JPS6328304A - 歩行型水田作業機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、田植機、播種機、施肥機等の歩行型水田作業
機に関するものである。

［従来技術及び発明が解決しようとする問題点コ一般に
、この種水田作業機においては、耕盤上を走行する走行
ＩＩ軸の機体に対する上下昇降作動によって機体を圃場
面に対して略一定の作業姿勢に維持し、作業深さの均一
化を計るようにしている。しかるにこのものにおいて、
植付走行時に圃場からの走行反力に対抗するため、植付
作業時の走行車輪の上下動範囲において、走行車輪が下
動した場合に走行車輪を後方に変位せしめるようにした
ものが例えば特公昭５２−２３９２８号公報において示
されている。しかるにこのものは、その機構上。

機体回行時において、走行車輪を、植付作業時の上下動
範囲を超えて大きく下降せしめた場合に。

走行車輪の後方への変位が僅かとなって殆ど垂直的に下
降するものであり、この結果、運転ハンドルを把持する
作業者は、大きな手元荷重によって機体を支えなければ
ならず、大変な労力を要することになって作業負担が増
大し、かつ機体回行もやりずらいという欠点があり問題
がある９［問題を解決するための手段］ 本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃す
ることができる歩行型水田作業機を提供することを目的
として創案されたものであって、走行車軸の上下動変位
によって機体を円面に対して略一定の作業姿勢に維持す
るようにした歩行型水田作業機において、前記走行車輪
の上下動機構を、機体側に基端が枢支された第一チエン
ケースと、該第一チエンケースの先端側に基端側が屈曲
自在に設けられ先端側に走行車軸が装着される第二チエ
ンケースとを用い、走行車輪が水田作業時の上下動範囲
を越えてさらに下動させた場合に、走行車輪を大きな後
方移動量で変位させる構成としたことを特徴とするもの
である。

そして本発明は、この構成によって、中間部で折れる屈
曲型のチエンケースを利用して、走行車輪を水田作業範
囲を越えて下動せしめた際に、走行車輪を大きく後方に
変位させて１作業者の手元荷重を大いに軽減させること
ができるようにしたものである。

［実施例］ 次に１本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、１は歩行型の田植機であって、該田植機１
は、前方にはエンジン２を搭載し、後方には前低後高状
の苗載台３が設けられ、機体走行にタイミングを合せた
植付爪４の植付作動によって苗載台３から単位植付苗を
掻取って田面に植付けるようになっていること等は何れ
も従来通りである。

５は走行車軸であって、該走行車軸５はチエンケース（
本発明の第二チェンヶースに該当する）６の後端部に軸
承されるものであるが、該第二チエンケース６の前端部
は第一チエンケース７の先端部に揺動自在（屈曲自在）
に軸承されている。

この第一チエンケース７は、トランスミッションケース
８の下部に支軸７ａを支点として揺動自在に軸支されて
おり、エンジンからの駆動力がこのトランスミッション
ケース８から第一チエンケース７、第二チェノケース６
を経て走行車軸５に動力伝動されることによって走行回
転するようになっている。

９は田植機１の機体フレーム１ａ側に設けた支点軸１０
に後端部が揺動自在に軸支された揺動腕であって、該揺
動腕９の前端部は、前記第二チエンケース６の中間部に
ピン軸６ａを介して揺動自在に軸支されている。この揺
動腕９の中間部（実施例では腕体から垂下した板体）に
は複数（実施例では都合二個）の係合孔１１ｂが穿設さ
れており、揺動腕９は、該係合孔１１ｂの何れかを選択
するようにしてピン軸１１ａを介して連結ロッド１１の
後端部に揺動自在に軸支されているが、この連結ロッド
１１の前端部には、下端部を機体フレーム１ａに支軸１
２ａによって揺動自在に軸支した作動腕１２の上端部が
ピン軸１２ｂを介して揺動自在に軸支されている。しか
もこの作動腕１２の上端部はさらに油圧シリンダ１３の
シリンダロンドに連動連結されている。そして油圧シリ
ンダ１３が伸縮作動に伴う作動腕１２の揺動によって、
連結ロッド１１が後方に押しやられるようにして変位し
、これによって揺動腕９が支点軸１０を支点として下方
後方に揺動することになり、而して第二チェノケース６
は、前端部が第一チエンケース７の支軸７ａを支点とす
る揺動を伴う状態で第２図に示す如く植付は作業時の上
下動範囲においては上下直線的な昇降動をし。

