JP2000009399A - 水中航走体 - Google Patents

水中航走体

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JP2000009399A
JP2000009399A JP10174446A JP17444698A JP2000009399A JP 2000009399 A JP2000009399 A JP 2000009399A JP 10174446 A JP10174446 A JP 10174446A JP 17444698 A JP17444698 A JP 17444698A JP 2000009399 A JP2000009399 A JP 2000009399A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
expansion nozzle
pressure gas
hull
rear end
underwater vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP10174446A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimitsu Araki
敏光 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Publication of JP2000009399A publication Critical patent/JP2000009399A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 点検整備、取り扱いが簡単な推進手段を備え
た水中航走体を提供する。 【解決手段】 前端部が流線形状に形成された胴部1
と、胴部1の後端部に設けた膨張ノズル2と、胴部1内
に設けられ且つ高圧ガスを充填したガス充填容器3と、
ガス充填容器3から膨張ノズル2へ高圧ガスを供給し得
るバルブ5と、胴部1の側方から膨張ノズル2に連なる
海水導入路6とを備え、膨張ノズル2から後方へ噴出す
る高圧ガス流、並びに、高圧ガス流が膨張ノズル2を流
通する際に海水導入路6から膨張ノズル2を経て後方へ
噴出する海水流によって、胴部1に推力を付与し、ま
た、胴部1の後端部に設けた昇降舵及び方向舵8を適宜
調整して胴部1の姿勢の安定化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水中航走体に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の計測機器等を胴部に搭載し
て水中を航行する水中航走体には、電池を電源とするモ
ータ、あるいは、エンジンなどの原動機でプロペラを駆
動して推力を得る方式の推進手段が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プロペ
ラによって推力を得る水中航走体では、原動機によるプ
ロペラの回転数を高くすると、キャビテーションが生じ
るため、顕著な速度向上を図ることができない。
【0004】また、種々の計測機器等が搭載される胴部
内の限られた空間に、複雑で精密な構造の原動機を組み
込んでいるため、点検整備及び取り扱いに高度な技術を
必要としていた。
【0005】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、点検整備及び取り扱いが簡単な推進手段を備えた水
中航走体を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載の水中航走体では、前端部
が流線形状に形成された胴部と、該胴部の後端部に設け
た膨張ノズルと、胴部内に設けられ且つ高圧ガスを充填
したガス充填容器と、該ガス充填容器から膨張ノズルへ
高圧ガスを供給し得るバルブと、胴部の側方から膨張ノ
ズルに連なる海水導入路とを備えている。
【0007】また、本発明の請求項2に記載の水中航走
体では、本発明の請求項1に記載の水中航走体の構成に
加えて、胴部の後端部左右に昇降舵を設け、胴部の後端
部上下に方向舵を設けている。
【0008】本発明の請求項1あるいは請求項2に記載
の水中航走体のいずれにおいても、バルブを開いてガス
充填容器に充填されている高圧ガスを膨張ノズルへ供給
し、膨張ノズルから胴部の後方へ噴出する高圧ガス流、
並びに、高圧ガス流が膨張ノズルを通過する際に海水導
入路から膨張ノズルを経て胴部の後方へ噴出する海水流
によって、胴部に推力を付与する。
【0009】また、本発明の請求項2に記載した水中航
走体においては、昇降舵及び方向舵を適宜調整して胴部
の姿勢の安定化を図る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例と共に説明する。
【0011】図1から図3は本発明の水中航走体の実施
の形態の一例を示すものである。
【0012】この水中航走体は、前端部が半球型の流線
形状に形成され且つ長手方向の後端寄り部分から後方へ
向って外径が次第に減少し全体として略紡錘形状をなす
ように形成された胴部1と、該胴部1の後端部の内方に
設けられ且つ後方に向って開口する膨張ノズル2を備え
ている。
【0013】膨張ノズル2は、胴部1内に設けられ且つ
高圧ガスを充填したガス充填容器3にガス流路4を介し
て接続され、また、後端寄り部分の内径が後方へ向って
徐々に拡大するよう形成されている。
【0014】ガス流路4には、ガス充填容器3から膨張
ノズル2へ高圧ガスを供給し得るバルブ5が設けられて
おり、該バルブ5は、遠隔操作によって、または自動的
に開度調整ができるように構成されている。
【0015】また、胴部1の後端寄り部分には、上流端
が胴部1の側方に開口し且つ胴部1の後端部分を長手方
向へ貫通して下流端が膨張ノズル2に連なる複数の海水
