JP2000010773A - プログラム実行管理方法及びプログラム実行管理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

プログラム実行管理方法及びプログラム実行管理プログラムを記録した記録媒体

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JP2000010773A
JP2000010773A JP17559498A JP17559498A JP2000010773A JP 2000010773 A JP2000010773 A JP 2000010773A JP 17559498 A JP17559498 A JP 17559498A JP 17559498 A JP17559498 A JP 17559498A JP 2000010773 A JP2000010773 A JP 2000010773A
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Makoto Kondo
近藤  誠
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Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータに実装されたプログラムの実行
に関するセキュリティをより高める。 【解決手段】 プログラム別にそのプログラムの実行を
許容するユーザのユーザ識別情報を登録した実行管理フ
ァイル53と、ユーザ別に当該コンピュータの利用を許
容する時間帯を設定したスケジュールファイル54を設
ける。プロセッサ部1は、プログラムの実行が要求され
るとプログラム実行管理プログラム11を起動し、ユー
ザ識別情報が入力されると当該プログラムの実行を許容
するユーザのユーザ識別情報に一致するか判断する。そ
して、一致する場合には当該ユーザのコンピュータ利用
許容時間帯内か否かを判断し、許容時間帯内であるとき
のみ当該プログラムを起動する。許容時間帯外であると
きには起動しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータに実
装されたアプリケーションソフト等のプログラムの実行
を許容するか否かを管理するプログラム実行管理方法及
びプログラム実行管理プログラムを記録した記録媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、企業内に設置されたオフィスコ
ンピュータには、その企業の販売管理に関するデータや
経理,財務に関するデータ等の重要なデータが保存され
ている。このため、これらの重要なデータをアクセスす
るアプリケーションソフトは、経理担当者や財務担当者
等の特定のユーザしか使用できないようにセキュリティ
を持たせる必要があった。
【0003】そこで従来は、特定のアプリケーションソ
フトについては起動時にユーザ名とパスワードの入力を
要求し、予め登録されたものと一致するユーザ名及びパ
スワードが入力された場合にそのアプリケーションソフ
トを起動させるようにしてセキュリティを持たせてい
た。また、ユーザ名とパスワードが入力されると、アプ
リケーションソフトの起動有無にかかわらずそのアプリ
ケーションソフト名とともに入力されたユーザ名とパス
ワードを順次ログファイルに格納して、アプリケーショ
ンソフトの起動履歴情報を保存するようになっていた。
このため、ログファイルの内容を参照することによっ
て、誰がいつ何のアプリケーションソフトを起動しよう
としたのかを確認できるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プログラム実行管理方法においては、入力されたユーザ
名とパスワードが予め登録されたものと一致しているか
否かをチェックするだけだったので、そのユーザ名に該
当するユーザが不在のときでも、ユーザ名とパスワード
さえ知っていれば、特定のアプリケーションソフトを起
動させることができた。
【0005】また、誰がいつ何のアプリケーションソフ
トを起動しようとしたのかを確認することは可能であっ
たが、そのためにはログファイルを開いて確認しなけれ
ばならない手間があった。しかも、ログファイルにはア
プリケーションソフトの起動有無にかかわらずユーザ名
