JPS61170474A - 医療用フロ−ガイドワイヤ - Google Patents

医療用フロ−ガイドワイヤ

Info

Publication number
JPS61170474A
JPS61170474A JP60010937A JP1093785A JPS61170474A JP S61170474 A JPS61170474 A JP S61170474A JP 60010937 A JP60010937 A JP 60010937A JP 1093785 A JP1093785 A JP 1093785A JP S61170474 A JPS61170474 A JP S61170474A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide wire
hollow
balloon
section
catheter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP60010937A
Other languages
English (en)
Inventor
萩尾 満之
二見 精彦
野口 法康
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP60010937A priority Critical patent/JPS61170474A/ja
Publication of JPS61170474A publication Critical patent/JPS61170474A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は血管内患陣の状態検査又は治療を行なうために
使用するフローガイドワイヤに関する。
(従来の技術) 従来、人体血管内に発生した患部の状態検査やその患部
に薬液を輸送するために使用するカテーテルは、あらか
じめ血管内にガイドワイヤを送り込み、その外壁に沿っ
て患部へと導入される。この目的のため使われているガ
イドワイヤは、例えば米国C00K社、tJMI社、u
 s c、 r社などから製造販売されているコイル状
金属線であり、これらはステンレススチール線およびス
テンレススチール線コイルで構成され、一部のガイドワ
イヤにはその表面を薄くテフロンコーティングされたも
のがある。一方、通常使われているカテーテルは、例え
ば米国LJMI社、ECC社、usc r社などから製
造販売されている合成樹脂製チューブであり、これらは
上記金属製ガイドワイヤと組合せて用いられる。上記金
属製ガイドワイヤとカテーテルを実際に使用する場合に
は、まずガイドワイヤを血管内に挿入して目的の患部に
到達せしめ、、次いでガイドワイヤを内筒として、これ
を被覆するような形でカテーテルを導入して患部へ到達
せしめた後、ガイドワイヤを扱き出し、カテーテルの端
部より薬液を注入することにより、検査や治療が行なわ
れる。
(発明が解決とようとする問題点) しかし、以上の一連の操作には次のような問題点が挙げ
られる。
すなわち、金属線ガイドワイヤは表面にコイル線特有の
凹凸があるため、血栓が付着しやすいこと、金属製ワイ
ヤの腰が強いため血管壁、特に血管内膜にくぐり込んだ
り血管壁を損傷しやすいなどの欠点を有している。そし
て、血管内患部までガイドワイヤを送り込む場合に押す
、引く、左右に廻すなど極めて複雑な操作手順や高度な
テクニックを必要とし、複雑な分岐血管の奥にある患部
までガイドワイヤを到達させることは極めて困難な業で
あり、操作に要する時間が長いことは患者に苦痛を与え
る原因となる。またカテーテルを導入する際にはカテー
テル自体がガイドワイヤより太いため、患者に与える負
担は一層大きく、更にガイドワイヤが先行して到達した
個所までカテーテル先端を進めることは困難で、この傾
向は末梢血管に向う場合更に難しい。しかもこの操作は
ガイドワイヤの導入、カテーテルの導入、ガイドワイヤ
の引き抜き、薬液の注入というプロセスを必要とする。
実際には人間の血管形態は様々であり、検査、治療に当
っては種々の形状を有する複数のガイドワイヤやカテー
テルを組合せて用いる場合が多いため、操作に長時間を
