JPS6149514B2 - - Google Patents

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JPS6149514B2
JPS6149514B2 JP53050394A JP5039478A JPS6149514B2 JP S6149514 B2 JPS6149514 B2 JP S6149514B2 JP 53050394 A JP53050394 A JP 53050394A JP 5039478 A JP5039478 A JP 5039478A JP S6149514 B2 JPS6149514 B2 JP S6149514B2
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JP
Japan
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opening
speed
signal
guide vane
setting
Prior art date
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Expired
Application number
JP53050394A
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English (en)
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JPS54142440A (en
Inventor
Jiro Takamasu
Mitsuo Nomoto
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Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Priority to JP5039478A priority Critical patent/JPS54142440A/ja
Publication of JPS54142440A publication Critical patent/JPS54142440A/ja
Publication of JPS6149514B2 publication Critical patent/JPS6149514B2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

Landscapes

  • Control Of Water Turbines (AREA)
  • Control Of Velocity Or Acceleration (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電気ガバナを適用した水車発電機の制
御方法に係り、特に負荷しや断時にガイドベーン
の閉鎖速度を制御する閉鎖速度制御ループを設け
る事によつて、常に所望の閉鎖速度特性が得ら
れ、且つ起動時より定常運転、または定常運転よ
り負荷遮断への移行がスムーズに行える制御方法
を提供しようとするものである。
一般に水車発電機に於ては負荷変動を生じた場
合に、所定の速度調定率に従つて速度をある所望
値に自動的にコントロールするものとして、電気
ガバナなるものが適用される事は従来周知であ
る。この種電気式ガバナを適用した第1図に示す
従来装置に関して説明する。同図で1は水車発電
機の回転数を検出するパイロツト発電機で、2は
F/V変換回路で入力されるパルス列の周波数信
号を直流レベルの電圧信号に変換する為のもの
で、3は速度設定指令信号とフイードバツクされ
る速度検出信号と、過渡調定率ならびに時定数を
定める弾性復原信号、及び調定率を定める剛性復
原信号との偏差分を増幅する速度制御用増幅器
で、4はリミツター回路でガイドベーンの閉鎖速
度あるいは開放速度の最大値を制限する為のもの
で、5はコンバータで図示はしないがその内部に
はムービングコイルが挿入され電気信号を機械的
な変位信号に変換する為のもので、6は配圧弁で
コンバータと操作軸6を介して結合されこの操
作軸の上下方向の如何によつて入力される圧油を
パイプ6,6を通して送り出す為のもので、
7はサーボモータで内部にはピストン7とピス
トンロツド7とが挿入され圧油がパイプ6
通して入つて来ると図示しない水車のガイドベー
