JPS61210205A - 密封型油圧ラツシユアジヤスタ - Google Patents

密封型油圧ラツシユアジヤスタ

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Publication number
JPS61210205A
JPS61210205A JP5176885A JP5176885A JPS61210205A JP S61210205 A JPS61210205 A JP S61210205A JP 5176885 A JP5176885 A JP 5176885A JP 5176885 A JP5176885 A JP 5176885A JP S61210205 A JPS61210205 A JP S61210205A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
seal ring
pressure chamber
reservoir chamber
high pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5176885A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Honda
本田 正一
Yoichi Ishida
洋一 石田
Takashi Kanbe
敬司 神戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP5176885A priority Critical patent/JPS61210205A/ja
Publication of JPS61210205A publication Critical patent/JPS61210205A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/20Adjusting or compensating clearance
    • F01L1/22Adjusting or compensating clearance automatically, e.g. mechanically
    • F01L1/24Adjusting or compensating clearance automatically, e.g. mechanically by fluid means, e.g. hydraulically
    • F01L1/2405Adjusting or compensating clearance automatically, e.g. mechanically by fluid means, e.g. hydraulically by means of a hydraulic adjusting device located between the cylinder head and rocker arm

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、4サイクルエンジンの動弁機構に用いられる
ラツノユアノヤスタに係わり、特に、油圧を利用しかつ
作動油を密閉室内に充填して用いる密閉型油圧ラツノユ
アジャスタに関するものである。
「従来の技術」 一般に、4サイクルエンジンの動弁機構は、相互に当接
した状態で連動させられる複数の構成部材を備えており
、各構成部材の当接部は、常時接触した状態あるいは設
定された範囲内の隙間が与えられている。
ところで、前述した隙間は、経時的な問題等により許容
範囲を越えてしまうおそれがあり、これによって、例え
ば弁の開閉時期やリフト量にずれが生じてエンジン特性
を変化させてしまうことが考えられるために、定期的な
点検や調整を行なうことが必要とされているが、前述し
た当接部が多数あること、また、隙間が微少であること
等Iこ起因して、点検や調整の作業が煩雑なものとな゛
つている。
そこで従来では、前述した隙間を常時0へ自動調整する
ラッシュアジャスタが既に提案されている。
第1図は前記ラッシュアジャスタが装着された動弁機構
を示すものである。
該動弁機構lは、4サイクルエンジンEの吸気弁2ある