とパスワードの入力履歴情報が格納されていたので、情
報量が膨大であり、不正なアクセスを発見するのが困難
であった。
【0006】そこで、本発明の第1の目的は、コンピュ
ータに実装されたプログラムの実行に関するセキュリテ
ィをより高めたプログラム実行管理方法を提供しようと
するものである。また、本発明の第2の目的は、予め登
録されたユーザ以外のユーザによる不正なプログラムの
アクセスを容易に発見できるプログラム実行管理方法を
提供しようとするものである。また、本発明の第3の目
的は、コンピュータに読取らせることによって、そのコ
ンピュータに実装されたプログラムの実行に関するセキ
ュリティをより高めることができるプログラム実行管理
プログラムを記録した記録媒体を提供しようとするもの
である。また、本発明の第4の目的は、コンピュータに
読取らせることによって、予め登録されたユーザ以外の
ユーザによる不正なプログラムのアクセスを容易に発見
できるようになるプログラム実行管理プログラムを記録
した記録媒体を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願請求項1記載の発明
は、上記第1の目的を達成するために、予めプログラム
別にそのプログラムの実行を許容するユーザのユーザ識
別情報を登録するとともに、ユーザ別に当該コンピュー
タの利用を許容する時間帯を設定し、プログラムの実行
が要求されると、先ず、ユーザ識別情報の入力を要求
し、ユーザ識別情報が入力されると当該プログラムの実
行を許容するユーザのユーザ識別情報に一致するか否か
を判断し、一致する場合には入力されたユーザ識別情報
で識別されるユーザのコンピュータ利用許容時間帯内か
否かを判断し、許容時間帯内であれば当該プログラムを
起動し、入力されたユーザ識別情報が当該プログラムの
実行を許容するユーザのユーザ識別情報に一致しない場
合及び一致してもその入力されたユーザ識別情報で識別
されるユーザの利用許容時間帯外である場合には当該プ
ログラムを起動しないようにしたプログラム実行管理方
法である。また、本願請求項2記載の発明は、上記第2
の目的を達成するために、予めプログラム別にそのプロ
グラムの実行を許容するユーザのユーザ識別情報を登録
し、カラーディスプレイ上に表示されたアイコンの指定
操作によりそのアイコンに対応したプログラムの実行が
要求されると、先ず、ユーザ識別情報の入力を要求し、
ユーザ識別情報が入力されると当該プログラムの実行を
許容するユーザのユーザ識別情報に一致するか否かを判
断し、一致する場合には当該プログラムを起動し、一致
しない場合には当該プログラムを起動しないとともに当
該プログラムに対応するアイコンの表示色をユーザ識別
情報の誤入力回数に応じて変化させるようにしたプログ
ラム実行管理方法である。また、本願請求項3記載の発
明は、上記第3の目的を達成するために、予めプログラ
ム別にそのプログラムの実行を許容するユーザのユーザ
識別情報が登録されるとともに、ユーザ別に当該コンピ
ュータの利用を許容する時間帯が設定されたコンピュー
タに対し、プログラムの実行が要求されると、先ず、ユ
ーザ識別情報の入力を要求し、ユーザ識別情報が入力さ
れると当該プログラムの実行を許容するユーザのユーザ
識別情報に一致するか否かを判断し、一致する場合には
入力されたユーザ識別情報で識別されるユーザのコンピ
ュータ利用許容時間帯内か否かを判断し、許容時間帯内
であれば当該プログラムを起動し、入力されたユーザ識
別情報が当該プログラムの実行を許容するユーザのユー
ザ識別情報に一致しない場合及び一致してもその入力さ
れたユーザ識別情報で識別されるユーザの利用許容時間
帯外である場合には当該プログラムを起動しないように
動作させるプログラム実行管理プログラムを記録した記
録媒体である。また、本願請求項4記載の発明は、上記
第4の目的を達成するために、予めプログラム別にその
プログラムの実行を許容するユーザのユーザ識別情報が
登録されたコンピュータに対し、アイコンの指定操作に
よりそのアイコンに対応したプログラムの実行が要求さ
れると、先ず、ユーザ識別情報の入力を要求し、ユーザ
識別情報が入力されると当該プログラムの実行を許容す
るユーザのユーザ識別情報に一致するか否かを判断し、
一致する場合には当該プログラムを起動し、一致しない
場合には当該プログラムを起動しないとともに当該プロ
グラムに対応するアイコンの表示色をユーザ識別情報の
