されたデバッグチップのメモリ制
御ユニットとメインメモリとの間のインターフェースの
詳細なハードウェアブロック図である。
【図6】図1〜2に示されたデバッグチップと低速の周
辺デバイスとの間のインターフェースを示すブロック略
図である。
【図7】図1〜2に示されたデバッグチップ内でのイン
タラプト処理を示すブロック略図である。
【図8】図1に示されたデバッグチップの同期化ユニッ
トを示す。
【符号の説明】
98 コンピュータシステム 100 モニタ 102 ロジックアナライザ 104 コンピュータ 106 ネットワーク 110C チップ 108 パワーオンリセット 120 発振器 112 システムハードウェア 114 メモリ 116 入出力(I/O)ユニット 118 パワーオンリセット 130C ローカルバス130C 132C コーデックユニット 134C メモリ制御ユニット 136C 第1ローカルバスデバッグスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペル ザンデル スウェーデン国 ルンド,レビンゲガタン 3

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの同期化されたユニット
    と、相互接続されたCPUおよびキャッシュシステムと
    が、上部に集積化されたコンピュータチップであり、該
    チップが少なくとも2つの異なる作動モードのうちのい
    ずれかのモードに設定可能であり、第1のモードがDU
    Tモードであり、第2のモードがMONITORモード
    であり、該MONITORモードと前記DUTモードと
    が相補的であり、チップと別の同一のチップとが相補的
    モードにある間、これらチップをパラレルに作動できる
    ようにする信号を送ることができるよう、別の同一のチ
    ップに接続可能なデバッグバスを含み、前記信号が前記
    同期化ユニットによって発生される同期化信号を含むコ
    ンピュータチップ。
  2. 【請求項2】 アドレスバス部分およびデータバス部分
    を含むメモリバスに接続されたメモリコントローラを更
    に含み、前記モニタモードが少なくとも2つの異なるテ
    ストモードを含み、前記メモリコントローラがそれぞれ
    の異なるテストモードに対しアドレスバス部分上に異な
    るタイプのデータを出力できるようにするモード設定回
    路を含む、請求項1記載のコンピュータチップ。
  3. 【請求項3】 前記モード設定回路が多重化回路を含
    み、該多重化回路の出力端がメモリバスのアドレスバス
    部分に接続されており、多重化回路の第1入力端がチッ
    プ内通信のための通信手段内に設けられたアドレスバス
    部分に接続されており、第2入力端が前記通信手段内に
    設けられたデータバス部分に接続されており、前記多重
    化回路が前記テストモードのうちの第1モードにある
    時、前記第1入力端を前記出力端に接続し、前記テスト
    モードの第2モードにある時、前記第2入力端を前記出
    力端に接続する、請求項2記載のコンピュータチップ。
  4. 【請求項4】 デバッグバス上で通信される前記信号が
    更にCPUおよびDMAユニットのステータス情報を更
    に含む、請求項1記載のコンピュータチップ。
  5. 【請求項5】 前記同期化信号がチップにより受信され
    る外部非同期信号に関する同期化情報を搬送する信号お
    よびインタラプトに関する同期化信号を搬送する信号を
    含む、請求項1記載のコンピュータチップ。
  6. 【請求項6】 少なくとも1つの同期化ユニットと、す
    べてが相互に接続されたCPUと、キャッシュシステム
    と、DMAユニットと、メモリコントローラとが上部に
    集積化されたメインチップを含み、該チップが少なくと
    も2つの異なる作動モードのうちのいずれかのモードに
    設定可能であり、第1のモードがDUTモードであり、
    第2のモードがMONITORモードであり、該MON
    ITORモードと前記DUTモードとが相補的であり、
    前記メインチップが相補的なモードとなっている間、コ
    ンピュータ装置と別のコンピュータ装置をパラレルに作
    動させることができる信号を送るための、同一のメイン
    チップを含む別のコンピュータ装置に接続可能なデバッ
    グポートを更に含む、コンピュータ装置。
  7. 【請求項7】 第1コンピュータ装置および第2コンピ
    ュータ装置を含み、これらコンピュータ装置の各々がメ
    インチップを含み、該メインチップが少なくとも1つの
    同期化ユニットと、すべてが相互に接続されたCPU
    と、キャッシュシステムと、DMAユニットと、メモリ
    コントローラとが上部に集積化されたメインチップを含
    み、各チップが少なくとも2つの異なる作動モードのう
    ちの1つのモードに設定可能であり、第1モードがDU
    T作動モードであり、第2モードがMONITORモー
