JPS61128006A - 液状流体脱気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 液状流体脱気装置 本発明は液状流体脱気装置に係る。この装置は脱気処理
した液状流体をその飽和蒸気と平衡した状態で底に貯蔵
するケース（ｅｎｖｅｌｏｐｅ　）の内部に設置される
。この装置は前記貯蔵流体の液面より上に配置され且つ
脱気処理すべき液体が供給される複数の有孔トレイを有
し、これらトレイは液体を分散させてタンク内に供給す
る。

このタンク内には少なくとも１つの管が該タンクの一壁
面の近傍で該タンクに沿って水平に配置される。この管
には前記ケース内の圧力Ｐよ〕大きい圧力Ｐｌ下で前記
流体の蒸気が供給される。この管はタンク内部で全長に
亘って前記壁面側に延在する有孔ゾーンを備える。との
有孔ゾーンは前記管の横断面の下方部にタンクからの液
体を充填せしめ且つこの管から蒸気を排出せしめる役割
を持つ。

発明の背景 この種の装置の一例は仏国特許公報明細書第２５４１４
４１号に開示されている。この先行仏画特許公報明細書
では、装置を収容するケースが発電所のコンデンサのウ
ェルからなる。この先行技術のシステムは前述の如き管
を２つ有し、一方がタンクの一壁面に沿い、他方が対向
壁面ＫＬって延在している。更に、平均圧力の蒸気を受
給する第３管が前記２つの管より下方のレベルに位置し
、一連の孔を介して蒸気を排出させるようＫなっている
。タンクの上部は液体を前記コンデンサウェル内に落下
せしめるオーバーフローの役割を果たす。

この場合の流体は通常Ｈ，０でちゃ、液体状態及び蒸気
状態は夫々水及び水蒸気で構成される。

残念ながらこの先行技術の装置は完全に満足の行くもの
ではなく、特に流体の脱気が十分に行なわれないという
欠点を有する。

発明の概要 本発明は前述タイプの改良された液状流体脱気装置を提
供する。本発明の改良された装置の改良点は、前記タン
クの上部が前記壁面と前記管との間で閉鎖され、前記壁
面がその全長に亘って少なくとも１つの噴霧ノズルを前
記管のレベルで且つ該管の前記有孔ゾーンより上方に具
備することにある。

本発明の好ましい一具体例では前述の如き管２つが前記
タンク内に配置され、一方の管が該タンクの壁面の１つ
に沿い、他方が対向壁面に沿って延在し、これら２つの
管の間に位置する中間部を介して前記有孔トレイから該
タンク内に流体が供給される。

有利には前記１つ以上の噴霧ノズルをいずれも連続状ノ
ズルにする。

第１具体例ではこのノズルをタンクの壁面を１通する長
手方向開口で構成し、この開口に弾性材料からなる可撓
性リップを設ける。

第２具体例では前記ノズルをタンクの壁面を貫通する長
手方向開口と、この開口の高さを調整するための手段と
で構成する。

前述の如き脱気装置は発電所のコンデンサウェル内に配
置され、前記ケースは当該コンデンサ自体のケースで構
成され、前記トレイはコンデンサ内の管束から落下する
凝縮水を受容する。

これに代えて、前記脱気装置はコンデンサの外側で固有
のケース内に配置することもできる。このケースは脱気
すべき流体を前記トレイ上に噴霧するための噴霧ノズル
を上部に有する。このケースは脱気した液状流体の出口
オリフィスを底部に有すると共に、該ケース内の圧力よ
り小さい圧力源と連通ずる複数のオリフィスを上部に備
え、凝縮し得ない気体がこれらオリフィスを介して該ケ
ースの上部から排出される。

以下添付図面に基づき非限定的具体例を挙けて本発明を
より詳細に説明する。

より詳細な説明 第１図及び第２図に示した脱気装置は外側ケースｌを有
し、このケースの中に脱気処理すべく噴霧ノズル５及び
６から来る水を受容する有孔プレート２゜３及び４が配
置されている。これら有孔プレートｈ水を分散させてタ
ンク７内に供給する役割を果たす。

タンク７内には２つの水平管８及び９が配置さぺ脱気す
べき水と同じ組成を持つ水蒸気が導管１０と１１のよう
な減圧用隔膜とを介してこれらの管に供給される。管８
及び９はタンク７の対向し合う２つの壁面１２及び１３
の近傍で互に平行に配置される。