誤入力回数に応じて変化させるように動作させるプログ
ラム実行管理プログラムを記録した記録媒体である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本願請求項1乃至4の各発
明に対応した一実施の形態を図面を用いて説明する。図
1は同実施の形態であるコンピュータの要部構成を示す
ブロック図である。このコンピュータは、CPU(Cent
ral Processing Unit )を主体としたプロセッサ部1、
ROM(Read Only Memoly),RAM(Random Access
Memoly)などのメモリ部2、日付及び時刻を計時するI
C(Integrated Circuit)からなる時計部3、LAN
(Local Area Network)等のネットワークを介して接続
された他のコンピュータとのデータ通信を制御する通信
制御部4、HDD(Hard Disc Drive )装置などの補助
記憶部5及びデバイス制御部6を備えている。
【0009】デバイス制御部6には、キーボード,マウ
スなどの入力装置7と、カラーCRT(Cathode-ray Tu
be)ディスプレイなどの表示装置8と、フロッピーディ
スクやCD(Compact Disc)ROM等のコンピュータ読
取り可能な記録媒体9に記録された情報を読取る媒体読
取装置10とを接続している。
【0010】補助記憶部5には、各種のアプリケーショ
ンソフト等のプログラムを保存したプログラムファイル
51、各種のアイコンデータを保存したアイコンファイ
ル52の他に、実行管理ファイル53,スケジュールフ
ァイル54及び管理ログファイル55を記憶している。
【0011】実行管理ファイル53は、図2に示すよう
に、各種アプリケーションソフトの識別情報であるソフ
ト名(APL名)別に、そのアプリケーションソフトに
対応するアイコンデータのIDコード(アイコンコー
ド)と、そのアプリケーションソフトが特定のユーザの
みに実行を許容する実行管理対象か否かを識別する属性
フラグ(1:管理対象,0:管理対象外)と、実行管理
対象のアプリケーションソフトの実行要求に際して誤り
操作された回数を計数する誤りカウンタNと、実行管理
対象のアプリケーションソフトの実行を許容するユーザ
のユーザ識別情報であるユーザ名及びパスワードとを記
憶するファイルである。
【0012】スケジュールファイル54は、各ユーザの
ユーザ名別に、そのユーザが当該コンピュータの利用を
許容する時間帯(開始時刻〜終了時刻)を記憶するファ
イルである。
【0013】管理ログファイル55は、実行管理対象の
アプリケーションソフトの実行を失敗した履歴を蓄積保
存するファイルであって、図4に示すように、実行を失
敗したアプリケーションソフトのソフト名,日時、ユー
ザ名,パスワード及びそのアプリケーションソフトの誤
りカウンタNのカウント値を履歴情報として蓄積保存す
る。
【0014】かかる構成のコンピュータに対し、本実施
の形態では、予め実行管理ファイル53に各アプリケー
ションソフトのソフト名別にアイコンコードを設定して
おく。また、実行管理対象のアプリケーションソフトに
ついては、属性フラグを「1」にセットするとともに、
そのアプリケーションソフトの実行を許容するユーザ
(一人でも複数でもよい)のユーザ名及びパスワードを
登録しておく。なお、誤りカウンタNは初期値が「0」
である。さらに、予めスケジュールファイル54に、例
えば各ユーザの勤務時間帯に応じて、ユーザ別に許容時
間帯の開始時刻と終了時刻とを設定しておく。
【0015】しかして、記録媒体9に記録されたプログ
ラム実行管理プログラム11を媒体読取装置10を介し
て読取らせることによって、本実施の形態のコンピュー
タが本発明のプログラム実行管理機能を実現するものと
なっている。具体的には、本実施の形態のコンピュータ
は、電源投入等により立ち上がり、オペレーティングシ
ステムの管理下でプログラムファイル51の各アプリケ
ーションソフトの実行が可能な状態になると、その各ア
プリケーションソフトに対応したアイコンを表示装置8
の初期メニュー画面に表示する。なお、各アプリケーシ
ョンソフトに対応した各アイコンの色は、それぞれ対応
するアプリケーションソフトの誤りカウンタNが「0」
のときには青色で表示し、「1」のときには黄色で表示
し、「2」のときには赤色で表示し、「3」以上のとき
