JP2000006581A - 液浸透式印判体を有する筆記具及び液浸透式印判体 - Google Patents

液浸透式印判体を有する筆記具及び液浸透式印判体

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JP2000006581A
JP2000006581A JP10175938A JP17593898A JP2000006581A JP 2000006581 A JP2000006581 A JP 2000006581A JP 10175938 A JP10175938 A JP 10175938A JP 17593898 A JP17593898 A JP 17593898A JP 2000006581 A JP2000006581 A JP 2000006581A
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JP10175938A
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English (en)
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Tetsuyuki Toyama
哲之 遠山
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Yamahachi Chemical Co Ltd
Original Assignee
Yamahachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筆記具本体に貯蔵しているインキが液浸透式
印判体の液浸透印材に浸透して捺印することができる液
浸透式印判体を有する筆記具及び液浸透式印判体を提供
する。 【解決手段】 蛍光インキペン、筆ペン、サインペン等
のインキを貯蔵している筆記具本体と、筒状であって一
端に液浸透印材を嵌着し他端を開口している液浸透式印
判体とからなり、該液浸透印材の裏側を該筆記具本体の
ペン先に接触させて、該液浸透式印判体を該筆記具本体
に装着することができるように構成しているとともに、
該筆記具本体に貯蔵しているインキが該液浸透式印材に
浸透して捺印することができるように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蛍光インキペン、筆ペ
ン、サインペン等のインキを使用した筆記具と、インキ
を浸透させることにより度々インキを補充することなく
捺印することが可能な液浸透式印判体とが組み合わされ
てなる液浸透式印判体を有する筆記具及び液浸透式印判
体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液浸透式印判体を有する筆記具
は、筆記具本体の後端又は蓋体に液浸透式印判体用の開
口を形成し、その開口に液浸透式印判体を組み込んでい
た。また、液浸透式印判体用の開口に組み込んだ液浸透
式印判体は、インキを貯蔵するためのインキ貯蔵室を設
けており、その中にインキを注入し、必要に応じてイン
キを補充することができるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成からなる従
来の液浸透式印判体を有する筆記具は、液浸透式印判体
が筆記具本体とは別個にインキ貯蔵室を有していたた
め、液浸透式印判体のインキ貯蔵室内にインキが無くな
ると、その都度インキを補充しなければならなかった。
特に筆記具に組み込んでいる液浸透式印判体のインキ貯
蔵室は構造上、通常の液浸透式印判体のインキ貯蔵室と
比べて容積が非常に小さい。従って、インキを補充する
回数も多くなり、大変作業性が悪いという問題点があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明液浸透式印判体を有する筆記具は、蛍光イ
ンキペン、筆ペン、サインペン等のインキを貯蔵してい
る筆記具本体と、筒状であって一端に液浸透印材を嵌着
し他端を開口している液浸透式印判体とからなり、該液
浸透印材の裏側を該筆記具本体のペン先に接触させて、
該液浸透式印判体を該筆記具本体に装着することができ
るように構成しているとともに、該筆記具本体に貯蔵し
ているインキが該液浸透印材に浸透して捺印することが
できるように構成していることを特徴とする。
【0005】また、上記液浸透式印判体を上記筆記具本
体に装着した状態で、該液浸透式印判体を被せる蓋体を
