JP2000006948A - トレー同時開封スリーブカートン - Google Patents

トレー同時開封スリーブカートン

Info

Publication number
JP2000006948A
JP2000006948A JP18806098A JP18806098A JP2000006948A JP 2000006948 A JP2000006948 A JP 2000006948A JP 18806098 A JP18806098 A JP 18806098A JP 18806098 A JP18806098 A JP 18806098A JP 2000006948 A JP2000006948 A JP 2000006948A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
sleeve
carton
protrusion
simultaneous opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18806098A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4043603B2 (ja
Inventor
Yuji Sugiyama
有二 杉山
Hidenori Arai
秀紀 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP18806098A priority Critical patent/JP4043603B2/ja
Publication of JP2000006948A publication Critical patent/JP2000006948A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4043603B2 publication Critical patent/JP4043603B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cartons (AREA)
  • Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】トレーをスリーブから取り出すと同時に、蓋が
トレーより剥離され、密封トレーが開封されるトレー同
時開封スリーブカートンであって、トレーが脱落しな
い、カートン全体としてバージン性を持ち、スリーブか
らトレーを引出しやすく、かつ、トレーをスリーブの中
に戻すだけで簡単にトレーのシール蓋を再封できるトレ
ー同時開封スリーブカートンを提供する。 【解決手段】少なくとも側面、天面、側面、底面とで筒
状体を形成するスリーブに、シール蓋を密封シールした
トレーを収納してなり、スリーブからトレーを引き出す
側のトレーのシール蓋に延長片を設け、該延長片とスリ
ーブとが部分的に接着しているトレー同時開封スリーブ
カートンにおいて、トレーの引き出す側に突起部を設
け、該突起部と、スリーブの天面の引き出す側の外縁部
とを部分的に接着し、スリーブとトレーとを一体化した
ことを特徴とするトレー同時開封スリーブカートンであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トレーを収納し、
かつ、同時開封機能を有するスリーブカートンに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】壊れやすい内容物あるいは密封性を必要
とする内容物の保護を目的とする包装形態として、トレ
ーとカートンとを組合せた形態が、一部に使われてい
る。トレーに内容物を充填し、易開封性の蓋により密封
し、一般的なサック箱をはじめ、スリーブ等のカートン
にトレーを収納している。内容物を取り出す時には、カ
ートンを開封し、またはジッパー等により部分的にスリ
ーブカートンを破壊して、収納されているトレーを取り
出し、そのトレーのシール蓋を剥がし、開封している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
包装形態では、カートンを開封し、または、ジッパー等
により部分的にカートンを破壊して、収納されているト
レーを取り出し、トレーのシール蓋を剥がし、開封し、
内容物を取り出すという煩雑さがあった。また、一般的
なスリーブカートンではトレーをスリーブカートンに収
