JPS61110701A - 鉄鋼粉の仕上熱処理方法及びその装置 - Google Patents
鉄鋼粉の仕上熱処理方法及びその装置Info
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- JPS61110701A JPS61110701A JP59231035A JP23103584A JPS61110701A JP S61110701 A JPS61110701 A JP S61110701A JP 59231035 A JP59231035 A JP 59231035A JP 23103584 A JP23103584 A JP 23103584A JP S61110701 A JPS61110701 A JP S61110701A
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Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
- Tunnel Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、粉末冶金用または粉末のままで利用する用途
に適する鉄鋼粉の仕上熱処理に関する。
に適する鉄鋼粉の仕上熱処理に関する。
一般に、工業的な鉄鋼粉の製造法として、鉄鉱石粉やミ
ルスケール粉の還元法、水、ガス、油などの高圧流体を
溶湯に噴射するアトマイズ法、鋼材の切削加工で発生す
るダライコやショットを粉砕する粉砕法、高炉スラグや
鉄鋼粉を含むダスト類の粉砕と1IaJ2!とを組み合
せた製法などがある。
ルスケール粉の還元法、水、ガス、油などの高圧流体を
溶湯に噴射するアトマイズ法、鋼材の切削加工で発生す
るダライコやショットを粉砕する粉砕法、高炉スラグや
鉄鋼粉を含むダスト類の粉砕と1IaJ2!とを組み合
せた製法などがある。
これら製法では、いずれもます炭素、酸素、窒素などの
不純物が目標とする値より相当高い粗製鉄鋼粉(以下粗
製粉と略す)を製造し1次に適切な仕上熱処理により粗
製粉の脱炭、脱酸、脱窒を行う、しかし、粉末冶金用鉄
鋼粉を得ようとする場合、仕上熱処理における脱炭、脱
酸、脱窒が不充分な場合、鉄鋼粉の圧縮性やその焼結体
の機械的特性が向上しないし、鉄鋼粉を粉末のままで使
用する場合、金属鉄が所望の値より低くなって、目的と
する用途に合致しない、したがって、粗製粉の仕上熱処
理につき種々研究されている。
不純物が目標とする値より相当高い粗製鉄鋼粉(以下粗
製粉と略す)を製造し1次に適切な仕上熱処理により粗
製粉の脱炭、脱酸、脱窒を行う、しかし、粉末冶金用鉄
鋼粉を得ようとする場合、仕上熱処理における脱炭、脱
酸、脱窒が不充分な場合、鉄鋼粉の圧縮性やその焼結体
の機械的特性が向上しないし、鉄鋼粉を粉末のままで使
用する場合、金属鉄が所望の値より低くなって、目的と
する用途に合致しない、したがって、粗製粉の仕上熱処
理につき種々研究されている。
例えば、特開昭58−19401では、油アトマイズ粗
製粉を連続式移動床炉の移動床上に供給し、移動床上の
粗製粉を非酸化性ガス雰囲気に保った予熱工程内で予熱
したのち、脱炭性ガス雰囲気を保った脱炭工程内で55
0〜1200℃に加熱し、ついで非酸化性ガス雰囲気を
保った冷却工程内で冷却することによって、脱炭を能率
よく行う仕上熱処理法を開示している。また、その際に
使用すべき炉構造としては、前記移動床炉・の上流側の
上方に粗製粉を供給する供給装置と、その供給装置の下
流側に設は非酸化性ガス供給系に接続した予熱室と、そ
