JPS6161672A - 塗布方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ロ）産業上の利用分野 本発明は塗布方法及びその装置に関し、特に浸漬塗布を
効率的に行うことのできる塗布方法およびその装置に関
するものである。

（粉　従来技術およびその問題点 従来の浸漬塗布法は予め容器内に満された塗布液中に被
塗布物を浸漬させた後に引き上げて塗布するのが一般的
な方法であるが、塗布物の上部と下部で塗膜厚が上部に
薄く下部に厚くなって膜厚に差ができること、被塗布物
の引き上げ時に被塗布物が昇降手段の振動等の影響で塗
布ムラが生じやすく、均一な塗膜が得られにくいという
欠点がある。又従来の浸漬塗布方法において、その生産
効率を高めるのに数多くの被塗布物を支持部材で支えて
、一度に塗布液中に浸漬し引き上げる方法が考えられる
が、装置的に複雑かつ大型化をまぬがれ得ない。

浸漬塗布法には上記のような被塗布物を塗布液中から引
き上げる方法以外に、被塗布物を浸漬した容器から塗布
液を抜きとる方法がある。この方法は塗布液を容器から
抜きとる際に塗布液面の下降速度をコントロールするこ
とによシ、均一な塗膜厚を得ることができる点で前述の
浸漬塗布法：より優れた面を有している。しかし、その
反面、塗布液を容器から抜いた後、又容器に塗布液を充
満させねばならないというわずられしさと塗布液の充満
に要する時間的無駄があって、生産効率が悪く、又容器
から塗布液を抜きとる際、塗布液の液面の下降速度を制
御するのに流お計等の制御装置の使用が、必要となる。

さらに塗布液の抜き取υと容器への送液には、通常、送
液ポンプが使用されるが、送液の際に泡が発生し、この
泡が被塗布物に付着して塗布面の均質性を乱すという欠
点があシ、これを避けるために泡の消滅を待つ必要があ
るが、時間的無駄を生じ、生産効率を悪くするという問
題がある。

（Ｑ　発明の目的 本発明の目的は上述したような生産効率の問題と塗布層
への悪影響を解決し、生産効率が高く、高精度で均一塗
布が可能な塗布方法を提供するものである。

■　発明の構成 本発明の目的は複数の容器間を塗布液が移動できるよう
に連通管で連結した任意の少なくとも１つの前記容器内
に被塗布物を固定し、前記複数の容器の任意の少なくと
も１つを上下移動させることによシ、前記容器間に塗布
液の移動を生じさせ、被塗布物の固定された容器内に必
要量の塗布液を充満させた後、該塗布液を抜き去シ他の
容器に塗布液を移動させて被塗布物面に塗膜を形成させ
ることを特徴とする塗布方法によシ達成される。

■　実施例 次に本発明の実施例について図面に基づき説明する。

第１図は本発明に係る塗布方法の一例を示したものであ
る、第２図は第１図を上から見た図である。

（１）　、　（１’）　　は塗布液（８）を貯留してお
くために用いたシ、塗布に使用する容器である。（２）
　、（２’）は被塗布物であシ、この例では円筒形状の
シリンダとし、その外周面のみを塗布するものであろう
以下第３、第４図も同じ円筒形状のシリンダとする。（
１０）は、円筒形状のシリンダを固定する載置台である
。載置台（１０）はテーパー状になっておシ、これにシ
リンダの開口部を押し込み固定する。

（４）は容器（１）と（１′）間を塗布液が自由に流れ
ることができ乙ようにつなぎ合わせた連通管である。（
９）ｔよ、容器（１）の底部裏面に取付けられた容器の
支持棒（容器支持部側）で該容器の上下４．鰐を可能に
する昇降脚構を備えている。（６）は駆動部即ちモータ
でめシ、正逆回転可能なモータである。（３）は、駆動
部（６）から４［１（７１を介して、伝達されて、回転
する歯車である。この歯車（３）が回転することにより
、容器支持部材（９）に回転が伝わ９、容器（１）が上
昇すれば容ｄ（４’）は下降する様になっている。

このような構成になっている第１図、ｇ２図の例による
装置１゛の操作手順を説明すると、容器（１）、（１′
）のそれぞれに被塗イ１】物（２）、（２′）を載り！
ｉ台叫に取付け、容器（１）　（１’）のそれぞれの位
置を第１図の状態から塗布を開始すると、容器（１′）
に塗布ｇ（δ）を注ぎ込んで満たした後駆動部（６）を
起動させ、歯車（３）を反時計方向に回転させ、容器支
持部側（９）を進じて容器（１）の位置が容器（１つの
位置と上下が逆転する位置まで回転させることによシ、
釜２１ｊ液（８）が容器（１′）の上昇に合わせて連通
管（４）を通シ谷器（１１に流れ込むため被塗布物（２
′）の塗布が行なえるわけである。塗布された彼！布物
（（ハ）を取り出し、新たな被塗布物を取付は友後、今
度は、時計方向く歯車（３）を回転させ、被塗布物（２
）の塗布を行なうつこの操作を繰返すことにより、被塗
布物は連続的に塗布することが可能である。塗布液がな
くならないように容器には、塗布液補充口を容器底部に
設けることができる。（図示せず） 第３図、第４図は、１方の容器のみを上下移動させて被
塗布物を塗布する例である。（５）は、塗布液を貯留し
ておく塗布液貯留容器である。第３図、第４図の容器支
持部材（９）の下方には図示していないが、駆動部を介
して上下移動可能な昇降機構を備えている。

