JPWO2016103380A1 - パッケージ - Google Patents

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Abstract

本発明のパッケージは、互いに重なり合うアウタケース(2)及びインナケース(3)の前壁(10,20)を含み、開閉するシガレットボックス(1)であって、アウタケース(2)に対しインナケース(3)が閉位置から開位置に摺動することで各前壁(10,20)の間の重なり度合いが減少し、この結果、開放される取出口(25)を更に含むシガレットボックス(1)と、アウタケース(2)の前壁(10)に設けられ、S極(19a)及びN極(19b)を含んだ配列パターンを有するアウタ側磁極群(19)と、インナケース(3)の前壁(20)に設けられ、閉位置でアウタ側磁極群(19)の配列パターンに対してS極(26a)及びN極(26b)の位置が逆転した配列パターンを有するインナ側磁極群(26)と、を備える。

Description

本発明は、パッケージに関する。
品物を収容するパッケージとしては、品物の性質を考慮し、種々のものが開発されている。品物が、例えば、フィルタシガレットやシガレット等のたばこ商品である場合、そのパッケージとしては、シガレットボックスが知られている。シガレットボックスには、いわゆるヒンジリッド型パッケージ、タングリッド型パッケージの他、外箱に収納された内箱をセルフヒンジ回りにスイングさせたり、縦方向又は横方向にスライドさせたりして引き出すタイプのパッケージ等がある。
ここで、パッケージの1つの形態として、例えば、特許文献1に示されるパッケージが提案されている。当該特許文献1のパッケージは、リッドと箱本体とを含むヒンジリッド型パッケージであって、箱本体はインナフレームと協働して開口部を形成し、当該開口部がリッドにより開閉される。更に、このパッケージには、リッドの前壁の下部裏面及びインナフレームの前壁表面にマグネットが設けられており、リッドを閉じたときにはこれら一対のマグネットが当接してリッドの閉鎖引力を発生させる。このように特許文献1ではマグネットの閉鎖引力を利用して、リッドによる閉鎖を保持している。
国際公開第2014/096427号
しかしながら、特許文献1のように一対のマグネットにより十分な閉鎖引力を得るには、マグネットが占める面積を十分に確保する必要がある。一方で、例えばスライド式のパッケージにおいて内箱及び外箱の摺接面にマグネットをそれぞれ設けた場合、これらマグネットが重なりあっている間は閉鎖引力が作用し続けるため、円滑に内箱の開閉動作を行うことができないという問題が生じる。
本発明の目的は、箱の閉鎖を十分に維持できる一方で、リッドや内箱を円滑に開閉することのできるパッケージを提供することにある。
前述の目的は本発明のパッケージによって達成され、該パッケージは、
互いに重なり合う固定壁及び可動壁を含み、開閉する箱であって、前記可動壁が前記固定壁に対し閉位置から開位置に摺動することで前記固定壁と前記可動壁との間の重なり度合いが減少し、この結果、開放される開口部を更に含む、箱と、
前記固定壁に設けられ、S極及びN極を含んだ配列パターンを有する固定側磁極群と、
前記可動壁に設けられ、前記閉位置で前記可動側磁極群の配列パターンに対してS極及びN極の位置が逆転した配列パターンを有する可動側磁極群と、
を備え、
前記固定側磁極群及び前記可動側磁極群は、
前記可動壁が前記固定壁に対し閉位置にあるときには、前記可動壁を閉位置に保持する閉鎖引力を発生させ、
前記可動壁が前記固定壁に対して前記閉位置と前記開位置との間の過渡位置にあるときには、前記重なり度合いに応じて前記固定側磁極群及び前記可動側磁極群のうちの同一極性の磁極同士が部分的に重なることで前記閉鎖引力よりも弱い過渡引力を発生させる。
前述のパッケージによれば、固定壁に対し可動壁が閉位置にあるときには、固定側磁極群と可動側磁極群のS極及びN極の配列パターンは互いに逆転した関係にあることで、異なる極性の磁極同士が重なり合うこととなる。このため固定側磁極群と可動側磁極群とは全域に亘って磁力により引きつけ合い、この引力は可動壁を固定壁に保持する閉鎖引力となり、箱の閉状態を十分に維持できる。
一方、固定壁に対し可動壁が過渡位置にあるときには、固定壁と可動壁との重なり度合いに応じて、固定側磁極群及び可動側磁極群のうちの同一極性の磁極同士が部分的に重なることで閉鎖引力よりも弱い過渡引力となる。このため、容易に箱の開閉を行うことができる。
本発明のパッケージによれば、箱の閉鎖を十分に維持できるとともに、円滑な開閉を行うことができる。
第1実施例のシガレットボックスを示した斜視図である。 図1のシガレットボックスが閉状態であるときの前面図である。 図1のシガレットボックスが開状態であるときの前面図である。 図1のインナケースを成形するためのインナブランクを示す図である。 図1のアウタケースを成形するためのアウタブランクを示す図である。 比較例としてのシガレットボックスの前面図である。 比較例におけるシガレットボックスの開度と引力との関係図である。 第1実施例におけるシガレットボックスの開度と引力との関係図である。 第2実施例のシガレットボックスが開状態であるときの前面図である。 第3実施例のシガレットボックスが開状態であるときの前面図である。 図10のアウタケースの開度に応じたアウタ側磁極群及びインナ側磁極群の位置関係を説明する図である。 第4実施例のシガレットボックスの斜視図である。 第1変形例のシガレットボックスの前面図である。 第2変形例のシガレットボックスの前面図である。
図1から図3には第1実施例のパッケージとしてのシガレットボックス1の斜視図及び前面図が示されており、これらの図に基づき第1実施例のシガレットボックス1について説明する。
第1実施例のシガレットボックス1は二重構造をなし、アウタケース2(外箱)及びインナケース3(内箱)を含んでいる。アウタケース2は直方体形状をなし、前壁10、背壁11、上壁12及び底壁13を有する。更に、アウタケース2は一方の側面にて全面開口され、インナケース3を引き出し可能な引出口14を形成し、アウタケース2の他方の側面は側壁15を形成している。
側壁15はその上部にプッシュ窓16を有し、このプッシュ窓16はインナケース3を部分的に露出させている。プッシュ窓16は任意の形状を有することができる。この実施例の場合、プッシュ窓16の上端は上壁12に向けて突出した三角形状をなし、全体としてプッシュ窓16は五角形形状をなしている。