要し、かつ目的とする患部へカテーテルを超選択的に到
達せしめることは極めて困難である。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは上記欠点を改良したガイドワイヤとして合
成樹脂製中空モノフィラメントを素材とし、これに特定
形状を付与すると共にその中空部にレントゲン線不透過
金属を内蔵せしめ、先端付近に流体導出孔を設け、伸縮
自在な弾性体のバルーンで覆い、後端に流体導入孔を設
は中空上ノフィラメントの空隙を通って導かれる流体で
バルーンを膨張させ、Ith流に乗ってガイドワイヤの
先端が容易に末梢血管の患部へ超選択的に運ばれるフロ
ーガイドワイヤを先に提案した(特開昭57−1954
69号等)。
本発明は前記のフローガイドワイヤの操作性および案内
性をさらに向上すべく鋭意研究、検討をした結果、カテ
ーテルガイドワイヤ先端の膨張したバルーンが血流に乗
って末梢血管患部に誘導される場合、ガイドワイヤにリ
ングを設けて、それに先端内径を小さくしたカテーテル
を係合しておけばカテーテルがガイドワイヤと共に誘導
されることを見い出した。
すなわち、本発明は合成樹脂製中空モノフィラメントの
先端より後端にかけて球部、フレキシブル部およびテー
パ部から成る先端部および操作部を構成し、その少なく
とも球部又はその付近、および操作部の中空部にレント
ゲン線不透過金属を内蔵せしめ、球部又はその近傍に流
体導出孔を、また操作部後端に流体導入孔を設けて、そ
の間を連絡するモノフィラメント中空部の空隙を流体輸
送路として利用すると共に、球部又はその近傍にバルー
ン機構を装着し、上記流体輸送路と連通させ、テーパ部
に操作部の外径より大きい外径を有するリングを取り付
けたことを特徴とする医療用フローガイドワイヤを提供
するものである。
本発明に係る医療用70−ガイドワイヤを使用すること
により、カテーテルは該フローガイドワイヤと同時に血
管内患部に誘導され得る。
以下、本発明を図を用いて説明する。
第1図は、本発明の医療用フローガイドワイヤの基本構
造を示す側断面図(イ)、およびそのA−A’部分の断
面図(ロ)である。
本発明に係る医療用70−ガイドワイヤは、全体に導通
した中空部分2を有する合成樹脂製モノフィラメント1
から構成されている。そしてモノフィラメントの先端部
3には球部4、フレキシブル部5およびテーパ部6が構
成されており、その球部又はその近傍には流体導出孔7
が開孔されモノフィラメント中空部分2と連通している
。テーパ部6に続く先端部以降の部分は便宜上操作部8
と呼ぶが、これは中空モノフィラメントの構造を基本と
し、その中空部分2には中空径より小さい直径を有する
レントゲン線不透過金属9を内蔵している。操作部8の
後端は開孔した流体導入孔10が設けられており、この
流体導入孔10から流体導出孔7へかけての中空部分2
の空隙2′は流体輸送路として利用される。更に先端球
部4には伸縮可能なバルーン機構11が装着され、バル
ーン機構の内腔は流体輸送路の空隙2′と導通している
テーパ部6には中空モノフィラメント1の外径より僅か
に大きい直径をもつリング13が装着されている。
第2図および第3図はバルーン機構を球部に装着する他
の態様を示す側面図であり、バルーン機構の外径を操作
部の外径と同じにする場合のバルーンの装着方法を示し
ている。
第2図は先端球部4の一部に延伸によって凹部を作成し
、凹部に流体導出孔7を設は凹部をバルーン機構で覆っ
た場合である。第3図は先端球部4全体を延伸して外径
を操作部8の外径より小さくして先端に流体導出孔7を
設はバルーン機構11を装着し、その内腔にレントゲン
線不透過金属9を内蔵せしめたものである。
次に本発明の医療用フローガイドワイヤの各部分につい
て説明する。
最先端に位置する断面が円形の球状、長球状又は円筒状
の球部4は中空構造を有しており、その中空部にはその
中空径より小さな直径を有するレントゲン線不透過金属
9を内蔵している。フレキシブル部5は中空の極めて細
いしなやかな部分であり且つ十分な強度を備えている。
テーパ部6はその直径が操作部8に向うに従い次第に大
きくなり、テーパ部6の終りが操作部8と同じ直径にな
るように加工されいる。そして、その外側に操作部8の
