JPS63126744A - 水中ライニングシ−ト - Google Patents

水中ライニングシ−ト

Info

Publication number
JPS63126744A
JPS63126744A JP27313086A JP27313086A JPS63126744A JP S63126744 A JPS63126744 A JP S63126744A JP 27313086 A JP27313086 A JP 27313086A JP 27313086 A JP27313086 A JP 27313086A JP S63126744 A JPS63126744 A JP S63126744A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
curable resin
lining
ultraviolet curable
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP27313086A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0771847B2 (ja
Inventor
勉 斉藤
村中 宏一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ThreeBond Co Ltd
Original Assignee
ThreeBond Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ThreeBond Co Ltd filed Critical ThreeBond Co Ltd
Priority to JP27313086A priority Critical patent/JPH0771847B2/ja
Publication of JPS63126744A publication Critical patent/JPS63126744A/ja
Publication of JPH0771847B2 publication Critical patent/JPH0771847B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野〕 本発明は紫外線硬化型の水中ラインニングシートに関す
る。
〔従来の技術〕
例えば海洋構築物の金属腐食防止法として樹脂ライニン
グ方法が有効であり、特に水中に没する部分の樹脂ライ
ニング法としては水中に没する前に樹脂ライニングを施
すことが行なわれている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このように水中に没する前に樹脂ライニ
ングを施すのでは、例えば水中で溶接組み立てを行なっ
て構築物を構築するときに樹脂ライニング層や塗装が溶
接熱によって破壊することがある。
また、樹脂ライニング層や塗装は樹脂の経時的劣化や外
的な力が加わった場合に接着力不足による樹脂層の剥離
等を生じるために、水中で樹脂層の欠陥部を補修しなけ
ればならなくなり、手間がかかると共に、ライニング層
の補修作業に費用を要し不経済である。
更に、このような樹脂の欠陥を水中で補修するために、
二液性のエポキシ樹脂、例えば主材としてのビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂と硬化剤としての変性ポリアミド
アミンとのパテ状混線物を水中で補修部分にコーティン
グするようにしているが、パテ状混線物と被ライニング
面との間の水の追い出しが難しいため、あるいは硬化物
の物理的強度が小さいために、信頼性に乏しく、しかも
パテ状況練物を塗布するために硬化時間も遅く、非常に
作業能率が悪い。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決すべく本発明は、紫外線硬化性樹脂層
上にプラスチックフィルムを設け、紫外線硬化性樹脂層
を構成する紫外線硬化性樹脂として次の(A)群及び又
は(B)群から選択されるいずれかあるいは2種以上の
組合わせたものを含有した。
(A)有機多塩基酸と分子内に水酸基を含む(メタ)ア
