JPS62231473A - フロツピ−デイスクドライブのキヤリツジ駆動機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、磁気ヘッドの位置設定を行なうフロッピーデ
ィスクドライブのキャリッジ駆動機構に関する。

（従来の技術） フロッピーディスクドライブ（以下ＦＤＤと称する）は
、磁気ヘッドを介しフロッピーディスクに対してリード
／ライトする装置である。

通常、磁気ヘッドはキャリッジ内部に搭載され、このキ
ャリッジは第７図に示すような駆動機構により、動作し
ている。すなわち、磁気ヘッドを内部に搭載したキャリ
ッジ１１は、２本のガイド部１２によりガイドバー１３
に支持されている。そして、キャリッジ１１の端部には
板ばね１４の一端が、ねじ等によって取付けられ、板ば
ね１４の他端は１個のボールベアリング１５を介して、
リードスクリュー１Ｇと係合しているものである。

このリードスクリュー１６はステッピングモータｌ７の
回転を伝えるもので、リードスクリューＩＢの外周面は
螺旋状の溝部１８１を形成している。そして、この溝部
１６１にボールベアリング１５を配置し、このボールベ
アリング１５が溝部１［ｉ１上を追従するようにして移
動することにより、キャリッジ１１がガイドバー１３に
沿って移動する。

第８図は第７図に於けるＦＤＤのキャリッジ駆動機構の
断面図を示したもので、板ばね１４の一端はリードスク
リュー１６の溝部　１６１と係合している。

ここで、板ばね１４をリードスクリュー１６に押し当て
る（同図で下向の力）ため、板ばね１４に適当な荷重を
加える。すなわち、キャリッジ１１に板ばね１４を固定
させる際、板ばね１４の取付は部分にシム１８を入れ、
荷重の調節を行なっていた。このシムＩ８はキャリッジ
１１の停止位置精度に大きな影響を与えるものである。

このようなＦＤＤのキャリッジ駆動機構では、ボールベ
アリング１５と溝部ｌｅｔによって起きるバックラッシ
のため、キャリッジ１１の停止位置に誤差が生じる。

また、組立てに際しては、板ばね１４等の駆動部の連結
部分取付は位置の正確さ、及びシム１８の調節のような
接触圧力等、細心の注意を必要とするため、作業は熟練
を要し、困難であった。

更に、ＦＤＤの高密度化によるフロッピーディスクの小
形化と、トラックの本数増加に伴ってトラックのピッチ
を小さくすることにより、磁気ヘッドの停止位置に於け
る精度の向上を必要とする。

これによってトラック毎の停止位置は、繰返し精度及び
正逆両方向からの移動等に対しても、更に正確となるこ
とが要求される。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は上記のような点に鑑みてなされたもので、組立
て作業を容易化して、且つ繰返し精度及び正逆両方向に
よるキャリッジの停止位置が正確であるＦＤＤのキャリ
ッジ駆動機構を提供することを目的とする。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） すなわち本発明はニスチッピングモータからの回転駆動
を直線運動に変換してキャリッジを駆動させる板ばねが
、リードスクリューを中心軸として対向するように配置
された少なくとも２個のボールベアリングを介在して、
リードスクリューの外周部に於いて、このリードスクリ
ューと係合されたことを特徴とする。

（作用） 本発明のＦＤＤのキャリッジ駆動機構は、ステッピング
モータによる回転駆動を直線運動に変換してキャリッジ
を移動するものである。上記ステッピングモータの回転
をリードスクリューに伝え、このリードスクリューに形
成された螺旋状の溝部、及び上記リードスクリューを中
心軸として対向する少なくとも２個のボールベアリング
を介して上記リードスクリューと係合した板ばねによっ
て、上記回転駆動を直線運動に変換する。そして、上記
板ばねの一端を固定した上記キャリッジが、ガイドバー
に沿って直線的に移動、停止の動作を行なうものである
。

（実施例） 以下図面を参照して本発明の一実施例を説明する。第１
図は本発明の一実施例に係るＦＤＤのキャリッジ駆動機
構の構成を示したもので、第２図は第１図に於ける駆動
機構の断面図である。

磁気ヘッド等を内部に搭載するキャリッジ１１は、その
側面に形成された２個のガイド部１２によってガイドバ
ー１３に支持されている。キャリッジ１１の端部には、
板ばね１９の一端がねじ等で固定されている。そして、
この板ばね１９の他方端は、２個のボールベアリング１
５を介在してリードスクリュー１６と係合されている。

ここで、板ばね１９のリードスクリュー１［１側の片は
、このリードスクリューＩＢの中心を径の中心として外
周部に、開口面を有した中空の円筒状に形成されている
。すなわち、キャリッジ１１の固定部分からリードスク
リュー１Ｇに向かって直線状に延び、リードスクリュー
１６に保持される部分は、これを覆うように円弧状に形
成されているものである。

板ばね１９とリードスクリュー１６の間には、２個のボ
ールベアリング１５を介在させている。このボールベア
リング１５は、リードスクリュー１６を中心軸として対
向するようにして、リードスクリュー１６の外周面に形
成された螺旋状の溝部１６１に配置されている。そして
、リードスクリュー１Ｇはステッピングモータ１７に直
結されているものである。

このように構成されたＦＤＤのキャリッジ駆動機構は、
ステッピングモータ１７の回転駆動により、直結された
リードスクリュー１６が回転する。そして、このリード
スクリュー１Ｂの回転運動により、溝部１６１が回転し
、溝部１６１上に配されたボールベアリング１５も溝部
ｔｅｔ上を追従するようにして移動する。

