JPS6346726B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6346726B2
JPS6346726B2 JP55024344A JP2434480A JPS6346726B2 JP S6346726 B2 JPS6346726 B2 JP S6346726B2 JP 55024344 A JP55024344 A JP 55024344A JP 2434480 A JP2434480 A JP 2434480A JP S6346726 B2 JPS6346726 B2 JP S6346726B2
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JP
Japan
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ibuprofen
granules
content
angle
repose
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Expired
Application number
JP55024344A
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English (en)
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JPS56120616A (en
Inventor
Hideji Oohara
Kyoji Koyari
Katsunori Kimura
Masayuki Hasegawa
Takao Goto
Chikanori Tomioka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaken Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Kaken Pharmaceutical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kaken Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Kaken Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP2434480A priority Critical patent/JPS56120616A/ja
Publication of JPS56120616A publication Critical patent/JPS56120616A/ja
Publication of JPS6346726B2 publication Critical patent/JPS6346726B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/14Particulate form, e.g. powders, Processes for size reducing of pure drugs or the resulting products, Pure drug nanoparticles
    • A61K9/16Agglomerates; Granulates; Microbeadlets ; Microspheres; Pellets; Solid products obtained by spray drying, spray freeze drying, spray congealing,(multiple) emulsion solvent evaporation or extraction
    • A61K9/1682Processes
    • A61K9/1688Processes resulting in pure drug agglomerate optionally containing up to 5% of excipient

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はイブプロフエン含有粒状物およびそれ
を含有する内服剤に関する。さらに詳しくは、嵩
が低く流動性のすぐれたイブプロフエン含有粒状
物および該イブプロフエン含有粒状物を含有して