クリレート基を有する化合物とのエステル化合物 (B)゛分子内にカルボン基酸と(メタ)アクリレート
基を有する化合物 以下本発明を添付図面に基づいて詳細に説明する。
第1図及び第2図は本発明を実施したライニングシート
の一例を示す断面図及び斜視図である。
ライニングシート1は紫外線硬化性樹脂層としての基材
シート2上にプラスチックフィルム3を積層したもので
ある。
基材シート2は基材に紫外線硬化性樹脂を含浸したもの
である。この基材シート2に用いる基材は紫外線硬化性
樹脂を含浸することができ、この樹脂を水中で硬化する
までの間内部に保持することができる材料によって形成
している。
特に基材シート2に用いる基材としては発泡ウレタンに
より形成した例えばスポンジなどの多孔質材料等であっ
て、被ライニング面に追従し得る弾力性を有する材料が
望ましい。このような弾力性を有する基材に非水溶性の
紫外線硬化性樹脂を含浸することにより、硬化前の紫外
線硬化性樹脂を使用に供するまで内部に十分に保持し、
しかも被ライニング面の凹凸の吸収が可能であり1強化
繊維よりも内部に含浸した紫外線硬化性樹脂が被着面に
直接接触する量が多いために被着面に対する接着力が強
くなる。またこの弾力性を有する基材として発泡ウレタ
ン樹脂により形成したクッション材を用いることにより
、基材シート2(クッション層)が被ライニング面の凹
凸に追従して凹凸を吸収するために、被ライニング面と
基材シート2との間の水を完全に追出して被ライニング
面と基材シートとの間の隙間を無くすることができるの
で、凹凸のある被ライニング面にも確実且つ容易にライ
ニングを施すことが可能である。
更に、上記クッション材がスポンジ等の多孔質材料で形
成されている場合には、紫外線透過率が高いために、紫
外線硬化性樹脂を十分に硬化させる結果、被ライニング
面にライニングシート1を強固に接着することができる
更にまた、この基材シート2は任意な厚みにすることが
でき、一度で厚膜ライニングが可能であり、この場合必
要に応じて重ねて使用することができる。またこの基材
シート2の厚みを調整することによってライニング層の
厚みを調整可能である。なお、基材シート2が厚くなる
と紫外線透過量が減少し、硬化時間が長くなって作業性
が低下する一方、薄くなると被ライニング面の凹凸に対
する追従性が減少するので、基材シート2の厚みは0.
05o+m〜5mmの範囲内にするのが好ましい。
基材シート2の基材の材料としては発砲ウレタンによっ
て形成されたスポンジ等の他、有機または無機強化繊維
が用いられ、有機繊維としてはポリエステル、ビニロン
、ポリプロピレン等の合成繊維や、綿や絹等の天然繊維
、これ等の織布または不織布、更には紙やパルプ等の木
材繊維が使用可能である。また無機繊維としては、カー
ボン繊維や金属繊維等を使用することができる。これ等
の強化繊維はそれ自体紫外線を透過するものであること
が望ましいが、紫外線を透過しないものであっても、例
えばメツシュ状等隙間が空いて紫外線を通過するもので
もよい。
次に、基材シート2に含浸する紫外線硬化性樹脂は水溶
性を有し、200〜400ナノメータの波長を有する紫
外線で硬化し、更に水中で被ライニング面に接着可能な
ものである。この紫外線硬化性樹脂は、下記の(A)群
及び又は(B)群から選択されるいずれかあるいは2種
以上を組合わせからなる樹脂(以下これを便宜上r樹脂
U」で表わす)、オリゴマー樹脂、反応性稀釈剤、光重
合開始剤、その他の添加剤などで構成される。
(A)有機多塩基酸と分子内に水酸基を含む(メタ)ア
クリレート基を有する化合物とのエステル化合物 (B)分子内にカルボン基酸と(メタ)アクリレート基
を有する化合物 ここで、まず(A)群の該当化合物としては、例えば、 (以下余白) CH3 C)12”C−Co 2C)I 2CH2CHCHO2
CCI”CI+ 22C ■ 02C Q−OCH2CHCIh02CCH=CI(z2C HO2c Hs HO2C−0−GO2CH2C8202cc=cH2O
2H CO□CH2CH202CCH=CH2などの化合物が
挙げられ、これ等は単独であるいは二種以上組合わせて
用いることができる。
また、(B)群の該当化合物としては1例えば。
Cl−CH2CH=CH2CH:CH2(上式中、n1
