JPS6321114Y2 - - Google Patents

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JPS6321114Y2
JPS6321114Y2 JP1981152013U JP15201381U JPS6321114Y2 JP S6321114 Y2 JPS6321114 Y2 JP S6321114Y2 JP 1981152013 U JP1981152013 U JP 1981152013U JP 15201381 U JP15201381 U JP 15201381U JP S6321114 Y2 JPS6321114 Y2 JP S6321114Y2
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warp
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warp knitting
ground
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JP1981152013U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は面発熱体用基布に使用する編布に関す
るものである。
近時、面発熱体に関する認識が向上し、その需
要傾向の増大と相俟つて、面発熱体用基布として
幾つかの提案がなされて来た。例えば、織物の経
糸又は緯糸の1部に金属線あるいは炭素繊維など
の導電性を有する電気導線を打ち込み、これに通
電することによつて発熱基布とするなどである。
しかし、面発熱体用基布として使用し得るため
には、前記の如き電気導線が耳部あるいは基布端
末において切断されることなく、基布の全面にわ
たり連続した状態で挿入されることによつて導線
のプラス側からマイナス側に通電できることが、
不可欠の条件であり、この点導電性繊維を連続.
切断の如何を問わず、また配向.無配向の如何を
問わず少量基布内に混入することによつて、目的
が達成できるような、制電性付与を目的とした場
合とは全く異なるものである。
しかも、面発熱基布に使用される電気導線はこ
れに通電することによつて基布全面を適正温度に
発熱せしめるものであるため、一般には極細繊維
状のものを単糸で挿入するものではなく、金属細
線を複数本撚り合わせたもの、あるいはこれを絶
縁被覆したもの、あるいは炭素繊維よりなる比較
的太い糸など、何れも通常糸とは異なり、高い剛
性を有し、かつ適正温度の発熱基布を得るために
は、一般に直径0.2m/m〜4m/mの太い導線が
必要とされる。また、発熱基布として、設計通り
の発熱温度を得るためには、基布の単位面積内に
挿入された電気導線の長さが正確に設計通りであ
ることが要求され、そのためには電気導線は屈曲
することなく、直線状態で基布内に打込まれてい
ることが必要である。
ところが、前記提案に係る経緯糸を交錯せしめ
た織物構造にあつては、基布全面に亘る連続性を
必要とされる導線を経糸に使用することはでき
ず、必然的に緯糸として挿入することになるが、
この場合に使用される通常の投杼織機、あるいは
レピアー織機、グリツパー織機の何れにおいても
太く、かつ剛性を有する電気導線を切断すること
なく、一本宛挿入することは困難であり、特に投
杼織機の場合は太く、剛性のある導線を緯管に巻
取ることは殆んど不可能な状態で、かつ、緯管か
ら解除されるときに発生する解除撚のため、織物
中でループが発生し、正常に打込むことは益々難
しい状況である。
また、レピアー織機、グリツパー織機の場合で
も緯方向に導線を一本宛打込むためには両耳にお
いて導線を切断せざるを得ず、当然導線の連続性
は損なわれることになり、結局、織物構造では満
足な発熱基布は得られない。
そこで、上述の如き織物構造に代え、編布を利
用すべく、複数の筬数をもつ経編機や、緯編機の
使用が試みられ、経編地に金属糸ステープル混紡
糸を挿入せしめたものや、緯編に電導性繊維を編
み込んだものなどが実開昭49−89468号公報、同
49−127573号公報、実公昭52−40400号公報、特
公昭54−43637号公報により提案された。
ところが、これら編布の利用においても、通常
の編機を使用して編成する場合には、織物の場合
と同様、導線の連続性を求めるためには必然的に
緯編機によらなければならないが、緯編糸のルー
プによつて構成される構造では当然のこと乍ら導
線の直線的な挿入は期待できず、太く、剛性のあ
る導線の性格上、その取扱いに自ら制約を免れな
いことになる。
一方、経編機を使用する場合にも、一般に使用
される前記実開昭49−89468号公報所載の如き経
編地編成用の編機では電気導線の編み込みによる
挿通が煩雑で、生産効率の低下は避けられず、し
かも、挿通した場合にも編地面に太い電気導線が
