JP2000009724A - ワインダー仕上げ製品の品質自動判定方法及び自動判定装置 - Google Patents

ワインダー仕上げ製品の品質自動判定方法及び自動判定装置

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JP2000009724A JP10175832A JP17583298A JP2000009724A JP 2000009724 A JP2000009724 A JP 2000009724A JP 10175832 A JP10175832 A JP 10175832A JP 17583298 A JP17583298 A JP 17583298A JP 2000009724 A JP2000009724 A JP 2000009724A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワインダー工程で巻き上げる小巻取紙を、抄
紙機のBM計で検出した品質データに基づいて自動的に
分類する。 【解決手段】 抄紙機で製造する紙の品質データをBM
計5、6で検出してコンピュータ7に入力し、後工程の
ワインダー工程で小巻取紙8を製造する際に、コンピュ
ータ7から該小巻取紙8に対応する品質データを自動的
に抽出し、該データにおいて、BM計1走査分の複数の
品質データを所定の演算式によって処理して一つのスキ
ャン演算値を求め、該スキャン演算値が予め設定した品
質許容値の範囲から外れるかどうかを判断して、該品質
許容値の範囲から外れるスキャン演算値の数あるいは比
率を求め、そのカウントした数あるいは比率を予め設定
した基準値と比較することにより品質を分類する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】 製紙工場においては、一般に、抄紙機
で製造して巻き上げた巻取紙(ミルロール)を倉庫等にス
トックしながら、次工程のワインダー(スリッターある
いはリワインダーとも呼ぶ)に移送して、ウェブの流れ
方向の分割やウェブの幅方向の分割を実施して、出荷し
易い形態である小巻取紙を製造している。
【0002】一方、品質データとして、抄紙機において
巻取紙を巻き上げる工程であるリールパートの前に、B
M計(Basis Weight & Moisture Measurement System)の
検出部を設置して、紙の坪量、紙の水分率、紙の厚さ等
を測定しており、現在一般的に使用されているものは放
射線による検出器を用いたものである。なお本発明にお
いては、BM計と言う表現を、紙の坪量、紙の水分率、
紙の厚さ等を測定する装置の総称として用いている。ま
た、虫の混入等の紙に発生した欠陥も品質データとして
重要であり、これは、リールパートの前に設置した欠陥
検出器等で検知している。これらの内、紙に発生した欠
陥については、除去するのが一般的であり、検出器が作
動した時に個別の対応をすればよいが、紙の坪量、紙の
水分率、紙の厚さ等のBM計の測定データに関しては、
微変動があり、これらのデータから良品と不良品の判定
をすることは簡単ではない。更に、抄紙機で巻き上げた
巻取紙(ミルロール)が、ワインダーで分割されて小巻取
紙になった場合、小巻取紙に対応するBM計の測定デー
タを取り出して、その小巻取紙1本の品質判定をするこ
とは、データの移送、データの検索、判定方法等の点で
かなり複雑な操作が必要であり、精度のよい判定をする
ためには長時間を費やす必要があった。
【0003】このような問題を解決するために、当社で
は、BM計の測定データを抄紙機で巻き上げた巻取紙
(ミルロール)毎に記憶し、ワインダーで分割した小巻取
紙に対応するBM計の測定データを検索して取り出すこ
との出来るコンピュータを用いたシステム(分巻きシス
テム)を開発して使用しているが、品質判定に関し、短
時間で精度のよい判定をする方法が確立されていないと
