JP2000010720A - 座標入力装置 - Google Patents

座標入力装置

Info

Publication number
JP2000010720A
JP2000010720A JP17676698A JP17676698A JP2000010720A JP 2000010720 A JP2000010720 A JP 2000010720A JP 17676698 A JP17676698 A JP 17676698A JP 17676698 A JP17676698 A JP 17676698A JP 2000010720 A JP2000010720 A JP 2000010720A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coordinate
input
time
coordinates
read
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17676698A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Ezawa
正幸 江澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP17676698A priority Critical patent/JP2000010720A/ja
Publication of JP2000010720A publication Critical patent/JP2000010720A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 手つきや異物の入力装置への衝突等による誤
入力を防止し、使用者の入力座標を的確に取得すること
ができる座標入力装置を提供することである。 【解決手段】 偏平な指示領域を有し、前記偏平な指示
領域内に指示された点に対応する2次元座標を読み取る
座標読み取り手段1と、前記座標読み取り手段1からあ
らかじめ定めた一定時間ごとに2次元座標の座標情報を
取り出す座標取得手段5と、前記取り出された2次元座
標の座標情報を記憶するメモリ手段4と、前記座標読み
取り手段1と座標取得手段5にて読み出された座標情報
が有効であるか否かを判定する判定手段5と、を設け、
前記判定手段5は、現在新しく前記座標読み取り手段1
と座標取得手段5にて読み出された座標情報とそれ以前
に読み出されあらかじめ前記メモリ手段4に記憶されて
いる座標情報との位置関係を比較し判定する処理を行う
ことで実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータなど
の情報処理装置や電子機器等の入力装置において使用さ
れる2次元の座標入力装置に係り、手つきや異物の入力
装置への衝突等による誤入力を防止し、使用者の入力を
的確に取得する座標入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータなどの情報処理装置や電子
機器等における入力装置の1種として、ポインティング
デバイスがある。この中の2次元座標を取得するものと
して、タブレット(タッチパネル)やタッチパッドがあ
る。これらは平面状の指示領域を有し、使用者が指やペ
ン状の指示棒でどの部分に触れているか、それぞれに対
応した座標値を数値として取得することができる。上記
タブレットの中には透明なフィルムで構成されたものも
あり、例えば液晶表示装置のような、表示装置に重ねて
使用され、表示装置に複数のボタンを表示し、そのいず
れかが押されたかを入力する装置として使用されること
もある。
【0003】図12は、このような2次元座標を取得す
る装置の一例として、抵抗膜方式の座標入力装置の座標
読み取り部の構成を示した図である。
【0004】この座標入力装置の座標読み取り部1は、
偏平な指示領域として、2枚の抵抗膜11、12を間隔
をあけて配置している。この抵抗膜11、12には、1
枚につきそれぞれ2つの電極13、14と15、16が
互いに直交する方向に取付けられている。図12の場合
には、電極13、14はx方向に設置され、電極15、
16はy方向に設置されている。
【0005】ここでx座標を取得する場合には、電極1
3、14間に傾斜電圧を加えて、15または16を検出
電極とする。使用者がこの指示領域の1点をペン等によ
って押下げた時、その点で2枚の抵抗膜が接触し、押下
げられた点の位置の分圧された電圧が抵抗膜12に現れ
る。y座標の取得に関しても同様である。検出した電圧
値は、それぞれアナログ/デジタル(A/D)変換回路
17、18でアナログの電圧値をデジタル値に変換して
バッファ19にストアする。その値は、後段の処理に使
用する。
【0006】一例を挙げると以下のようになる。
【0007】電極13に0Vを、電極14にE[V]を
それぞれ印加し、これらの電極の間隔をLとした場合
に、使用者が電極13から距離d離れた位置を押した場
合を考える。この時、押下げられた点の電圧は抵抗膜が
持つ抵抗によって分圧され、dE/L[V]となってい
る。そこで、この電圧を抵抗膜12から取得することに
より、逆に使用者の押下げた位置dを算出することが可
能となる。
【0008】次に、座標入力装置において問題となる誤
入力について説明する。
【0009】上記座標入力装置において使用者がペン等
を用いて指示領域を押下げて入力を行う時、図13に示
すようにペン先の点Pが入力点となる。しかし、特に右
利きの使用者が左上部に入力を行う場合に、ペンを持っ
ている手が誤って指示領域に触れ、点Hで抵抗膜を押下
げてしまい、この点Hを入力点と判断されてしまうこと
がある。以降本明細書の中では、これを「手つき」と呼
ぶこととする。
【0010】ここでは、入力座標点をつなぐ線を表示す
る処理を行っている場合を例に取って図14と図15を
用いて説明する。
【0011】図14に示すように、入力座標点をつなぐ
線を表示する処理は、時刻t1→t2→t3→t4において
入力された点を順次結んだ直線を描画することによって
実現できる。しかし、時刻t3において手つきが発生し
た場合、図15に示す図形が描かれ意図した入力が行え
なくなる。
【0012】このような「手つき」等の問題を解決する
ためにいろいろな技術が提案・開示されている。
【0013】1)特開昭61−193228号公報で
は、ペン等を持つ手が手つきを起こす場合、手つきの位
置が本来の指示位置よりも常に手前側にくることを利用
し、手つきによる誤入力を排除することのできる座標入
力装置の構成が開示されている。この座標入力装置は、
x方向の検出用の抵抗膜を分割し、それぞれの抵抗膜に
電極を付けることにより、指示領域中で複数の点が押下
げられた場合に、より手前の点を手つきによるものと判
断して排除し、奥側の点を入力点として後段の処理を行
うものである。
【0014】2)特開平10−11208号公報では、
過去の入力点から未来の入力点を予測し、入力された点
がその予測範囲に入っていない場合、その点を誤入力点
とみなし排除することのできる座標入力装置の構成が開
示されている。この座標入力装置は、入力を一定時間間
隔で行い、過去の入力点と現在の入力点の移動量と移動
方向を求め、これらの値から次に入力されるであろう座
標の範囲を予測し、この領域中に入力が行われない場合
は誤入力と判断するものである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記座
標入力装置には、なお以下のような問題がある。
【0016】前記1)の座標入力装置では、抵抗膜を縦
方向に分割する処理手段を用いているため、タブレット
方向を変えた場合や、携帯端末等の比較的小型の機器に
おいて対面に座った複数の使用者が交互に入力を行う場
合に、手つき等の誤入力に対応することができないとい
う問題を有している。
【0017】前記2)の座標入力装置では、未来の入力