m、l、は1.1以上の整数を表す。)などの化合物が
挙げられ、これ等は単独であるいは二種以上組合わせて
用いることができる。
なお、紫外線硬化性樹脂全体に対する樹脂Uの割合は1
0%以上必要であり、10%以下の場合は水中で被ライ
ニング面に対する接着力が小さく実用に適しない。
また、オリゴマー樹脂として、ウレタン(メタ)アクリ
レート、2ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ブトキ
シエチル(メタ)アクリレート、エチルジエチレングリ
コール(メタ)アクリレート、2エチルヘキシル(メタ
)アクリレアート、シクロヘキシル(メタ)アクリレー
ト、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、2ヒドロ
3フエニルオキシプロピル(メタ)アクリレート、ジシ
クロペンタジェン(メタ)アクリレート、トリメチロー
ルプロパントリ (メタ)アクリレート、(ポリ)エチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6ヘキサ
ンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリ
コールジ(メタ)アクリレート、トリ(メタア)アクリ
ロキシエチルフォスフェート等がある。
更に、光重合開始剤としては、2,2ジメトキシ2フエ
ニルアセトフエノン、2,2ジエトキシアセトフエノン
、1ヒドロキシシクロへキシルフェニルケトン、ベンゾ
イルアルキルエーテル、ベンゾフェノン、メチルベンゾ
イルフオーマート等がある。
更にその他の添加剤としては、粘着付与剤、充填剤1重
合禁止剤1着色剤等がある。
また、ここでは紫外線硬化性樹脂層を基材に紫外線硬化
性樹脂を含浸させてなる基材シート2で構成した例につ
いて述べているが、例えば紫外線硬化性樹脂をゲル状化
し、あるいは充填剤を加える等により高粘度化して紫外
線硬化性樹脂が一定の形態を維持できるようにしたもの
を用いることもでき、この場合にはスポンジ等の基材に
含浸させなくとも紫外線硬化性樹脂自体で紫外線硬化性
樹脂層を形成できる。
上記の如き紫外線硬化性樹脂は、水中硬化性に優れ、特
に濡れている鉄等の金属面に対し優れた接着力を有する
ために、金属の被ライニング面と基材シートとの間への
水の侵入を防止する。更に。
この紫外線硬化性樹脂は、基材シートとプラスチックフ
ィルムとの間においても優れた接着力を発揮する。
本発明に用いる紫外線硬化性樹脂としては更に上記以外
のポリエステル(メタ)アクリレート。
ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アク
リレート、紫外線硬化性シリコーン、紫外線硬化性エポ
キシ樹脂等がある6 次に、プラスチックフィルム3は防水層4とこの防水層
4の両面に形成した防水層4を紫外線硬化性樹脂として
の基材シート2に接着する接着層5及びこのライニング
シート1を他のライニングシート1に接着する接着層6
とを備えている。ただし、プラスチックフィルム3は防
水層4とこの防水層4を基材シート2に接着する接着層
5とを備えたものを用いることもできるし、これに加え
て防水層4と接着層5との間あるいは防水層4と接着層
6との間に他の何等かの層を介在させたものを用いるこ
ともできる。要はプラスチックフィルムは防水層とこの
防水層を直接的にあるいは間接的に紫外線硬化性樹脂層
に接着する接着層とを有していればよい。
防水層4は紫外線を透過可能であって、伸び率5%以上
の透湿性の少ないフィルムが好ましく、例えば材質はポ
リエチレン、ポリプロピレン、テフロン、ポリ塩化ビニ
リデン等により形成する。
また、接着層5,6は紫外線を透過する材料により形成
したものであって、好ましくは伸び率5%以上のプラス
チックであり、例えば、防水層4の両面にコーティング
、またはフィルムの状態でラミネート接着する。この接
着層5,6を形成する材質として例えばナイロン、エチ
レン酢酸ビニル樹脂、アイオノマー樹脂等の一種又は二
種以上を組合わせたものを用いる。かように防水層4を
形成することによって耐水性の良いライニング層を形成
することができる。さらに紫外線硬化性樹脂を含浸した