には白黒で表示する。
【0016】この状態で、入力装置7を介して画面上の
アイコンが指定操作されると、プロセッサ部1は、その
指定操作されたアイコンに対応するアプリケーションソ
フトの実行が要求されたと判断して、図5の流れ図に示
すプログラム実行管理プログラム11による処理を開始
する。先ず、ST(ステップ)1として実行要求があっ
たアプリケーションソフトのアプリ名で実行管理ファイ
ル53を検索して、該当アプリ名に対応する属性フラグ
を調べる。ここで、属性フラグが「0」にリセットされ
ていた場合には、実行要求があったアプリケーションソ
フトは管理対象外であると判断し(ST2のNO)、そ
のアプリケーションソフトを起動して、このプログラム
実行管理プログラム11による処理を終了する。
【0017】これに対し、属性フラグが「1」にセット
されていた場合には、実行要求があったアプリケーショ
ンソフトは管理対象であると判断し(ST2のYE
S)、ST3として表示装置8の初期メニュー画面にユ
ーザ名の入力を要求するメッセージを表示させる。この
状態で、入力装置7を介してユーザ名が入力されると
(ST4のYES)、ST5としてその入力されたユー
ザ名が実行管理ファイル53に当該アプリケーションソ
フトのソフト名に対応して登録されているか否かを判断
する。ここで、登録されていない場合には、後述するア
イコン色変更処理ルーチンを行った後、ST4に戻っ
て、ユーザ名が再入力されるのを待機する。
【0018】ST5にて入力されたユーザ名が実行管理
ファイル53に当該アプリケーションソフトのソフト名
に対応して登録されている場合には、ST6として表示
装置8の初期メニュー画面にパスワードの入力を要求す
るメッセージを表示させる。この状態で、入力装置7を
介してパスワードが入力されると(ST7のYES)、
ST8としてその入力されたパスワードがST4で入力
されたユーザ名に対応して実行管理ファイル53に登録
されていたパスワードと一致するか否かを判断する。こ
こで、パスワードが一致しない場合には、後述するアイ
コン色変更処理ルーチンを行った後、ST7に戻って、
パスワードが再入力されるのを待機する。
【0019】ST8にてパスワードが一致した場合に
は、ST9としてスケジュールファイル54からST4
で入力されたユーザ名に対応する許容時間帯を読出し、
時計部3にて計時されている現時刻がその許容時間帯内
か否かをチェックする。そして、許容時間帯内であれば
(ST10のYES)、当該アプリケーションソフトを
起動して、このプログラム実行管理プログラム11によ
る処理を終了する。これに対し、許容時間帯外の場合に
は、後述するアイコン色変更処理ルーチンを行って、当
該アプリケーションソフトを起動することなくこのプロ
グラム実行管理プログラム11による処理を終了する。
【0020】なお、ST4のユーザ名入力待機状態及び
ST7のパスワード入力待機状態において、入力装置7
を介してキャンセル操作が行われると、その時点でこの
プログラム実行管理プログラム11による処理を終了す
るものとなっている。
【0021】図6にアイコン色変更処理ルーチンの処理
手順を具体的に示す。すなわち、このアイコン色変更処
理ルーチンに入ると、先ず、実行要求があったアプリケ
ーションソフトのアプリ名で実行管理ファイル53を検
索して、該当アプリ名に対応する誤りカウンタNを+1
だけカウントアップする。次に、その誤りカウンタNの
カウント値を調べる。そして、カウント値が「1」の場
合には、表示装置8の初期メニュー画面に表示されてい
る当該アプリケーションソフトに対応するアイコンの色
を青色から黄色に変更する。また、カウント値が「2」
の場合には、同アイコンの色を黄色から赤色に変更す
る。さらに、カウント値が「3」の場合には、同アイコ
ンの色を赤色から白黒に変更する。なお、カウント値が
「4」以上の場合には、同アイコンの色は既に白黒なの
で変更しない。最後に、実行失敗の履歴情報として、当
該アプリケーションソフトのソフト名,時計部3にて計
時されている現日時,入力されたユーザ識別情報(ユー
ザ名不一致の場合にはユーザ名のみ、パスワード不一致
の場合にはユーザ名とパスワード)及び当該アプリケー
ションソフトの誤りカウンタNの現在値を管理ログファ
イル55に書込んで、このアイコン色変更処理ルーチン
を抜ける。
【0022】このように本実施の形態においては、予め