いは排気弁3を開閉駆動するために設けられたもので、
吸気弁2あるいは排気弁3の開閉時期を制御するカム4
と、該カム4によって揺動させられることにより、前記
吸気弁2あるいは排気弁3を開閉駆動するロッカーアー
ム5とを備え、該ロッカーアーム5の揺動中心部にラッ
シュアジャスタ6が設けられていて、前記ロッカーアー
ム5を揺動自在に支持するとともに、該ロッカーアーム
5の位置調整を行なって、吸気弁2や排気弁3およびカ
ム4とロッカーアーム5とを常時接触状態に維持するよ
うになっている。
すなわち、前記ラッシュアジャスタ6は、第2図に示す
ように、有底筒状のボディ7と、該ボディ7内に摺動自
在に嵌装されかつ一端部がボディ7の外部へ突出させら
れたプランジャ8とを備えている。そして、前記プラン
ジャ8は、その底部にボディ7の底部との間で高圧室9
を形成する凹部10が形成され、また、外周部には、ボ
ディ7の内周面との間で空間部11を形成する周溝12
が形成されており、該空間部11内には、ボディ7とプ
ランジャ8とに気密に取り付けられて、前記空間部11
をボディ7の長さ方向に2分割することによりリザーバ
室13を形成するダイヤフラム14が設けられている。
前記高圧室9およびリザーバ室13には作動油が充填さ
れており、リザーバ室13内の作動油は、プランジャ8
内に形成された連絡通路15を介して高圧室9に供給さ
れ、また、該作動油は連絡通路15の高圧室9側の端部
に設けられた逆止弁16によってリザーバ室13への逆
流が阻止されている。さらに、前記高圧室9内には、プ
ランジャ8をボディ7から突出させる方向に押圧する弾
発部材17が介装され、また、前記プランジャ8の突出
端部には、ロッカーアーム5が揺動自在に嵌着させられ
る球面軸受18が設けられている。
そして、前記ロッカーアーム5と吸気弁2(排気弁3 
)あるいはカム4との間に隙間が生じた場合には、弾発
部材17によって弾発されているプランジャ8がボディ
7から突出する方向に移動させられることにより、ロッ
カーアーム5を吸気弁2(排気弁3 )やカム4に接触
させて前述した隙間を消滅させる。このようなプランジ
ャ8の移動に伴って、リザーバ室13の容積が減少させ
られるとともに高圧室9の容積が増加させられることに
より、リザーバ室13内の作動油が高圧室9へ流入し、
かつ、一旦高圧室9へ流入した作動油は逆止弁16の作
用により逆流が阻止されているから、プランジャ8のボ
ディ7内への後退勤が阻止される。したがって、ロッカ
ーアーム5にカム4からの押圧力が作用した場合に、前
述した隙間を無くした位置にロッカーアーム5の揺動中
心部を固定するとともに、該ロッカーアーム5をカム4
によって揺動させて吸気弁2(排気弁3 )の開閉を行
なうことができる。
一方、プランジャ8が長時間押圧された状態に維持され
た場合には、高圧室9内の作動油がボディ7とプランジ
ャ8との摺接面間を通って徐々にリザーバ室13へ戻さ
れる。
このようにして動弁機構lの隙間が常時0の状態に自動
調整される。
ところでこのようなラッシュアノヤスタロにあ゛ つて
は、ダイヤフラム14を取り付けるために、ボディ7の
内周面やプランジャ8の外周面にそれぞれ環状溝を形成
しなければならず、これらの加工が面倒であり、また、
高価なダイヤフラム14を使用しているためにコストの
高騰を招くといった問題点を有している。
そこで本願発明者等は、特願昭58−204430号公
報にかかるラッシュアジャスタを提案し、前述した問題
点を解消仕んとした。
該ラッシュアノヤスタ19は、第3図に示すように、リ
ザーバ室13を形成するために、前述したダイヤフラム
14に代えてダブルリップ型のシールリング20を用い
、該シールリング20をボディ7の内周面とプランジャ
8の外周面とに液密状態に摺接させ、かつ、該シールリ
ング20をプランジャ8との間に介装した弾発部材21
によって前記リザーバ室13側へ押圧して、プランジャ
8の移動に伴うリザーバ室13の容積変化に追従させる
ようにしたものである。
そして、このような構成とすることにより、高価なダイ
ヤフラムを不要にして、コストを低減し、かつ、ボディ
7やプランジャ8への加工を少なくして前述した諸問題
点を解消するものである。
