JPS63317466A - 蛇腹容器の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［ｌＩ業上の利用分野］ 本発明は蛇腹容器に関するものである。特に。

清涼飲料や酒類等の液体、あるいはおしぼり等を密閉し
た状態で充填し、あるいは収納するようにした蛇腹容器
に関するものである。

［従来の技術］ 一般に、清涼飲料や酒類等を入れるために用いられる容
器として、円筒状の金属製ｊ胴体の端部の開［１部を、
金属の薄板からなる円板状の蓋体によって覆い、この蓋
体の周縁部をかしめ等の機械的な接合手段によって、胴
体の開口部に一体的に取付けて、密閉構造としたものが
知られている。

このような金属製容器は、すなわち金属缶は、自動販売
機などで取り扱われることが多いが、自動販売機への装
填時や販売時の排出の際に、容器が互いに衝突したり、
取出し口へ落下する等の衝撃によって変形する懸念があ
る。

そこで従来は、このような容器の変形を防止するために
、変形し難い材料を用いて胴体を形成するか、あるいは
、胴体を全長にわたって、外力に対して変形し難い円筒
形状とすると共に、特に、衝突等によ）て変形の起こり
易い端部については前記蓋体とのかしめにより剛構造を
持つようにしている。

［発明が解決しようとする問題点］ 本発明は、次のような従来技術における問題点を解決せ
んとするものである。

すなわち、８程を変形し難い材料によって形成したり、
変形し難い構造にすると、使用後においても、同容積の
形態を保持することになり、廃棄する際の収容効率が低
下するという問題がある。

また、容器をｌ；“ｌして収容効率を高めようとする場
合に、容器か変形し難くできているので、プレス機等の
大掛かりな設備を用いる必要かあり、この点においても
廃棄あるいは回収の作業が繁雑化するという問題点があ
る。また、従来のこの神の容器は、製造コストが比較的
高く、コストの低減が望まれている。

［問題を解決するための手段］ 本発明は、上記のような従来の問題点を解決することを
目的とするものである。

すなわち、本発明に係る蛇腹容器は、少なくとも一端部
が開［１した円筒状の胴体と、この胴体に一体的に取付
けられてその開口部を閉塞する蓋体とを備え、ｔ”＋ｒ
＋記胴体をアルミニウム箔とこのアルミニウム箔にコー
ティングされたプラスデックフィルムとからなる積層体
によって構成し、かつそのほぼ全長にわたって蛇腹状に
形成してなることを特徴とするものである。また、前記
蓋体は、プラスチックによって形成することができ、前
記胴体のプラスチックフィルム層を介して、胴体開口部
の全周にわたって熱融着されている。

［作用］ 本発明の蛇腹容器は、使用前においては、密閉構造の中
に内容物が充填されているので、外部からの圧力に抗す
る力が生じると共に、蛇腹部により生じる半径方向への
構造」この強度との相乗効果によって変形を防止するこ
とができる。また、使用後においては、内部が外気に開
放され、かつ内容物による容器内部からの支持力がなく
なるので、胴体を蛇腹部において長さ方向に容易に押し
潰すことが可能である。

また、胴体をアルミニウム箔とブラスヂ・ツクフィルム
との積層構造にすることによって、蛇腹部の屈曲か容易
になる。また、蓋体や胴体をプラスチック系の材料によ
って形成することにより、容器の製造コストを低減でき
ると共に、蓋体を胴体に熱融着することがてきるので、
容器の密閉が容易となる。

［実施例］ 以下に、本発明の一実施例を、第１図ないし第５図に基
づいて説明する。

第１図中、符号１は本実施例の蛇腹容器を示し、少なく
とも−・端部が開「１した円筒状の胴体２と、この胴体
２に一体的に取付けられて、胴体の開「１部２ａを閉塞
する蓋体３を有する。前記胴体２はアルミニウム箔４と
このアルミニウム箔４にコーティングされたプラスチッ
クフィルム５とによって構成しく第２図）、そのほぼ全
長にわたって蛇腹部６を形成する概略構成となっている
。