いう問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 上述の通り、抄紙機
で抄造しワインダーで分割して巻き上げた小巻取紙にお
いて、紙の坪量、紙の水分率、紙の厚さ等のBM計の測
定データから良品と不良品の判定をすることは簡単では
なく、精度のよい判定をする方法が確立されていない。
また、小巻取紙1本に対応する紙の抄造過程の途中でこ
れらの品質が変化した場合等に、部分的に品質異常が生
じている場合もあるが、小巻取紙1本全体の品質に関す
る平均値を求めるような一般的な方法では、このような
品質異常を有する小巻取紙を欠陥品として判定すること
が出来ない。
【0005】従って本発明は、抄紙機で巻き上げた巻取
紙からワインダー工程で小巻取紙を製造する際に、小巻
取紙の品質判定に新しい判定方法を導入すると共に、複
雑な検索と演算にコンピュータを利用することにより、
各々の小巻取紙に対応するBM計の検出データである紙
の坪量、紙の水分率、紙の厚さ等から各々の小巻取紙の
品質ランクを自動判定する方法とその装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本発明の第1は、抄紙
機で製造する巻取紙の品質データを、抄紙機に設置した
BM計で検出してコンピュータに入力し記憶させ、後工
程のワインダー工程で該小巻取紙を製造する際に、コン
ピュータで該巻取紙の分割寸法に応じて該小巻取紙に対
応する品質データを抽出して演算処理し、該小巻取紙の
品質の良否を判定して、判定結果をワインダー工程に出
力する自動判定方法であって、抽出した該小巻取紙に対
応する品質データの処理において、BM計検出部が小巻
取紙の幅方向に端部から他方の端部まで1回走査(スキ
ャン)し測定して得た1走査分の品質データを所定の演
算式によって処理して、一つのスキャン演算値と称する
演算値を求め、該スキャン演算値が予め設定した品質許
容値の範囲から外れるかどうかを判断し、該判断を該小
巻取紙の有する全スキャン演算値に関して実施し、該品
質許容値の範囲から外れるスキャン演算値の数をカウン
トし、あるいはカウントした数の該小巻取紙の有する全
スキャン演算値の数に対する比率を演算し、そのカウン
トした数あるいはその比率を予め設定した基準の数ある
いは基準の比率と比較することにより、該小巻取紙を2
以上の品質ランクに区分して判定することを特徴とする
ワンンダー仕上げ製品の品質自動判定方法である。
【0007】本発明の第2は、前記BM計で検出してコ
ンピュータに入力する前記品質データの種類は、紙の坪
量、紙の水分率、紙の厚さ、の内の少なくとも一つを含
み、スキャン演算値は各々の品質データの種類に関して
各々演算することを特徴とする請求項1に記載のワンン
ダー仕上げ製品の品質自動判定方法である。
【0008】本発明の第3は、前記BM計検出部が紙の
幅方向に端から端まで1回走査し測定して得た複数の品
質データをコンピュータで処理し、スキャン演算値を求
める前記所定の演算式は、1走査分の品質データの平均
値を求める演算式、1走査分の品質データの変動幅を求
める演算式、の内の少なくとも一つを含むことを特徴と
する請求項1または請求項2に記載のワンンダー仕上げ
製品の品質自動判定方法である。
【0009】本発明の第4は、前記スキャン演算値が許
容範囲から外れるかどうかを判定する予め設定した品質
許容値の範囲は、1種類の品質に対して、複数の範囲が
設定されていることを特徴とする請求項1〜請求項3の
いずれかに記載したワンンダー仕上げ製品の品質自動判
定方法である。
【0010】本発明の第5は、抄紙機で製造する巻取紙
の品質データを、抄紙機に設置したBM計で検出してコ
ンピュータに入力し記憶させ、後工程のワインダー工程
で該巻取紙から小巻取紙を製造する際に、コンピュータ
で該巻取紙の分割寸法に応じて該小巻取紙に対応する品
質データを抽出して演算処理し、該小巻取紙の品質の良
否を判定して、判定結果をワインダー工程に出力する自