コンピュータに実装された各種のアプリケーションソフ
トのうち特定のユーザのみに実行を許容する実行管理対
象のソフトについては、そのソフト別に実行を許容する
ユーザのユーザ名とパスワードとを登録するとともに、
ユーザ別に当該コンピュータの利用を許容する時間帯を
設定している。そして、表示装置8に表示されたアイコ
ンの指定操作によりアプリケーションソフトの実行が要
求されると、先ず、当該アプリケーションソフトが実行
管理対象か否かを判断し、実行管理対象であればユーザ
名の入力を要求する。そして、ユーザ名が入力されたな
らば、当該アプリケーションソフトの実行を許容するユ
ーザとして登録されているユーザ名と一致するか否かを
判断し、一致する場合には、次にパスワードの入力を要
求する。そして、パスワードが入力されたならば、前に
入力されたユーザ名に対応するパスワードと一致するか
否かを判断し、一致する場合には、次に当該ユーザ名で
識別されるユーザのコンピュータ利用許容時間帯内か否
かを判断する。そして、許容時間帯内であれば当該アプ
リケーションソフトを起動する。これに対し、入力され
たユーザ名やパスワードが登録されていたものと一致し
なかったり、一致しても該当ユーザのコンピュータ利用
許容時間帯外であった場合には、当該アプリケーション
プログラムを起動しないようにしている。
【0023】したがって、実行要求されたアプリケーシ
ョンソフトに対して、入力されたユーザ名とパスワード
が予め登録されていた場合でも、そのユーザ名に該当す
るユーザの利用が許容されていない時間帯では当該アプ
リケーションソフトを起動できないので、たとえ実行が
許容されたユーザのユーザ名とパスワードが知れ渡って
も、そのユーザが不在の時間帯には特定のアプリケーシ
ョンソフトを起動できなくなる。その結果、重要なアプ
リケーションソフトの不正実行を未然に防止できる効果
を奏する。
【0024】また、本実施の形態においては、カラーデ
ィスプレイからなる表示装置8に各アプリケーションソ
フトのアイコンをそのアプリケーションソフト毎の誤り
カウンタNの値に応じた色で表示するようにしている。
例えば、各アプリケーションソフトの誤りカウンタNが
全て「0」のときには、アイコンは、皆、青色で表示さ
れている。この状態で、実行管理対象のアプリケーショ
ンソフトを不正に使用しようとしてそのアプリケーショ
ンソフトのアイコンを指定操作し、誤ったユーザ名を1
回入力すると、そのアプリケーションソフトの誤りカウ
ンタNが「1」となり、そのアプリケーションソフトの
アイコンの色が青から黄に変わる。続いて、再度誤った
ユーザ名を1回入力すると、そのアプリケーションソフ
トの誤りカウンタNが「2」となってアイコンの色が黄
から赤に変わり、さらに誤ったユーザ名を1回入力する
と、そのアプリケーションソフトの誤りカウンタNが
「3」となってアイコンの色が赤から白黒に変わる。ま
た、たとえユーザ名が合っていてもパスワードを知らず
に不正操作しようとすると、パスワードを誤る毎にアイ
コンの色が同様に変化する。
【0025】このように本実施の形態によれば、実行管
理対象のアプリケーションソフトの実行要求の際に誤っ
たユーザ名やパスワードが入力されると、そのアプリケ
ーションソフトのアイコンの色が順次変化するので、実
行要求を行ったユーザに対して不正な操作であることを
知らしめることができ、不正防止の効果に役立つ。
【0026】また、誤ったユーザ名やパスワードが入力
されたアプリケーションソフトのアイコンは、そのアプ
リケーションソフトの誤りカウンタNを人為的にリセッ
トしない限りカウンタNの値に応じた色でいつでも表示
されるので、予め登録されたユーザ以外のユーザによる
不正なアプリケーションソフトのアクセス有無のみなら
ず、その回数までも管理ログファイル55を参照するこ
となく容易に判断することができる。
【0027】なお、本発明は前記一実施の形態に限定さ
れるものではない。例えば前記一実施の形態では、実行
管理対象のアプリケーションソフトと実行管理対象外の
アプリケーションソフトとが混在しているコンピュータ
に本発明を適用する場合を説明したが、各アプリケーシ
ョンソフトを含む全プログラムを実行管理対象とするコ
ンピュータに本発明を適用することも可能である。この
場合、実行管理ファイル53から属性フラグを省略して
もよい。
【0028】また、本発明は単体のコンピュータに適用