ンを「開」の方向に操作し、これとは反対に圧油
がパイプ6を通して入つて来るとガイドベーン
を「閉」の方向に操作するものである。8はスト
ローク量検出回路でピストンロツドのストローク
量を検出する事によつて図示しない水車のガイド
ベーンの開度に関連した信号を取出す為のもの
で、9は入力される開度検出信号に応じて過渡
調定率ならびに時定数を定める弾性復原信号を発
生する弾性復原量発生回路で、同様に9は入力
される開度検出信号に応じて調定率を定める剛性
復原信号を発生する剛性復原量発生回路でこれら
各発生回路は、負荷変化に伴う速度変動時に生ず
るガイドベーンの開閉動作の行き過ぎを抑える。
10は速度調整器でその内部にはライン並列時に
発電機出力周波数と発電機出力との関係が非直線
となる様な速度調定曲線を発生する回路を内蔵
し、さらに速度設定指令量を与える回路も内蔵し
ている。11は起動装置でその内部には起動開度
設定指令信号、無負荷開度設定指令信号及び負荷
開度設定指令信号を夫々与える設定器が内蔵され
ており、12〜12は夫々比較回路で、例え
ば、12の回路は水車の起動命令が入力される
と、弾性復原量発生回路9より出力される信号
をそのまま後段の比較回路12に導く動作を行
ない、又、12の回路は速度調整器10よりの
速度設定信号と、剛性復原量発生回路9よりの
信号と弾性復原量発生回路9よりの信号とを加
え合せた復原信号とを比較する動作を行ない、さ
らに12の回路は、比較回路12より導かれ
る速度設定信号と前記復原信号との偏差分と、
F/V変換回路2より導かれる速度検出信号とを
比較する動作を行ない、従つて12の比較回路
で、速度設定信号とフイードバツクされる速度検
出信号、各復原信号とを加え合せた信号との偏差
分を取出すことになる。13は開度制御用増幅器
で比較回路12より導びかれる開度偏差分を増
幅する為のものである。14は操作軸6に介挿
される機械的なストツパーでこのストツパーは負
荷遮断時に水圧管の水圧、水車の回転数がある所
定値以上に上昇しない様に、図示しないガイドベ
ーンの閉鎖速度を調整する目的で挿入されたもの
で、S1及びS2,S3は起動開度設定指令信号及び無
負荷開度設定指令信号、負荷開度設定指令信号が
夫々与えられた時点で閉路する接点である。この
様に構成して成る従来装置の動作は、例えば水車
発電機を起動する場合を例にとると、先ず起動装
置11より起動開度設定指令量を接点S1を通して
与えると同時に速度設定指令信号を速度調整器1
0より速度制御ループに与えると、水車は未だ起
動してないのでフイードバツクされる速度検出信
号と開度検出信号は零で、例えば速度制御用増幅
器3より出力される速度設定電圧の方が起動開度
設定電圧より電圧レベルが高いので、リミツター
回路4より出力される開度指令信号は起動開度設
定電圧の値に制限され、このようにして制限され
た開度指令電圧が開度制御ループの比較回路12
→増幅器13及びサーボ制御機構のコンバータ
5→配圧弁6→サーボモータ7の経路で与えられ
て、図示しないガイドベーンの開度を開方向に制
御することによつて水車を起動させる。しかして
ガイドベーンの開度が次第に大きくなつて水車発
電機は加速されて行くが、起動初期は起動開度設
定電圧であるリミツト電圧値より、速度制御用増
幅器3より出力される信号電圧の方が依然として
大きいので、前記リミツト電圧がそのまま開度制
御用増幅器→サーボ制御機構に導かれて所定の開
度制御が行なわれる。このような制御を行なうこ
とによつて、例えば起動開度設定電圧とガイドベ
ーンの開度検出信号とが相等しくなつた時点で、
今度は起動装置11より無負荷開度設定指令信号
を与える事によつて、速度制御ループおよび開度
制御ループ、サーボ制御機構を介して、図示しな
いガイドベーンの開度を自動的にコントロールし
て、ガイドベーンの開度が無負荷開度設定指令信
号と相等しくなつた時点で、次に所定の負荷開度
設定指令信号を与えて起動時の開度制御より定常
時に行なうガバナ運転(速度制御又は回転数制
御)へと移行させるものである。なおガバナ運転
時に於ては、接点S3のみが閉路して負荷開度指令
が与えられている。かかるガバナ運転時に於て、
何らかの原因で負荷遮断を行なう様な必要性が生
じた場合、従来装置で問題となるのはこの種負荷
遮断時に於けるガイドベーンの閉鎖速度を調整す
る場合である。この負荷遮断時の状況を、第2図
のタイムチヤート図を参照しながら具体的に述べ
てみるに、第2図のt0点で第2図Aに示す如く速