６管８，９にはその管に対応する隣接壁面１２又は１３
に面して有孔ゾーンが設けられる。管８は有孔ゾーン１
４を、管９は有孔ゾーン１５を有する。壁面１２及び１
３はいずれも連続状噴霧ノズル１６又は１７を全長に亘
って且つ対応有孔ゾーン１４又は１５よりやや上方の位
置に備える。

タンク７の上部は壁面１２と管８との間で壁面１８によ
り閉鎖されると共に壁面１３と管９との間で壁面１９に
より閉鎖される。タンク７には管８及び９の間で該タン
クの中央に位置する有孔プレート４から落下する水が供
給される。

ケース１の底には脱気した水２０が収容される。

このケースの底部はノズル１６及び１７を介して前記水
を受給し、これを貯蔵する。この貯蔵部の上方には脱気
した水２０の飽和水蒸気の圧力と、この装置によって点
２１に導入される供給水から抽出される凝縮し得ない気
体（例えば酸素）の分圧とに起因する圧力Ｐが存在する
。この圧力Ｐより小さい圧力源に接続されるオリフィス
２２は前記凝縮し得ない気体の抽出に使用される。

ケース１の底には発電所のボイラの供給回路に接続され
る出口オリフィスが設ケラれる。

管８及び９に供給される水蒸気の圧力Ｐ１はケース！内
の圧力Ｐより大きい。この圧力差はタンク７内の水のレ
ベルと、穿孔部１４及び１５を介して管８及び９内に部
分的に充填される水のレベルとの間の水の高さｈに該当
する。　　″核装置は次の如く機能する。

脱気すべき水がノズル５及び６を介して導入され、プレ
ート２及び３上に噴霧されて第１の再加熱処理にかけら
れる。この処理は水が有孔トレイ２．３及び４を介して
タンク７内に落下するまで続けられる。これらのトレイ
は水奢水２０の飽和温度に近い温度に加熱する上で都合
の良いように水を分散させる役割を果たす。

このようにして再加熱された水は管８及び９の穿孔部１
４及び１５を介して排出される蒸気と混合され、この混
合物は噴霧ノズル１６及び１７を高速度で通過する。そ
の結果水と蒸気との完全なエマルジョンが得られる。

このエマルジョンは水に含まれる凝縮し得ない気体を排
出せしめる。これらの気体はオリフィス２２を介して排
出される。

凝縮し得ない気体を自由に排出せしめるために、前記ト
レイにはチムニ−２４が具備され、これらチムニ−は供
給水２１がこれらチムニ−を介してトレイを直接通過す
るのを阻止すべくキャップ２５で被覆される。

ノズル１６及び１７からの送出速度を所望の値にすべく
、これらノズルは所望の液体流電に応じて調整し得る。

第３図はこのような調整デフζイスの一例を示している
。この具体例ではノズル１７がリップ２７及び２８を備
えた長手方向開口２６で構成される。タンク７の壁面１
３の上部はロツ）２９に接続される。とのロッドの上端
にはネジ山が切られておシ、開口２６の高さを調整する
ための操作ホイール３０が先端に具備されている。

変形例として第１図に示す如く、それ自体で自動的に調
整されるノズルを形成することもできる。

この場合は上方リップ２８を弾性材料、例えばステンレ
ス鋼又はゴム片からなる１つ以上の可撓性シートで構成
する。

前述の如き装置、即ち一組のトレイ２，３．４とタンク
７と管８及び９とは、発電所のコンデンサのウェル内に
も配置し得る。

その場合は外側ケース１がコンデンサ自体のケースで構
成され、有孔トレイ２及び３は前出の仏国特許明細書第
２１５４１４４１号に記載の方法と全く同様にコンデン
サ内の管束から直接落下する凝縮水を受容する。

本発明では噴霧ノズル１６及び１７を使用し、且つ６管
と隣接タンク壁面との間に延在する壁１８及び１９によ
ってタンク７を閉鎖するため、脱気が前記先行技術と比
べてかなシ向上する。

次に非限定的数値例を挙げる。脱気すべき水は２１部分
に導入される時点で２７．９ｔｌ：’の温度を有し、２
０５０　（メータ）トン／時の割合で流れる（２つのノ
ズル５及び６を介する流量を合計して）。出口２３にお
ける脱気水の温度は３１Ｃである。管８及び９内の蒸気
の圧力Ｐ１は６０　ミ１７　／’−ル、昌度は１５０Ｃ
である。これらの管には導管１０を介して蒸気が１２パ
ール、１８８Ｃで供給される。