図1に示されるようにアウタケース2の底壁13はそのほぼ中央にセルフヒンジ17を有する。このセルフヒンジ17は底壁13を横断して延び、底壁13はセルフヒンジ17により引出口14側に位置付けられた可動ベース13aと、側壁15側に位置付けられた固定残部13bとに区分されている。可動ベース13aは、アウタケース2の前壁10及び背壁11の何れとも接続されておらず、セルフヒンジ17を中心とした回動が許容されている。
また、アウタケース2の前壁10(固定壁、外側壁)の内面には側壁15側の領域にアウタ側磁極群18(固定側磁極群)が設けられている。このアウタ側磁極群18は、S極18a及びN極18bを含んだ配列パターンを有する。詳しくは、アウタ側磁極群18のS極18a及びN極18bは、前壁10の長手方向に沿って直線状に延びたストリップをなしている。これらストリップは前壁10の幅方向に沿い互いに異なる磁極が交互に並ぶよう配置され、アウタ側磁極群18の配列パターンを形成している。この実施例の場合、アウタ側磁極群18の配列パターンは、最も側壁15側のストリップをS極18aとして、8本のストリップを有する。
一方、インナケース3はアウタケース2と同様な直方体形状をなし、アウタケース2内に収容可能な大きさを有する。即ち、インナケース3もまた、前壁20、背壁、上壁21、及び底壁22を有し、これらの壁はアウタケース2の前壁10、背壁11、上壁12、及び底壁13にそれぞれ重なり合う。更に、インナケース3は両側壁23,24を有しており、図2に示すように、アウタケース2内にインナケース3が完全に収容された閉位置にあるときには、一方のアウタ側壁23がアウタケース2の引出口14を閉塞し、他方のインナ側壁24はアウタケース2の側壁15に重なり合う。このとき、インナ側壁24の一部は、アウタケース2の側壁15のプッシュ窓16を通じて露出する。
図3に示すように、インナケース3の底壁22はアウタケース2に対し、アウタケース2の可動ベース13aのみに接着されている。それ故、インナケース3は、可動ベース13aとともにセルフヒンジ17を中心として回動可能である。この結果、ユーザがアウタケース2のプッシュ窓16を通じてインナケース3のインナ側壁24を押したとき、インナケース3は可動ベース13aとともにセルフヒンジ17の回りに回動し、インナケース3の一部、即ち、インナケース3のアウタ側壁23側の部分がアウタケース2の引出口14から側方に飛び出す。
また、インナケースの前壁20(可動壁、内側壁)の外面にはインナ側壁24側の領域にインナ側磁極群26(可動側磁極群)が設けられている。このインナ側磁極群26は、S極26a及びN極26bを含んだ配列パターンを有する。詳しくは、図2に示すようにインナケース3が閉位置にあるとき、インナ側磁極群26は、アウタケース2のアウタ側磁極群18の配列パターンのS極18a及びN極18bに対して、S極26a及びN極26bの並びが逆転した配列パターンを有している。つまり、インナ側磁極群26のS極26a及びN極26bもまた前壁20の長手方向に沿って直線状に延びたストリップをなし、これらのストリップが前壁20の幅方向に沿い異なる磁極が交互に並ぶよう配置されている。そして、インナ側磁極群26の配列パターンは、最もインナ側壁24側のストリップをN極26bとして、8本のストリップを有する。
また、インナケース3はその内部にインナパック(図1から図3には図示せず)を収容しており、このインナパックはフィルタシガレットやシガレットの喫煙物品の束と、この束を包み込む包材とを含む。
更に、インナケース3の上壁21はアウタ側壁23側の領域にて開口され、そして、インナケース3の前壁20及び背壁はそれらの上縁にアクセスノッチを有する。これらアクセスノッチはインナケース3のアウタ側壁23側に位置付けられ、対応する壁の上縁からインナケース3の底壁22に向けて延びる略U字形状をなしている。このようなアクセスノッチはインナケース3の上壁21に形成された引出口14ととともに、インナケース3においての品物の取出口25(開口部)を形成する。
次に図4にはインナケース3を成形するためのインナブランク30の表面を示す図が、図5にはアウタケース2を成形するためのアウタブランク40の裏面を示す図がそれぞれ示されており、以下これらの図に基づき、インナケース3及びアウタケース2のブランクについて説明する。
まず図4に示すように、インナブランク30は複数のパネル及びフラップを含む。隣接するパネル同士やフラップ同士、又は、隣接するパネル及びフラップは破線の折込み線により互いに区画されている。
詳しくは、インナブランク30はその縦軸線上に並ぶフロントパネル31、ボトムパネル32及びリアパネル33を有する。ボトムパネル32の両側縁にはインナボトムフラップ34がそれぞれ接続されている。これらパネル31,32,33はインナケース3の前壁20、底壁22、及び背壁をそれぞれ形成するための部分であり、インナボトムフラップ34は底壁22の補強部材を形成する。
フロントパネル31の両側縁にはアウタサイドフラップ35a,35bがそれぞれ接続されており、リアパネル33の両側縁にはインナサイドフラップ36a,36bがそれぞれ接続されている。一側のアウタ及びインナサイドフラップ35a,36aはインナケース3のアウタ側壁23を形成するための部分であり、他側のインナ及びアウタサイドフラップ46b,48bはインナケース3のインナ側壁24を形成するための部分である。
図4でみてフロントパネル31の上縁の左半分及びリアパネル33の下縁の左半分には略U字形のアクセスノッチ37がそれぞれ形成されている。そして、フロントパネル31の上縁及び下縁の残部にはアウタトップフラップ38及びインナトップフラップ39がそれぞれ接続されている。これらアウタトップフラップ38及びインナトップフラップ39はインナケース3の上壁21を形成するための部分であり、この上壁21とアウタ側壁23との間に前述した取出口25が確保され、この取出口25はアクセスノッチ37を含む。
また、フロントパネル31にはインナサイドフラップ35b側の部分、即ち図4でみてフロントパネル31の右側部分にインナ側磁極群26が設けられている。インナ側磁極群26は予め前述したS極26a及びN極26bの配列パターンで磁化させた磁性体を用いてもよいが、好ましくはフロントパネル31の当該部分に磁化可能な磁性材料が予め塗布され、この後、着磁ローラー等の着磁装置を用いて、前述したS極26a及びN極26bの配列パターンを形成することによって得られる。その際、等方性磁石となる磁性体を用いることで、着磁の際の磁化方向に自由度を持たせることができ、包装工程中の着磁を容易にする。このS極26a及びN極26bの配列パターンのそれぞれのストリップの幅は0.1mm〜5mmの範囲とし、好ましくは0.4mm〜0.6mmとする。このような範囲とすることで開閉動作に好ましい閉鎖引力を発生させることができる。