    ドであり、該MONITORモードとDUT作動モード
    とが相補的であり、各コンピュータ装置が更にデバッグ
    ポートを含み、該デバッグポートにより前記第1コンピ
    ュータと第2コンピュータとが相互に接続されており、
    第1コンピュータのメインチップがDUTモードに設定
    され、第2コンピュータのメインチップがMONITO
    Rモードに設定されており、第1コンピュータがこの第
    1コンピュータ装置のメモリコントローラから引き出さ
    れた第1メモリバスを含み、第2コンピュータ装置のメ
    モリコントローラが第2コンピュータのメモリコントロ
    ーラから引き出された第2メモリバスを通して少なくと
    も部分的に第1メモリに接続されているデバッグシステ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記第2メモリバスのアドレスバス部分
    に接続されたロジカルアナライザを更に含む、請求項7
    記載のデバッグシステム。
  9. 【請求項9】 前記ロジカルアナライザがオペレータの
    コンピュータのウェブサーバーに接続可能なネットワー
    クインターフェースを有する、請求項8記載のデバッグ
    システム。
  10. 【請求項10】 前記第2コンピュータが他のチップに
    同一であり、MONITORモードに設定される少なく
    とも1つの別のチップを含み、前記ロジカルアナライザ
    が前記別のチップのメモリコントローラから引き出され
    た別のメモリのアドレスバス部分に接続されており、M
    ONITORモードが少なくとも2つの異なるテストモ
    ードを含み、前記少なくとも2つのMONITORモー
    ドのチップが異なるテストモードに設定されており、そ
    れぞれのアドレスバス部分に異なる情報を出力する、請
    求項8記載のデバッグシステム。
  11. 【請求項11】 チップおよびアドレスピン、データピ
    ンおよびチップとインターフェースするためのクロック
    ピン上で処理を実行するよう、相互に結合された内部部
    品を含む集積回路チップに組み込むためのデバッグ回路
    であって、 該デバッグ回路が、入力端、出力端および制御接続部を
    備えたデバッグスイッチを含み、前記入力端が前記内部
    部品の所定の部品に結合されており、前記出力端がアド
    レスピンに接続されており、前記制御接続部がチップと
    インターフェースするためのモード選択ピンに結合され
    ており、該デバッグスイッチがアドレスピンにてチップ
    上の処理をモニタできるよう、入力端のうちの1つを出
    力端に結合するよう、モード選択ピン上のモード信号に
    応答自在であるデバッグ回路。
  12. 【請求項12】 入力端、出力端および制御接続部を備
    えた同期化回路を更に備え、前記制御接続部が前記モー
    ド選択ピンに結合され、前記入力端が非同期信号ソース
    に結合され、前記出力端が内部部品のうちの少なくとも
    1つに結合されており、前記同期化回路が第1コンフィ
    ギュレーションを採用するように、モード選択ピンにお
    ける第1モード選択信号に応答自在であり、前記第1コ
    ンフィギュレーションにおいて、信号ソースからの前記
    非同期信号をラッチし、入力端における信号変化がない
    時間中、デバッグバスにイネーブル信号を出力し、処理
    のためのチップの内部部品に前記非同期信号をリリース
    するよう、該非同期信号をアンラッチするようになって
    いる、請求項11記載のデバッグ回路。
  13. 【請求項13】 入力端、出力端および制御接続部を備
    えた同期化回路を更に備え、前記制御接続部が前記モー
    ド選択ピンに結合され、前記入力端が非同期信号ソース
    に結合され、前記出力端が内部部品のうちの少なくとも
    1つに結合されており、前記同期化回路が第2コンフィ
    ギュレーションを採用するように、モード選択ピンにお
    ける第2モード選択信号に応答自在であり、前記第2コ
    ンフィギュレーションにおいて、信号ソースからの前記
    非同期信号をラッチし、デバッグバスにおけるイネーブ
    ル信号に応答し、処理のためのチップの内部部品に前記
    非同期信号をリリースするよう、該非同期信号をアンラ
    ッチするようになっている、請求項12記載のデバッグ
    回路。
  14. 【請求項14】 入力端、出力端および制御接続部を備
    えた同期化回路を更に備え、前記制御接続部が前記モー
    ド選択ピンに結合され、前記入力端が非同期信号ソース
    に結合され、前記出力端が内部部品のうちの少なくとも
    1つに結合されており、前記同期化回路が第1コンフィ
    ギュレーションを採用するように、モード選択ピンにお
    ける第1モード選択信号に応答自在であり、前記第1コ
    ンフィギュレーションにおいて、信号ソースからの前記
    非同期信号をラッチし、デバッグバスにおける非同期信