基材シート2と防水層4との間に接着層5を介在させる
ことにより、紫外線硬化性樹脂に対する粘着性が悪いポ
リエチレンシートにより防水層4を構成した場合にも防
水層4と基材シート2とを確実にかつ気密に接着するこ
とができる。また接着層6は第4図に示すようにとのラ
イニングシート1を連結して用いる場合に、他方のライ
ニングシート1のプラスチックフィルム3の表面に確実
かつ気密に接着し、ライニングシート1間の連結を確実
にし、この連結部分への水の侵入を防止する。
このプラスチックフィルム3は全体としての伸び率が5
%以上であることが好ましく、5%以下であると被ライ
ニング面に凹凸がある場合、又は被ライニング面が曲面
をなす場合には、紫外線硬化性樹脂が硬化する時に被ラ
イニング面と基材シート2(クッション層)との間及び
基材シート2とプラスチックフィルム3との間に空間を
生じ易い、プラスチックフィルム3の伸び率は20〜1
00%の範囲にあることが特に好ましい。
また、プラスチックフィルム3は全体としての紫外線透
過率が200〜400ナノメータの波長を有する紫外線
ができる限り100%に近く大きいことが望ましいが、
1%以上なら使用可能であり、好ましくは5%以上がよ
い。
さらに、プラスチックフィルム3として紫外線硬化性樹
脂に対し実用に耐える程度の十分な接着力を有し、非水
溶性であり透湿性が小さく、伸び性を有し、更に一定以
上の紫外線透過性を有するもであれば好ましく、例えば
エチレン酢酸ビニルフィルム、アイオマーフイルム等を
も用いることができる。
プラスチックフィルム3の厚みは特に限定されないが、
厚くなると紫外線透過量が減少し、被ライニング面に対
する追従性が減少し、作業性が悪くなる。逆に薄すぎる
と作業時に裂けたり物理的強度が強く好ましくない場合
がある。
また、上記以外のプラスチックフィルムとしては、上記
防水層の単独フィルムに基材シートに含浸する紫外線硬
化性樹脂を塗布したものも用いることができる。このよ
うにポリエチレン等から形成される防水層に紫外線硬化
性樹脂を塗布することにより、基材シートに含浸した紫
外線硬化性樹脂に紫外線を照射して樹脂を硬化すると同
時に防水層を基材シート面に接着硬化することができる
さらに、この場合防水層上面に上記の接着層を積層し、
縁部を重ね合わせてライニングシート間を結合すること
もできる。
上記のライニングシート1を形成するには、例えば、任
意の形状のプラスチックフィルム3上に基材シート2の
基材を載置し、この基材に紫外線硬化性樹脂を流し込ん
で含浸させる。この場合、プラスチックフィルム3とし
て基材シート2の縁部端面またはさらに基材シート2の
周辺の被ライニング面を覆い得るような形状のものを用
いることもできる。
また、その他、ライニングシート1の形成方法としては
、特に限定されないが、例えば第7図に示すように、ロ
ール状に巻回したプラスチックフィルム3をローラ11
を介してローラ12,12間に送り込む。一方、ロール
状に巻回した基材シート2を引出してローラ13を介し
て紫外線硬化性樹脂14を充填した樹脂槽15内に送り
込んで基材シート2に紫外線硬化性樹脂を含浸した後、
基材シート2をローラ1B、1Bによって樹脂槽15か
ら引上げてローラ12,12間に送り込む。    ”
更にロール状に巻回した剥離紙17をローラ18によっ
てローラ12,12間に送り込む。そしてこれ等のロー
ラ12,12間でプラスチックフィルム3と紫外線硬化
性樹脂を含浸した基材シート2及び剥離紙17をラミネ
ート接着して、ライニングシート1を形成する。
また上記構成からなるライニングシート1を保存する場
合には基材シート2に例えば上述したようにして離剥紙
を張合わせておけばよく、このようにすればライニング
シート1を紫外線の当らない場合にて長期に保存するこ
とができ、ライニングシートの量産が可能になる。この
場合にはライニングシート1を水中に入れる前に離剥紙
を剥がし、あるいは水中に入れた後離剥紙を剥がしなか
らライニングシートを被ライニング面に押圧し、その際
被ライニング面上の水分及び気泡を追出しながら接着す
る。
上記の構成からなるライニングシート1によって水中で
ライニングを施す場合には1例えば第1図に示すような