動判定装置であって、該自動判定装置は、BM計の検出
データを抄紙機で巻き取った巻取紙毎にコンピュータに
送信し入力する通信装置とコンピュータのハードウェア
とを有してなり、該コンピュータのハードウェアとし
て、入力された品質データを記憶する記憶手段と、ワイ
ンダー工程の該小巻取紙に対応する品質データを検索す
る検索手段と、検索して抽出した該小巻取紙のデータの
内BM計が紙の幅方向に端部から他方の端部まで1回走
査し測定して得た1走査分の品質データを、所定の演算
式によって処理してスキャン演算値と称する一つの演算
値を求める演算手段と、該スキャン演算値が予め設定し
た品質許容値の範囲から外れるかどうかを判断する判断
手段と、該品質許容値の範囲から外れるスキャン演算値
の数をカウントし、あるいはカウントした数の該小巻取
紙の有する全スキャン演算値の数に対する比率を演算す
る演算手段と、そのカウントした数あるいはその比率を
予め設定した基準の数あるいは基準の比率と比較して、
該小巻取紙を2以上の品質ランクに区分して判定する判
断手段と、出力装置とを有することを特徴とするワンン
ダー仕上げ製品の品質自動判定装置である。
【0011】本発明の第6は、前記自動判定装置は、小
巻取紙が所定の品質ランクに判定された時に警報音を出
す警報装置を有することを特徴とする請求項5に記載の
ワンンダー仕上げ製品の品質自動判定装置である。
【0012】
【発明の実施の形態】 本発明は、抄紙機で製造する巻
取紙(ミルロールとも言う)の品質データを、抄紙機に設
置したBM計(Basis Weight & Moisture Measurement S
ystem)で巻き取る前に検出してコンピュータに入力し記
憶させ、次工程のワインダー工程で該巻取紙(ミルロー
ル)から小巻取紙を製造する際に、該コンピュータで該
小巻取紙に対応する品質データを抽出して演算処理し、
該小巻取紙の品質の良否を判定して、判定結果をワイン
ダー工程に出力する自動判定方法とその装置であり、以
下に本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。但し、
本発明はこの実施例に限定されるものではない。
【0013】
【実施例】 図1は、本発明のワインダー仕上げ製品の
自動判定システムに関するフローを示したものである。
図1において、抄紙機1で製造されたウェブ3は、抄紙
機のリールパート2で巻取紙(ミルロール)4として巻き
上げられるが、巻き上げられる前にBM計検出部5によ
り、紙の坪量、紙の水分率、紙の厚さ等の品質データが
検出される。
【0014】BM計(Basis Weight & Moisture Measure
ment System)は、検出部であるこのBM計検出部5と、
BM計検出部の検出値を取り込んでコンピュータにより
抄紙機を制御する部分であるBM計制御部6により構成
されており、BM計検出部5から取り込まれたこれらの
データは、BM計制御部6から、更にワインダーを制御
するコンピュータに送信され入力される。尚、本発明に
おいては、このワインダーを制御するコンピュータに、
抄紙機で巻き上げられた各巻取紙(ミルロール)4に対応
してワインダーの処理方法を設定する機能や、製造した
小巻取紙に対応するデータを検索する機能を持たせてい
るので、このコンピュータを用いたシステムを分巻シス
テム7と呼んでいる。
【0015】本実施例においては、BM計検出部5は抄
紙機の走行しているウェブ上を端部から他方の端部まで
走査(スキャン)し、走査毎(片道約30秒)に、紙の坪
量、紙の水分率、紙の厚さ等のデータを検出し、BM計
制御部6から分巻システム7へのデータ送信は、紙の坪
量、紙の水分率、紙の厚さについて、BM計の走査毎に
全幅で60分割のデータを連続して送信し、分巻システ
ム7は各巻取紙(ミルロール)4毎に、送信されたBM計
のデータを記憶する。ここで、BM計制御部6から分巻
システム7へ送信するデータとして、データの種類を減
らして、例えば、紙の坪量、紙の水分率の2種類のみに
