JPS63268872A - 床材の取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【技術分野】

本発明は、防音性能を有する長尺の床材を室の端部にお
いて取付けるための技術に関する。

【背景技術】

近年アパート、マンション等の鉄筋コンクリート集合住
宅などにおいてはカーペットより木質系床材が好まれる
傾向にある。この理由としてぜんそくやダニ、あるいは
掃除がしにくい等があげられるが、階高が制限されてい
ることから従来のころばし根太による施工から仕上げ高
さの低い直貼り工法が主流となっている。ところでこの
従来例にあっては、床材に直接衝撃を受けたとき、床材
を伝わって建物のコンクリートスラブのような床下地基
材に振動が伝わり、これが下階に伝わるという問題があ
り、防音上好ましくなかった。そこで本発明者は床材本
体の下面にクッション材を積層して長尺の床材を構成し
、この床材をコンクリートスラブのような床下地基材に
敷設することを考えた。このようにすると、床材上面に
加わる衝　　□撃をクッション材で吸収することができ
るが、クッション性のため床の沈みが発生する。また床
材が長尺のものにおいては長手方向の端部が上方に浮く
ように反る場合がある。このように長尺の床材の長手方
向の端部において沈み込みや浮き上がりが発生すると、
例えば室の端における窓や出入口等のはき出し構造の開
口部部分においては鴨居などとの関係で床材の長手方向
の端部が上下にずれ、きわめて収まりが悪くなるという
問題があった。 ［発明の目的］ 本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであ
って、その目的とするところは部屋の端近くにおいて裏
面にクッション材を有する長尺の床材の端部が沈み込ん
だり、浮き上がったりするのを防止できる床材の取付構
造を提供するにある。

【発明の開示】

本発明の床材の取付構造は、床材本体１の裏面にクッシ
ョン材２を積層して長尺の床材３を形成し、該長尺の床
材３を床下地基材４に敷設し、部屋の端近くにおいて長
尺の床材３の長手方向端部のクッション材２に凹所５を
設け、部屋の端近くにおいて床下地基材４に固着された
浮沈防止部材６に凹所５を嵌め込み、床材３を浮沈防止
部材６に固着して成るものであって、このような構成を
採用することで上記した従来例の問題点を解決して本発
明の目的を達成したものである。すなわち本発明にあっ
ては、部屋の端近くにおいて長尺の床材３の長手方向端
部のクッション材２に設けた凹所５を床下地基材４に固
着した浮沈防止部材６に嵌め込んで床材３を浮沈防止部
材６に固着することで、部屋の端において長尺の床材３
の長手方向の端部が沈み込んだり、あるいは浮き上がっ
たりするのを防止できるようになったものである。 以下本発明を実施例により詳述する。床材３は木質系、
プラスチック系、無機質系等の長尺の法本体１の裏面に
クッション材２を積層して構成しである。床材本体１の
側端面部には嵌合凹部７乃至嵌合凸部８が設けである。 しかして上記のような構成の床材３はコンクリートスラ
ブのような床下地基材４上に敷設されるのであるが、長
尺の床材３を敷設するに当たり、部屋の端近くに位置す
ることになる長手方向の端部のクッション材２の一部を
切欠して凹所５を設け、また床下地基材４には第１図、
第２図のように木質系あるいはプラスチック系等の浮沈
防止部材６をコンクリート釘、接着剤などの固着手段９
により固着しておく。そして長尺の床材３を床下地基材
４に敷設するに当たり、部屋の端近くにおいて長尺の床
材３の長手方向の端部に設けた凹所５を浮沈防止部材６
に嵌め込み、床材３の嵌合凸部８部分から釘のような固
着具１０を打込んで浮沈防止部材６に固着する。 また床材３は床下地基材４に敷設する際接着剤によりク
ッション材２の下面を床下地基材４に接着するものであ
る。隣り合う床材３同士は嵌合凹部７と嵌合凸部８との
嵌合により接合するものであるが、この場合第６図のよ
うに嵌合凹部７に接着剤１１を薄く塗布したのちに嵌合
するものであり、継目からはみ出した接着剤１１は第７
図のように湿った布１２ですみやかに拭き取るものであ
る。 しかして本発明は部屋の端において長尺の床材３の端部
のクッション材２に設けた凹所５を床下地基材４に固定
した浮沈防止部材６に嵌め込むと共に床材３を床下地基
材４に固着するので、部屋の端において長尺の床材３の
端部が沈み込んだり、浮き上がったりしないようになっ
ている。したがって、部屋の端の窓や出入口等のはき出
し部のように中本などを設けられないような箇所におい
ても、第３図のように敷居１３、サツシ等に対して長尺
の床材３の端部が矢印のように上下せず収まりがよくな
るものである。また長尺の床材３において床材本体１に
裏面から第１図のような切り講１５を切り込んで防音効
果を増そうとする場合、切り溝１５を裏面側から切り込
む関係でいっそう長尺の床材３の長手方向の端部が上に
向がって反ろうとするが、このような場合でも部屋の端
近くにおいて床材３の反りを防止できるのである。 ところで長尺の床材５の４側面のうち隣り合う２側面に
嵌合凹部７を形成し、残りの隣り合う２側面に嵌合凸部
８を形成した場き、部屋の端に位置する長尺の床材３の
長手方向の端部は嵌合凹部７が位置するようにするか、
あるいは切断した切断端面が位置するようにするかのい
ずれかとなるようにし、嵌合凸部８は位置しないように
する。 そして長尺の床材３同士は長手方向においても嵌合凹部
７と嵌合凸部８とにより嵌合するものである。 なお凹所５を浮沈防止部材６に嵌め込んで固着した場合
クッション材２の下面がちょうど床下地基材４に接する
か、あるいはクッション材２が床下地基材４にやや圧接
するかのいずれかの状態とするのが好ましい。

