JPWO2008096631A1 - 処理装置 - Google Patents

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Abstract

本発明の処理装置(100)は、内部が所定温度に設定された容器(10)と、容器(10)と被処理物(21)との間の絶縁を保つようにして、被処理物(21)を容器(10)内で支持する支持手段と、10V以上、5kV以下の交流電圧を、1μA以上、1000mA以下の電流が流れるように、支持手段を介して被処理物(21)に対し印加する交流電力印加手段(11)と、を備え、被処理物(21)に上記の電流を与えることにより、被処理物(21)の酸化を抑制させる装置である。

Description

本発明は、処理装置に係り、更に詳しくは、被処理物に微弱電流が流れるように交流電力を印加できる処理装置に関する。

物の品質劣化(例えば酸化や離水)を抑える技術は、これまで多岐に亘り開発されている。卑近な例を挙げれば、冷凍物(例えば冷凍食材)の解凍技術がある。
このような冷凍物を解凍する場合、冷凍物の風味および外観等を損なわずに短時間に解凍できれば便利である。このため、かかる解凍技術の一例として、冷凍物を収納する解凍庫内の温度を加熱空気により昇温させる方法が提案されている(従来例としての特許文献1や特許文献2参照)。
特開平8−214850号公報 特開平7−253265号公報

しかし、上記従来例に記載の解凍技術は、冷凍物の解凍時の、詳細な鮮度劣化要因分析に基づく類のものではなく、冷凍物の鮮度保持の観点では中途半端な技術である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、被処理物の品質劣化を適切に抑止できる処理装置を提供することを目的とする。

上記課題を解決するため、第1の本発明の処理装置は、内部が所定温度に設定された容器と、前記容器と被処理物との間の絶縁を保つようにして、前記被処理物を前記容器内で支持する支持手段と、10V以上、5kV以下の交流電圧を、1μA以上、1000mA以下の電流が流れるように、前記支持手段を介して前記被処理物に対し印加する交流電力印加手段と、を備え、前記被処理物に前記電流を与えることにより、前記被処理物の酸化が抑制される装置である。
また、第2の本発明の処理装置は、内部が所定温度に設定された容器と、前記容器と凍結された被処理物との間の絶縁を保つようにして、前記被処理物を前記容器内で支持する支持手段と、10V以上、5kV以下の交流電圧を、1μA以上、1000mA以下の電流が流れるように、前記支持手段を介して前記被処理物に対し印加する交流電力印加手段と、を備え、前記被処理物に前記電流を与えることにより、前記被処理物が解凍される装置である。
これにより、例えばこの交流電力を冷凍食材の解凍に利用する場合には、当該冷凍食材の組織が活性化され、その鮮度を適切に保てる。
更に、第3の本発明の処理装置は、内部が所定温度に設定された容器と、前記容器と被処理物の間の絶縁を保つようにして、前記被処理物を前記容器内で支持する支持手段と、10V以上、5kV以下の交流電圧を、1μA以上、1000mA以下の電流が流れるように、前記支持手段を介して前記被処理物に対し印加する交流電力印加手段と、を備え、前記被処理物に前記電流を与えることにより、前記被処理物が凍結することなく鮮度保持される装置である。
ここで、前記支持手段の一例は、前記内部に配置され、前記被処理物を載せる第1金属板と、前記第1金属板に電気接続されている金属製の通電レールと、第1絶縁部材を介して前記第1金属板を支持する金属支持バーと、を備え、前記交流電圧を前記通電レールに印加させるものである。
また、前記支持手段の他の例は、前記容器の下壁から前記内部に向かって立設された第2絶縁部材と、前記第2絶縁部材の端面で支持され、前記被処理物を載せる第2金属板と、を備え、前記第2金属板を、配線を介して前記通電レールに電気接続させるものである。
処理容器の下壁から立設された第2絶縁部材の先端面に金属板を支持させたことにより、処理空間のデッドスペースを無くして、当該空間を有効活用できる。
更に、前記第1金属板とともに第1絶縁部材を支持するフックを備え、前記フックの前記金属支持バーへの掛止位置に基づき前記第1金属板の位置を設定しても良い。
また、前記第1および第2絶縁部材が、好ましくは碍子である。
絶縁性に優れた碍子を用いて各電圧印加部材の絶縁をとったことから、処理容器の内部が、電気絶縁にとって好ましくない環境、例えば、多量の水分を含む高湿度環境になっても、これらの部材の絶縁が適切に保てる。
なお、前記被処理物が肉類または魚介類の食材であれば、500μA以上、800μA以下に、前記電流が設定されることが好ましい場合がある。

