JPS6178016A - 密封型接点装置 - Google Patents

密封型接点装置

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JPS6178016A
JPS6178016A JP20240284A JP20240284A JPS6178016A JP S6178016 A JPS6178016 A JP S6178016A JP 20240284 A JP20240284 A JP 20240284A JP 20240284 A JP20240284 A JP 20240284A JP S6178016 A JPS6178016 A JP S6178016A
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JP
Japan
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arc
contact
sealed
contacts
hydrogen gas
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JP20240284A
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English (en)
Inventor
守 立野
晃 本山
戸口 武彦
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野] 本発明は、電磁開閉器・リレー等のパワー負荷用開閉機
器に応用可能な密封型接点装置に関する。
(背景技術] 一般的に開閉機器は、その電流遮断領域から見て、IA
以下の微弱電流(通称ドライサーキット)用開閉機器、
1乃至5A程度の抵抗負荷制御用開閉機器、5乃至30
A程度のパワー負荷(小容量誘導負荷等)用開閉機器及
び3OA以上の中大容量負荷若しくは特定負荷用開閉機
器に分類される。これらの内で需要の最も多いパワー負
荷用開閉機器は、開閉時のアークにより接点溶着や接点
消耗等が促進され、その電気的寿命は10万回乃至10
0万回程度しか得られないのが現状である。しかし需要
者からは、メインテナンスフリーで100万回以上の電
気的寿命が要求されている。
この要求に対応するため、接点材料や高速接点開極駆動
機構等において種々の研究がなされているが、未だ需要
者の満足が得られる提案はなされていないのである。
また、接点材料や高速接点開極駆動機構等とは別の観点
から耐アーク性能(アーク消弧能力)を向上させたもの
として密封型接点装置を用いたマーキュリ−リレーがあ
る。すなわち、毛細管現象によって供給される水銀で接
点を濡らすことにより接触安定性を、17乃至20気圧
で封入した高純度水素ガスによりその冷却力を利用して
アークの消弧能力をそれぞれ高めるものである。このも
のは、開閉電流が5八を越えると、接点開閉時における
水銀の蒸発量が増大して接点への水銀の供給が十分に行
えなくなり、従って接点消耗や接点溶着を惹起して電気
的寿命を大幅に低下することとなるため、電流遮断領域
が5乃至30A程度のパワー負荷用開閉機器では実用化
が困難であった。
[発明の目的] 本発明は上記の点に鑑みてなしたものであってその目的
とするところは、アーク消弧能力を高めて接点消耗量を
決定する電流・アーク時間積を極めて小さくし、もって
電気的寿命を頗る向上させ得る密封型接点装置を提供す
るにある。
[発明の開示] 本発明に係る密封型接点装置は、窒素を混合した水素ガ
スを少なくとも1気圧にして密封容器に封入することに
より、アーク消弧能力を高めて接点消耗量を決定する電
流・アーク時間積を極めて小さくし、もって電気的寿命
を頗る向上させ得るものである。
(実施例) 以下本発明の一実施例を第1図乃至第3図に基すいて説
明する。
1は密封容器で、ガラス又はセラミック等にて有底円筒
状に形成されたケース2とケース2の開口部を塞ぐダイ
ヤフラム3とにより構成される。
4は固定接点5を設けてケース2の底部2aに密封的に
貫通固着された固定電極、6は固定接点5に接離する可
動接点7を設けてダイヤフラム3の中央に密封的に貫通
固着された可動電極で、これら両電極4.6は無酸銅あ