    号に対応するコード化された信号を出力し、処理のため
    のチップの内部部品に前記非同期信号をリリースするよ
    う、該非同期信号をアンラッチするようになっている、
    請求項11記載のデバッグ回路。
  15. 【請求項15】 入力端、出力端および制御接続部を備
    えた同期化回路を更に備え、前記制御接続部が前記モー
    ド選択ピンに結合され、前記入力端が非同期信号ソース
    に結合され、前記出力端が内部部品のうちの少なくとも
    1つに結合されており、前記同期化回路が第2コンフィ
    ギュレーションを採用するように、第2モード選択信号
    に応答自在であり、前記第2コンフィギュレーションに
    おいて、デバッグバスのコード化された信号を受信し、
    このコード化された信号をデコードし、デコードされた
    信号をラッチし、所定の遅延時間後、処理するためのチ
    ップの内部部品にデコードされた信号をリリースするよ
    う、デコードされた信号をアンラッチするようになって
    いる、請求項14記載のデバッグ回路。
  16. 【請求項16】 集積回路チップ上の内部部品がデータ
    と、デジタル信号と、グラフィック信号、ビデオ信号、
    オーディオ信号、パターン認識信号およびプログラマブ
    ルロジックから成る処理の群のうちの少なくとも1つを
    実行する、請求項11記載のデバッグチップ。
  17. 【請求項17】 プロセッサと、キャッシュメモリと、
    メモリコントローラユニットと、チップおよびアドレス
    ピン、データピンおよび前記チップとインターフェース
    するためのクロックピン上で処理を実行するよう前記プ
    ロセッサ、前記キャッシュメモリおよび前記メモリコン
    トローラユニットを互いに結合するローカルバスとを含
    む集積回路チップに組み込むためのデバッグ回路であっ
    て、 入力端、出力端および制御接続部を備えたデバッグスイ
    ッチを含み、前記入力端が前記メモリコントローラユニ
    ット、前記ローカルバスのデータ部分および前記ローカ
    ルバスのアドレス部分に結合されており、出力端がアド
    レスピンに接続されており、前記制御接続部が前記チッ
    プとインターフェースするためのモード選択ピンに結合
    されており、該デバッグスイッチがモード選択ピン上の
    モード信号に応答し、入力端のうちの1つを出力端に結
    合し、アドレスピンにおいてチップ上の処理をモニタす
    るようになっているデバッグ回路。
  18. 【請求項18】 プログラムコードの実行中にチップの
    内部ステートをモニタするためのテスト装置であって、 アドレスピンおよびデータピンを備え、プログラムコー
    ドを記憶するのに適したアドレス指定可能なメモリと、 同一の第1チップおよび第2チップを含み、各チップが
    その上で処理を実行するよう、互いに結合された内部部
    品と、アドレスピンおよびデータピンを含む、各チップ
    とインターフェースするためのピンと、前記アドレスピ
    ンに2つの入力端のいずれかを結合するためのデバッグ
    スイッチを含み、第1チップのアドレスピンが内部部品
    のうちのアドレス発生部品に前記デバッグスイッチを介
    して結合されており、前記第2チップのアドレスピンが
    内部部品の別の部品に関連する処理をモニタするよう、
    内部部品の別の部品に前記デバッグスイッチを介して結
    合されており、 アドレス部分およびデータ部分を含み、前記アドレス部
    分が前記第1チップおよび前記アドレス指定可能なメモ
    リの前記アドレスピンに結合されており、データ部分が
    前記第1チップ、前記第2チップおよび前記アドレス指
    定可能なメモリのデータピンに結合されているシステム
    バスを更に含むテスト装置。
  19. 【請求項19】 前記第1チップ上のプログラムコード
    の実行と、前記第2チップ上のプログラムコードの実行
    とを同期化させるための手段を更に含む、請求項18記
    載のテスト装置。
  20. 【請求項20】 前記第2チップの前記アドレスピンを
    モニタし、前記内部部品の別の部分に関連した処理をモ
    ニタするための手段を更に含む、請求項18記載のテス
    ト装置。
  21. 【請求項21】 前記第1チップおよび前記第2チップ
    の対応する前記デバッグスイッチが、前記第1チップお
    よび前記第2チップの対応するチップの前記アドレスピ
    ンを前記内部部品の前記アドレス発生部品に結合するよ
    う、モード選択ピン上の第1モード信号に応答自在であ
    り、前記第2チップの前記アドレスピンを内部部品の別
    の部品に結合し、前記アドレスピンにおいてチップ上の
    処理をモニタするよう、前記モード選択ピン上の第2モ
    ード信号に応答自在である、請求項18記載のテスト装
    置。
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