また、前記被処理物が野菜類または果実類の食材であれば、1μA以上、500μA未満に、前記電流が設定されることが好ましい場合がある。そして、野菜類または果実類の食材に与えられる前記電流が、略100μAであることが好ましい場合がある。
また、前記処理装置を用いて、前記被処理物としての冷凍マグロまたは冷凍サーモンを解凍してもよい。
これにより、冷凍マグロや冷凍サーモンの冷凍焼け(酸化)を適切に防止できる。
本発明の上記目的、他の目的、特徴、及び利点は、添付図面参照の下、以下の好適な実施態様の詳細な説明から明らかにされる。

本発明によれば、被処理物の品質劣化を適切に抑止できる処理装置が得られる。
図1は本発明の実施形態に係る電力印加装置の内部を左右方向から見た図である。 図2は本発明の実施形態に係る電力印加装置の内部を上下方向から見た図である。
符号の説明

10 処理容器
11 交流電力発生装置
12 通電レール
13b、13c、13d 金属支持バー
14、15 金属板
16a、16b 配線
17 弾性部材(板ばね)
18 フック
19、20a、20b 碍子
21 冷凍物(凍結された被処理物)
22、23 扉
100 電力印加装置(処理装置)
101 置き台ユニット
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。

図1は、本発明の実施形態に係る電力印加装置(処理装置)の内部を左右方向から見た図であり、図2は、本実施形態に係る電力印加装置の内部を上下方向から見た図である。
なお、図1および図2では、以下の説明の便宜上、電力印加装置100の自重のかかる方向を「上下方向」とし、電力印加装置100の扉22の側を「前側」とし、扉22に対向する側を「後側」とし、「上下方向」および「前後方向」に垂直な方向を、「左右方向」としている。
電力印加装置100は、主として、図1および図2に示すように、冷凍物21(凍結された被処理物)の解凍温度に内部の温度を設定可能な箱型(直方形)の処理容器10と、処理容器10の上方に位置する収納空間11a内に配置された交流電力発生装置11(交流電力印加手段)と、処理容器10の処理空間10a内に配置された置き台ユニット101と、を備える。
つまり、処理容器10は、冷凍物21を解凍する処理空間10a(処理容器10の内部)を有し、この処理容器10の上には、上記交流電力発生装置11の他、電力印加装置100を運転させる目的の公知の各種の運転機器(不図示)を格納する収納空間11aがある。そして、処理空間10aおよび収納空間11aのそれぞれに内蔵される物にアクセス可能なように扉22、23が設けられている。
なお本明細書において、冷凍物21とは、固体の他、適宜の袋(不図示)に詰めた液体や気体をも含み、端的には、水分を含有して凍結可能な各種の食材や飲料水を意味する。
置き台ユニット101は、図1および図2に示すように、冷凍物21を載せる金属板14、15と、これらの金属板14、15に対し交流電圧を印加可能に電気接続され、上下方向に延びている金属製の短冊状の通電レール12と、セラミック製(陶磁器製)または樹脂製の碍子19を介して3枚の金属板14を支持する棒状の金属支持バー13b、13c、13dとを備える。
なお、この金属支持バー13b、13c、13dには、処理容器10の後側壁10bの左右端近傍に、上下方向に延びるように取り付けられた2本の金属支持バー13bと、処理容器10の左側壁10cの前端近傍に、上下方向に延びるように取り付けられた1本の金属支持バー13cと、処理容器10の右側壁10dの前端近傍に、上下方向に延びるように取り付けられた1本の金属支持バー13dと、がある。
そして、これらの各金属支持バー13b、13c、13dは、はしご状の形態をなしており、これにより、フック18が、金属支持バー13b、13c、13dの適宜の高さ位置で掛止できる。つまり、本実施形態では、4本の金属支持バー13b、13c、13dの各々の上段、中段および下段には、1個ずつ、フック18が取り付けられ、これらのフック18上の碍子19により、冷凍物21が載った状態の金属板14が支持されている。これにより、フック18の金属支持バー13b、13c、13dへの掛止位置に基づき、金属板14の高さ(上下方向の位置)が自在に設定できる(但し、板ばね17の位置も変える必要がある)。このような金属支持バー13b、13c、13dは、従来の樹脂製の支持バーに比較して、汚れ難く、かつ傷つき難いという利点を有する。また、絶縁性に優れた碍子19を用いて金属板14を支持することにより、処理空間10aが、例えば多量の水分を含む雰囲気になり電気絶縁にとって好ましくない環境下であっても、金属板14と金属支持バー13b、13c、13dとの間の絶縁を適切に保て好適である。
交流電力発生装置11は、変圧器(不図示)を内蔵し、変圧器の一対の二次側端子の一方が、配線16aにより通電レール12に電気的に接続され、変圧器の二次側端子の他方(不図示)は開放されている。また、通電レール12と金属板14の各々との間には、導電性の弾性部材17(ここでは、金属製の板ばね17)が設けられている。これにより、通電レール12と、適宜の固定手段(不図示)により面内移動を規制された金属板14とが、板ばね17の付勢力に基づき適切に電気接触できる。このようにして、変圧器の一対の二次側端子の一方が、金属板14と電気接続されている。また、金属板14(冷凍物21)と変圧器の一対の二次側端子の他方との間は、空気によって絶縁されている。
