JP2000000288A - 人工乳首及びこれを利用した飲料容器 - Google Patents

人工乳首及びこれを利用した飲料容器

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JP2000000288A JP18562498A JP18562498A JP2000000288A JP 2000000288 A JP2000000288 A JP 2000000288A JP 18562498 A JP18562498 A JP 18562498A JP 18562498 A JP18562498 A JP 18562498A JP 2000000288 A JP2000000288 A JP 2000000288A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】乳幼児が哺乳運動を行う期間と吸引運動を行う
期間の両方にわたって使用できる人工乳首と、このよう
な両方の期間にあって使用可能な飲料容器とを提供する
こと。 【解決手段】先端に孔を備える乳頭部22と、胴部23
とを有する人工乳首であって、前記乳頭部は前記胴部の
仮想の中心線L1よりも偏心させて設けられており、か
つ前記胴部は、乳頭部の中心Oとは反対側が、他方と比
べて大きく膨出した規制部26を備えており、人工乳首
を哺乳に適した位置にした時には、使用者の上顎の中央
部付近に、前記乳頭部の少なくとも先端が到達するよう
にされ、前記哺乳時の状態から、吸引するための位置に
変位させた場合に、前記規制部26が、吸引者の上唇部
付近と当接することにより、前記乳頭部が前記上顎の中
央部付近に到達することを阻止する構成とした人工乳首
21。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば乳幼児が
授乳等に利用する人工乳首と、このような人工乳首を装
着した飲料容器に係り、特に、哺乳運動だけでなく、飲
料を吸引により飲む運動を行ったり、練習したりするた
めの人工乳首と飲料容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、人工乳首は、例えば哺乳瓶に取り
付けて、乳幼児が瓶体に収容したミルク等を飲むために
広く用いられている。また、このような哺乳のための運
動を疑似的に行わせる玩具である「おしゃぶり」として
も人工乳首が用いられている。
【0003】このような人工乳首では、母乳の場合とで
きるだけ近い感触で授乳動作ができることが望ましい。
このため、乳首の構造も哺乳運動に適するように作られ
ている。ここで、授乳の動作である哺乳運動は、後に詳
しく述べるように、一般に乳幼児期に限って行われる特
殊な運動である。このとき、乳幼児は、乳首を吸引する
のでなく、口腔内において、舌の蠕動様運動を伴う特殊
な授乳動作を行っており、従来の人工乳首は、このよう
な哺乳運動を考慮した構造が種々提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、乳幼児は、
個人差にもよるが、だいたい生後8ないし9カ月が経過
すると、上述の特殊な哺乳運動ではなく、次第に吸引動
作を行うようになってくる。このような吸引動作は、乳
幼児以外の子供や大人が、一般に飲料を摂取する際に行
われる動作である。乳幼児の飲料を摂取する動作は、こ
の哺乳運動から吸引運動に次第に移行するが、哺乳運動
と吸引運動のいずれにも使用できる人工乳首は存在しな
い。このため、乳幼児が哺乳運動を行う間に用いる人工
乳首と、吸引運動に移行した後,飲料を飲むのに用いる
道具とを別々に購入しなければならなかった。
【0005】また、このため、哺乳運動を行っている乳
幼児が吸引運動に移行することを助けるためのトレーニ
ングに適した人工乳首が存在しなかった。
【0006】この発明は、上述の問題を解決するために
なされたもので、乳幼児が哺乳運動を行う期間と吸引運
動を行う期間の両方にわたって使用できる人工乳首と、
このような両方の期間にあって使用可能な飲料容器とを
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の
発明によれば、先端に孔を備える乳頭部と、胴部とを有
する人工乳首であって、前記乳頭部は前記胴部の仮想の
中心線L1よりも偏心させて設けられており、かつ前記
胴部は、乳頭部の中心とは反対側が、他方と比べて大き
く膨出した規制部を備えており、人工乳首を哺乳に適し
た位置にした時には、使用者の上顎の中央部付近に、前