ついて実施してもよく、特に限定するものではない。ま
た、抄紙機の枠替え(品種替えと巻取り寸法変更)時に
は、BM計制御部6から分巻システム7へ、銘柄コー
ド、ミルロール巻長さ、ミルロールのワインダーにおけ
る分割寸法データ等を送信する。
【0016】抄紙機で巻き上げられた巻取紙(ミルロー
ル)4は、巻取紙4の保管場所に一次保管し、次にワイ
ンダー工程に送られる。ワインダー工程においては、運
転員が、ワインダー17の巻き出しスタンド(アンリー
ルスタンド)11にセットした巻取紙4に対応するデー
タ(銘柄等)を、該巻取紙4に張り付けられたミルロール
NO等を用いて分巻システム7の入出力部13から選択
して取り出す。この選択により、該巻取紙4に対応する
銘柄コード、巻取紙巻長さ、巻取紙のワインダーにおけ
る分割寸法データ等が入出力部の画面に表示され、スリ
ッター装置の制御部10に各スリッター刃の断裁位置
(スリッターの取幅)の信号が、巻き取り制御部9に巻取
り長さの信号が送られる。次に、運転員の押し釦操作に
よりスリッター装置は自動位置決めされ、更に、運転速
度等の設定と巻き取り開始操作によって運転が開始さ
れ、規定幅規定巻長さの小巻取紙8が巻き上げられる。
尚、巻取紙のワインダーにおける分割寸法は、上記のよ
うに抄紙機において巻取紙を巻き上げた時点で設定して
もよいが、ワインダー工程において決定し、分巻システ
ム7の入出力部13から入力することも出来る。
【0017】巻き上げられた小巻取紙8は、蹴りだし装
置15によって蹴りだされるが、この時点で、分巻シス
テム7によって小巻取紙の自動品質判定が実施される。
判定する品質ランクは、本実施例においては、良品、保
留品、損紙の3ランクとしているが、このランク分け
は、2ランク以上であれば何種類に分類してもよく、特
に限定するものではない。
【0018】自動品質判定の結果は、分巻システム7の
入出力部13の画面に表示されるが、保留品あるいは損
紙に判定された場合には、損紙は赤色、保留品は黄色の
パトライト付きの警報装置14が設置され、同時に警報
音を発し、運転員の誤認防止を図っている。警報装置1
4は、このようにパトライトと警報音を発する装置を両
方備えていてもよいが、どちらか一方を単独に備えてい
てもよい。
【0019】運転員はこの品質自動判定結果により小巻
取紙8を分類して、次工程に送ることになるが、必要に
応じて、品質判定の基礎データである1スキャン毎のプ
ロファイルデータ(紙の坪量、紙の水分値、紙の厚さ各
々について)、1スキャン平均値のトレンド(紙の坪量、
紙の水分値、紙の厚さ各々について)、1スキャン変動
幅のトレンド(紙の坪量、紙の水分値、紙の厚さ各々に
ついて)等のデータを、分巻システム7の入出力部の画
面によって確認して、再度判断をすることも可能であ
る。また、運転員は、必要に応じて分巻システム7の入
出力部13から、判定画面、プロファイル画面、トレン
ド画面のハードコピーを取ることが出来、これにより保
留品あるいは損紙品に判定された場合に詳細な調査をす
ることも可能となっている。
【0020】また、BM計制御部6から分巻システム7
に転送されたデータ群は、品質自動判定が完了するまで
は、分巻システム7あるいはこれに接続された上位コン
ピュータ12に記憶されるが、品質判定が完了後のデー
タ群は、分巻システム7から上位コンピュータ12を経
て通信システム16によりサーバー(図示せず)に蓄積さ
れ、必要に応じて品質判定データの検索用コンピュータ
(図示せず)によって検索することが出来る。
【0021】自動品質判定によって巻取紙が分類される
と、運転員は、上位コンピュータ12から品質判定結果
を入力して、刷り込み機(図示せず)とラベラー(図示せ
ず)にデータを送って、必要なデータを小巻取紙8に表
示した後、次工程に送る。
【0022】次に、品質の自動判定の方法について詳述
する。本発明における品質判定の基準となるBM計で測
定する品質データの種類は、紙の坪量、紙の水分率、紙