処理容器10の後側壁10bの幅方向の略中央には、上下方向に沿って等間隔にセラミック製(陶磁器製)または樹脂製の3個の碍子20aの一部が埋め込まれている。これらの碍子20aは、処理空間10a内に延びるよう、後側壁10bから立設された形態をなし、碍子20aの先端面に、上述の通電レール12が固定されている。このような絶縁性に優れた碍子20aを用いて通電レール12を固定することにより、処理空間10aが、例えば多量の水分を含む雰囲気になり電気絶縁にとって好ましくない環境下であっても、通電レール12と処理容器10(後側壁10b)との間の絶縁を適切に保て好適である。
また、処理容器10の下壁10eの四隅近傍には、セラミック製(陶磁器製)または樹脂製の4個の碍子20bの一部が埋め込まれている。これらの碍子20bは、処理空間10a内に延びるよう、下壁10eから立設された形態をなし、碍子20bの先端面に、金属板15が支持されている。
なおここで、金属板15は、配線16bにより通電レール12に電気接続されている。このため、金属板14と同様に、上記交流電圧が、金属板15および金属板15に載った冷凍物21に印加される。
このようにして、本実施形態の電力印加装置100では、処理容器10の下壁10eから立設された碍子20bの先端面に金属板15を支持させたことにより、処理空間10aのデッドスペースを無くして、処理空間10aを有効活用できる。そして、絶縁性に優れた碍子20bを用いて金属板15を支持することにより、処理空間10aが、例えば多量の水分を含む雰囲気になり電気絶縁にとって好ましくない環境下であっても、金属板15と処理容器10(下壁10e)との間の絶縁を適切に保て好適である。
次に、以上のように構成された電力印加装置100の動作(冷凍物21の鮮度保持動作)を説明する。
まず、処理容器10の扉22を開閉して、金属板14、15上に冷凍物21を置く。なおこの場合、処理空間10aの設定温度は、例えば−5℃以上、+10℃以下の温度である。
次いで、交流電力発生装置11の変圧器の一対の一次側端子間に一次電圧が印加される。この一次電圧は、ここでは商用周波数の正弦波交流電圧である。すると、変圧器の二次側端子間に二次電圧が誘起され、この二次電圧から安全抵抗(不図示)や電流計(不図示)による電圧降下を差し引いた負荷電圧が冷凍物21(正確には金属板14、15)と変圧器の一対の二次側端子の他方との間に印加される。このため、冷凍物21に、冷凍物21と変圧器の一対の二次側端子の他方との間の負荷インピーダンス(漏れ抵抗や容量)に応じた微弱な負荷電流が流れる。これにより、交流電力発生装置11から通電レール12、金属板14、15および冷凍物21に所定の交流電力が印加される。なお、二次側端子の他方を開放させず、接地させ、金属板14、15と接地端子間に高抵抗素子を配置しても良い。
ここで、上記負荷電圧は、10V以上、5kV以下であることが好ましく、100V以上、5kV以下であることがより好ましい。また、上記負荷電流は、1μA以上、1000mA以下であることが好ましく、10μA以上、100mA以下であることがより好ましい。
次に、本実施形態の電力印加装置100による冷凍物21の鮮度保持のメカニズムについて説明する。
冷凍物21の解凍に関連した、冷凍物21の劣化(鮮度低下)の要因は、以下の如く、大別される。なおここでは、冷凍物21として冷凍食材を例に説明する。
(1)離水による劣化
冷凍食材の解凍に伴い、食材の温度が高くなり過ぎると、組織内に含まれる水分を細胞が抱えきれなくなる。そうなると、細胞膜が破れ、離水が発生する(ドリップ発生)。この離水中には、養分が多く含まれており、その結果、菌の増殖速度を促すことになる。
(2)酸化による劣化
食材中の成分は、脂肪分をはじめ、空気中の酸素と結びついて酸化する。このような酸化は、食材の劣化を進行させる。
そこで、本実施形態の電力印加装置100は、上記食材の劣化を、以下のようにして抑制している。
まず、所定温度範囲(例えば、−5℃以上、+10℃以下)で解凍が実行されることから、細胞の組織破壊が適切に抑制される。また、電力印加装置100による高電圧静電誘導エネルギー印加は、食材中の細胞を活性化させることから、食材中で消費されるエネルギーの減少を抑え、離水をより抑制される方向に作用する。その一方、上記所定温度範囲であっても、細胞活性化効果により、冷凍食材がスムーズに解凍されると考えられる。
また、食材に高電圧静電誘導エネルギーを与えて帯電させると(つまり、食材に微弱な電流を与えると)、イオンバランスが不安定になり、大気中の酸素と食材との結びつきが抑制されると考えられる。なお、食材の酸化抑制の詳細なメカニズムは明らかではないが、所定の電圧(10V以上、5kV以下)および電流(1μA以上、1000mA以下)の条件の下で、食材に交流電力を供給すれば、食材の酸化が抑制されることが既に検証されている。
以上に説明したように、本実施形態の電力印加装置100によれば、所定の電圧(10V以上、5kV以下)および電流(1μA以上、1000mA以下)の条件の下で、被処理物に交流電力を供給することができる。これにより、例えばこの交流電力を冷凍食材の解凍に利用する場合には、冷凍食材の組織が活性化され、その鮮度を適切に保てる。
また、本実施形態の電力印加装置100では、絶縁性に優れた碍子19、20a、20bを用いて各電圧印加部材(金属板14、15や通電レール12)の絶縁をとったことから、処理容器10の内部が、電気絶縁にとって好ましくない環境、例えば、多量の水分を含む高湿度環境になっても、これらの部材の絶縁が適切に保てる。
更に、本実施形態の電力印加装置100では、処理容器10の下壁10eから立設された碍子20bの先端面に金属板15を支持させたことにより、処理空間10aのデッドスペースを無くして、処理空間10aを有効活用できる。

