WO2002075090A1 - Structure de soutien pour vitre incurvee et gouverneur d'enroulement - Google Patents

Description

明 細 書 湾曲ガラスの支持構造およびウィンドレギユレ一夕 技術分野

本発明は自動車のウインドレギユレ一夕における湾曲ガラスの支持構造およ びそれを用いたウインドレギユレ一夕に関する。 背景技術

図 1 9は従来の自動車のドアの窓ガラス （以下、 単にガラスという） を駆動す るためのウィンドレギユレ一夕 1 0 0を、 ガラスをガイ ドする構造 1 0 1と共に 示している。 このウインドレギユレ一夕 1 0 0は、 前後に配置される上下に延び るガイ ドレール 1 0 2と、 そのガイ ドレールによって摺動自在に案内され、 ガラ ス 1 0 3の下端に取り付けられるキヤリアプレート 1 0 4と、 それらのキヤリア プレートに係合され、 各ガイ ドレール 1 0 2の上下端に設けられるプーリ 1 0 5 によって略 8字状に配索されるケーブル 1 0 6と、 そのケーブルを往復循環駆動 するためのケーブル駆動機構 1 0 7とを備えている。 ケーブル 1 0 6は導管 1 0 8によって摺動自在に案内されている。 ガラス 1 0 3の前後端は、 図 2 0 aに示すような、 コ字状の剛性を有するガラ スランガイ ド 1 0 9と、 その中に収容されている弾力性を有するガラスラン 1 1 0とによって摺動自在にガイ ドされる。 前記ガラス 1 0 3は、 図 2 0 bに示すよ うに、 外向きに凸となるように上下方向に湾曲しており、 ガラスランガイ ド 1 0 9およびガイ ドレール 1 0 2もそれそれその湾曲形状に合わせて湾曲している。 そのため、 ガラス 1 0 3の移動軌跡とキャリアプレート 1 0 4の移動軌跡が対応 している。 さらにキヤリァプレート 1 0 4がガイ ドレ一ル 1 0 2によって支持さ れているので、 キャリアプレートの姿勢、 とくに鉛直方向の軸まわりの位置が定 まり、 安定している。 したがって組立作業が楽である。 すなわち、 あらかじめゥ ィンドレギユレ一夕 1 0 0をドアパネルに取り付け、 その後ガラス 1 0 3をガラ スラン 1 1 0に揷入して下降させていくと、 ガラス 1 0 3の下端部とキヤリアブ レート 1 0 4とが自然に合わせられる。 他方、 図 2 1に示すように、 直線状の 1本のガイ ドレール 1 0 2と、 そのガイ ドレールによって摺動自在に案内されるキャリアプレート 1 0 4とを有し、 その キャリアプレート 1 0 4を左右に長く延ばして可撓性を付与することにより、 ガ ラス 1 0 3の湾曲した軌跡とキヤリアプレート 1 0 4の直線状の軌跡の差を吸収 する技術が提案されている （特開平 8 _ 1 9 9 9 0 1号公報参照）。 図 1 9の従来のウィンドレギユレ一夕 1 0 0は、 ガイ ドレール 1 0 2がガラス 1 0 3をしつかりとガイ ドし、 ガラスラン 1 1 0のリップ部 （図 2 0 aの符号 1 1 0 a参照） が弾力性をもってガラス 1 0 3をガイ ドするという、 いわば二重の ガイ ド構造となっている。 そのため、 近時、 前側のガイ ドレールを省略し、 前側 のガラスランガイ ド 1 0 9およびガラスラン 1 1 0でガラス 1 0 3をガイ ドさせ、 キャリアプレート 1 0 4はガラス 1 0 3に固定させることで、 いわば間接的にガ ィ ドさせることが提案されている （図 2 2 a参照）。なお前後の両方のガイ ドを省 略することも考えられる。 それらの場合は、 ケーブル 1 0 6の方向転換をするプ ーリ （図 1 9の符号 1 0 5参照） はガラスランガイ ド 1 0 9あるいはドアパネル に取り付ける。 ところがガイ ドレールを省略する場合、 組立時にキャリアプレートとガラスと を合わせる作業が困難であるという問題がある。 すなわち、 図 2 2 bに示すよう に、 キャリアプレート 1 0 4とガラス 1 0 3とを結合していない状態では、 ケー ブル 1 0 6が真っ直ぐに引っ張られるので、 キヤリアプレー卜 1 0 4の位置とガ ラス 1 0 3の位置が自動車の車幅方向でずれてしまう。 幅方向のずれ Aは、 たと えば 1 0〜 2 0 mm程度である。 このずれを吸収するべく、 キャリアプレート 1 0 4の上端に傾斜案内部 1 1 2を設けることが考えられるが、 図 2 2 cに示すよ うに、 キャリアプレート 1 0 4のケ一ブル 1 0 6まわりの位置が定まらず、 回転 方向のずれ Bが生ずる。 そのため、 作業者は片手でガラスを保持した上で、 他方 の手でキヤリアプレート 1 0 4の角度のずれ Bを修正し、 さらにケーブル 1 0 6 の張力に抗しながら車幅方向のずれ Aを修正する位置合わせをしなければならな い。 そのため、 実際にはきわめて困難な作業になる。 また、 図 2 3に示すように、 ガラスランガイ ド 1 0 9にキヤリアプレート 1 0 4をガイ ドする保持構造 1 1 4を一体に設けることも考えられるが、 このものは ガラスランガイ ド 1 0 9の構造が複雑になり、 コストアップとなる。 しかも保持 構造 1 1 4によるガイ ド作用とガラス 1 0 3とガラスラン 1 1 0のガイ ド作用が 重なるので、 作動性が損なわれるおそれがある。 なお、 このような左右の寸法が 小さいキャリアプレート 1 0 4では、 図 2 1のウィンドレギユレ一夕のようにキ ャリアプレートに可撓性を付与することもできない。 本発明は湾曲ガラスを採用しているウィンドレギユレ一夕において、 ガイ ドレ ールを省略してもガラスとキヤリアプレー卜の移動軌跡の差を少なくし、 それに よりウィンドレギユレ一夕の組立作業が容易になる、 ガラスの支持構造を提供す ることを技術課題としている。 さらに本発明は、 片方または両方のガイ ドレール を省略した、 取り付け作業が容易なウインドレギユレ一夕を提供することを第 2 の技術課題としている。 発明の開示