なる小型化された内服剤に関する。 イブプロフエン〔化学名:2―(4′―イソブチ
ルフエニル)プロピオン酸〕(以下、IPと略称す
る)は炎症性疼痛疾患から発熱性疾患にいたるま
で広範囲に使用されている医薬品であり、各種剤
形で用いられている。 しかしながら、従来より用いられているIP原
末は嵩が高く、流動性がわるくかつ水に不溶であ
るため、各種剤形の製剤の製造にさいし製剤化が
必らずしも容易でなく、取扱いが不便であるなど
の問題があり、またえられた製剤の崩壊性がわる
いなどの問題がある。従来においては、前記問題
の解決のために製剤中における賦形剤、崩壊剤な
どの量を多くしているが、そのため必然的に製剤
の大型化を余儀なくされている。とくに近年IP
の用量が増大する傾向にあり(1日量が600mgか
ら900〜1200mgへ)、IP製剤の小型化が重要な課
題となつている。かかる観点から、IP原末の嵩
の低減化、流動性の改善、およびその製剤におけ
る崩壊性の改善を達成することが希求されてい
る。 一般に粉体材料の嵩の低減化や流動性を改善す
る方法としては粉体材料をたとえばスラツグ打錠
による乾式造粒法あるいは水または有機溶剤を使
用する湿式造粒法などの方法で顆粒化することが
知られている。しかしながら、IP原末のごとく
嵩が高く、流動性のわるい粉体材料のばあい、前
記の乾式造粒法においてはIP原末単独ではもち
ろんのことこれに崩壊剤を添加しただけではスラ
ツグ打錠は困難であり、結合剤などの賦形剤を多
量に使用する必要があり、このため前記のごとく
製剤が大型化するという問題が生じる。また湿式
造粒法においても溶剤と賦形剤が必要であつて製
剤が大型化し、しかも工程が配合、練合、造粒、
乾燥と多く、煩雑で長時間を要しランニングコス
トが高くなるという問題がある。 しかるに本発明者らはIP原末の嵩の低減化、
流動性および崩壊性の改善を達成し、IP製剤を
小型化すべく鋭意研究を重ねた結果、IP原末を
加熱溶融したのち冷却固化し、ついで粉砕すると
きは嵩が低く、流動性および崩壊性にすぐれた
IP粒状物がえられること、およびこのIP粒状物
の製剤化するときはIP製剤の小型化がきわめて
容易に達成されうるというまつたく新たな事実を
見出し、本発明を完成するにいたつた。 すなわち本発明は、 (1) イブプロフエン単独またはこれと賦形剤およ
び崩壊剤の少なくとも1種との混合物を媒体を
不存在下で加熱溶融したのち冷却固化したもの
の粉砕物であつて、見掛比容積が9.3〜11.5
ml/5g、安息角が40〜47゜、IP含有率が78%
(重量%、以下同様)以上である粒状物からな
ることを特徴とするIP含有粒状物、 (2) 前記IP含有粒状物を含有してなることを特
徴とする内服剤 に関する。 本発明のIP含有粒状物にはIP単独の粒状物、
IPと適宜の賦形剤との粒状物、IPと適宜の崩壊
剤との粒状物、さらにはIPと賦形剤と崩壊剤と
の粒状物が含まれる。また本発明にいう粒状物と
は粉状物をも含む概念である。 本発明のIP含有粒状物は見掛比容積が9.3〜
11.5ml/5g、安息角が40〜47゜、IP含有率が78
%以上のものである。従来のIP原末は見掛比容
積が16ml/5g以上、安息角が60゜以上であり、
これからにして、本発明のIP含有粒状物は嵩が
低くかつ流動性にすぐれていることがわかる。 従来のIP原末は単独では打錠が不可能であり、
多量の賦形剤を用いてはじめて打錠が可能であつ
たが、本発明のIP含有粒状物のうちIP単独の粒
状物のばあいそれ単独でも打錠が可能であるなど
IP単独でも製剤化が容易であり、製剤の小型化
が達成される。また本発明のIP含有粒状物のう
ちIPに加えて賦形剤を含有する粒状物のばあい
は賦形剤の量が22%未満と少なくても各種剤形の
製剤化が容易であり、製剤の小型化が達成され
る。たとえば本発明のIPと賦形剤との粒状物か
らえられる錠剤のばあい(IP含有量が100mgの錠
剤のばあい)、従来のIP錠剤にくらべて賦形剤量
にして65%減となり、杵径においても8mmから7
mmとなり、従来のIP錠剤にくらべて小型化され
ている。また本発明のIP単独またはIPと賦形剤
の混合物に加えて崩壊剤を含有する粒状物のばあ
いも同様に製剤の小型化が達成されるとともに、
えられる製剤は小型化されているにもかかわらず
崩壊性がすぐれているという特徴がある。 このように本発明のIP含有粒状物を用いるば
あいは製剤の小型化が達成されるのであるが、そ
れにともなつて従来のIP原末ではなしえなかつ