なおここまで、電力印加装置100の用途として、冷凍物21の解凍機として使用する例を述べたが、これに限らない。当該電力印加装置100は、解凍と逆に、所定温度範囲(例えば、−60℃以上、0℃以下)で食材や飲料水を凍結させる凍結機の用途にも使用でき、上記所定温度範囲(例えば、−5℃以上、+10℃以下)で冷凍物21を凍結させることなく、鮮度保持させる保鮮機の用途にも使用できる。

更に、この電力印加装置100を、食材や飲料水の他、金属素材等の各種の材料の酸化(例えば金属素材の加熱酸化)を抑制する、酸化抑制装置として流用することも可能である。
以下、上述の実施形態の電力印加装置100により発揮される、生鮮食材の鮮度保持効果を検証した結果を述べる。
実施例1では、電力印加装置100が、生鮮食材を鮮度保持させる保鮮機として使用される使用形態について議論するが、電力印加装置100を凍結機や解凍機として使用した場合であっても、同様の議論が当て嵌まる。
この検証は、内部が所定温度(ここでは、−1℃)に設定された処理容器10内の金属板14に、以下のような生鮮食材を載せ、所定の電流(ここでは、100μA、500μA、800μAおよび1mAの4パターン)をこれに与えて1週間保存した際の、当該生鮮食材の鮮度(評価項目:ドリップ(離水)、色および臭い)を目視確認するという手法によりなされた。
なお、比較例としては、既存の冷蔵庫内に同様の生鮮食材を入れ(電流印加なし:0μA)、上述の処理容器10内と同じ温度に設定して1週間、当該生鮮食材が保存された。検証結果は、下記の表にまとめて記載されている。
Figure 2008096631
(1)豚もも肉
電力印加装置100の出力値としての電流が、500μA以上、800μA以下の好適な電流範囲内に設定されると、処理容器10内の豚もも肉は、ドリップが微量であり、色が良好に保たれ、臭いが何等無く、これにより、適切に鮮度保持できることが判明した。一方、冷蔵庫(比較例:電流印加なし)内の豚もも肉は、ドリップがやや多くなり(2日目より)、徐々に退色が進行することが確認された。
また、電力印加装置100の出力値としての電流が、上述の好適な範囲より低めに(100μA)に設定されると、処理容器10内の豚もも肉は、少量のドリップが発生し、やや退色が進行することが分かり、電力印加装置100の出力値としての電流が、上述の好適な電流範囲より高めに(1mA)に設定されると、処理容器10内の豚もも肉は、ドリップがやや多くなり、やや退色することが分かった。
(2)鶏肉
電力印加装置100の出力値としての電流が、500μA以上、800μA以下の好適な電流範囲内に設定されると、処理容器10内の鶏肉は、ドリップが微量であり、色が良好に保たれ、臭いが何等無く、これにより、適切に鮮度保持できることが判明した。一方、冷蔵庫(比較例:電流印加なし)内の鶏肉は、多量のドリップが発生し、全体的に退色が進行することが確認された。
また、電力印加装置100の出力値としての電流が、上述の好適な範囲より低めに(100μA)に設定されると、処理容器10内の鶏肉は、少量のドリップが発生し、中心部の退色が進行することが分かり、電力印加装置100の出力値としての電流が、上述の好適な範囲より高めに(1mA)に設定されると、処理容器10内の鶏肉は、少量のドリップが発生し、全体的にやや退色することが分かった。
(3)エビ
電力印加装置100の出力値としての電流が、500μA以上、800μA以下の好適な電流範囲内に設定されると、処理容器10内のエビは、ドリップが微量であり、色が良好に保たれ、臭いがやや有るものの、これにより、適切に鮮度保持できることが判明した。一方、冷蔵庫(比較例:電流印加なし)内のエビは、多量のドリップが発生し(3日目より)、黒く退色が進行し、臭いがあることが確認された。