度設定指令電圧を零にすると、例えば第2図Cに
示す様に水車のガイドベーンの開度は速度制御ル
ープ、開度制御ループ及びサーボ制御機構を介し
て急激に全閉方向に操作され負荷遮断が行なわれ
る。かかる負荷遮断の操作方法であれば従来周知
の如く水車の回転数は第2図Bのt0点以後に示す
様に負荷遮断した直後は急激に上昇し、同様に水
圧管の水圧も第2図Dのt0点以後に示す様に急激
に上昇して行つて、これら水車回転数及び水圧の
上昇度合は第2図Cに示すガイドベーンの閉鎖速
度Tに大きく影響を受ける。即ち閉鎖速度を早く
すればこれに比例して水圧の上昇率も高くなり、
これとは反対に水車の回転数の上昇率は小さくな
る。一方閉鎖速度を遅くすれば水圧の上昇率は低
くなるが水車の回転数の上昇率は高くなると言う
様に、水圧と回転数とは相反する関係にあり、従
つて、従来では水圧管の水圧上昇も水車の回転数
上昇も共に所定の範囲に抑えるべくガイドベーン
の閉鎖速度を調整する機械的ストツパー14を、
第1図に示すコンバータ5と配圧弁6との間に介
挿させている。かかる機械的ストツパーは、例え
ば、操作軸6が自由に上−下動できるように所
定径の穴が貫通してあつて、且つストツパー14
自体も操作軸6に沿つて上−下動できるような
構造になつている。一方、操作軸6の任意部に
突起部が設けてあつて、この突起部がストツパー
14に当接すると、操作軸6がストツパー14
の位置より配圧弁6側へ動けない構造になつてい
る。従つて、ストツパー14を固定する位置を調
整すれば、配圧弁6よりサーボモータ7に供給す
る油量が調整され、これによつて、サーボモータ
7のピストン7、が全閉の位置まで移動する動
作時間、即ち不図示のガイドベーンの閉鎖速度を
調整することができる。このように、ガイドベー
ンの閉鎖速度の調整は、保守員がストツパーの固
定位置を調整して行なつているので、最適な閉鎖
速度を得るのにストツパーの固定位置を略T/10
ミリ〜略1/100ミリのオーダーで調整しなければ
ならないとか、作業が至極困難で保守上非常な煩
わしさを生ずることである。特に重要なことは、
一旦所望の閉鎖速度を得るべくストツパーの固定
位置をセツトした場合でも、機械系の経年変化に
よりストツパーを固定した位置がずれて水圧の異
常上昇、或いは水車回転数の異常上昇を生ずるな
ど種々の問題がある。
本発明は速度設定信号と、フイードバツクされ
る速度検出信号及び開度検出信号に応じた弾性、
剛性の各復原信号との3諸量を基に所定の速度制
御を行なう速度制御ループと、開度設定ループよ
りの開度設定信号を以つて速度制御ループの速度
制御用増幅器の最大出力値を制限して、この制限
した信号を開度指令とするリミツター回路と、こ
の回路よりの開度指令信号と開度検出信号との偏
差分を似つサーボ制御機構を制御する開度制御ル
ープと、入力される開度検出信号に対応した閉鎖
速度設定信号と閉鎖速度検出信号との偏差分を増
幅した信号を以つて、速度制御用増幅器の最大出
力値を制限し、この制限した信号を開度指令とす
る閉鎖速度制御ループと前記閉鎖速度ループより
与えられる開度指令信号を基にガイドベーンを操
作するサーボ制御機構とを具備し、起動時より定
常運転時までの期間は速度制御ループ及び開度設
定ループ、開度制御ループ、サーボ制御機構の3
つの制御ループを介してガイドベーンの開度を制
御し、負荷遮断時は、速度制御ループ及び前記開
度制御ループ、閉鎖速度制御ループ、サーボ制御
機構の各制御ループを介してガイドベーンの開度
を制御し、且つガイドベーンの閉鎖速度を制御す
るようにしたものである。以下第3図に示す本発
明の一実施例に基づき詳述する。第3図の実施例
で第1図と同一のものは同一符号を附しており、
15はガイドベーンの閉鎖速度を検出する閉鎖速
度検出回路で、この回路の構成は図示はしない
が、たとえばピストンロツド7のストロークを
検出したストローク検出量を微分すれば閉鎖速度
が得られるので、この閉鎖速度をそのまま利用す
るようにするか、さらにはピストンロツド7
任意部に所定長さのラツクを設けて、このラツク
上を回動するピニオンに速度検出用小発電機を取
付け、この発電機より所望の閉鎖速度信号を取出
すようにしてもよい。16は閉鎖速度設定回路
で、この回路の構成は、一例として第4図に示す
ように任意数の設定器群VR1〜VRnと接点群S4
Snとで構成し、各設定器の摺動位置を予じめ前
もつて適宜な位置にセツトして接点群と組合せれ
