JPS63922A - 開閉器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は電気回路の開閉器に関するものであり、特に
、接触子の開離時に発生するアークを駆動するためにア
ークに対して交差磁束を形成するだめの磁石を備えた開
閉器に関するものである。

〔従来の技術〕

第３図は実開昭！？−７７７リコ号公報に示された従来
の開閉器の開離状態を示す部分縦断面図である、 図において、符号（／／）は第１の端子板，（２）は第
１の端子板（ハに取り付けられているとともにフィンガ
ーコンタクトより成る第１の接触子である固定接触子，
（３）は固定接触子（＝）に対して接続する第２の接触
子である可動接触子、（タ）は可動接触子（Ｊｌに摺接
する集電子、Ｉｓｌは集竃子（ゲ）が取り付けられてい
る第２の端子板，（６）は一方の端部が第１の端子板（
／）に固着され、他方の端部に開口部を有する外筒、（
７）は外筒（６）の上記開口部に固着された絶縁物から
成るノズルであって，可動接触子（３）が挿入されて摺
動可能に形成されている貫通孔（７ａ）を有している。

（Ａ’ｌぱノズル（７）に設置されている環状の磁石，
（テ）は外筒（６）に囲まれて形成されている絶縁消弧
ガスの貯留室、（９ａ”）は貯留室（９）の絶縁消弧ガ
スが出入りする貯留室口、（／Ｏ）は可動接触子（３）
が固定接触子（コ）から開離するときに発生するアーク
で，（／／）は円筒状に形成され，その一端面が外筒（
６）の外表面に取り付けられているシリンダ，（／コ）
は可動接触子（３）に取り付けられてシリンダ（／／）
の内周面に摺接するピストン．（／３’）ｌｄ　シＩＪ
ンダ（／２）と外筒（６）の底面とに囲まれて形成され
，可動接触子【３）の矢印Ａ方向の移動時に形成される
負王室である。

次にこの従来装置の動作について説明する、この開閉器
が投入状態で，電流が第１の端子板（ハから固定接触子
（コ）へ，そして可動接触子（３）から集電子（ダ）を
介して第２の端子板（ｊｌへ流れている場合、可動接触
子（．７１が駆動機構（図示しない）によって矢印入方
向へ駆動されると，可動接触子（３）は固定接触子（２
）から開離し、両接触子間にアーク（／Ｏ）が発生する
・ 一方、環状の磁石（ｆｆ＋は軸方向に磁化されており，
貯留室口（？ａ”）では半径方向成分を含む磁束（φ）
を生じる。この磁束（φ）によりアーク（ｌ０）は周方
向に力を受け．回転アークとなって半径方向に引き延ば
されることにより，アーク（／０）によるガス加熱効果
を受けて、貯留室（タ）内のガス圧カを上昇させる。

次に、アーク発生後、電流のピーク時を過ぎて電流が零
になる過程で、絶縁消弧ガスの吹付けによって，アーク
は糸弧に至らしめられる。

なお，ピストン（／コ）が可動接触子（３）と共にシリ
ンダ（／／）内を矢印Ａ方向て移動することによって，
負圧室（／Ｊ）内の圧力を負圧知し、これによって，小
電流しゃ断時にはガス圧力の上昇しにくい貯留室（９）
からの絶縁消弧ガスの流出を補足して，小電流しゃ断時
における消弧を補助するものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし従来の上記のような開閉器においては，小電流し
ゃ断にあっては、アークによるガス加熱効果が少なく，
従って，貯留室（ｆｌ内のガス圧上昇度が少ない，．ま
た．フィンガーコンタクトより成る第１の接触子は先端
から軸方向に複数個の割り溝を有しているために，磁石
（ざ）がつくる磁場（φ）による第１の接触子Ｃコ）上
のアーク（／０）の足は動きに＜＜，従って、アーク（
／０）の足に対して，相対的なガス流が弱いので、充分
な消弧効来が得られないという問題点を有している。

この発明は，上記のような問題点を解決するためになさ
れたもので，小電流しゃ断時においても消弧能力が向上
する開閉器を得ることを目的とする、 〔問題点を解決するための手段〕 この発明に係る開閉器は，その第７の接触子の外周に電
気的良導体から成る円筒状のアークコンタクトを設けて
いるものである。