直径より僅かに、例えば0.2〜0.4mm大きい直径
をもつリング13が取り付けられている。リング13は
合成樹脂あるいは金属等で作られる。
先端球部4にはバルーン機構11が装着され、流体導出
孔7がそのバルーン機構の内腔に開孔している。操作部
8は、中空部分2のほぼ全長にわたりレントゲン線不透
過金属9を内蔵しているが、この金属9の直径は中空部
分の直径より小さく、とくに好ましくは中空径の20〜
80%の直径を有するものが使用される。
なお、本発明で用いるレントゲン線不透過金属とは、金
、タングステンなどのレントゲン線照射による造影力の
すぐれた線状金属であるが、この場合は腰の強いタング
ステンに代表されるレントゲン線不透過金属で先端方向
は先鋭状にテーパ加工されていることが好ましく、これ
によりガイドワイヤの操作性や流体輸送性が一層向上す
る。
流体導入孔10は操作部後端に開孔しているが、この間
孔部の直径をレントゲン線不透過金属9の直径以下とし
て、金属の内蔵状態を維持する構造を採るのが好ましい
。なお、流体導入孔10には通常キャップがかぶせられ
、更にコネクタや注射器の接続できる構造を有している
。モノフィラメントの中空部分2の空隙2′は流体導入
孔10と流体導出孔7とに連通している。
これらの各部の寸法については、検査又は治療する患者
の年令、体質あるいは患部の状態などの条件により左右
されるので、特に制限しないが、通常の代表的な各部の
寸法を例示すれば次のとおりである。
フレキシブル部とテーパ部は必ずしも明確に区別できな
い場合もあるが、フレキシブル部とテーパ部の長さの合
計を2001m以内にするのが適当である。モノフィラ
メントの中空部分の内径は太いほど好ましく、使用する
レントゲン線不透過金属の直径は前記した如く中空径の
20〜80%の範囲が適当である。また先端球部に取り
付けられるバルーン機構は、ラテックスゴム、ウレタン
あるいはシリコンゴムなどの良質の伸縮自在の薄い均一
の7all状態であり、通常は流体が流入しないので球
部の外壁に張り付いた状態にあるが、臨床に際して操作
部端の流体導入孔10から適量の流体を導入し、バルー
ン機構を膨張させることにより球部を血流に乗せて末梢
患部へ案内する。
一般に、カテーテルの先端は血管壁を傷つけないように
、その先端を加工しであるが、本発明に係るフローガイ
ドワイヤと共に使用するカテーテルは、先端を加工する
際に、その開口部をフローガイドワイヤのリング13に
保合できるよう少し小さくしておく。そして、臨床前に
本発明のフローガイドワイヤを上記カテーテルの中に挿
入し、あらかじめ組合せておけば、カテーテル先端をガ
イドワイヤのテーパ部6に設けたリング13が係合して
、血管内のバルーンが導かれる所へ簡単にカテーテルも
導かれていく。またリング13は中空モノフィラメント
のテーパ部6に設けているので、フレキシブル部5のし
なやかさは損なわず、テーパ部6に内蔵しているレント
ゲン線不透過金属9が中空モノフィラメント1の腰を強
くし、曲ったり、折れたりしないように補強し、且つ操
作性を良好にしている。
医療用フローガイドワイヤの先端球部のバルーン機構は
、第1図のように薄いゴム膜を球部4にかぶせ、これを
絹糸12などでしばり固定した形状であってもよいが他
のバルーン機構形成手段として、例えば第2図又は第3
図の態様が挙げられる。
すなわち、第2図は先端球部4を部分延伸して円周上に
凹みを形成すると共に、その凹みに流体導出孔7を穿ち
、更に凹みの部分に薄いゴム膜をかぶせバルーン機構1
1となしたものである。第2図の医療用フローガイドワ
イヤは先端球部の直径が増大していないので血管内への
挿入が容易である。また、第3図は先端球部4全体を延
伸し、直径を操作部8の直径より小さくすると共に、先
端を開口し流体導出孔7とする。この場合、レントゲン
線不透過金属9は球部4を覆う薄いゴム膜のバルーン機
構11の中に挿入する。第3図は球部4全体の直径を増
大させず、また直径の小さい中空モノフィラメントでI
l造する@療用フローガイドワイヤの場合でも先端部の
レントゲン線不透過金属9の直径が大きくできるため、
レントゲン線照射による造影力の低下を招くことがない