記乳頭部の少なくとも先端が到達するようにされ、前記
哺乳時の状態から、吸引するための位置に変位させた場
合に、前記規制部が、吸引者の上唇部付近と当接するこ
とにより、前記乳頭部が前記上顎の中央部付近に到達す
ることを阻止する構成とした人工乳首により、達成され
る。
【0008】請求項1の構成によれば、哺乳時には、乳
頭部が使用者の上顎の中央部付近に到達する。乳幼児の
上顎には、哺乳運動を行わなくなる時期に次第に失われ
ていく吸啜窩もしくは哺乳窩とよばれるものがある。こ
の吸啜窩は上顎中央部付近の凹窩であって、母乳を授乳
する際に乳首の乳頭部が入り込む場所であり、後述する
ように、乳頭部がこの吸啜窩に入り込むことで、乳幼児
は哺乳運動を行うことができる。したがって、哺乳時に
は、この人工乳首の乳頭部が吸啜窩に入り込むことで正
しい哺乳運動を可能にする。
【0009】一方、この人工乳首をその長手方向の軸回
り(仮想線L1の周囲)に変位させると、人工乳首の上
側に規制部が移動してくる。この規制部は人工乳首の乳
頭部の中心と反対の側に設けた膨出部である。この状態
で使用者が人工乳首を口に入れると、上顎の前部歯茎及
び上唇が上記規制部に当たって、乳首が口腔内に深く進
入しにくい。これにより、乳頭部は吸啜窩に達すること
ができないので、正しい哺乳運動を行いにくくなる。一
方、乳首は口腔内に浅く入っているので、口腔内に広い
空間ができるから、この空間の空気を吸引する運動を促
すことになり、通常の大人や子供が行う吸引運動を促す
ことになる。
【0010】また、請求項2の発明は、請求項1の構成
において、前記乳頭部の水平断面が偏平となるように形
成されている人工乳首である。
【0011】請求項2の構成によれば、吸引運動を行わ
せる上で、このような訓練が必要な年齢の乳幼児の口の
開きに対応して、特にその口角よりの隙間が大きくなっ
てしまうことを有効に防止することができる。
【0012】また、請求項3の発明によれば、請求項2
の構成において、前記胴部がフランジ状の基部を備えて
おり、この基部には、貫通孔が形成されており、前記貫
通孔は、前記胴部及び乳頭部のほぼ中心を水平に通る仮
想の直線L2に対して、同一の面内で直交する仮想の直
線L3上に、この貫通孔の中心が位置するように形成さ
れている。
【0013】請求項3の構成によれば、上述した哺乳運
動を行う際にも、また人工乳首を軸回りに回転させて上
述の吸引運動を行う場合にも、乳頭部をその偏平形状に
対応して、口腔内に入れた時に、基部に設けた貫通孔
は、人工乳首の支持姿勢に関して、下側になることがな
い。このため、液体飲料が上記貫通孔を塞ぐことがない
ので、空気抜きの孔として適切に機能できる。
【0014】また、請求項4の発明によれば、請求項1
ないし3のいずれかの構成において、前記乳頭部の先端
の孔は、基材を表裏に貫通する切り込みを入れることに
より形成されている。これにより、乳頭部を口に含んだ
ときに、乳幼児の成長にともなう蠕動ないし吸引力の変
化に対応し、開口が開く面積が変化し、このためより広
い年齢層の使用者に利用されることができる。
【0015】上記目的は、請求項5の発明によれば、液
体を収容するための容器本体と、この容器本体の開口部
の周囲に装着される支持部材と、この支持部材の上に配
置される人工乳首と、この人工乳首の周囲を前記支持部
材に対して挟んで支持固定するベース部材とを備えてお
り、前記人工乳首が、先端に孔を備える乳頭部と、胴部
とを有する人工乳首であって、前記乳頭部は前記胴部の
仮想の中心線L1よりも偏心させて設けられており、か
つ前記乳頭部の水平断面が偏平となるように形成されて
いて、哺乳の際には、使用者の上顎の中央部付近に、前
記乳頭部の少なくとも先端が到達するようにされ、前記
哺乳時の状態から、吸引するための位置に変位させた場
合に、吸引者の上唇部付近と当接することにより、前記
乳頭部が前記上顎の中央部付近に到達することを阻止す
るための規制部を備える、飲料容器により、達成され
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を添付図面を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下
に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0017】図1は、本発明の実施形態による飲料容器
の全体を示す分解半断面図である。図において、飲料容
器10は、内部に液体飲料を収容することができるよう
に形成され、上方が開口された容器本体11と容器本体