該筆記具本体に装着することができるように構成してい
ることを特徴とする。さらに、上記液浸透式印判体を上
記筆記具本体に装着した状態で、上記液浸透印材の印面
と上記蓋体の裏側とが当接することなく、上記蓋体を該
筆記具本体に装着することができるように構成している
ことを特徴とする。又は、上記液浸透式印判体を上記筆
記具本体に装着した状態で、蓋体を該液浸透式印判体に
装着することができるように構成していることを特徴と
する。加えて、上記液浸透式印判体を上記筆記具本体に
装着した状態で、上記液浸透印材の印面と上記蓋体の裏
側とが当接することなく、上記蓋体を該液浸透式印判体
に装着することができるように構成していることを特徴
とする。
【0006】また、上記液浸透式印判体を上記筆記具本
体に装着した状態で、上記液浸透印材の裏側が該筆記具
本体のペン先と凹凸関係で一致する形状に形成している
ことを特徴とする。さらに、上記液浸透印材が発泡吸収
材からなることを特徴とする。加えて、上記発泡吸収材
が酸可溶性の微粒子を混合したポリオレフィン系樹脂か
ら前記微粒子を除去してなることを特徴とする。さら
に、上記液浸透式印判体及び上記筆記具本体に係合手段
を設けて、この係合手段によって該液浸透式印判体を該
筆記具本体に装着することができるように構成している
ことを特徴とする。また、両側にペン先を有する筆記具
本体の一側に上記液浸透式印判体を装着していることを
特徴とする。
【0007】また、本発明液浸透式印判体は、筒状であ
って一端に液浸透印材を嵌着し他端を開口している液浸
透式印判体であって、該液浸透印材の裏側を蛍光インキ
ペン、筆ペン、サインペン等のインキを貯蔵している筆
記具本体のペン先に接触させて、該筆記具本体に装着す
ることができるように構成しているとともに、該筆記具
本体に貯蔵しているインキが該液浸透印材に浸透して捺
印することができるように構成していることを特徴とす
る。さらに、上記筆記具本体に装着した状態で上記液浸
透印材の裏側が該筆記具本体のペン先と凹凸関係で一致
する形状に形成していることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
いて図面を参照して説明する。図1及び図2は本発明液
浸透式印判体を有する筆記具の一部材である筆記具本体
が蛍光インキペンである場合の実施例の構成要部を示し
たものであり、図1はその分解断面図であり、図2はそ
の組立断面図である。また、図3は本発明液浸透式印判
体を有する筆記具の一部材である筆記具本体が筆ペンで
ある場合の実施例の構成要部を示した組立断面図であ
る。本発明液浸透式印判体を有する筆記具は、インキを
貯蔵している筆記具本体1と、液浸透印材12を有する
液浸透式印判体11と、筆記具本体1に着脱可能な蓋体
21と、からなる。
【0009】筆記具本体1は、蛍光インキペン及び筆ペ
ンを問わず、ペン先2と、ペン軸3と、カバー筒体4と
からなる。ペン軸3はペン先2を固定するもので、カバ
ー筒体4の先端に装着して一体的にしている。また、カ
バー筒体4はインキを貯蔵するものであり、蓋体装着部
分5と筒体本体部分6とからなる。蓋体装着部分5はカ
バー筒体4の先方部分をいい、後述する蓋体21を装着
し易くするため、筒体本体部分6より小径にしてある。
筒体本体部分6はカバー筒体4の蓋体装着部分5を除く
大部分をいい、この中にインキを貯蔵している。この筒
体本体部分6内には筒体本体の外筒とは別にインキ貯蔵
室を設けている場合もあるが、上記別のインキ貯蔵室を
設けずに、筒体本体部分6内にインキを直接貯蔵する構
成であってもよい。また、蓋体装着部分5の先側外周に
は液浸透式印判体11用の係合突条7を、筒体本体部分
6の先側外周には蓋体21用の係合突条8を設けてい
る。
【0010】液浸透式印判体11は筒状体13からな
り、その一端に液浸透印材12を嵌着している。また、
液浸透印材12の印面14は、従前公知の液浸透印に於
ける印面と同様に形成すればよいが、裏側15は、液浸
透式印判体11を筆記具本体1に装着することにより、
筆記具本体1のインキが液浸透印材12に浸透するよう
に形成しなけばならない。そこで、図1乃至図3で示す
実施例では、液浸透印材12の裏側15を、液浸透式印
判体11を筆記具本体1に装着した状態で、筆記具本体
1のペン先2と凹凸関係で一致する形状に形成してい
る。また、筒状体13の開口他端の内側には、液浸透式
印判体11を筆記具本体1に装着した際に上記した係合
突条7と係合する係合溝16を形成している。
【0011】なお、本実施例では、液浸透式印判体11