本発明の湾曲ガラスの支持構造は、 側縁をガラスランによって弾力的にガイ ド される湾曲しているガラスに取り付けられるキヤリアプレートと、 前記ガラスラ ンと並列的に張設され、 キャリアプレートに係止されるケーブルと、 ガラスをキ ャリアプレートに取り付けるときにキヤリァプレートと係合してキヤリアプレ一 卜の姿勢を安定させる係合部とを備えていることを特徴としている。 なおここに いう 「係合」 には、 当接ないし摺接も含まれる。 このような支持構造においては、 前記キヤリアプレートにガラスラン内を摺動 するガイ ドプレートを設け、 ガラスランが前記係合部となるようにすることがで きる。 その場合、 そのガイ ドプレートは、 ガラスと実質的に同じ厚さとするのが 好ましい。 さらにガイ ドプレートは合成樹脂製とするのが好ましい。 また、 前記 係合部は、 ガラスランと別個に設ける場合は、 キャリアプレートがガラスに固定 されていない状態でキヤリアプレートと係合し、 ガラスに固定された昇降操作時 にはキャリアプレー卜が干渉しない位置に設けるのが好ましい。 本発明のウインドレギュレー夕は、 両側縁をガラスランによって弾力的にガイ ドされる、 湾曲しているガラスの下端に取り付けられる第 1のキャリアプレート および第 2のキヤリアプレートと、 両方のキヤリアプレートに係止されると共に 前後のガラスランとそれそれ並列的に張設されているケーブルと、 そのケーブル を駆動してキヤリアプレートを介してガラスを駆動するためのケーブル駆動機構 と、 第 1のキャリアプレートおよび （または） 第 2のキャリアプレートをガラス に取り付けるときにキヤリアプレートと係合してキヤリアプレートの姿勢を安定 させる係合部とを備えていることを特徴としている。 前記第 1または第 2キヤリァプレートをガラスの下端の端部近辺に取り付け、 そのキヤリアプレー卜にガラスラン内を摺動するガイ ドブレ一トを設けることに より、 ガラスランを係合部とすることができる。 また、 インナーパネルに、 ガラ スランと平行に延びるように前記キヤリアプレートと摺接してその姿勢を安定さ せるためのガイ ド突起を一体に形成し、 そのガイ ド突起を係合部とすることもで ぎる。 本発明のウインドレギユレ一夕の第 2の態様は、 両側縁をガラスランによって 弾力的にガイ ドされる、 湾曲しているガラスの下端に取り付けられるキャリアプ レートと、 そのキャリアプレートに係止されると共に前後のガラスランとそれそ れ並列的に張設されているケーブルと、 そのケーブルの方向転換をするための、 パネルに取り付けられるガイ ド部材と、 前記ケーブルを駆動してキャリアプレー 卜を介してガラスを駆動するための、 パネルに取り付けられるケーブル駆動機構 と、 前記キヤリァプレートをガラスに取り付けるときにキヤリァプレートと係合 してキヤリァプレートの姿勢を安定させる係合部とを備えていることを特徴とし ている。 そのようなウィンドレギユレ一夕の第 2の態様では、 前記係合部をケ一ブル駆 動機構の上端に設けることができる。 さらに前記係合部を、 ガイ ド部材とケープ ル駆動機構との間に設けられる、 戻り側のケーブルを囲むチューブとすることが でき、 その場合はキヤリァプレートにチューブの周囲に着脱自在に嵌合される嵌 合部を設ける。 本発明の湾曲ガラスの支持構造では、 ガラスにキャリアプレートを取り付ける ときにキヤリアプレートの姿勢を安定させる係合部を設けているので、 キヤリァ プレートはガラスに取り付けていない状態でも、 ケーブルを中心として自由に回 転することがない。 さらにキヤリアブレ一卜のケーブルまわりの回転方向の位置 は、 キャリアプレートと係合部との係合でほぼ定まる。 そのため、 作業者がとく にキャリアプレートの位置決めを厳密にしなくても、 ガラスにキャリアプレート を取り付けることができる。 前記キャリアプレートにガラスラン内を摺動するガイ ドプレートを設け、 ガラ スランを係合部とする場合は、 ガラスの取り付け前は、 ガイ ドプレートがガラス ラン内に挿入され、 その状態でキャリアプレートの姿勢が安定する。 そのためガ ラスの取り付けが容易である。 また、 キャリアプレートは、 ガラスを取り付けて いない状態でも、 ほぼガラスの移動軌跡内に位置する。 そのため、 ガラスの昇降 の邪魔にならない。 さらにガイ ドレールがある場合は、 キャリアプレートとガラ スの取り付け後、 同一個所の二重ガイ ドの構造となるが、 ガラスランは可撓性を 有するので、 ガイ ドプレートのガラスランによるガイ ドは柔軟性がある。 そのた め 「二重ガイ ドによるセリ」 の問題はほとんどない。 したがって組み付け後もガ ィ ドプレートを取り外す必要が無く、 そのままにしておくことができる。 ガイ ドプレートをガラスと実質的に同じ厚さにしておく場合は、 ガラスランが 余分に摩耗するおそれが少なく、 しかもキヤリアプレートの位置とガラスの位置 とをより正確に合わせることができる。 すなわちガイ ドプレートをガラスより薄 くすると、 その分、 車幅方向にガ夕が生じ、 ガラスより厚くすると、 摩耗の問題 があるが、 同じ厚さにすることにより、 それらの問題が解消する。 また、 ガイ ド プレートを合成樹脂製とする場合は、 ゴム製のガラスランに対する攻撃性が減少 する。 前記係合部を、 キヤリァプレートがガラスに固定されていない状態でキヤリ ァプレートと係合すると共に、 ガラスに固定された昇降操作時にはキヤリアプレ —卜と干渉しない位置に設ける場合は、 ガラスの組み付け時にキャリアプレート をその位置まで移動させ、 特定の姿勢で係合部に係合させる。 それによりキヤリ ァプレートの姿勢が安定し、 ガラスの取り付けが容易になる。 組み付け後は、 キ ャリアプレートが通常の昇降位置の範囲で移動するので、 係合部と干渉するおそ れがない。 本発明のウインドレギュレー夕では、 キヤリアプレートをガラスに取り付ける ときにキヤリアプレー卜と係合してキヤリアプレートの姿勢を安定させる係合部 を備えているので、 ガラスが湾曲しているにもかかわらず、 ガラスへのキャリア プレー卜の取り付け作用が容易である。 またこのウィンドレギユレ一夕において キャリアプレートにガイ ドプレートを設け、 ガラスランを係合部とする支持構造 を設ける場合は、 ガラスの一方の側縁で前述の支持構造を採用し、 他方の側縁か らいく らか離れた位置で、 従来と同様のガイ ドレールおよびキャリアプレートに よる支持構造を採用することができる。 その場合はガイ ドレールを用いることに よる利点、 すなわちガラスの案内が確実で、 しかもウィンドレギユレ一夕として ユニッ ト性があるので取り扱いが容易になる利点と、 片方のガイ ドレールを省略 したことによる部品数の減少 · コス卜の低減の利点を共に奏する。 しかも片方の ガイ ドレールを省略しているにも関わらず、 ガラスへのキャリアプレートの取り 付けが容易など、 前述の支持構造に基づく効果をすベて奏する。 ィンナーパネルに形成したガイ ド突起が係合部となっているウインドレギユレ —夕の場合は、 キャリアプレートが昇降動作中にガイ ド突起と摺接する。 そのた めガイ ドレールを省略してもキャリアプレートの姿勢が安定する。 したがってガ ラスへのキャリアプレートの取り付け作業の容易さを維持しながら、 ガイ ドレー ルを設ける場合のコストを低減することができる。 本発明のウインドレギユレ一夕の第 2の態様は、 ケーブル駆動機構が一方のガ ィ ド部材の作用を奏するので、 プーリなどのガイ ド部材は 1個ですむ。 そしてこ ものものもキヤリアプレートの姿勢を安定させる係合部を設けているので、 ガラ スへのキヤリアプレートの取り付け作業が容易である。 また前記係合部はケープ ル駆動機構の上端に設ける場合は、 部品を少なくすることができ、 生産コストが 低減できる。 また、 ガイ ド部材とケ一ブル駆動機構との間に設けたチューブで係 合部を構成する場合は、キヤリアプレートの姿勢を一層安定させることができる。 また、 インナーパネルに取り付ける前のガイ ド部材とケーブル駆動機構とをチュ 一ブで一体化することができるので、持ち運びの時など、取り扱いが容易になる。 図面の簡単な説明