11の開口の周囲に装着される支持部12と、支持部1
2の上には位置される人工乳首21と、この人工乳首1
2の後述する基部を、上記支持部12との間で挟み込ん
で固定支持するためのベース部13とを備えている。
【0018】上記した容器本体11は、例えばポリカー
ボネートやポリプレピレン等の材料により、例えば透明
のボトル状またはコップ状に形成されており、その上端
開口11cの周囲には、ネジ部11aと、このネジ部1
1aの下側に、位置決め部としての凸条11bとを備え
ている。
【0019】この飲料容器10には、把手14が装着さ
れるようになっている。把手14は、容器本体11の周
囲に装着しえる輪状の本体15と、この輪状の本体15
に一体に形成され、互いに径方向の反対側に位置してい
る一対の把手部16,16を備えている。そして、容器
本体11の上端開口の周囲に把手14の輪状の本体15
が装着され、この輪状の本体15は、上記位置決め部1
1bによりそれ以上下降しないように位置決めされる。
【0020】支持部12は、図1に示されているよう
に、基部12aと上部12bを一体に備えている。そし
て、基部12a側の下方開口12cは、容器本体11の
開口11cと対応しており、上部12b側の開口12d
はこれより狭く、後述する人工乳首21のベース部の外
周よりも小さく設定されている。また、支持部12の基
部12aの下端付近の内周には、容器本体11のネジ部
11aと螺合するネジ部12eが形成されており、これ
によって、支持部12は、容器本体11の開口11cの
周囲に着脱できるようになっている。そして、これによ
り、上述した把手14を上方から押さえて固定すること
ができるようになっている。また、上部12bの外周に
はネジ部12fが形成されている。
【0021】上記支持部12の上には、図1に示すよう
に、人工乳首21が配置されるようになっている。人工
乳首21は、径の大きな胴部23と、この胴部23と一
体に形成され、縮径された状態でやや長く伸びる乳頭部
22と、胴部23の下端に形成されたフランジ状の基部
24とを備えている。人工乳首21の詳しい構成につい
てはさらに後述する。
【0022】図1に示されているように、人工乳首21
の上側から、ベース部13が被せられる。このベース部
13は、ある程度高さのあるリング状もしくは偏平な筒
状に形成されており、図1の上下方向に貫通している。
そして、ベース部13の下側開口13aは、支持部12
の外周よりも僅かに大きくされており、この下側開口1
3aの内周側にはネジ部13bが形成されている。これ
により、このネジ部13bが、支持部12のネジ部12
fと螺合することにより、着脱自在に固定されるように
なっている。
【0023】一方、ベース部13の上部の開口13c
は、その内周が開口13aよりも小さく形成されてい
る。これにより、開口13cの内周縁部は、人工乳首2
1の基部であるフランジ部24と胴部23との間の溝2
5に入り込むようになっている。これにより、ベース部
13は、人工乳首21の基部24より上の構造の大半部
分が開口13cよりも上に露出する状態で、フランジ部
24を支持部12との間に挟み込んで固定することがで
きるようになっている。尚、このベース部13に上から
は、図示しない透明なドーム状のカバーが被せられるよ
うになっている。
【0024】したがって、飲料容器10は、容器本体1
1に液体飲料を適切に収容することができ、使用者は、
把手14を持って、この液体飲料を人工乳首21を介し
て飲むことができる。この場合、飲料容器10は、支持
部12とベース部13との間に、上記人工乳首21以外
にも種々の形態の飲み口部を着脱することができる。
【0025】図2ないし図4は、上記人工乳首21の実
施形態を示している。ここで、図2は人工乳首21の側
面図、図3は人工乳首21の平面図、図4は、図3のA
−B−C−A線に沿った断面図である。これらの図にお
いて、人工乳首21は、全体が例えばイソプレンゴムや
シリコンゴム,スチレンブタジエン共重合体,水添スチ
レンブタジエン共重合体等のより形成されており、内部
が空洞となった胴部23を有しており、この胴部23は
略碗状の形状である。胴部23には、先端側が次第に細
くなる乳頭部22が一体に設けられていて、この乳頭部
22は、図2に示すように胴部23の垂直な仮想の中心
線L1に対して、偏心した位置になっている。つまり、
図3に示されているように、胴部23の中心Oに対し
て、図において右よりに乳頭部22の中心OSが位置す
るように形成されている。
【0026】この乳頭部22は、図3に示すように、そ
の水平断面が偏平な、ほぼ楕円形になるようにされてい
