JPS63316644A - 車両の充電制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は車載バッテリの充電を制御する充電制御装置に
関し、特にバッテリ電圧よりも高い電圧で作動する高電
圧負荷を好適に作動せしめることが可能な充電制御装置
に関する。

［従来の技術］ 近年、寒冷時の車両フロントガラスの凍結を融解せしめ
る熱線デフォツガを設置することが考えらでおり、比較
的短時間に凍結を解消するには例えば７０Ｖで７００Ｗ
程度の定格を必要とする。

車載バッテリの定格電圧は通常１２Ｖないし２４Ｖであ
るから、上記デフォツガ等の高電圧負荷を上記バッテリ
で作動せしめることは不可能であり、車両充電発電機の
出力電圧で直接駆動する必要がある。

［発明が解決しようとする問題点］ ところで、高電圧負荷を駆動する場合には、当然のこと
ながら車載バッテリへの充電は休止するが、特に寒冷時
にはこれに先立つエンジン始動に大きな電流を消費して
、バッテリが放電気味となっていることが多い。

しかして、この状態で車載バッテリへの充電を休止する
と、バッテリ電圧の低下によりエンジン運転の不調を来
たすことがあった。

本発明はかかる問題点を解決するもので、高電圧負荷駆
動に伴うバッテリ充電の休止によりエンジン運転の不調
を生じることがない車両の充電制御装置を提供すること
を目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 本発明の構成を図で説明すると、車載バッテリ７のバッ
テリ電圧をフィードバックして、車両充電発電機４のロ
ータコイル４１電流をＯＮ−ＯＦＦ制御することにより
上記充電発電機４の発電を制御し、充電線４２により所
定の調整電圧で上記車載バッテリ７を充電する充電制御
装置は、バッテリ電圧よりも高い電圧で作動する高電圧
負荷２と、該高電圧負荷２への通電を指令する通電指令
信号を発する通電指令手段３と、上記通電指令信号によ
り作動を開始するタイマ手段１１４と、タイマ手段１１
４のタイムアツプにより作動して上記充電線４２の接続
を車載バッテリ７より上記高電圧負荷２に切替える切替
えスイッチ手段１１１とを具備している。

［作用］ 通電指令手段３により高電圧負荷２への通電を指令する
と、最初にタイマ手段１１４が作動を開始し、そのタイ
ムアツプ後に充電線４２の接続が車載バッテリ７より高
電圧負荷２に切替えられる。

［効果］ 本発明によれば、高電圧負荷への通電指令が出されても
タイムアツプまでの一定時間は車載バッテリの充電が続
行され、エンジン始動時の電力消費によるバッテリの放
電状態が解消される。

したがって、上記タイムアツプ後に、高電圧負荷が駆動
されてバッテリ充電が休止しても、バッテリ電圧低下に
よるエンジン運転の不調は生じない。

［実施例］ 図は充電制御装置の回路構成を示すものである。

図において、１は電圧調整回路、２は高電圧負荷なるデ
フォツガ、３は通電指令スイッチ、４は充電発電機、５
はキースイッチ、６は点火装置等の通常電気負荷、７は
車載バッテリ、８１は通電準備ランプ、８２は通電作動
ランプである。

上記充電線４２中にはリレー接点１１１ｂが設けられ、
充電発電機４は上記リレー接点１１１ｂを介してデフォ
ツガ２と車載バッテリ７に選択的に接続される。

電圧調整回路１は充電発電機４のロータコイル４１を励
磁するパワートランジスタ１０１を有し、該トランジス
タ１０１は前段のスイッチングトランジスタ１０２によ
りＯＮ−ＯＦＦ作動すしめられる。上記トランジスタ１
０２のベースにはアース間に抵抗１０４が接続され、該
抵抗１０４にはトランジスタ１０３の作動により抵抗１
０５が並列接続される。トランジスタ１０３は通電指令
スイッチ３投入により作動する。

これら抵抗１０４．１０５にはリレー接点１１１ａを介
してツェナーダイオード１０６．１０７が接続され、ツ
ェナーダイオード１０６のツェナー電圧はツェナーダイ
オード１０７のそれよりも小さい。上記ツェナーダイオ
ード１０６はキースイッチ５を経てフィードバックされ
るバッテリ電圧を受け、ツェナーダイオード１０７はデ
フォツガ２の正極に接続しである。

上記リレー接点１１１ａ、１１１ｂを作動せしめるリレ
ーコイル１１１が設けられ、該リレーコイル１１１はト
ランジスタ１０８により作動せしめられる。上記トラン
ジスタ１０８はトランジスタ１０９を介してトランジス
タ１１０ないしタイマ回路１１４の出力で作動せしめら
れる。上記タイマ回路１１４には通電指令スイッチ３が
接続されて該スイッチ３の投入により作動を開始する。