図 1は本発明の支持構造の一実施形態を示す斜視図である。

図 2はその支持構造を備えたウィンドレギユレ一夕の実施形態を示す全体正面 図である。

図 3 aおよび図 3 bはそれぞれそのウインドレギユレ一夕の前側のガイ ド構造 を示す側面図および正面図である。

図 4は図 3 aの C部拡大図である。

図 5 a、図 5 bおよび図 5 cは、それそれ図 1の支持構造の作用を示す正面図、 側面図および平面断面図である。

図 6は 図 2のウィンドレギユレ一夕の後側のガイ ド構造を示す正面図である ₍ 図 7 a、 図 7 bおよび図 7 cはそれそれ図 6のキャリアプレートまわりの正 面図、 側面図および平面図である。

図 8 aおよび図 8 bはそれそれ本発明の支持構造の他の実施形態を示す一部 断面側面図および正面図である。

図 9は本発明の支持構造を備えたウインドレギユレ一夕の他の実施形態を示 す正面図である。

図 1 0は図 9の支持構造の側面図である。

図 1 1 aは図 1 0の支持構造の作用を示す平面図であり、 図 1 1 bは本発明の 支持構造の他の実施形態の作用を示す平面図である。

図 1 2は本発明に関わるウィンドレギユレ一夕の他の実施形態を示す正面図で める。

図 1 3は本発明のウインドレギユレ一夕のさらに他の実施形態を示す正面図で ある。

図 1 4は図 1 3のウインドレギユレ一夕の斜視図である。

図 1 5 aおよび図 1 5 bはそれそれ図 1 3のウインドレギユレ一夕のプーリ周 りおよびキヤリアプレートを示す要部拡大背面図および要部拡大側面図である。 図 1 6は図 1 3のウインドレギユレ一夕のケーブル駆動機構を示す要部拡大側 面図である。

図 1 Ί aおよび図 1 7 bはそれそれ図 1 3のウィンドレギュレー夕のケーブル 駆動機構を示す要部拡大背面図および要部拡大平面図である。

図 1 8 aおよび図 1 8 bはそれそれ本究明のウインドレギュレー夕のさらに他 の実施形態を示す概略斜視図および概略側面図である。

図 1 9は従来のウインドレギユレ一夕の一例を示す正面図である。

図 2 0 aは従来のガラスランおよびガラスランガイ ドの一例を示す断面図で あり、 図 2 0 bは図 1 9のウインドレギユレ一夕の側面図である。

図 2 1は従来のウインドレギユレ一夕の他の例を示す正面図である。

図 2 2 a、 図 2 2 bおよび図 2 2 cはそれそれ従来のウインドレギユレ一夕に おいて前側のガイ ドレールを省略した場合のキャリアプレー卜まわりの参考例を 示す正面図、 側面図および平面断面図である。