を筆記具本体1に装着した状態で、液浸透印材12の裏
側15を筆記具本体1のペン先2と凹凸関係で一致する
形状に形成しているが、液浸透式印判体11を筆記具本
体1に装着した状態で筆記具本体1のインキが液浸透印
材12に浸透するように構成してあればよい。例えば、
図4の実施例で示すようにペン先2が比較的太いもの
や、図5の実施例で示すようにペン先2が比較的太く先
縁が斜めに形成してあるものは、通常の筆記具に比べて
筆端面積が大きいので、このような場合には、液浸透印
材12の裏側15にペン先2の先縁が当接するように形
成してもよい。
【0012】また、液浸透印材12はインキを吸収し易
い発泡吸収材からなるとよく、さらに、発泡吸収材が、
インキ漏れ防止効果に優れている、酸可溶性の微粒子を
混合したポリオレフィン系樹脂から前記微粒子を除去し
てなるものであるとよい。
【0013】蓋体21は一般に使用されている筆記具の
蓋と略同様な構成にしてある。また、本実施例では、液
浸透式印判体11を筆記具本体1に装着した状態で、液
浸透印材12の印面14と蓋体21の蓋閉鎖部22の裏
側24とが当接することなく、蓋体21を筆記具本体1
に装着することができるように構成している。即ち、液
浸透式印判体11の印面14と蓋体21の蓋閉鎖部22
の裏側24との間に隙間を有するように構成している。
また、蓋体21の開口部23の内側には、蓋体21を筆
記具本体1に装着した際に、上記した係合突条8と係合
する係合溝25を形成している。
【0014】上記の通り構成している各部材から、液浸
透式印判体を有する筆記具を以下のように組み立てる。
先ず、液浸透式印判体11を筆記具本体1に装着する。
本実施例では、筆記具本体1に液浸透式印判体11を被
せて、液浸透式印判体11の筒状体13の開口他端の内
側に形成した係合溝16と筆記具本体1の蓋体装着部分
5に設けた係合突条7とが係合することにより、液浸透
式印判体11は筆記具本体1に装着される。液浸透式印
判体11を筆記具本体1に装着すると、図2及び図3の
実施例では筆記具本体1のペン先2の形状と液浸透印材
11の裏側15の形状とが凹凸状で一致しているので、
筆記具本体1のペン先2と液浸透印材11の裏側15と
が適合する。また、図4及び図5の実施例では、筆記具
本体1のペン先2が液浸透印材11の裏側15と当接す
る。筆記具本体1のペン先2が液浸透印材11の裏側1
5と適合又は当接すると、筆記具本体1のインキが液浸
透印材12に浸透し、捺印することができる状態にな
る。
【0015】また、筆記具本体1及び液浸透式印判体1
1を使用しない場合には、液浸透式印判体11を筆記具
本体1に装着した状態で、蓋体21を筆記具本体1に装
着することにより、一体化させることができる。本実施
例では、液浸透式印判体11を筆記具本体1に装着した
状態で、液浸透式印判体11を覆うように蓋体21を被
せて、蓋体21の開口部23の内側に形成した係合溝2
5と筆記具本体1の筒体本体部分6に設けた係合突条8
とが係合することにより、蓋体21は筆記具本体1に装
着される。この際、液浸透式印判体11の印面14と蓋
体21の蓋閉鎖部22の裏側24との間に隙間を有する
ので、液浸透印材12の印面14と蓋体21の蓋閉鎖部
22の裏側24とが当接することはない。よって、液浸
透印材12に浸透したインキは蓋体21には付着しな
い。
【0016】なお、本実施例では、液浸透式印判体11
を筆記具本体1に装着した状態で、蓋体21を筆記具本
体1に装着することができるように構成しているが、図
6の実施例で示すように、蓋体21を筆記具本体1では
なく、液浸透式印判体11に装着することができるよう
に構成してもよい。但し、この場合は、以下のように構
成する。先ず、蓋体21は、前記実施例と略同様であ
る。次に、筆記具本体1には、液浸透式印判体11のみ
が装着するため、係合突条7,8のうち、蓋体21用の
係合突条8は不要となる。よって、本実施例では、液浸
透式印判体11用の係合突条7のみを設けている。ま
た、液浸透式印判体11に蓋体21が装着するために、
液浸透式印判体11の先側外周に係合突条17を設けて
いる。
【0017】上記の通り構成している各部材から、液浸
透式印判体を有する筆記具を以下のように組み立てる。
先ず、液浸透式印判体11を筆記具本体1に装着するこ
とに於いては、図1乃至図3の実施例と略同様である。
また、筆記具本体1及び液浸透式印判体11を使用しな
い場合には、液浸透式印判体11を筆記具本体1に装着
した状態で、蓋体21を液浸透式印判体11に装着する