の厚さ、の内の少なくとも一つであり、ここでは、これ
らの3種類全てに関して判定する場合について説明す
る。自動判定は以下の如く(1)〜(7)の順序で実行され
る。
【0023】(1)既に説明したように、BM計検出部5
が抄紙機のウェブ上を端部から他方の端部まで走査し
て、走査毎に、紙の坪量、紙の水分率、紙の厚さのデー
タを検出し、BM計制御部6から分巻システム7へデー
タを送信して記憶しているので、先ず、判定対象の小巻
取紙に対応するBM計の走査毎の全てのデータを、紙の
坪量、紙の水分値、紙の厚さについて、分巻システム7
から検索する。この検索は、既にワインダーに入力済み
のミルロールNO、小取紙の取幅(スリッターの取幅)、
小巻取紙の巻き長さにより、判定対象の小巻紙に対応す
るデータが自動的に特定されることにより実行される。
【0024】(2)次に、判定対象の小巻取紙に対応する
紙の坪量に関し、走査毎の各データについて、平均値A
と変動幅Rを算出する。尚、この走査毎の演算値(平均
値Aあるいは変動幅R)を本発明においては、スキャン
演算値と称している。また、本実施例においては、既述
の如くミルロール全幅で1走査について60個のデータ
が存在するので、ワインダーにおいてミルロールを等分
に3分割する場合は、図2に示すように、判定対象の小
巻取紙に関しては、1走査について1/3の20個のデ
ータが存在することになり、20個のデータの平均値等
を演算することになる。この時、スキャン演算値を平均
値Aと変動幅Rの両方に関して、判定対象の小巻取紙の
全走査分について演算する。図2に示すように、判定対
象の小巻取紙に関して21回分の走査データが存在する
場合は、スキャン演算値は、平均値Aと変動幅Rの各々
に関して21個演算されることになる。
【0025】(3)次に、(紙の坪量に関し、)上記のスキ
ャン演算値である平均値Aと変動幅Rの各々が、予め設
定しておいた品質許容値の範囲に入るかどうかを判断す
る。図3及び図4は本実施例の場合を示し、図3は、ス
キャン演算値である紙の坪量の平均値Aに対して、予め
設定しておいた品質許容値の範囲が、L〜Hの範囲と、
LL〜HHの範囲の2つある場合を示している。また、
図4は、スキャン演算値である紙の坪量の変動幅Rに対
して、予め設定しておいた品質許容値の範囲が、0〜H
の範囲と、0〜HHの範囲の2つある場合を示してい
る。尚、平均値Aと変動幅Rの範囲の記号として、何れ
もHとHHを用いているが、それぞれ別の数値を表して
いることは言うまでもない。
【0026】(4)次に、(紙の坪量に関し、) スキャン
演算値である平均値Aと変動幅Rの各々が、予め設定し
ておいた品質許容値の範囲から外れる個数をカウントす
る。あるいは該個数の全スキャン数に対する比率を演算
する。図3の場合は、スキャン演算値(紙の坪量の平均
値A)が、L〜Hの範囲から外れる個数は1個、該個数
の比率(BWAHと記す)は1/21である。また、LL
〜HHの範囲から外れる個数は0個、該個数の比率(B
WAHH)は0である。図4の場合は、スキャン演算値
(紙の坪量の変動幅R)が、0〜Hの範囲から外れる個数
は1個、該個数の比率(BWRH)は1/21である。ま
た、0〜HHの範囲から外れる個数は0個、該個数の比
率(BWRHH)は0である。尚、BWは坪量を表す記号
として用いている。
【0027】(5)次に、判定対象の小巻取紙に対応する
紙の水分率に関し、上記(2)〜(4)と同様の操作を実施
して、下記の値を算出する。尚、下記のMPは水分率を
表す記号として用いている。 ・スキャン演算値(紙の水分率の平均値A)が、L〜Hの
範囲から外れる個数の比率(MPAH) ・スキャン演算値(紙の水分率の平均値A)が、LL〜H
Hの範囲から外れる個数の比率(MPAHH) ・スキャン演算値(紙の水分率の変動幅R)が、0〜Hの
範囲から外れる個数の比率(MPRH) ・スキャン演算値(紙の水分率の変動幅R)が、0〜HH
の範囲から外れる個数の比率(MPRHH)