次いで、これらの詳細について説明すれば、前記胴体２
は、第１図に示すように、長さ方向の両端部に短い円筒
部２ｂが形成されており、これらｒハＧ量１η筒斌２ｈ
のｔｉｎ　に−＋ｍ　Ａ−蛇腹部６が形成されている。

前記蓋体３は、本実施例においては、プラスチックによ
って円板状に形成されており、その周縁部には、第２図
に示すように、前記胴体２の円筒部２ｂを嵌合する環状
溝３ａを形成する。

前記蓋体３は、胴体２の両端部に配設されており、前記
環状溝３ａと円筒部２ｂとの嵌合によって胴体２に取付
ける。この嵌合部分は、例えば、環状の高周波ウエルダ
ーによって溶融することにより、前記プラスチックフィ
ルム５と融着し、前記胴体２の開口部２ａを気密に閉塞
するようになっている。

また、これらの蓋体３の一つには、第１図および？Ｒ３
図に示すように、その中心部から周縁部へ向かって広が
る扇形状の切取り部３ｂがあり、その扇形形状に沿って
薄肉部７が形成されている。

この切取り部３ｂの前記蓋体３の中心部側の端部には、
環状の指掛け８を取付ける。

前記胴体２を構成するアルミニウム箔４は、例えば、ア
ルミニウム９９．３％、鉄およびケイ素か０．３％以下
の成分で、７〜５０ミクロンの厚みの６のが好適である
。このアルミニウム箔の外表面に、１０〜２０ミクロン
の厚さのプラスチックフィルム５を全面にわたってコー
ティングする。

このような構成を有する本実施例の蛇腹容器ｌを製造す
る場合には、先ず、プラスチックフィルム５をコーティ
ングしたアルミニウム箔４を円筒状に形成する。このア
ルミニウム箔４を、第４図に示すように、内面に所定ピ
ッチで環状の凹凸９を形成した金型１０内に挿入した後
に、この金型１０を２１１によって覆う。次に、前記金
型１０を１００℃〜１１０℃に加熱保持しつつ、金型１
０内に３〜５気圧の圧縮空気を送入し、圧縮空気の圧力
によって、前記アルミニウム箔４をプラスチックフィル
ム５と共に金型ｌＯの凹凸９の面に押付けることによっ
て胴体２の蛇腹部６を形成する。この場合、金型の底部
に調圧弁あるいは逃し弁（図示省略）を取付けることか
望ましい。

次いで、上記胴体２の一端部に蓋体３を一体的に融着し
、他端の開［１部２ａから内容物を充填した後、その間
１−１部２ａに他の４体３を融着することによって製品
化する。

また、１１ｒ「記のｊ胴部を形成する際に、プラスチッ
ク金型で蛇腹状のものを作り、蛇１１Ｓ１状の部分を撚
捻子状にして成形後の抜き取りを容易にすることもでき
る。この場合は、底部の付いた状態て成形できるので、
上部の蓋のみを高周波等でシールすればよい。

更に、鋼板あるいはアルミニウム板なとて蛇腹状の外面
を打する内部金型を作り、筒状に形成したアルミ箔ラミ
ネートをその内部金型の外側に当接し、内部金型に合わ
せた押型を、回転する内部金型上の前記筒形のラミネー
ト材料に押し付けることにより、舵取状の缶胴体を形成
することができる。この場合には、従来のジュース；丘
の製造と同様に、缶シーラーなどによって上下から４を
シールする。

このようにして製品化された蛇腹容器１は、密閉構造と
なって容積変化が拘束されると共に、蛇腹部６が形成さ
れているので、長さ方向および半径方向の外力に対して
、抵抗性を有し変形が防止できる。