この際、ボールベアリング１５は板ばね１９によって、
リードスクリュー１６に対する相対的な位置が保持され
ている。このため、リードスクリュー１６の回転方向に
は移動できず、軸方向にのみ移動する。すなわち、リー
ドスクリュー１Ｇの回転運動により、ボールベアリング
１５が溝部１８１に沿ってリードスクリュー１６の軸方
向に移動し、直線運動を行なう。

こうしてステッピングモータ１７の回転駆動を直線運動
に変換し、板ばね１９がリードスクリュー１６上を移動
するものである。そして、板ばね１９の他端に固定され
たキャリッジ１１は、ガイド部１２によってガイドバー
１３上に沿って、板ばね１９の直線運動の移動に伴い、
図示されないトラック上を移動する。

ここで、第３図に於ける板ばね１９の内径ｐは、ボール
ベアリング１５の外径及び溝部１（ｉｔの谷径とにより
決定する。これは、板ばね１９がボールベアリング■５
を保持し、且つボールベアリング１５に適切な圧力を与
えるためのもので、リードスクリュー１８は２個のボー
ルベアリング１５に挟まれて、所定の圧力を得るもので
ある。したがってこの圧力は部品精度によって決まるた
め、キャリッジ１１の取付は面の角度誤差による影響が
少なく、従来のような荷重による：Ｊｓ節が不要となる
。

また、ボールベアリング［５と溝部１８１によって起こ
るバックラッシは、次のようにして改善することが可能
である。

第３図及び第４図に於いて、溝部１８１の上部と下部に
各々配されたボールベアリング１５の、リードスクリュ
ー１６の軸方向に対して垂直な面に於ける中心線間距離
を１とする。そして、この中心線間距離ｌをリードスク
リュー１６のリード角θによる寸法差より小さくする。

すなわち、この中心線間距離ｌを、板ばね１９の上部と
下部に形成された、ボールベアリング１５それぞれの保
持穴部の中心間距離りより大きくする。このため、中心
線間距離１と中心間距離りを廓しくするような力が加わ
り、板ばね１９が２個のボールベアリング１５を、矢印
Ａ及び矢印Ｂの方向の溝部ｌｏｔに押しつけるものであ
る。

このようにして、ボールベアリング１５と溝部１６１間
のバックラッシは著しく改善でき、トラック毎の停止位
置による繰返し精度、また正逆両方、向の移動に対する
停止位置の誤差も改善できる。

同実施例では、ボールベアリング１５を２個使用した場
合について示したが、これは例えば第５図に示すように
３個、あるいはそれ以上であっても、３個、あるいはそ
れ以上のボールベアリング１５のうち、少なくとも２個
がリードスクリューＩＢを中心軸として対向するような
位置に配置されていれば、同様に実施できる。

この場合に於いても、キャリッジ駆動の伝達構造の動作
は、ボールベアリング１５が２個の場合と同様である。

ステッピングモータ１７の回転駆動を、リードスクリュ
ー１８上の溝部１６１．３個のボールベアリング１５、
及び板ばね２０で直線運動に変換し、キャリッジ１１を
移動させるものである。

更に、リードスクリュー１６を中心軸として対向するよ
うな位置の溝部ｌｏｔにボールベアリング１５を配置さ
れていれば、第６図に示すように中空の角柱状の一部に
開口面を有した形状の板ばね２１でも良いものである。

この場合もボールベアリング１５の数は、少なくとも２
個使用してバックラッシの改善を図っている。そして、
その動作は上述の例と同様で、ステッピングモータ１７
の回転駆動を、リードスクリュー１６上の溝部１６１．
３個のボールベアリングＩ５、及び板ばね２１で直線運
動に変換し、キャリッジ１１を移動させるものである。

［発明の効果コ 以上のように本発明によれば、ジム等を使用せず、板ば
ね単品によってボールベアリングとリードスクリュー間
に適切な荷重を加えることができるため、組立て、調節
作業が不要となる。また、少なくとも２個のボールベア
リングを有することによって、リードスクリューのバッ
クラッシを著しく改善できるため、磁気ヘッドの停止位
置のヒステリシスを解消することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るＦＤＤのキャリッジ駆
動機構の構成を示した斜視図、第２図は同駆動機構を側
面から見た断面図、第３図は第１図及び第２図に於ける
板ばねを説明する図、第４図はバックラッシの改善の説
明をする図、第５図は他の実施例でボールベアリングを
３個使用した例を示した図、第６図は更に他の実施例で
中空の角柱状の一部に開口面を有した板ばねを使用した
例を示した図、第７図は従来のＦＤＤのキャリッジ駆動
機構の構成を示した図、第８図は同駆動機構を側面から
見た断面図である。 １１・・・キャリッジ、１４．１９．２０．２１・・・
板ばね、１５・・・ボールベアリング、１６・・・リー
ドスクリュー、１６１・・・溝部。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第３図　　　　第４図 第５図　　　　第６図 Ｗ、７図　　　　第８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. リードスクリューの回転駆動を直線運動に変換する板ば
   ねを備え、上記リードスクリューの回転駆動によりキャ
   リッジを駆動するフロッピーディスクドライブのキャリ
   ッジ機構に於いて、上記板ばねは、一端が上記キャリッ
   ジに固定され、他方端は上記リードスクリューの溝部に
   配置された少なくとも２個のボールベアリングで、この
   ボールベアリングのうち上記リードスクリューを中心軸
   として対向するように配置された少なくとも２個の上記
   ボールベアリングを介在して、上記リードスクリューに
   係合されたことを特徴とするフロッピーディスクドライ
   ブのキャリッジ駆動機構。