た高含有IP製剤の調製が可能である。たとえば
IP含有率が300mg〜400mg/錠の錠剤、IP含有率
が300mg〜400mg/カプセル(2号カプセル)のカ
プセル剤がはじめて可能となつた。 本発明のIP含有粒状物においては前記のごと
く製剤の小型化が達成され、それにともなつて賦
形剤、崩壊剤などの原料の使用量が低減され、ま
た製剤が小型であるため包装資材の量が低減さ
れ、運搬および保管が容易であるとともにそれら
の費用が低減される。このように本発明のIP含
有粒状物を用いるばあいは製剤化のスタートから
消費者へ渡る全流通過程を通した大巾なコストダ
ウンが可能となる。 しかして前記のごとき顕著な効果を奏するため
には見掛比容積が9.3〜11.5ml/5g、なかんづ
く10.0〜11.0ml/5g、安息角が40〜47゜、なかん
づく43〜47゜、IP含有率が78%以上であることが
必要である。見掛比容積が前記範囲より大きいば
あいは嵩が高く、本発明の所期の目的が達成され
ず、前記範囲より小さいばあいは粒状物の粒度が
大きすぎて製剤上好ましくない。安息角が前記範
囲より大きいと流動性がわるく製剤化が困難であ
り、前記範囲より小さいと粒状物の粒度が大きす
ぎて製剤上好ましくない。IP含有率が78%より
低いと製剤の小型化が達成されがたい。なお錠剤
に用いるばあいは79%以上、カプセル剤に用いる
ばあいは93%以上のIP含有率が好ましい。 本発明において所望により用いられる賦形剤と
してはたとえば微結晶性セルロース(カルボキシ
メチルセルロースナトリウムを含んでいてもよ
い)、スターチ、ヒドロキシプロピルスターチ、
ステアリン酸カルシウム、タルク、乳糖などがあ
げられる。本発明において所望により用いられる
崩壊剤としては、たとえば微結晶性セルロース
(カルボキシメチルセルロースナトリウムを含ん
でいてもよい)ヒドロキシプロピルスターチなど
があげられる。賦形剤および崩壊剤はIP含有率
が78%以上(錠剤に用いるばあいは好ましくは79
%以上、カプセル剤に用いるばあいは好ましくは
93%以上)になるように使用される。本発明の
IP含有粒状物は賦形剤および崩壊剤の量がこの
ように少なくても製剤化が容易であり、えられた
製剤の崩壊性がすぐれている。 本発明のIP含有粒状物はIP単独、さらに要す
ればこれに賦形剤および(または)崩壊剤を加え
て加熱溶融したのち冷却固化し、ついで粉砕し、
所望により適宜の粒度に分級することによりえら
れる。 本発明の方法は加熱溶融、冷却固化、粉砕とい
うきわめて簡便な工程よりなるものであり、用い
る溶融器および粉砕機も通常のものでもよい。本
発明の方法においてはかかる簡便な方法により従
来の乾式造粒法では賦形剤を使用しなければえら
れなかつたIP粒状物がIP単独またはこれに崩壊
剤のみを加えたものからもえられるという特徴が
ある。また本発明の方法においては水および有機
溶剤を使用しないため従来の湿式造粒法における
ごとき乾燥のための装置と時間が必要でなく、ま
た水分のバラツキなどもなく工程管理が容易であ
る。なお本発明の方法はIPの化学的性質に何ら
の影響も及ぼさないことが確認されている。 本発明の方法において、IPの加熱溶融はIPの
融点(約76℃)以上に加熱すればよい。加熱温度
の上限はIPなどの原料が分解、変質などを起さ
ない範囲であればとくに制限されないが、通常
100℃前後である。IPの溶融物に溶解しない賦形
剤、崩壊剤を用いるばあいにはこれらをIP溶融
物によく分散させる。溶融物の冷却固化は自然放
冷でも強制冷却(急冷および徐冷を含む)でも行
なえるが、特別の装置が不要で安価につく点かな
自然放冷が好ましい。固化物の粉砕は通常の粉砕
機で行なえばよく、たとえばロールクラツシヤ
ー、ハンマーミル、スクリーンミルなどが用いら
れる。粉砕の程度は前記特定範囲の見掛比容積、
安息角を有する粒状物をうる観点から12〜120メ
ツシユ(インチメツシユ、以下同様)、なかんづ
く20〜80メツシユとするのが好ましい。従来の
IP原末は微細で流動性がわるいため分級して適
宜の粒度のものをうるのが不可能であつたが、本
発明の方法によるときは分級により前記粒度範
囲、さらにはこの粒度範囲内でさらに粒度をそろ
えることができる。 本発明のIP含有粒状物は適宜の剤形に製剤化
して内服剤の非ステロイド抗炎症鎮痛解熱剤とし
て用いられる。剤形としては錠剤、カプセル剤、
粉剤、顆粒剤などがあげられ、これら製剤は一般