また、電力印加装置100の出力値としての電流が、上述の好適な範囲より低めに(100μA)に設定されると、処理容器10内のエビは、多量のドリップが発生し(4日目より)、黒く退色が進行し、臭いがあることが分かり、電力印加装置100の出力値としての電流が、上述の好適な範囲より高めに(1mA)に設定されると、処理容器10内のエビは、少量のドリップが発生し(5日目より)、黒く退色が進行し、臭いがあることが分かった。
(4)ホタテ
電力印加装置100の出力値としての電流が、500μA以上、800μA以下の好適な電流範囲内に設定されると、処理容器10内のホタテは、ドリップが微量であり(6日目より)、色が良好に保たれ、臭いが何等なく、これにより、適切に鮮度保持できることが判明した。一方、冷蔵庫(比較例:電流印加なし)内のホタテは、多量のドリップが発生し(3日目より)、全体的に退色が進行し、臭いがあることが確認された。
また、電力印加装置100の出力値としての電流が、上述の好適な範囲より低めに(100μA)に設定されると、処理容器10内のホタテは、少量のドリップが発生し(3日目より)、やや退色が進行し、電力印加装置100の出力値としての電流が、上述の好適な範囲より高めに(1mA)に設定されると、処理容器10内のホタテは、少量のドリップが発生し(5日目より)、全体的にやや退色が進行し、臭いがあることが分かった。
(5)イチゴ
電力印加装置100の出力値としての電流が、約100μAの好適な微弱電流に設定されると、処理容器10内のイチゴは、ドリップが何等なく、色が良好に保たれ、臭いが何等なく、これにより、適切に鮮度保持できることが判明した。一方、冷蔵庫(比較例:電流印加なし)内のイチゴは、少量のドリップが発生し、やや退色が進行することが確認された。
また、電力印加装置100の出力値としての電流が、上述の好適な電流値より高めの500μAや800μAに設定されると、処理容器10内のイチゴは、微量のドリップが発生し、やや退色が進行することが分かり、電力印加装置100の出力値としての電流が、上述の好適な電流値より更に高めの1mAに設定されると、処理容器10内のイチゴは、少量のドリップが発生し、やや退色が進行することが分かった。
(6)レタス
電力印加装置100の出力値としての電流が、約100μAの好適な微弱電流に設定されると、処理容器10内のレタスは、ドリップが何等なく、色が良好に保たれ、臭いが何等なく、これにより、適切に鮮度保持できることが判明した。一方、冷蔵庫(比較例:電流印加なし)内のレタスは、根元より退色が進行することが確認された。
また、電力印加装置100の出力値としての電流が、上述の好適な電流値より高めの500μA、800μAまたは1mAに設定されると、処理容器10内のレタスは、根元より退色が進行することが分かった。
以上に例示した検証結果を総合的に判断すると、電力印加装置100による生鮮食材の鮮度保持の観点から、肉類および魚介類の食材については、電力印加装置100の最適な出力値としての電流は、500μA以上、800μA以下の微弱な電流範囲内に存在すると考えられる。
また、野菜類や果実類の食材については、電力印加装置100の最適な出力値としての電流は、少なくとも、上述の肉類等の食材における最適な電流範囲外のこれよりも更に微弱な電流範囲(つまり、1μA以上、500μA未満の電流範囲)に存在すると期待され、より具体的には、この電流は、略100μA付近の電流であると考えられる。
ところで、今回の実験では、「電流」を用いて、電力印加装置100の出力値の好適な範囲を特定しているが、このような好適な範囲の特定に、電力印加装置100から出力される「電圧」を用いることも可能である。
但し、ここでの好適な範囲の指標として、電力印加装置100から出力される「電流」を選択した理由は、以下の通りである。