の予熱室の下流側に設は脱炭性ガス供給系に接続した脱
炭室と、その脱炭室の下流側に設は非酸化性ガス供給系
に接続した冷却室とから構成した装置であることと、予
熱室と脱炭室との境界、あるいは、脱炭室と冷却室との
境界、あるいはその両方に脱、炭室のガスが予熱室ある
いは冷却室に混入することを防ぐ中空構造のカス流出壁
を設けた装置としている。さらに、脱皮性ガス中に混入
した脱炭反応阻害成分を除去しながら、脱炭性ガスを循
環使用する装置と熱処理方法とについても記載されてい
る。
製粉を連続式移動床炉の移動床上に供給し、移動床上の
粗製粉を非酸化性ガス雰囲気に保った予熱工程内で予熱
したのち、脱炭性ガス雰囲気を保った脱炭工程内で55
0〜1200℃に加熱し、ついで非酸化性ガス雰囲気を
保った冷却工程内で冷却することによって、脱炭を能率
よく行う仕上熱処理法を開示している。また、その際に
使用すべき炉構造としては、前記移動床炉・の上流側の
上方に粗製粉を供給する供給装置と、その供給装置の下
流側に設は非酸化性ガス供給系に接続した予熱室と、そ
の予熱室の下流側に設は脱炭性ガス供給系に接続した脱
炭室と、その脱炭室の下流側に設は非酸化性ガス供給系
に接続した冷却室とから構成した装置であることと、予
熱室と脱炭室との境界、あるいは、脱炭室と冷却室との
境界、あるいはその両方に脱、炭室のガスが予熱室ある
いは冷却室に混入することを防ぐ中空構造のカス流出壁
を設けた装置としている。さらに、脱皮性ガス中に混入
した脱炭反応阻害成分を除去しながら、脱炭性ガスを循
環使用する装置と熱処理方法とについても記載されてい
る。
しかし、前記特開昭58−19401は脱炭のみを行う
ものであり、脱炭、脱酸、脱窒のうち二種以上の仕上熱
処理を連続的に行う方法ではない、また、使用すべき雰
囲気ガスの露点については何も記載されておらず、予熱
室、脱炭室、冷却室での雰囲気ガスの流れは、各室の圧
力差のみで制御しており、各室内でのガス流速を増大さ
せる工夫がされていない、従って、この技術は脱炭。
ものであり、脱炭、脱酸、脱窒のうち二種以上の仕上熱
処理を連続的に行う方法ではない、また、使用すべき雰
囲気ガスの露点については何も記載されておらず、予熱
室、脱炭室、冷却室での雰囲気ガスの流れは、各室の圧
力差のみで制御しており、各室内でのガス流速を増大さ
せる工夫がされていない、従って、この技術は脱炭。
脱酸、脱窒の二種以上を効率的に進める仕上熱処理法で
はない。
はない。
そこで、鉄鋼粉において、脱炭、脱酸、脱窒の二種以上
の処理を連続式移動床炉で連続的に効率よく行うための
仕上熱処理法を提供することが本発明の目的である。
の処理を連続式移動床炉で連続的に効率よく行うための
仕上熱処理法を提供することが本発明の目的である。
本発明は、粗製粉の脱炭、脱酸、脱窒の各処理がもっと
も効率的に進む各条件を組み合せ、さらに雰囲気ガスの
流れの速度を増大させる方法を加味することにより、連
続式移動床炉を利用する方法とした。
も効率的に進む各条件を組み合せ、さらに雰囲気ガスの
流れの速度を増大させる方法を加味することにより、連
続式移動床炉を利用する方法とした。
C問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明は、鉄鋼粉の仕上熱処
理方法において、移動床炉の処理空間をその長手方向に
分割して各処理工程を独立させ。
理方法において、移動床炉の処理空間をその長手方向に
分割して各処理工程を独立させ。
脱炭工程では600〜1100℃、脱酸工程では700