図 2 3はガラスランガイ ドにキヤリアプレートをガイ ドする保持構造を設ける 場合の参考例を示す平面断面図である。 発明を実施するための最良の形態

つぎに図面を参照しながら本発明の支持構造およびウインドレギユレ一夕の 実施の形態を説明する。 はじめに図 2を参照してウインドレギユレ一夕の全体を 説明する。 図 2は自動車の車内側から見た状態を示している。 このウィンドレギユレ一夕 1 0は、 ガラス 1 1の前側の昇降をガイ ドする前側 のガイ ド構造 1 2と、 後側の昇降をガイ ドする後側のガイ ド構造 1 3と、 ガラス 1 1の下端に取り付けたキヤリアプレート 1 4、 1 5を昇降駆動するための 8の 字状に配索されるケーブル 1 6と、 そのケーブルを往復循環するためのケーブル 駆動機構 1 7とを備えている。 前側のガイ ド構造 1 2の上端と後側のガイ ド構造 1 3の下端との間、ケーブル駆動機構 1 7と前側のガイ ド構造 1 2の下端との間、 およびケーブル駆動機構 1 Ίと後側のガイ ド構造 1 3の上端との間には、 それそ れケーブル 1 6を案内する導管 1 8 a、 1 8 b、 1 8 cが接続されている。 ケー ブル 1 6は金属撚り線ならなるプルコントロールケーブルのィンナーケーブルを 採用することができる。 また導管 1 8は、 金属線を螺旋巻きした螺旋管の内面に 合成樹脂チューブからなるライナーを設け、 外面に合成樹脂被覆を設けたプルコ ントロールケーブル用の導管を採用することができる。 なお図 2の符号 1 9は、 ドアの窓枠の下端を示す、 いわゆるウェス トラインである。 図 3 aに示すように、 ガラス 1 1は外向きに突出するように湾曲している。 そ して前側のガイ ド構造 1 2は、 そのガラス 1 1の側縁を案内するため、 中央部が 外側に向かって突出するように湾曲する前側のガラスランガイ ド 2 1を備えてい る。 ガラスランガイ ド 2 1の内部には、 図 1に示すように、 ゴム製のガラスラン 2 2が収容されている。 ガラスランガイ ド 2 1は、 金属板をプレス成形すること により製造しうる。 ガラスラン 2 2はゴム、 軟質合成樹脂、 エラストマ一などの 弾力性を有する材料から形成されており、 押出し成形などで製造しうる。 ガラス ランガイ ド 2 1は図 3 aに示すように、 上下のブラケッ ト 2 3、 2 3により ドア パネル 2 4に取り付けられている。 図 3 bに示すように、 ガラスランガイ ド 2 1の上端および下端には、 それそれ プ一リブラケッ ト 2 6、 2 7が取り付けられている。 各ブーリブラケッ トには、 ケーブル 1 6の方向を転換するためのプーリ 2 8、 2 9が回転自在に設けられて いる。 プーリブラケッ ト 2 6、 2 7は、 金属板をプレス成形することにより得ら れる。 プーリは従来公知の合成樹脂成形品などを使用しうる。 なおプーリ 2 8、 2 9に代えて、 ケーブル 1 6を摺動自在にガイ ドする円弧状のスライ ドガイ ドを 設けてもよい。 プーリブラケッ ト 2 6、 2 7はドアパネルに取り付けてもよく、 ドアパネルに一体に成形してもよい。 ガラスランガイ ド 2 1の途中には、 ケープ ル 1 6を案内するためのィンナ一ガイ ド 3 0が取り付けられている。 ガラス 1 1 の前側の下端には、 前記キャリアプレート 1 4が取り付けられている。 キヤリアプレート 1 4は、 図 1に示すように、 板状のベース 3 1と、 その上端 の左右に設けられるガラス乗せ部 3 2と、 ガラスに固定したサポート 3 3を支え る V字状の支え部 3 4とを有する。 支え部 3 4の上部には、 ボルト 3 5およびナ ヅ ト 3 5 aでサポート 3 3にねじ止めするための孔 3 6が形成されている。 このキヤリアプレート 1 4の特徴は、 左端に板状のガイ ドブレート 3 7を備え ている点であり、 それにより後述するようにガラスラン 2 2が請求項 1の係合部 として機能する。 このガイ ドブレ一ト 3 7は、 ガラスラン 2 2の一対のリップ 2 2 aの隙間に挿入されて上下に摺動する部位である。 リップ 2 2 aは可撓性を有 するので、 ガイ ドプレート 3 7のリップ 2 2 a内でのガイ ド作用は、 いくらかの 遊びがある。 そのため、 ガラス 1 1は、 ガラスラン 2 2によって案内され、 ガラ ス 1 1に取り付けられているキヤリアプレート 1 4は、 ガラス 1 1に追随する。 すなわち、 リップ 2 2 aによるガイ ドブレート 3 7のガイ ド作用は弱いものであ り、 ガラスラン 2 2によるガラス 1 1のガイ ド作用を妨げない。 したがって二重 ガイ ドによる 「せり」 の問題は生じない。 この実施形態では、 ガイ ドプレート 3 7が矩形状であり、 下方はベース 3 1よ り下側に突出している。 そしてガイ ドプレート 3 7の上面は左側のガラス乗せ部 3 2を兼ねている。 ガイ ドプレート 3 7の厚さは、 ガラス 1 1とほぼ同じ厚さで あり、 中央から下側は、 下に向かって次第に薄くなつている （図 5 b参照）。 さら に下側の左右のコーナー部および上側の外側のコーナ一部には、 アールを形成し ている。 したがって常時は弾力性で閉じているリップ 2 2 aに対し、 下側から揷 入していくことにより、 容易にガラスラン 2 2の隙間に挿入することができる。 しかも取り付け後はガラス 1 1と一体になり、 下側ほど薄くなつていることもあ つて、 ガラス 1 1のガラスラン 2 2に対する摺動を妨げない。 このようにこのガ ィ ドブレ一ト 3 7は、 ガラス 1 1にキヤリアブレ一ト 1 4を取り付け後はもつば らガラス 1 1の昇降動作を邪魔しないことが利点であり、 本来の作用効果は、 後 述するようにガラス 1 1をキャリアプレー卜 1 4に取り付けるときに奏される。 キャリアプレート 1 4の裏面側には、 ケーブル 1 6の端部を係止するための公 知のケーブル係止部 3 8が突設されている。 ケーブル係止部 3 8は前面側が開放 した箱状の部材であり、 図 1および図 4に示すように、 上下にそれそれ延びる 2 本のケーブル 1 6 a、 1 6 bの端部に固着したケーブルエンド 3 9、 3 9を挿入 する開口 4 0およびそれらのケーブルェンドを係止するためのスリッ ト 4 1を備 えている。 さらにキャリアプレート 1 4の前面側の下端には、 ゴム製などのクッ シヨン 4 2を保持するためのクヅション保持部 4 3が設けられている。 さらにキ ャリアプレート 1 4の上端のガイ ドブレート 3 7側には、 ガラス 1 1を取り付け るときのガイ ドとなる一対のガイ ド片 4 4、 4 5が設けられている。 キャリアプ レート 1 4は、 たとえば再生 P E Tなどの合成樹脂で成形しうる。 金属板に対し て部分的に合成樹脂をィンサート成形することにより製造することもできる。 前記ガイ ドブレート 1 4にガラス 1 1を取り付ける場合は、 まずキヤリアプレ ート 1 4を上下のケーブル 1 6 a、 1 6 bの端部に係止し、 ガイ ドプレート 3 7 をガラスラン 2 2のリップ 2 2 aに挿入する。それにより、図 5 bに示すように、 キヤリァプレート 1 4がガラス 1 1の軌跡の近くに来る。 そのためガラス 1 1と の 「ずれ A」 が少ない。 すなわちガイ ドブレ一ト 3 7をガラスラン 2 2に挿入し ない場合は、 上下のケーブル 1 6 a、 1 6 bが直線状に引っ張られてガラスの軌 跡より遠くに来るが（図 2 2 b参照）、 ガイ ドプレート 3 7をガラスラン 2 2に挿 入することにより、 図 5 bのようにケーブル 1 6 a、 1 6 bの付勢力に抗してか なり右側の位置で止まる。 ただしケーブル 1 6の張力があるので、 キャリアプレ —ト 1 4の右側は図 5 cのようにガラス 1 1の軌跡よりもいく らか左側 （図 5 c では上側） にずれる。 そしてガイ ドプレート 3 7がない場合は図 2 2 cに示すよ うに、 キヤリアプレー卜 1 0 4はそれを支持するケーブル 1 0 6のまわりに回動 自在であるが、 図 5 cのようにガイ ドプレート 3 7をリップ部 2 2 aの間に挿入 することにより、 ケーブルまわりの角度がほぼ一定になる。 すなわちガラスラン 2 2によるガイ ドプレート 3 7の保持力とケーブル 1 6の張力が釣り合う位置で 停止するので、 回転方向の 「ずれ B」 が少なくなる。 そして残っている 「ずれ」 は、 ガイ ド片 4 4、 4 5が吸収する。 すなわち図 4の矢印 Sのようにガラス 1 1を下降させていくと、 ガラス 1 1の 下端がガイ ド片 4 4、 4 5の傾斜面に当たり、 想像線のようにキャリアプレート 1 4をガラス 1 1側に呼び込む。 なお、 ガイ ド片 4 4、 4 5はガイ ドブレ一ト 3 7に近いので、 回転方向のずれが一層少ない。 そのため、 ガラス 1 1を下げて行 くだけで、 容易にガイ ド片 4 4、 4 5の間に挿入させることができ、 キャリアプ レート 1 4のガラス乗せ部 3 2に乗せることができる。 それにより作業者は片手 でガラス 1 1を支えながら、 片手でボルト 3 5を孔に通して容易に取り付けるこ とができる。 このようにガラスラン 2 2はキャリアプレート 1 4の姿勢を安定さ せることができ、 請求項 1の係合部として機能する。 つぎに図 6を参照して後側のガイ ド構造 1 3を説明する。 この後側のガイ ド構 造 1 3は従来のものと実質的に同じである。すなわちガラス 1 1の後側の側縁は、 前側のものと同様のガラスランガイ ド 2 1およびガラスラン 2 2によりガイ ドさ れている。 