そして、前述したブランク30の裏面には所定箇所に糊が塗布され、ブランク30のフロントパネル31の裏側にインナパックIPが置かれる。この後、ブランク30、即ち、そのフラップ及びパネルはインナパックIPの回りに順次折り込まれ、図1〜3で示したインナケース3が成形される。なお、インナケース3のアウタ側壁23及びインナ側壁24を形成するサイドフラップ35a,35b,36a,36bは互いに重ね合わされた状態で接着され、また、フロントパネル31及びリアパネル33はインナパックIPに接着される。
続いて図5に示すように、アウタブランク40もまた複数のパネル及びフラップを含み、隣接するパネル同士やフラップ同士、又は、隣接するパネル及びフラップは破線の折込み線により互いに区画されている。
詳しくは、アウタブランク40はその縦軸線上の中央にサイドパネル41を含む。このサイドパネル41はアウタケース2の側壁15を形成するための部分であり、図5でみてその上部に前述したプッシュ窓16を有する。
サイドパネル41の両側縁にはフロントパネル42及びリアパネル43がそれぞれ接続されており、これらパネル42,43はアウタケース2の前壁10及び背壁11をそれぞれ形成するための部分である。サイドパネル41の上縁及び下縁にはインナトップフラップ44及びインナボトムフラップ45がそれぞれ接続されている。インナトップフラップ44は、アウタケース2の上壁12の補強部材を形成し、インナボトムフラップ45はアウタケース2の底壁13の補強部材を形成する。
フロントパネル42及びリアパネル43の他方の側縁には折込みフラップ46がそれぞれ接続されており、これら折込みフラップ46はアウタケース2における前壁10及び背壁11のライナを形成するための部分である。
リアパネル43の下縁の一部にはアウタボトムフラップ47が接続されており、このアウタボトムフラップ47は前述したインナボトムフラップ45に隣接して位置付けられている。アウタボトムフラップ47の側縁にセルフヒンジ17を介して延長フラップ48が接続されており、この延長フラップ48はリアパネル43における下縁の残部に沿って延びている。延長フラップ48は、アウタケース2における底壁13の一部である可動ベース13aを形成するための部分であり、アウタボトムフラップ47はアウタケース2の底壁13の固定残部13bを形成するための部分である。
また、フロントパネル42の下縁にはその一部に中間ボトムフラップ49が接続されている。この中間ボトムフラップ49はインナボトムフラップ45に隣接して位置付けられ、それ故、このインナボトムフラップ45は、アウタボトムフラップ47と中間ボトムフラップ49との間に挟み込まれるように配置されている。これら各ボトムフラップ45,47,49はほぼ同一の形状及び大きさを有する。
更に、リアパネル43の上縁にはインナトップパネル50が接続されており、フロントパネル42の上縁にはアウタトップパネル51が接続されている。
また、フロントパネル42にはサイドパネル41側の部分、即ち図5でみてフロントパネル42の左側部分にアウタ側磁極群18が設けられている。アウタ側磁極群18は、フロントパネル42の当該部分に磁化可能な磁性材料が予め塗布され、この後、着磁ローラー等の着磁装置を用いて、前述したS極18a及びN極18bの配列パターンを形成することによって得られる。アウタ側磁極群18は予め前述したS極18a及びN極18bの配列パターンで磁化させた磁性体を用いてもよいが、好ましくはフロントパネル42の当該部分に磁化可能な磁性材料が予め塗布され、この後、着磁ローラー等の着磁装置を用いて、前述したS極18a及びN極18bの配列パターンを形成することによって得られる。その際、等方性磁石となる磁性体を用いることで、着磁の際の磁化方向に自由度を持たせることができ、包装工程中の着磁を容易にする。このS極18a及びN極18bの配列パターンのそれぞれのストリップの幅は0.1mm〜5mmの範囲とし、好ましくは0.4mm〜0.6mmとする。このような範囲とすることで開閉動作に好ましい閉鎖引力を発生させることができる。
そして、前述したアウタブランク40の裏面には所定箇所に糊が塗布され、その後、アウタブランク40は、所定の折込み手順により折り込まれ、インナケース3を収容するアウタケース2が成形される。
前述したように第1実施例のシガレットボックス1の場合、アウタケース2に対してインナケース3がセルフヒンジ17を中心に回動することにより、即ち、インナケース3のサイドスイングにより、シガレットボックス1は開閉される。
前述のシガレットボックス1によれば、図2に示されているように、インナケース3がアウタケース2内に収納された閉位置にあるとき、インナケース3の取出口25はアウタケース2の内側に位置付けられ、これにより、シガレットボックス1は閉状態となる。このとき、アウタ側磁極群18とインナ側磁極群26とは互いに外形が一致するように完全に重なり合う。この場合、それぞれの磁極群18、26におけるS極18a、26a及びN極18b、26bの配列パターンは逆転した並びであることから、異なる極性の磁極同士が重なり合うこととなる。このためアウタ側磁極群18とインナ側磁極群26とは全域に亘って磁力により引きつけ合い、この引力はインナケース3をアウタケース2内に保持する閉鎖引力となる。
一方、図3に示されているように、アウタケース2からインナケース3が飛び出した開位置にあるとき、インナケース3の取出口25はアウタケース2の外側に位置付けられ、これにより、シガレットボックス1が開かれた開状態となる。シガレットボックス1が開状態にあるとき、ユーザは取出口25を通じてインナパックから喫煙物品を取り出し、取り出した喫煙物品を喫煙することができる。
