JPS6311241Y2 - - Google Patents

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JPS6311241Y2
JPS6311241Y2 JP6426483U JP6426483U JPS6311241Y2 JP S6311241 Y2 JPS6311241 Y2 JP S6311241Y2 JP 6426483 U JP6426483 U JP 6426483U JP 6426483 U JP6426483 U JP 6426483U JP S6311241 Y2 JPS6311241 Y2 JP S6311241Y2
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JP
Japan
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base material
waterproof
construction according
waterproof tape
shaped groove
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JP6426483U
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JPS59168440U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、建築用出隅下地材に関する。
従来から建物の外壁下地は筋違いなどの構造材
上に下地材を貼設し、その上にアスフアルトルー
フイング紙などの防水層を設け、さらにその上に
ラス網等を張り、その上から下塗りとしてモルタ
ルを塗着させていた。しかしこの外壁下地施工の
殆んどが現場で行なわれるので、職方の不手際か
ら防水層が破損されたままで施工されたり、又養
生時間を十分とらないで上塗施工を行ない外壁面
にクラツクなどを発生させることがあつた。この
為外壁面から壁内へ雨水が透過し、構造材を腐食
させるなどして究極には建物の耐久性を低下させ
る原因になつていた。
そこで最近は構造用合板に防水シーラー層を設
け、その上にセメント系の無機質層特にセメント
及び水に発泡樹脂粒、パーライト等の軽量骨材や
合成樹脂エマルジヨンを混合してなる混合物層を
配設した構造用外壁下地材が用いられることが多
くなつた。
この構造用外壁下地材は、基板として構造用合
板が用いられているので耐震構造には最適なもの
となり、しかも防水紙やラス網を貼ることなく、
下塗りもあらかじめ施されているので工期は大幅
に縮減される。又混合層の吸水性や緩衝効果が高
いので上塗りモルタルとの密着性が大きくクラツ
クが生ずることも少なく、モルタルの剥離脱落も
生じない。
以上の様に、この種の構造用外壁下地材は従来
の下地施工を一新させるものであるが、第5図a
で示すように外壁出隅部では下地材91,92の
防水層93,94が連続成形されていない為、コ
ーキング材95を充填させなければならない。し
かし両下地材91,92の防水層93,94を連
続成形するように現場でコーキング材95を充填
することは容易なことでなく、むしろ信頼性に欠
ける場合が多い。さらに出隅部先端96を角出し
の納まりとするには別途の治具を必要とし、外壁
仕上げ材を直接吹付け塗布する場合には、あらか
じめ手間のかかる角出しの補修を要する。
一方第5図bに示すように断面略コ字状の挿入
部を有する隅金物96に下地材91,92を挿入
して防水層93,94が露出しない出隅部を構成
することもあるが、これは隅金物96を墨出しし
て正確に固定しなければならず、しかも隅金物部
分のモルタル付着性が低下するので新たに層を設
けなければならない。
この様に従来の下地施工を一新させる上記構造
用外壁下地材を用いても、外壁出隅部の下地処理
が十分でなければ建物の雨仕舞が全体として完全
であるとはいえない。
そこで本考案は上述した出隅部の下地処理を改
善すべく成したものであつて、その目的とすると
ころは、対向した一対の下地材の長辺側傾斜壁を
拡開してV字状溝部を構成し、この溝部に防水テ
ープを貼着した出隅専用の下地材を提供し、これ
により防水性能が十分発揮出来、しかも施工性の
優れた外壁出隅部の下地処理を行うものである。
この目的を達成すべく本考案は、板状基板の表
面に樹脂質やゴム質の防水層を形成し、この防水
層の表面にセメント系の無機質層を配設した一対
の長尺状下地材の長辺側壁を対向させて板状基板
方向に拡開したV字状溝部を構成し、該V字状溝
部に防水テープを貼着したことをその概要として
いる。
以下に本考案の実施例を添付図面に基いて説明
する。
第1図は、本考案に係る建築用出隅下地材の一
部を省略した斜視図である。
基板1は合板、パーテイクルボード、フアイバ
ーボード、木毛板、スレート板などからなり、こ
の表面にアクリル系、ウレタン系、エポキシ系等
の合成樹脂系、あるいはスチレン・ブタジエン・
ラバー、メチル・メタ・アクリレート等の合成ゴ
ム系、あるいはアスフアルト系等の防水性の高い
樹脂がロールコーターなどで塗布されて防水層1
2を形成している。更にこの表面上にはセメント
と水に合成樹脂発泡粒、パーライト等の軽量骨材
や炭酸カルシウム、硅砂等の細骨材、さらに場合
によつては、エチレン・酢ビ系などの合成樹脂、
アスベストや耐アルカリガラス等の繊維類を適宜
選定して混合した無機質層13を平滑に、もしく
は、凹凸をつけながら塗布して、下地材Aを構成
する。
同様にして基板2の表面に防水層22を形成
し、更にこの表面上に上記と同様な無機質層23
を塗布して下地材Bを構成する。これ等両下地材
A,Bの長辺側壁14,24を対向させて配置
し、板状基板1,2の方向に拡開したV字状溝部
3を構成する。このV字状溝部3は、下地材A,
Bの各長辺側壁14,24をあらかじめ約45゜の
傾斜面としておいて、両長辺側壁14,24を突
き合せることにより構成されるものでもよいし、
下地材A若しくはBより幅広の下地材のほぼ中央
を削成して基板方向約90゜に拡開したV字状を構
成するものでもよい。
尚拡開されたV字状の角度は90゜に限定される
ものではなく、出隅部の為す角度にあわせて任意
の角度がとれる。
以上の様に構成されたV字状溝部3にはその溝
に沿つて防水テープ4が貼着され、この防水テー
プ4を介して下地材AとBが連結して出隅用下地
材が構成される。
防水テープ4は、防水性のあるものであれば合
成樹脂系、ゴム系、紙系のいずれのタイプのもの
でも良いが、特にブチルゴム系やゴム、アスフア