〜1100℃、脱窒工程では450〜750℃に独立に
温度制御すると共に、移動床上の鉄鋼粉が焼結する位置
以降で雰囲気ガスを撹拌することを特徴とする。
〜1100℃、脱窒工程では450〜750℃に独立に
温度制御すると共に、移動床上の鉄鋼粉が焼結する位置
以降で雰囲気ガスを撹拌することを特徴とする。
さらに本発明は前記各処理に使用した雰囲気カスを純化
して循環再使用する。
して循環再使用する。
本発明者らは、第一に脱炭、脱酸、脱窒のうち二種以上
の連続的熱処理方法、第二に脱炭、脱酸、脱窒の各過程
での加熱温度 71囲気ガスなどの条件、第三に脱炭、
脱酸、脱窒の各ゾーン内の雰囲気カス流れ速度の増大方
法、第四に前記各ゾーンの雰囲気ガスの仕切方法、第五
に炉内への雰囲気ガスの吹き込み位置などを種々検討し
た結果、第一から第五までを合理的に組合せることによ
って、連続式移動床炉でのもっとも効果的な仕上熱処理
方法を確立した。すなわち、前記粗製粉の脱炭、脱酸、
脱窒のうち二種以上の処理を連続式移動床炉によって連
続的に行う仕を熱処理において、脱炭ゾーンと脱酸ゾー
ンとの境界、または脱酸ゾーンと脱窒ゾーンとの境界ま
たは脱炭ゾーンとの境界に、雰囲気カスの混入を防ぐた
めのガス仕切壁を設置し、さらに脱炭、脱酸、脱窒速度
を増加させるために前記移動床上の鉄鋼粉が焼結する位
置以降で炉内雰囲気ガスをファン等で攪拌するとともに
、脱炭、脱酸、脱窒処理にそれぞれ適した雰囲気ガスを
移動床炉上の粗製粉の移動方向と逆向きに流し、しかも
、脱炭ソー7では露点30〜60℃のN2.Ar等の不
活性ガスもしくはH2、AXガス等の還元性ガスを導き
、600〜1100℃に加熱し、脱酸ゾーンでは露点4
0°C以下、望ましくは室温以下の前記還元性ガスを導
き、700〜1100℃に加熱し、脱窒ゾーンでは′I
一点40℃以下、望ましくは室温以下のH2を主体とす
るガスを導き、450〜750℃に加熱するように各ゾ
ーンを独立に制御する。このことtこよって、脱炭、脱
酸、脱窒の各速度を増大させることができる。また、脱
炭、脱酸、脱窒に一度使用した雰囲気排ガスを純化しな
がらリサイクルして有効利用する。
の連続的熱処理方法、第二に脱炭、脱酸、脱窒の各過程
での加熱温度 71囲気ガスなどの条件、第三に脱炭、
脱酸、脱窒の各ゾーン内の雰囲気カス流れ速度の増大方
法、第四に前記各ゾーンの雰囲気ガスの仕切方法、第五
に炉内への雰囲気ガスの吹き込み位置などを種々検討し
た結果、第一から第五までを合理的に組合せることによ
って、連続式移動床炉でのもっとも効果的な仕上熱処理
方法を確立した。すなわち、前記粗製粉の脱炭、脱酸、
脱窒のうち二種以上の処理を連続式移動床炉によって連
続的に行う仕を熱処理において、脱炭ゾーンと脱酸ゾー
ンとの境界、または脱酸ゾーンと脱窒ゾーンとの境界ま
たは脱炭ゾーンとの境界に、雰囲気カスの混入を防ぐた
めのガス仕切壁を設置し、さらに脱炭、脱酸、脱窒速度
を増加させるために前記移動床上の鉄鋼粉が焼結する位
置以降で炉内雰囲気ガスをファン等で攪拌するとともに
、脱炭、脱酸、脱窒処理にそれぞれ適した雰囲気ガスを
移動床炉上の粗製粉の移動方向と逆向きに流し、しかも
、脱炭ソー7では露点30〜60℃のN2.Ar等の不
活性ガスもしくはH2、AXガス等の還元性ガスを導き
、600〜1100℃に加熱し、脱酸ゾーンでは露点4
0°C以下、望ましくは室温以下の前記還元性ガスを導
き、700〜1100℃に加熱し、脱窒ゾーンでは′I
一点40℃以下、望ましくは室温以下のH2を主体とす
るガスを導き、450〜750℃に加熱するように各ゾ