納した場合、スリーブカートンからトレーがずれ落ちて
しまうという危険性があり、一度開封した後に、トレー
のシール蓋を再封することが簡単ではなかった。本発明
の目的は、トレーをスリーブから取り出すと同時に、蓋
がトレーより剥離され、密封トレーが開封される包装、
いわば、トレー同時開封スリーブカートンであって、ト
レーが脱落しない、カートン全体としてバージン性を持
ち、スリーブからトレーを引出しやすく、かつ、トレー
をスリーブの中に戻すだけで簡単にトレーのシール蓋を
再封できるトレー同時開封スリーブカートンを提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
になされた本発明は、少なくとも側面、天面、側面、底
面とで筒状体を形成するスリーブに、シール蓋を密封シ
ールしたトレーを収納してなり、前記スリーブから前記
トレーを引き出す側の前記トレーのシール蓋に延長片を
設け、該延長片と前記スリーブとが部分的に接着してい
るトレー同時開封スリーブカートンにおいて、前記トレ
ーの引き出す側に突起部を設け、該突起部と、前記スリ
ーブの前記天面の引き出す側の外縁部とを部分的に接着
し、前記スリーブと前記トレーとを一体化したことを特
徴とするトレー同時開封スリーブカートンである。
【0005】具体的には、一つの形態は、前記スリーブ
の前記天面の引き出す側の外縁部の一部を突起部とし、
該突起部と前記トレーの前記突起部とを接着し、前記ス
リーブと前記トレーとを一体化したことを特徴とする形
態があり、前記スリーブの前記天面の前記突起部に切り
取り手段を設け、前記切り取り手段が、帯状のジッパー
によること、前記切り取り手段が、前記トレーの引き出
し側に向かって拡がったコの字形のミシン目によるこ
と、そして、前記切り取り手段が、前記トレーの引き出
し側に拡がったコの字形の連続したL字形の切れ目によ
ることを特徴とする。また別の形態は、前記スリーブの
前記天面の引き出す側の外縁部の一部に切り取り部を設
け、該切り取り部と前記トレーの前記突起部とを接着
し、前記スリーブと前記トレーとを一体化したことを特
徴とする。
【0006】また、前記スリーブの前記天面の引き出す
側の外縁部と前記トレーの前記突起部とを貫通する吊り
下げ用の孔を設けたこと、あるいは、前記スリーブの前
記天面の引き出す側と反対側の外縁部の一部を吊り下げ
用の孔を有する突起部としたことを特徴とする。さら
に、前記スリーブの前記突起部と前記トレーの前記突起
部とを接着した部分を、内側に折り曲げたことを特徴と
する。
【0007】本発明によれば、トレーをスリーブから取
り出すと同時に、蓋がトレーより剥離され、密封トレー
が開封される包装、いわば、トレー同時開封スリーブカ
ートンであって、トレーが脱落しない、カートン全体と
してバージン性を持ち、スリーブからトレーを引出しや
すく、かつ、トレーをスリーブの中に戻すだけで簡単に
トレーのシール蓋を再封できるトレー同時開封スリーブ
カートンを得ることが出来る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるトレー同時開
封スリーブカートンについて図面によって説明する。図
1は本発明によるトレー同時開封スリーブカートンの一
実施例を示す斜視図であり、図2は本発明によるトレー
同時開封スリーブカートンの一実施例のスリーブのブラ
ンクの展開図であり、そして、図3はスリーブの突起部
の拡大図である。また、図4は本発明によるトレー同時
開封スリーブカートンのもう一つの実施例を示す斜視図
であり、図5は本発明によるトレー同時開封スリーブカ
ートンのもう一つの実施例のスリーブのブランクの展開
図である。図6は本発明によるトレー同時開封スリーブ
カートンのトレーを示す斜視図である。図7は本発明に
よるトレー同時開封スリーブカートンの一実施例の概略
断面図である。図8は本発明によるトレー同時開封スリ
ーブカートンの一実施例の開封を説明する図である。さ
らに、図9は本発明によるトレー同時開封スリーブカー
トンを吊り下げた状態を示す斜視図であり、図10は本
発明によるトレー同時開封スリーブカートンを組み立て
る一つの方法の説明図である。
【0009】本発明におけるトレー同時開封スリーブカ
ートンは、スリーブ1、トレー2そしてシール蓋3とか
ら構成されている。
【0010】スリーブ1としては、二つの形態があり、
実施例Aに示す一つの形態の形状は、少なくとも、トレ