ライニングシート1を被ライニング面の大きさに応じた
大きさないしはそれ以上の大きさに切断する。そして、
第3図に示すようにプラスチックフィルム3の表面を上
にして基材シート2の面を水中横築物7等の被ライニン
グ面8に当接させて、プラスチックフィルム3上から押
圧することによって被ライニング面(被着面)8と基材
シート2との間の水を追出しながら基材シート2を被ラ
イニング面8に貼付ける。その後、保水性のある紫外線
照射装置を用いて紫外線を一定時間照射し、ライニング
シート1の紫外線硬化性樹脂を硬化させてラインニゲ層
を形成する。
なお、被ライニング面8が大きくて1つのライニングシ
ート1によってすべてをライニングできないような場合
には、例えば第4図に示すようにライニングシート1を
順次接続して連結すればよい。
また、プラスチックフィルム3を基材シート2よりも幅
広に形成したライニングシートを用いるときには、上述
のようにしてライニングシートを被ライニング面8に貼
付けた後、第5図に示すようにプラスチックフィルム3
によって基材シート2の端面を覆い、あるいは第6図に
示すようにプラスチックフィルム3によって基材シート
2の端面を覆い更にプラスチックフィルム3を被ライニ
ング面8に接着するようにすればよい。
さらに、ここではライニングシート1を水外で構成した
後水中に入れてライニングを施す例について述べている
が、基材シート2とプラスチックフィルム3とを分離し
て形成して置き、使用するときに基材シート2をまず水
中の被ライニング而8に接着した後、基材シート2にプ
ラスチックフィルム3を接着してライニングシート1を
形成してもよい。
(以下余白) 〔実施例〕 去m二」− (ライニングシートの形成) プラスチックフィルムの一面に基材シートを重ねて貼り
あわせ、この基材シートに上方から紫外線硬化樹脂を流
入して十分に含浸させた。この場合、プラスチッフィル
ム、基材シート、紫外線硬化性樹脂としては各々下記の
ものを用いた。
プラスチックフィルム層 防水層としての厚さ25ミクロンのポリエチレンフィル
11を用い、この防水層の両面に接着層としての厚さ1
0ミクロンのナイロンフィルムを各々ラミネート接着し
たプラスチックフィルム 基材シート(クッション層 厚さ2mmの発泡ウレタン(商品名ユニバーライトスコ
ットHR−50,@ブリシストI2)。
なお、実施例3は基材シートを用いないで紫外線硬化性
樹脂のみで紫外線硬化性樹脂層を形成した。
茅111区化11虹 第1表に示す組成及び配合割合から成る紫外線硬化樹脂
をi!a製した。
(組成及び配合割合) 第1表 なお、この第1表中に示す実施例1〜3で使用した樹脂
Uとしての樹脂U−1、U−2は下記のとおりである。
(樹脂U−1) 0−OCH2CHC1h(hccH=cHz2C 02C (ライトエステルH−168゜ 共栄社油脂工業株式会社製品) (樹脂U−2) 尚、式中n t rrl+ Lは、1以上の整数を表す
(ポリブタジェン MCA−1000−80゜日本石油
化学工業(株)製品) また、この第1表中に示す実施例1〜3で使用したオリ
ゴマー樹脂(反応稀釈剤及び重合開始剤を含む)として
のオリゴマー樹脂0−1.0−2は下記のとおりである
(オリゴマー樹脂0−1) 先ず、゛反応容器にビスフェノールポリプロピレンオキ
サイド(アデカポリエーテルBPx55.旭電化製)1
モル、785gとトリレンジイソシアネート1.2モル
、209g、ジブチルチンラウレーho、Ig、フェノ
キシエチルアクリレート1400g、ハイドロキノン1
gを攪拌しながら仕込む。次に上記の反応容器中を窒素
ガスで置換した後、80℃まで加温し2時間反応させる
次いで、2ヒドロキシエチルアクリレート(反応稀釈剤
)0.4モル、46.4gを加え、更に80℃で2時間
反応させた。そして、赤外線吸収スペクトルでインシア
ネート基がなく反応が終了したことを確認後、2,2ジ
エトキシアセトフエノン(光重合開始剤)50g、微粉
末シリカ350gを加え、均一になるまで2時間攪拌し
てペースト状の粘稠なオリゴマー樹脂を得た。
(オリゴマー樹脂o−2) 微粉末シリカ350gに代えて微粉末シリカ1000g
加えること以外は実施例1と同様にしてオリゴマー樹脂
を得た。
