JPS6153023A - 部品供給トレイの製作方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は多品種少量生産工業部品の運搬移送。

又は工場の組立工程において部品を精度良く定置した状
態で移送する場合に使用する部品供給トレイの製作方法
に関するものである。

従来例の構成とその問題点 、　従来、樹脂部品、板金プレス部品、小型モータ類、
プリント基板、コネクター類等の一次加工品又は一部組
室てた半完成工業部品を工場から工場へと運搬移送する
場合、或（゛）は工場内の組立て工程で移送する場合２
間仕切りを、した段ボール箱・部品の形状に成形した発
泡体２発泡体を部品形状に打ち抜いた物１部品形状に合
せて機械加工した木又は金属製の専用金型を用いた真空
成形品、或いは鋳物又は金属プレートを部品形状に合せ
て機械加工したもの等を使用していた。前記間仕切りを
した段ボール箱の場合は収納部品にゴミが付着しやすい
、荷くずれを起こしやすい、耐久性が無い等の欠点があ
る◎又１発抱体を使用する場合は収納物に発泡体の（ず
が付着する。耐久性が無い。

輸送コストが高価になる等の欠点がある。又、鋳物或い
は金属プレートを部品形状に機械加工したものは工場の
組立て工程で使用されることがある。

特に自動組立てを行なう場合、収納部品が精度良く固定
できるので良く用いられるが、非常に高価で・又製作期
間が非常に長いものになってしまう。

更に部品形状に合せて機械加工した木又は金属製の専用
型を用いて真空成形したトレイを使用する方法では、収
納部品を精度良く固定できるので工場から工場への運搬
移送や工場における組立て工程での部品移送に使用する
ことができる。しかし乍らこの方法の場合１通常の真空
成形機は非常に高価であり、又製品を精度良く収納でき
るように機械加工した専用金型を必要とするので、大量
生産部品の場合は使用できるが、多品種少量生産部品の
場合は部品点数に合せて専用金型を作るとトレイの単価
が大幅にアップするので、採用できない。又、専用金型
を必要とするので、製作期間が非常に長くなるという欠
点を有する。

発明の目的 本発明は上記従来の欠点を解消するもので、多品種少量
生産工業部品の工場間運搬移送又は組立て工程での移送
において１部品が位置精度良く収納される部品供給トレ
イを安価に且つ極めて短期間に製作することを目的とす
るものである。

発明の構成 上記目的を達成するため、本発明の部品供給トレイの製
作方法は、プラスチック板又は鋼板をレーザー切断加工
したものを型として用い、真空成形するものである。

実施例の説明 以下２本発明の実施例について１図面に基づいて説明す
る。

即ち、本発明は市販品で容易に入手できるプラスチック
板又は鋼板をレーザー切断加工したものを型として用い
、熱可塑性樹脂フィルム又はシートを真空成形する方法
である。

前記プラスチック板とは、一般の熱可塑性樹脂板・熱硬
化性樹脂板の何れでも良いが、レーザー加工性や真空成
形後の離型性の点から、アクリル系板、ポリアセタール
系板、ポリアミド系板が最適である。

又、前記鋼板とは市販品の標準鋼板をいう。

前記レーザー切断加工に使用するプラスチック板又は鋼
板の厚みは真空成形時のしぼり込み深さに合せて任意に
選択することができるが、レーザー切断加工性の点から
１〜１５ｍｍの厚みのものを使用するのが好ましい。真
空成形時のしぼり込み深さが１５ｍｍ以上要求される場
合はその深さに合せて１５ｍｍ以下の厚みの板を複数枚
重ねたものを　　　　５型として用いることもできるし
、又真空成形時のしぼり込み深さが１５ｍｍ以下の場合
でもレーザー切断加工した複数枚の板を重ねて真空成形
用の型として使用することも十分可能である。

本発明で使用するレーザー切断加工機はＣＯ２又はＹＡ
Ｇレーザー加工機である。

前記熱可塑性樹脂フィルム又はシートとは、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
ポリ塩化ビニル、ポリスチレン系。