ー2の引出部に筒状体を形成していることが必要である
が、図1に示すように、引き出し部がオープンになって
いるスリーブタイプのカートン形状である。このスリー
ブ1aの断面は、トレー2の形状に合わせるために台形
であってもよい。スリーブ1aの天面のトレー2を引き
出す側の外縁部の一部を突起部4aとし、トレー2の引
き出す側にも突起部6を設け、スリーブ1aの突起部4
aとトレー2の突起部6とを合わせて接着し、スリーブ
1aとトレー2とを一体化している。
【0011】図2は、実施例Aのスリーブ1aを示すブ
ランクの展開図である。ブランク10は、底面11、側
面12、天面13、側面14、糊代片15を、罫線a、
b、c、dを介して連設している。天面13には、トレ
ー2を引き出す側に、突起部4aを延設している。この
突起部4aの形状は、半円形、四辺形など、いずれの形
状でもよく、特に限定されないが、指で摘むのに充分な
広さであることが望ましい。また、後述するトレー2の
突起部6の形状と合わせることが必要である。さらに、
突起部4aを切り取る手段Tを設ける。この切り取り手
段Tとしては、図3−aに示すように、突起部4aの根
元の部分にジッパーT1を設ける方法、また、図3−b
に示すように、先端方向に拡がったV字形のミシン目T
2あるいは、図3−cに示すように、連続したL字形の
切れ目T3を設ける方法などがある。
【0012】本発明におけるトレー同時開封スリーブカ
ートンのもう一つの実施例Bに示すもう一つの形態のス
リーブ1bでは、図4に示すように、スリーブ1bのト
レー2を引き出す側の外縁部に切り取り部4bを設け、
トレー2の引き出す側の突起部6とを合わせて接着し、
スリーブ1bとトレー2とを一体化している。
【0013】図5は、実施例Bのスリーブ1bを示すブ
ランクの展開図である。ブランク20は、底面21、側
面22、天面23、側面24、糊代片25を、罫線a、
b、c、dを介して連設している。天面23には、トレ
ー2を引き出す側の外縁部に切り取り部4bを設けてい
る。この切り取り部4bの形状は、半円形、四辺形な
ど、いずれの形状でもよく、特に限定されないが、指で
摘むのに充分な広さであることが望ましい。この切り取
り手段としては、一般的なミシン目、半切れなど用い
る。
【0014】スリーブ1の基材となる紙としては、耐引
き裂き性があり、ある程度の剛度を有する板紙であれば
よいが、一般のカートンに用いられる板紙のように印刷
適性があることが好ましい。紙単体ではなく、紙の表面
あるいは裏面にプラスチックフィルム、金属箔等を積層
してもよい。印刷はカートン表面に、オフセット印刷、
グラビア印刷等の通常の印刷技術により行い、つずい
て、打ち抜き工程において、ブランクを作成する。
【0015】トレー2としては、プラスチックシートか
ら真空成形により作られるもの、射出成形により作られ
るものがあり、いずれの製法によるものでも良い。内容
物の種類、量により適宜な形状および深さに成形する
が、例えば、図6−aに示すように、一般的なテーパー
のついた直方体のトレー2aでもよい。また、図6−b
に示すように、トレー2の取り出す前後の面に角を付け
たテーパーの付いた六角形のトレー2bでもよい。この
六角形のトレー2bにすることによって、内容物を入れ
た時にトレー2が形を保持できずに歪んでしまうことを
防ぐことができる。さらに、図6−cに示すように、ト
レー2の内面に凹んだ部分7を設けたトレー2cでもよ
く、トレー2の歪みを少なくする効果および圧縮強度を
向上させ潰れにくくする効果を付与することができる。
いずれにしてもその周縁部には、ヒートシールのための
フランジ5を設ける。さらに、トレー2の引き出し側の
フランジには突起部6を設ける。この突起部6の形状
は、半円形、三角形、四辺形などでよく、指で摘んでト
レー2を引き出せる形状とする。この突起部6とスリー
ブ1の外縁部の一部とを合わせて接着することによっ
て、スリーブ1とトレー2とが一体化される。また、使
用されるプラスチックシートの材質としては、ポリエチ
レン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポ
リエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ポリ塩化ビニル樹脂等があげられる。
【0016】また、このトレー2には、全てプラスチッ