ことにより、一体化させることができる。本実施例で
は、液浸透式印判体11を筆記具本体1に装着した状態
で、液浸透式印判体11に蓋体21を被せて、蓋体21
の開口部23の内側に形成した係合溝25と液浸透式印
判体11の先側外周に設けた係合突条17とが係合する
ことにより、蓋体21は液浸透式印判体11に装着され
る。この際、液浸透式印判体11の印面14と蓋体21
の蓋閉鎖部22の裏側24との間に隙間を有するので、
液浸透印材12の印面14と蓋体21の蓋閉鎖部22の
裏側24とが当接することはない。よって、液浸透印材
12に浸透したインキは蓋体21には付着しない。
【0018】上記の通り構成している液浸透式印判体を
有する筆記具は以下のように作用する。先ず、蓋体21
を外すことにより、液浸透式印判体11を筆記具本体1
に装着している状態が現れる。このとき、液浸透式印判
体11の液浸透印材12に筆記具本体1のインキが浸透
している状態にあるので、そのまま捺印することができ
る。
【0019】また、印形が異なる液浸透式印判体11を
使用したい場合には、液浸透式印判体11を着脱するこ
とにより、容易に交換することが可能である。また、本
実施例では、筆記具本体1が蛍光インキペン及び筆ペン
であるものを示したが、インキを貯蔵しているものであ
れば、筆記具本体1の種類は問わない。
【0020】また、筆記具本体1はペン先2を片側にの
み有するものに限らず、ペン先2を両側に有するもので
あってもよい。但し、ペン先2を両側に有するものにつ
いては、筆記具本体1と液浸透式印判体11とを同時に
使用できるようにするために、筆記具本体1の一側にの
みに液浸透式印判体11を装着している構成であるとよ
い。例えば、図7の実施例で示すように、筆記具本体1
の一側に太いペン先2Aを、他側に細いペン先2Bを使
用しているが、太いペン先2A側のみ液浸透式印判体1
1を装着しており、細いペン先2B側には液浸透式印判
体11を装着していない。よって、太いペン先2A側は
主に液浸透式印判体として、細いペン先2B側は主に筆
記具として、使い分けて使用することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明液浸透式印判体を有する筆記具
は、蛍光インキペン、筆ペン、サインペン等のインキを
貯蔵している筆記具本体と、筒状であって一端に液浸透
印材を嵌着し他端を開口している液浸透式印判体とから
なり、該液浸透印材の裏側を該筆記具本体のペン先に接
触させて、該液浸透式印判体を該筆記具本体に装着する
ことができるように構成しているとともに、該筆記具本
体に貯蔵しているインキが該液浸透印材に浸透して捺印
することができるように構成しているから、以下のよう
な効果を得ることができる。
【0022】先ず、該液浸透印材の裏側を該筆記具本体
のペン先に接触させて、該液浸透式印判体を該筆記具本
体に装着することができるように構成しているから、液
浸透式印判体の交換が容易であり、印形の異なる様々な
該液浸透式印判体を装着することができ、大変利用性が
よいという効果を有する。また、該液浸透印材の裏側を
該筆記具本体のペン先に接触させて、該筆記具本体に貯
蔵しているインキが該液浸透印材に浸透して捺印するこ
とができるように構成しているから、インキの交換が不
要であり、大変作業性がよいという効果を有する。
【0023】また、上記液浸透式印判体を上記筆記具本
体に装着した状態で、該液浸透式印判体を被せる蓋体を
該筆記具本体に装着することができるように構成してい
るから、蓋体を外すだけで、容易に液浸透式印判体を使
用することができるという効果を有し、上記液浸透式印
判体を上記筆記具本体に装着した状態で、上記液浸透印
材の印面と上記蓋体の裏側とが当接することなく、上記
蓋体を該筆記具本体に装着することができるように構成
しているから、液浸透印材に浸透したインキが蓋体内に
付着することがなく大変取扱い易いという効果を有す
る。
【0024】また、上記液浸透式印判体を上記筆記具本
体に装着した状態で、蓋体を該液浸透式印判体に装着す
ることができるように構成しているから、蓋体を外すだ
けで、容易に液浸透式印判体を使用することができると
いう効果を有し、上記液浸透式印判体を上記筆記具本体
に装着した状態で、上記液浸透印材の印面と上記蓋体の
裏側とが当接することなく、上記蓋体を該筆記具本体に
装着することができるように構成しているから、液浸透
印材に浸透したインキが蓋体内に付着することがなく大
変取扱い易いという効果を有する。