る。そして、図3において、この楕円形は、仮想の中心
線A−A線L3と同一面内で直交する仮想の中心線L2
に沿って、その短軸がくるようにされている。これによ
り、乳頭部22を使用者が口に含む場合には、例えば図
7に示すように、乳頭部22の長軸が口Mの横方向と一
致するようになっている。また、乳頭部22の頂点に
は、図4に示すように、開口22aが形成されていて、
液体を強制的に通過させるようになっている。この開口
22aは、図5または6に示すように、丸孔ではなく、
例えばX字状の切り込みやY字状の切り込みにより形成
されている。通常、乳頭部の開口を丸孔にすると、乳幼
児の発達段階における吸引力と液体飲料の流量との関係
により、月齢を経るにしたがって孔径を大きくしなけれ
ばならない。しかしながら、この人工乳首21では、開
口を切り込みにしたことにより、使用者である哺乳器か
ら離乳期にかけての乳幼児の月齢に対応して、孔径を変
更する必要がない。つまり、開口22aをこのような切
り込みにより形成することで、例えば図7のような状態
で使用者が乳頭部を口腔内でつぶす力に対応して、開口
22aの孔径が可変されるので、あらゆる月齢の使用者
に対応することが可能である。
【0027】また、図2に示すように、人工乳首21の
図において、右側、つまり、乳頭部22が偏心して設け
られている側(以下、「偏心側」という)は、乳頭部2
2から胴部23にかけてゆるやかな曲線R1により連続
された形状となっている。これにより、乳幼児がこの部
分を上にして人工乳首21を口に含んだ場合に、上唇に
当接する箇所がなく、乳頭部を口腔内に深く入れること
ができるようになっている。これに対して、図2におい
て、人工乳首21の左側は、乳頭部22から胴部23に
連続する箇所は外形を形成する曲線のR方向が逆になっ
ている領域R2が設けられている。このR状に外側に突
出する領域に規制部26が設けられている。これによ
り、後述するように、乳幼児に吸引運動を行わせるに際
して、この部分を上に位置させて人工乳首21をくわえ
ると、この規制部26は乳頭部22の長さと突出箇所と
の関係において、乳幼児が吸引運動を行う際に、上唇に
当接して、乳頭部22の先端が上顎の所定領域に達する
のを阻止する形状とされている。
【0028】また、図2において、人工乳首21の下端
部は、胴部23よりも径の大きなフランジ状の基部24
とされている。そして、このフランジ部24には、図3
の位置に貫通孔24aが設けられている。この貫通孔2
4aは、人工乳首21を図1のように飲料容器10に装
着したときに、外部と連通することで、空気孔として作
用するようになっている。
【0029】ここで、この貫通孔24aは、図3に示す
ようにその位置を決めて設けられている。すなわち、乳
頭部22は、偏平に形成したことにより、図7で説明し
たように、口腔内に含ませる場合に方向性を有してい
る。この場合、貫通孔24aは、図2において、フラン
ジ部24の仮想線L3上に配置するのが最も好ましい。
これにより、後述するようにして、人工乳首21を介し
て液体飲料を飲用しようとするときには、この貫通孔2
4aが人工乳首21の下側に位置することがなく、必ず
側方に位置することになる。これにより、貫通孔24a
が容器本体11に収容されている液体容器により塞がれ
ることがなく、空気孔としての機能を十分果たすことが
できる。この点、図1の飲料容器10の把手14との関
係も同じである。把手14は、人工乳首21を図1のよ
うに装着したときには、必ず図3の仮想線L3上に配置
されるように位置決めされる。これにより、乳幼児が手
を添えるための把手14と、人工乳首21の偏平方法及
び貫通孔24aの位置が決定される。
【0030】本実施形態の飲料容器10と人工乳首21
は以上のように構成されており、次にその使用方法を説
明する。先ず、飲料容器10と人工乳首21の使用方法
を説明するにあたって、乳幼児の哺乳運動の特徴を説明
する。図8及び9は、乳幼児が哺乳運動を行っている口
腔内の状態を、超音波断層撮影装置を用いて撮影した連
続画像を図示したものである。
【0031】図8(a)において、哺乳運動を行う乳幼
児の上顎31のほぼ中央付近であって、その軟口蓋と硬
口蓋との境界付近を終端(最も奥側)として、硬口蓋に
吸啜窩または哺乳窩と呼ばれる窪み32が存在する。こ
の吸啜窩32は、乳幼児が授乳のため哺乳運動する期間
だけ持っていて、その後成長するにつれて無くなるもの
である。そして、哺乳運動にあっては、母親等の乳首3
3は、口腔内でこの吸啜窩32に入り込む。この状態で