ルト系のテープは、防水性が高く、しかも両面粘
着性もあるので製造が容易になり、施工も簡略化
される。またこの場合伸びや破断を防止するため
に多孔性の寒冷紗や不繊布、網体等の補強材5を
設けるとさらに扱い安く良好な結果が得られる。
第2図はV字状溝部3の一部拡大断面図であ
る。防水テープ4はV字状溝部3の溝に沿つて貼
着されているので、長辺側壁14及び24に露出
した防水層12,22と密着する。その為、下地
材AとB間には防水層12−防水テープ4−防水
層22の連続した防水層が構成される。
尚、出隅部に取付けられる前は防水テープ4の
上面に離型紙6が添設されて粘着性能の退化を防
いでいる。
第3図は構造材としての出隅柱7に本考案に係
る建築用出隅下地材が取付けられた状態の横断面
図である。この断面図により出隅下地材の取付施
工を説明する。
まずは、離型紙6を取り除き出隅下地材のV字
状溝部3を閉成して下地材AとBとが略直角とな
るように構成する。そして内角側にある基板1と
2とを出隅柱7の外側面に当接させて釘や接着材
で止着する。
出隅下地材のV字状溝部3が閉成されると下地
材AとBの連結面には防水テープ4による防水層
が形成され、しかも上述したように防水テープ4
は下地材AとBの防水層12,22に密着してい
るので防水層12−防水テープ4−防水層22の
連続した防水層が出隅柱7の外側面に沿つて構成
されることになる。又下地材Aの無機質層13と
下地材Bの無機質層23とが出隅部の角を形成す
る。次いで下地材AとBにそれぞれ板状下地材8
1と82を突き合せて取付ける。このときに出来
る目地をV字状溝部15,16として、そこにコ
ーキング材を充填する。
又第4図は、90゜以上の角度を有する出隅部に
施工された場合の横断面図であるが、第3図同
様、連続した防水層とシヤープな角を形成するこ
とができる。
この様に出隅下地材を取付ければ、出隅部での
防水性が容易に確保され、しかも角出し施工の必
要もない。
又施工現場で多少粗雑に取扱われても、一対と
なる下地材が防水テープで予め接続されているの
で、離ればなれになり紛失することもなく防水性
もこの防水テープが切れない限り、損なわれるこ
とはない。
本考案は以上の様に構成されているので、出隅
部での下地防水処理はコーキング材を現場で充填
することなく極めて簡単に施工することが出来、
しかも見切りの良い出隅部の角が提供出来る。
更に防水テープ上面に離型紙を添設しておけば
ブロツキングを防ぐことができ安心して出隅下地
材を平面的に展開して搬送できるなど、施工期間
の短縮、施工コストの低減等技術的経済的に高い
効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る建築用出隅下地材の一部
省略斜視図、第2図はV字状溝部の一部拡大断面
図、第3図は本考案に係る建築用出隅下地材が柱
に取付けられた状態の横断面図、第4図は本考案
に係る建築用下地材が90゜以上の角度を有する部
分に取付けられた状態の横断面図、第5図a,b
はそれぞれ従来例を説明する横断面図である。 1,2……基板、12,22……防水層、1
3,23……無機質層、3……V字状溝部、4…
…防水テープ、5……補強材、6……離型紙。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 板状基板の表面に樹脂質やゴム質の防水層を
    形成し、該防水層の表面にセメント系無機質層
    を配設した一対の長尺状下地材において、両下
    地材の長辺側壁を対向させて板状基板方向に拡
    開したV字状溝部を構成し、該V字状溝部に防
    水テープを貼着した建築用出隅下地材。 2 前記セメント系無機質層がセメントと合成樹
    脂発泡粒またはパーライトなどの軽量骨材から
    なる実用新案登録請求の範囲第1項記載の建築
    用出隅下地材。 3 前記防水テープを両下地材の防水層に密着さ
    せてV字状溝部に貼着した実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の建築用出隅下地材。 4 前記防水テープがブチルゴムやゴムアスフア
    ルトからなる実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の建築用出隅下地材。 5 前記防水テープが寒冷紗や不織布及び網体な
    どの多孔性補強材により補強されている実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の建築用出隅下地
    材。 6 前記防水テープの上面に離型紙を添設した実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の建築用出隅
    下地材。
JP6426483U 1983-04-28 1983-04-28 建築用出隅下地材 Granted JPS59168440U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6426483U JPS59168440U (ja) 1983-04-28 1983-04-28 建築用出隅下地材

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JP6426483U JPS59168440U (ja) 1983-04-28 1983-04-28 建築用出隅下地材

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Publication Number Publication Date
JPS59168440U JPS59168440U (ja) 1984-11-10
JPS6311241Y2 true JPS6311241Y2 (ja) 1988-04-01

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ID=30194449

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JP6426483U Granted JPS59168440U (ja) 1983-04-28 1983-04-28 建築用出隅下地材

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JPS59168440U (ja) 1984-11-10

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