JPS6218618B2 - - Google Patents

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JPS6218618B2
JPS6218618B2 JP59031436A JP3143684A JPS6218618B2 JP S6218618 B2 JPS6218618 B2 JP S6218618B2 JP 59031436 A JP59031436 A JP 59031436A JP 3143684 A JP3143684 A JP 3143684A JP S6218618 B2 JPS6218618 B2 JP S6218618B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zinc alloy
hot
plating
present
dip galvanizing
Prior art date
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Expired
Application number
JP59031436A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60177158A (ja
Inventor
Susumu Yamamoto
Tsutomu Tominaga
Tsuneo Suzuki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Mining Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Mining Co Ltd filed Critical Nippon Mining Co Ltd
Priority to JP3143684A priority Critical patent/JPS60177158A/ja
Publication of JPS60177158A publication Critical patent/JPS60177158A/ja
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  • Coating With Molten Metal (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は溶融亜鉛めつき用亜鉛合金に係り、
特に鉄鋼材料の表面を溶融亜鉛めつきするのに用
いた場合に優れた加工性を示す亜鉛合金に関する
ものである。 従来、大気中で鉄鋼材料の表面を溶融亜鉛めつ
きするのに用いられる亜鉛地金は、一般的には1
%程度のPbを含有する蒸留亜鉛1種が用いられ
る。また、溶融亜鉛めつき鋼は10年から50年程度
の長期の耐食性を保証するため亜鉛付着量が350
g/m2から1000g/m2程度の厚付けであり、この
めつき層はFe―Zn合金化反応によるFe―Zn合金
層とZn層の2層から形成される。純亜鉛はHB42
〜48で軟質であるが、六方晶系で加工性が乏しく
鋳造状態では伸びが皆無であり常温加工は困難で
ある。 また、めつき層のFe―Zn合金層における
Zn93.7〜94.2%のζ(ZETA)化合物は単斜晶
系、Zn89〜93%のδ(DELTA ONE)化合物
は六方晶系で何れも硬く加工性が乏しい。 近年、住宅等建築資材に軽量鉄骨および薄肉鋼
管の溶融亜鉛めつき製品が広く採用さるに至つた
が、折り曲げ加工時にめつき被膜の剥離現象によ
るトラブルが多発しているのが現状である。 本発明者等は、上述のような観点から鉄鋼材料
の表面に溶融亜鉛めつきを施した場合に良好な美
観を有し、かつ、特に折り曲げ加工によつてめつ
き被膜の剥離がない溶融亜鉛めつき用亜鉛合金を
開発すべく鋭意研究した結果、高価なアルミニウ
ムを多量に使用せずに折り曲げ加工性の優れた亜
鉛合金を見出した。 すなわち、本発明はAl0.8〜3.0%を含有し、Si
を0.01〜0.1%含み、更に不可避不純物からなる
ことを特徴とする加工性の優れたどぶ漬けめつき
用の溶融亜鉛めつき用亜鉛合金を提供する。 以下本発明について詳細に説明する。 この発明の溶融亜鉛めつき用亜鉛合金におい
て、Al、Siの含有量を上記のとおり限定した理由
を説明する。 本発明の対象物は連続溶融亜鉛めつきと異な