ば所望の閉鎖速度指令電圧が得られるようになつ
ている。このような構成以外に、例えば図示はし
ないが高利得増幅器を用いて、この増幅器の帰環
系にダイオードと抵抗との直列回路を多段に並列
接続した構成の、いわゆる“関数発生器”と称さ
れるものを利用してもよい。17は閉鎖速度指令
信号と閉鎖速度検出信号とを比較する比較回路
で、18はこの回路で得た偏差分を増幅する増幅
回路で、この増幅した信号をもつてリミツター回
路4のリミツト電圧が自動的に規制されるように
予じめ前もつて配慮してある。Msは所定の負荷
しや段時に投入される接点である。
以上のように構成される本発明による一実施例
の動作を詳述するに、水車発電機を起動し定格回
転数まで加速制御する定常時の動作は、接点Ms
が開路状態にあるので、第1図に示す従来装置と
全く同様に、起動初期は接点S1を介して導かれる
開度設定ループよりの起動開度指令電圧で、リミ
ツター回路4のリミツト電圧が設定されるので、
速度設定電圧と、この電圧に対して逆極性で入力
される速度検出信号および開度検出信号に対応す
る各復元信号との偏差分を増幅した速度制御用増
幅器の最大出力値がリミツト電圧に制限され、こ
の制限された開度指令電圧を基に開度制御用増幅
器13、及びコンバータ5を含めたサーボ制御機
構を介して図示しないガイドベーンの開度が制御
され、この開度量に応じて水車を加速制御する。
ガイドベーンの開度が起動開度設定電圧まで開か
れると、起動開度設定信号を解除し新たに接点S2
を通して無負荷開度設定電圧が入力され、この無
負荷開度設定電圧は、起動開度設定電圧で生ずる
開度変化量より小さい変化量を与える電位である
ので、これによりガイドベーンの開度が起動開度
位置より無負荷開度の相当位置まで次第に閉じら
れて行く。これに対し水車速度は、ガイドベーン
の開度が開じられて行くのに応じて、徐々に加速
制御され定格回転数まで上昇するようになる。こ
のように水車の速度が定格回転数の近くまで加速
されると、速度制御用増幅器の出力電圧が遂には
リミツト電圧より小さくなり、速度制御用増幅器
の出力電圧そのものがリミツト電圧に何ら制限を
受けなくなるので、速度制御用増幅器の出力電圧
がそのまま開度制御用増幅器13→サーボ制御機
構に与えられてガイドベーンは無負荷開度の位置
まで徐々にとじられて行く。かかる動作状態をガ
バナフリーと称するものであるが、ガバナフリー
となつた状態で次に無負荷開度設定信号を解除し
接点S3を通して負荷開度設定信号を入力すること
によつて、定常時のガバナ運転へと移行させるも
のである。次に負荷しや断時の動作について第5
図のタイムチヤート図を参照しながら詳述する
に、第5図Aは時間の経緯に対するガイドベーン
の閉鎖速度を、同時に第5図B及びCは時間の経
緯に対する閉鎖速度設定電圧とリミツター回路の
リミツト電圧をそれぞれ示している。さて負荷し
や断指令が入力されると第3図の接点Msが閉路
すると同時に、負荷開度設定電圧を与える接点S5
は開路し、これによつてリミツター回路4に開度
設定電圧を与える開度設定ループが開路し、さら
に速度調整器10より図示しない水車発電機の速
度を零とする意味の零速度指令が入力される。か
かる動作と並行して、第4図に示す閉鎖速度設定
回路ではストローク検出回路8より導かれる信号
を基に、例えば第5図BのO−t1期間に相当する
設定電圧を設定器VR1−接点S4の経路で与えるよ
うに、同様に第5図Bのt1−t2期間に相当する設
定電圧を設定器VR2−接点S5の経路と設定器VR3
−接点S6の経路とを通して与えるようにし、さら
に第5図Bのt2−t3期間に相当する設定電圧を設
定器VRn−接点Snの経路を通して与えるように
それぞれ予じめ前もつて規定しているので、所定
の負荷しや断指令が入力されると、まずストロー
ク検出回路8で得たストローク検出信号を基にガ
イドベーンの閉鎖速度を15の閉鎖速度検出回路
で検出し、これと平行してストローク検出信号を
基ににした閉鎖速度設定電圧を設定器VR1−接点
S4の経路で第3図の比較回路17に導く。しかし
て負荷しや断指令が入力される過渡期は閉鎖速度
検出信号値が零レベルにあるので、この閉鎖速度
検出信号と第5図BのO−t1期間に示す閉鎖速度
設定電圧とで決定される第3図のリミツター回路
4のリミツト電圧は、第5図CのO−t1期間に示
す如く最大のレベルに設定される。
かかる状態で速度制御ループに前述した零速度
設定信号が入力されると、F/V変換回路2より