このとき、アウタ側磁極群18とインナ側磁極群26とは、インナケース3の回動により互いに交差した位置関係となり、これら磁極群18,26の重なり度合いは変化する。詳しくは、アウタケース2に対してインナケース3の開度が大きくなり、アウタケース2の前壁10とインナケース3の前壁20との間の重なり度合いが減少するのに伴って、アウタ側磁極群18とインナ側磁極群26との重なり度合いもまた減少する。一方、アウタ側磁極群18とインナ側磁極群26とが重なり合っている領域は、異なる極性の磁極同士が重なり合って引力を生じる部分と、同一極性の磁極同士が重なり合って斥力を生じる部分とを有する。これにより、アウタ側磁極群18とインナ側磁極群26との間にて、引力は斥力により相殺されるので、インナケース3がアウタケース2に対して閉位置と開位置との間の過渡位置にあるときには、アウタ側磁極群18とインナ側磁極群26とは互いに協働して、閉鎖引力よりも弱い過渡引力を発生させる。なお、この過渡位置には、インナケース3がアウタケース2内に完全に収容される閉位置(全閉)は含まず、インナケース3を限界まで引き出した開位置(全開)は含まれる。
図3に示されたシガレットボックス1の開状態から、インナケース3がユーザによりアウタケース2内に押し込まれインナケース3が開位置から閉位置への移行中、完全に閉位置になるまでは、前述の弱い過渡引力のままである。そして、閉位置となってアウタ側磁極群18及びインナ側磁極群26の全体が一致すると急激に閉鎖引力が生じ、シガレットボックス1の閉状態が保持される。
ここで、シガレットボックスの開度と引力との関係についてより詳しく説明する。
まず、図6には比較例としてのシガレットボックス1’が示されており、図7には比較例における開度と引力との関係図が示されている。
図6に示すように、比較例に係るシガレットボックス1’は、アウタケース2’に対しインナケース3’が幅方向にスライドして開閉される。そして、アウタケース2’の前壁10’にはその内面の下部にアウタ側磁極群18’が設けられ、インナケース3’の前壁20’の外面の下部にはインナ側磁極群26’が設けられている。当該アウタ側磁極群18’及びインナ側磁極群26’は、シガレットボックス1’の幅方向に直線状に延びるS極18a’,26a’及びN極18b’,26b’を4個ずつ含み、これら磁極は互いに異なる磁極がシガレットボックス1’の長手方向に交互に並ぶ配列パターンを形成している。詳しくは、アウタ側磁極群18’の配列パターンの場合、底壁13’から上壁12’に向けてS極18a’、N極18b’が交互に4個隣接して並んでいる。一方、インナ側磁極群26’の配列パターンは、アウタ側磁極群18’の配列パターンとS極26a’及びN極26b’の並びが逆転し、底壁22’から上壁21’に向けてN極26b’、S極26a’が交互に4個ずつ隣接して並んでいる。
このような比較例に係るシガレットボックス1’においてアウタケース2’からインナケース3’が引き出されると、アウタケース2’の前壁10’とインナケース3’の前壁20’との間の重なり度合いが減少するのに伴って、アウタ側磁極群18’とインナ側磁極群26’との重なり度合いは減少する。しかしながら、アウタ側磁極群18’とインナ側磁極群26’とが重なり合っている領域では、全て異なる極性の磁極同士が重なり合って引力を生じている。従って、図7に示すように比較例に係るシガレットボックス1’はインナケース3’の引き出し量、即ち開度に比例してアウタ側磁極群18’とインナ側磁極群26’との間の引力が増減する。
一方、図8に示すように、第1実施例に係るシガレットボックス1の場合、全開から全閉までの過渡位置にて、アウタ側磁極群18及びインナ側磁極群26が交差しつつ重なり度合いが増減することから、アウタ側磁極群18及びインナ側磁極群26との間の過渡引力は0とはならないまでも、全閉直前までほとんど増加しない。一方で、全閉となったときに急激に引力が増加して、100%の引力からなる閉鎖引力が生じる。
このようにして第1実施例に係るシガレットボックス1は、インナケース3がアウタケース2内に完全に収納された全閉時にて、前述の閉鎖引力により閉状態を十分に維持できる。一方で、プッシュ窓16を介してインナケース3を押し出す等して、インナケース3をアウタケース2内から少しでも引き出せば、アウタ側磁極群18及びインナ側磁極群26との間の引力は閉鎖引力より大きく低減された過渡引力となることから、円滑にインナケース3の引き出し及び押し込みを行うことができ、容易にシガレットボックス1の開閉を行うことができる。
次に図9には第2実施例に係るパッケージとしてのシガレットボックス61の正面図が示されており、同図に基づき第2実施例について説明する。
図9に示すように、第2実施例のシガレットボックス61は、二重構造をなし、アウタケース62(外箱)及びインナケース63(内箱)を含んでいる。そして、このシガレットボックス61は、アウタケース62に対してインナケース63が幅方向にスライドすることで開閉する。このシガレットボックス61は、アウタケース62の前壁70(固定壁、外側壁)、背壁、上壁72、引出口74、側壁75、及びプッシュ窓、並びにインナケース63の前壁80(可動壁、内側壁)、背壁、上壁81、アウタ側壁83、インナ側壁84、及び取出口85が、第1実施例のシガレットボックス1と同じであり、詳しい説明は省略する。
一方で、第2実施例のシガレットボックス61は、アウタケース62及びインナケース63のそれぞれの底壁73,82が第1実施例の底壁13,22と異なっている。第2実施例におけるアウタケース62の底壁73及びインナケース63の底壁82は、いずれも平坦な一つの面であり、互いに摺動可能に接している。
また、アウタケース62の前壁70の内面には下部領域にアウタ側磁極群78(固定側磁極群)が設けられている。一方、インナケース63の前壁80の外面には下部領域にインナ側磁極群86が設けられている。それぞれの磁極群78,86は、S極78a,86b及びN極78a,86bを含んだ配列パターンを有する。これらの配列パターンはS極78a,86b及びN極78a,86bが、前壁70,80の幅方向に延び下に凸の円弧状のストリップをなしている。これらストリップは、前壁70,80の長手方向に沿い互いに異なる磁極が交互に並ぶよう配置され、それぞれの磁極群78,86の配列パターンを形成している。そして、インナケース63が閉位置にあるとき、インナ側磁極群86は、アウタ側磁極群78の配列パターンのS極78a及びN極78bの並びに対して、S極86a及びN極86bの並びが逆転した配列パターンを有している。この実施例の場合、アウタ側磁極群78の配列パターンは最も底壁73側のストリップをS極78aとし、インナ側磁極群86の配列パターンは最も底壁82側のストリップをN極86bとしている。そして、各磁極群78,86は、それぞれ6本のストリップを有する。なお、各磁極群78,86のN極78a,86aとS極78b,86bとの間は僅かな隙間を有している。