これを越えてさらに下動した場合に、走行車軸５が下方
に下がるほど大きな後方移動量で変位する設定されてい
る。尚１図中、１４はフロート、１５は運転ハンドルで
ある。

叙述の如く構成された実施例において、植付作業を行っ
ている場合には、耕盤の深さ検知（例えばフロート１４
が受ける接地圧により検知）により油圧シリンダ１３が
伸縮して作動腕１３が揺動し、これに連繋した両チエン
ケース６．７の屈曲作動と揺動腕９の揺動作動とによっ
て、前述した様に走行車輪５は上下垂直方向に直線的な
移動して植付は作動が成されることになる。従ってこの
ものは、植付走行時において耕盤の凹凸があり、走行車
輪５が上下動変位をしたとしても１機体の前後バランス
は変化することなく略一定になるという利点があり１作
業性の向上に寄与することになる。

この様な一行程での植付走行が終った場合１次行程作業
を行うには機体回行をする必要があるが、この場合に、
走行車軸５は、前記植付作業に必要な−に下動範囲を越
えてさらに大きく下動せしめて機体を円面から持上げて
行うことになる。即ち、機体回行時において、フロート
１４が接地した状態のままであると、フロート１４によ
る泥土押出し作用によって圃場面が乱されて、また既植
付苗に悪影響を及ぼすことになり、このためフロート１
４を田面から持上げる必要が生じ、そこで走行車軸５を
植付作業に必要な上下動範囲を越えてさらに大きく下動
せしめて機体を円面から持上げることになる。そしてこ
の場合本発明では、第一チエンケース７と第二チェノケ
ース６の屈曲作動（両チエンケース６．７の成す角度が
水平に近づくよう大きくなる）と、揺動腕９の揺動作動
とによって、走行車輪５は、上記直線的な上下動から、
後方に大きく変位する状態で移動することとなり、従っ
て機体が円面から持上がった場合、つまりフロート１４
が田面から浮いた状態で、機体重心は、走行車＠５に対
して前方に変位することとなる。このため植付作業時の
機体バランスを維持するよう後バランス状態に設定され
る機体は、逆に前バランス状態に変化し、この結果、同
行時におけるフロートを含めた機体持上げ時の手元荷重
が小さくなり、作業者は僅かな力で運転ハンドルを保持
するだけで充分支え得ることとなるうえに、機体回行性
が著しく向上し、作業者に対する作業負担が大いに軽減
することになる。

尚、本発明は前記実施例に限定されるものでないことは
勿論であって１機体回行時における走行車輪５の下降作
動時に、該走行車輪５の大きな後方移動量を確保する手
段としては１例えば第４〜６図に示すものの如き屈曲型
のチエンケースとしても構成してもできるものであり、
これら何れのものであっても良いものである。

［作用効果］ 以上要するに、本発明は叙述の如く構成したものである
から、機体回行時に走行車輪を水田作業を行う際の上下
動範囲を越えてさらに下動せしめた場合に、走行車軸は
大きな移動量で後方に変位することになり、従って１機
体を田面から持上げた機体回行時において機体は前バラ
ンス状態となす、このため機体の手元荷重が小さくなっ
て、作業者は僅かな力で運転ハンドルを保持するだけで
支え得ることとなり、しかも機体回行性が著しく向上し
１作業者に対する作業負担が大いに軽減することになる
。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明に係る歩行型水田作業機の実施例を示し
たものであって、第１図は歩行型田植機の側面図、第２
図は要部拡大側面図、第３図は要部拡大平面図、第４図
は他側の歩行型田植機の側面図、第５図は同上要部拡大
側面図、第６図は同上要部拡大平面図である。 図中、１は田植機、５は走行車輪、６は第二チエンケー
ス、７は第一チエンケース、９は揺動腕である。 特　許　出　願　人　三菱農機株式会社手続補正書０．
ア。 昭和６１年１０月０２日

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 走行車輪の上下動変位によつて機体を田面に対して略一
   定の作業姿勢に維持するようにした歩行型水田作業機に
   おいて、前記走行車輪の上下動機構を、機体側に基端が
   枢支された第一チエンケースと、該第一チエンケースの
   先端側に基端側が屈曲自在に設けられ先端側に走行車輪
   が装着される第二チエンケースとを用い、走行車輪が水
   田作業時の上下動範囲を越えてさらに下動させた場合に
   、走行車輪を大きな後方移動量で変位させる構成とした
   ことを特徴とする歩行型水田作業機。