ポリエステル、アイオノマー樹脂等の熱可塑性樹脂の孔
のおいていない非通気性フィルム或いはシートを指すが
１本発明の目的とする収納部品の位置精度とコスト及び
剛性の点からポリ塩化ビニル又はポリスチレン系が好適
である。フィルム又はシートの厚みは０，２〜８ｍｍで
あれば良いが１強度。

剛性、耐久性、真空成形性、コストの点から０．４〜１
．５ｍｍが好適である。

本発明で使用する真空成形機は一般の真空成形機を指す
が、通常スキンパックに使用される真空成形機を用いる
と同一真空面積の場合設備コストが１７５〜”／１０に
なり、得られる部品供給トレイも非常に安価になるので
、スキンパック機を用いて真空成形するのが好ましい。

以下に本発明の具体実施例について説明する。

第１図はフロッピー磁気ディスクに使用するメディアク
ランプハンドルの概略図である。

第２図は厚み６ｍｍのポリメチルメタクリレート製市販
標準プレートを出力５００ＷのＣＯ２レーザー加工機を
用いて、外径１６０ｘ８００ｍｍ、及び９．８ｍｍ（第
２図ａ寸法）　Ｘ　８８．２ｍｍ　（第２図す寸法）の
角穴を縦４列、横１８列の合計７２個切断加工したもの
の概略図で、真空成形用の型として用いるものである。

第８図は本発明と比較のため切削加工したアルミニウム
製の真空成形用金型を示し、成形品にはメディアクラン
プハンドルを７２個収納できる０第４図は本発明と比較
のためメディアクランプハンドルをそのまま７２個収納
できるように切削加工したアルミニウム製のトレイを示
す。

第５図は第２図に示す型を用いて真空成形する場合の工
程概略図であり、（２）は真空成形機の全体図で、型置
板（１）の上に第２図に示す型【２）を載置し、熱可塑
性樹脂シート（３）をヒータ（４）により加熱する。

尚第５図（４）において、（５）は真空室、（６）は吸
引口。

（７）は型置板（υｌζ形成した吸引孔、ｃ８）は熱可
塑性樹脂シート（３）を支持するクランパーである。Ｃ
Ｂ）は真空成形の状態図であり、（Ｃ）は離型して得ら
れる真空成形品の形状図である。

第６図は第２図に示す型を使用して第５図に示す真空成
形法によって得られる部品供給トレイの概略図である。

次表は第２図、第３図に示す型を用いて厚さ０．４５ｍ
ｍ　のポリ塩化ビニルシートを製作数１００〜１０００
０枚真空成形した場合の製作期間及びトレイ単価を示す
と共に、第４図に示すアルミニウム製の専用トレイの製
作期間及び単価を示したものである。この表を見れば明
らかなように、第２図に示す型を用いた本発明の方法に
よれば、非常に安価に且つ極めて短期間に部品供給トレ
イを製作することができる。

発明の効果 以上のように本発明によれば、真空成形用の型としてプ
ラスチック板又は鋼板をレーザー切断加工したものを用
いるので、非常に安価に且つ極めて短期間に型を製作す
ることができる。従って得られる部品供給トレイは非常
に安価になるわけである。又１本発明は１種類の部品を
複数個収納できる部品供給用トレイを安価に且つ極めて
短期間に製作できることは勿論のこと、異種の部品を多
数個収納できる部品供給トレイも安価に且つ短期間に製
作できるという利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図はメディアクランプハンドルの斜視図、第２図（
３）〜（Ｃ）は本発明のポリメチルメタクリレート板を
レーザー切断加工した真空成形用型の正面図、平面図、
側面図、第８図（４）〜０は従来の真空成形用金型の平
面図、正面図、側面図、第４図は切削加工した従来の専
用トレイの斜視図、第５図（６）〜（Ｑは第２図に示す
型を用いて真空成形する場合の工程図、第６図は第２図
に示す型を用いて第５図に示す真空成形法によって得ら
れる部品供給トレイの斜視図である＠ （１）・・・型置板、（２）−・・型、（３）・・・熱
可塑性樹脂シート。 （４１・・・ヒータ、（５）・・°真空室、（６）−゛
吸引口、（７）・・・吸引孔、（８）・・・クランパー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、プラスチック板又は鋼板をレーザー切断加工したも
   のを型として用い、真空成形する部品供給トレイの製作
   方法。