第３図は、塗布液貯留容器（５）を上下移動させること
により、被塗布物を塗布するものである。操作手順を説
明すると、容器（１）よシ低く塗布液貯留容器（５）を
位置させて、被塗布物（２）を載置台（１０）に取付け
る。この後、駆動部を起動させ容器支持部材（９）を通
じて塗布液貯留容器（５）を上昇させていくと、連通管
（４）を通って容器（１）に塗布液（８）が送られ、該
容器に塗布液が必要全溝たされた所で上昇を止める。そ
こで再び駆動部を起動させ、容器支持部材（９）を通じ
て、塗布液貯留容器（５）を下降させ、容器（１）の位
置よシ低い位置まで、下降させることによシ塗布液（１
）中の塗布液（８）は、塗布液貯留容器（５）に戻され
るため被払布物（２）の塗布が行なわれる。

第４図は容器（９）を上下移動させることによシ被塗布
物を塗布するものであシ、操作手順を説明すると、容器
（１）を塗布液貯留容器（５）よシ高い位置にさせて、
被塗布物（２）を載置台α■に取付ける、この後、駆動
部を起動させ、容器支持部材（９）を通じ、容器（１）
を下降させ、塗布液貯留容器（５）中の塗布液（８）が
連通管（４）を通って容器（１３に送られ、該容器に塗
布液が必要置溝たされた所で下降を止める。そこで再び
駆動部を起動させて容器支持部材（９）を通じて、容器
（１）を上昇させ塗布液貯留容器（５）よシ高い位置ま
で容器（１）を上昇させると、塗布液（８）は塗布液貯
留容器（５）に戻されるため、被塗布物（２）の塗布が
行なわれる。

本発明の装置に用いられる材質は特に限定されないが、
塗布液が接触する容器内部及び連通管内は耐溶剤性に優
れたものが好ましい。さらに連通管は塗布容器あるいは
箆布液貯留容器の上下移動に伴い管の湾曲位置が変動可
能な軟質の樹脂、ゴム等が好ましく、塗布液の移動速度
が大きく変動しないように管内容積の賀動の少ないもの
が良いつ連通管の内径は特に限定されないが、通常約５
〜２０ａ＋程度である。容器内の被塗布物載置台は被塗
布物が塗布中に移動しないように固定できる構造にして
おくのが好ましい。例えば被塗布物が円筒形状シリンダ
の場合の一例として前述したテーパー状載置台の場合に
は金属や硬質樹脂でもよいが、弾力性のある樹脂あるい
はゴム等の方が、シリンダ内部に塗布液が侵入しにくい
点で好ましい。

次に円筒形状のシリンダに電子写真用塗布液を塗布して
電子写真感光体ドラムを製造する例について説明する。

第１図に示したものと同様の塗布装置によシ、塗布液組
成がポリスチレン１０重量部、キシレン８８重景部銅タ
ロシアニア２重量部である分散液（粘度５０ｃｐ）を用
いて円筒形状のシリンダの外周面にのみ、塗布を行なっ
た。塗布容器の上昇Φ下降速度を０．５４ｍ／―にして
塗布した結果、塗布量固形分１２η賃の均一な塗布層が
得られた。

本発明において塗布に用いられる容器の数は量産性に合
せて適宜決定される。

［Ｆ］　発明の効果 本発明によれば次のような効果が得られる。

（１）　　塗布方法が塗布液の液面降下方式であシ均一
な塗膜が得られる。

（２）液面降下制御が容器の上下移動によシ行われるの
で、複雑な制御装置を必要としない。

（３）塗布液を塗布容器間を移動させるので、塗布液の
抜取シ及び供給を同時に行うことができ時間の無駄がな
く、生産効率が良い。

（４）塗布液の移動に送液ポンプを使用しなくてもよい
ので泡の発生によるトラブルが防止できる。

（５）被塗布物の形状に左右されず、球状あるいは円筒
状の基材への塗布に適している。

（６）塗膜の均一性が要求される電子写真感光体ドラム
の製造に適している。

【図面の簡単な説明】

第１図、第３図及び第４図は本発明の塗布方法とその装
置の例を示した模式図であシ、第２図は第１図を上面か
ら見た模式図である。 （１）、（ｆ）塗布容器　　　（２）、（ｚ）被塗布物
（３）歯車　　　　　　　（４）連通管（５）　　塗布
液貯留容器　　（６）駆動部（力　軸　　　　　　　　
（８）塗布液（９）容器支持部材　　　Ｑｌ　　載置台
第１図 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数の容器間を塗布液が移動できるように連通管
   で連結した任意の少なくとも１つの前記容器内に被塗布
   物を固定し、前記複数の容器の任意の少なくとも１つを
   上下移動させることにより、前記容器間に塗布液の移動
   を生じさせ、被塗布物の固定された容器内に必要量の塗
   布液を充満させた後、該塗布液を抜きとり他の容器に塗
   布液を移動させて被塗布物面に塗膜を形成させることを
   特徴とする塗布方法。