するのでなく、サーバコンピュータとクライアントコン
ピュータとをネットワーク接続してなるサーバ・クライ
アントモデルのコンピュータシステムにも適用できるも
のである。すなわち、サーバコンピュータに実行管理フ
ァイル53及びスケジュールファイル54を設けるとと
もに、プログラム実行管理プログラム11を実装する。
実行管理ファイル53にはサーバコンピュータのみなら
ずクライアントコンピュータで実行されるプログラムに
関するデータも登録しておく。スケジュールファイル5
4には各コンピュータを操作する全ユーザのスケジュー
ルを登録しておく。そして、クライアントコンピュータ
においてプログラムの実行が要求されると、クライアン
トコンピュータがサーバコンピュータにネットワークを
介して問合わせを行い、サーバコンピュータはプログラ
ム実行管理プログラム11を実行してそのプログラムの
実行可否を判断してクライアントコンピュータに応答す
るように構成する。こうすることにより、本発明はサー
バ・クライアントモデルのコンピュータシステムにも適
用することができる。
【0029】また、前記一実施の形態ではプログラム実
行要求の際に入力するユーザ識別情報としてユーザ名と
パスワードの両方を用いたが、いずれか一方であっても
よい。なお、パスワードのみとした場合には、そのパス
ワードとユーザ名とをリンクするテーブルを設け、パス
ワードが入力された場合にテーブルからそのパスワード
にリンクしたユーザ名を取得し、そのユーザ名で識別さ
れるユーザのスケジュールチェックを行うようにすれば
よい。この他、誤りカウンタNの値とアイコンの色との
対応関係など、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変
形実施可能であるのは勿論である。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように本願請求項1記載の
発明によれば、コンピュータに実装されたプログラムの
実行に関するセキュリティをより高めたプログラム実行
管理方法を提供できる。また、本願請求項2記載の発明
によれば、予め登録されたユーザ以外のユーザによる不
正なプログラムのアクセスを容易に発見できる上、不正
防止にも役立つプログラム実行管理方法を提供できる。
また、本願請求項3記載の発明によれば、コンピュータ
に読取らせることによって、そのコンピュータに実装さ
れたプログラムの実行に関するセキュリティをより高め
ることができるプログラム実行管理プログラムを記録し
た記録媒体を提供できる。また、本願請求項4記載の発
明によれば、コンピュータに読取らせることによって、
予め登録されたユーザ以外のユーザによる不正なプログ
ラムのアクセスを容易に発見できるようになり、不正防
止にも役立つプログラム実行管理プログラムを記録した
記録媒体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態であるコンピュータの
要部構成を示すブロック図。
【図2】 図1に示す実行管理ファイルの詳細図。
【図3】 図1に示すスケジュールファイルの詳細図。
【図4】 図1に示す管理ログファイルの詳細図。
【図5】 図1に示すプロセッサ部がプログラム実行管
理プログラムに従い実行する処理の手順を示す流れ図。
【図6】 図5に示すアイコン色変更処理の手順を具体
的に示す流れ図。
【符号の説明】
1…プロセッサ部 2…メモリ部 3…時計部 4…通信制御部 5…補助記憶部 6…デバイス制御部 7…入力装置 8…出力装置 9…記録媒体 10…媒体読取装置 11…プログラム実行管理プログラム 53…実行管理ファイル 54…スケジュールファイル 55…管理ログファイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータに実装されたプログラムの
    実行を管理するプログラム実行管理方法であって、 予めプログラム別にそのプログラムの実行を許容するユ
    ーザのユーザ識別情報を登録するとともに、前記ユーザ
    別に当該コンピュータの利用を許容する時間帯を設定
    し、 プログラムの実行が要求されると、先ず、前記ユーザ識
    別情報の入力を要求し、前記ユーザ識別情報が入力され
    ると当該プログラムの実行を許容するユーザのユーザ識
    別情報に一致するか否かを判断し、一致する場合には入