に用いられているキヤリヤーを用いあるいは用い
ることなく常法により製造することができる。と
くに錠剤およびカプセル剤として用いるとき本発
明におけるIP製剤の小型化、IPの高含有化とい
う特徴が顕著に発揮される。前述の賦形剤、崩壊
剤以外のキヤリヤーとしてはたとえば軽質無水ケ
イ酸などがあげられる。本発明のIP製剤には他
の抗炎症剤、鎮痛剤、解熱剤、鎮痛催眠剤、中枢
興奮剤、抗ヒスタミン剤、ビタミン剤などの薬剤
を配合してもよい。本発明のIP製剤は小型化あ
るいは高含有化されているにもかかわらず、従来
のIP製剤と同様な薬理効果を示す。 つぎに実施例をあげて本発明を説明する。 実施例 1 異なる3つのロツトA、BおよびCのIP原末
をステンレス容器内に入れ、沸騰水浴中で加温し
た。IPの融点は76℃前後であるから、それ以上
の温度になるとステンレス容器内のIP原末は溶
融しはじめ、ついには完全な溶融液となつた。こ
の溶融液を硫酸紙上に流し込み、しばらくの間
(10〜20分程度)自然放冷して固化させた。この
固化物をスクリーンミルで粉砕し、24〜120メツ
シユの粒状物をえた。えられた粒状物の見掛比容
積は11.0ml/5g、安息角は45゜であつた。 なお前記IP粒状物を分級して、第1表に示さ
れる粒度別のIP粒状物をえ、これらについて見
掛比容積を測定した。その結果を第1表に示す。
また安息角を小西式安息角測定機を用いて測定し
た。その結果を第2表に示す。 また前記分級前のIP粒状物について第3表に
示されるごとき一般試験を行なつた。 なお比較のために原料として用いた従来のIP
原末についての見掛比容積および安息角の値をそ
れぞれ第1表および第2表に併記する。なお従来
のIP原末は本発明のIP粒状物のごとく分級によ
り各粒度に分けることは不可能であつた。
【表】
【表】
【表】
【表】 第1表から、本発明のIP粒状物は従来のIP原
末にくらべて嵩が小さくなつていることがわか
る。第2表から、本発明のIP粒状物は従来のIP
原末にくらべて流動性がすぐれていることがわか
る。また第3表から、本発明のIP粒状物は従来
のIP原末と化学的性質がかわらないことがわか
る。このことから、本発明の方法がIP粒状物の
化学的性質に何らの影響も及ぼさないことがわか
る。 実施例 2 従来のIP原末300g、アビセルRC591(旭化成工
業(株)製微結晶セルロース、アビセル:登録商標)
15gおよびステアリン酸カルシウム2gを実施例
1と同様にして加熱溶融した。アビセルRC591お
よびステアリン酸カルシウムは溶融しないので
IPの溶融液に充分分散させた。えられた溶融混
合物を硫酸紙上に流し込み、自然放冷により固化
させた。この固化物を実施例1と同じ粉砕機で粉
砕して24〜120メツシユの粒状物をえた。えられ
た粒状物の見掛比容積は10.8ml/5g、安息角は
44.5゜であつた。 前記粒状物317gにアエロジル(日本アエロジ
ル(株)製軽質無水ケイ酸)1gを加えて混合し、え
られた混合物のうち318mg(IPを300mg含有する)
を2号硬カプセルに通常の方法で充填した。えら
れたカプセル剤は第9改正日本薬局方の製剤総則
に記載されているカプセル剤の試験のすべてに合
格した。 なお従来のIP原末300mgを通常の方法でカプセ
ルに充填するためには前記で用いたカプセルより
も大きい0〜00号以上の硬カプセルを使用しなけ
ればならなかつた。 実施例 3 従来のIP原末400g、アビセルRC591の16gお
よびステアリン酸カルシウム1gを実施例1と同
様に加熱溶融したアビセルRC591およびステアリ
ン酸カルシウムは溶融しないのでIPの溶融液に
充分分散させた。えられた溶融混合物を硫酸紙上
に流し込み、自然放冷により固化させた。この固
化物を実施例1と同じ粉砕機で粉砕して28〜120
メツシユの粒状物をえた。えられた粒状物の見掛
比容積は11.0ml/g、安息角は44.5゜であつた。 前記粒状物417gにアエロジル1gを加えて混
合し、えられた混合物のうち418mg(IPを400mg
含有する)を1号硬カプセルに通常の方法で充填
した。えられたカプセル剤は前記カプセル剤の試
験のすべてに合格した。 なお従来のIP原末400mgを通常の方法でカプセ
ルに充填するためには前記で用いたカプセルより
も大きい00号以上の硬カプセルを使用しなければ
ならなかつた。 実施例 4 従来のIP原末100g、アビセルRC591の10g、