「発明が解決しようとする問題点」 本発明は、前述した本願発明者等の提案にかかるラッシ
ュアジャスタにおいて残されている次のような点を改善
せんとするものである。
すなわち、前記シールリングは、ボディおよびプランジ
ャとの密着性を確保してリザーバ室からの油漏れを防止
する必要があることから、所定の密着力を発生させ得る
弾性材料が使用されているが、シールリングの周方向に
お(゛て該シールリングとボディやプランジャとの間の
摩擦にばらつきがある場合、プランジャの移動時に、第
4図に示すように、シールリングがラッシュアジャスタ
の長さ方向に対して傾倒してしまうおそれがあるといっ
た点である。これは、リザーバ室の液密性を損なう要因
、あるいはシールリングの損傷の要因となるおそれがあ
るために、その対策を行なって、ラッシュアジャスタの
信頼性を向上させる必要がある。
「問題点を解決するための手段」 本願は、前述した改善点に対する対策を有効に具体化し
たラッシュアジャスタに関する3つの発明を提供せんと
するもので、その第1発明は、特に、ボディの内周面お
よびプランジャの外周面との間に、両者間を液密状態に
閉塞してリザーノく室を形成するシールリングを嵌装し
、該シールリングを前記ボディの内周面およびプランジ
ャの外周面に摺接する弾性部材と、該弾性部材に一体的
に設けられた補強部材とから構成したことを特徴とし、
また、第2発明は、ボディの内周面およ1びプランジャ
の外周面との間に、両者間を液密状態に閉塞してリザー
バ室を形成するシールリングを嵌装し、前記ボディのリ
ザーバ室を形成する部分に、プランジャの摺動方向と直
交する段部を形成し、前記ノールリノグを、前記ボディ
の内周面およびプラノツヤの外周面に摺接する弾性部材
と、該弾性部十オに一体的に設けられた補強部材とによ
って構成するとともに、前記段部に当接する脚部を設け
たことを特徴とし、さらに、第3発明は、プラノジャの
外周部とボディの内周面との間に、両者間を液密状態に
閉塞してリザーバ室を形成するシールリングを嵌装し、
前記シールリングを前記ボディの内周面およびプランジ
ャの外周面に摺接する弾性部材と、該弾性部材の厚さ方
向の一端面に一体的に設けられた補強部材とによって構
成するとともに、該シールリングの一組をそれぞれの補
強部材が対向するようにボディの長さ方向に沿って設け
たことを特徴とする。
「作用 」 本願第1発明は、前述した構成とすることにより、ボデ
ィとプランジャとの密封性をシールリングによって確保
するとともに、補強部材によってシールリングの形状を
維持して前記ボディやプランジャに対する姿勢変化を防
止するものである。
また、第2発明は、前記第1発明の作用に加えて、脚部
をボディの段部に当接させることにより、シールリング
の移動位置を規制して弾性部材を常時ボディやプランジ
ャの円状部分に接触させるものである。さらに、第3発
明は、第1発明の作用に加えて、2つのシールリングの
間に空間部を形成し、リザーバ室からのリーク油を収容
するものである。
「実施例」 以下、本願の第1発明について第5図および第6図に示
す一実施例に基づき説明する。
第5図および第6図中、符号22は、本実施例に係わる
ラッシュアジャスタを示すもので、該ラッシュアジャス
タ22は、有底筒状のボディ23内に、該ボディ23の
底部との間に高圧室24を形成するプランジャ25を摺
動自在に嵌装し、該プランジャ25の外周部とボディ2
3の内周面との間に前記高圧室24から液密状態に分離
された空間部26を形成するとともに、該空間部26内
に、前記ボディ23の内周面およびプランジャ25の外
周面との間を液密状態に閉塞してリザーバ室27を形成
するシールリング28を嵌装し、前記プランジャ25に
、リザーバ室27と高圧室24とを連通ずる連絡通路2
9を形成するとともに、該連絡通路29に前記リザーバ
室27内に貯留されrこ作動油を高圧室24へのみ流入
させる逆止弁30を設けて成り、かつ、前記シールリン
グ28を、前記ボディ23の内周面およびプランジャ2
5の外周面に摺接する弾性部材31と、該弾性部材31
に一体的に設けられた補強部材32とによって構成した
ものである。
次いで、これらの詳細について説明すれば、前記ボディ
