JPS63107836A - セミクリスタル、クリスタルガラス製造用フリツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 産業上の利用分野 本発明は、攪拌装置を備えるフォアハースにおいて添加
されるセミクリスタルガラスないしクリスタルガラス製
造用フリットに係る。

従来の技術 従来セミクリスタルガラス、クリスタルガラスの製造は
窯単位あるいはルツボ単位で行われていた。しかして、
これらガラスの高い屈折率を得るための添加剤としては
、ＰｂＯが用いられており、通常これらガラスのＰｂＯ
の含有率は６〜２０％程度である。ちなみに出願人が市
販のセミクリスタルガラス、クリスタルガラスＡ−Ｅの
ＰｂＯ含有率、ならびに、これらガラスの品質と深い関
係を有する屈折率および比重を調査した結果は次表のと
おりである。

発明が解決しようとする問題点 従来のような窯単位あるいはルツボ単位の生産では近年
における製品多様化の要求に迅速に対応することが回連
であり、一般のびんガラス等の製造において用いられる
、例えば２５０屯というような、大きい窯においてクリ
スタルガラス等の小口の生産を行う機動的な方法の開発
が要望されていた。しかしながら、これらガラスの高屈
折率を得るための最終ガラス中のＰｂＯ含有率は前記の
ごとく６〜２０％にも達するから、これらのガラスを上
記のような大きい窯においてそのフォアハースにおける
フリットの添加によって製造するとなるとフリットの添
加率は通常２０％程度、実用上最大限３０％程度である
から、フリットを釦単味で考えるならば、非常に高濃度
のＰｂＯフリットが必要であり、フリットの製造はきわ
めて困這なものであった。

発明の構成 問題点を解決するための手段 本発明は上記従来の問題点を解決するために成されたも
のであり１重量比において珪砂１００、ソーダ灰５０〜
８０５石灰２０〜３０、無水硼砂１０〜２０、一酸化鉛
３０〜２２０．炭酸バリウム１〜２２０から成ることを
特徴とするフォアハースにおいて添加されるセミクリス
タル、クリスタルガラス製造用フリットに係る。

作用 本発明フリットは、ｐｂｏとともにＢａＯを混合使用す
ることによりＰｂｏ濃度を低く押さえているから製造は
容易であり、２０％ないし３０％の添加率で済み、得ら
れるガラス中のＰｂＯ＋ＢａＯは６％程度から２０％程
度となるから、その屈折率は、従来のセミクリスタル、
クリスタルガラスのそれが通常のソーダライムガラスの
屈折率ｎｏ＝１．５２に対して１．５３ないし１．５４
程度を求められていたのに比較し、１．５３ないし１．
５５程度であり、その比重は市販のセミクリスタル、ク
リスタルガラスのそれが前記のごとく２．５５ないし２
．８０程度であるのに対して。

２．６０ないし２．８９程度であり、一般市販品と比較
してなんら遜色が無く、むしろ優れた品質を示している
。

実施例 実施例として、次表のごとく、それぞれ１〜７の調合比
のフリットを製造し、これを攪拌装置を備えたフォアハ
ースにおいてそれぞれ示された添加率をもって添加し、
セミクリスタル、クリスタルガラスを製造した。

その結果、最終ガラス中のＰｂＯ＋ＢａＯ濃度。

屈折率および比重はそれぞれ次表のごとくであり、本発
明フリットを連続式タンクのフォアハースにおいて添加
することにより製造されたセミクリスタル、クリスタル
ガラスは市販の釦単味の添加による前記Ａ−Ｅのセミク
リスタル、クリスタルガラスに比し、なんら遜色が無く
むしろ優れたものであった。

発明の効果 本発明フリットを使用することにより、カララント　フ
ォアハースにおいてセミクリスタル、クリスタルガラス
を機動的に製造し得ることとなり。

また、元来フォアハースにおけるフリット添加率はなる
べく低い方が取出し量の向上、ガラスの欠点の発生率の
低下等の観点から好ましいのであるが、本発明に依れば
、ｐｂ○含有率を抑えながら添加率も２０ないし３０％
に抑えられるので、製造上の問題もなく５しかも釦単味
の市販品に比し。

なんら遜色がなく、むしろ優れる製品が得られるので、
その効果はきわめて大きいものがある。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 重量比において珪砂１００、ソーダ灰５０〜８０、石灰
   ２０〜３０、無水硼砂１０〜２０、一酸化鉛３０〜２２
   ０、炭酸バリウム１〜２２０から成ることを特徴とする
   フォアハースにおいて添加されるセミクリスタル、クリ
   スタルガラス製造用フリット