JPS6342198Y2 - - Google Patents

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JPS6342198Y2
JPS6342198Y2 JP1982161150U JP16115082U JPS6342198Y2 JP S6342198 Y2 JPS6342198 Y2 JP S6342198Y2 JP 1982161150 U JP1982161150 U JP 1982161150U JP 16115082 U JP16115082 U JP 16115082U JP S6342198 Y2 JPS6342198 Y2 JP S6342198Y2
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hydraulic
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pressure
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示技術はコンバイン等自走農機のミツシヨン
に設けられた油圧クラツチに対する印加圧油力の
初期状態を自動的に減圧させるようにした技術分
野に属する。
〈要旨の概要〉 而して、この考案はコンバイン等自走農機の駆
動軸に連係されるミツシヨンの各変速歯車に各々
対応して連結された油圧クラツチがミツシヨンケ
ースに形成された油圧通路を介して円筒状のロー
タリバルブに連通され、而して、該ロータリバル
ブが該油圧通路と油圧モータとを選択的に接続さ
せるようにしたミツシヨン油圧制御装置に関する
考案であり、特に、ミツシヨンケース内で回動自
在なロータリバルブの減圧室に対してアキユムレ
ータのピストンがミツシヨンケース内で同心状に
一体的に臨まされて装置のコンパクト化、組み付
けの簡便化を図るようにした自走農機のミツシヨ
ン油圧制御装置に係る考案である。
〈従来技術〉 周知の如く、第1図に示す様に、例えば、自走
農機としてのコンバイン1は圃場2を走行するに
際し、機体3を載積する両側クローラ4,4′が
駆動輪5,5′に連結する出力軸6,6′からの回
転力で輪転するようにされている。
而して、該出力軸6,6′への動力伝達は第2
図に示す様に、エンジン7からの出力がミツシヨ
ンケース8内の入力軸9に駆動、従動プーリ1
0,11、ベルト12を介して伝達され、その回
転力がミツシヨンである副変速歯車群13を介し
て主変速歯車群14に伝達され、又、それと共に
入力軸9に連結された油圧ポンプ15を回転させ
るようにされている。
一方、主変速歯車群14には1速歯車F1、3
速歯車F3、及び、図示しない2速歯車F2、後進
歯車Rが設けられており、それぞれに近時開発で
知られている摩擦式の油圧クラツチ16,17が
対応して付設されている。
而して、コンバイン1の操縦席18に設けられ
たバルブレバ19を回転させ、ロータリバルブ2
0のスプール21をして油圧モータ15からの油
圧を通路22を介して、例えば、1速歯車F1
油圧クラツチ16に導入させる。
すると、油圧は一旦油圧制御装置23のリリー
フバルブ24により圧力を調整されて流入すると
共にミツシヨンケース8外に付設されたアキユム
レータ25に初期状態で減圧されて油圧クラツチ
16の図示しないクラツチ板を1速歯車F1に押
圧接続させるようにされている。
その結果、主変速歯車群14が1速歯車F1
連係されて、その減速トルクを出力軸6,6′に
軸装された歯車26,26′に伝達させてコンバ
イン1を所定に走行させる。
勿論、油圧通路22はミツシヨンケース8内に
形成されている。
而して、例えば、特開昭50−15228号公報発明
に示されているようなブレーキ機構に対するイン
チング装置技術もあるが、コンバイン等の自走農
機の圃場に於ける作業を行う農機においては圃場
条件が様々に異なり、ミツシヨンケース内に於け
るミツシヨン機構の動力伝達状態がその変動する
負荷状態にかかわらずスムースに行われることが
強く望まれるものであるが、かかるインチング装
置を基礎とする油圧調整では対処出来ないという
不具合があつた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところが、従来タイプのアキユムレータ25は
ミツシヨンケース8の外側に付設されているのが
一般的であり、したがつて、油圧通路22、及
び、ロータリバルブ20に対しての配管や油圧制
御装置23の構造が複雑で組み付けや保守点検整
備等が煩瑣であるという難点があつた。
又、ミツシヨンケース8の周辺の占有空間も増
し機器が大型化されてしまうという不都合さもあ
る。
〈考案の目的〉 この考案の目的は上述従来技術に基づく自走農
機のミツシヨンの油圧制御機器のうちのアキユム
レータ配設の問題点を解決すべき技術的課題と
し、該アキユムレータとロータリバルブが一体化
され簡単な構造で組み付けや配管作業が容易で、
保守性も良く、コンパクトに形成させるようにし
て農産業における農機技術利用分野に益する優れ
たミツシヨン油圧制御装置を提供せんとするもの
である。
〈問題点を解決するための手段・作用〉 上述目的に沿い先述実用新案登録請求の範囲を
要旨とするこの考案の構成は前述問題点を解決す
るために、手動式に回動する円筒状のロータリバ
ルブにミツシヨンケース内でアキユムレータを同
心状に装備させ、而して、油圧モータからの油圧
が初期状態でリリーフバルブを介してロータリバ