そしてドアパネルには後側のキャリアプレート 1 5を上下に摺動自在 にガイ ドするためのガイ ドレール 5 1が上下方向に取り付けられている。 ガイ ド レール 5 1の上下端には、それそれプーリブラケッ ト 5 2、 5 3が取り付けられ、 それらのプーリブラケッ 卜にケーブル 1 6の方向を転換するためのプーリ 5 4、 5 5が回転自在に取り付けられている。 前記導管 1 8 aおよび 1 8 cの端部は、 公知のジョイント 5 6によりプーリブラケッ ト 5 2、 5 3に取り付けられている。 ガイ ドレール 5 1の下部には、 ブラケッ ト 5 7を介して、 ケーブル駆動機構 1 7 が固定されている。 ケーブル駆動機構 1 7は、 減速機付きのモー夕 Mと、 減速機の出力側に取り付 けられるドラム 5 7 aと、 導管保持部 5 8、 5 9を備えた公知のものである。 ケ 一ブル 1 6の端部は、 ケーブルエンドでドラム 5 7 aに係止され、 互いに逆向き にドラムに巻き付けられている。 ケーブル駆動機構 1 7から上向きに出ていくケ 一ブル 1 6 cは後側のガイ ド構造 1 3の上部のプーリ 5 4で下向きに方向転換し、 ガイ ドレール 5 1に沿って下方に延び、 その端部がキャリアプレート 1 5に係止 されている。 導管保持部 5 8から上側のプーリブラケッ ト 5 2までは導管 1 8 c によって案内されている。 キヤリアプレート 1 5に一端が係止された他方のケーブル 1 6 aは、 下向きに 延び、 下側のプーリ 5 5で方向転換され、 導管 1 8 aによって案内されて、 図 3 bに示すように、 前側のガイ ド構造 1 2の上側のプーリ 2 8で下向きの方向転換 され、 下方に延びて前側のキャリアプレート 1 4に係止されている。 そしてその 途中は導管 1 8 aで案内されている。 前側のキヤリアプレート 1 4から下側に延 びるケーブル 1 6 bは、 下側のプーリ 2 9で方向転換された上で、 導管 1 8 bに よって再びケーブル駆動機構 1 7まで案内されている。 したがって図 2に示すよ うに、 3本のケーブル 1 6 a、 1 6 b、 1 6 cは、 略 8字状のループを構成して いる。 前記ガイ ドレール 5 1は、 金属板をプレスなどで曲げ形成したものであり、 図 7 cに示すように、 その一側縁に真っ直ぐに立ち上がるリブ 5 l aが設けられ、 他側縁に L字状に折り曲げられたガイ ドリブ 5 l bが設けられている。 ガイ ドレ ール 5 1も図 3 aに示すガラス 1 1の湾曲に合わせて外向きに凸となるように湾 曲している。 後側のキャリアプレート 1 5は、 図 7 aおよび図 7 cに示すように、 プレス成 形された金属板に合成樹脂をインサート成形したものであり、 板状のベース 6 1 と、 その上端に設けられるガラス乗せ部 6 2と、 左端に設けられるガラス保持部 6 3と、 右側に設けられるガイ ド部 6 4と、 裏面側に設けられるケーブル係止部 6 5と、 下端のクッシヨン保持部 6 6とを備えている。 ガラス保持部 6 3にはボ ルトを通す孔 6 7が形成されている。 クッション保持部 6 6には、 ゴム製などの クッション 6 8が取り付けられている。 ガイ ド部 6 4はガイ ドレール 5 1のガイ ドリブ 5 1 bの裏面側および外面側 と摺接する L字状の第 1スライ ドシユー 6 4 aと、 ガイ ドリブ 5 1 bの内面側と 摺接する第 2スライ ドシュ一6 4 bとを有する。 第 2スライ ドシュ一6 4 aの内 面側には、 ガイ ドリブ 5 1 bの水平部 5 1 cと摺接するガイ ド溝 6 4 cが形成さ れている。 第 2スライ ドシユー 6 4 bからは、 ガイ ドレール 5 1の内面のコーナ 一部と摺接する弾力性を有する舌片 6 4 dが形成されている。 ケーブル係止部 6 5は前側のキヤリアプレート 1 4のものとほぼ同じである （図 4参照）。 この後側のキャリアプレート 1 5は、 ガイ ドレール 5 1に沿って上下に移動す るため、 ガラス 1 1の湾曲した軌跡と同じ軌跡を描く。 さらに第 1スライ ドシュ — 6 4 aおよび第 2スライ ドシュ一6 4 bなどとガイ ドレール 5 1の係合により、 回転方向のずれもほとんどない。そのためガラス 1 1を取り付けるときの「ずれ」 の問題はほとんど生じない。 図 2を参照して、 上記のように構成されるウインドレギユレ一夕 1 0において は、 モー夕 Mがー方向に回転すると、 一方のケーブル 1 6をドラム 5 7に巻き取 り、 他方のケーブル 1 6をドラムから送り出す。 それにより 3本のケーブル 1 6 a〜 cからなるケ一ブルのループが一方向に循環し、 前後のキャリアプレート 1 4、 1 5が同時に上昇する。 それによりガラス 1 1を上昇させ、 窓を閉じること ができる。 そのとき、 ガラス 1 1は前後のガラスラン 2 2およびガラスランガイ ド 2 1によりガイ ドされる。 また後側のキヤリアプレート 1 5はガイ ドレール 5 1でしつかりとガイ ドされるが、 ガイ ドレール 5 1と後側のガラスランガイ ド 2 1とが離れているので、 ガラス 1 1とガラスラン 2 2の摺動を妨げない。 また前 側のキヤリアプレート 1 4は前述のように前側のガラスラン 2 2に挿入されてい るが、いくらか遊びがあるため、ガラス 1 1とガラスラン 2 2の摺接を妨げない。 上記のようにこの実施形態のウインドレギユレ一夕 1 0では、 前側のキヤリア プレート 1 4をガイ ドするガイ ドレールを省略しているにもかかわらず、 キヤリ ァプレート 1 4にガラスラン 2 2内に挿入されるガイ ドブレ一ト 3 7を設けた支 持構造を採用しているので、 ガラス 1 1をキヤリアプレート 1 4に取り付ける前 に、 キャリアプレート 1 4とガラスのずれが少ない。 そのため、 ガラス 1 1を容 易に取り付けることができる。 しかもガイ ドプレート 3 7は通常の昇降動作には ほとんど影響がない。 前記実施形態では前側のガイ ド構造のガイ ドレールを省略しているが、 後側の ガイ ド構造のガイ ドレールを省略することもできる。 その場合は前側と同じよう に、 後側のキャリアプレート 1 5にもガイ ドプレートを設けるのが好ましい。 ま た、 前後のガイ ドレールの一方を残しておくと、 ウィンドレギユレ一夕としての 一体性を保ちやすいが、 場合により前後の両方のガイ ドレールを省略することも できる。 前記実施形態では、 可撓性を有する導管でケーブルを案内しているが、 剛性を有するパイプなどで案内するようにしてもよく、 また、 プーリ間にケープ ルを張設すれば、 導管を省略することもできる。 前記ウィンドレギユレ一夕では モー夕でケーブルのループを循環駆動しているが、 手動のクランクハンドルで駆 動してもよい。 図 8 aおよび図 8 bに示すキヤリアプレート 7 0において、 ガラス 1 1の下端 部を受けるガイ ド片 4 4、 4 5が前後に対応する位置に設けられ、 それらの間の 溝にガラス 1 1の下端部が挿入される。 さらにガイ ド片 4 4、 4 5に同心状に孔 7 1、 7 2を形成しており、 それらの孔 7 1、 7 2とガラス 1 1の下端近辺に形 成した孔 7 3とにボルト 3 5を通し、ナツ ト 7 4などで固定するようにしている。 なお一般的には図 1のようにガラス 1 1にあらかじめサボ一ト 3 6を取り付けて おくほうが位置決めが容易であるが、 ガイ ドブレ一ト 3 7の働きでキャリアプレ ート 7 0の姿勢が安定するので、 このような方法も採用することができ、 それに より部品点数の軽減の利点がある。 図 9に示すウインドレギユレ一夕 7 5は、 ドアパネルなどに直接取り付ける夕 イブのものであり、 ガイ ドレールは用いていない。 このものは上部にプーリ 2 8 を回転自在に配置し、 下部にケーブル駆動機構 1 7を配置し、 両者の間にケープ ノレ 1 6 a、 1 6 bを閉ループ状に張設している。 上昇用ケーブル 1 6 aのケープ ルェンドおよび下降用ケーブル 1 6 bのケーブルェンドにはキヤリアプレート 7 0が係止されている。 キヤリアブレ一ト 7 0はガラス 1 1の下端に直接取り付け ている。 プーリ 2 8およびケーブル駆動機構 1 7はそれそれドアパネルなどに取 り付けられる。 そして組立後は、 ガラス 1 1の左右端がガラスランによってガイ ドされ、 キャリアプレート 7 0はガラス 1 1に追従する。 したがってキャリアプ レート 7 0にはとくにガイ ドを設けていない。 また、 下部にケーブル駆動機構 1 7を配置しているので、 下端側のプーリは不要である。 そのため構成がシンプル である。 このウィンドレギユレ一夕 7 5の特徴は、 図 1 0に示すように、 ケーブル駆動 機構 1 7のドラムを収容しているハウジング 7 6にキャリアプレート 7 0の下端 部と係合する係合片 7 7、 7 8を設けている点である。 この係合片は請求項 1お よび請求項 5の係合部に該当し、 ガラス 1 1の開閉操作に伴うキャリアプレート 7 0の通常の昇降ス 卜ロークの範囲よりも下側に配置されている。 この実施形態 では係合片 7 7の上端は外側にいくらか開いており、 キャリアプレート 7 0を受 け入れ易く している。 キヤリアプレート Ί 0は図 7の場合と同様の、 ガラス 1 1 と一体型のもので、 下端にゴム製などのクッション 7 9が設けられている。 クッ シヨン 7 9はキヤリァプレート Ί 0の横側などに設けてもよい。 つぎに上記のように構成される支持構造の作用を説明する。 キャリアプレート