23は、その開口端部に被覆板33が一体に取り付けら
れていて、前記プランジャ25がその長さ方向に往復動
可能に貫通させられるとともに、該プランジャ25とボ
ディ23の開口端縁との間を覆うようになされている。
前記プランジャ25は、一端部が前記ボディ23の外部
へ突出した状態でボディ23内に嵌装されており、該一
端部近傍が小径となされていることにより、その外周面
とボディ23の開口部近傍の内周面との間で前記空間部
26を形成するようになっている。また、他端部は前記
高圧室24を形成するため゛の凹部34が形成されてお
り、該凹部34の内部には、プランジャ25をボディ2
3から突出させるように弾発するコイルスプリング35
が介装されている。
前記連絡通路29は、プランジャ25を長さ方向に貫通
した充填用通路29aと、該充填用通路29aを前記リ
ザーバ室27へ連通させるメイン通路29bと、充填用
通路29aをボディ23とプランジャ25との摺動面部
へ連通させるサブ通路29cとによって構成されており
、前記充填用通路29aには、該充填用通路29aを液
密に閉塞する栓体36が嵌着されてい−る。
前記シールリング28を構成する弾性部材31は、耐油
性を存するゴム材が用いられ、断面がX状のダブルリッ
プ型に成型されている。そして、他の構成部材である補
強部材32は金属の削り出し廓によって断面がT字状に
形成されていて、前記弾性部材31の厚さ方向の一端面
に圧入あるいは接着−との併用により一体的に取り付け
られている。
さらに、前記ボディ23の内部には、プランジャ25の
摺動方向前方に位置し、かつ、リザーバ室27内に一部
を露出させた状態でストップリングSが一体的に取り付
けられており、前記プランジャ25の大径部の縁に係合
してそのボディ23から突出する方向への移動を規制す
るようになっている。
しかしてこのように構成された本実施例のラッシュアジ
ャスタ19は、例えば第1図に示した従来のラッシュア
ジャスタ6と同様に、動弁機構lを構成するロッカーア
ーム5の揺動中心部に取り付けられて、該ロッカーアー
ム5と吸気弁2(排気弁3 )あるいはカム4との隙間
が常時0となるように、前記ロッカーアーム5の位置調
整を自動的に行なう。
すなわち、前述した隙間が発生せんとすると、プランジ
ャ25への押圧力が弱まって、コイルスプリング35の
弾発力によりプランジャ25がボディ23から突出する
方向へ押圧移動させられ、これによって、ロッカーアー
ム5が吸気弁2(排気弁3 )やカム4へ向けて移動さ
せられて、前記隙間が消滅させられる。
一方、前記プランジャ25の移動に伴って、面記゛高圧
室24の容積が拡大されるが、これに伴い、リザーバ室
27内の作動油がメイン通路29b1充填用通路29a
および逆止弁30を介して高圧室24内へ流入する。こ
のような作動油の流動は、前記プランジャ25の移動が
停止して前記隙間が0となった時点で同様に停止させら
れる(第6図参照)。そして、プランジャ25にカム4
からの押圧力が作用した場合には、逆止弁30の作用に
より高圧室24内の作動油が閉じ込められることにより
、プランジャ25のボディ23に対する相対移動か拘束
され、両者が剛に固定された状態となされる。したがっ
て、前記ロッカーアーム5の揺動中心部が前述した隙間
を0とする位置に固定され、かつ、該ロッカーアーム5
ヘカム4による押圧力が作用した場合には、該抑圧力に
よってロッカーアーム5が揺動させられて吸気弁2(排
気弁3 )の開閉動がなされる。
そして、プランジャ25に長時間に亙って押圧力が継続
して作用した場合には、前記高圧室24内の作動油がボ
ディ23とプランジャ25との摺動面間から徐々に漏れ
出してサブ通路29cから前記リザーバ室27へ戻され
る。
このような作用によって動弁機構lの各構成部材間の隙
間を常時0とした状態で吸気弁2(排気弁3 )の開閉
動を行なうことができる。
そして、前述した隙間の調整操作に際して、ボディ23
とプランジャ25との間が、シールリング28の弾性部
材31によって液密に閉塞されているから、リザーバ室
27からの作動油の漏れが抑えられる。
また、プランジャ25の移動に伴いシールリング28も
プランジャ75の移動方向に沿って移動させられるが、