るいは脱酸銅にて棒状に形成されて同軸上に配設される
8は各接点5,7に近接しかつ相互に対向するよう両電
極4,6に設けたアークホーンで、両接点5.7と略同
幅を有し、かつ両側を開き気味に折曲形成され相対向し
ている。9は両接点5.7間に発生したアークをアーク
ホーン8間に移行、引伸しする磁気駆動手段で、コ字状
のヨーク10と永久磁石1)にて構成される。すなわち
、ヨーク10はその対向片10aが両接点5.7の直径
より十分に大きい対向間隔を有しており、両接点5.7
及びアークホーン8を挟むようにしてその連結片4bが
ケース2の底部2aに固着される。
さらに両対向片伽aの先端内面には、両接点5゜7に近
接しかつ相対向する永久磁石1)が接合される。この永
久磁石1)は相対向する方向にN極、S穫が着磁されて
いる。
12はセラミ−/りにて形成された弧絡防止絶縁板で、
両接点5.7及びアークホーン8と磁気駆動手段9間に
配設され、アークによる永久磁石1)のtM傷や磁気駆
動手段9を介しての弧絡を防止する。
13は可動電極の駆動手段である電磁石装置で、コイル
14と、吸引面15aを有してコイル14の内周の一方
側に固定された固定鉄心15と、固定鉄心15の吸引面
15aに対し所定間隙を介して対向する被吸引面16a
及び被吸引面16aの反対側に延出する駆動部16bを
有してコイル14の内周にて軸方向移行可能に支持され
た可動鉄心16と、可動鉄心16を固定鉄心15から離
反させる方向にばね付勢すべく可動鉄心16の被吸引面
16aと固定鉄心15の吸引面15a間に圧縮弾装され
た復帰ばね17とよりなる。
18は駆動レバーで、中間部が軸19にて枢支され、一
端18aが電磁石装置13の駆動部16bに他端18b
が可動電極6にそれぞれ連結される。
次に、本発明の要部について詳述すると、密封容器l内
にはN2(窒素)を望ましくはO乃至40%混合したN
2(水素ガス)Gを1乃至100気圧にして封入しであ
る。
一般的にアーク消弧能力を高めるには、接点開離動作を
高速にしかつアークを磁気駆動手段によりアークホーン
に移行させ、そしてアークホーンにて引伸し高アーク電
圧を得るようにしている。
つまり、アークの移行が高速で行われるならば必然的に
アークの引伸し量も増えて高アーク電圧が得られる。そ
こで、我々はアークが存在する雰囲気に着目し、アーク
の移行が高速で行える雰囲気、すなわち気体(ガス)を
見出すべく実験した。
第2図はガスの熱伝導率とアーク移行時間の関係を示す
曲線である。この熱伝導率(横軸)は、A(アルゴン)
とHe(ヘリウム)の混合比を変えて実現したもので、
0°CにおいてAを50.25.0%とするとその熱伝
導率はそれぞれ20.6,32.8,58.4x to
−’ [L’ cm”・see ]となる。アーク移行
時間(縦軸)は、接点の通電電流を3kApeak、開
極時間を0.94m5ec、2mm変位時間を0.43
m5ecとした場合の時間を[m5ec]で示しである
。この実験結果によれば、ガスの熱伝導率が大きくなる
につれアーク移行時間が小さくなる、つまりアークの移
行が高速で行なえることが解る。
また、現存するガスの中で熱伝導率が最も大きい(特に
アークが存在するような高温では著しく大きい)ものは
水素ガスであることが知られており、従って水素ガス中
でアークを発生させたならばアークに対する冷却力は極
めて強いものとなる、さらに、1気圧における各種ガス
のアーク陽光柱の電界X [V/cm]と電流1[A]
の関係は、第3図の如くなることも知られている。すな
わち、水素ガスは現存するガスの中で電界X [V/c
+n]、つまりアーク電圧が最も大きくなり、加えてこ
れはガス圧力に比例する。図においてRはアーク陽光柱
が存在する管の半径で、R=2cmである。
このことから、アーク移行に対して水素ガスが最適であ
ることが解ったのであるが、一方水素ガスは絶縁耐電圧
が低いために、水素ガス中でアークを発生させたならば
自らの発生アーク電圧によりアークショートする所謂弧
絡現象を惹起する。
そこで上記のように窒素を望ましくは0乃至40%、水
素ガスに混合することにより、水素ガスの本来のアーク
冷却力を損なうことなく、絶縁耐電圧を窒素のそれに近
似する値に高められて、高アーク電圧が安定に発生させ