クから作られるもの以外に、紙とプラスチックとの複合
トレーも使用できる。例えば、内面のプラスチックのト
レーと外面の紙のトレーとを貼り合わせた形式のもの、
プラスチックのトレーの側壁全周に紙を貼り合わせた形
式のものなどがある。これらの複合トレーを作成する場
合には、あらかじめプラスチックの成形の型の中に紙を
装填しておき、プラスチックの成形と同時に、プラスチ
ックと紙を一体化する方法もある。
【0017】シール蓋3としては、前記トレー2に内容
物を充填した後、専用ヒートシーラーによりヒートシー
ルされるものであるが、本発明においては、イージーピ
ール性を有する蓋材を用いる。このシール蓋3を剥し始
める側のトレー2のフランジ5にシール蓋3をシールす
る場合、シール形状はI字形(図6−aの斜線の部分)
よりV字形(図6−aの網点の部分)の方が好ましい。
この部分でのシール形状はV字形の方が、初期の剥離に
おいて、小さい力で剥離が可能となる。この点から、図
6−bのトレー2の形状はシール部がV字形となること
から好ましい。このシール蓋3の一部を延長し、スリー
ブ1へ接着する部分を、図7に示すように、延長部分X
とする。シール蓋3の材質としては、一般的な包装条
件、例えば、密封性や臭いのないこと、食品用や医薬品
用等であれば、衛生性等に問題がなく、トレーにヒート
シールが可能で、イージーピール性を示し、スリーブ1
に部分的に接着可能なものであればよい。
【0018】つぎに、本発明のトレー同時開封スリーブ
カートンにおいては、スリーブ1と、シール蓋3の延長
部分Xとを部分的に接着するが、図7に示すように、シ
ール蓋3の一部をトレー2のフランジ6より延長し、延
長部分Xを反転させ、スリーブ1の天面13の裏面と接
着させる。その場合、接着部分としては、天面13のト
レー2を引き出す側の外縁部の突起部4aあるいは切り
取り部4bは除く。そして、接着の強度、接着のパター
ン又は面積は、トレー2を引き出すときに、支障がなけ
ればよい。即ち、スリーブ1からトレー2を引出す際
に、シール蓋3が易開封できればよい。したがって、ス
リーブ1の天面13とシール蓋3の延長部分Xとの接着
力が、トレー2とシール蓋3との接着力より大きいこと
が必要である。
【0019】実際に本発明のトレー同時開封スリーブカ
ートンを開封する時には、一実施例Aの開封を図8−a
に示しているが、スリーブ1の突起部4aのジッパーを
引き裂いた後、スリーブ1の突起部4aとトレー2の突
起部6とを貼り合わせた部分を指で摘んで引っ張り、ト
レー2をスリーブ1から引き出す。あるいは、図8−b
に示すように、スリーブ1の突起部4とトレー2の突起
部6とを貼り合わせた部分を指で摘んで、スリーブ1の
突起部4aに設けられたミシン目などの切り取り線を押
して、そして引き破り、トレー2をスリーブ1から引き
出す。どちらの場合でも、トレー2を引き出すと同時
に、図8−cに示すように、シール蓋3がトレー2から
剥がされ、開封される。トレー2をスリーブ1の元に戻
すと、再封することができる。この再封では、完全密封
されないため、電子レンジなどで調理した場合に、蒸気
が適度に逃げるため、冷凍食品などの解凍、調理に適し
ている。
【0020】もう一つの実施例Bについても、同様にス
リーブ1の突起部4bとトレー2の突起部6とを貼り合
わせた部分を指で摘んで、スリーブ1の突起部4bに設
けられたミシン目などの切り取り線を押して、そして引
き破り、トレー2をスリーブ1から引き出す。
【0021】本発明のトレー同時開封スリーブカートン
では、スリーブ1の天面13のトレー2の引き出す側の
外縁部の突起部4aあるいは切り取り部4bとトレー2
の突起部6とを貫通した吊り下げ用の孔を設けることに
より、図9−aに示すように、店頭で商品を吊り下げる
ことができ、販売促進効果を上げることができる。ま
た、商品を吊り下げるためには、図9−bに示すよう
に、スリーブ1の天面13あるいは底面11のトレー2
の引き出す側と反対側に突起部7を設け、この突起部7
に吊り下げ用の孔を設けることによってもできる。
【0022】
【実施例】本発明のトレー同時開封スリーブカートンの
一実施例について詳しく説明する。スリーブ1の用紙と
して、コートボール270g/m2 を用い、まず、表面
に、所定の印刷を施し、つぎに、図2に示すようなブラ
ンク10を打ち抜き加工で作成した。
【0023】トレー2には、共押出し製膜により、構成