本発明の医療用フローガイドワイヤの先端バルーン機構
を膨張させるのに使用する流体としては、炭酸ガス等の
気体や、生理食塩水および血管造影剤のような液体が挙
げられ、これらは流体導入孔に接続した注射器やコネク
タなどから流体輸送路2−を経て流体導出孔へ圧入され
る。
本発明の医療用フローガイドワイヤを構成する合成樹脂
素材としては、溶融押出成型が可能な材料を特に制限し
ないが、ポリアミド、ポリエステル、ポリオレフィンお
よびフッ素樹脂が好ましく使用できる。
本発明の医療用フローガイドワイヤを製造するには、ま
ず中空金型を使用し通常の溶融紡糸法により中空モノフ
ィラメントを紡糸し、所望によりこれを適宜延伸して適
当な長さに切断する。次に上記切断した中空モノフィラ
メントの先端部分について、球部4の形成部分を残して
局部延伸を施し、フレキシブル部5とテーパ部6を一挙
に作成した後、球部形成部の中空部分にレントゲン線不
透過金属9を挿入し加熱により開口部を縮小せしめ、流
体導出孔7を形成する。次に操作部8の後端から中空部
分2のテーパ部6方向へかけてレントゲン線不透過金属
9を挿入し、挿入部分の後端を加熱により開口部直径を
縮小させ流体導入孔10を形成し、必要に応じでてキャ
ップやコネクタなどの接続端子を形成又は取り付ける。
なおこの際挿入するレントゲン線不透過金属線条9は、
先端方向の端部をあらかじめテーパ状に加工しておくこ
とが好ましく、これにより更に柔軟性、弾力性が付与さ
れ操作性が一段と向上し、テーパ部6において中空部分
2の空隙2′が流体輸送路として確保される。次に先端
球部4にラテックスゴム、ポリウレタン又はシリコンゴ
ムなどの伸縮自在バルーンを取り付け、絹糸による結び
付は又は接着によってバルーン機構11を完成し、更に
テーパ部6にスリット状に切目を入れたリング13をは
さんで装着し、接着によって固定することで本発明に係
る医療用フローガイドワイヤは完成する。
なお、このガイドワイヤの外表面にシリコンやテフロン
をコーティングすることは好ましく、これにより抗血栓
性およびガイドワイヤとカテーテルのスベリがよくなり
操作性は一層改善される。
(作用) 本発明に係る医療用フローガイドワイヤは、カテーテル
と組合せて血管内に挿入し、流体によりバルーンを膨張
させ、レントゲン線投射による造像を監視しつつ、その
先端を選択的に目的とする患部へ到達せしめた後、圧入
した流体を吸引してバルーンを収縮せしめ、ガイドワイ
ヤのみを抜いてカテーテルを留置し、そのカテーテルの
内腔を通じて薬液を注入し検査や治療を行なうのに用い
られる。
(実施例) 以下に実施例を挙げて本発明を更に説明する。
実施例1 ポリエチレンテレフタレートを素材とし中空口金を用い
て通常の溶融紡糸法により、直径0.811111中空
径Q、4mmの中空部分を有する中空モノフィラメント
を紡糸し、これを1.5mに切断した。
次に上記モノフィラメントの一端に球部形成部分的5I
llalを残して局部的に約2.5倍の蒸気加熱延伸を
施し、直径Q、3++ua、長さ30nu++のフレキ
シブル部と長さ50IIl111のテーパ部とを一挙に
作成した。更に先端部を加熱延伸し直径約0.4ffl
I11とし、長さ10m−にして切断した。別にガラス
棒のQ、4++aにディッピング法で作成したゴムラテ
ックスの膜厚0.2■のチューブを4o+mの長さに切
断し、一端に直径Q、5mm、長1,5n+w+の金線
を挿入しチューブ外周よりウレタン糸でしばり固定しバ
ルーンを作成した。このバルーンを上記中空モノフィラ
メントの先端球部に装着し、バルーン外周よりウレタン
糸でしばり固定し、更に二液性エポキシ樹脂(長瀬チバ
:“ARALD ITE”” HA RD N E R
”)で表面の凹凸を清らかにし、バルーンと中空モノフ
ィラメントとの段差を緩かな斜面に仕上げ、バルーン先
端金線挿入部表面も同様に仕上げ、更にバルーン先端は
エポキシ樹脂を盛り上げ半球状にした。
一方、中空モノフィラメントの手元開口部から、直径Q
、3aull、長さ1.3mの先端をテーパ状に加工し
たタングステン線を挿入し、手元端に25Gの注射針を
挿入して目地をエポキシ樹脂で埋め、流体導入孔を作成
した。次にテーパ部の先端から4ctaの所に直径1.
