JPS61119651A - 希土類鉄系永久磁石 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は希土類−鉄一ボロン；１％磁石合金の改良に関
するもので、各種産業用及び民生用電気・電子機器関連
材料の一つとして利用される゛。

８体的には小型スピーカー、コンビニ−）　−７４３辺
端末器、各棟モーター、アナログ電子時計のステッピン
グモーター等幅広い分野で利用される。

本発明は一層の高品質化が要求されている小型微小磁石
の用途に焦点を置くものである。

〔従来の技術〕

特開昭５９−４６００８号公報にＢを°含む希土類−鉄
一ボロン系の組成を持つ永久磁石とその製造方法が開示
されている。

〔発明が解決しようとする問題〕

従来の希土類−鉄一ボロア３元合金永久磁石材料は、高
性能化のために？θを多閂に含んでいるので、反面キュ
リ一点が３００〜３５０℃前後と低く、実際に使用する
場合、磁力の温度依存性が恕く、また従来のサマリウム
コバルト系永久磁石の減磁曲線と比較し、角型性が悪い
などの欠点を有していた。

本発明は、係る欠点を改善すべく、磁気特性値を大きく
損なわせずに、キュリ一点及び減磁曲線の角型性を向上
ならしめ、環境温間変化及びパーミアンス変化による磁
力の変動の少ない安定した永久磁石を提供することを目
的としている。

〔問題点を解決する為の手段〕

上記問題点を解決するために、本発明は、希土類−遷移
金属間合金において、キュリ一点及び磁気特性を向上さ
せるためには、添加元素による方法が有効な手段の一つ
であることに鑑み、希土類−鉄一ボロン系をベースとし
て、多数の組成系を調製し、実験検討を試みた。

その結果、前述の特許請求の範囲で示される組成がキー
リ一点の改善及び減磁曲線の角型性改善に効果があるこ
とを見い出したことに基づくものである。尚、Ｍｎの８
αｔ％以上の添加は大幅な残留磁束密度の低下を招くの
で、８αｔ％以下に限定した。

〔実施例〕

以下本発明の詳細な説明する。

ネオジム１４〜１６αｔ％、ボロン６〜８αｔ％、マン
ガン１〜３αｔ％、残ＩＦｅの組成となる様に、秤鰍し
、アーク溶解炉にてボタンインゴットを作製する。この
後ジョークラッシャーで１１ＩＩＫ角まで粉砕した後、
ディスクミルで５０〜１００μ溝まで粗粉砕し最後にボ
ールミルにて粒度３〜５μｍの粉体を得る。次に係る磁
性粉末に配向性を付与させるため１万エルステツドの磁
界中で圧力２トン／−で成型し、次に高密度イヒを達成
させるため、１０−’Ｔｏｒｒ程度の真空中で１時間、
１０５０℃〜１１５０℃程度で焼結し、更に同温〆 度でＡｒガス中で２時間焼結し、急冷した。最終的な熱
処理としてはネオジム−鉄−ボロン３元系で施されてい
るのと同様に、６ｏｏ℃で１時間時効処理し急冷した。

試料測定は、ブロックより切シ出し、水平同軸補償４π
ニーＨコイルを用い測定し、得られた減磁曲線から磁気
特性値を求めた。またキュリ一点は７８Ｍ（Ｖｉｂｒａ
ｔｉｎｇ　　ｓａｍｐ’ｌｅＭａｇｎｅｔｏｍｅｔｅｒ
）を用い測定した。

以下結果をネオジム系に絞り第１茨に示した。

卜 第　　１　　茨 ただし角型比は本文中では次式で定義した。

角型比η＝−Ｌジ０ニジ＝　Ｘ　１００％Ｂｒ　　Ｘ　
　ＢＨｃ 従来の３元系と比較し、キュリ一点が約２００℃も改善
され、また角型比も最大５％程度向上したことが判る。

更に第１我を基−にキュリ一点及び角型比へのＭｎ添加
社による影智図を示す。

〔発明の効果〕

本発明は以上説明した様に、希土類−鉄−ボロン３元系
合金に第４番目の元素として、マンガンを添加あるいは
４元系合金として使用することにより、キ、　ＩＪ一点
の改善及び減磁曲線の角型性の向上することにより、環
境温度変化及びパーミアンス変化による磁石製品の残留
磁束変動の小さいいわゆる安定した磁石をもたらしたも
のである。

その工業的意義は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は、Ｍｎ添加社によるキュリ一点への影響を示し
た図であり、第２図はＭｎ添加社による４πニ−Ｈ減磁
曲線における角型比への影響を示した図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 原子百分比で８〜２０％のＲ（但しＲはＹを含む希土類
   元素の少くとも一種）、３〜１２％のＢ（ボロン）及び
   残部Ｆｅ（鉄）からなる組成の合金にＦｅの一部を８％
   以下のＭｎ（マンガン）で置換してなることを特徴とす
   る永久磁石合金。