ヒドキシプロピルスターチ15gおよびステアリン
酸カルシウム1gを実施例1と同様に加熱溶融し
た。アビセルRC591、ヒドキシプロピルスターチ
およびステアリン酸カルシウムは溶融しないので
IPの溶融液に充分分散させた。えられた溶融混
合物を硫酸紙上に流し込み、自然放冷により固化
させた。この固化物を実施例1と同じ粉砕機で粉
砕して20〜120メツシユの粒状物をえた。えられ
た粒状物の見掛比容積は10.5ml/5g、安息角は
46゜であつた。 前記粒状物を通常の直打式打錠法により打錠し
て第4表に示す重量、寸法の錠剤(IP含有量100
mg)を調製した。比較のためにIP含有量が100mg
の従来の錠剤についての重量、寸法を第4表に併
記する。なお前記錠剤は第9改正日本薬局方の製
剤総則に記載されている錠剤の試験にすべて合格
した。
【表】 第4表から、本発明の錠剤は従来品にくらべて
小型化が達成されていることがわかる。 実施例 5 実施例4でえられた見掛比容積10.5ml/5g、
安息角46゜のIP含有粒状物を通常の直打式打錠法
により打錠して第5表に示す重量、寸法の錠剤
(IP含有量200mg)を調製した。比較のためにIP
含有量が200mgの従来の錠剤についての重量、寸
法を第5表に併記する。なお前記錠剤は前述の錠
剤の試験にすべて合格した。
【表】 第5表から、本発明の錠剤は従来品にくらべて
小型化が達成されていることがわかる。 実施例 6 実施例4でえられた見掛比容積10.5ml/5g、
安息角46゜のIP含有粒状物を通常の直打式打錠法
により打錠して第6表に示す重量、寸法の錠剤
(IP含有量300mg)を調製した。比較のためにIP
含有量が300mgの従来の錠剤についての重量、寸
法を第6表に併記する。なお前記錠剤は前述の錠
剤の試験にすべて合格した。
【表】 第6表から、本発明の錠剤は従来品にくらべて
小型化が達成されていることがわかる。 実施例 7 実施例4でえられた見掛比容積10.5ml/5g、
安息角46゜のIP含有粒状物を通常の直打式打錠法
により打錠して第7表に示す重量、寸法の錠剤
(IP含有量400mg)を調製した。比較のためにIP
含有量が400mgの従来の錠剤についての重量、寸
法を第7表に併記する。なお前記錠剤は前述の錠
剤の試験にすべて合格した。
【表】 第7表から、本発明の錠剤は従来品にくらべて
小型化が達成されていることがわかる。 実施例 8 実施例2でえられたIP含有量300mgのカプセル
剤と従来のIP含有量100mgの錠剤とをそれぞれビ
ーグル犬5匹に経口投与し、投与後1時間、2時
間、3時間、6時間、10時間、24時間後における
IPの血中濃度を測定した。投与量はIP基準量で
30mg/Kgとした。1週間休薬後、実施例2のカプ
セル剤を投与した犬5匹(群)には従来の錠剤
を、従来の錠剤を投与した犬5匹(群)には実
施例2のカプセル剤を投与し、前記と同様にして
IPの血中濃度を測定した。結果を第8〜9表に
示す。
【表】
【表】
【表】 第8〜9表から明らかなごとく、本発明のIP
カプセル剤と従来のIP錠剤とでは血中濃度推移
において有意の差が認められなかつた。したがつ
て本発明のIPカプセル剤は現在医薬品として販
売されているIP錠剤と同様な薬理効果を奏しう
るものである。 実施例6でえられたIP含有量300mgの錠剤に
TC―5(ヒドロキシプロピルメチルセルロース)
コーテングを20%施した錠剤と従来のIP含有量
100mgの錠剤とをそれぞれビーグル犬5匹に経口
投与し、投与後1時間、2時間、3時間、6時
間、10時間、24時間後におけるIPの血中濃度を
測定した。投与量はIP基準で30mg/Kgとした。
1週間休薬後、実施例6の錠剤を投与した犬5匹
(群)には従来の錠剤を、従来の錠剤を投与し
た犬5匹(群)には実施例6の錠剤を投与し、
前記と同様にしてIPの血中濃度を測定した。結
果を第10〜11表に示す。
【表】
【表】 第10〜11表から明らかなごとく、本発明のIP
錠剤と従来のIP錠剤とでは血中濃度推移におい
て有意の差が認められなかつた。したがつて本発
明のIP錠剤は現在医薬品として販売されている
IP錠剤と同等な薬理効果を奏しうるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 イブプロフエン単独またはこれと賦形剤およ
    び崩壊剤の少なくとも1種との混合物を媒体の不