口腔内では舌34が下から乳首33に当たり、さらに舌
の側面がせりあがって、乳首を包むように密着する。
【0032】次いで、図8(b)(c)に示すように、
舌34の前方がもりあがって、乳首33を下から押し、
この動きは図9(a)乃至(c)に示すように、次第に
舌34の後方へ波うつように移動していく。この過程
で、舌34の上述した蠕動様運動により、乳首33は根
元から先端に向けて絞られると共に、一吸啜毎に、図9
で示す舌34の根元側の上顎への密着が開放されるとき
に陰圧が生じることによって、授乳が行われている。
【0033】したがって、乳幼児の哺乳動作において
は、乳首33を噛むことは行われておらず、また、息を
吸い込むことで口腔内を陰圧にして吸い込む吸引運動を
行われていない。そして、上述のような哺乳運動は、乳
首33が乳幼児の上顎の吸啜窩32に密着することによ
り可能となる。
【0034】以上の哺乳運動の原理を前提として、人工
乳首21における哺乳運動を説明する。図10は、上述
した飲料容器10にミルク等の飲料を収容して、人工乳
首21を装着し、通常の哺乳運動により飲用させる場合
である。この場合には、人工乳首21の規制部26を下
側に位置させて、図示のように使用者である乳幼児は人
工乳首21をくわえる。この時、本実施形態の人工乳首
21の上側には、偏心側が位置して、その上面R1は乳
頭部22から胴部23にかけて略フラットであるか、わ
ずかに膨らんでいるので、乳幼児の上歯茎42及び上唇
41と干渉することがなく、乳頭部22は口腔内に進入
し、上顎の略中央付近に達することができる。より正確
には、乳頭部22の先端は、硬口蓋と軟口蓋の境界付近
に達することができる。この領域には吸啜窩32が存在
し、乳頭部12はこの吸啜窩32に入り込むことがで
き、乳幼児は上述のような哺乳運動を支障なく行うこと
ができる。
【0035】これに対して、人工乳首10を用いて吸引
運動により乳幼児に飲料を飲用させる場合には、図11
に示すようにする。図11では、矢印で示すように、飲
料容器10を中心軸の周囲で回転させることで、人工乳
首21を図10の位置から、その長手方向に沿った軸の
回りに約180度回転変位させる。これにより、人工乳
首21の規制部26が図11において、上側に位置する
ようになる。
【0036】この状態で、乳幼児が人工乳首21をくわ
えると、乳幼児の上唇41は、上方にもりあがっている
人工乳首21の規制部26の前端付近(R2の領域)と
干渉する。このため、図11に示されているように、人
工乳首21の乳頭部22は口腔内に深く入り込むことが
できず、例えば乳頭部22の先端は上歯茎42の僅かに
内側に位置することになる。したがって、乳頭部22は
硬口蓋と軟口蓋の境界付近に達することができないこと
から、乳頭部22は、吸啜窩32に入り込むことができ
ず、哺乳運動をすることができない。
【0037】一方、図11では、口腔内で乳頭部22が
乳幼児の歯茎の付近に位置しているから、乳幼児は乳頭
部をこの歯茎及び上下の唇で保持しようとし、このた
め、図示するように口腔内には比較的大きな空間Sが生
じる。この状態で、飲料容器10の飲料を飲むために
は、この口腔内の空間Sを陰圧とする必要があり、かく
して乳幼児は、息を吸ってこの空間S内を陰圧とする運
動、すなわち吸引運動を行うこと、もしくはその練習が
可能となる。
【0038】特に、この場合、図7で説明したように、
乳頭部22が偏平であることから、乳幼児が不得意とす
る口をすぼめて口角付近の隙間を小さくすることが、変
形な乳頭部22を図示されているように食わせることで
実現される。つまり偏平な乳頭部の短軸にあわせて口を
開けることで、自然に口角付近の隙間G,Gが小さくな
り、飲料が外にこぼれることが少なくなる。
【0039】このように、本実施形態の飲料容器10と
人工乳首21によれば、図10に示すように用いること
で、授乳期間中の乳幼児が正しく哺乳運動を行って飲料
を飲むことができ、乳幼児が次第に成長したら、人工乳
首21を口腔内へ差し入れる際に図11のように変位さ
せるだけで、吸引運動により飲用することができる。し
たがって、乳幼児の成長段階に対応して異なる道具を購
入する必要がなく、哺乳運動から吸引運動への移行を徐
々に進めることが可能である。
【0040】本発明の人工乳首は、上述の実施形態に限
定されない。例えば人工乳首21の下部の構造を一般の
「おしゃぶり」等の形状に変更すれば、哺乳運動と吸引
運動との両方に対応した「おしゃぶり」等の玩具に応用
することができる。また、人工乳首21の下部の構造を
を変えて、哺乳瓶に対して、人工乳首21が傾斜して取