    力されたユーザ識別情報で識別されるユーザのコンピュ
    ータ利用許容時間帯内か否かを判断し、許容時間帯内で
    あれば当該プログラムを起動し、入力されたユーザ識別
    情報が当該プログラムの実行を許容するユーザのユーザ
    識別情報に一致しない場合及び一致してもその入力され
    たユーザ識別情報で識別されるユーザの利用許容時間帯
    外である場合には当該プログラムを起動しないようにし
    たことを特徴とするプログラム実行管理方法。
  2. 【請求項2】 カラーディスプレイ上に表示されたアイ
    コンを指定操作することでそのアイコンに対応するプロ
    グラムの実行を要求することが可能なコンピュータに実
    装されたプログラムの実行を管理するプログラム実行管
    理方法であって、 予めプログラム別にそのプログラムの実行を許容するユ
    ーザのユーザ識別情報を登録し、 前記アイコンの指定操作によりそのアイコンに対応した
    プログラムの実行が要求されると、先ず、前記ユーザ識
    別情報の入力を要求し、前記ユーザ識別情報が入力され
    ると当該プログラムの実行を許容するユーザのユーザ識
    別情報に一致するか否かを判断し、一致する場合には当
    該プログラムを起動し、一致しない場合には当該プログ
    ラムを起動しないとともに当該プログラムに対応するア
    イコンの表示色を前記ユーザ識別情報の誤入力回数に応
    じて変化させるようにしたことを特徴とするプログラム
    実行管理方法。
  3. 【請求項3】 コンピュータに実装されたプログラムの
    実行を管理するプログラム実行管理プログラムを記録し
    たコンピュータ読取り可能な記録媒体であって、 前記プログラム実行管理プログラムは、予めプログラム
    別にそのプログラムの実行を許容するユーザのユーザ識
    別情報が登録されるとともに、前記ユーザ別に当該コン
    ピュータの利用を許容する時間帯が設定されたコンピュ
    ータに対し、 プログラムの実行が要求されると、先ず、前記ユーザ識
    別情報の入力を要求し、前記ユーザ識別情報が入力され
    ると当該プログラムの実行を許容するユーザのユーザ識
    別情報に一致するか否かを判断し、一致する場合には入
    力されたユーザ識別情報で識別されるユーザのコンピュ
    ータ利用許容時間帯内か否かを判断し、許容時間帯内で
    あれば当該プログラムを起動し、入力されたユーザ識別
    情報が当該プログラムの実行を許容するユーザのユーザ
    識別情報に一致しない場合及び一致してもその入力され
    たユーザ識別情報で識別されるユーザの利用許容時間帯
    外である場合には当該プログラムを起動しないように動
    作させるものであることを特徴とするプログラム実行管
    理プログラムを記録した記録媒体。
  4. 【請求項4】 カラーディスプレイ上に表示されたアイ
    コンを指定操作することでそのアイコンに対応するプロ
    グラムの実行を要求することが可能なコンピュータに実
    装されたプログラムの実行を管理するプログラム実行管
    理プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録
    媒体であって、 前記プログラム実行管理プログラムは、予めプログラム
    別にそのプログラムの実行を許容するユーザのユーザ識
    別情報が登録されたコンピュータに対し、 前記アイコンの指定操作によりそのアイコンに対応した
    プログラムの実行が要求されると、先ず、前記ユーザ識
    別情報の入力を要求し、前記ユーザ識別情報が入力され
    ると当該プログラムの実行を許容するユーザのユーザ識
    別情報に一致するか否かを判断し、一致する場合には当
    該プログラムを起動し、一致しない場合には当該プログ
    ラムを起動しないとともに当該プログラムに対応するア
    イコンの表示色を前記ユーザ識別情報の誤入力回数に応
    じて変化させるように動作させるものであることを特徴
    とするプログラム実行管理プログラムを記録した記録媒
    体。
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