導入路6が、胴部1の周方向に所定の間隔を置いて設け
られている。
【0016】更に、胴部1の後端部の膨張ノズル2の開
口の左右には、昇降舵7が設けられ、胴部1の後端部の
膨張ノズル2の開口の上下には、方向舵8が設けられて
いる。
【0017】昇降舵7及び方向舵8のいずれも、胴部1
の内方から外部へ突出する舵軸9によって、前端側が胴
部1に回動自在に支持され、胴部1内に配置され且つ舵
軸9の基部にリンク機構10を介して連結されたそれぞ
れのアクチュエータ11,12(例えば、サーボモー
タ)によって操舵されるようになっている。
【0018】アクチュエータ11,12は、胴部1内の
前端寄り部分に搭載された制御装置13により制御され
るようになっている。
【0019】図1から図3に示す水中航走体を推進させ
る際には、当該水中航走体が水中に位置した状態で、遠
隔操作によって、または自動的にバルブ5を開き、ガス
充填容器3に充填されている高圧ガスをガス流路4を介
して膨張ノズル2へ供給し、該高圧ガスを膨張ノズル2
から胴部1の後方へ高圧ガス流として噴出させるととも
に、前記の高圧ガス流が膨張ノズル2を通過する際に海
水導入路6から膨張ノズル2へ導入される海水を、高圧
ガスとともに、膨張ノズル2を経て胴部1の後方へ海水
流として噴出させることによって、胴部1に推力を付与
する。
【0020】また、制御装置13によりそれぞれのアク
チュエータ11,12を制御し、昇降舵7及び方向舵8
の回動角度を適宜調整することにより、胴部1の姿勢の
安定化が図られる。
【0021】このように、図1から図3に示す水中航走
体では、バルブ5を開くと、高圧ガスを膨張ノズル2か
ら胴部1の後方へ噴出する高圧ガス流、並びに、高圧ガ
ス流が膨張ノズル2を通過する際に海水導入路6から膨
張ノズル2を経て胴部1の後方へ噴出する海水流によっ
て、胴部1に推力が付与されるので、水中における推力
を効率よく得ることが可能となり、ガス充填容器3に対
する高圧ガスの充填圧力を高めておくこと、あるいは、
バルブ5の開度を調整することにより、容易に水中航走
体の速度向上を図ることができる。
【0022】また、モータなどの原動機及びプロペラを
用いないで推力を得るので、点検整備や取り扱いが容易
である。
【0023】更に、胴部1の後端部に設けた昇降舵7及
び方向舵8の角度を、アクチュエータ11,12によっ
て適宜調整できるので、胴部1の姿勢の安定化を図るこ
とができる。
【0024】なお、本発明の水中航走体は、上述した実
施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨
を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは
勿論である。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の水中航走体
によれば、下記のような種々の優れた効果を奏し得る。
【0026】(1) 本発明の請求項1あるいは請求項
2に記載の水中航走体のいずれにおいても、バルブを開
くと、膨張ノズルから胴部の後方へ噴出する高圧ガス
流、並びに、高圧ガス流が膨張ノズルを通過する際に海
水導入路から膨張ノズルを経て胴部の後方へ噴出する海
水流によって、胴部に推力が付与されるので、水中にお
ける推力を効率よく得ることが可能となる。
【0027】(2) また、ガス充填容器に対する高圧
ガスの充填圧力を高めておくこと、あるいは、バルブの
開度を調整することにより、水中航走体の速度向上を容
易に図ることができる。
【0028】(3) 更に、モータなどの原動機及びプ
ロペラを用いないで推力を得るので、点検整備や取り扱
いが容易である。
【0029】(4) 本発明の請求項2に記載の水中航
走体においては、昇降舵及び方向舵の角度を適宜調整す
ることによって、胴部の姿勢の安定化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水中航走体の実施の形態の一例の概念
図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図1のIII−III矢視図である。
【符号の説明】
1 胴部 2 膨張ノズル 3 ガス充填容器 5 バルブ 6 海水導入路 7 昇降舵 8 方向舵

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端部が流線形状に形成された胴部と、
    該胴部の後端部に設けた膨張ノズルと、胴部内に設けら
    れ且つ高圧ガスを充填したガス充填容器と、該ガス充填
    容器から膨張ノズルへ高圧ガスを供給し得るバルブと、
    胴部の側方から膨張ノズルに連なる海水導入路とを備え
    たことを特徴とする水中航走体。
  2. 【請求項2】 胴部の後端部左右に昇降舵を設け、胴部
    の後端部上下に方向舵を設けたことを特徴とする請求項
    1に記載の水中航走体。
JP10174446A 1998-06-22 1998-06-22 水中航走体 Pending JP2000009399A (ja)

Priority Applications (1)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101819010A (zh) * 2009-03-30 2010-09-01 兰州理工大学 一种喷水式鱼雷
CN106335598A (zh) * 2016-09-30 2017-01-18 中国运载火箭技术研究院 一种航行器尾部引气减阻装置
CN115783201A (zh) * 2023-02-08 2023-03-14 威海海洋职业学院 一种可以快速调整姿态的潜水器

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