    存在下で加熱溶融したのち冷却固化したものの粉
    砕物であつて、見掛比容積が9.3〜11.5ml/5g、
    安息角が40〜47゜、イブプロフエン含有率が78重
    量%以上である粒状物からなることを特徴とする
    イブプロフエン含有粒状物。 2 見掛比容積が10.0〜11.0ml/5g、安息角が
    43〜47゜である特許請求の範囲第1項記載のイブ
    プロフエン含有粒状物。 3 前記粒状物がイブプロフエン単独の粒状物で
    ある特許請求の範囲第1項または第2項記載のイ
    ブプロフエン含有粒状物。 4 前記粒状物がイブプロフエンと賦形剤および
    崩壊剤の少なくとも1種との混合物の粒状物であ
    る特許請求の範囲第1項または第2項記載のイブ
    プロフエン含有粒状物。 5 イブプロフエン含有率が79重量%以上であつ
    て、錠剤の製造に用いられる特許請求の範囲第1
    項または第2項記載のイブプロフエン含有粒状
    物。 6 イブプロフエン含有率が93重量%以上であつ
    て、カプセル剤の製造に用いられる特許請求の範
    囲第1項または第2項記載のイブプロフエン含有
    粒状物。 7 イブプロフエン単独またはこれと賦形剤およ
    び崩壊剤の少なくとも1種との混合物を媒体の不
    存在下で加熱溶融したのち冷却固化したものの粉
    砕物であつて、見掛比容積が9.3〜11.5ml/5g、
    安息角が40〜47゜、イブプロフエン含有率が78重
    量%以上であるイブプロフエン含有粒状物を含有
    してなることを特徴とする内服剤。 8 イブプロフエン含有粒状物の見掛比容積が
    10.0〜11.0ml/5g、安息角が43〜47゜である特許
    請求の範囲第7項記載の内服剤。 9 イブプロフエン含有粒状物がイブプロフエン
    単独の粒状物である特許請求の範囲第7項または
    第8項記載の内服剤。 10 イブプロフエン含有粒状物がイブプロフエ
    ンと賦形剤および崩壊剤の少なくとも1種との混
    合物の粒状物である特許請求の範囲第7項または
    第8項記載の内服剤。 11 イブプロフエン含有粒状物におけるイブプ
    ロフエン含有率が79重量%以上であり、錠剤の形
    態である特許請求の範囲第7項または第8項記載
    の内服剤。 12 イブプロフエン含有粒状物におけるイブプ
    ロフエン含有率が93重量%以上であり、カプセル
    剤の形態である特許請求の範囲第7項または第8
    項記載の内服剤。
JP2434480A 1980-02-27 1980-02-27 Ibuprofen-containing granule, its preparation, and internal medicine comprising it Granted JPS56120616A (en)

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JP2434480A JPS56120616A (en) 1980-02-27 1980-02-27 Ibuprofen-containing granule, its preparation, and internal medicine comprising it

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Publications (2)

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JPS56120616A JPS56120616A (en) 1981-09-22
JPS6346726B2 true JPS6346726B2 (ja) 1988-09-19

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ID=12135561

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JPS52111533A (en) * 1976-03-12 1977-09-19 Kanebo Ltd Preparation of fine powder of ibuprophene

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