がポリプロピレン140μm/EVOH20μm/ポリ
プロピレン140μmの厚さが300μmのシートを用
い、真空成形法によりトレー2を成形した(略号 EV
OH:エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物)。ト
レー2の開口部のサイズは、巾56mm、奥行き154
mm、深さ32mmとし、トレー2のフランジ5の巾は
4mmとした。このトレー2をスリーブ1に収納した。
【0024】トレー2のシール蓋3としては、ポリエチ
レンテレフタレート12μm/接着剤/蒸着ポリエチレ
ンテレフタレート12μm/ポリエチレン20μmの複
合フィルムにEVAを主成分とするホットメルト接着剤
を8μm(7g/m2 )の厚さにコートした。
【0025】つぎに、包装工程となるが、内容物とし
て、ボール状チョコレートをトレー2に充填し、シール
蓋3を、ヒートシールしたが、シール蓋3の一辺には、
トレー2のフランジ5の端から更に長くした延長部Xを
設けた。
【0026】図10は、本発明によるトレー同時開封ス
リーブカートンを組み立てる一つの方法の説明図であ
る。スリーブ1とトレー2とシール蓋3の延長部Xとの
接着は、スリーブ1を組み立てる前のブランク10をト
レー2の上面から被せ、シール蓋3の延長部Xの一部と
スリーブ1の天面13、トレー2の突起部6の一部とス
リーブ1の突起部4aとをホットメルト型接着剤8で接
着する。つぎに、ブランク10をトレー2に巻き込んで
糊代片15と底面11とを接着することにより組み立て
が完了した。
【0027】前記包装体のスリーブ1からトレー2を引
き出したところ、トレー2から、シール蓋3がスムーズ
に剥離し、シール蓋3の一部はスリーブ1に接着したま
まであり、また、再度トレー2をスリーブ1の中に押し
込むと、シール蓋3も、トレー2と共に、スリーブ1の
中に収納された。
【0028】
【発明の効果】トレーをスリーブから取り出すと同時
に、蓋がトレーより剥離され、密封トレーが開封される
包装、いわば、トレー同時開封スリーブカートンであっ
て、トレーが脱落しない、カートン全体としてバージン
性を持ち、スリーブからトレーを引出しやすく、かつ、
トレーをスリーブの中に戻すだけで簡単にトレーのシー
ル蓋を再封できるトレー同時開封スリーブカートンを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるトレー同時開封スリーブカートン
の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明によるトレー同時開封スリーブカートン
の一実施例のスリーブのブランクの展開図である。
【図3】本発明によるトレー同時開封スリーブカートン
のスリーブの突起部の拡大図である。
【図4】本発明によるトレー同時開封スリーブカートン
のもう一つの実施例を示す斜視図である。
【図5】本発明によるトレー同時開封スリーブカートン
のもう一つの実施例のスリーブのブランクの展開図であ
る。
【図6】本発明によるトレー同時開封スリーブカートン
のトレーを示す斜視図である。
【図7】本発明によるトレー同時開封スリーブカートン
の一実施例の概略断面図である。
【図8】本発明によるトレー同時開封スリーブカートン
の一実施例の開封を説明する図である。
【図9】本発明によるトレー同時開封スリーブカートン
を吊り下げた状態を示す斜視図である。
【図10】本発明によるトレー同時開封スリーブカート
ンを組み立てる一つの方法の説明図である。
【符号の説明】
A 本発明によるトレー同時開封スリーブカートンの一
実施例 B 本発明によるトレー同時開封スリーブカートンのも
う一つの実施例 1 スリーブ 2 トレー 2aトレー(テーパー付き直方体) 2bトレー(テーパー付き六角柱体) 2cトレー(凹み部分を有するテーパー付き六角柱体) 3 シール蓋 4a突起部(スリーブ) 4b切り取り部(スリーブ) 5 フランジ 6 突起部(トレー) 7 凹んだ部分 8 接着剤 10 ブランク(実施例Aのスリーブ) 11 底面 12 側面 13 天面 14 側面 15 糊代片 20 ブランク(実施例Bのスリーブ) 21 底面 22 側面 23 天面 24 側面 25 糊代片 T 切り取り手段 T1ジッパー T2ミシン目 T3連続したL字形の切れ目