【0025】さらに、上記液浸透式印判体を上記筆記具
本体に装着した状態で、上記液浸透印材の裏側が該筆記
具本体のペン先と凹凸関係で一致する形状に形成してい
るから、上記効果に加えて、筆ペンやサインペンのよう
に筆端面積が小さいものであっても、筆記具本体のペン
先が液浸透印材に接する面積が大きくなるので、液浸透
印材にインキが浸透し易くなるという効果を有する。
【0026】加えて、上記液浸透印材が発泡吸収材から
なるから、印面体に印液が浸透し易く、押印した際に紙
面に液を付着させることができるという効果を有する。
また、上記発泡吸収材が酸可溶性の微粒子を混合したポ
リオレフィン系樹脂から前記微粒子を除去してなること
により、上記の効果に加えて、液浸透印材からのインキ
漏れを防ぐことができ、液浸透式印判としての信頼性が
向上するという効果を有する。
【0027】さらに、上記液浸透式印判体及び上記筆記
具本体に係合手段を設けて、この係合手段によって該液
浸透式印判体を該筆記具本体に装着することができるよ
うに構成しているから、確実に筆記具本体に貯蔵してい
るインキを該液浸透印材に浸透させて、捺印することが
でき、大変実用的であるという効果を有する。
【0028】また、両側にペン先を有する筆記具本体の
一側に上記液浸透式印判体を装着しているから、筆記具
と液浸透式印判体としての役割を同時に担うことが可能
であり、大変実用的であるという効果を有する。
【0029】本発明液浸透式印判体は、筒状であって一
端に液浸透印材を嵌着し他端を開口している液浸透式印
判体であって、該液浸透印材の裏側を蛍光インキペン、
筆ペン、サインペン等のインキを貯蔵している筆記具本
体のペン先に接触させて、該液浸透式印判体を該筆記具
本体に装着することができるように構成しているととも
に、該筆記具本体に貯蔵しているインキが該液浸透印材
に浸透して捺印することができるように構成しているか
ら、以下のような効果を得ることができる。
【0030】先ず、液浸透印材の裏側をサインペン等の
インキを貯蔵している筆記具本体のペン先に接触させ
て、該液浸透式印判体を該筆記具本体に装着することが
できるように構成しているから、液浸透式印判体の交換
が容易であり、印形の異なる様々な該液浸透式印判体を
装着することができ、大変利用性がよいという効果を有
する。また、液浸透印材の裏側をサインペン等のインキ
を貯蔵している筆記具本体のペン先に接触させて、該筆
記具本体に貯蔵しているインキが該液浸透印材に浸透し
て捺印することができるように構成しているから、イン
キの交換が不要であり、大変作業性がよいという効果を
有する。
【0031】また、上記液浸透式印判体を上記筆記具本
体に装着した状態で、上記液浸透印材の裏側が該筆記具
本体のペン先と凹凸関係で一致する形状に形成している
から、上記効果に加えて、筆ペンやサインペンのように
筆端面積が小さいものであっても、筆記具本体のペン先
が液浸透印材に接する面積が大きくなるので、液浸透印
材にインキが浸透し易くなるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明液浸透式印判体を有する筆記具の一部材
である筆記具本体が蛍光インキペンである場合の実施例
を示した構成要部の分解断面図である。
【図2】図1図示の実施例を示した構成要部の組立断面
図である。
【図3】本発明液浸透式印判体を有する筆記具の一部材
である筆記具本体が筆ペンである場合の実施例を示した
構成要部の組立断面図である。
【図4】筆記具本体のペン先が太い場合の実施例を示し
た構成要部の断面図である。
【図5】筆記具本体のペン先が太く先縁が斜めに形成し
てある場合の実施例を示した構成要部の断面図である。
【図6】蓋体が液浸透式印判体に装着している場合の実
施例を示した構成要部の組立断面図である。
【図7】筆記具本体の両側にペン先を有する場合の実施
例を示した組立断面図である。
【符号の説明】
1 筆記具本体 2,2A,2B ペン先 3 ペン軸 4 カバー筒体 5 蓋体装着部分 6 筒体本体部分 7,8 係合突条 11 液浸透式印判体 12 液浸透印材 13 筒状体 14 印面 15 裏側 16 係合溝 17 係合突条 21 蓋体 22 蓋閉鎖部 23 開口部 24 裏側 25 係合溝

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛍光インキペン、筆ペン、サインペン等
    のインキを貯蔵している筆記具本体と、筒状であって一