座標を予測する手段を用いているため、図形を描画して
いる場合には、有効な入力であってもその座標が予測外
の位置であると、その入力を無効にしてしまう恐れがあ
る。例えば、線を描画している場合に、今までとは離れ
た位置に別の線を書き始める際に、その書出しが描画さ
れない可能性がある。そして、表示装置と透光性のある
タブレットが重ねられている座標入力装置の場合で、ボ
タン等が表示され、使用者がボタンを選択するような場
面においては、選択したいボタンの表示されている座標
を暫く押し続けなくてはならず、敏速な操作性が得られ
ない場合がある(以降、ボタン等が表示された装置で、
上記のように使用者がボタンを選択するためにボタンが
表示されている座標を押す操作を行うことを「選択操
作」と称して記述する)。これは、1回目の入力座標の
サンプリングを過去の入力とし、2回目の入力座標のサ
ンプリングを現在の入力とし、この時点で初めて未来の
入力座標の予測を行うことができるようになるからであ
る。そのため、実際に有効な入力座標が得られるのは3
回目の座標入力のサンプリングの後になるという問題を
有している。
【0018】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、手つきや異物
の入力装置への衝突等による誤入力を防止し、使用者の
入力座標を的確に取得することができる、つまり、具体
的には、割り込み機能を用いて、時刻tp-1、時刻tp
の複数回の入力時における入力座標値を比較判別するこ
とで、あるいは割り込み機能の代わりにカウンタによる
計時機能を用いて、時刻tp-1、時刻tpの複数回の入力
時における入力座標値とその座標取得時刻を比較判別す
ることで、使用者の意図する入力であるか否かを判断す
ることができる座標入力装置を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載に
係る座標入力装置は、偏平な指示領域を有し、前記偏平
な指示領域内に指示された点に対応する2次元座標を読
み取る座標読み取り手段と、前記座標読み取り手段から
あらかじめ定めた一定時間ごとに2次元座標の座標情報
を取り出す座標取得手段と、前記取り出された2次元座
標の座標情報を記憶するメモリ手段と、前記座標読み取
り手段と座標取得手段にて読み出された座標情報が有効
であるか否かを判定する判定手段と、を設け、前記判定
手段は、現在新しく前記座標読み取り手段と座標取得手
段にて読み出された座標情報とそれ以前に読み出されあ
らかじめ前記メモリ手段に記憶されている座標情報との
位置関係を比較し判定する処理を行うことを特徴とす
る。
【0020】本発明の請求項2記載に係る座標入力装置
は、請求項1記載の座標入力装置において、座標取得手
段は、タイマ手段を有し、該タイマ手段からの出力によ
りあらかじめ定めた一定時間ごとに割り込みを発生さ
せ、座標情報を取り出す処理を行うことを特徴とする。
【0021】本発明の請求項3記載に係る座標入力装置
は、請求項1記載の座標入力装置において、判定手段
は、入力座標の有効性を判定する基準に、現在新しく読
み出された座標とその1つ前に読み出され記憶されてい
る座標との位置関係を用いることを特徴とする。
【0022】本発明の請求項4記載に係る座標入力装置
は、請求項1記載の座標入力装置において、判定手段
は、入力座標の有効性を判定する基準に、現在新しく読
み出された座標とその以前に読み出され記憶されている
複数の座標との位置関係を用いることを特徴とする。
【0023】本発明の請求項5記載に係る座標入力装置
は、請求項1または3または4のいずれか記載の座標入
力装置において、判定手段は、入力座標の有効性を判定
する基準となる現在新しく読み出された座標とそれ以前
に読み出され記憶されている座標との位置関係に、2点
間の距離を用いることを特徴とする。
【0024】本発明の請求項6記載に係る座標入力装置
は、偏平な指示領域を有し、前記偏平な指示領域内に指
示された点に対応する2次元座標を読み取る座標読み取
り手段と、前記座標読み取り手段にて読み取られた2次
元座標の座標を座標情報として取り出すとともに、該読
み取り時刻を取得する座標取得手段と、前記取り出され
た2次元座標の座標情報を記憶するメモリ手段と、前記
座標読み取り手段と座標取得手段にて読み出された座標
情報が有効であるか否かを判定する判定手段と、を設
け、前記判定手段は、現在新しく前記座標読み取り手段
と座標取得手段にて読み出された座標情報とそれ以前に
読み出されあらかじめ前記メモリ手段に記憶されている
座標情報とを比較し判定する処理を行うとともに、現在
新しく前記座標読み取り手段と座標取得手段にて読み出
された座標の取得時刻とそれ以前に読み出されあらかじ
め前記メモリ手段に記憶されている座標の取得時刻との
時間間隔を比較し判定する処理を行うことを特徴とす
る。
【0025】本発明の請求項7記載に係る座標入力装置
は、請求項6記載の座標入力装置において、座標取得手
段は、タイマ手段を有し、該タイマ手段からの出力によ
り時間を計測し、座標情報を取り出す際に、座標情報の
取得と前記計測した時間を時刻として取得する処理を行
うことを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の座標入力装置にお
ける実施の形態について図面を用いて説明する。
【0027】(第1の実施例)本発明の第1の実施例に
ついて説明する。
【0028】図1は、本実施例における座標入力装置の
構成を示した機能ブロック図である。
【0029】この座標入力装置は、コンピュータなどの
情報処理装置や電子機器等の中に組み込まれてなるもの
である。
【0030】座標入力装置は、図1に示すように、使用
者の指示した座標を取得する2次元座標読み取り部1
と、タイマ2の出力により座標を一定時間間隔で取得す
るように割込みをかける割込みコントローラ3と、過去
に入力された座標を記憶するためのメモリ4と、このメ
モリ4に記憶されている過去の複数の入力座標から現在
入力された座標が有効であるか否かを判断する処理を行
うCPU5から構成されている。
【0031】各部の詳細は、以下のようになる。
【0032】2次元座標読み取り部1は、[従来の技
術]のところで図12を用いて説明したように、偏平で
平面状の指示領域を有し、使用者が指やペン状の指示棒
でどの部分に触れているか、つまり連続して指示された
指示領域内の点にそれぞれ対応した座標値を数値として
取得することができる機能を有しているものであればよ
い。これらにはタブレット(タッチパネル)やタッチパ
ッドがあり、表示装置に重ねて使用されるものでも、単
体で設置されているものであってもよい。
【0033】タイマ2は、発振子等で構成されている。
【0034】割込みコントローラ3は、タイマ2の出力
を受け、予め定めた一定時間ごとにCPU5に割込みを
かけ、座標取得処理を行うように指示するものである。
【0035】メモリ4は、CPU5が割込みコントロー
ラ3からの割込み信号により、一定時間間隔で2次元座
標読み取り部1から取得した座標を記憶しておく部分で
あり、これは過去に入力された座標を記憶するためのも
のでもある。そのため、容量は入力の有効性の判定に何
点前までの過去の座標を利用するかに依存する。
【0036】CPU5は、割込みコントローラ3からの
割込みを受け、予め定めた一定時間間隔で2次元座標読
み取り部1から座標を取得し、取得した座標とメモリ4
に記憶しておいた過去の入力座標から、取得した座標が
使用者の意図した有効な入力であるか誤入力による無効
なものであるかを判断し、有効な入力の場合にのみ後段
の処理にデータを渡す処理を行う。
【0037】次に、本実施例における座標入力装置を用
いた場合の入力座標が有効であるか否かを判断する処理
動作について説明する。
【0038】本処理動作の基本的な特徴は、時刻
p-1、時刻tpの2回の入力時における入力座標値から