【0028】(6)次に、判定対象の小巻取紙に対応する
紙の厚さに関し、上記(2)〜(4)と同様の操作を実施し
て、下記の値を算出する。尚、下記のCPは厚さを表す
記号として用いている。 ・スキャン演算値(紙の厚さの平均値A)が、L〜Hの範
囲から外れる個数の比率(CPAH) ・スキャン演算値(紙の厚さの平均値A)が、LL〜HH
の範囲から外れる個数の比率(CPAHH) ・スキャン演算値(紙の厚さの変動幅R)が、0〜Hの範
囲から外れる個数の比率(MPRH) ・スキャン演算値(紙の水分率の変動幅R)が、0〜HH
の範囲から外れる個数の比率(CPRHH) 本実施例の(2)〜(6)においては、紙の坪量、水分率、
厚さの順序で演算する例を示したが、演算順序は限定さ
れるものではない。
【0029】(7)次に、下記の予め設定しておいた品質
ランクの判定基準に従って、判定対象の小巻取紙の品質
ランクを決定する。 <品質判定基準> ・損紙判定 …… 以下の判定式の少なくとも1つが成立
した場合は、損紙とする。 坪量について BWAHH(比率) ≧ BWAHHに
関し予め設定しておいた損紙判定基準値(比率) 坪量について BWRHH(比率) ≧ BWRHHに
関し予め設定しておいた損紙判定基準値(比率) 水分率について MPAHH(比率) ≧ MPAHHに
関し予め設定しておいた損紙判定基準値(比率) 水分率について MPRHH(比率) ≧ MPAHHに
関し予め設定しておいた損紙判定基準値(比率) 厚さについて CPAHH(比率) ≧ CPAHHに
関し予め設定しておいた損紙判定基準値(比率) 厚さについて CPRHH(比率) ≧ CPRHHに
関し予め設定しておいた損紙判定基準値(比率)
【0030】・保留品判定 …… 損紙に判定されなかっ
た物の内、以下の判定式の少なくとも1つが成立した場
合は、保留品とする。 坪量について BWAH(比率) ≧ BWAHに関し
予め設定しておいた損紙判定基準値(比率) 坪量について BWRH(比率) ≧ BWRHに関し
予め設定しておいた損紙判定基準値(比率) 水分率について MPAH(比率) ≧ MPAHに関し
予め設定しておいた損紙判定基準値(比率) 水分率について MPRH(比率) ≧ MPRHに関し
予め設定しておいた損紙判定基準値(比率) 厚さについて CPAH(比率) ≧ CPAHに関し
予め設定しておいた損紙判定基準値(比率) 厚さについて CPRH(比率) ≧ CPRHに関し
予め設定しておいた損紙判定基準値(比率)
【0031】・良品判定 …… 損紙、保留品のいずれに
も該当しないものを、良品とする。尚、本実施例では、
最終の品質判定基準として、品質許容値の範囲から外れ
るスキャン演算値の数の全数に対する比率を用いて判定
したが、小巻取紙の巻長さが決まっている場合等には、
品質許容値の範囲から外れるスキャン演算値の数そのも
のを用いてもよく、特に限定するものではない。
【0032】図5は、本発明の品質自動判定装置のブロ
ック図である。本発明の品質自動判定装置は、BM計制
御部6から品質判定を実施するコンピュータシステムに
BM計検出品質データを送信する通信装置27と、入力
装置21、中央演算装置20、表示装置を含む出力装置
22、制御プログラムを記憶したメインメモリ23、そ
の他のメモリ24、25、26を有している。BM計制
御部6から送信され入力されたBM計検出品質データ群
は、メモリ26に記憶され、メモリ24には、スキャン
演算値が予め設定した品質許容値の範囲から外れる個数
あるいは該個数の比率を演算するための品質許容値の範
囲が記憶されている。また、メモリ25には、該個数あ
るいは比率から品質ランクを判断するための基準が記憶
されている。
【0033】メインメモリ23の制御プログラムと中央
演算装置20により、品質判定する小巻取紙に対応する
品質データがメモリ26から検索して取り出され、それ
ぞれの品質データの種類毎に、スキャン演算値A、Rが