7 0が図 9の上側 （実線の位置など） にある場合は、 単にケーブル 1 6 a、 1 6 bで吊られているだけであるので、 図 1 1 aに示すようにキヤリアプレート 7 0 は矢印 Bのようにケーブル 1 6 a、 1 6 bまわりに自由に回動する。 また、 ケー ブルの張力によって矢印 D方向に引かれる。 そのためキャリアプレート 7 0にガ ラスランで案内されるガラス 1 1を取り付けるのが煩雑である。 そこで図 9の想 像線あるいは図 1 0のように、 キャリアプレート 7 0を下端まで移動させ、 キヤ リアプレート 7 0の下縁をハウジング 7 6の係合片 7 7、 7 8の間に係合させ、 姿勢を安定させる。 それにより、 ガラス 1 1のキヤリアプレート 7 0への取り付 けが容易になる。 取り付け後は、 ケーブル 1 6 a、 1 6 bを駆動してキャリアプレート 7 0をい くらか上昇させると、 係合片 7 7、' 7 8と干渉しない。 そして通常の昇降動作中 は、 キャリアプレート 7 0は係合片 7 7、 7 8の位置までは下降しないため、 昇 降時にキャリアプレート 7 0は係合片 7 7、 7 8と干渉しない。 係合片 （仮受け部） はキヤリアプレート 7 0の昇降ストロークの下端に設ける ほか、 通常の昇降操作時のストロークの途中の高さに設けることもできる。 その 場合は図 1 1 bに示すように、 仮受け部 7 8 aを昇降するときのキヤリアプレー ト 7 0と干渉しない位置に設けておく。 仮受け部 7 8 aは、 例えばインナーパネ ルなどに設けることができる。 仮受け部 7 8 aの前後には、 係合片 7 7、 7 8が 設けられている。 そして出荷時にはキャリアプレート 7 0を係合片 7 7、 7 8に 固定しておく。 組立時は、 ガラス 1 1をガラスラン 2 2ないしサヅシュに沿って 下降させ、 キヤリアプレート 7 0のガラス乗せ部 3 2に乗せて高さを合わせた上 で、 ボルト 3 5などでキャリアプレート 7 0をガラス 1 1側に引き寄せながら締 め付ける。 その場合、 ガラス 1 1の下端を受けるガラス乗せ部 3 2は、 キャリアプレート 7 0の水平方向の移動あるいはケーブル 1 6 aまわりの移動が容易なように、 あ る程度の前後の幅を設け、 平坦にするのが好ましい。 また、 仮受け部 7 8 aは、 キヤリァプレート 7 0のケ一ブル 1 6 a回りの回転によって乗せたり外したりす ることが容易なように、 キヤリアプレート 7 0のケーブル 1 6 aを係止している 側とは反対側の端部 （図 1 l bでは右側） に配置するのが好ましい。 なお、 図 1 のガイ ド片 4 5のように、 前後の長さが長いテーパー部を設けておくようにして もよい。 また、 係合片 7 7、 7 8のうち、 ガラス 1 1に近い側の係合片 7 8は、 ガラス 1 1をガラス乗せ部 3 2に乗せた状態で矢印 F方向に横移動させやすいよ うに省略してもよく、 また、 浅い段部程度にしておくのが好ましい。 このものは想像線で示すように、 一旦キヤリアプレート 7 0をガラス 1 1に取 り付けると、 その後はキャリアプレート 7 0はガラスランに沿って動くため、 図 1 1 bの想像線で示すように、 キヤリアプレート Ί 0はガラスラン 2 2によって 案内されるガラス 1 1に固定されている。 したがって、 通常の昇降時はキャリア プレート 7 0は係合片 7 7、 7 8と干渉しない。 上記のウィンドレギユレ一夕 7 5は、 ケーブル駆動機構 1 7を下端に配置して おり、 下方に延びるケーブルを直接ドラムに卷き取ったり、 送り出したりするこ とができる。 そのため、 下方に設けたプーリ （図 2あるいは図 6の右側のガイ ド 構造参照） やケーブルを摺動案内するスライ ドガイ ド部材でケーブルの方向を転 換させる場合に比して部品点数が少なく、 組立作業も容易である。 このウィンド レギユレ一夕 7 5は、 ガラス 1 1の中央部を支えるようにすれば、 1本だけでガ ラス 1 1を昇降させることができる。また、図 2のように前後にガイ ド構造 1 2、 1 3を備えたウィンドレギユレ一夕の後部側のガイ ド構造として採用することも できる。 その場合はケーブルは 8の字状に配索する。 図 1 2に示すウインドレギュレ一夕 8 0は、 キヤリアプレート 7 0の上下の摺 動を案内するガイ ドレール 8 1を備えている点を除けば、 図 9のウィンドレギュ レー夕 7 5と基本的に同じである。 ガイ ドレール 8 1は、 前述と同じように、 ガ ラスの軌跡と対応して彎曲している。 このものはガラス 1 1を取り付ける前であ つても、 キヤリァプレート 7 0がガイ ドレール 8 1によってガイ ドされるので、 常時ガラスの昇降軌跡の位置にある。 したがってケーブル駆動機構 1 7のドラム を収容しているハウジング 7 6に係合片を設ける必要はない。 しかしこのものも ケーブル駆動機構 1 7が下端にあるので、 図 9のウインドレギユレ一夕 7 5と同 様に、 下側のプーリやスライ ドガイ ド部材が不要であり、 構成が簡単である。 ま た、 前後にガイ ド構造を有する 8字状にケーブルを配索するウィンドレギュレー 夕の後部のガイ ド構造に用いることもできる。 さらに単独のウインドレギュレ一 夕の場合も、 前後ガイ ド構造の場合も、 ドアパネルにガイ ドレール 8 1を一体に 形成し、 そのドアパネルに上部のプーリや下部のケーブル駆動機構 1 7を取り付 けてウィンドレギユレ一夕を構成することができる。 前記実施形態では、 係合片 7 7、 7 8はケーブル駆動機構 1 7のドラムを収容 したハウジング 7 6に設けているが、 下端にケーブルの方向転換用のプーリゃス ライ ドガイ ド部材を設ける場合は、 プーリブラケッ トなど、 他の部材に係合片を 設けることができる。 図 1 3および図 1 4に示すウインドレギユレ一夕 8 2は上側のプーリ 2 8が支 持ブラケッ ト （プ一リブラケッ ト） 8 3および取り付けブラケッ ト 8 4を介して インナ一パネル 8 5に取り付けられている点、 ケーブル駆動機構 1 7が取り付け ブラケッ ト 8 6を介してインナーパネル 8 5に取り付けられている点、 および支 持ブラケッ ト 8 3とケーブル駆動機構 1 7の間に、 戻り側 （キャリアプレートが 介在されていない側） のケーブルを通しているチューブ 8 7が介在されている点 を除けば、 図 9のウィンドレギユレ一夕 7 5と実質的に同じである。 図 1 5 bに示すように、 プ一リ 2 8は支持ブラケッ ト 8 3に対して軸 2 8 aで 回転自在に取り付けられており、 その支持ブラケッ ト 8 3は上部の左右に設けた 係止爪 8 8および下部に設けた係止片 8 9によって取り付けブラケッ ト 8 6に係 止されている。 そしてその取り付けブラケッ ト 8 6は自動車のドア内に設けられ るインナーパネル 8 5にスポッ ト溶接などで固定されている。 取り付けブラケッ ト 8 6は金属板を曲げ形成することにより製造することができる。 図 1 5 aに示すように、 この実施形態では、 支持ブラケッ ト 8 3は金属板をプ レス成形して構成されるものであり、 中央の平坦部 8 3 aと、 その左右端から表 側 （図 1 5 bの右側） に立ち上がる左右の側片 8 3 bと、 平坦部 8 3 aの上端中 央から表側に向かって立ち上がり、 さらに下方に向けて折り曲げられる支持片 8 3 cと、 平坦部 8 3 aの下端の左右からそれそれ下側に延びる係止片 8 9および 保持片 9 0とを備えている。 平坦部 8 3 aの中央には軸 2 8 aを通す孔が形成さ れており、 その孔に通された軸 2 8 aの端部は支持片 8 3 cの先端の折り曲げ部 によって抜けないように支持されている。 左右の側片 8 3 bは、 その上端は裏側に向けて突出する前述の係止爪 8 8とさ れており、 他の部分はプーリ 2 8を保護するように囲むと共に、 プーリ 2 8の周 囲の係合溝と係合するケーブル 1 6 aの抜け止めになっている。 左右の係止爪 8 8は取り付けブラケット 8 4に形成したスリッ ト （図 1 4の符号 8 4 a ) に係合 される。 左右の側片 8 3 bの下端近辺は、 ケーブル 1 6 aが干渉しないように、 湾曲しながら拡がっている。 プーリ 2 8に係合されるケーブル 1 6 aは下方に行 くに従っていくらか拡がっている。 下方に延びる係止片 8 9は、 図 1 5 aに示すように片側 （背面側から見た図 1 5 aでは右側） にずれている。 そして図 1 5 bに示すように、 平坦部 8 3 aから いくらか背面側に段差が付くように突出しており、 その下端はさらに背面側に折 り曲げられて、 取り付けブラケッ ト 8 4に形成した嵌合スリッ ト （図 1 4の符号 8 4 b ) に嵌合される。 前記保持片 9 0は平坦部 8 3 aの下端の係止片 8 9とは反対側に設けられ、 平 坦部 8 3 aから前面側に段差がつくように突出している。 そして保持片 9 0の下 端には、チューブ 8 7の上端が固定される筒状の保持部 9 0 aが設けられている。 その保持部 9 0 aにはチューブ 8 7の上端が圧入され、 それによりチューブ 8 7 の上端を保持している。 チューブ 8 7は例えばポリプロピレンなどの合成樹脂製 である。 このチューブ 8 7は上昇用のケーブル 1 6 aの戻り側の部分を通してい るが、 コントロールケーブルの導管のようなケ一プルの反力を支えるものではな く、 後述するように、 キヤリアブレ一ト 7 0をガラス 1 1に取り付けるときにキ ャリアプレートの姿勢を安定させるための係合部としての作用を奏するものであ る。 図 1 5 aおよび図 1 5 bに示されているキャリアプレート 7 0は、 たとえば合 成樹脂の成型品などで構成され、 背面側に上昇用のケーブル 1 6 aの索端金具お よび下降用ケーブル 1 6 bの索端金具を係止するケーブル係止部 9 1が突設され ている。 この実施形態では、 ケーブル係止部 9 1に、 ケーブルの初期弛みおよび 長期間使用後に生ずる経時伸びを吸収するための伸び取り機構 9 2が内蔵されて いる。 伸び取り機構 9 2は、 たとえば索端金具をケーブルを伸ばす方向に付勢す るパネなどで構成することができる。さらにキヤリアプレート 7 0の背面側には、 図 1 7 aのように昇降ス トロ一クの下端でチューブ 8 7と着脱自在に嵌合する嵌 合突起 9 3を備えている。 前記ケーブル駆動機構 1 7は、図 1 6に示すように、モ一夕ブラケッ ト 9 4と、 その背面側に設けられる ドラムハウジング 9 5と、 表面側に設けられるモ一夕 M および減速機 Gとを備えている。 ドラムハウジング 9 5と減速機 Gのハウジング とは、 モー夕ブラケッ ト 9 4を挟んで表裏からネジ止めされることにより、 モー 夕ブラケッ ト 9 4に固定されている。 そのためスペースが少なくてすみ、 モー夕 のメンテナンスが容易である。 図 1 7に示すように、 ドラムハウジング 9 5内には、 ケーブルを巻き取り、 送 り出すためのドラム 9 5 aが回転自在に収容されている。 ドラム 9 5 aは減速機 Gの出力軸に固定されている。 前記モ一夕ブラケッ ト 9 4は金属板をプレス成形 することにより製造することができ、 この実施形態では上端にキヤリアプレート 7 0のクッション 7 9が当接するストツパ 9 4 aと、 チューブ 8 7の下端を保持 する保持部 9 4 bとが設けられている。 さらに図 1 7および図 1 6からわかるよ うに、 モー夕ブラケット 9 4は取り付けブラケッ ト 8 6に取り付けるための上部 の 2本のネジ 9 4 cおよび下部の下向きに延びる 1のネジ 9 4 dが固定されてい る。 そしてそれらの'ネジの座を形成するための背面側に突出する部分と、 ドラム ハウジング 9 5および減速機のハウジングを固定するための略十字状の平坦な部 分とを有しており、 それにより強度が高い形状になっている。 前記ケーブル駆動機構 1 7用の取り付けブラケッ ト 8 6は、 図 1 6に示すよう に、 インナーパネル 8 5の凹凸に応じた曲げ形状を備えている。 そのためケープ ル駆動機構 1 7のィンナ一パネル 8 5への取り付け作業は容易である。 上記のように構成されるウインドレギュレ一夕 8 3は、 キヤリアプレート 7 0 をガラス 1 1に取り付ける場合、 まず図 1 7 aに示すように、 キャリアプレート 7 0を昇降ストロークの下端に移動させる。 ついで図 1 7 bに示すように、 キヤ リアプレート 7 0の嵌合突起 9 3をチューブ 8 7の外周に嵌合させ、 図の右側を 前方に出すように傾ける。 この状態ではキャリアプレート 7 0はケーブル 1 6ま わりに回動したり、 前後にふらつくことが抑制される。 そしてその状態でガラス をガラスラン （図 1 3の符号 2 2参照） に挿入し、 下方に移動させ、 キャリアプ レート 7 0の片方 （図の右側） のガラス乗せ部 6 2に乗せる。 その状態でキヤリ ァプレート 7 0の孔 6 7から 1本のボルトないしネジを通してガラス 1 1の孔 7 3に仮に止めてガラスの重量を支持させる。 ついで嵌合突起 9 3をチューブ 8 7 から外し、 ガラス 1 1を両方のガラス乗せ部 6 2に乗せ、 両方の孔 6 7とガラス の孔 7 3を合わせてネジで固定する。 このようにこのウィンドレギユレ一夕 8 3 においても、キヤリアプレート 7 0のガラス 1 1への取り付け作業が容易である。 図 1 8 aに示すウインドレギユレ一夕 9 6は、 自動車のドアの内部に設けられ るインナーパネル 8 5などに直接取り付けるタイプのものであり、 ガイ ドレール は用いていない。 このウィンドレギユレ一夕 9 6はインナーパネル 8 5と、 その ィンナーパネルの左側の上下に回転自在に配置されるプーリ 2 8、 2 9と、 右側 の上下に回転自在に取り付けられるプーリ 5 4、 5 5と、 それらのプーリに 8字 状に掛け回されるケーブル 1 6と、 そのケーブルの途中に係止される前側のキヤ リアプレート 1 4および後側のキヤリアプレート 1 5と、 ケーブルを回転駆動す るためのケーブル駆動機構 1 7とを備えている。 このウィンドレギユレ一夕 9 6では、 前述のようなガイ ドレール （図 6の符号 5 1参照） を備えておらず、 そのため前記 4個のプーリ 2 8、 2 9、 5 4、 5 5 は、 いずれも図 1 8 bに示すように、 インナ一パネル 8 5に設けた突出部 8 5 a に回転自在に取り付けている。 なお突出部 8 5 aはィンナーパネル 8 5に一体に 成形してもよく、 別部品で形成してィンナ一パネル 8 5に溶接などで固定しても よい。 ケーブル駆動機構 1 7はィンナーパネル 8 5の中央部に固定している。 さらにこの実施形態では、 後方のガラスラン 2 2とほぼ平行となるように、 ィ ンナーパネル 8 5に一体にガイ ド突起 9 7を形成している。 ガイ ド突起 9 7はガ ラス 1 1の軌跡と同じように湾曲している。 そのため、 後側のキャリアプレート 1 5は、 ケーブル 1 6によってインナ一パネル 8 5側に引っ張られると、 その背 面がガイ ド突起 9 7の表面と当接する。 したがってキヤリアプレート 1 5はガラ ス 1 1に取り付けられていない状態でも、 ガイ ド突起 9 7によって支持され、 ガ ラス 1 1に取り付けられて昇降するときの軌跡とほぼ同じ位置に来ると共に、 そ の姿勢が安定する。 そのため、 あらかじめケーブル 1 6に取り付けたキャリアプ レート 1 5の位置および姿勢が安定し、 ガラスラン 2 2によってガイ ドされるガ ラス 1 1にキャリアプレート 1 5を取り付ける作業が容易である。 さらにこのゥ インドレギユレ一夕 9 6は、 ガイ ドレールを用いないため、 自動車のドアが軽量 になり、 組立工数も減少する。 図 1 8 aの実施形態では、 後側のキャリアプレート 1 5と摺接するガイ ド突起 9 7が示されているが、 想像線 9 8で示すように、 前側のキャリアプレート 1 4 と摺接するガイ ド突起を設けてもよい。 ガイ ド突起は前側のみに設けてもよく、 前後に設けてもよい。 いずれの場合も、 それらのガイ ド突起 9 7、 9 8はインナ 一パネル 8 5をプレス成形するときに一緒に絞り成形などで成形することができ る。 ガイ ド突起 9 7、 9 8はィンナ一パネル 8 5にとつて縦リブの作用を奏する ので、 インナーパネル 8 5の強度ないし剛性が向上する利点がある。 インナーパ ネル 8 5は通常は薄い鋼板などの金属板から成型するが、 合成樹脂製のものも採 用することができる。 インナーパネル 8 5は図 1 8 bに示すように、 ガイ ド突起 9 7、 9 8以外の部 分もガラス 1 1の軌跡に沿って湾曲するように突出させておくのが好ましい。 そ れによりスピーカなどの自動車のドアの内装部品を収容するスペース Sを広くと ることができる。 なおここでいうインナーパネルには、 通常のインナーパネル 8 5の開口部などに対して取り付け可能なベ一スプレートも含まれる。 また、 この実施形態では、 キャリアプレート 1 5の背面側にガイ ド突起 9 7の 側面と摺接する突起ないし段部 9 9を設けることもできる。 符号 9 9 aはガイ ド 突起 9 7の表面と摺接する摺接片である。 このような段部 9 9を設ける場合は従 来のガイ ドレールと同様に、 ガラス 1 1の前傾方向のずれを拘束することができ るので、 一層安定したガイ ド作用を奏することができる。 前側のガイ ド突起 9 8 および摺接片 9 9 aを設ける場合は、 前側のキャリアプレートに同様の突起ない し段部 9 9および摺接片 9 9 aを設けることができ、 その場合は前後のキヤリア プレート 1 4、 1 5の段部 9 9、 9 9でガラス 1 1のガイ ド作用を奏することが できる。 前記実施形態ではプーリによってケ一ブルの方向を変えているが、 プーリに代 えて、 ケーブルと摺接するスライ ドガイ ドによって方向をかえるようにしてもよ い。

Claims

請求の範囲

1 . 側緣をガラスランによって弾力的にガイ ドされる、 湾曲しているガラ スに取り付けられるキヤリアプレートと、

前記ガラスランと並列的に張設され、キヤリアプレートに係止されるケーブルと、 ガラスをキャリアプレートに取り付けるときにキヤリアプレートと係合してキヤ リアプレー卜の姿勢を安定させる係合部

とを備えている湾曲ガラスの支持構造。

2 . 前記キヤリアプレートにガラスラン内を摺動するガイ ドブレ一トを設 けており、 ガラスランが前記係合部となる請求項 1記載の支持構造。

3 . 前記ガイ ドプレートがガラスと実質的に同じ厚さを有する請求項 2記 載の支持構造。

4 . 前記ガイ ドプレートが合成樹脂製である請求項 1、 2または 3記載の 支持構造。

5 . 前記係合部が、 キャリアプレートがガラスに固定されていない状態で キヤリァプレートと係合すると共に、 ガラスに固定された昇降操作時にはキヤリ アブレ一トと干渉しない位置に設けられている請求項 1記載の支持構造。

6 . 両側縁をガラスランによって弾力的にガイ ドされる、 湾曲しているガ ラスの下端に取り付けられる第 1のキャリアプレートおよび第 2のキャリアプレ —卜と、

両方のキヤリアプレートに係止されると共に前後のガラスランとそれそれ並列的 に張設されているケ一ブルと、

そのケ一ブルを駆動してキャリアプレートを介してガラスを駆動するためのケ一 ブル駆動機構と、

第 1のキャリアプレートおよび （または） 第 2のキャリアプレートをガラスに取 り付けるときにキヤリアプレートと係合してキヤリアプレー卜の姿勢を安定させ る係合部とを備えている、 湾曲ガラスのウィンドレギユレ一夕。

7 . 前記第 1または第 2キヤリァプレートがガラスの下端の端部近辺に取 り付けられるものであり、 そのキヤリアプレー卜にガラスラン内を摺動するガイ ドプレートが設けられ、 ガラスランが係合部となっている請求項 6記載のウィン ドレギユレ一夕。

8 . 前記インナーパネルに、 ガラスランと平行に延びるように前記キヤリ アブレ一トと摺接してその姿勢を安定させるためのガイ ド突起が一体に形成され ており、 そのガイ ド突起が係合部である請求項 6記載のウィンドレギユレ一夕。

9 . 両側縁をガラスランによって弾力的にガイ ドされる、 湾曲しているガ ラスの下端に取り付けられるキヤリアプレートと、

そのキヤリアブレ一トに係止されると共に前後のガラスランとそれそれ並列的に 張設されているケーブルと、

そのケ一ブルの方向転換するための、 パネルに取り付けられるガイ ド部材と、 前記ケーブルを駆動してキヤリアプレートを介してガラスを駆動するための、 パ ネルに取り付けられるケーブル駆動機構と、

前記キャリアプレートをガラスに取り付けるときにキャリアプレートと係合して キヤリァプレートの姿勢を安定させる係合部とを備えている、 湾曲ガラスのウイ ンドレギユレ一夕。

1 0 . 前記係合部がケーブル駆動機構の上端に設けられている請求項 9記載 のウィンドレギユレ一夕。

1 1 . 前記係合部が、 ガイ ド部材とケーブル駆動機構との間に設けられる、 戻り側のケ一ブルを囲むチューブであり、 キヤリァプレートにチューブの周囲に 着脱自在に嵌合される嵌合部が設けられている請求項 9記載のウインドレギユレ

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