前述したように第2実施例のシガレットボックス61の場合、アウタケース62に対してインナケース63が幅方向にスライドすることにより、即ち、インナケース63のサイドスライドにより、シガレットボックス61は開閉される。
前述のシガレットボックス61によれば、インナケース63がアウタケース62内に収納された閉位置にあるとき、インナケース63の取出口85はアウタケース2の内側に位置付けられ、これにより、シガレットボックス61は閉状態となる。このとき、アウタ側磁極群78とインナ側磁極群86とは、外形が一致するように完全に重なり合う。この場合、それぞれの磁極群78、86におけるS極78a、86a及びN極78b、86bの配列パターンは逆転した並びにあることから、異なる極性の磁極同士が重なり合うこととなる。このためアウタ側磁極群78とインナ側磁極群86とは全域に亘って磁力により引きつけ合い、この引力はインナケース63をアウタケース62内に保持する閉鎖引力となる。
一方、図9に示されているように、アウタケース62からインナケース63が飛び出した開位置にあるとき、インナケース63の取出口85はアウタケース2の外側に位置付けられ、これにより、シガレットボックス61が開かれた開状態となる。シガレットボックス61が開状態にあるとき、ユーザは取出口85を通じてインナパックから喫煙物品を取り出し、取り出した喫煙物品を喫煙することができる。
このとき、アウタ側磁極群78とインナ側磁極群86とは、S極78a,86a及びN極78b,86bがそれぞれ円弧状の曲線をなしていることで、交差した位置関係となり、これら磁極群78,86の重なり度合いは変化する。詳しくは、アウタケース62に対してインナケース63の開度が大きくなり、アウタケース62の前壁70とインナケース63の前壁80との間の重なり度合いが減少するのに伴って、アウタ側磁極群78とインナ側磁極群86との重なり度合いもまた減少する。一方、アウタ側磁極群78とインナ側磁極群86とが重なり合っている領域は、異なる極性の磁極同士が重なり合って引力を生じる部分と、同一極性の磁極同士が重なり合って斥力を生じる部分とを有する。これにより、アウタ側磁極群78とインナ側磁極群86との間の引力は斥力により相殺されるので、インナケース63がアウタケース62に対して閉位置と開位置との間の過渡位置にあるときには、アウタ側磁極群78とインナ側磁極群86とは互いに協働して、閉鎖引力よりも弱い過渡引力となる。
図9に示されたシガレットボックス61の開状態から、インナケース63がユーザによりアウタケース62内に押し込まれインナケース63が開位置から閉位置への移行中、完全に閉位置になるまでは、前述の弱い過渡引力のままである。そして、閉位置となってアウタ側磁極群18及びインナ側磁極群26の全体が一致すると急激に閉鎖引力が生じ、シガレットボックス1の閉状態が保持される。
このようにして第2実施例に係るシガレットボックス61もまた第1実施例と同様に、インナケース63がアウタケース62内に完全に収納された全閉時にて、前述の閉鎖引力により閉状態を十分に維持できる。一方で、プッシュ窓を介してインナケース63を押し出す等して、インナケース63をアウタケース62内から少しでも引き出せば、アウタ側磁極群78及びインナ側磁極群86との間の引力は閉鎖引力より大きく低減された過渡引力となることから、円滑にインナケース63の引き出し及び押し込みを行うことができ、容易にシガレットボックス61の開閉を行うことができる。
次に図10には第3実施例に係るパッケージとしてのシガレットボックスの正面図が示されており、同図に基づき第3実施例について説明する。
図10に示すように、第3実施例のシガレットボックス91は、第2実施例のシガレットボックス61と同様に、二重構造をなし、アウタケース92(外箱)及びインナケース93(内箱)を含んでいる。そして、このシガレットボックス91は、アウタケース92に対してインナケース93が幅方向にスライドすることで開閉する。このシガレットボックス91は、アウタケース92の前壁100(固定壁、外側壁)、背壁、上壁102、底壁103、引出口104、側壁105、及びプッシュ窓、並びにインナケース93の前壁110(可動壁、内側壁)、背壁、上壁111、底壁112、アウタ側壁113、インナ側壁114、及び取出口115が、第2実施例のシガレットボックス61と同じであり、詳しい説明は省略する。
第3実施例のシガレットボックス91は、アウタケース92の前壁100の内面の下部領域にアウタ側磁極群108が設けられ、インナケース93の前壁110の外面の下部領域にインナ側磁極群116が設けられている。それぞれの磁極群108、116は、S極108a,116b及びN極108b,116bを含んだ配列パターンを有する。これらの配列パターンはS極108a,116b及びN極108b,116bが、前壁100,110の長手方向に沿って延びた直線状のストリップをなしている。これらストリップは、前壁100,110の幅方向に沿って互いに異なる磁極が交互に並ぶよう配置され、それぞれの磁極群108、116の配列パターンを形成している。そして、インナ側磁極群116は、アウタ側磁極群78の配列パターンのS極78a及びN極78bの並びに対して、S極86a及びN極86bの並びが逆転した配列パターンを有している。この実施例の場合、アウタ側磁極群108の配列パターンは最も側壁105側のストリップをS極108aとし、インナ側磁極群116は最もアウタ側壁113側のストリップをS極116aとしている。そして、各磁極群108、116は、それぞれ12本のストリップを有する。
前述したように第3実施例のシガレットボックス91の場合、第2実施例のシガレットボックス61と同様に、アウタケース92に対してインナケース93が幅方向にスライドすることにより、即ち、インナケース93のサイドスライドにより、シガレットボックス91は開閉される。
前述のシガレットボックス91によれば、インナケース93がアウタケース92内に収納された閉位置にあるとき、インナケース93の取出口115はアウタケース92の内側に位置付けられ、これにより、シガレットボックス91は閉状態となる。このとき、アウタ側磁極群108とインナ側磁極群116とは、外形が一致するように重なり合う。この場合、それぞれの磁極群108、116におけるS極108a、116a及びN極108b、116bの配列パターンは逆転した並びにあることから、異なる極性の磁極同士が重なり合うこととなる。このためアウタ側磁極群78とインナ側磁極群86とは全域に亘って磁力により引きつけ合い、この引力はインナケース93をアウタケース92内に保持する閉鎖引力となる。