タイマ回路１１４の出力は作動開始時にｒＨ。

レベルとなり、一定時間後のタイムアツプ時に「Ｌ」レ
ベルとなる。

上記トランジスタ１１０はコンパレータ１１２の出力で
作動せしめられ、コンパレータ１１２はバッテリ電圧が
所定値（例えば１４．５Ｖ）を越えるとｒ）（Ｊレベル
の出力を発する。コンパレータ１１２はヒステリシスを
有して、バッテリ電圧が１２Ｖ程度になってもその出力
は反転せず、かつその作動電源は通電指令スイッチ３の
二次側より得ている。

通電準備ランプ８１を点灯せしめるトランジスタ１１３
が設けられ、該トランジスタ１１３は上記トランジスタ
１０８により作動せしめられる。

通電作動ランプ８２は上記リレーコイル１１１と並列に
接続しである。

上記構成の充電制御装置において、通電指令スィッチ３
非投入時にはリレーコイル１１１は非励磁で、各リレー
接点１１１ａ、１１１ｂは図示の状態にある。この状態
でキースイッチ５を投入しエンジンを起動すると、充電
発電機４の発電が開始され、車載バッテリ７の充電がな
される。この充電はツェナーダイオード１０６で決定さ
れる所定の調整電圧（例えば１４Ｖ）で行われる。

上記通電指令スイッチ３を投入するとタイマ回路１１４
が作動を開始し、その出力はｒＨ，レベルとなる。この
時、上記トランジスタ１０３が作動を開始して抵抗１０
５が抵抗１０４に並列に接続され、この結果、上記調整
電圧はより高い値（例えば１５Ｖ）に変更されて車載バ
ッテリ７の充電が速やかに行われる。トランジスタ１０
８はＯＦＦであるから、上記通電指令スイッチ３の投入
によりトランジスタ１１３が作動して通電準備ランプ８
１が点灯する。

一定時間が経過するとタイマ回路１１４はタイムアツプ
し、その出力が「Ｌ」レベルとなってリレーコイル１１
１が励磁される。これにより、各リレー接点１１１ａ、
１１１ｂが作動し、充電線４２がデフォツガ２に切替え
られて、デフォツガ２への通電が開始される。この時の
充電発電機４の出力電圧はツェナーダイオード１０７に
より決定される（例えば７０■）。なお、上記リレーコ
イル１１１の励磁と同時に通電作動ランプ８２が点灯す
る。

かくして、デフォツガ２への通電によりフロントガラス
の凍結は急速に融解解消せしめられる。

凍結解消後は通電指令スイッチ３を切る。

上記装置において、タイマ回路１１４作動中にバッテリ
電圧が十分上昇＜１４．５Ｖ）した場合には、バッテリ
７の充電状態が回復したものとしてコンパレータ１１２
出力によりトランジスタ１１０を作動せしめ、タイムア
ツプ前であってもリレーコイル１１１を励磁してデフォ
ツガ通電を開始する。

上記構成の充電制御装置によれば、デフォツガへの通電
前に車載バッテリを十分充電するから、高電圧負荷通電
中にバッテリ充電を休止してもバッテリ電圧低下による
エンジン運転の不調は生じない。

特に、本実施例ではデフォツガ通電前の充電発電機調整
電圧を高く変更するようにしたから、バッテリ放電状態
を短時間で解消せしめることができる。

なお、コンパレータ１１２およびトランジスタ１１０は
特には必要としないが、タイムアツプ前でもデフォツガ
通電に速やかに移行できる点で有利である。

【図面の簡単な説明】

図は充電制御装置の全体回路図である。 １・・・電圧調整回路 １０３・・・トランジスタ（電圧変更手段）１１１・・
・リレーコイル（切替えスイッチ手段）１１４・・・タ
イマ回路（タイマ手段）２・・・デフォツガ（高電圧負
荷） ３・・・通電指令スイッチ（通電指令手段）４・・・車
両充電発電機 ４１・・・ロータコイル ４２・・・充電線 ７・・・車載バッテリ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）車載バッテリのバッテリ電圧をフィードバックし
   て、車両充電発電機のロータコイル電流をＯＮ−ＯＦＦ
   制御することにより上記充電発電機の発電を制御し、充
   電線により所定の調整電圧で上記車載バッテリを充電す
   る充電制御装置において、バッテリ電圧よりも高い電圧
   で作動する高電圧負荷と、該高電圧負荷への通電を指令
   する通電指令信号を発する通電指令手段と、上記通電指
   令信号により作動を開始するタイマ手段と、タイマ手段
   のタイムアップにより作動して上記充電線の接続を車載
   バッテリより上記高電圧負荷に切替える切替えスイッチ
   手段とを具備する車両の充電制御装置。
2. （２）電圧検出手段を設け、該電圧検出手段は上記バッ
   テリ電圧が所定値に達した時に上記タイマ手段に優先し
   て上記切替えスイッチ手段を作動せしめる特許請求の範
   囲第１項記載の車両の充電制御装置。
3. （３）電圧変更手段を設け、該電圧変更手段は上記通電
   指令信号により作動を開始して上記タイマ手段のタイム
   アップまで上記調整電圧を高く変更する特許請求の範囲
   第１項記載の車両の充電制御装置。