JPS62139470A - フアクシミリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明は、多くの伝送機能を備えたファクシミリ装置に
関する。

［従来技術］ 一般に、ファクシミリ装置には、画像を入力するときの
線密度や宛先に伝送するときの符号化方式等の伝送機能
のおのおのに複数の条件があり、それらの伝送条件の設
定は、伝送する原稿の内容等に基づいてオペレータによ
って手作業にて行なわれている。また、通常ファクシミ
リ装置に設定した伝送条件は操作部から変更しない限り
は継続したままである。

したがって、例えば、あるオペレータが原稿を高解像度
である宛先に伝送したのちに、別なオペレータが標準の
解像度で別な宛先に原稿を伝送しようとした場合、後者
のオペレータが伝送するときにはファクシミリ装置の解
像度が高解像度のままになっている。

そのために、後者のオペレータが原稿をセットして宛先
の電話番号等を入力し、解像度を標準に変更するのを忘
れてスタートキーをオンすると、その原稿は高解像度で
読み取られた状態で宛先に伝送されるので、そのオペレ
ータが意図したものよりも伝送時間が多くかかり、オペ
レータにストレスを与えるという不都合を生じていた。

［目的］ 本発明は、上述した実情に鑑みてなされたちのであり、
オペレータが伝送条件の設定を忘れても。

適切な伝送条件を自動的に設定することができるファク
シミリ装置を提供することを目的としている。

［構成］ 本発明は、この目的を達成するために、複数の宛先につ
いて伝送条件の設定状況の履歴を記憶しておき、過去に
最も設定頻度が高い伝送条件を伝送機能に設定している
。

以下、添付図面を参照しながら本発明の実施例を詳細に
説明する。

第１図は１本発明の一実施例にかかるファクシミリ装置
を示したものである。

同図において、スキャナｌは送信原稿を標準の解像度と
高解像度の２種類のいずれかで送信原稿を読み取ること
ができる周知のものであり、プロッタ２は受信画像を標
準の解像度と高解像度の２種類のいずれかで記録するこ
とができる周知のものである。

システム制御部３は、このファクシミリ装置の全体を制
御するものであり、スキャナｌからの読取画信号が加え
られるとともに、受信画像に対応した記録画信号をプロ
ッタ２に出力する。また、伝送機能への伝送条件の設定
状況の履歴等を記憶するパラメータメモリ４およびその
ワークエリアをなすワークメモリ５を備えている。

パラメータメモリ４は、不揮発性のメモリであり１例え
ばバッテリバックアップされたＣＭＯ３ＲＡＭ、ＮＶＲ
ＡＭ、あるいは、磁気バブルメモリ等によって構成する
ことができる。

操作表示部６は、このファクシミリ装置をオペレータが
操作するためのものであり、複数の操作キーおよび表示
器等から構成されている。その操作信号はシステム制御
部３に出力され、また１表示データはシステム制御部３
から与えられる。

通信制御部７は、画情報の圧縮伸張処理、所定の伝送手
順、および、伝送情報の変復調処理等を実行するもので
あり、網制御装置８を介して伝送回線（公衆電話回線網
）に接続されている。伝送機能に設定された伝送条件お
よび送信画情報はシステム制御部３から加えられ、また
、復元した受信画情報をシステム制御部３に出力してい
る。

第２図は、操作表示部６の構成例を示している。

同図において、６ａはファクシミリ装置の送信動作等を
開始させるためのスタートキー、６ｂはコピー動作を開
始させるためのコピーキー、６ｃはファクシミリ装置の
動作を停止させるためのストップキー、６ｄは電話番号
等の数値データを入力するためのテンキー、６ｅはテン
キー６ｄの入力モードを電話番号を入力する電話番号入
力モードに設定するための電話番号モードキー、６ｆは
テンキー６ｄの入力モードを短縮ダイアルを入力する短
縮ダイアルモードに設定するための短縮ダイアルモード
キー、６ｇはテンキー６ｄから入力したデータを取り消
すためのクリアキー、　６ｈは各種の情報を図形文字と
して表示するための文字表示器、６１は各種のモード（
伝送機能）を設定するためのモードキーである。

また、文字表示器６ｈは上部に現在時刻、ファクシミリ
装置からオペレータへのガイダンス情報等の各種メツセ
ージ等が表示され、その下部にはモードキー６１による
各種のモードの設定状況が表示される。

システム制御部３は１例えば送信原稿の解像度等の伝送
条件の履歴を、次のような表の形式でパラメータメモリ
４に記憶している。

老ま ただし、ここで表中の０は標準の解像度で伝送したこと
をあられし、１は高解像度で伝送したことをあられす。

また、この場合には８回分の伝送履歴が記憶されており
、新しいデータを記憶するときには、各履歴データを左
に１ビツトシフトして最も左に記憶する。したがって、
９回目以降からは最も古い右端の履歴データを掃き出し
て、新しいデータを左詰めに入力していく。

これによって、複数の宛先のおのおのについて過去の解
像度の設定状況がわかる。すなわち、履歴データの０の
数が１の数よりも多い宛先については、過去に標準の解
像度で伝送している場合が多いので、標準の解像度が設
定される頻度が高く。