生鮮食材の鮮度保持に不可欠な食材の組織の活性化には、上述のとおり、食材の帯電状態が深く関与していると予測される。よって、電力印加装置100の出力値の好適な範囲を、「電流」を用いて特定する方が、食材の帯電状態を直接的に捕捉でき、より好ましいと推定される。

以下、上述の実施形態の電力印加装置100により発揮される、寿司ネタ用の冷凍マグロおよび冷凍サーモン(以下、「冷凍マグロ等」と略す)の冷凍焼け(酸化)抑制効果を検証した結果を述べる。なお、ここでは、冷凍マグロ等の冷凍焼け(酸化)抑制について具体的に検証したが、このような酸化は、他の冷凍食材(例えば、アボガト)でも生じるので、このような食材に対しても以下に述べる酸化抑制技術は有効に機能すると考えられる。
寿司ネタ用の冷凍マグロ等には、冷凍焼けという問題がある。具体的には、特別の冷凍庫を用いて極低温(−60℃〜−35℃付近)において安定に保存されていた冷凍マグロ等を、家庭用冷凍庫や流通用冷凍ストッカーを用いて、−20℃程度の通常の冷凍環境下で保存した場合、冷凍マグロ等は、早晩、冷凍焼けという酸化変色を起こすことが知られている。
ところで、このような冷凍マグロ等の酸化変色は、寿司ネタとしての商品価値を低下させるので、極力避けることが好ましい一方で、各家庭内や様々な国内流通網において、冷凍マグロ等を常に極低温(−60℃〜−35℃付近)に保つことは事実上不可能に近い。

そこで、本件発明者は、通常の冷凍環境下(−20℃程度)において冷凍マグロ等の冷凍焼けを防止できる手法を開発した。
様々な検討の結果、冷凍マグロ等を以下の手順を経て、通常の冷凍環境下(−20℃程度)に保存すると、冷凍マグロ等の冷凍焼けを適切に防止できることが分かった。つまり、以上の手順を経て解凍および再凍結された冷凍マグロ等では、極低温(−60℃〜−35℃付近)で保存されていた冷凍マグロ等を直接、通常の冷凍環境下(−20℃)に曝す場合に比べて、冷凍マグロ等の冷凍焼け現象を改善できることを目視実験により確認した。