ーンを独立に制御する。このことtこよって、脱炭、脱
酸、脱窒の各速度を増大させることができる。また、脱
炭、脱酸、脱窒に一度使用した雰囲気排ガスを純化しな
がらリサイクルして有効利用する。
以下、この発明法についてさらに詳細に説明する。
本発明者らは、連続的かつ効率的に、脱炭、脱酸、脱窒
処理する方法につき検討した結果1M続的に動く移動床
を採用した。移動床としてはベルト式、またはプッシャ
ーやローラー上でトレイをa統帥に移動する形式のもの
も含まれる。移動床との粗製粉をまず脱炭し、次に脱酸
して、最後に脱窒する工程順序とし、脱炭、脱酸、脱窒
の各ゾーンでの各処理に適した雰囲気ガスを粉末の移動
方向と逆の方向すなわち向流式に流すこととすれば、各
処理を連続かつ効率的に行なうことが出来ることを見出
した。ただし、前記の各種粗製粉のうち、脱炭が不必要
な場合には、脱酸、脱窒の順で、脱酸が不必要な場合に
は、脱炭、脱窒の願で、脱窒が不必要な場合には、説度
、脱酸の順でそれぞれ仕上熱処理すればよい、このよう
な処理工程順序とする根拠は次のようなことからである
。つまり。
処理する方法につき検討した結果1M続的に動く移動床
を採用した。移動床としてはベルト式、またはプッシャ
ーやローラー上でトレイをa統帥に移動する形式のもの
も含まれる。移動床との粗製粉をまず脱炭し、次に脱酸
して、最後に脱窒する工程順序とし、脱炭、脱酸、脱窒
の各ゾーンでの各処理に適した雰囲気ガスを粉末の移動
方向と逆の方向すなわち向流式に流すこととすれば、各
処理を連続かつ効率的に行なうことが出来ることを見出
した。ただし、前記の各種粗製粉のうち、脱炭が不必要
な場合には、脱酸、脱窒の順で、脱酸が不必要な場合に
は、脱炭、脱窒の願で、脱窒が不必要な場合には、説度
、脱酸の順でそれぞれ仕上熱処理すればよい、このよう
な処理工程順序とする根拠は次のようなことからである
。つまり。
a)脱炭、脱酸、脱窒に好適な加熱温度はそれぞれ60
0〜1100℃、700〜1100℃。
0〜1100℃、700〜1100℃。
450〜750℃である
b)連続式の移動床炉で最も採用しゃすい熱処理パター
ンが非対称台形型のパターンであるC)高温処理が必要
な脱炭、脱酸を加熱の前半に 低温処理が必要でかつ冷
却をかねて処理できる脱窒を後半にすべきである。
ンが非対称台形型のパターンであるC)高温処理が必要
な脱炭、脱酸を加熱の前半に 低温処理が必要でかつ冷
却をかねて処理できる脱窒を後半にすべきである。
一方、各ゾーンIIに、仕+/JOを設置しても、粗製
粉の通過部は開口を設は中空とするので、ゾーン間での
雰囲気ガスの流出、流入が不完全であるか−ら、高露点
での処理と低露点での処理と区別す・る方が望ましい。
粉の通過部は開口を設は中空とするので、ゾーン間での
雰囲気ガスの流出、流入が不完全であるか−ら、高露点
での処理と低露点での処理と区別す・る方が望ましい。
以上の理由から移動床を採用する仕上熱処理においては
脱炭、脱酸、脱窒の順序とすべきである。
脱炭、脱酸、脱窒の順序とすべきである。
移動床に供給した粗製粉は移動床の移動にともなって脱
炭ゾーンに入る。この脱炭ゾーンでの必要条件としては
、露点30〜60℃のN2.Ar等の不活性ガスもしく
はH2,AXガス等の還元性カス中で、600〜110
0℃に加熱する必要がある。露点が60℃を越えると、
後工程で脱酸すべき粗製粉が600°Cの加熱下の脱炭
ゾーンでさらに酸化するので不可であり、一方、露点が
30°C未満では、1100℃の加熱下でも脱炭速度が