その宛先に対するオペレータの所望の解像度が標準の解
像度であることが予測でき、このときには標準の解像度
を設定する。また、逆に、履歴データの１の数がＯの数
よりも多い宛先については、高解像度を設定する。

以上の構成で、オペレータがスキャナ１に送信原稿をセ
ットして宛先をテンキー６ｄから入力したことを考える
と、このとき、第３図に示したように、待機状態におい
て宛先入力がなされたことを検出するための判断１０１
の結果がＹＥＳになり、システム制御部３はパラメータ
メモリ４に当該宛先の履歴データが記憶されているかど
うかを調べる（判断１０２）。

この判断１０２の結果がＹＥＳになるときには、その宛
先に対する履歴データをパラメータメモリ４の記憶内容
から検索しく処理１０３）、この検索してきた履歴デー
タに含まれている０の数と１の数を検索する（処理１０
４）。

そして、Ｏの数が１の数よりも大きいがどうかを判断し
く判断１０５）、この判断１０５の結果がＹＥＳの場合
には、解像度を標準に設定しく処理１０６）、判断１０
５の結果がＮｏの場合には解像度を高解像度に設定しく
処理１０７）　、その設定したモードを文字表示器６ｈ
に表示する（処理１０８）。

ここで、オペレータがその表示を見てそれが所望のもの
と違っていた場合にはスタートキー６８をオンする前に
モードを変更するので、スタートキー６ａがオンされる
前にモードが変更されたときにはその変更されたモード
に設定内容を変更するとともに表示内容をその変更した
ものに変更する（判断１０９、処理１１０、判断１１１
）。

そして、スタートキー６８がオンされて判断１１１の結
果がＹＥＳになると、その設定された解像度でスキャナ
ｌを作動してセットされている送信原稿の画像を読み取
らせるとともに、宛先情報を通信制御部７に転送すると
同時に伝送手順を開始させ。

所定の送信処理１１２を実行する。

送信原稿の伝送を終了すると、そのときに設定され、た
解像度に対応したデータを履歴データに追加して履歴デ
ータを更新する（処理１１３）。

この処理１１３では、それまでに履歴データが記憶され
ている宛先については、上述したように履歴データの最
も古いものを掃き出すとともに新しい履歴データを追加
し、初めて伝送された宛先については、履歴データを新
たに生成する。

このように新たに生成するときの履歴データの内容は、
次の表２のように設定される。

退遣 このように、生成時における履歴データとして、交互に
０と１を並べたものを用いているので、この時点では０
と１の数が同数であり、これ以降１回でも伝送したとき
には、そのときに伝送したモードに履歴データが偏るの
で、オペレータの選択状況が直ちに履歴データに反映さ
れ、ファクリミリ装置の使い勝手が向上する。

ところで、上述した実施例では２つの履歴データをＯと
１の２状態であられしていたので、３つ以上の伝送条件
をとりうる伝送機能（例えば伝送手順等）の履歴を記憶
することができないが、かかる場合には、そのとりうる
伝送条件の数をあられすことのできるビット以上のデー
タで履歴データの１桁を構成すればよい。またその場合
、システム制御部３における処理単位のビット長である
バイトあるいはワードで、履歴データの１桁を構成する
ことができる。

そして、かかる場合には、新たに生成するときの履歴デ
ータの内容は、次の表３に示したものにするとよい。

担 ユニで、Ｆは当該宛先への伝送回数が８未満の場合に、
履歴データの末尾を示すためのコード情報である。また
、このときには２桁目がら８桁目までの履歴データは使
用されないので、その値は任意でよい。

そして、１回以上の伝送があると、その伝送で設定され
たモードに対応するデータを左の桁から順次詰め、それ
とともに最も右のデータを掃き出す。

このようにして、３つ以上の伝送条件が設定される伝送
機能の履歴データを記憶することができる。

なお、ファクシミリ装置の他の機能は、本発明と直接関
係しないので、その説明を省略する。

［効果］ 以上説明したように、本発明によれば、複数の宛先につ
いて伝送条件の設定状況の履歴を記憶しておき、過去に
最も設定頻度が高い伝送条件を伝送機能に設定している
ので、オペレータが伝送条件の設定を忘れても、適切な
伝送条件を自動的に設定することができ、所望の画像伝
送を実現することができるという利点を得る。また、伝
送条件を設定する手間を削減することができるという利
点も得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例にかかるファクシミリ装置の
概略構成を示したブロック図、第２図は操作表示部の構
成例を示した平面図、第３図は送信時に実行する処理の
一例を示したフローチャートである。 ３・・・システム制御部、４・・・パラメータメモリ。 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １つの伝送機能に複数の伝送条件を設定可能なファクシ
   ミリ装置において、複数の宛先について複数回の伝送時
   における上記伝送条件の設定状況を記憶する履歴記憶手
   段と、上記履歴記憶手段の記憶内容に基づき過去に最も
   設定頻度が高い上記伝送条件を判別してそれを当該伝送
   機能として設定する制御手段を備えたことを特徴とする
   ファクリミリ装置。