次に、鉄を材料とする水中構築物のライニング箇所をサ
ンドブラストして鉄生地を震出した後、第3図に示すよ
うに実施例1〜3のライニングシートを用い、各々の基
材シート面をライニング箇所に当接すると共にプラスチ
ックフィルムの表面を手で押圧し鉄生地表面部と基材シ
ートとの間に介在する水及び気泡を追い出しながら貼付
した。
その後、保水性のある紫外線照射装置で紫外線を実施例
1〜3の各ライニングシートに30秒間照射して樹脂ラ
イニング層を形成した。
(比較例) 下記の構成から成るライニングシートを上記実施例と同
様にして形成した。
比較例1 プラスチックフィルム:実施例1と同じ基材シート:実
施例1と同じ 含浸樹脂:実施例1で用いたオリゴマー樹脂0−1のも
の(樹脂Uを含有しない もの)を用いた。
友狡涯l プラスチックフィルム:厚さ40ミクロンの単独ナイロ
ンフィルム 基材シート:厚さ1mmのガラス繊維、含浸樹脂:実施
例1と同じ 崖笠五主 プラスチックフィルム:厚さ35ミクロンの単独ポリエ
チレンテレフタレートフィルム基材シート:厚さ1mm
のポリエステル繊維含浸樹脂:実施例2と同じ 比較例4 パテ状樹脂を被ライニング面に塗布した。パテ状樹脂と
しては(株)スリーボンド製(商品名:PANDO20
G)の二液性水中硬化型エポキシ樹脂(主剤:ビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂、硬化剤:変性ポリアミドアミ
ンのパテ状混練物)を用いた。
(比較試験) 実施例1〜3及び比較例1〜4で得られたライニングシ
ートを各々下記の試験に供した。ただし、比較例4につ
いては試験4のみ実施した。
試験1 濡れた鉄表面に対する180°剥離接着強度試験をJI
S  K6854に準じて行なった。
試験2 プラスチックフィルムと基材シートの剥離接着強度試験
をJIS  K6854に準じて行なった・ 試験3 被ライニング面の凹凸の追従性の有無についての確認試
験を行なった。
試験4 塩水噴震試験をJIS  Z2371に準じて行なった
(試験時間: 1000時間、被ライニング材二凹凸あ
る鉄)。
上記の試験1〜3の結果を第2表に示す。
第2表 また、試験4についての試験結果は次のとおりである。
実施例1〜3:腐食なし 比較例1:第2表に示した試験1の結果から分るように
使用した紫外線硬化性樹脂 の濡れた鉄表面に対する密着性が小 さいため剥離接着強度が小さく、ラ イニングシートが被ライニング面か ら剥離し、腐食が発生した。
比較例2ニブラスチツクフイルムの防水層が耐湿性の悪
いナイロンにより構成され ているので防水性が悪く、更に基材 シートを構成するガラス繊維が凹凸 面に追従しないと共に(第2表の試 験3の結果を参照)、ガラス繊維の 被ライニング面に接する面積が大き いために、紫外線硬化性樹脂が直接 被ライニング面に接する面積が全体 的に少ない、そのためライニングシ ートが被ライニング面から剥離し、 腐食が発生した。
比較例3ニブラスチツクフイルムの防水層が固いPET
により構成されているので、 凹凸面に対する追従性が極めて悪く (第2表の試験3の結果を参照)、 ライニングシートが被ライニング面 から剥離し腐食が発生した。
比較例4:腐食、樹脂にヒビ割れ、脱落部所有を確認し
た。また、作業行程中に水 が侵入し、さらに被着面に付着して いる水及び気泡を追い出すことが難 しく、腐食が進んだ。
(作業性評価) 実施例1〜3:非常によい 比較例1:非常によい 比較例2:基材のガラス繊維が被ライニング面の凹凸を
吸収しないためやや悪い。
比較例3ニブラスチツクフイルム(P E T)が伸び
ずシワ発生、被ライニング面に 追従しないために作業性が悪い。
比較例4:パテ状樹脂を塗布するため水中に樹脂が飛散
したり、作業者の衣服等に も付着し、更に塗布作業及び樹脂の 硬化にも長時間を要し作業性が著し く悪い。
上記の試験結果から、上記実施例のライニングシートの
紫外線硬化性樹脂層を構成する紫外線硬化性樹脂は、優
れた水中硬化性を有し1mれた金属表面に対しても高い
剥離接着強度を有し、更に、防水層を構成するプラスチ
ックフィルムに対しても高い剥離接着強度を示し、強い
接着力を有することを確認した。また、特に発泡ウレタ