まず、極低温(−60℃〜−35℃付近)で保存されていた冷凍マグロ等を、上述の電力印加装置100を用いて解凍する。この場合、冷凍マグロ等の解凍条件としては、実施形態で述べた条件に設定するとよい。つまり、電力印加装置100の処理空間10aの温度を、−5℃以上、+10℃以下に設定すればよい。また、電力印加装置100の負荷電圧を、10V以上、5kV以下に設定すればよい。また、電力印加装置100の負荷電流を、1μA以上、1000mA以下に設定すればよい。
次に、冷凍マグロ等のネタ取りを行い、適宜の静電急速凍結機を用いて約−50℃の冷気により冷凍マグロ等を再凍結させる。なお、この場合も、上述と同様の負荷電圧と負荷電流を冷凍マグロ等に与える方が好ましい。但し、冷凍マグロ等の冷凍焼けの抑制作用については、上述の冷凍マグロ等の解凍時の冷凍マグロ等への電力印加が重要であると考えられる。

その後、通常の冷凍環境下(−20℃)で冷凍マグロ等を保存する。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。例えば、本実施形態では、電力印加装置100の負荷電流として、1μA以上、1000mA以下に設定しているが、実機(電力印加装置)の能力を勘案すると、1μA以上、数十mA以下に設定する方が好ましい。

本発明の処理装置によれば、被処理物の品質劣化を適切に抑止でき、例えば、冷凍物を解凍時に適切に鮮度保持できる業務用または家庭用の冷凍物解凍機として利用できる。

Claims (11)

  1. 内部が所定温度に設定された容器と、
    前記容器と被処理物との間の絶縁を保つようにして、前記被処理物を前記容器内で支持する支持手段と、
    10V以上、5kV以下の交流電圧を、1μA以上、1000mA以下の電流が流れるように、前記支持手段を介して前記被処理物に対し印加する交流電力印加手段と、を備え、
    前記被処理物に前記電流を与えることにより、前記被処理物の酸化が抑制される処理装置。
  2. 内部が所定温度に設定された容器と、
    前記容器と凍結された被処理物との間の絶縁を保つようにして、前記被処理物を前記容器内で支持する支持手段と、
    10V以上、5kV以下の交流電圧を、1μA以上、1000mA以下の電流が流れるように、前記支持手段を介して前記被処理物に対し印加する交流電力印加手段と、を備え、
    前記被処理物に前記電流を与えることにより、前記被処理物が解凍される処理装置。
  3. 内部が所定温度に設定された容器と、
    前記容器と被処理物の間の絶縁を保つようにして、前記被処理物を前記容器内で支持する支持手段と、
    10V以上、5kV以下の交流電圧を、1μA以上、1000mA以下の電流が流れるように、前記支持手段を介して前記被処理物に対し印加する交流電力印加手段と、を備え、
    前記被処理物に前記電流を与えることにより、前記被処理物が凍結することなく鮮度保持される処理装置。
  4. 前記支持手段は、
    前記内部に配置され、前記被処理物を載せる第1金属板と、
    前記第1金属板に電気接続されている金属製の通電レールと、
    第1絶縁部材を介して前記第1金属板を支持する金属支持バーと、
    を備え、
    前記交流電圧が、前記通電レールに印加される請求項1乃至3の何れかに記載の処理装置。
  5. 前記支持手段は、
    前記容器の下壁から前記内部に向かって立設された第2絶縁部材と、
    前記第2絶縁部材の端面で支持され、前記被処理物を載せる第2金属板と、
    を備え、
    前記第2金属板が、配線を介して前記通電レールに電気接続されている請求項4記載の処理装置。
  6. 前記支持手段は、前記第1金属板とともに前記第1絶縁部材を支持するフックを備え、
    前記フックの前記金属支持バーへの掛止位置に基づき前記第1金属板の位置が設定されている請求項4記載の処理装置。
  7. 前記第1および第2絶縁部材が碍子である請求項4乃至6の何れかに記載の処理装置。
  8. 前記被処理物が肉類または魚介類の食材である場合、500μA以上、800μA以下に、前記電流が設定される、請求項1乃至3の何れかに記載の処理装置。
  9. 前記被処理物が野菜類または果実類の食材である場合、1μA以上、500μA未満に、前記電流が設定される、請求項1乃至3の何れかに記載の処理装置。

  10. 前記電流が、略100μAである請求項9記載の処理装置。
  11. 前記被処理物としての冷凍マグロまたは冷凍サーモンが解凍される、請求項2記載の処理装置。
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