られるのである。
この接点装置の動作を説明すると、第1図は電磁石装置
13のコイル14が励磁されて、可動鉄心16はダイヤ
フラム3及び復帰ばね17のばね力に抗して矢符A方向
へ吸引され、従って可動電極6は矢符B方向へ移行した
接点開離状態にある。この状態で電磁石装置13のコイ
ル14が消磁されると、可動鉄心16と可動電極6はダ
イヤフラム3及び復帰ばね17のばね力により前記した
のと逆方向に移行復帰して接点接触状態となる。
かかる接離動作時、両接点5,7間にはアークが発生す
るが、両接点5.7を挟んで対向する永久磁石1)の磁
力とアーク電流によってアークはアークホーン8上に移
動しかつ引伸ばされ、そして混合水素ガスGにより強力
に冷却され限流に必要な高電圧が瞬時に発生し、接点消
耗量を決定する電流・アーク時間積を極めて小さくする
のである。
第4図はアークの移行がさらに高速で行えるようにすべ
く接点材料に着目し、接点に各種材料を用いて実験して
得られた通電電流とアーク移行時間の関係を示す曲線で
ある。我々はり(タングステン)、Cu(銅) 、 N
i にソケル)、Ag(銀)。
Pb(鉛)の各材料につき、通電電流(横軸)を1゜2
5、1.5.1.75.2.25  [kApeak]
についてそれぞれのアーク移行時間(縦軸)  [m5
ec]を測定した。これによれば、融点が遥かに高いW
(3410°C)のアーク移行時間が頗る小さい、つま
りアークの移行が高速で行なえることが解る。 従って
、密封容器1内に窒素を混合した水素ガスGを封入する
とともに、接点材料を−のような高融点材料にすれば、
アークの移行がさらに高速で行えるのである。
なお、実施例では可動電極の駆動手段として電磁石装置
で説明したがこれに限るものでないことは勿論である。
同様に密封容器もダイアフラムを用いるものに限らない
[発明の効果] 本発明に係る密封型接点装置は、窒素を混合した水素ガ
スを少なくとも1気圧にして密封容器に封入したから、
アーク消弧能力を高めて接点消耗量を決定する電流・ア
ーク時間積を極めて小さくし、もって電気的寿命を頗る
向上させ得る効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は熱伝
導率とアーク走行時間の関係を示す特性図、第3図は各
種ガスのアーク陽光柱の電界と電流の関係示す特性図、
第4図は各種接点の通電電流とアーク移行時間の関係を
示す特性図である。 1−密封容器、2・・・ケース、3・・・ダイヤフラム
、4・−・固定電極、5・−・固定接点、6−可動電極
、7・・・可動接点、8−・アークホーン、9−・−磁
気駆動手段、13・・−電磁石装置、18−駆動レバー
、G−混合水素ガス。 特許出願人  松下電工株式会社 代理人弁理士    竹光 敏丸 くばか2名) 第1図 第3図 1(A) 第4図 通電電流(KAptAに)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)固定接点を設けた固定電極と、該固定接点に接離
    する可動接点を設けて駆動手段により駆動される可動電
    極と、各接点に近接しかつ相互に対向するよう前記両電
    極に設けたアークホーンと、前記両接点間に発生したア
    ークを前記アークホーン間に移行、引伸しする磁気駆動
    手段を有してこれらが密封容器内に配設される密封型接
    点装置において、窒素を混合した水素ガスを少なくとも
    1気圧にして前記密封容器に封入したことを特徴とする
    密封型接点装置。
JP20240284A 1984-09-25 1984-09-25 密封型接点装置 Pending JPS6178016A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2616008A1 (fr) * 1987-05-25 1988-12-02 Matsushita Electric Works Ltd Appareil de coupure etanche a l'air comportant des moyens de soufflage d'arc
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