ンに上記実施例の紫外線硬化性樹脂を含ませて形成した
紫外線硬化性樹脂層に上に、防水層をポリエチレンで形
成したプラスチックシートを接着層を介して設けたライ
ニングシートは、防水性及び凹凸面に対する追従性に優
れ、確実に被ライニング面に接着固定し、優れた防食性
を有することを確認した。
〔発明の効果〕
以上説明したように1本発明によれば、紫外線硬化性樹
脂層上にプラスチックフィルムを設けたので、予め形成
したライニングシートを水中で被着物に重ね、このライ
ニングシートの表面に紫外線を照射することによって基
材シートが硬化して被着面に接着固定されるので、熟練
を要することなく容易且つ高能率で水中構築物等の表面
にライニングを施すことができる。また、基材シートの
表面をプラスチックフィルムにて保護しているので、水
中におけるライニングシート自体の信頼性及び耐久性が
向上する。
また、紫外線硬化性樹脂として有機多塩基酸と分子内に
水酸基を含むアクリレート基を有する化合物とのエステ
ル化合物1分子内にカルボン基酸と(メタ)アクリレー
ト基を有する化合物、各群から選択されるいずれかある
いは2種以上組合わせたものをベース樹脂として構成す
ることによって、優れた水中硬化性を有し、特に被ライ
ニング面(被着面)である鉄等の金属の濡面に対する接
着力を高め、被ライニング面と基材シートとの間への水
の侵入を防止し優れた防食性を有する。さらに、上記紫
外線硬化性樹脂はプラスチックフィルムに対する接着力
も大きいため、基材シートとプラスチックフィルムとの
間の接着力も高め、一層ライニングシートの耐久性及び
被着面に対する防食性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明を実施した水中ライニングシ
ートの一例を示す断面図及び斜視図、第3図及び第4図
は同水中ライニングシートの使用例の説明に供する説明
図、第5図及び第6図は本発明を実施した水中ライニン
グシートの他の異なる例に説明に供する断面図、第7図
はライニングシートの形成方法の説明に供する説明図で
ある。 1・・・ライニングシート 2・・・基材シート   3・・・プラスチックフィル
ム4・・・防水層     5,6・・・接着層8・・
・被ライニング面 第2図 第4図 ど             6 菫7図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 紫外線硬化性樹脂層上にプラスチックフィルムを設
    けた水中ライニングシートであつて、前記紫外線硬化性
    樹脂層を構成する紫外線硬化性樹脂は次の(A)群及び
    又は(B)群から選択されるいずれかあるいは2種以上
    組合わせたものを含有することを特徴とする水中ライニ
    ングシート。 (A)有機多塩基酸と分子内に水酸基を含む(メタ)ア
    クリレート基を有する化合物と のエステル化合物 (B)分子内にカルボン基酸と(メタ)アクリレート基
    を有する化合物 2 紫外線硬化性樹脂を被ライニング面に追従可能な多
    孔質材料に含ませて紫外線硬化性樹脂層を形成した特許
    請求の範囲第1項記載の水中ライニングシート。
JP27313086A 1986-11-17 1986-11-17 水中ライニングシ−ト Expired - Lifetime JPH0771847B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27313086A JPH0771847B2 (ja) 1986-11-17 1986-11-17 水中ライニングシ−ト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27313086A JPH0771847B2 (ja) 1986-11-17 1986-11-17 水中ライニングシ−ト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63126744A true JPS63126744A (ja) 1988-05-30
JPH0771847B2 JPH0771847B2 (ja) 1995-08-02

Family