露出して外観上の問題を残している。
本考案は上述の如き実状に鑑み、それらの各難
点を克服し、使用各糸の太さ、地緯糸の配列、経
編糸による電気導線と地緯糸との一体化、電気導
線の挿通態様を結合することによつて従来の面発
熱体用基布の改善を図ることを目的とするもの
で、電気絶縁性を有する地緯糸及び経編糸ならび
に通電性を有する導電性線条、例えば発熱用ヒー
ター線からなり、発熱用ヒーター線は経方向に並
列された経編糸によつて1本宛緯方向に所望の間
隔をもつて並列地緯糸と共に鎖編あるいはトリコ
ツト編により編み付けられており、特に前記発熱
用ヒーター線は両端耳部において全く切断される
ことなく、連続した状態で全巾にわたり直線状に
編み込まれ、太い地編糸によつて保護されている
構成を特徴とする。
以下、更に本考案の具体的な実施の態様を添付
図面にもとづいて詳述する。
第1図は本考案編布の1例を示す概要平面図、
第2図は同一部拡大図である。
これら図において、1は地緯糸、2は経編糸、
3は通電性を有する導電性線条であり、地緯糸1
は所要の編布幅にわたり両側端に耳部を形成して
ジグザグ状に折曲配列されることによつて地部を
構成しており、前記導電性線条3が該地部の並列
された地緯糸1の緯方向幅にわたり適宜間隔をお
いて前記地緯糸1に並列し、直線状をなして両側
部に耳部を形成しつつ切断されることなく連続的
に編み込まれていると共に、それら地緯糸1、導
電性線条3の混合並列からなる編地面に対し緯方
向幅の間において、適宜間隔を存して前記経編糸
2が経方向に鎖編目を形成することによつて編み
込まれ、前記地緯糸1及び導電性線条3をその編
目内に挿通し、面発熱体用編布として一体構造と
なしている。
ここで、上記構成における地緯糸1及び経編糸
2は電気絶縁性を有する糸であることが必要であ
り、通常、天然繊維、再生繊維素繊維、無機繊
維、合成繊維等、任意の繊維より選ばれ、必ずし
も同一繊維である必要はなく、特に地緯糸1は使
用する導電性線条3の太さに応じ、随時、太さを
変え面発熱体用基布として導電性線条3による凹
凸感、更に後述するセンサー用導線4による凹凸
感を減殺する上から経編糸2より太い糸を使用す
ることが好適である。そして、これら地緯糸1、
経編糸2は何れも1本あるいは複数本引揃え、も
しくは合撚して合撚糸として使用することがで
き、その編込密度についても特に限定されること
はない。
一方、前記導電性線条3は、発熱用ヒーター線
を構成する点より、これに適した通電性を有する
金属線あるいは炭素繊維からなり、これらは裸
線、絶縁被覆線で使用される。そして使用する線
条3の太さは、地緯糸1の太さと適合させ、基布
の外観を損なわないことが好ましいことは前述の
通りである。また、地緯糸1の並列された地部へ
の導電性線条3の挿入間隔は、余り広すぎること
は折角の面発熱による保温を低下させることにな
り、一方、余り狭すぎると、無駄な保温を与える
こととなるので、導電性線条の電気抵抗、所望発
熱温度に合わせ、適当な間隔を設定することが望
ましく、通常、10〜15mm間隔である。しかし、発
熱状況により5mm程度でも、又、15mmを越えるこ
とも充分、可能である。
又、前記第2図に示す如く、経編糸2は、通常
ステツチとして鎖編が最も一般的であるが、他の
トリコツト編をもつて代えることも何ら差支えな
いものである。
なお、以上の説明による第1図、第2図の実施
例は本考案の基本的態様であり、本考案は更にこ
れに対し種々の好ましい構成を付加することがで
きる。
例えば、第3図、第4図は、これら本考案の変
形実施例の各態様であり、第3図では、前記地緯
糸1、経編糸2、発熱用ヒーター線を形成する導
電性線条3の外に、特に前記導電性線条と同様な
線条よりなる通電性を有する温度制御用センサー
4を加え、2種類の導電性線条3,4を編み込ん
だ構成となつている。そして、この場合には、図
示していないが、公知のサーモスタツトを組み合
わされ、面発熱体の自動温度調節が図られる。
一方、第4図では前記経編糸2による編目の間
に経方向に地緯糸1、経編糸2と同様、電気絶縁
性を有する経糸5が同時に挿通されて編み込ま
れ、基布自体の経方向の寸法変化を少くする安定
化が配慮されている。
そして、これら各付加される構成は、何れか一
方でもよく、又、両構成を併せ付加することも任
意である。
次に、叙上のような構成を有する編布の製作
は、緯糸挿入経編機によつて容易に編成生産する
ことが可能であり、該装置によれば投杼織機の如
く導電性線条を予め、緯管に巻く必要もなく、ま
た、レピア織機の如く、耳部で導電性線条を切断
する必要もないため、通常の線条束から引き出し
た導電性線条を連続的に緯方向に挿入し、同時に
編み込み編成することが可能であり、合理的に発
熱体用基布として生産することができる。
要は、本考案における上記編布は、前記1〜2
種類の導電性線条が何れも耳部で切断されること