    端に液浸透印材を嵌着し他端を開口している液浸透式印
    判体とからなり、該液浸透印材の裏側を該筆記具本体の
    ペン先に接触させて、該液浸透式印判体を該筆記具本体
    に装着することができるように構成しているとともに、
    該筆記具本体に貯蔵しているインキが該液浸透印材に浸
    透して捺印することができるように構成していることを
    特徴とする液浸透式印判体を有する筆記具。
  2. 【請求項2】 上記液浸透式印判体を上記筆記具本体に
    装着した状態で、該液浸透式印判体を被せる蓋体を該筆
    記具本体に装着することができるように構成しているこ
    とを特徴とする請求項1記載の液浸透式印判体を有する
    筆記具。
  3. 【請求項3】 上記液浸透式印判体を上記筆記具本体に
    装着した状態で、上記液浸透印材の印面と上記蓋体の裏
    側とが当接することなく、上記蓋体を該筆記具本体に装
    着することができるように構成していることを特徴とす
    る請求項2記載の液浸透式印判体を有する筆記具。
  4. 【請求項4】 上記液浸透式印判体を上記筆記具本体に
    装着した状態で、蓋体を該液浸透式印判体に装着するこ
    とができるように構成していることを特徴とする請求項
    1記載の液浸透式印判体を有する筆記具。
  5. 【請求項5】 上記液浸透式印判体を上記筆記具本体に
    装着した状態で、上記液浸透印材の印面と上記蓋体の裏
    側とが当接することなく、上記蓋体を該液浸透式印判体
    に装着することができるように構成していることを特徴
    とする請求項4記載の液浸透式印判体を有する筆記具。
  6. 【請求項6】 上記液浸透式印判体を上記筆記具本体に
    装着した状態で、上記液浸透印材の裏側が該筆記具本体
    のペン先と凹凸関係で一致する形状に形成していること
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の液浸透
    式印判体を有する筆記具。
  7. 【請求項7】 上記液浸透印材が発泡吸収材からなるこ
    とを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の液浸
    透式印判体を有する筆記具。
  8. 【請求項8】 上記発泡吸収材が酸可溶性の微粒子を混
    合したポリオレフィン系樹脂から前記微粒子を除去して
    なることを特徴とする請求項7記載の液浸透式印判体を
    有する筆記具。
  9. 【請求項9】 上記液浸透式印判体及び上記筆記具本体
    に係合手段を設けて、この係合手段によって該液浸透式
    印判体を該筆記具本体に装着することができるように構
    成していることを特徴とする請求項1乃至8記載の液浸
    透式印判体を有する筆記具。
  10. 【請求項10】 両側にペン先を有する筆記具本体の一
    側に上記液浸透式印判体を装着していることを特徴とす
    る請求項1乃至9のいずれかに記載の液浸透式印判体を
    有する筆記具。
  11. 【請求項11】 筒状であって一端に液浸透印材を嵌着
    し他端を開口している液浸透式印判体であって、該液浸
    透印材の裏側を蛍光インキペン、筆ペン、サインペン等
    のインキを貯蔵している筆記具本体のペン先に接触させ
    て、該筆記具本体に装着することができるように構成し
    ているとともに、該筆記具本体に貯蔵しているインキが
    該液浸透印材に浸透して捺印することができるように構
    成していることを特徴とする液浸透式印判体。
  12. 【請求項12】 上記筆記具本体に装着した状態で上記
    液浸透印材の裏側が該筆記具本体のペン先と凹凸関係で
    一致する形状に形成していることを特徴とする請求項1
    1記載の液浸透式印判体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006031083A1 (en) * 2004-09-16 2006-03-23 Moon Kil Kim Stationary having both sided stamp
JP2009029016A (ja) * 2007-07-27 2009-02-12 Pilot Ink Co Ltd 塗布具用アタッチメント及びそれを用いた転写具、転写具セット

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