【発明の効果】

本発明にあっては、叙述のように床材本体の裏面にクッ
ション材を積層して床材を形成したので、床材表面に衝
撃を受けてもこれをクッション材で吸収して防音効果を
発揮することができるものであり、またこのように防音
効果を発揮するためにクッション材を裏面に設けたとい
えども、部屋の端近くにおいて、長尺の床材の長手方向
端部のクッション材に凹所を設け、部屋の端近くにおい
て床下地基材に固着された浮沈防止部材に凹所を嵌め込
み、床材を浮沈防止部材に固着するので、部屋　〜の端
近くにおいて長尺の床材の端部が沈み込んだり、あるい
は反って浮き上がったりするのが防止されるものであり
、例えば中本などがない箇所でも収まりをよくすること
ができるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の分解斜視図、第２図は同上の一部分解
断面図、第３図は同上の部屋の端に開口部がある場合の
実施例の断面図、第４図は同上に用いる床材の長手方向
の端部に凹所を設けた実施例の上下逆にした状態の斜視
図、第５図は同上の上下逆にした状態の断面図、第６図
は床材の嵌合凹部に接着剤を塗布している状態の斜視図
、第７図は同上の床材同士の接続時に継目からはみ出し
た接着剤を拭き取っている状態を示す斜視図であって、
１は床材本体、２はクッション材、３は床材、４は床下
地基材、５は凹所、６は浮沈防止部材である。 代理人　弁理士　石　１）長　七 宜　　　　　＝

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）床材本体の裏面にクッション材を積層して長尺の
   床材を形成し、該長尺の床材を床下地基材に敷設し、部
   屋の端近くにおいて長尺の床材の長手方向端部のクッシ
   ョン材に凹所を設け、部屋の端近くにおいて床下地基材
   に固着された浮沈防止部材に凹所を嵌め込み、床材を浮
   沈防止部材に固着して成ることを特徴とする床材の取付
   構造。