り、大気中で行われる溶融亜鉛めつき(所謂どぶ
漬けめつき)を対象としているため、連続溶融亜
鉛めつきで要求される添加量と異る点がある。 (a) Al Al成分には、上記のように鉄鋼材料の溶融亜
鉛めつき面に形成された脆いFe―Zn合金層の発
達を抑制する作用があるが、その含有量が0.8%
未満では好ましい加工性が得られないため0.8%
以上の含有が必要である。また、3.0%を超えて
含有させても加工性にはより一層の効果が得られ
ないばかりでなく、溶融温度が高くなりどぶ漬け
用亜鉛めつき用には、好ましくなく、製造コスト
も高くなるのでその含有量を0.8から3.0%と定め
た。 (b) Si Si成分にはめつき層中のAl濃度を均一に、その
含有量が0.01%未満では所望の改善効果が得られ
ず、一方0.1%を超えて含有させてもより一層の
改善効果は得られないばかりでなく、曲げ加工性
を悪化し、更には酸化が激しくなり操業が行い難
くなることから、その含有量を0.01〜0.1%と定
めた。 なお、本発明の亜鉛合金において不可避不純物
としてのPd、CdおよびSnの含有量がそれぞれ
0.01%を超えると耐粒界腐食性が急激に劣化する
ようになることから不可避不純物としてのPd、
CdおよびSnの許容上限値をそれぞれ0.01%とし
なければならない。 以上のように、本発明を実施することにより以
下のような効果が得られ、従来のどぶ漬け用の溶
融亜鉛めつきでは見られなかつた低アルミニウム
で、かつ曲げ加工性の高い亜鉛合金を提供し、操
業も安定し、浴温度を極端に高くする必要がな
く、製造コストも安価にすることを可能とする。 次に、本発明の亜鉛合金を実施例により比較例
と対比しながら説明する。 実施例 それぞれ第1表に示される成分組成(ただし、
不可避不純物としてのPd、CdおよびSnの含有量
はそれぞれ0.01%以下)を有する亜鉛合金のめつ
き浴を用意し、次いで浴温度460℃を有する前記
めつき浴中にそれぞれZnCl2―NaF(KF)系フラ
ツクス、(Zn単独めつきはZnCl2―NH4Cl系フラツ
クス)で処理した厚さ0.4%を有する鋼板を10秒
間浸漬することによつて鋼板表面に片面厚さ20μ
mを有する本発明亜鉛合金めつき1、比較亜鉛合
金めつき1〜4およびZn単独めつき1からなる
めつき層をそれぞれ形成した。 次にこの結果得られた本発明亜鉛合金めつき鋼
板1、比較亜鉛合金めつき鋼板1〜4および従来
の亜鉛めつき鋼板1(Zn―1.05%、Pd―0.06%、
Cd―0.035%Fe)に対して、OTおよび2T曲げ試
験を行い、めつき被膜の割れやめつき層の剥離現
象の有無を調査し、また5%NaCl、温度35℃、
試験時間500時間の条件で塩水噴霧試験を行い、
試験後の腐食減量を測定した。 この結果を第1表に合せて示した。 第1表に示される結果から明らかなように、曲
げ加工性はSiを含有せず、含有してもこの発明の
範囲から外れた比較亜鉛合金めつき1〜4におい
ては所望の曲げ加工性を示さず、また従来亜鉛め
つき1のめつき層はいずれも優れた曲げ加工性を
示している。 また、塩水噴霧試験による腐食減量は本発明亜
鉛合金めつき1と比較亜鉛合金めつき1〜4とで
は大きな差異が認められなかつたが、従来の亜鉛
めつき1よりも著しい減少を示した。 上述のように、この発明の亜鉛合金は特に鉄鋼
材料の溶融亜鉛合金めつきに使用した場合に、極
めて優れた曲げ加工性を示すものであり、従つ
て、この発明の亜鉛合金によつてめつきされた鉄
鋼材においては、折り曲げ加工時にめつき層の割
れや剥離現象が皆無となることから、その信頼性
は極めて高いものであり、しかも鉄鋼材料の長期
に亘る使用寿命も確保されるようになる等、工業
上有用な効果をもたらすのである。 【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 Al0.8〜3.0%を有し、Siを0.01から0.1%を含
    有し、更に不可避不純物からなることを特徴とす
    る加工性の優れたどぶ漬けめつき用の溶融亜鉛め
    つき用亜鉛合金。
JP3143684A 1984-02-23 1984-02-23 溶融亜鉛めつき用亜鉛合金 Granted JPS60177158A (ja)

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