使用者の意図する入力であるか否かを判別することであ
る。
【0039】図2は、本処理動作のシーケンスを示した
フローチャートである。
【0040】なお、ここでは説明を分かり易くするた
め、タイマ割込みが発生した時点以降の割込み処理の部
分について説明をする。さらに、現在の割込みのあった
時刻をtp、前回の割込みあった時刻をtp-1として話を
進める。
【0041】割込みコントローラ3からの割込みが発生
するとCPU5の処理は、ステップa1に移る。
【0042】ステップa1)割り込み処理をスタートさ
せる。
【0043】ステップa2)2次元座標読み取り部1か
ら入力があったか否かという情報を受取り、入力があっ
た場合にはステップa3に、入力が無かった場合にはス
テップa8に移る。
【0044】ステップa3)時刻tpにおける入力座標
を2次元座標読み取り部1から取得し、ステップa4に
進む。
【0045】ステップa4)時刻tp-1において入力が
あったか否かをメモリ4に格納されている値を見て判別
し、前回入力があった場合にはステップa5に、入力が
無かった場合にはステップa6に移る。
【0046】ステップa5)時刻tp-1と時刻tpにおけ
る入力座標値から、時刻tpにおける入力座標が誤入力
であるか否かを判別する処理を行う。その結果、判別結
果が誤入力でないと判別した場合にはステップa6に、
誤入力であると判別した場合にはステップa8に移る。
【0047】ステップa6)このステップは、時刻tp
における入力座標が有効であると判断された場合に到達
する状態である。ここに遷移してくるのは、ステップa
4において前回の入力座標が無かった場合か、あるいは
ステップa5での入力が誤入力ではないと判断された場
合である。
【0048】ここでステップa4において前回の入力が
無い場合に、時刻tpでの入力をすべて有効な入力と判
断しているのは次の理由からである。時刻tp-1におい
て入力が無い状況というのは、入力を新規に開始する時
や、選択操作の選択を実行する直前のような状況や、図
形を描いている場合に描いていた線と異なる線を書き始
める状況、等で発生する。そのため、次の入力は座標入
力装置のどの部分からでも開始される可能性があるの
で、時刻tpでの入力をすべて有効な入力と判断してい
る。
【0049】本ステップでの処理は、メモリ4中に記憶
した時刻tp-1における入力座標を今回入力された座標
に置換える処理を行うことである。処理後、次の割込み
に備えてから、ステップa7に進む。
【0050】ステップa7)後段の処理に今回入力され
た座標を渡し、ステップa10に移る。
【0051】ステップa8)このステップは、時刻tp
における入力座標が無効であると判断された場合に到達
する状態である。ここに遷移してくるのは、ステップa
2において入力座標が無かった場合か、あるいはステッ
プa5での入力が誤入力であると判断された場合であ
る。
【0052】本ステップでの処理は、メモリ4中の時刻
p-1における入力座標を、入力が無かったことを示す
値にセットすることである。その後、ステップa9に進
む。
【0053】ステップa9)後段の処理に今回は入力が
無かったという情報を渡し、ステップa10に移る。
【0054】ステップ10)割込み処理を終了して、元
の処理に戻る。
【0055】上記処理動作により、2次元の座標入力装
置の向きに関係なく、手つき等の誤入力を防ぎ、使用者
の意図した入力を取得することができる。しかも、選択
操作を行った場合にも、処理が上記ステップにおいてa
1→a2→a3→a4→a6→a7→a10という順に
行われるので、応答が遅れることもない。
【0056】以下に、時刻tp-1、時刻tpの2回の入力
時における入力座標値から該入力座標が有効であるか否
かを判断する具体的方法について説明する。
【0057】〈具体例1〉まず1つ目の判別方法は、時
刻tp-1、時刻tpの2回の入力時における入力座標の位
置関係を用いることである。
【0058】図3は、本処理方法を用いた場合の処理動
作のシーケンスを示したフローチャートである。なお、
図3は図2のステップa5の部分をステップb1に置き
換えたのみで、それ以外の部分は共通部分であることか
ら、同じステップ番号を付けている。そのため、異なっ
ている部分のみを説明する。
【0059】ステップb1)時刻tp-1における入力座
標と時刻tpにおける入力座標の位置関係から、時刻tp
における入力が使用者の意図する入力であるか、意図し
ない無効なものであるかを判別することである。
【0060】ここで上記入力座標の位置関係とは、例え
ば手つきでは、図13に示すように入力エリアの左上部
に入力を行っている時に右下に手首が付きやすいため、
時刻tp-1の入力が比較的左上部の座標(点P)で、時
刻tpの入力が比較的右下部の座標(点H)の場合に、
時刻tpの入力が手つきによるものであるので無効と判
断するというものである。
【0061】このため、上記方法においては、2次元座
標入力装置の向きに関係なく、手つき等の誤入力を防
ぎ、使用者の意図した入力を取得することができる。
【0062】〈具体例2〉次に2つ目の判別方法は、時
刻tp-1、時刻tpの2回の入力時における入力座標の距
離関係を用いることである。この方法は、前記具体例1
での位置関係を具体的に規定したものである。
【0063】図4は、本処理方法を用いた場合の処理動
作のシーケンスを示したフローチャートである。なお、
図4は図3のステップb1の部分をステップc1に置き
換えたのみで、それ以外の部分は共通部分であることか
ら、同じステップ番号を付けている。そのため、異なっ
ている部分のみを説明する。
【0064】ステップc1)時刻tp-1における入力座
標と時刻tpにおける入力座標の距離から、時刻tpにお
ける入力が使用者の意図する入力であるか、意図しない
無効なものであるか判別することである。
【0065】ここで上記入力座標の距離とは、例えば人
間が図14に示す線の入力のように連続的に座標(t1
→t2→…)を入力する場合、図15に示すように瞬間
的に遠い座標(t3)に移動することはない。そこで、
時刻tp-1の入力座標と時刻tpの入力座標の距離が予め
決めた距離dthよりも離れていた場合、時刻tpの入力
が手つきによるものであるので無効と判断するというも
のである。
【0066】このため、上記方法においては、2次元座
標入力装置の向きに関係なく、手つき等の誤入力を防
ぎ、使用者の意図した入力を取得することができる。
【0067】以下に、上記ステップc1での入力座標の
距離の測定方法について3種類説明する。
【0068】〈1〉測定方法1 図10は、ユークリッドによる距離計測の方法の一例を
示したものである。
【0069】本測定方法では、時刻tp-1における入力
座標と時刻tpにおける入力座標の距離にユークリッド
距離を用い、この2点間の距離が予め定める距離dth
りも大きい場合に、時刻tpにおける入力が使用者の意
図しない無効なものであるかを判別することを特徴とし
ている。
【0070】ユークリッド距離の計算は、例えば時刻t
p-1での入力点fの座標が(xp-1,yp-1)、時刻tp
の入力点gの座標が(xp,yp)である場合、これら2
点間の距離dは、 d = {(xp−xp-12+(yp−yp-121/2 … として求められる。
【0071】図4のステップc1において、dとdth
大きさを比較することになる。また、計算量を減らすた
めに予めdthを二乗しておき、 d2 = (xp−xp-12+(yp−yp-12 … とdth 2を比較してもよい。
【0072】この判別方法では、入力座標が、座標gの
ように過去の入力座標fを中心とした半径dthの円の内
部に入っていた場合は有効な座標と判別され、座標hの
ように円の外部となっていた場合は無効な座標と判別さ
れる。
【0073】〈2〉測定方法2 図11は、マンハッタンによる距離計測の方法の一例を
示したものである。