該弾性部材31が補強部材32によって剛構造となされ
ているから、ボディ23やプランジャ25との間の摩擦
が不均一であったとしてもねじれ等の変形を抑えること
ができる。したがって、シールリング28の損傷を防止
するとともに安定した作動を長期に亙って維持すること
ができる。
次いで、第2発明について第7図および第8図に示す一
実施例に基づき説明する。なお、以下の説明中、第1発
明と共通する部分については同一符号を用いて説明を簡
略化する。
第7図および第8図中筒号37は本実施例に係わるラッ
シュアジャスタを示すものである。
該ラッシュアジャスタ37は、有底筒状のボディ38の
内周面と該ボディ38内に摺動自在に嵌装されたプラン
ジャ25との間に、両者間を液密状態に閉塞してリザー
バ室27を形成するシールリング39を嵌装し、前記ボ
ディ38のリザーバ室27を形成する部分に、プランジ
ャ25の摺動方向と直交する段部38aを形成し、前記
シールリング39を前記ボディ38の外周面およびプラ
ンジャ25の外周面に摺接する弾性部材40と、該弾性
部材40に一体に設けられた補強部材32とによって構
成するとともに、前記段部38aに当接する脚部40a
を設けた構成と1なっている。
次いで、これらの詳細について説明すれば、前記ボディ
38の段部38aは、ボディ38の内径を長゛さ方向の
中間部から開口端部へかけて大きくすることによって形
成されている。
前記脚部40aは、本実施例では前記弾性部材40と一
体的に形成されていて、かっ、弾性部材40と同様に環
状に形成されている。また、該脚部40aの長さすなわ
ちプランジャ25の摺動方向に沿う長さは、前記段部3
8aとの当接がなされた状態において、弾性部材40の
内周部とプランジャ25に形成されているメイン通路2
9bとの重畳を防止する長さとなされている。
このような構成とすることによって、第1発明と同様に
プランジャ25を移動させて動弁機構lの各構成部材間
の隙間を自動的にoH整する。
そして、前述した調整操作の際に、補強部材32の作用
により弾性部材40のねじれ等の変形を防止しつつリザ
ーバ室27の容積変化に追従させることができる。また
、プランジャ25がボディ38から最も突出させられた
状態において、前記脚部40aがボディ38の段部38
aと当接してシールリング39の移動を拘束することに
より、シールリング39の弾性部材40とプランジャ2
5のメイン通路29bとの重畳が防止され、これによっ
て、弾性部材40はその内周面がプランジャ25の円状
部分にのみ接触させられて、安定した密封効果が得られ
る。また、弾性部材40がメイン通路29の開口縁部と
の引っ掛かり等によって破損してしまうようなことはな
い。
さらに、前記脚部40aを設けることによって弾性部材
40の中央部の強度を高め、前記補強部材32との相乗
作用により、一層シールリング39の変形防止効果を高
めることができる。
第9図は第3発明の一実施例を示すもので、図中符号4
1は本実施例に係わるラッシュアジャスタである。
該ラッシュアジャスタ41は、前述した第2発明にかか
るラッシュアジャスタ37において、そのリザーバ室2
7内に嵌装したシールリング39のほかにもう一つのシ
ールリング42を嵌装した構成と1したものであり、そ
の他の構成は第2発明と同様後ある。
そして両シールリング39.42は、それぞれの補強部
材32.43が相互に対向するように前記プランジャ2
5の摺動方向に沿って設けられていて、両者間にリーク
用空間部44を形成するようになっている。
このような構成とすることによって、プランジャ25が
後退方向へ移動してリザーバ室27の容積が拡大する時
に漏れた作動油を前記リーク用空間部44に一旦貯留し
ておき、前記プランジャ25が突出方向へ移動してリザ
ーバ室27内の容積が減少する際に、リーク用空間部4
4内の作動油をリザーバ室27へ戻すようにして、前述
した容積減少時におけるリザーバ室27内への空気の吸
い込みを防止するものである。
なお、前記第1〜第3発明の各実施例に於いて示した構
成部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に
基づき種々変更可能である。例えば、前記補強部材32