導かれる速度検出信号は最大レベル、又、ストロ
ーク検出回路8より導かれるガイドベーンの開度
検出信号は最大レベルにあるので、これら零速度
設定信号と速度検出信号、開度検出信号に対応す
る各復原信号の3諸量を比較回路12で比較
し、回路12より速度制御用増幅器3に導かれ
る信号は、水車の回転数を零速度まで絞り込む最
大の下げ命令となる。この信号を速度制御用増幅
器3で一旦増幅してリミツター回路4に与えら
れ、リミツター回路4では、増幅回路18の出力
電圧で決定されるリミツト電圧に比し速度制御用
増幅器3の出力電圧が高いことを条件に、増幅器
3の出力電圧をリミツト電圧値に制限する。この
ようにして制限された開度指令電圧をもつてコン
バータ5を含めたサーボ制御機構を介して図示し
ないガイドベーンの開度が制御されることにな
る。かかるガイドベーンの閉鎖過程を速度に対応
して示したものが第5図Aの閉鎖速度特性図で、
ガイドベーンの開度を絞る閉鎖速度が負荷しや断
指令の入力後は、第5図AのO−t1期間に示す如
く急速に増大しつつ開度が閉じられて行くのが理
解できる。なおガイドベーンの開度が徐々に閉じ
られて行くと、ストローク検出信号を基にした閉
鎖速度が検出回路15を通して検出され、閉鎖速
度設定信号と閉鎖速度検出信号との偏差分が次第
に小さくなつて行き、これに対応してリミツター
回路4のリミツト電圧を低下して行くので、この
リミツト電圧の開度指令通りに開度制御用増幅器
13及びサーボ制御機構を介してガイドベーンが
徐々に閉じられて行き、その閉鎖速度は、閉鎖速
度制御ループを介して自動的にコントロールさ
れ、第5図AのO−t1期間に示す如く負荷しや段
時の始めの期間だけ閉鎖速度を早めてガイドベー
ンの開度を閉じていく。さてガイドベーンの開度
が所定の開度位置(第5図Cのt1点を示す)まで
閉じられると、これを条件にして第4図の接点S4
が開路され、これと平行して接点S5及び接点S6
通して第5図Bのt1〜t2期間に示すような閉鎖速
度設定電圧が入力されるようになる。この閉鎖速
度設定電圧と閉鎖速度検出信号との偏差分をもつ
てリミツト電圧が新たに設定され、この新たに設
定したリミツト電圧のレベルは第5図Cのt1−t2
期間に示す如く閉鎖初期に比し電位そのものが低
いので、サーボ制御機構を介して閉じられて行く
ガイドベーンの開度変化量の範囲は相対的に低下
し、開度を閉じて行く閉鎖速度そのものは、閉鎖
速度制御ループを介して自動的にコントロールさ
れ、第5図Aのt1−t2期間に示すように徐々に低
下して行く。さてガイドベーンの開度が一層閉じ
られて行き全閉の近くまで接近する(第5図Cの
t2点を示す)と、この開度位置に応じて水車の速
度は急速に低下して行き零速度設定信号と速度検
出信号、開度検出信号に対応する復原信号との偏
差分も漸次低下して行く。ガイドベーンの開度が
所定の位置まで閉じられた旨をストローク検出信
号を基に確認すると、次に第4図の接点Sn−t
を通して第5図Bのt2−t3期間に示すような閉鎖
速度設定電圧が比較回路17→増幅回路18の経
路でリミツター回路4に入力され、この閉鎖速度
設定電圧と閉鎖速度検出信号との偏差分に応じた
リミツト電圧が再び設定されて、このリミツト電
圧を基にしたガイドベーンの開度を閉じて行く閉
鎖速度は、その後、第5図Bのt2−t3期間に示す
指令電圧通りに自動的にコントロールされてガイ
ドベーンの開度を全閉の位置まで絞り込んで行
く。
以下同様に第4図の接触Snが閉路し設定器
VRnより与えられる閉鎖速度設定電圧(第5図B
のt3以後に示す)と閉鎖速度検出信号との偏差分
で決定されるリミツト電圧を基に、ガイドベーン
の開度を全閉の位置まで絞り込んで行く閉鎖速度
が自動的にコントロールされる。
なお、以上の説明では閉鎖速度設定回路16で
各可変抵抗器単独で所要の閉鎖速度設定信号を順
次出力する場合の具体例を述べたが、何もこのよ
うに各可変抵抗器単独で所要の閉鎖速度設定信号
を出力する方法ではなく、例えば第4図に示す可
変抵抗器群で第1発目の閉鎖速度指令量はVR1
VR3とを組合せたものを出力とし、第2発目の閉
鎖速度指令量はVR2とVR5とを組合せたものを出
力とすると言う様に、可変抵抗器群を適宜任意に
組合せて所要の閉鎖速度指令量を適宜出力する様
にすれば、閉鎖速度特性そのものをより理想的な
特性に近づけ得る利点がある。
以上のように、本発明は速度制御ループと、起