【0074】本測定方法では、時刻tp-1における入力
座標と時刻tpにおける入力座標の距離にマンハッタン
距離を用い、この2点間の距離が予め定める距離dth
りも大きい場合に、時刻tpにおける入力が使用者の意
図しない無効なものであるかを判別することを特徴とし
ている。しかもこの方法は、比較的距離の計算量が少な
くて済む利点も有している。
【0075】マンハッタン距離の計算は、例えば時刻t
p-1での入力点fの座標が(xp-1,yp-1)、時刻tp
の入力点gの座標が(xp,yp)である場合、これら2
点間の距離dは、 d = |xp−xp-1|+|yp−yp-1| … として求められる。
【0076】図4のステップc1において、dとdth
大きさを比較することになる。
【0077】この判別方法では、入力座標が、座標gの
ように過去の入力座標fを中心としたひし形のような形
でfからdthドットの移動以内に入っていた場合は有効
な座標と判別され、座標hのようにひし形状の外部とな
っていた場合は無効な座標と判別される。
【0078】〈3〉測定方法3 図12は、x、yの方向による距離計測の方法の一例を
示したものである。
【0079】本測定方法では、時刻tp-1における入力
座標と時刻tpにおける入力座標の距離にx方向の距離
とy方向の距離を用い、この2点間のx方向の距離が予
め定める距離dxthよりも大きいか、またはy方向の距
離が予め定める距離dythよりも大きい場合に、時刻tp
における入力が使用者の意図しない無効なものであるか
を判別することを特徴としている。しかもこの方法は、
距離の計算量が少なくて済む利点を有している。
【0080】このx、y方向の距離の計算は、例えば時
刻tp-1での入力点fの座標が(xp-1,yp-1)、時刻
pでの入力点gの座標が(xp,yp)である場合、x
方向の2点間の距離dxは、 dx = |xp−xp-1| … として、y方向の2点間の距離dyは、 dy = |yp−yp-1| … として求められる。
【0081】図4のステップc1において、dxとdxth
の大きさ、及びdyとdythの大きさを比較することにな
る。この方法は、例えば、dx≦dxthかつdy≦d
ythや、dx<dxthかつdy<dyth等の場合に有効な入
力と判別することができる。
【0082】この判別方法では、入力座標が、座標gの
ように過去の入力座標fを中心としたx方向が2
xth、y方向が2dythの長方形の内部に入っていた場
合は有効な座標と判別され、座標hのように長方形の外
部となっていた場合は無効な座標と判別される。
【0083】なお、時刻tp-1、時刻tpの2回の入力時
における入力座標値を比較判別する方法としては、位置
関係や、より具体的にした2点間の距離を基準とした方
法を用いたが、それらに限定される必要はない。
【0084】以上、本実施例においては、割り込み機能
を用いて、時刻tp-1、時刻tpの2回の入力時における
入力座標値を比較判別することで、使用者の意図する入
力であるか否かを判断することである。そのため、装置
の複雑さを増すことなく、入力座標の有効性の判定基準
がシステム構成上容易に実現でき、さらに入力の応答速
度を保ったまま、また2次元座標入力装置の向きに関係
なく、手つき等の誤入力を防ぎ、使用者の意図した入力
を取得することができる効果を有している。
【0085】(第2の実施例)本発明の第2の実施例に
ついて説明する。
【0086】本実施例における座標入力装置の構成は、
前記第1の実施例における座標入力装置と同じものとす
る。そのため、ここでは座標入力装置の説明は省略す
る。
【0087】次に、本実施例における座標入力装置を用
いた場合の入力座標が有効であるか否かを判断する処理
動作について説明する。
【0088】本処理動作の基本的な特徴は、複数の過去
の入力という部分を2点前までの入力とし、時刻
p-2、時刻tp-1、時刻tpの3回の入力時における入
力座標値から使用者の意図する入力であるか否かを判別
することである。これは、前記第1の実施例での記載の
過去の1点の入力だけを記憶して誤入力を判断するもの
に、誤入力と判断された入力を1度だけ保留するという
処理を加えたものである。
【0089】図8は、本処理動作のシーケンスを示した
フローチャートである。
【0090】なお、ここでは説明を分かり易くするた
め、タイマ割込みが発生した時点以降の割込み処理の部
分について説明をする。さらに、現在の割込みのあった
時刻をtp、前回の割込みのあった時刻をtp-1、前々回
の割込みのあった時刻をtp-2として話を進める。さら
に、前記第1の実施例の図2、3、4で取上げた部分と
共通部分に関しては、同じステップ番号を付けている。
【0091】また、併せて実際の入力座標の推移を説明
するために図9を用いる。この図9は、任意の時刻にお
ける入力座標を示したもので、(A)は、時刻t1と次
の時刻t2での入力座標を表している。
【0092】割込みコントローラ3からの割込みが発生
するとCPU5の処理は、ステップa1に移る。
【0093】ステップa1)割り込み処理をスタートさ
せる。
【0094】ステップa2)時刻tpにおいて2次元座
標読み取り部1から入力があったか否かという情報を受
取り、入力があった場合にはステップa3に、入力が無
かった場合にはステップa8’に移る。
【0095】ステップa8’)このステップは、時刻t
pにおける入力座標が無効であると判断された場合に到
達する状態である。ここに遷移してくるのは、ステップ
a2において入力座標が無かった場合である。
【0096】本ステップでの処理は、記憶する座標が1
つ増えたため、メモリ4中に記憶した時刻tp-2におけ
る入力座標を時刻tp-1における入力座標に置換え、時
刻tp-1における入力座標を入力が無かったことを示す
値にセットする処理を行うことである。処理後、次の割
込みに備えてから、ステップa9に進む。
【0097】ステップa9)後段の処理に今回は入力が
無かったという情報を渡し、ステップd10に移る。
【0098】ステップa3)時刻tpにおける入力座標
を2次元座標読み取り部1から取得し、ステップa4に
進む。
【0099】ステップa4)時刻tp-1において入力が
あったか否かをメモリ4に格納されている値を見て判別
し、前回入力があった場合にはステップd1に、入力が
無かった場合にはステップa6’に移る。
【0100】ステップd1)時刻tp-1に入力された座
標が保留になっているか否かを判別する処理を行い、保
留になっていない場合にはステップa5に、保留になっ
ている場合にはステップd4に移る。
【0101】ステップa5)時刻tp-1と時刻tpにおけ
る入力座標値から、時刻tpにおける入力座標が誤入力
であるか否かを判別する処理を行う。その結果、判別結
果が誤入力でないと判別した場合にはステップa6’
へ、誤入力であると判別した場合にはステップd2に移
る。
【0102】ステップa6’)このステップは、時刻t
pにおける入力座標が有効であると判断された場合に到
達する状態である。ここに遷移してくるのは、ステップ
a4において前回の入力座標が無かった場合か、あるい
はステップa5での入力が誤入力ではないと判断された
場合である。
【0103】本ステップでの処理は、記憶する座標が1
つ増えたため、メモリ4中に記憶した時刻tp-2におけ
る入力座標を時刻tp-1における入力座標に置換え、さ
らに時刻tp-1における入力座標を時刻tpにおける入力
座標に置換える処理を行うことである。処理後、次の割
込みに備えてから、ステップa7に進む。
【0104】ステップa7)後段の処理に今回入力され
た座標を渡し、ステップd10に移る。
【0105】ステップd2)時刻tpにおける入力座標
が誤入力である可能性がある場合に到達する状態であ
る。ここに遷移してくるのは、〈I1〉ステップd1に
おいて前回の入力座標が保留されてなく、かつステップ
a5で誤入力であると判断された場合、もしくは〈I
2〉ステップd4で時刻tpにおける入力座標が時刻t
p-1における入力座標と比較して誤入力であると判断さ
れ、しかもステップd7で時刻tpにおける入力座標が
時刻tp-2における入力座標と比較しても誤入力である
と判断された場合である。
【0106】前者〈I1〉は、前回までの入力座標の値
が有効で、今回の入力座標が突然離れた位置に現れた場
合に起る状態である。しかし、この入力が本当に誤入力
であるかどうかは次の時刻tp+1での入力座標を調べる
ことにより、より確実に誤入力判定を行うことができ
る。また後者〈I2〉は、通常の入力では起り得ない状
態であるので、入力を保留するためにこの状態に遷移す
る。
【0107】この時刻tpでの入力が本当に誤入力であ
るか否かは、次の時刻tp+1での入力座標と前回の時刻
p-1での入力座標の関係を調べ、これらの距離が近け
れば今回の時刻tpでの入力座標が誤入力と判断でき、
逆に次の時刻tp+1での入力座標と今回の時刻tpでの入
力座標の関係を調べ、これらの距離が近ければ今回の時
刻tpから別の図形を書き始めたものと判断することが
できる。これらの判定は次の割込み時に処理され、前者
はフローチャートのステップd8で、後者はステップd
5で処理される。
【0108】この状態の一例は、図9(B)に示すよう
な場合である。
【0109】これは、時刻t1,t2で描いていた図形か
らdthよりも離れたところに時刻t3という入力があっ
た。しかし、これは次の図形を書き始めたのか、あるい
は誤入力であるのかは、この状態ではわからないので、
この入力を保留している。
【0110】そのため、本ステップd2での処理は、メ
モリ4中に記憶した時刻tp-2における入力座標を時刻
p-1における入力座標に、時刻tp-1における入力座標
を保留を示す値に置換える処理を行うことである。その
後、ステップd3に進む。
【0111】ステップd3)入力が保留されたため、後
段の処理は実行せず、ステップd10に移る。
【0112】ステップd4)このステップは、ステップ
d1で前回の入力座標が保留されていると判断された場
合に到達する。
【0113】本ステップでの処理は、ステップa5と同
様に、時刻tp-1における保留されている入力座標値と
時刻tpにおける入力座標値から、時刻tpにおける入力
座標が誤入力であるかどうかを判別する処理を行うこと
である。この判別結果が、誤入力でないと判別した場合
にはステップd5に、誤入力であると判別した場合には
ステップd7に移る。
【0114】ステップd5)このステップは、時刻t
p-1における入力座標が誤入力である可能性があった
が、時刻tpにおける入力座標とのつながりが確認され
たので、誤入力ではなかったと判断された場合に到達す
る状態である。ここに遷移してくるのは、ステップd2
において前回の入力座標が保留されており、かつステッ
プd4でその保留座標と今回の入力が連続した入力であ
ると判断された場合である。これは前回の入力座標が前
々回の入力座標から突然離れた位置に現れたが、前回の
入力座標と今回の入力座標が近くに現れた場合に起る状
態である。例えば、時刻tp-1からは、時刻tp-2までに
書いていた図形とは別の図形を書き始めた場合などが考
えられる。
【0115】この状態の一例は、図9(C)に示すよう
な場合である。
【0116】これは、時刻t1,t2で描かれていた図形
を書き終わり、dthよりも離れたところに時刻t3,t4
で次の図形を書き始めた状態である。
【0117】そのため、本ステップd5での処理は、メ
モリ4中に保留となって記憶されていた時刻tp-1にお
ける入力座標を通常の入力が行われたものとして時刻t
p-2における入力座標として記憶し、時刻tp-1における
入力座標を時刻tpにおける入力座標に置換える処理を
行うことである。その後、ステップd6に進む。
【0118】ステップd6)先ほど保留されていた入力
座標と今回の入力座標を順番に後段に渡し、ステップd
10に移る。
【0119】ステップd7)このステップは、ステップ
d4で保留されていた時刻tp-1における入力座標と時
刻tpにおける入力座標が誤入力の関係にあると判断さ
れた場合に到達する状態である。
【0120】本ステップでの処理は、時刻tp-2におけ
る入力座標と時刻tpにおける入力座標から、時刻tp
おける入力座標が誤入力であるか否かを判別する処理を
行うことである。この判別結果が誤入力でないと判別し
た場合にはステップd8に、誤入力であると判別した場
合にはステップd2に移る。
【0121】ステップd8)このステップは、時刻tp
における入力座標が時刻tp-1における入力座標との関
係から誤入力であると判断され、時刻tp-2における入
力座標とのつながりが確認されたので、時刻tp-1にお
ける入力座標が誤入力であると判断された場合に到達す
る状態である。ここに遷移してくるのは、ステップd2
において前回の入力座標が保留されており、かつステッ
プd4でその保留座標と今回の入力に関連が無いと判断
された場合で、しかもステップd7で前々回の入力座標
と今回の入力座標に関連があると判断された場合であ
る。これは前回の入力座標が前々回の入力座標から突然
離れた位置に現れ、今回の入力座標が前々回の入力座標
の近くに現れた場合に起る状態である。つまり、手つき
の場合はこの状態になる。
【0122】この状態の一例は、図9(D)に示すよう
な場合である。
【0123】時刻t1,t2で描かれていた図形からdth
よりも離れたところに時刻t3という手つきが発生し、
時刻t4で図形の続きを描いている状態である。
【0124】そのため、本ステップd8での処理は、メ
モリ4中に保留となって記憶されていた時刻tp-1にお
ける入力座標を無効とし、時刻tp-2における入力座標
はそのまま記憶し、時刻tp-1における入力座標を時刻
pにおける入力座標に置換える処理を行うことであ
る。その後、ステップd9に進む。
【0125】ステップd9)今回の入力座標を後段に渡
し、ステップd10に移る。
【0126】ステップd10)割込み処理を終了して、
元の処理に戻る。
【0127】上記処理動作により、各入力時刻における
入力座標がその前後の関係から確定できるため、手つき
等の誤入力を防ぐとともに、使用者の意図した入力を確
実に取得することができる。
【0128】なお、上記処理動作のステップa5、d
4、d7においては、比較による判断が必要な部分であ
り、この判断を行う方法としては、前記第1の実施例で
の位置関係や、より具体的にした2点間の距離を基準と
した方法を用いてもよい。また、上記方法に限定される
必要もない。
【0129】また、比較対象を今回の入力と複数の過去
の入力という部分を2点前までの入力としたが、これに
限定されることなくそれ以上前の入力を含めてもよい。
ただし、これは座標入力装置の処理能力に依存するもの
とする。
【0130】以上、本実施例においては、割り込み機能
を用いて、複数の過去の入力という部分を2点前までの
入力とし、時刻tp-2、時刻tp-1、時刻tpの3回の入
力時における入力座標値を比較判別することで、使用者
の意図する入力であるか否かを判断することである。そ
のため、装置の複雑さを増すことなく、入力座標の有効
性の判定基準がシステム構成上容易に実現でき、さらに
入力の応答速度を保ったまま、また2次元座標入力装置
の向きに関係なく、手つき等の誤入力を防ぎ、使用者の
意図した入力を取得することができる効果を有してい
る。
【0131】(第3の実施例)本発明の第3の実施例に
ついて説明する。
【0132】図10は、本実施例における座標入力装置
の構成を示した機能ブロック図である。
【0133】座標入力装置は、図10に示すように、図
1に示す座標入力装置の割込みコントローラ3の代わり
にカウンタ6を設置した構成である。なお、それ以外の
構成に関しては図1と同様である。
【0134】カウンタ6は、タイマ2の出力を受け、時