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E060 AB12 BA22 BA23 BC04 CA02 CA25 CE07 CE15 DA14 3E067 BA06C BA10B BA20C BB01C BB14C BB15C BB16C BC02B BC03C BC07B EA05 EA06 EA11 EA29 EA32 EB03 EB17 EB27 EE15 FA04 FC01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも側面、天面、側面、底面とで
    筒状体を形成するスリーブに、シール蓋を密封シールし
    たトレーを収納してなり、前記スリーブから前記トレー
    を引き出す側の前記トレーのシール蓋に延長片を設け、
    該延長片と前記スリーブとが部分的に接着しているトレ
    ー同時開封スリーブカートンにおいて、 前記トレーの引き出す側に突起部を設け、該突起部と、
    前記スリーブの前記天面の引き出す側の外縁部とを部分
    的に接着し、前記スリーブと前記トレーとを一体化した
    ことを特徴とするトレー同時開封スリーブカートン。
  2. 【請求項2】 前記スリーブの前記天面の引き出す側の
    外縁部の一部を突起部とし、該突起部と前記トレーの前
    記突起部とを接着し、前記スリーブと前記トレーとを一
    体化したことを特徴とする請求項1記載のトレー同時開
    封スリーブカートン。
  3. 【請求項3】 前記スリーブの前記天面の前記突起部に
    切り取り手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    トレー同時開封スリーブカートン。
  4. 【請求項4】 前記切り取り手段が、帯状のジッパーに
    よることを特徴とする請求項1記載のトレー同時開封ス
    リーブカートン。
  5. 【請求項5】 前記切り取り手段が、前記トレーの引き
    出し側に向かって拡がったコの字形のミシン目によるこ
    とを特徴とする請求項4記載のトレー同時開封スリーブ
    カートン。
  6. 【請求項6】 前記切り取り手段が、前記トレーの引き
    出し側に拡がったコの字形の連続したL字形の切れ目に
    よることを特徴とする請求項4記載のトレー同時開封ス
    リーブカートン。
  7. 【請求項7】 前記スリーブの前記天面の引き出す側の
    外縁部の一部に切り取り部を設け、該切り取り部と前記
    トレーの前記突起部とを接着し、前記スリーブと前記ト
    レーとを一体化したことを特徴とする請求項1記載のト
    レー同時開封スリーブカートン。
  8. 【請求項8】 前記スリーブの前記天面の引き出す側の
    外縁部と前記トレーの前記突起部とを貫通する吊り下げ
    用の孔を設けたことを特徴とする請求項1記載のトレー
    同時開封スリーブカートン。
  9. 【請求項9】 前記スリーブの前記天面の引き出す側と
    反対側の外縁部の一部を吊り下げ用の孔を有する突起部
    としたことを特徴とする請求項1記載のトレー同時開封
    スリーブカートン。
  10. 【請求項10】前記スリーブの前記突起部と前記トレー
    の前記突起部とを接着した部分を、内側に折り曲げたこ
    とを特徴とする請求項1記載のトレー同時開封スリーブ
    カートン。
JP18806098A 1998-06-19 1998-06-19 トレー同時開封スリーブカートン Expired - Fee Related JP4043603B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18806098A JP4043603B2 (ja) 1998-06-19 1998-06-19 トレー同時開封スリーブカートン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18806098A JP4043603B2 (ja) 1998-06-19 1998-06-19 トレー同時開封スリーブカートン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000006948A true JP2000006948A (ja) 2000-01-11
JP4043603B2 JP4043603B2 (ja) 2008-02-06