一方、図10に示されているように、アウタケース92からインナケース93が飛び出した開位置にあるとき、インナケース93の取出口115はアウタケース92の外側に位置付けられ、これにより、シガレットボックス91が開かれた開状態となる。シガレットボックス91が開状態にあるとき、ユーザは取出口115を通じてインナパックから喫煙物品を取り出し、取り出した喫煙物品を喫煙することができる。
このとき、アウタケース92に対してインナケース93の開度が大きくなり、アウタケース92の前壁100とインナケース93の前壁110との間の重なり度合いが減少するのに伴って、アウタ側磁極群108とインナ側磁極群116との重なり度合いもまた減少する。一方、アウタ側磁極群108とインナ側磁極群116とが重なり合っている領域は、アウタケース92に対するインナケース93の開度によって段階的に、異なる極性の磁極同士が重なり合って引力を生じる部分と、同一極性の磁極同士が重なり合って斥力を生じる部分とを有する。
詳しくは、図11に第3実施例のアウタケース92の開度に応じたアウタ側磁極群108及びインナ側磁極群116の位置関係を説明する図が示されている。当該図11では、下側にアウタ側磁極群108、上側にインナ側磁極群116を示し、それぞれのS極108a,116a及びN極108b、116bの位置関係を概念的に示している。
図11の(a)状態のように、インナケース93がアウタケース92内に完全に収納された全閉時においては、アウタ側磁極群108及びインナ側磁極群116の全域において異なる極性の磁極同士が重なり合うことで100%の閉鎖引力を生じる。
そこからインナケース93がアウタケース92から僅かに引き出されると、図11の(b)状態のように、アウタ側磁極群108とインナ側磁極群116と重なり合っている領域の中で、異なる極性の磁極同士が重なり合って引力を生じる部分と、同一極性の磁極同士が重なり合って斥力を生じる部分とが生じる。これにより、アウタ側磁極群108とインナ側磁極群116との間の引力は斥力により相殺されるので、アウタ側磁極群18とインナ側磁極群26とは互いに協働して、閉鎖引力よりも弱い過渡引力を発生させる。
更にインナケース93がアウタケース92から引き出されると、図11の(c)状態のように、アウタ側磁極群108及びインナ側磁極群116の重なり合っている領域において、異なる極性の磁極同士が重なり合う。このとき、アウタ側磁極群108及びインナ側磁極群116の一端に位置する2つのストリップ分は重なり合わないので、(a)状態の閉鎖引力よりも弱いが、斥力が生じる部分がないため少なくとも(b)状態よりも強い過渡引力(以下、この過渡引力を保持引力という)を生じる。
このように、第3実施例のシガレットボックス91では、インナケース93を2ストリップ分に相当する一定量を引き出す毎に保持引力が生じ、段階的な開閉が可能となる。この保持引力はインナケース93の引出量が大きくなるほど、アウタ側磁極群108及びインナ側磁極群116の重なり度合いが減少するため弱くなる。
このようにして第3実施例に係るシガレットボックス91においても第1、第2実施例と同様に、インナケース93がアウタケース92内に完全に収納された全閉時においては閉鎖引力により閉状態を十分に維持できる。一方で、プッシュ窓を介してインナケース93を押し出す等して、インナケース93をアウタケース92内から少しでも引き出せば、アウタ側磁極群108及びインナ側磁極群106との間の引力は閉鎖引力より低減された過渡引力となり、円滑にインナケース63の引き出し及び押し込みを行うことができ、一方で保持引力により所定の引き出し量を保持することができる。
次に図12には第4実施例に係るパッケージとしてのシガレットボックス121の斜視図が示されており、同図に基づき第4実施例について説明する。
図12に示すように、第4実施例のシガレットボックス121はヒンジリッド型パッケージである。このシガレットボックス121は、上端に開口122aを有した箱本体122と、当該箱本体122より上方に延び上端にて取出口123a(開口部)を形成するインナフレーム123と、シガレットボックス120にヒンジ124を介して連結されたリッド125とを含んでいる。当該シガレットボックス121内にインナパックIPが収容される。
詳しくは、リッド125は箱本体122における開口122aの後縁にヒンジ結合され、図示しない閉位置ではインナフレーム123の取出口123aを含みつつ覆い、図12に示す開位置では取出口123aを開放する。従って、インナフレーム123は、リッド125が閉位置にあるときには外部に露出することはなく、リッド125が開位置にあるときには取出口123aを含み露出する。
箱本体122は、前壁130、背壁131、底壁132、及び側壁133,134を有する。インナフレーム123は前壁140、側壁141,142(固定壁)を有する。リッド125は、前壁150、背壁151、上壁152、及び側壁153,154(可動壁)を有する。
また、インナフレーム123の一方の側壁142の外面には、上部領域にてインナ側磁極群143(固定側磁極群)が設けられている。このインナ側磁極群143は、S極143a及びN極143bを含んだ配列パターンを有する。詳しくは、インナ側磁極群143のS極143a及びN極143bは、側壁142の奥行方向に沿って直線状に延びたストリップをなし、これらのストリップが側壁142の縦方向に沿い異なる磁極が交互に並ぶよう配置されている。この実施例の場合、この実施例の場合、インナ側磁極群142の配列パターンは、最も上端側のストリップをS極143aとして、4本のストリップを有する。
また、リッド125の一方の側壁154の内面には、上部領域にてアウタ側磁極群155(可動側磁極群)が設けられている。このアウタ側磁極群155も、S極155a及びN極155bを含んだ配列パターンを有する。詳しくは、リッド125が図示しない閉位置にあるとき、アウタ側磁極群155は、インナ側磁極群143の配列パターンのS極143a及びN極143bに対して、S極155a及びN極155bの並びが逆転した配列パターンを有している。つまり、アウタ側磁極群155のS極155a及びN極155bもまた側壁154の奥行方向に沿って直線状に延びたストリップをなし、これらのストリップが側壁154の縦方向に沿い異なる磁極が交互に並ぶよう配置されている。この実施例の場合、アウタ側磁極群155の配列パターンは、最も上壁152側のストリップをN極143bとして、4本のストリップを有する。