ルブの減圧室内にスイーベルジヨイントを経て流
入すると、該ロータリバルブ内で減圧室の圧力が
高まり、それに対応してロータリバルブの減圧室
に臨むアキユムレータのピストンが後退し、その
分、油圧は減圧されて減圧室の油圧ポートを介し
各変速歯車に連結される油圧クラツチの1つに選
択的に油圧回路を介して伝達されるようにした技
術的手段を講じたものである。
〈実施例〉 次にこの考案の1実施例を第1,2図を援用し
て第3図に基づいて説明すれば以下の通りであ
る。
23′はこの考案の要旨を成すミツシヨン油圧
制御装置であり、ミツシヨンケース8のケース肉
厚t内に形成されて油圧モータ15(第3図では
省略)に連通された通路27と接続する油圧室2
8を有する周知のリリーフバルブ24が該ケース
8内に装備されており、該油圧室28に嵌挿され
設定作動圧力を、例えば、14Kg/cm2にされたスプ
ール29は後端をスプリング30に押接されて進
退自在にされ、油圧室28とオイルタンク31と
はポート32を介して連通自在にされている。
一方、20′は円筒状のロータリバルブでリリ
ーフバルブ24に隣接されていると共に主、副の
各変速歯車群13,14(第3図では省略)と平
行に設けられたバルブ本体20″がそのボス部3
3をベアリング34に支持されてミツシヨンケー
ス8外に突出され、その先端には操作レバー35
がケース8に当接されたプレート36を介して固
定されている。
尚、37はラチエツトボールで、操作レバー3
5に内装された圧縮スプリング38に押圧され、
プレート36に穿設されたシフト設定用のノツチ
39…に選択的に嵌着自在にされている。
而して、40はアキユムレータでバルブ本体2
0″に軸方向で一体的に内装されており、ロータ
リバルブ20′のケーシングの内部に形成された
減圧室41がリリーフバルブ24の油圧室28と
絞り42、及び、バルブ本体20″に環設された
油供給用の回り継手を成す通路43を介して連通
自在にされ、その後部(第3図で右側)には設定
圧力、例えば、12Kg/cm2のピストン44が圧縮ス
プリング45に押圧されてロータリバルブ20′
のケーシング内の段差部を前部のストロークエン
ドとして進退自在に嵌挿されている。
尚、46,47,48、はシフト用の油圧ポー
トであり、1速F1、2速F2、3速F3に設けられ
た油圧クラツチ16,17…に連通される通路4
6′,47′,48′と選択的に接続されるように
されている。
上述構成において、コンバイン1を走行させる
べく図示しないメインスイツチを入れてエンジン
7を始動させ、その動力を駆動プーリ10、ベル
ト12、従動プーリ11を介してミツシヨンケー
ス8内の入力軸9から副変速歯車群13に伝達す
ると共に該入力軸9に連結されている油圧モータ
15を回転させる。
すると、副変速歯車群13は常時噛み合い式の
主変速歯車群14を空転させ、一方、油圧モータ
15はオイルタンク31内のオイルをミツシヨン
ケース8の肉厚部t内に形成された通路27を介
してリリーフバルブ24の油圧室28に供給す
る。
而して、該油圧室28に供給されたオイルはそ
の油圧でスプール29を圧縮スプリング30に抗
して押圧後退させ、該スプール29の後退で露呈
されたポート32からオイルタンク31に還元さ
れる。
そこで、コンバイン1を駆動させるべく、ロー
タリバルブ20′を操作レバー35をして回転さ
せることにより、エンジン始動時のニユートラル
状態、即ち、該ロータリバルブ20′のバルブ本
体20″の通路43が遮蔽された状態から油圧室
28と連通された状態になり、該油圧室28内の
オイルが絞り42を介して減圧室41に導入され
る。
その導入油圧はリリーフバルブ24のスプール
29により一定圧に調整されていると共に絞り4
2にて漸次高まるようにされている。
したがつて、減圧室41内では内部油圧が一定
圧、即ち、アキユムレータ40のピストン44を
押圧する圧縮スプリング45の弾撥力が12Kg/cm2
以上になるまで初期駆動である1速歯車F1に連
結された油圧クラツチ16には油圧が次第に印加
され、更に、減圧室41の内圧が12Kg以上になる
と、ピストン44が圧縮スプリング45に抗して
後退するので、油圧クラツチ16は所謂半クラツ
チ状態で動力を駆動軸6,6′に伝達する。
そして、全圧状態、即ち、ピストン44が後部
のストロークエンドに達すれば、油圧クラツチ1
6は所定圧(14Kg/cm2)で密着して連結される。
勿論、走行条件に応じた各変速歯車F2,F3
Rを操作レバー35で選択した場合でも上述同様
の結果を得られることは言うまでもない。
尚、この考案の実施態様は上述実施例に限るも
のでないことは勿論であり、例えば、アキユムレ
ータのピストンを押圧する圧縮スプリングは外部
からアジヤスト可能に後端を圧縮させるようにし
ても良い等種々の態様が採用可能である。
〈考案の効果〉 以上、この考案によれば、コンバイン等自走農
機のミツシヨン油圧制御装置において、油圧モー
タとミツシヨンケースに設けられた各変速歯車に
連結された油圧クラツチとを連通する油圧通路に
介装された円筒状のロータリバルブにアキユムレ
ータが一体装備され、そのピストンが該ロータリ
バルブの減圧室に臨まされているので、組み付け
が容易で余分な配管も不要となり、作業性が向上
するばかりでなく、装置全体のコンパクト化が図
れるという優れた効果が奏される。
而して、コンバイン等農業機械においては苛酷
な条件が変化する圃場に於ける稼動状態が極めて
シビアであり、ミツシヨンケース内に於ける動力