間をカウントし、これを時刻としても使用できることと
する。
【0135】CPU5は、任意のタイミングでカウンタ
6にアクセスすることにより、アクセスした時刻を取得
することができる。
【0136】これはCPU5が予め定めた一定時間間隔
で座標入力処理を行うことができないようなシステムの
場合、CPU5は任意の時刻に座標入力処理を行うよう
にして、その場合にカウンタ6から座標入力処理を行っ
た時刻を取得することができるものである。これによっ
て、CPU5は、取得した時刻情報を基にして、取得し
た座標が使用者の意図した有効な入力であるか誤入力に
よる無効なものであるかを判断し、有効な入力の場合に
のみ後段の処理にデータを渡す処理を行う。
【0137】なお、メモリ4は、CPU5が2次元座標
読み取り部1から取得した座標を記憶しておく部分であ
り、これは過去に入力された座標を記憶するためのもの
であるが、座標情報に限定されず、その座標を取得した
時刻を記憶しておいてもよい。ただし、その容量は入力
の有効性の判定に何点前までの過去の座標を利用するか
に依存する。
【0138】次に、本実施例における座標入力装置を用
いた場合の入力座標が有効であるか否かを判断する処理
動作について説明する。
【0139】本処理動作の基本的な特徴は、時刻
p-1、時刻tpの2回の入力時における入力座標値と取
得時刻とから使用者の意図する入力であるか否かを判別
することである。
【0140】図11は、本処理動作のシーケンスを示し
たフローチャートである。
【0141】なお、ここでは説明を分かり易くするた
め、現在の座標取得時刻をtp、前回の座標取得時刻を
p-1として話を進める。
【0142】CPU5が座標取得を行おうとすると、ス
テップe1に移る。
【0143】ステップe1)座標取得を行う処理をスタ
ートさせる。
【0144】ステップe2)2次元座標読み取り部1か
ら入力があったか否かという情報を受取り、入力があっ
た場合にはステップe3に、入力が無かった場合にはス
テップe9に移る。
【0145】ステップe3)入力座標を2次元座標読み
取り部1から、座標取得時刻tpをカウンタ6から取得
し、ステップe4に進む。
【0146】ステップe4)時刻tp-1において入力が
あったか否かをメモリ4に格納されている値を見て判別
し、前回入力があった場合にはステップe5に、入力が
無かった場合にはステップe7に移る。
【0147】ステップe5)時刻tp-1と時刻tpにおけ
る入力座標値から、時刻tpにおける入力座標が誤入力
であるか否かを判別する処理を行う。その結果、判別結
果が誤入力でないと判別した場合にはステップe7に、
誤入力であると判別した場合にはステップe6に移る。
【0148】ステップe6)時刻tp-1と時刻tpの座標
取得時間間隔が、予め定めた時間間隔tthよりも短いか
否かを判別する処理を行う。その結果、判別結果がtth
よりも長い場合には誤入力でないと判別しステップe7
に、短い場合には誤入力であると判別しステップe9に
移る。
【0149】ステップe7)時刻tpにおける入力座標
が有効であると判断された場合に到達する状態である。
ここに遷移してくるのは、ステップe4において前回の
入力座標が無かった場合か、ステップe5で誤入力では
ないと判断された場合か、または、ステップe5で誤入
力の可能性があると判断されたが、ステップe6で座標
入力された時間間隔が規定時間tth以上空いていると判
断された場合のいずれかである。
【0150】ステップe4において前回の入力が無い場
合に、時刻tpでの入力をすべて有効な入力と判断して
いるのは次の理由からである。時刻tp-1において入力
が無い状況というのは、入力を新規に開始する時、選択
操作の選択を実行する直前のような状況、図形を描いて
いる場合に描いていた線と異なる線を書き始める状況、
等で発生する。そのため、次の入力は座標入力装置のど
の部分からでも開始される可能性があるので、時刻tp
での入力をすべて有効な入力と判断している。
【0151】また、ステップe5において時刻tp-1
おける入力座標と時刻tpにおける入力座標の関係が誤
入力ではないかと判別されているのと、さらにステップ
e6においてそれらの座標入力間隔が長い場合に有効な
入力であると判断しているのは、次の理由からである。
入力を新規に開始する時、選択操作の選択を実行する直
前のような状況、図形を描いている場合に描いていた線
と異なる線を書き始める状況、等では、一度ペンや指等
の入力指示部を2次元座標読み取り部1から離すので、
前回の座標入力時刻との間隔が空く、そして、2次元座
標読み取り部1に、手つき等で複数の点に入力があった
場合は、比較的短時間に入力が起る、という特徴がある
からである。
【0152】このような理由から、上記のような判断を
行っている。
【0153】そのため、本ステップe7での処理は、メ
モリ4中に記憶した時刻tp-1における入力座標を今回
入力された座標に置換え、入力時刻も今回の入力時刻t
pの値に置換える処理を行うことである。処理後、ステ
ップe8に進む。
【0154】ステップe8)後段の処理に今回入力され
た座標を渡し、ステップe11に移る。
【0155】ステップe9)このステップは、時刻tp
における入力座標が無効であると判断された場合に到達
する状態である。ここに遷移してくるのは、ステップe
2において入力座標が無かった場合か、ステップe6で
誤入力であると判断された場合である。
【0156】そのため、本ステップでの処理は、メモリ
4中の時刻tp-1における入力座標を、入力が無かった
ことを示す値にセットする処理を行うことである。その
後、ステップe10に進む。
【0157】ステップe10)後段の処理に今回は入力
が無かったという情報を渡し、ステップe11に移る。
【0158】ステップe11)この座標取得処理を終了
して、元の処理に戻る。
【0159】上記処理動作により、2次元座標入力装置
の向きに関係なく、手つき等の誤入力を防ぎ、使用者の
意図した入力を取得することができる。しかも、選択操
作の場合にも、処理が上記ステップにおいてe1→e2
→e3→e4→e7→e8→e11という順に行われる
ので、応答が遅れることもない。
【0160】なお、本実施例では、座標入力装置から入
力された入力座標が有効であるか否かを判断する処理動
作の方法は、座標値の位置関係に関する判定方法は、前
記第1の実施例と同様の時刻tp-1、時刻tpの2回の入
力時における座標データを比較判別する方式を用いた
が、これに限定されるものではない。例えば、前記第2
の実施例と同様の複数の過去の入力という部分を2点前
までの入力とし、時刻tp-2、時刻tp-1、時刻tpの3
回の入力時における座標データを比較判別する方式を用
いてもよい。その場合は、タイマを用いて、複数の過去
の入力という部分を2点前までの入力とし、時刻
p-2、、時刻tp-1、時刻tpの3回の入力時における
座標取得時間間隔を比較判別する方式を用い、入力され
た座標情報とともに該座標を取得した時刻を記憶してお
くこととなる。
【0161】以上、本実施例においては、割り込み機能
の代わりにカウンタによる計時機能を用いて、時刻t
p-1、時刻tpの2回の入力時における入力座標値とその
取得時刻を比較判別することで、使用者の意図する入力
であるか否かを判断することである。そのため、入力の
応答速度を保ったまま、また2次元座標入力装置の向き
に関係なく、手つき等の誤入力を防ぎ、使用者の意図し
た入力を取得することができる効果を有している。
【0162】さらに、システム構成上CPUが予め定め
た一定時間間隔で座標入力処理を行うことができないよ
うな小型の簡易的なシステムに対しても適応できる利点
をもっている。
【0163】なお、ここまで挙げた実施形態における内
容は、本発明の主旨を変えない限り、上記記載内容に限
定されるものではない。
【0164】
【発明の効果】本発明の座標入力装置は、各請求項にお
いて以下の効果が得られる。