第4実施例のシガレットボックス121の場合、箱本体122に対してリッド125がヒンジ124を中心に回動することにより、シガレットボックス121は開閉される。
つまり、第4実施例のシガレットボックス121は、リッド125が閉位置にあるとき、インナフレーム123の取出口123aはリッド125の内側に位置付けられ、これにより、シガレットボックス121は閉状態となる。このとき、インナ側磁極群143とアウタ側磁極群155とは、外形が一致するように完全に重なり合う。この場合、それぞれの磁極群143、155におけるS極143a、155a及びN極143b、155bの配列パターンは逆転した並びであることから、異なる極性の磁極同士が重なり合うこととなる。このためインナ側磁極群143とアウタ側磁極群155とは全域に亘って磁力により引きつけ合い、この引力はリッド125をインナフレーム123に保持する閉鎖引力となる。
一方、図12に示されているように、リッド125が開位置にあるとき、インナフレーム123の取出口123aは開放され、これにより、シガレットボックス121が開かれた開状態となる。シガレットボックス121が開状態にあるとき、ユーザは取出口123aを通じてインナパックIPから喫煙物品を取り出し、取り出した喫煙物品を喫煙することができる。
リッド125が開閉される過程では、インナ側磁極群143及びアウタ側磁極群155は、リッド125がヒンジ124回りに回動することで、交差した位置関係となり、インナフレーム123に対してリッド125の開度が大きくなり、インナフレーム123の側壁142とリッド125の側壁154との間の重なり度合いが減少するのに伴って、インナ側磁極群143とアウタ側磁極群155との重なり度合いもまた減少する。そして、インナ側磁極群143とアウタ側磁極群155とが重なり合う領域では、異なる極性の磁極同士が重なり合って引力を生じる部分と、同一極性の磁極同士が重なり合って斥力を生じる部分とを有する。これにより、インナ側磁極群143とアウタ側磁極群155との間の引力は斥力により相殺されて、リッド125がインナフレーム123に対して閉位置と開位置との間の過渡位置にあるときには、閉鎖引力よりも弱い過渡引力となる。
図12に示されたシガレットボックス121の開状態から、ユーザにより押し込まれてリッド125が開位置から閉位置への移行中、完全に閉位置になるまでは、前述の弱い過渡引力のままである。そして、閉位置となってインナ側磁極群143及びアウタ側磁極群155の全体が一致すると急激に閉鎖引力が生じ、シガレットボックス121の閉状態が保持される。
このようにして第4実施例に係るシガレットボックス121においては、リッド125の全閉時においては閉鎖引力により閉状態を十分に維持できる。一方で、リッド125を少しでも開けば、インナ側磁極群143及びアウタ側磁極群155との間の引力は閉鎖引力より大きく低減された過渡引力となることから、円滑にリッド125の開閉を行うことができ、容易にシガレットボックス121の開閉を行うことができる。
本発明は上記実施例に制約されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、図13を参照すると、上記実施例と異なる磁極群の形状をなした第1変形例が示されている。
図14に示す第1変形例のシガレットボックス161は、アウタ側磁極群162及びインナ側磁極群163を除き、第1実施例のシガレットボックス1と同じであり、第1実施例のシガレット1と同じ要素については同じ符号を付し説明を省略する。
この第1変形例においては、アウタ側磁極群162及びインナ側磁極群163が円形状をなしている点で第1実施例と異なっている。
詳しくは、アウタケース2の前壁10(固定壁、外側壁)の外面に4つのアウタ側磁極群162が設けられている。各アウタ側磁極群162は、前壁10の側壁15側の領域にて、長手方向に4つ並んで配置されている。各アウタ側磁極群162は、S極162a及びN極162bが同心円状に交互に並ぶ配列パターンを有する。この第1変形例の場合、アウタ側磁極群162の配列パターンは、中心円をS極162aとし、4つの同心円を有する。
また、インナケース3の前壁20(可動壁、内側壁)の内面に、4つのインナ側磁極群163が設けられている。各インナ側磁極群163は、前壁20の側壁15側の領域にて、長手方向に4つ並んで配置されている。各インナ側磁極群163は、S極163a及びN極163bが同心円状に交互に並ぶ配列パターンを有する。この配列パターンのS極163a及びN極163bは、アウタ側磁極群162のS極162a及びN極162bの並びに対し逆転した配値となる。そして、この第1変形例の場合、インナ側磁極群163の配列パターンは、中心円をN極163bとし、4つの同心円を有する。
この第1変形例のシガレットボックス161においても、第1実施例と同様に、インナケース3がアウタケース2に対し閉位置にあるときには、アウタ側磁極群162とインナ側磁極群163との間でインナケース3を閉位置に保持する閉鎖引力を発生させる。そして、インナケース3が閉位置と開位置との間の過渡位置にあるときには、インナケース3の前壁20とアウタケースの前壁10との重なり度合いに応じて、アウタ側磁極群162とインナ側磁極群163とが重なる領域内で、同一極性の磁極同士が部分的に重なり、閉鎖引力よりも弱い過渡引力を発生させる。これにより、上記第1実施例と同様の効果を奏することができる。
以上のように磁極群の形状や数は特に限定されるものではない。例えば、他の形状としてS極及びN極を波形状のストリップとしてもよい。また、例えば第1実施例のようにアウタケースに対してインナケースがセルフヒンジを中心に回動するシガレットボックスの場合、各磁極群の配列パターンを、S極及びN極が前壁の幅方向に延びたストリップとし、このストリップが前壁の長手方向に沿って並んだものとしてもよい。更に、磁極群のS極及びN極は必ずしも接している必要はなく、第2実施例のように磁極群のN極及びS極との間に隙間を有していてもよい。
また磁極群の配置も上記実施例及び変形例の配置に限られるものではない。例えば、第1変形例における円形状の磁極群を壁にランダムに配置してもよい。また、上記実施例及び変形例では、アウタケース及びインナケースそれぞれの前壁、インナフレーム及びリッドそれぞれの一側壁というように、磁極群が設けられる固定壁及び可動壁が一つであるが、固定壁及び可動壁の位置や数はこれに限られない。例えば、第1実施例のアウタケース及びインナケースの前壁だけでなく、各ケースの背壁にも磁極群を設けてもよい。