Family

ID=16217001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18806098A Expired - Fee Related JP4043603B2 (ja) 1998-06-19 1998-06-19 トレー同時開封スリーブカートン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4043603B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007045448A (ja) * 2005-08-09 2007-02-22 Dainippon Printing Co Ltd 包装容器
JP2009102027A (ja) * 2007-10-22 2009-05-14 Asahi Printing Co Ltd プルタブ付き包装用箱
WO2019053227A1 (fr) * 2017-09-15 2019-03-21 Fromageries Bel Emballage comprenant une barquette, un fourreau et un témoin d'inviolabilité de l'emballage

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007045448A (ja) * 2005-08-09 2007-02-22 Dainippon Printing Co Ltd 包装容器
JP2009102027A (ja) * 2007-10-22 2009-05-14 Asahi Printing Co Ltd プルタブ付き包装用箱
WO2019053227A1 (fr) * 2017-09-15 2019-03-21 Fromageries Bel Emballage comprenant une barquette, un fourreau et un témoin d'inviolabilité de l'emballage
FR3071232A1 (fr) * 2017-09-15 2019-03-22 Fromageries Bel Emballage comprenant une barquette, un fourreau et un temoin d'inviolabilite de l'emballage
CN111108042A (zh) * 2017-09-15 2020-05-05 贝尔公司 包括托盘、套盒和用于包装的防拆封元件的包装
JP2020533245A (ja) * 2017-09-15 2020-11-19 ベル トレイ、スリーブ、およびパッケージング用の不正防止要素を備えるパッケージング

Also Published As

Publication number Publication date
JP4043603B2 (ja) 2008-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4553693A (en) Bag-shaped container with a straw insert hole formed and method of producing the same
US11597559B2 (en) Tamper evident hybrid resealable container
WO2016158553A1 (ja) ストロー内蔵式容器
JP2000006948A (ja) トレー同時開封スリーブカートン
JPH11314667A (ja) 錠剤包装用袋
JP3654968B2 (ja) スリーブ式同時開封カートン
CN112752716A (zh) 具有可分离顶部的复合容器、主体坯件以及将复合容器的顶端部分与主体分离的方法
WO1996009967A1 (en) Microwave food heating package including overwrap and method
JP4184455B2 (ja) 同時開封トレー収納カートン
JPH10147365A (ja) 包装体
JP4156081B2 (ja) トレー同時開封カートン
JP2000118590A (ja) アイスクリーム用容器
JP2012106775A (ja) 蓋材及び包装体
JPH0444968A (ja) 内容物の取り出しが容易な包装袋
JP2002120869A (ja) 易開封ブリスター包装体
JP3898248B2 (ja) 易開封性紙容器
US5492410A (en) Container and method for forming the same
JP3966953B2 (ja) トレー同時開封カートン
JP3853714B2 (ja) 易開封密封カートン
TW455556B (en) Packaging and/or related openable sealing means for packaging
JP2003002324A (ja) 易開封性密封紙容器
JPH0427810Y2 (ja)
JPS6244933Y2 (ja)
JPH0136784Y2 (ja)
JPH0326108Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050613

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071031

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071114

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111122

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121122

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131122

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees