JPS6360587B2

JPS6360587B2 -

Info

Publication number: JPS6360587B2
Application number: JP58202438A
Authority: JP
Priority date: 1983-10-27
Filing date: 1983-10-27
Publication date: 1988-11-24
Also published as: JPS6093869A

Description

【発明の詳細な説明】〈技術分野〉本発明はフアクシミリ装置に関し、特に原稿を
送信する際に相手に対して伝達事項等がある場
合、送信する原稿の画情報と共に装置側で設定し
た所定のメツセージデータを相手側へ送信できる
ようにしたフアクシミリ装置に関するものであ
る。

〈従来技術〉一般にフアクシミリ装置で原稿を送信する場合
に、この送り原稿に対するメツセージ、例えば
「××殿に渡して下さい」とか「先日の会議資料
です」等を相手に送りたいことがよくある。

この場合、従来では前記のようなメツセージを
送信原稿に付記したりあるいは別の用紙にメツセ
ージを書いて送信したり、また送信後電話でその
メツセージを伝える等の方法により行なつてい
た。

しかしながら、このような方法では送信原稿に
不必要な情報が記録されまた送信原稿の他に余分
なメツセージ原稿を作成して送信したりする必要
がある。更に電話では再度電話通話して相手に伝
えるといつた煩わしさがある。

〈目的〉本発明は上述のようなメツセージの伝達する方
法として、送信する原稿の画情報と居に装置側で
予め設定した所定のメツセージデータを相手側へ
送信できるようにしたものであり、これによつて
送信原稿にメツセージを付記したりまた送信後再
び相手に電話で伝えたりするといつたことを不要
にしたものである。

即ち、本発明のフアクシミリ装置では複数種の
メツセージ情報を記憶するメモリ手段を備え、原
稿送信時にメモリ手段の保持する所定のメツセー
ジ情報を選択して送信操作することにより、送信
原稿の画情報に前記メツセージ情報を付加して相
手側へ送信できるようにしたものである。

〈実施例〉本発明フアクシミリ装置の概要を先ず簡単に説
明すると、第３図に示すように複数種のメツセー
ジ情報がメツセージナンバーと対応してメツセー
ジメモリに保持され、ここでメツセージとして
「電話下さい（03）111−2222」を送りたいとする
と、先ず原稿の送信に先立つて装置の操作キーボ
ードからメツセージキーを操作し、つづいて目的
とするメツセージ情報のメツセージナンバー
“１”を入力する。

前記入力操作により対応のメツセージ情報がメ
ツセージメモリより読出されて操作面の表示装置
に表示され、操作者は目的とするメツセージ情報
か否か確認する。この確認後、通常のフアクシミ
リ送信操作と同様にダイヤル通話して送信指示す
る。

これによつて、前記選択したメツセージ情報が
送信原稿の画情報に付加されて送信され、受信局
は第４図に示すようにこのメツセージ情報が先ず
記録されつづいて送信原稿の画情報が記録された
受信原稿が得られるものである。

次に、上記のような動作を行なう本発明フアク
シミリ装置の具体的構成を説明する。

第１図はフアクシミリ装置のブロツク構成を示
しており、１は、フアクシミリ装置の中央制御部であり、
例えばCCITTG３の予め決められた伝送手順に
従つて、各ブロツクユニツトを制御する。

２はラインメモリであり、画像リーダ６から読
取られた画情報あるいは受信局として動作する際
の送信局から送信されて受信した画情報を少なく
と１ライン分記憶する容量を有するメモリであ
る。そして送信の場合は、その画情報をバツフア
３を介して伝送制御ユニツト４に供給して送信さ
れる。また、受信の場合は、画像プリンタ５に供
給して記録される。

上記伝送制御ユニツト４には、図示していない
が、画像リーダ６より読出された画情報をランレ
ングス符号に変換し、更に圧縮符号（一般MHコ
ードと言われている）に変換してモデムNCUを
介して回線に送出する回路構成と、NCU、モデ
ムを介して受信した画情報の圧縮符号をランレン
グス符号に変換し、画情報に復号する回路構成と
で成つている。

従つて、上記ラインメモリ２は伝送制御ユニツ
ト４と、画像リーダ６、画像プリンタ５のバツフ
アメモリとして動作される。以上の構成は、一般
に知られているフアクシミリと同様の構成であ
る。

一方、当該装置の操作面には数値キー７とフア
ンクシヨンキー８を備えており、前記フアンクシ
ヨンキーの中には送受信を起動する送／受キー
と、メツセージメモリ１１を読出すことを指示す
るメツセージキーと、前記メツセージメモリにメ
ツセージ情報を登録することを指示するメモリキ
ーと、メツセージ情報の登録終了を指示するエン
ドキーとを備えている。

９は入力バツフアであり、上記数値キー７より
入力されるメツセージNOあるいは登録する際の
文字コードを一時記憶する。

１０はメツセージメモリ１１のメツセージ情報
を選択する選択回路であり、上記のメツセージ
NOの入力によりメツセージメモリの対応するエ
リアを選択する。

メツセージメモリ１１は複数のコード化された
メツセージ情報を、それぞれメツセージNOに対
応して記憶される。本例ではメツセージ情報とし
て最大20字に限定している。１２はメツセージメ
モリ１１から選択された１種類のメツセージ情報
を記憶するバツフアであり、ゲート回路１３を介
して文字パターン発生器（CG）１４に供給する。
上記ゲート回路１３の他方には入力バツフア９か
らの入力情報が供給され、その入力情報をCG４
に供給する。CG１４は例えば24×24の文字パタ
ーンが記憶されており、ゲート回路１３から供給
される文字コードに対応するパターンを選択して
パターンを出力する。この出力はゲート回路１５
に供給され、切換えによつて表示ユニツト１６あ
るいは上記ラインメモリ２に記憶される。

表示ユニツト１６は24×24のパターンを表示す
る20文字分の表示容量を有する例えば液晶デイス
プレイであり、各ドツトに対応する表示メモリを
備えている。

なお、上記した中央制御部１には外部装置を接
続可能とするインタフエイスＩ／Ｆが接続されて
おり、例えば文字入力装置１７を接続して、文字
情報を入力することもできるようになつている。

次に上記第１図のフアクシミリ装置の動作につ
いて第２図の動作フローと共に詳細に説明する。

(1) メツセージ情報を登録する場合（第２図イ参
照）所望のメツセージ情報を入力するにあたつ
て、先ず操作面のフアンクシヨンキーの中のメ
モリキーを操作する。つづいてメツセージNO
を数値キーより入力する。

前記数値情報は入力バツフア９に記憶され、
ゲート回路１３を介してCG１４に供給される。
このCG１４からの文字パターンがゲート回路
１５を介して表示ユニツト１６へ供給されて表
示される。

また、入力バツフア９の数値情報は選択回路
１０にも供給され、メツセージメモリ１１の対
応するエリアを選択する。

上記操作につづいて数値キーより例えばJIS
コードに従つた文字コード（４桁の数字）を、
登録しようとするメツセージ情報に従つて順次
入力し、入力バツフア９に記憶される。

そして、この入力バツフア９からゲート１
３、CG１４ゲート１５を介して表示ユニツト
１６へメツセージ情報が送られてこの入力した
メツセージ文が表示される。

このメツセージ情報はまたメツセージメモリ
１１の選択されたエリアに書込まれて登録され
る。

このようにしてメツセージ文の入力を完了す
るとエンドキーを操作して完了する。

この上記の例では数値キーより文字コードを
入力するものであるから、煩雑な操作が必要で
あり、そのため別の方法としてインタフエイス
Ｉ／Ｆを介して外部装置であるところの文字入
力装置と接続させ、該文字入力装置からメツセ
ージ情報を入力させることもできる。上記メツ
セージメモリ１１へのメツセージ情報の登録例
を第３図に示しており、ここにはメツセージ
NO1〜４に対応して４種のメツセージデータ
が登録されている。

(2) 送信の場合（第２図ロ参照）先ず送信操作に先行してメツセージ指示キー
を操作し、つづいて所望のメツセージNOを入
力する。例えばメツセージNO“１”を入力す
ると、表示ユニツト１６で“１”が表示される
と共に選択回路１０にそのメツセージNOの情
報が供給される。この場合、第３図に示すよう
なメツセージデータがメツセージメモリ１１に
登録されていると、そのメモリのメツセージ
NO“１”に対応するメツセージデータが回路
１０で選択され、バツフア１２へ導出される。

その後、前記バツフア１２のメツセージデー
タが順にCG１４へ供給されゲート１５を介し
て表示ユニツト１６に供給される。そのため、
表示ユニツト１６にてメツセージNO“１”の
登録メツセージデータが表示される。

操作者はここで所望のメツセージ情報である
かどうかを確認し、もし異なる場合には再操作
を行なつて別のメツセージ情報を読出すことに
なる。

前記表示されたメツセージ情報が目的のメツ
セージであると、通常のフアクシミリ送信手順
で送信操作を行なう。

この場合、画情報の通信手順に進行すると、
バツフア１２に記憶するメツセージデータを順
にゲート１３、CG１４、ゲート１５を介して
ラインメモリ２へメツセージを給送する。

このラインメモリ２は主走査方向の１ライン
分のメモリ容量であり、前記バツフア１２から
のメツセージを記憶し、そして原稿の画情報と
同様にバツフア３、伝送制御ユニツト４から伝
送される。

このメツセージを全て伝送すると、これに引
き続いて画像リーダ６が起動されてセツトされ
た送信原稿を読取り、通常の原稿送信動作を行
う。

従つて、受信局側では第４図に示すように最
初にメツセージ文が記録され、続いて送信され
た原稿が記録された受信原稿が得られる。

なお、上記例ではメツセージ情報を一旦、イ
メージ情報に展開して送信させるようにした
が、キヤラクタコードで送信するようにしても
よい。この場合、受信局側も機能面で一致して
いる必要がある。

〈効果〉本発明のフアクシミリ装置では送信する原稿の
画情報と共に装置側で設定した所定のメツセージ
データを相手側へ送信できるようにしたものであ
り、これによつて送信原稿自体にメツセージを付
記したりして原稿を汚すことなく或は送信後再び
相手に電話で伝えたりするといつた手間のかかる
ことを不要にできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明フアクシミリ装置の構成を示す
ブロツク構成図、第２図イ，ロは同装置の動作を
示すフローチヤート、第３図はメツセージメモリ
のメツセージ例文を示す図、第４図は受信原稿の
例を示す図である。１：フアクシミリの中央制御部、２：ラインメ
モリ、４：伝送制御ユニツト、５：画像プリン
タ、６：画像リーダ、７：数値キー、８：フアン
クシヨンキー、１１：メツセージメモリ、１４：
文字パターン発生器、１６：表示ユニツト。

Claims

【特許請求の範囲】

１複数種のメツセージ情報が記憶保持できる書
替え可能なメツセージメモリ手段と、前記メモリ
手段の保持する複数種のメツセージ情報の中から
１つを選択指示するための選択手段と、前記選択
手段で選択されたメツセージ情報を原稿送信時に
送信原稿の画情報に付加して伝送させる制御手段
を備え、読取つた送信原稿の画情報とともに上記
メツセージメモリ手段の所定のメツセージ情報を
送信させることを特徴とするフアクシミリ装置。