著しく低下して、効率的に脱炭、脱酸することに矛盾す
る。したがって、脱炭ゾーンでの条件としては600〜
1100℃加熱下で、雰囲気ガスの露点を30〜60℃
とすべさである。また、脱炭ゾーンにおける雰囲気ガス
としては湿潤したカスであれば、目的は達成されるため
、非酸化性ガスでよ(、N2.Ar等の不活性ガスもし
くは、H2,AXガス等の還元性ガスが適している。
炭ゾーンに入る。この脱炭ゾーンでの必要条件としては
、露点30〜60℃のN2.Ar等の不活性ガスもしく
はH2,AXガス等の還元性カス中で、600〜110
0℃に加熱する必要がある。露点が60℃を越えると、
後工程で脱酸すべき粗製粉が600°Cの加熱下の脱炭
ゾーンでさらに酸化するので不可であり、一方、露点が
30°C未満では、1100℃の加熱下でも脱炭速度が
著しく低下して、効率的に脱炭、脱酸することに矛盾す
る。したがって、脱炭ゾーンでの条件としては600〜
1100℃加熱下で、雰囲気ガスの露点を30〜60℃
とすべさである。また、脱炭ゾーンにおける雰囲気ガス
としては湿潤したカスであれば、目的は達成されるため
、非酸化性ガスでよ(、N2.Ar等の不活性ガスもし
くは、H2,AXガス等の還元性ガスが適している。
脱炭ゾーンを通過した粉末は脱酸ゾーンに入る。この脱
酸ゾーンの条件としては露点40℃以下、望ましくは室
温以下のH2,AXガス等の還元性カスを使用し、70
0〜1100℃に加熱すべきである。露点40℃を越え
て700℃未満で加熱すると脱酸速度は非常に小さく、
効率的な脱酸処理ができない、また、脱炭でも同様であ
るが、脱酸温度が1100℃を越えると仕上熱処理終了
後の鉄鋼粉ケーキが粉砕できない程硬くな −り、それ
を無理して粉末化すると1通常使用される粒度の粉砕歩
留が低下する上に、鉄鋼粉の成形性が著しく低下してし
まう、したがって、脱酸ゾーンでの条件としては露点4
0℃以下、望ましくは室・温以下のH2,AXガス等の
還元性ガスを使用し、700〜1100℃加熱とすべき
である。
酸ゾーンの条件としては露点40℃以下、望ましくは室
温以下のH2,AXガス等の還元性カスを使用し、70
0〜1100℃に加熱すべきである。露点40℃を越え
て700℃未満で加熱すると脱酸速度は非常に小さく、
効率的な脱酸処理ができない、また、脱炭でも同様であ
るが、脱酸温度が1100℃を越えると仕上熱処理終了
後の鉄鋼粉ケーキが粉砕できない程硬くな −り、それ
を無理して粉末化すると1通常使用される粒度の粉砕歩
留が低下する上に、鉄鋼粉の成形性が著しく低下してし
まう、したがって、脱酸ゾーンでの条件としては露点4
0℃以下、望ましくは室・温以下のH2,AXガス等の
還元性ガスを使用し、700〜1100℃加熱とすべき
である。
次に脱窒ゾーンでの条件としては露点40°C以下、望
ましくは室温以下のH2を主体とするガス中で450〜
750℃の加熱とする。鉄鋼粉の脱窒では鉄鋼粉中の窒
素と雰囲気中のH2とが反応し、NH3となり粉末から
除去されるため、 H2分圧が高いほど脱窒速度が大き
い、脱窒速度が最大となる温度は550〜650℃の範
囲にあり、その前後の100℃を加えた450〜750
℃でも十分に脱窒する。露点40℃を越えると水蒸気分
圧は急激に上昇してH2分圧が低下して脱窒速度が小さ
くなる。H2分圧低下は脱酸においても不利である。
ましくは室温以下のH2を主体とするガス中で450〜
750℃の加熱とする。鉄鋼粉の脱窒では鉄鋼粉中の窒
素と雰囲気中のH2とが反応し、NH3となり粉末から
除去されるため、 H2分圧が高いほど脱窒速度が大き