【0165】本発明の請求項1、2においては、装置の
複雑さを増すことなく、入力の応答速度を保ったまま、
手つき等の誤入力を自動的に判別し、その入力を無効に
することで使用者の意図した入力を取得することができ
る効果を有している。
【0166】本発明の請求項3、4、5においては、入
力座標の有効性の判定基準がシステム構成上容易に実現
できる。つまり、処理動作が比較的簡単に実現できると
ともに、計算量も少なくて済む利点を有している。
【0167】本発明の請求項6、7からにおいては、上
記請求項1、2と同様に入力の応答速度を保ったまま、
手つき等の誤入力を防ぎ、使用者の意図した入力を取得
することができる効果を有している。さらに、システム
構成上CPUが予め定めた一定時間間隔で座標入力処理
を行うことができないような小型の簡易的なシステムに
対しても適応できる利点をもっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1及び第2の実施例における座
標入力装置を説明するための機能ブロック図である。
【図2】本発明による図1の座標入力装置を用いた処理
動作(第1の実施例)を説明するためのフローチャート
である。
【図3】本発明による図2の処理動作の具体的処理シー
ケンス(具体例1)を説明するためのフローチャートで
ある。
【図4】本発明による図2の処理動作の別の具体的処理
シーケンス(具体例2)を説明するためのフローチャー
トである。
【図5】本発明による図4の処理で使用される入力座標
の距離の測定方法(測定方法1)を説明するための概念
図である。
【図6】本発明による図4の処理で使用される入力座標
の距離の別の測定方法(測定方法2)を説明するための
概念図である。
【図7】本発明による図4の処理で使用される入力座標
の距離の別の測定方法(測定方法3)を説明するための
概念図である。
【図8】本発明による図1の座標入力装置を用いた別の
処理動作(第2の実施例)を説明するためのフローチャ
ートである。
【図9】時間的推移における入力座標の識別パターンを
説明するための図である。
【図10】本発明による第3の実施例における座標入力
装置を説明するための機能ブロック図である。
【図11】本発明による図10の座標入力装置を用いた
処理動作(第3の実施例)を説明するためのフローチャ
ートである。
【図12】抵抗膜方式のタブレットを説明するための機
能ブロック図である。
【図13】手つきを説明するための図である。
【図14】手つきのない場合の入力を説明するための図
である。
【図15】手つきによる誤入力を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1 2次元座標読み取り部 2 タイマ 3 割込みコントローラ 4 メモリ 5 CPU 31、32 抵抗膜 37、38 A/D変換機 39 バッファ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏平な指示領域を有し、 前記偏平な指示領域内に指示された点に対応する2次元
    座標を読み取る座標読み取り手段と、 前記座標読み取り手段からあらかじめ定めた一定時間ご
    とに2次元座標の座標情報を取り出す座標取得手段と、 前記取り出された2次元座標の座標情報を記憶するメモ
    リ手段と、 前記座標読み取り手段と座標取得手段にて読み出された
    座標情報が有効であるか否かを判定する判定手段と、を
    設け、 前記判定手段は、現在新しく前記座標読み取り手段と座
    標取得手段にて読み出された座標情報とそれ以前に読み
    出されあらかじめ前記メモリ手段に記憶されている座標
    情報との位置関係を比較し判定する処理を行うことを特
    徴とする座標入力装置。
  2. 【請求項2】 座標取得手段は、タイマ手段を有し、該
    タイマ手段からの出力によりあらかじめ定めた一定時間
    ごとに割り込みを発生させ、座標情報を取り出す処理を
    行うことを特徴とする請求項1記載の座標入力装置。
  3. 【請求項3】 判定手段は、入力座標の有効性を判定す
    る基準に、現在新しく読み出された座標とその1つ前に
    読み出され記憶されている座標との位置関係を用いるこ
    とを特徴とする請求項1記載の座標入力装置。
  4. 【請求項4】 判定手段は、入力座標の有効性を判定す
    る基準に、現在新しく読み出された座標とその以前に読
    み出され記憶されている複数の座標との位置関係を用い
    ることを特徴とする請求項1記載の座標入力装置。
  5. 【請求項5】 判定手段は、入力座標の有効性を判定す
    る基準となる現在新しく読み出された座標とそれ以前に
    読み出され記憶されている座標との位置関係に、2点間
    の距離を用いることを特徴とする請求項1または3また
    は4のいずれか記載の座標入力装置。
  6. 【請求項6】 偏平な指示領域を有し、 前記偏平な指示領域内に指示された点に対応する2次元
    座標を読み取る座標読み取り手段と、 前記座標読み取り手段にて読み取られた2次元座標の座
    標を座標情報として取り出すとともに、該読み取り時刻
    を取得する座標取得手段と、 前記取り出された2次元座標の座標情報を記憶するメモ
    リ手段と、 前記座標読み取り手段と座標取得手段にて読み出された
    座標情報が有効であるか否かを判定する判定手段と、を
    設け、 前記判定手段は、現在新しく前記座標読み取り手段と座
    標取得手段にて読み出された座標情報とそれ以前に読み
    出されあらかじめ前記メモリ手段に記憶されている座標
    情報とを比較し判定する処理を行うとともに、現在新し
    く前記座標読み取り手段と座標取得手段にて読み出され
    た座標の取得時刻とそれ以前に読み出されあらかじめ前
    記メモリ手段に記憶されている座標の取得時刻との時間
    間隔を比較し判定する処理を行うことを特徴とする座標
    入力装置。
  7. 【請求項7】 座標取得手段は、タイマ手段を有し、該
    タイマ手段からの出力により時間を計測し、座標情報を
    取り出す際に、座標情報の取得と前記計測した時間を時
    刻として取得する処理を行うことを特徴とする請求項6
    記載の座標入力装置。
JP17676698A 1998-06-24 1998-06-24 座標入力装置 Pending JP2000010720A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17676698A JP2000010720A (ja) 1998-06-24 1998-06-24 座標入力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17676698A JP2000010720A (ja) 1998-06-24 1998-06-24 座標入力装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000010720A true JP2000010720A (ja) 2000-01-14

Family

ID=16019455

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17676698A Pending JP2000010720A (ja) 1998-06-24 1998-06-24 座標入力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000010720A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001222376A (ja) * 2000-02-07 2001-08-17 Sharp Corp 座標入力装置