り付けられるようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、乳
幼児が哺乳運動を行う期間と吸引運動を行う期間の両方
にわたって使用できる人工乳首と、このような両方の期
間にあって使用可能な飲料容器とを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る飲料容器の分解半断面
図である。
【図2】図1の飲料容器に用いる人工乳首の実施形態の
側面図である。
【図3】図2の人工乳首の平面図である。
【図4】図2の人工乳首のA−B−CA線断面図であ
る。
【図5】図2の人工乳首の乳頭部の拡大平面図である。
【図6】図2の人工乳首の乳頭部の拡大平面図である。
【図7】図2の人工乳首を口腔内にいれたときの乳頭部
と口の開き方の関係を説明する図である。
【図8】乳幼児が哺乳運動をおこなっているときの口腔
内の様子を超音波断層撮影装置を用いて撮影した連続画
像を連続的に図示した図である。
【図9】乳幼児が哺乳運動をおこなっているときの口腔
内の様子を超音波断層撮影装置を用いて撮影した連続画
像を連続的に図示した図である。
【図10】図2の人工乳首を用いて哺乳運動を行う様子
を示す説明図である。
【図11】図2の人工乳首を用いて吸引運動を行う様子
を示す説明図である。
【符号の説明】
10・・・飲料容器、11・・・容器本体、12・・・
支持部、13・・・ベース部、14・・・把手、21・
・・人工乳首、22・・・乳頭部、23・・・胴部、2
4・・・フランジ部(基部)、26・・・規制部、31
・・・上顎、32・・・吸啜窩、33・・・乳首、34
・・・舌、41・・・上唇、42・・・上歯茎、S・・
・空間。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に孔を備える乳頭部と、胴部とを有
    する人工乳首であって、 前記乳頭部は前記胴部の仮想の中心線L1よりも偏心さ
    せて設けられており、 前記胴部は、乳頭部の中心とは反対側が、他方と比べて
    大きく膨出した規制部を備えており、 人工乳首を哺乳に適した位置にした時には、使用者の上
    顎の中央部付近に、前記乳頭部の少なくとも先端が到達
    するようにされ、 前記哺乳時の状態から、吸引するための位置に変位させ
    た場合に、前記規制部が、吸引者の上唇部付近と当接す
    ることにより、前記乳頭部が前記上顎の中央部付近に到
    達することを阻止する構成としたことを特徴とする、人
    工乳首。
  2. 【請求項2】 前記乳頭部の水平断面が偏平となるよう
    に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の
    人工乳首。
  3. 【請求項3】 前記胴部がフランジ状の基部を備えてお
    り、 この基部には、貫通孔が形成されており、 前記貫通孔は、 前記胴部及び乳頭部のほぼ中心を水平に通る仮想の直線
    L2に対して、同一の面内で直交する仮想の直線L3上
    に、この貫通孔の中心が位置するように形成されている
    ことを特徴とする、請求項2に記載の人工乳首。
  4. 【請求項4】 前記乳頭部の先端の孔は、基材を表裏に
    貫通する切り込みを入れることにより形成されているこ
    とを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の
    人工乳首。
  5. 【請求項5】 液体を収容するための容器本体と、 この容器本体の開口部の周囲に装着される支持部材と、 この支持部材の上に配置される人工乳首と、 この人工乳首の周囲を前記支持部材に対して挟んで支持
    固定するベース部材とを備えており、 前記人工乳首が、 先端に孔を備える乳頭部と、胴部とを有する人工乳首で
    あって、 前記乳頭部は前記胴部の仮想の中心線L1よりも偏心さ
    せて設けられており、 かつ前記乳頭部の水平断面が偏平となるように形成され
    ていて、 哺乳の際には、使用者の上顎の中央部付近に、前記乳頭
    部の少なくとも先端が到達するようにされ、 前記哺乳時の状態から、吸引するための位置に変位させ
    た場合に、吸引者の上唇部付近と当接することにより、
    前記乳頭部が前記上顎の中央部付近に到達することを阻
    止するための規制部を備えることを特徴とする、飲料容
    器。
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