なく、所望の間隔をもつて緯方向に直線的、かつ
連続的に編み込まれることが必要であり、地緯糸
1については耳部における連続構造は、編成後、
切断されても差支えなく、当然、本考案の含むと
ころである。
本考案面発熱体用編布は以上の如く構成され、
その利用に際しては、所望寸法をもつて幅方向に
裁断し、予め、設けられているスペース部にソケ
ツトその他必要部品を取り付けると共に、そのま
まで、あるいは編布表裏面を適当な樹脂で被覆し
た後、発熱用ヒーター線(導電性線条)に通電す
ることによつて発熱体とし、カーペツトや、マツ
ト、あるいは毛布、ふとん、シーツ、ベツドパツ
トなどの下に敷き、又は、それらと積層重合ある
いは接着することによつて暖房用品として使用す
ることができる。
又、上記編布を狭い幅で形成し、これをベルト
など細幅緊締帯に収蔵し、併用することによつて
人体の局部的保温具として医療用等、広範囲な用
途に使用可能である。
以上、詳述した如く、本考案は電気絶縁性を有
する地緯糸及び経編糸ならびに通電性を有する導
電性線条によつて構成し、導電性線条を耳部で切
断することなく全面にわたり、経編糸で連続的に
かつ、所望の間隔をもつて緯方向全巾にわたり直
線状に編み付けたものであるから、従来の編物製
の如く製造に無理がなく、導電性線条を切断する
ことなく連続的に編み込みが可能であると共に、
編布製と云えども、地緯糸に対し直線状に挿入さ
れるもので、同時編み込みが容易であり、編地に
対し別途、挿入する面倒さがなく、かつ、編目を
構成して編み込むものと異なり、導電性線条の糸
取扱いが便利で、面発熱体用基布として良好な直
線状挿入を可能ならしめ、生産効率の向上に著し
い効果を発揮する。
又、この本考案編布は特に導電性線条が地緯糸
と共に経編糸の編目内に挿通され、その位置が安
定的に保持されていて形崩れも少なく、かつ地緯
糸は経編糸より太糸で、導電性線条の混入による
編布表面の凹凸感を減殺し、外観も頗る良好であ
る。
更に、導電性線条は緯方向幅の全幅にわたり直
線状に挿入されるため、前記地緯糸の太さ、経編
糸の細さと相俟つて緯方向を折目線として折曲し
易く、取扱いに極めて便利であるなどの特色をも
有し、本考案編布は面発熱体用編布としての優れ
た性能を保持し、今後にその実用化が大いに期待
されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1例を示す概要平面説明図、
第2図は同一部拡大図、第3図及び第4図は本考
案の各変形実施例を示す概要平面説明図である。 1……地緯糸、2……経編糸、3……導電性線
条、4……センサー、5……経糸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 電気絶縁性を有する太さの異なる地緯糸と経
    編糸ならびに通電性を有する導電性線条を含
    み、地緯糸は経編糸に比し比較的太めで所要の
    巾にわたり両側端に耳部を存してジグザグ状に
    折曲並列されることによつて地部を構成し、前
    記導電性線条は前記並列された地緯糸の緯方向
    全巾にわたり前記地緯糸に並列して直線状に、
    かつ、その両側端に耳部を存して切断されるこ
    となく連続的に編み込まれていると共に、前記
    経編糸が前記地緯糸及び導電性線条の緯方向巾
    の間で適宜間隔をおいて前記緯方向に直交する
    長さ方向に、その経編目内に前記地緯糸及び導
    電性線条を挿通して編みつけられ、経編ステツ
    チを形成していることを特徴とする面発熱体用
    編布。 2 並列された地緯糸及び導電性線条の並列方向
    に直交し、適宜間隔で経編ステツチに並行して
    寸法変化を阻止する経糸が挿入される実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の面発熱体用編布。 3 並列された地緯糸及び導電性線条の間に適宜
    間隔で更に別の導電性線条からなる温度制御用
    センサーが両側端に耳部を形成して連続的に編
    み込まれる実用新案登録請求の範囲第1項又は
    第2項記載の面発熱体用編布。
JP15201381U 1981-10-12 1981-10-12 面発熱体用編布 Granted JPS5855394U (ja)

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JPS5855394U JPS5855394U (ja) 1983-04-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4735066U (ja) * 1971-05-06 1972-12-19

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