JP2012168929A (ja) * 2011-01-31 2012-09-06 Trendon Touch Technology Corp マルチタッチパネルのためのタッチ経路追跡方法
JP2013175224A (ja) * 2009-04-22 2013-09-05 Fujitsu Component Ltd タッチパネルの位置検出方法及びタッチパネル装置
US8547338B2 (en) 2006-11-21 2013-10-01 Samsung Display Co., Ltd. Display device and driving method thereof
JP2013228881A (ja) * 2012-04-25 2013-11-07 Kyocera Corp 電子機器
JP2014006654A (ja) * 2012-06-22 2014-01-16 Fujifilm Corp 情報表示装置、ユーザーインターフェースの提供方法並びにプログラム
JP2015049752A (ja) * 2013-09-02 2015-03-16 株式会社東芝 情報処理装置、方法およびプログラム
US9280249B2 (en) 2009-04-22 2016-03-08 Fujitsu Component Limited Position detecting method for touchscreen panel, touchscreen panel, and electronic apparatus
JP2016066254A (ja) * 2014-09-25 2016-04-28 シャープ株式会社 タッチ検出装置を備えた電子装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4540787B2 (ja) * 2000-02-07 2010-09-08 シャープ株式会社 座標入力装置および座標入力方法
JP2001222376A (ja) * 2000-02-07 2001-08-17 Sharp Corp 座標入力装置
US8547338B2 (en) 2006-11-21 2013-10-01 Samsung Display Co., Ltd. Display device and driving method thereof
KR101337259B1 (ko) * 2006-11-21 2013-12-19 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치 및 그의 구동 방법
JP2013175224A (ja) * 2009-04-22 2013-09-05 Fujitsu Component Ltd タッチパネルの位置検出方法及びタッチパネル装置
US9280249B2 (en) 2009-04-22 2016-03-08 Fujitsu Component Limited Position detecting method for touchscreen panel, touchscreen panel, and electronic apparatus
US10095365B2 (en) 2009-04-22 2018-10-09 Fujitsu Component Limited Position detecting method for touchscreen panel, touchscreen panel, and electronic apparatus
JP2012168929A (ja) * 2011-01-31 2012-09-06 Trendon Touch Technology Corp マルチタッチパネルのためのタッチ経路追跡方法
EP2482177A3 (en) * 2011-01-31 2014-02-26 TPK Touch Solutions Inc. Method of tracing touch paths for a multi-touch panel
JP2013228881A (ja) * 2012-04-25 2013-11-07 Kyocera Corp 電子機器
JP2014006654A (ja) * 2012-06-22 2014-01-16 Fujifilm Corp 情報表示装置、ユーザーインターフェースの提供方法並びにプログラム
JP2015049752A (ja) * 2013-09-02 2015-03-16 株式会社東芝 情報処理装置、方法およびプログラム
JP2016066254A (ja) * 2014-09-25 2016-04-28 シャープ株式会社 タッチ検出装置を備えた電子装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103294227B (zh) 信息处理设备及其控制方法
JP3998376B2 (ja) 入力処理方法及びそれを実施する入力処理装置
TWI291161B (en) Automatic switching for a dual mode digitizer
US7705831B2 (en) Pad type input device and scroll controlling method using the same
KR950012489B1 (ko) 데이타 처리 시스템 및 그 처리 시간 감소 방법
US20110157040A1 (en) Touchpanel device, and control method and program for the device
US20030025678A1 (en) Apparatus with touch screen and method for displaying information through external display device connected thereto
US20120056804A1 (en) Apparatus, Methods And Computer Program Products Providing Finger-Based And Hand-Based Gesture Commands For Portable Electronic Device Applications
WO2009140347A2 (en) Systems and methods for assessing locations of multiple touch inputs
CN107463329A (zh) 黑屏手势的检测方法、装置、存储介质及移动终端
JPH08212005A (ja) 3次元位置認識型タッチパネル装置
CN104951213B (zh) 防止误触发边缘滑动手势的方法
JP2743854B2 (ja) 入力時間判定機能付き入力装置
JP2000010720A (ja) 座標入力装置
CN110377214A (zh) 角度侦测方法和角度侦测装置
JP4171509B2 (ja) 入力処理方法及びそれを実施する入力処理装置
WO2015081863A1 (zh) 信息输入方法、装置及终端
JP2011076452A (ja) タッチパネルを備えた表示制御装置
CN106406578A (zh) 信息处理装置、输入控制方法、信息处理装置的控制方法
US20100125196A1 (en) Ultrasonic Diagnostic Apparatus And Method For Generating Commands In Ultrasonic Diagnostic Apparatus
CN101308453A (zh) 具有使用者界面的操作***
JP2014081723A (ja) 抵抗膜式タッチパネルを備えた電子機器
JP2003224633A (ja) スライドスイッチによるスクロール方法とそれを用いた携帯電話機
JP2014082605A (ja) 情報処理装置、その制御方法及びプログラム
CN112698739B (zh) 一种控制方法及装置