一方、指掛け８を引き上げて、切取り部３ｂを薄肉部７
において蓋体３から切り芝すことにより、蓋体３に飲み
口か形成され使用に供される。

川に、使用後においては、内容物か空になって容積変化
に抵抗する力がなくなり、かつ、胴体２に蛇腹部６が形
成されているので、胴体２の長さ方向に沿って押圧力を
与えることにより、前記蛇１１電部６が折り畳まれて、
第５図に示すように、容、積を極めて小さくすることが
できる。

従って、特別な処理機を用いることなく１手で筒学に容
積を減らすことが可能となり、廃棄処理上好適である。

なお、前記実施例は本発明の一例であって、設；ｉｔ　
ｌの要求等に基づき、更に柿々の変更かり能である。

例えば、前記実施例においては、胴体２に４体３を取付
ける際に、胴体２に形成した円筒部２ｂを４体３に形成
した溝３ａ内に嵌合して、このに体３と胴体２のプラス
チックフィルム５とを融着する例についで示したが、こ
れに代えて、第６図に示すように、アルミニウム箔４の
内側にプラスチックフィルム５の層を形成し、前記円筒
部２ｂの内側に蓋体３を嵌合して、前記アルミニウム箔
４の外側から加熱押圧することによって、蓋体３とプラ
スチックフィルム５とを融着するようにしてもよい。

また、以上では５両端部に開口部２ａを設けてそれらを
夫々蓋体３によって閉塞する構造について示したが、第
７図に示すように、１詞体２を有底筒状に形成して、一
方の開口部２ａのみを蓋体３によって閉塞するような構
造にすることもできる。

さらに、１１η記切取り部３ｂは、扇形状のものに限ら
ず、第８図に示すように、薄肉部３ｃを環状に形成する
ことによって、円板状の切取り部３ｄのようにしてしよ
い。また、切取り部３ｂの代りに第９図に示すように、
飲み口１２をあらかじめ形成しておき、この飲みＬ１１
２を覆って蓋体３にシール１３を融ｎあるいは接着して
もよい。

［発明の効果］ 以ト説明したように、本発明の蛇腹容器は、少なくとも
一端部が開１１シた円筒状の胴体と、この胴体に一体的
に取付けられてその開口部を閉塞するに体とを備え、面
記胴体を、アルミニウム箔とプラスチックフィルムとか
らなる積層体によって構成し、そのほぼ全長にわたって
蛇腹部を形成したことを特徴とするものであり、次のよ
うな優れた効果な炎する。

使用前においては、密閉容器として外力に対して抵抗性
があり、形状か変化し難く、また、使用後には、内外部
が連通状態とり、蛇１ν部を介して容易にその体積を減
少させることが可能である。

しかも、胴体をアルミニウム箔とプラスチックフィルム
との積層体によって形成することにより製造コストを低
減させることが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５図は本発明の一実施例を示し、第１１
１は容器の一部縦断側面図、第２図は第１図の符号ＩＩ
で示す部分の拡大断面図、第３図は蓋部の平面図、第４
図は胴体の蛇腹部を形成するための金型を示す縦断面図
、第５図は容器を圧縮した状態を示す縦断面図、第６図
ないし第９図はそわぞれ本発明の他の実施例を示すもの
で、第６図および第７図は容器の一部縦断側面図、第８
図および第９図は容器蓋部の平面図である。 １：　　蛇腹容器　　２：　胴　体 ２ａ：　開し１部　　　３：　ム　体 ３ａ：　溝　　　　　４：　アルミニウム箔５：　　プ
ラスチックフィルム ６：　蛇腹部

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくとも一端部が開口した円筒状の胴体と、こ
   の胴体に一体的に取付けられて胴体の開口部を閉塞する
   蓋体とを備え、前記胴体をアルミニウム箔およびこのア
   ルミニウム箔にコーティングしたプラスチックフィルム
   からなる積層体によって構成すると共に、そのほぼ全長
   にわたって蛇腹状に形成してなることを特徴とする蛇腹
   容器。
2. （２）前記蓋体は、プラスチックからなり、前記胴体の
   プラスチックフィルム層を介して胴体端部の全周にわた
   って熱融着されてなることを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載の蛇腹容器。