演算され、更に、該スキャン演算値は、メモリ24に記
憶された品質許容値の範囲から外れるどうか判断され、
その個数、あるいは比率が演算される。演算された個数
あるいは比率は、メモリ25に記憶されている品質ラン
ク判断基準と比較され、品質ランクが判定される。更
に、この品質ランクは出力装置22により出力される。
【0034】
【発明の効果】 本発明の品質自動判定方法及び品質自
動判定装置は、抄紙機で抄造しワインダーで分割して巻
き上げた小巻取紙に対して、BM計の検出データである
紙の坪量、紙の水分率、紙の厚さ等のデータから、良
品、不良品等の品質ランクをコンピュータにより即座に
自動的に判定出来るので、効率的な運転が出来ると共
に、判定ミスが減少し、判定のための労力も節減出来
る。更に、通常人間では実施出来ないような複雑な判定
基準を用いることが可能になり、判定の精度が向上す
る。また、品質判定対象の小巻取紙1本に対応する紙の
抄造過程の途中で品質が変化した場合に、小巻取紙1本
全体についての平均値を演算する等の一般的な方法では
異常値として判定されないが、本発明の品質自動判定方
法によれば、部分的に品質欠陥が生じている場合も異常
値として演算し、不良品としてランク分け出来るので、
市場の要求の実態に応じた精度の高い品質判定が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 小巻取紙の製造工程と本発明の自動判定方法
を示すフロー図。
【図2】 BM計検出部が走査して検出した紙の坪量に
関する巻取紙1本分のデータ(プロファイルデータ)を示
す図。
【図3】 紙の坪量に関する小巻取紙1本分のスキャン
演算値(平均値)を示すグラフ。
【図4】 紙の坪量に関する小巻取紙1本分のスキャン
演算値(変動幅)を示すグラフ。
【図5】 本発明の自動判定装置のブロック図。
【符号の説明】
1…抄紙機 2…リールパート 3…ウェブ 4…巻取紙(ミルロール) 5…BM計検出部 6…BM計制御部 7…コンピュータを用いた分巻システム 8…小巻取紙 9…巻き取り制御部 10…スリッター装置制御部 11…巻き出しスタンド 12…上位コンピュータ 13…入出力部 14…警報装置 15…蹴り出し装置 16…通信システム 17…ワインダー 20…中央演算装置 21…入力装置 22…出力装置(表示装置を含む) 23…メインメモリ 24…メモリ 25…メモリ 26…メモリ 27…通信装置 A…平均値 B…変動幅

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抄紙機で製造する巻取紙の品質データ
    を、抄紙機に設置したBM計で検出してコンピュータに
    入力し記憶させ、後工程のワインダー工程で該巻取紙か
    ら小巻取紙を製造する際に、コンピュータで該巻取紙の
    分割寸法に応じて該小巻取紙に対応する品質データを抽
    出して演算処理し、該小巻取紙の品質の良否を判定し
    て、判定結果をワインダー工程に出力する自動判定方法
    であって、 抽出した該小巻取紙に対応する品質データの処理におい
    て、BM計検出部が小巻取紙の幅方向に端部から他方の
    端部まで1回走査し測定して得た1走査分の品質データ
    を所定の演算式によって処理して、一つのスキャン演算
    値と称する演算値を求め、該スキャン演算値が予め設定
    した品質許容値の範囲から外れるかどうかを判断し、該
    判断を該小巻取紙の有する全スキャン演算値に関して実
    施し、該品質許容値の範囲から外れるスキャン演算値の
    数をカウントし、あるいはカウントした数の該小巻取紙
    の有する全スキャン演算値の数に対する比率を演算し、
    そのカウントした数あるいはその比率を予め設定した基
    準の数あるいは基準の比率と比較することにより、該小
    巻取紙を2以上の品質ランクに区分して判定することを
    特徴とするワンンダー仕上げ製品の品質自動判定方法。