また、上記実施例及び変形例のようにシガレットボックスに閉鎖引力を発生させる磁極群に加えて、シガレットボックスの開状態を保持するストッパとしての磁極群を設けてもよい。例えば図14には第2実施例のシガレットボックス61にストッパとしての第2の磁極群を追加した第2変形例のシガレットボックス161の前面図が示されている。なお、図14において第2実施例と同じ要素については同じ符号を付し説明を省略する。
この第2変形例のシガレットボックス171では、アウタケース62の前壁70の内面に、第2のアウタ側磁極群172が設けられている。詳しくは、第2のアウタ側磁極群172は、前壁70の引出口74側の領域であって長手方向中央部に設けられている。第2のアウタ側磁極群172は円形状をなし、S極172a及びN極172bが同心円状に並ぶ配列パターンを有する。この第2変形例の場合、第2のアウタ側磁極群172の配列パターンは、中心円をS極172aとし、2つの同心円を有する。
一方、インナケース63の前壁80の外面に第2のインナ側磁極群173が設けられている。詳しくは、第2のインナ側磁極群173は、前壁80のインナ側壁84側の領域であって長手方向中央部に設けられている。第2のインナ側磁極群173も円形状をなし、S極173a及びN極173bが同心円状に配置された配列パターンを有する。この配列パターンのS極173a及びN極173bは、第2のアウタ側磁極群172のS極172a及びN極172bの並びに対して逆転した配置となる。この第2のアウタ側磁極群173の配列パターンは、中心円をN極173bとし、2つの同心円を有する。
この第2変形例のシガレットボックス171は、インナケース63が全開まで引き出されると、第2のアウタ側磁極群172と第2のインナ側磁極群173の外形が一致するように完全に重なり合う。これにより、第2のアウタ側磁極群172と第2のインナ側磁極群173との間でシガレットボックス171の開状態を保持する保持引力が生じる。一方、そこから少しでもインナケース63を押し込めば保持引力は急激に弱くなり、円滑にインナケース63を押し込むことができる。
1,61,91,121,161,171 シガレットボックス
2,62,92 アウタケース
3,63,93 インナケース
10,70,100 前壁(固定壁、外側壁)
15,75,105 側壁
19,78,108,162 アウタ側磁極群(固定側磁極群)
20,80,110 前壁(可動壁、内側壁)
23,83,113 アウタ側壁
24,84,114 インナ側壁
25,85,115 取出口(開口部)
26,86,116,163 インナ側磁極群(可動側磁極群)
122 箱本体
123 インナフレーム
123a 取出口
125 リッド
142 側壁(固定壁)
143 インナ側磁極群(固定側磁極群)
154 側壁(可動壁)
155 アウタ側磁極群(可動側磁極群)
172 第2のアウタ側磁極群(ストッパ)
173 第2のインナ側磁極群(ストッパ)

Claims (9)

  1. 互いに重なり合う固定壁及び可動壁を含み、開閉する箱であって、前記可動壁が前記固定壁に対し閉位置から開位置に摺動することで前記固定壁と前記可動壁との間の重なり度合いが減少し、この結果、開放される開口部を更に含む、箱と、
    前記固定壁に設けられ、S極及びN極を含んだ配列パターンを有する固定側磁極群と、
    前記可動壁に設けられ、前記閉位置で前記可動側磁極群の配列パターンに対してS極及びN極の位置が逆転した配列パターンを有する可動側磁極群と、
    を備え、
    前記固定側磁極群及び前記可動側磁極群は、
    前記可動壁が前記固定壁に対し閉位置にあるときには、前記可動壁を閉位置に保持する閉鎖引力を発生させ、
    前記可動壁が前記固定壁に対して前記閉位置と前記開位置との間の過渡位置にあるときには、前記重なり度合いに応じて前記固定側磁極群及び前記可動側磁極群のうちの同一極性の磁極同士が部分的に重なることで前記閉鎖引力よりも弱い過渡引力を発生させるパッケージ。
  2. 前記箱は、
    前記固定壁としての外側壁を有する外箱と、
    前記外箱内に引出し可能に収容され、前記開口部を有する内箱であって、前記外側壁に重なり合う内側壁を前記可動壁として有し、前記内箱が前記外箱に収容されたとき、前記内側壁が前記閉位置に位置付けられる一方、前記外箱から引き出されたとき、前記内側壁が前記開位置に位置付けられる内箱と、
    を含む請求項1に記載のパッケージ。
  3. 前記箱は、前記外箱及び前記内箱の底を互いに連結するヒンジを更に含み、
    前記ヒンジは、前記外箱から前記内箱を引き出すべく前記内箱の回動を許容する、請求項2に記載のパッケージ。
  4. 前記固定側磁極群及び前記可動側磁極群の配列パターンは、複数のストリップである前記S極及びN極が交互に並んでいる、請求項3に記載のパッケージ。
  5. 前記内箱は前記箱の幅方向にスライドして前記外箱から引き出される、請求項2に記載のパッケージ。
  6. 前記固定側磁極群及び前記可動側磁極群の配列パターンは、前記箱の幅方向に延びた複数の曲線状のストリップである前記S極及びN極をそれぞれ含み、これらストリップは前記箱の幅方向に対して交差する前記箱の長手方向に沿って並んでいる、請求項5に記載のパッケージ。
  7. 前記固定側磁極群及び前記可動側磁極群の配列パターンは、前記箱の幅方向に対し交差する前記箱の長手方向に延びた複数のストリップである前記S極及びN極をそれぞれ含み、これらスリップは前記箱の幅方向に沿って並んでいる、請求項5に記載のパッケージ。
  8. 前記箱は、箱本体と、前記閉位置では露出せず且つ前記開位置で露出する前記開口部を形成するインナフレームと、前記箱にヒンジを介して連結され、前記閉位置では前記インナフレームの前記開口部を含みつつ覆い、前記開位置では前記開口部を開放するリッドと、を含み、
    前記固定壁は、前記インナフレームを形成する壁であり、
    前記可動壁は、前記インナフレームの前記固定壁と摺接する前記リッドの壁である、請求項1に記載のパッケージ。
  9. 前記内側壁の開位置にて、前記外箱及び前記内箱を磁気的に結合するストッパを更に含む、請求項2記載のパッケージ。
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