２つの導管ＩＯから排出される前記蒸気の流量は合計で
１５（メータ）トン／時である。従ってこの蒸気は隔膜
１１を介して１２パールから６０ミリバールまで膨張す
ることになる。最後にケース１内部、即ち脱気装置内部
か又はこの装置がコンデンサ内に配置される時はそのコ
ンデンサのウェル内部では圧力Ｐが４０ミリバールであ
る。従って圧力Ｐと圧力Ｐ１との間には２０ミリバール
の差が存在することになる。この差は２０ｃｒｎに等し
い高さｈに該当する。

ここに挙けた数値は、第１図の如きシステムを２組備え
た９００ＭＷ発電所が公称出力で作動するＢＶ、の値で
ある。

これらの値は単なる例として挙けたものにすぎず、完全
く非限定的である。また本発明の装置は水以外の流体に
も適用し得、且つ発電所以外の分野でも使用し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の脱気装置の断面図、第２図は第１図の
装置の部分平面図、第３図は第１図の部分詳細図、１Ｍ
４図は第３図の詳細部分の一変形例を示す説明図である
。 １・・・外側ケース、　　２．３．４・・・有孔トレイ
。 ５、６．１６．１７・・・噴霧ノズル、７・・・タンク
、８．９・・・管、　１１・・・隔膜、１４．１５・・
・有孔ゾーン、２０・・・脱気した水、２２・・・オリ
フィス。 お・・・出　口、　　■・・・操作ホイール。

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）脱気した流体をその飽和蒸気と平衡状態にある液
   体状態で底部に貯蔵するケースの中に配置される液状流
   体脱気装置であつて、前記貯蔵流体のレベルより上方に
   配置され且つ脱気すべき液状流体が供給される複数の有
   孔トレイを備え、これらトレイが液体を分散させてタン
   ク内に供給し、このタンク内には該タンクの一壁面の近
   傍で該タンクに沿つて伸長し且つ前記流体の蒸気が前記
   ケース内の圧力Ｐより大きい圧力Ｐ１で供給される少な
   くとも１つの管が含まれており、この管はタンク内で全
   長に亘つて前記壁面に近い方の側に延在する有孔ゾーン
   を有し、この有孔ゾーンは該管の横断面の下部にタンク
   からの流体を充填せしめると共に前記蒸気をこの管から
   排出せしめ、前記タンクの上部が前記壁面と前記管との
   間で閉鎖され、前記壁面が前記管のレベルで前記有孔ゾ
   ーンより上方に少なくとも１つの噴霧ノズルを全長に亘
   つて具備する前記脱気装置。
2. （２）前記管２つが前記タンク内に配置され、一方の管
   がタンク壁面の１つに沿い、他方が対向壁面に沿つて延
   在し、これら２つの管の間に位置する部分を介して前記
   有孔プレートから前記タンクに液体が供給される特許請
   求の範囲第１項に記載の脱気装置。
3. （３）前記噴霧ノズルが連続ノズルである特許請求の範
   囲第１項に記載の脱気装置。
4. （４）前記ノズルが前記タンク壁面を貫通する長手方向
   開口で形成され、この開口が弾性材料からなる少なくと
   も１つの可撓性リップを備える特許請求の範囲第３項に
   記載の脱気装置。
5. （５）前記ノズルが前記タンク壁面を貫通する長手方向
   開口で構成され、この開口の高さを調整する手段が具備
   される特許請求の範囲第３項に記載の脱気装置。
6. （６）発電所のコンデンサウェル内に配置され、前記ケ
   ースがコンデンサ自体のケースであり、前記トレイがコ
   ンデンサから凝縮水を受容する特許請求の範囲第１項に
   記載の脱気装置。
7. （７）前記ケースが脱気すべき流体を噴霧して前記トレ
   イに供給するための複数のノズル を上部に有し、脱気した液状流体用の外側オリフィスを
   底部に備え、このケースの上部には該ケース内の圧力Ｐ
   より小さい圧力源に連通する複数の出口オリフィスが設
   けられ、これら出口オリフィスを介して凝縮し得ない気
   体が排出される特許請求の範囲第１項に記載の脱気装置
   。