JP1740861S - ピペットケース - Google Patents

Abstract

本意匠に係る物品は、マイクロマニピュレータに装着する、マイクロピペット収納用のピペットケースであり、このピペットケースはマイクロピペット収納部とその収納部を被うための蓋部を有して構成される。マイクロピペット収納部は、平面図において物品の中央（中心）に位置する略長方形状の接続部より下側に位置するパーツである。蓋部は、前記接続部より上側に位置するパーツである。マイクロピペット収納部内には２つのガイド部（断面図において左から一番目と二番目の突起）と２つの保持部（断面図において左から三番目と四番目の突起）が形成されている。一番目に位置するガイド部は、正面方向から見て略長方形状であって頭頂部に略Ｕ字状の溝を有する。二番目に位置するガイド部は、正面方向から見て略長方形状である。２つの保持部は断面略Ｕ字形状であって頭頂部から下方に向かってスリットが形成されている。ここで、前記マイクロピペットの内部に、前記マニピュレータに装着する前に、薬液を注入する必要がある。使用状態を示す参考図２に示すように、シリンジで前記薬液注入を行う際に、シリンジの針を前記一番目に位置するガイド部の溝に載置させた後にそのガイド部に沿わせてマイクロピペット内部に向けて針を移動させて、マイクロピペット内部に針を挿入させる。マイクロピペット内部に針を挿入させた後にシリンジで薬液注入処理が実行される。本物品は、薬液注入の際にシリンジの針を沿わせるガイド部を設けることで、前記針と収納された前記ピペットとを一直線上に位置させているので、前記ピペット内へのシリンジの針の挿入を容易に実行できる。このため、前記ピペット内への薬液注入にかける時間の短縮を図ることができる。