の断面形状は削り出しによるT字型に限らず、プレスに
よって同様の形状とすることもでき、また、L字状の断
面形状としてもよく、さらに、環状のプレートの一部を
プレスによって折曲して舌片を突設し、該舌片を弾性部
材31(40)に食い込ませて一体化することもできる
「発明の効果」 以上説明したように、本願の各発明に係わるラッシュア
ジャスタによれば、次のような優れた効果を奏する。
第1発明によれば、ボディの内周面とプランジャの外周
面との間に、両者間を液密に閉塞してリザーバ室を形成
するシールリングを嵌装し、該シールリングを前記ボデ
ィの内周面およびプランジャの外周面に摺接する弾性部
材と、該弾性部材に一体的に設けられた補強部材とによ
って構成したから、該シールリングをリザーバ室の容積
変化に追従して移動させることにより、プランジャの移
動を円滑に許容し、かつ、補強部材によってシールリン
グの剛性を高めて、該シールリングの移動に伴う変形や
その傾倒を防止し、もって、シールリングの破損を抑え
るとともに、安定した作′動を長期間に亙って維持する
ことができる。
第2発明によれば、ボディの内周面とプランジャの外周
面との間に、両者間を液密状態に閉塞してリザーバ室を
形成するシールリングを嵌装し、前記ボディのリザーバ
室を形成する部分に、プランジャの摺動方向と直交する
段部を形成し、前記シールリングをボディの内周面とプ
ランジャの外周面に摺接する弾性部材と、該弾性部材に
一体に設けられた補強部材とによって構成するとともに
、前記段部に当接する脚部を設けたから、前記第1発明
の効果に加えて、プランジャがボディから最も突出させ
られた状態において、前記脚部が段部と当接してシール
リングの移動を拘束することにより、シールリングの弾
性部材とプランジャに形成された連絡通路の開口縁部と
の重畳を防止し、これによって、弾性部材の内周面をプ
ランジャの円状部分にのみ接触させて、前記弾性部材の
損傷を防止し、安定した密封効果を得ることができる。
また、前記脚部を設けることによって弾性部材の補強を
行ない、前記補強部材との相乗作用により、一層、シー
ルリングの変形防止効果を高めることができる。
第3発明によれば、ボディの内周面とプランジャの外周
面との間に、両者間を液密状態に閉塞してリザーバ室を
形成するシールリングを嵌装し、前記シールリングをボ
ディの内周面とプランジャの外周面に摺接する弾性部材
と、該弾性部材の厚さ方向の一端面に一体的に設けられ
た補強部材とによって構成するとともに、該シールリン
グの一組をそれぞれの補強部材が対向するようにボディ
の長さ方向に沿って設けたから、プランジャがボディ内
へ後退する方向へ移動してリザーバ室の容積が拡大する
時に漏れた作動油を両シールリング間に一旦貯留してお
き、前記プランジャが突出方向へ移動してリザーバ室内
の容積が減少する際に、両シールリング間の作動油をリ
ザーバ室へ戻すようにして、作動油の漏れが生じた場合
でも、前述した容積減少時におけるリザーバ室内への空
気の吸い込みを防止し、もって、プランジャによるロッ
カーアームの固定操作を確実なものとする。
【図面の簡単な説明】
図中、第1図は従来のラッシュアジャスタが適用された
動弁機構を有するエンジンの要部の縦断面図、第2図は
従来のラッシュアジャスタの一構造例を示す縦断面図、
第3図および第4図は本願発明者等の提案にかかるラッ
シュアジャスタを示すもので、第3図は縦断面図、第4
図はシールリングの作動を示す概略図、第5図および第
6図は第1発明の一実施例を示す縦断面図、第7図およ
び第8図は第2発明の一実施例を示す縦断面図、第9図
は第3発明の一実施例を示す縦断面図である。 1・・・・・・動弁機構、 2・・・・・・吸気弁、 3・・・・・・排気弁、 4・・・・・・カム、 5・・・・・・ロッカーアーム、 22(37・41)  ・・・・・・ラッシュアジャス
タ、23(3g)・・・・・・ボディ、 24・・・・・・高圧室、 25・・・・・・プランジャ、 26・・・・・・空間部、 27・・・・・・リザーバ室、 2g(39・42)・・・・・・シールリング、29・