  2. 【請求項2】 前記BM計で検出してコンピュータに入
    力する前記品質データの種類は、紙の坪量、紙の水分
    率、紙の厚さ、の内の少なくとも一つを含み、スキャン
    演算値は各々の品質データの種類に関して各々演算する
    ことを特徴とする請求項1に記載のワンンダー仕上げ製
    品の品質自動判定方法。
  3. 【請求項3】 前記BM計検出部が紙の幅方向に端から
    端まで1回走査し測定して得た複数の品質データをコン
    ピュータで処理し、スキャン演算値を求める前記所定の
    演算式は、1走査分の品質データの平均値を求める演算
    式、1走査分の品質データの変動幅を求める演算式、の
    内の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載のワンンダー仕上げ製品の品質自動
    判定方法。
  4. 【請求項4】 前記スキャン演算値が許容範囲から外れ
    るかどうかを判断する予め設定した品質許容値の範囲
    は、1種類の品質に対して、複数の範囲が設定されてい
    ることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載したワンンダー仕上げ製品の品質自動判定方法。
  5. 【請求項5】 抄紙機で製造する巻取紙の品質データ
    を、抄紙機に設置したBM計で検出してコンピュータに
    入力し記憶させ、後工程のワインダー工程で該巻取紙か
    ら小巻取紙を製造する際に、該コンピュータで該巻取紙
    の分割寸法に応じて該小巻取紙に対応する品質データを
    抽出して演算処理し、該小巻取紙の品質の良否を判定し
    て、判定結果をワインダー工程に出力する自動判定装置
    であって、 該自動判定装置は、BM計の検出データを抄紙機で巻き
    取った巻取紙毎にコンピュータに送信し入力する通信装
    置とコンピュータのハードウェアとを有してなり、 該コンピュータのハードウェアとして、入力された品質
    データを記憶する記憶手段と、ワインダー工程の該小巻
    取紙に対応する品質データを検索する検索手段と、検索
    して抽出した該小巻取紙のデータの内BM計が紙の幅方
    向に端部から他方の端部まで1回走査し測定して得た1
    走査分の品質データを、所定の演算式によって処理して
    スキャン演算値と称する一つの演算値を求める演算手段
    と、該スキャン演算値が予め設定した品質許容値の範囲
    から外れるかどうかを判断する判断手段と、該品質許容
    値の範囲から外れるスキャン演算値の数をカウントし、
    あるいはカウントした数の該小巻取紙の有する全スキャ
    ン演算値の数に対する比率を演算する演算手段と、その
    カウントした数あるいはその比率を予め設定した基準の
    数あるいは基準の比率と比較して、該小巻取紙を2以上
    の品質ランクに区分して判定する判断手段と、出力装置
    とを有することを特徴とするワンンダー仕上げ製品の品
    質自動判定装置。
  6. 【請求項6】 前記自動判定装置は、小巻取紙が所定の
    品質ランクに判定された時に警報を出す警報装置を有す
    ることを特徴とする請求項5に記載のワンンダー仕上げ
    製品の品質自動判定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013111730A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp カッター設備装置
JP2015209330A (ja) * 2014-04-30 2015-11-24 王子ホールディングス株式会社 巻取システム、予測方法、二次巻の製造方法およびプログラム
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