Oa+s+1内口径Q、5mm1長さ1#llNのポリ
エチレンテレフタレートのリングにスリットを入れ覆う
ようにして装着し、アロンαA°゛三共”)で接着固定
し、中空モノフィラメント全長にわたりシリコン(ダウ
コーニング:MDX4−4159)コーティングを施し
てフローガイドワイヤを完成させた。
別に直径1,7mva1内腔径1.24mm、長さ1.
2mのポリエチレンチューブ(B−D7640)の一方
の内腔に1 、1 mmV)ステンI/ン棒を挿入し、
周囲を熱したコテで押えつけて内腔を小さくしたカテー
テルに上記フローガイドワイヤを他の端から挿入させテ
ーパ部上のリングに係合させ、ガイドワイヤの先端球部
を引っ張ったところ約6009までリングは耐えた。ま
たフローガイドワイヤの流体導入孔に、注射筒に空気を
満たして圧入すると約2.5ko/amでバルーンは膨
張し、その大きさは直径4Il1m1長さ10alI1
1になった。
実施例2 実施例1のフローガイドワイヤとカテーテルの組合せを
EOGガスで滅菌処理を施し臨床試験に供した。
大腿動脈からセルディンガ法で血管内に挿入したフロー
ガイドワイヤとカテーテルは、大動脈を遡行し腹腔動脈
を経て総計動脈まで両者を押すことで挿入し、生理食塩
液を圧入しバルーンを膨張させてX線照によりモニタを
監視しつつ、固有肝動脈から左肝動脈まで、若干の押す
操作だけで挿入ができ、先端金線のモニタによる視認も
問題なくできた。また、カテーテルからガイドワイヤを
引き扱くにも注射筒にて生理食塩水を吸い取りバルーン
を縮小させるだけで難なく引き抜くことができ、表面を
ガーゼで拭くだけで清浄となり血液の付着もなかった。
(発明の効果) 本発明に係る医療用フローガイドワイヤは、カテーテル
と係合した状態にして血管内挿入後、患者の血管の状態
に応じて先端バルーンの大きさを適当に調節することに
より、先端球部は血流に乗って自由に動くことができ、
先端部の案内性が良好で、従来の金属性ガイドワイヤの
押したり、引いたりあるいは左右に廻す複雑な手順は不
要となる。そして、血管内膜を傷つけたり、血管壁にく
ぐり込むことが全くなく患部に到達し、その後バルーン
を収縮させカテーテル内腔を通って抜くだけで、すぐ薬
液の注入が始められ、従来のガイドワイヤを用いる時の
ガイドワイヤを内筒にし、カテーテルをその外壁に拾わ
して導入させる操作は全く不要となり、操作時間の著し
い短縮が患者および術者の負担を軽減する。また球部4
はレントゲン線不透過金属9を内蔵しているので体外か
らレントゲン線を投射し、モニタの映像を監視しつつ透
視下に作業を進めるので先端位置が容易に確認できる。
フレキシブル部5は細く柔軟(絹ごしの豆腐をも突き刺
さない程度)に設計されているため、球部4の血管内で
の自由運動を一層効果的なものにし、且つ血管内膜の損
傷やくぐり込みによる破壊を全く起さない。テーパ部6
は、テーパ状に加工されているため血液の異常滞溜が防
止され、内蔵するレントゲン線不透過金属9のテーパ構
造と共に操作部8の方向へ徐々に太く、また腰が強くな
るため血管屈曲部を球部4が通過したあとに、フレキシ
ブル部5とそれに続くテーパ部6が徐々に同曲した血管
を直線化し、リング13に引掛りられて導入するカテー
テルが通過しやすくなる。
かくして本発明の医療用フローガイドワイヤは、カテー
テルと組合せて使用すると微妙な操作に十分追従して血
管内へ導入でき、例えば血管の蛇行部分や層選択的な末
梢血管へも容易にカテーテルを導き、ガイドワイヤを抜
き取るだけで直ちに薬液の注入による検査や治療ができ
、カテーテルの先端が患部に近いだけ他の血管に影響を
及ぼさず、注入する薬液の鰻も少なく、それだけ副作用
も少なく効果を挙げることができる。4、図面の簡単な
説明 第1図は本発明のフローガイドワイヤの基本構造を示す
側断面図(イ)、およびそのA−A ′部分の断面図(
ロ)であり、第2図、第3図はバルーン装着の他の態様
の先端部分の側面図を示す。
1 : 中空モノフィラメント 2  :  中  空  部 2′ : 中空部空隙(流体輸送路) 3  :  先  端  部 4  :  球     部 5 : フレキシブル部 6 : テーパ部 7 : 流体導出孔 8  :  操  作  部 9 : レントゲン線不透過金属 10 : 流体導入孔 11 : バルーン機構 12  :  絹     糸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 合成樹脂製中空モノフィラメントの先端より後端にかけ