伝達が著しく苛酷に変化する条件にかかわらずス
ムースに行われる必要があるが、上述の如く、装
置全体のコンパクト化が図れることにより、油圧
伝達が設計通りにスムースに行われて動力伝達が
安定して行われるという優れた効果が奏される。
又、アキユムレータはロータリバルブとミツシ
ヨンケース内で同心状に形成されていることによ
り、製造時に両者を一体形成することが容易で加
工制度が向上し、製造工数の削減が図れるという
利点がある。
而して、加工精度が良く、組み付けが容易であ
るのみならず、簡単な構造であるため、製品コス
トの低減、保守、管理の簡便さを図ることが出来
るという効果も奏される。
そして、ロータリバルブの同心状の減圧室が各
油圧クラツチへの油圧ポートを有すると共に同心
状のアキユムレータのピストンに臨まされている
ことによりロータリバルブとアキユムレータとは
共に一体回動しても、各々の機能は何ら損われな
いという優れた効果が奏される。
更に、油圧伝達経路が短縮されているので、加
圧応動特性が良いという優れた効果も奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図はコンバインの概略側面図、第2図はミ
ツシヨンの機構模式図、第3図はこの考案の1実
施例の概略断面図である。 1…自走農機、13,14…ミツシヨン、F1
F3…変速歯車、24…リリーフバルブ、16,
17…油圧クラツチ、8…ミツシヨンケース、2
2…油圧回路、20′…ロータリバルブ、15…
油圧モータ、23′…油圧制御装置、40…アキ
ユムレータ、35…操作レバー、41…減圧室、
46,47,48,46′,47′,48′…油圧
ポート、43…回り継手、24…リリーフバル
ブ、44…ピストン、45…圧縮スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自走農機のミツシヨンに設けられた各変速歯車
    に連結される油圧クラツチがミツシヨンケースに
    形成された各々対応する油圧通路を経てロータリ
    バルブを介し油圧モータに連通されているミツシ
    ヨン油圧制御装置において、円筒状のロータリバ
    ルブがミツシヨンケース内にてリリーフバルブに
    併設され操作レバーにより回動自在に設けられ、
    その内部の同心的に形成された減圧室が各油圧ク
    ラツチへのシフト用の複数の油圧ポートを有して
    いると共に流体供給用回り継手を介しリリーフバ
    ルブに接続自在にされており、而して該ロータリ
    バルブにアキユムレータがミツシヨンケース内で
    同心状に一体的に装備され、該アキユムレータの
    ピストンがロータリバルブの減圧室に設定作動圧
    の圧縮スブリングに被圧状態にされて臨まされて
    いることを特徴とする自走農機のミツシヨン油圧
    制御装置。
JP16115082U 1982-10-26 1982-10-26 自走農機のミツシヨン油圧制御装置 Granted JPS5966055U (ja)

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JP16115082U JPS5966055U (ja) 1982-10-26 1982-10-26 自走農機のミツシヨン油圧制御装置

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JP16115082U JPS5966055U (ja) 1982-10-26 1982-10-26 自走農機のミツシヨン油圧制御装置

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Publication Number Publication Date
JPS5966055U JPS5966055U (ja) 1984-05-02
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JP16115082U Granted JPS5966055U (ja) 1982-10-26 1982-10-26 自走農機のミツシヨン油圧制御装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5015228A (ja) * 1973-06-14 1975-02-18
JPS5292066A (en) * 1976-01-29 1977-08-03 Srm Hydromekanik Ab Switchable power transmission gear for use in automobiles

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5015228A (ja) * 1973-06-14 1975-02-18
JPS5292066A (en) * 1976-01-29 1977-08-03 Srm Hydromekanik Ab Switchable power transmission gear for use in automobiles

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JPS5966055U (ja) 1984-05-02

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