〔作　用〕

この発明におけるアークコンタクトは，周方向に割り溝
が無いために、発生アークと、磁石がつくるアークコン
タクト近傍の交差磁場とによる周方向への駆動力により
，アークはその足が動き？すくなり，従って、アークコ
ンタクト上のアークの足に対して相対的な絶縁消弧ガス
の気流が生じ，その結果，アークの足は冷却てれ、消弧
能力？高めている、 〔実施例〕 以下，この発明をその実施例を示す図に基づいて説明す
る、 第１実施例を示す第１図において、符号（７１〜（／Ｏ
）に示すものは従来装置ておげろものと同等のものであ
る、 また，符号（２ｌ）は固定接触子（コ）の固定側端部で
電気的に結合され，固定接触子（２）の外周て設けられ
ている円筒状のアークコンタクトである、以下，この第
１実殉列の開閉器の動作について説明する、 固定接触子（．２１から可動接融子（３）が開離すると
，両接融子ｆ２１１３１間にはアーク（／０）が発生す
る。

可動接触子［，？＋が更に開離すると，一方のアークの
足は固定接触子（λ１からアークコンタクト（．２／）
に転移し，アーク（／ｏ’）？ｄアークコンタクト（．
！／）と可勤接触子（ｊｌとの間に形成される。

一方、磁石ｆ．ｒｌは軸方向（（磁化されており．アー
クコンタクト（２／）の先端部では．半径方向成分の磁
束（φ）を生じている。この磁束（φ）により，アーク
コンタクト（ユ／）上のアーク（／Ｏ）の足は周方向に
力を受け回転する、 その結果、アークコンタクト（コ／〕上のアーク（／Ｏ
）に対して，相対的な絶縁消弧ガスの気流が生じ，アー
ク（／０）の足は冷却されるので．消弧能力を高めるこ
とができ．充分な消弧能力が得られる。

なお、磁石の材質としては，例えば，フエライト系．ア
ルニコ系，サマリウム系希土類およびネオジウム・鉄・
ボロン系磁石などがあるが，磁力の強い磁石であればよ
り消弧効果は大きい。

次に．第２図はこの発明の第２実施例を示す部分縦断面
図である。

図において．符号（ハ〜（／０）は、第１図と同様，従
来装置におけるものと同等のものであり、また．符号（
コ／）は第７図に示す第７実施例におけるものと同じも
のである。

次に，符号（２コ）は．固定接触子（２）の固定側端部
に設けた貫通孔である。

貫通孔（２＝〕は．大電流しゃ断時に発生する高温のガ
スを早期に排出し、大電流しゃ断時の消弧能力を高める
ものである。

なお，アークコンタクトの材質は、例えば，銅，銅クロ
ム，アルミニウム等の電気的良導体であればどのような
材質めものでも良く，マた，アークの発生するアークコ
ンタクトの先端部は、例えば，銅タングステン、カーボ
ン等の耐アーク性の材質を用いればなお良い。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば，固定接触子の外周に
電気的良導体から成るアークコンタクトを設けることに
より、磁石でつくる磁場によるアークの足を周方向に動
きやすくしたので、アークの足の冷却力を強め、従って
、小電流しゃ断時においても，消弧能力を十分高めるこ
とのできる開閉器が得られる効果を有してＡる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１実施例による開閉器の開離状態
を示す部分縦断面図、第２図はこの発明の第２実施例を
示す部分縦断面図，第３図は従来の開閉器の開離状態を
示す部分縦断面図である。 図において．（ハ・拳第１の端子板，（コ）―●第１の
接触子（固定接触子），　（Ｊｌ・・第２の接触子（可
動接触子）．（６）一●外筒−　ｆｉｌ−●ノズル，（
ｇ１●●磁石、（９）・・貯留室，（９ａ）＊・貯留室
口，（／θ）Ｉ１１１アーク、（コ７）φ・アークコン
タクト、Ｃ２２）・・貫通孔、 なお，各図中，同一符号は同一または相当部分を示す。 代理人　　曾　我　道　照１−，。： ニピー−−−リ ？２図 ？？ ，■Ａ 熱３図 手続補正書 昭和６２年γ用４日

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. フィンガーコンタクトより成る第１の接触子、この第１
   の接触子に対して開閉動作をする第２の接触子、上記第
   １の接触子を収納し絶縁消弧ガスを貯留する貯留室を形
   成する外筒、この外筒の上記第２の接触子側の一端に設
   けられて上記第２の接触子が摺動可能に挿入されるノズ
   ル、および、このノズルに設けられた環状の若しくは環
   状に配した磁石を有する開閉器において、上記第１の接
   触子の外周に電気的良導体から成る円筒状のアークコン
   タクトが設けられていることを特徴とする開閉器。