    て球部、フレキシブル部およびテーパ部から成る先端部
    および操作部を構成し、その少なくとも球部又はその付
    近、および操作部の中空部にレントゲン線不透過金属を
    内蔵せしめ、球部又はその近傍に流体導出孔を、また操
    作部後端に流体導入孔を設けて、その間を連絡するモノ
    フィラメント中空部の空隙を流体輸送路として利用する
    と共に、球部又はその近傍にバルーン機構を装着し、上
    記流体輸送路と連通させ、テーパ部に操作部の外径より
    大きい外径を有するリングを取り付けたことを特徴とす
    る医療用フローガイドワイヤ。
JP60010937A 1985-01-25 1985-01-25 医療用フロ−ガイドワイヤ Pending JPS61170474A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60010937A JPS61170474A (ja) 1985-01-25 1985-01-25 医療用フロ−ガイドワイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60010937A JPS61170474A (ja) 1985-01-25 1985-01-25 医療用フロ−ガイドワイヤ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61170474A true JPS61170474A (ja) 1986-08-01

Family

ID=11764133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60010937A Pending JPS61170474A (ja) 1985-01-25 1985-01-25 医療用フロ−ガイドワイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61170474A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5727553A (en) Catheter with integral electromagnetic location identification device
EP0383794B1 (en) Catheter for dilating stenotic lesions
US5876385A (en) Catheter
US6371943B1 (en) Spring tip needle combination
US3749086A (en) Spring guide with flexible distal tip
US4033331A (en) Cardiac catheter and method of using same
US8118803B1 (en) Deflectable catheter assembly
US20040006305A1 (en) Balloon catheter having an expandable distal end
JPH04215767A (ja) 拡張カテーテル及びガイドワイヤー
JP2002360702A (ja) カテーテルの製造方法およびそのカテーテル
JP2002515308A (ja) 強化された気球拡張システム
JP2002537059A (ja) Pmrカテーテル
JPH1099439A (ja) カテーテルを備え、診断及び治療のために心臓内へ挿入される装置
KR20010080519A (ko) 안내 카테터용 마감 가공 기술
JPH0434416B2 (ja)
JPH06277294A (ja) 自己ガイド型カテーテル
JPH11221286A (ja) 医療用チューブ
JPS5930109B2 (ja) 多目的型医療用フロ−ガイドワイヤ
CN209270601U (zh) 可伸缩导管及应用其的介入治疗设备
JPH0317878Y2 (ja)
JPS62299277A (ja) ガイドワイヤ
JPH033496B2 (ja)
JPS61170474A (ja) 医療用フロ−ガイドワイヤ
JPH0838612A (ja) 医用チューブ及びその使用方法
JP7490342B2 (ja) 一体型光ファイバを有するガイドワイヤ