・・・・・連絡通路、 30・・・・・・逆止弁、 31(40)・・・・・・弾性部材、 32(43)・・・・・・補強部材、 35・・・・・・コイルスプリング、 38a・・・・・・段部、 40a・・・・・・脚部、 44・・・・・・リーク用空間部。 第2図 第3図 1/    プ 11:1 第4図 第6図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)有底筒状のボディ内に、該ボディの底部との間に
    高圧室を形成するプランジャを摺動自在に嵌装し、該プ
    ランジャの外周部とボディの内周面との間に前記高圧室
    と液密状態に分離された空間部を形成するとともに、該
    空間部内に、前記ボディの内周面およびプランジャの外
    周面との間を液密状態に閉塞してリザーバ室を形成する
    シールリングを嵌装し、前記プランジャに、リザーバ室
    と高圧室とを連通する連絡通路を形成するとともに、該
    連絡通路に前記リザーバ室内に貯留された作動油を高圧
    室へのみ流入させる逆止弁を設けて成り、かつ、前記シ
    ールリングを、前記ボディの内周面およびプランジャの
    外周面に摺接する弾性部材と、該弾性部材に一体的に設
    けられた補強部材とから構成したことを特徴とする密封
    型油圧ラッシュアジャスタ。
  2. (2)有底筒状のボディ内に、該ボディの底部との間に
    高圧室を形成するプランジャを摺動自在に嵌装し、該プ
    ランジャの外周部とボディの内周面との間に前記高圧室
    と液密状態に分離された空間部を形成するとともに、該
    空間部内に、前記ボディの内周面およびプランジャの外
    周面との間を液密状態に閉塞してリザーバ室を形成する
    シールリングを嵌装し、前記プランジャに、リザーバ室
    と高圧室とを連通する連絡通路を形成するとともに、該
    連絡通路に前記リザーバ室内に貯留された作動油を高圧
    室へのみ流入させる逆止弁を設けて成り、かつ、前記ボ
    ディのリザーバ室を形成する部分に、プランジャの摺動
    方向と直交する段部を形成し、前記シールリングを、前
    記ボディの内周面およびプランジャの外周面に摺接する
    弾性部材と、該弾性部材に一体的に設けられた補強部材
    とによつて構成するとともに、前記段部に当接する脚部
    を設けたことを特徴とする密封型油圧ラッシュアジャス
    タ。
  3. (3)有底筒状のボディ内に、該ボディの底部との間に
    高圧室を形成するプランジャを摺動自在に嵌装し、該プ
    ランジャの外周部とボディの内周面との間に前記高圧室
    と液密状態に分離された空間部を形成するとともに、該
    空間部内に、前記ボディの内周面およびプランジャの外
    周面との間を液密状態に閉塞してリザーバ室を形成する
    シールリングを嵌装し、前記プランジャに、リザーバ室
    と高圧室とを連通する連絡通路を形成するとともに、該
    連絡通路に前記リザーバ室内に貯留された作動油を高圧
    室へのみ流入させる逆止弁を設けて成り、前記シールリ
    ングを前記ボディの内周面およびプランジャの外周面に
    摺接する弾性部材と、該弾性部材の厚さ方向の一端面に
    一体的に設けられた補強部材とによつて構成するととも
    に、該シールリングの一組をそれぞれの補強部材が対向
    するようにボディの長さ方向に沿つて設けたことを特徴
    とする密封型油圧ラッシュアジャスタ。
JP5176885A 1985-03-15 1985-03-15 密封型油圧ラツシユアジヤスタ Pending JPS61210205A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002061240A3 (de) * 2001-02-02 2002-09-26 Mahle Ventiltrieb Gmbh Hydraulische stelleinrichtung

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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