動、無負荷、負荷の各開度設定信号を基に速度制
御用増幅器の出力値を制限するリミツタ回路と、
該回路の開度指令信号と開度検出信号とを基に開
度を制御する開度制御ループと、閉鎖速度設定信
号と閉鎖速度検出信号とを基に前記速度制御用増
幅器の出力値を制限する閉鎖速度制御ループと、
ガイドベーンを操作するサーボ制御機構とで制御
装置を構成し、ガイドベーンを開方向に操作する
場合は速度制御ループ、開度設定ループ及び開度
制御ループ、サーボ制御機構を介して制御し、所
定の負荷遮断時は、速度制御ループ及び閉鎖速度
制御ループ、前記開度制御ループ、サーボ制御機
構を介してガイドベーンを閉方向に制御するもの
であるから、以下に示す様に種々の効果を奏する
ものである。
従来にみられるような機械的ストツパーに依
存する方法ではなく、純電気的に閉鎖速度を自
動的にコントロールするので、閉鎖速度設定指
令量を任意に可変すれば閉鎖速度特性そのもの
を自由に調整でき、所望の閉鎖速度特性を容易
に得る事ができる。
上記の理由によりサーボ系の圧油の油温、
油圧あるいは機械系の経年変化等により閉鎖速
度特性が変化する事なく、安定した閉鎖速度を
保持して負荷遮断時の水圧上昇及び水車回転数
の上昇を所望の範囲内に制限する事ができる。
所要の閉鎖速度設定指令量を与える場合は容
易にプログラム化が可能となり、このプログラ
ム化と相俟つて圧油の影響を何ら受けないと言
う特徴をもつて発電所の無人化を図る様な場合
には、その特徴を如何なく発揮でき最適な装置
を提供できる。
水車発電機の起動より定常時のカバナ運転及
び負荷遮断まで、サーボ制御機構に与える開度
指令を設定信号と検出信号との偏差分で自動的
に調整したので、起動時より定常運転、又は定
常運転より負荷遮断の移行をスムーズに行なえ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置を示す具体的なブロツク構成
図、第2図はその動作を示すタイムチヤート図、
第3図は本発明による一実施例を示す具体的なブ
ロツク構成図、第4図は本発明に係る閉鎖速度設
定回路を示す具体的な回路例、第5図は本発明に
係る負荷遮断時の動作を示すタイムチヤート図。 1はパイロツト発電機、2はF/V変換回路、
3は速度制御用増幅器、4はリミツター回路、5
はコンバータ、6は配圧弁、7はサーボモータ、
8はストローク検出回路、9は弾性復原量発生
回路、9は剛性復原量発生回路、10は速度調
整器、11は起動装置、12〜12及び17
は比較回路、13は開度制御用増幅器、15は閉
鎖速度検出回路、16は閉鎖速度設定回路、Ms
はスイツチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 速度設定信号と速度検出信号、開度検出信号
    に応じた復原信号とを基に速度制御を行なう速度
    制御ループと、起動開度設定信号、無負荷開度設
    定信号および負荷開度設定信号を与える各設定器
    からそれぞれ設定される前記3種類の開度設定信
    号を基に前記速度制御ループの速度制御用増幅器
    の出力を制限して、ガイドベーンの開方向の開度
    制御量を決定する開度設定ループと、前記開度検
    出信号を基にガイドベーンの閉鎖速度を設定する
    閉鎖速度設定信号と、開度検出信号を基にガイド
    ベーンの閉鎖速度を検出した検出信号との偏差分
    を以つて、前記速度制御用増幅器の出力を制限し
    てガイドベーンの閉方向の前記開度制御量を決定
    する閉鎖速度制御ループと、前記開度制御量と、
    前記開度検出信号との偏差分を基にガイドベーン
    の開度を制御する開度制御ループと、この制御ル
    ープの出力信号を以つてガイドベーンを開方向或
    いは閉方向に操作するサーボ制御機構とを具備
    し、ガイドベーンを開方向に操作する場合は、前
    記速度制御ループと前記開度設定ループと前記開
    度制御ループ、前記サーボ制御機構との各制御ル
    ープを介して開度を制御し、ガイドベーンを閉方
    向に操作する場合は、前記速度制御ループと前記
    閉鎖速度制御ループと前記開度制御ループ、前記
    サーボ制御機構との各制御ループを介して開度を
    制御したことを特徴とする水車発電機の制御方
    法。
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