ID=17523543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27313086A Expired - Lifetime JPH0771847B2 (ja) 1986-11-17 1986-11-17 水中ライニングシ−ト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0771847B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016106275A (ja) * 2007-06-28 2016-06-16 日立化成株式会社 画像表示装置及びその製造方法
KR102356377B1 (ko) * 2021-02-10 2022-02-08 주식회사 힘센기술 지중 관로 전체 보수보강용 수중 접착형 라이너와 하이브리드 경화 방법을 이용한 비굴착 전체 보수 보강 공법
KR20220115506A (ko) * 2021-02-10 2022-08-17 주식회사 힘센기술 지중 관로 부분 보수보강용 수중 접착형 라이너와 하이브리드 경화 방법을 이용한 비굴착 부분 보수 보강 공법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016106275A (ja) * 2007-06-28 2016-06-16 日立化成株式会社 画像表示装置及びその製造方法
KR102356377B1 (ko) * 2021-02-10 2022-02-08 주식회사 힘센기술 지중 관로 전체 보수보강용 수중 접착형 라이너와 하이브리드 경화 방법을 이용한 비굴착 전체 보수 보강 공법
KR20220115506A (ko) * 2021-02-10 2022-08-17 주식회사 힘센기술 지중 관로 부분 보수보강용 수중 접착형 라이너와 하이브리드 경화 방법을 이용한 비굴착 부분 보수 보강 공법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0771847B2 (ja) 1995-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW460387B (en) Decorated sheet
WO2001047707A1 (fr) Materiau multicouche
JPS59193976A (ja) 両面塗布粘着テ−プ
JPH04144798A (ja) 転写シート
JP2017088764A (ja) 電磁誘導加熱用ホットメルト接着シート、それを用いた接着構造物、及び接着構造物の製造方法
JP4236416B2 (ja) シート状補強材及びその製造方法
JPS63126744A (ja) 水中ライニングシ−ト
JPH042610B2 (ja)
JP2001271452A (ja) シート状補強材及び施工方法
JPH0455232B2 (ja)
JPH11207885A (ja) 化粧板及び家具
JP6784109B2 (ja) 粘着剤組成物、及びこれを用いた粘着シート
JP2019166815A (ja) 防食シート及びコンクリート構造物を保護する方法
JP2988546B2 (ja) 両面粘着テープ及びその製造方法
JP2006168255A (ja) 化粧板およびその製造方法
JP3880183B2 (ja) 化粧シート
JP4014802B2 (ja) 複層材料、補強材及びその施工方法
JP4774627B2 (ja) エンボス加工方法
GB2289436A (en) Curable plastic sheet material
JP4594696B2 (ja) 光硬化性プリプレグテープおよびその硬化方法
JPS60245681A (ja) 粘着テ−プ巻回積層体の側面処理方法
JP7114996B2 (ja) 化粧シートおよび化粧部材
JPS62122737A (ja) 水中におけるライニング層の形成方法
JP2017082156A (ja) 電磁誘導加熱用ホットメルト接着シート、それを用いた接着構造物、及び接着構造物の製造方法
JPS6313743A (ja) 紫外線硬化型水中ライニングシ−ト