い、脱窒速度が最大となる温度は550〜650℃の範
囲にあり、その前後の100℃を加えた450〜750
℃でも十分に脱窒する。露点40℃を越えると水蒸気分
圧は急激に上昇してH2分圧が低下して脱窒速度が小さ
くなる。H2分圧低下は脱酸においても不利である。
以上の条件下で粗製粉を仕上熱処理すると、脱炭、脱酸
、脱窒は比較的効率よく進行するが、さらに効率を上げ
るためには、各ゾーンの境界に中空構造の仕切壁を設置
し、かつ仕切壁間で淀んだ雰囲気ガスをファン、ブロワ
−等で攪拌することである1次にその詳細を説明する。
、脱窒は比較的効率よく進行するが、さらに効率を上げ
るためには、各ゾーンの境界に中空構造の仕切壁を設置
し、かつ仕切壁間で淀んだ雰囲気ガスをファン、ブロワ
−等で攪拌することである1次にその詳細を説明する。
+tff記したように使用すべき脱炭ゾーンでの雰囲気
ガスとしては露点30〜60℃のN2.Ar等の不活性
ガスもしくはH2,AXカス等の還元性ガス、脱酸ゾー
ンでのそれは露点40℃以下、望ましくは室温以下のH
2,AXガス等の還元性ガス、脱窒ゾーンのそれは露点
が脱酸ゾーンの場合と同じくしたH2を主体とする還元
性ガスである。
ガスとしては露点30〜60℃のN2.Ar等の不活性
ガスもしくはH2,AXカス等の還元性ガス、脱酸ゾー
ンでのそれは露点40℃以下、望ましくは室温以下のH
2,AXガス等の還元性ガス、脱窒ゾーンのそれは露点
が脱酸ゾーンの場合と同じくしたH2を主体とする還元
性ガスである。
しかし、後述するように各ゾーンへのガス導入位置、各
ゾーンからのガス排出位置を適切に決めても、各ゾーン
で使用するガスの種類と雰囲気ガス露点が異なるため、
ゾーン間での雰囲気ガスの混入がさけられない、したが
って、混入を最小限にするためには、各ゾーンの境界に
仕切壁を設δする必要がある。その仕切壁の設計指針と
じては、第一に使用する炉は移動床であり、移動床に供
給した粉末は連続的に雰囲気ガス導入口側に向って移動
するがために、粉末が通過する部分を除いて、移動床天
井と底部とからの上下の仕切壁すなわち中空構造の仕切
壁を設けるへきである。
ゾーンからのガス排出位置を適切に決めても、各ゾーン
で使用するガスの種類と雰囲気ガス露点が異なるため、
ゾーン間での雰囲気ガスの混入がさけられない、したが
って、混入を最小限にするためには、各ゾーンの境界に
仕切壁を設δする必要がある。その仕切壁の設計指針と
じては、第一に使用する炉は移動床であり、移動床に供
給した粉末は連続的に雰囲気ガス導入口側に向って移動
するがために、粉末が通過する部分を除いて、移動床天
井と底部とからの上下の仕切壁すなわち中空構造の仕切
壁を設けるへきである。
第一、に、各ゾーンで異種の霧点、異姓の雰囲気ガスを
使用するとすれば、仕切壁の中空部分を小さくシ、・各
ゾーンでほぼ等しい露点、はぼ等しい組成のガスを使用
するとすれば、中空部分は大きくすべきである。中空に
する寸法は使用するガスの露点とガスの組成によって適
宜選択すべぎである。第三に中空構造の仕切壁の設置位
置は各ゾーンの境界とし、各ゾーン内へのillは不要
である。ゾーン内に設置すれば導入ガスの圧力負荷をい
たずらに増し、強力なブロワ−等の送風機が必要となり
好ましくない、したがって、二つのゾーンであれば一箇
所の仕切壁、三つのゾーンであれば三箇所の仕v′J壁
を設置すべきである。脱炭、脱酸、脱窒の各ゾーン間で
熱処理温度にギャップがある場合は、必要に応じて各ゾ
ーンの境界内に冷却ゾーンを設置してもよい・ 各ゾーンで使用する雰囲気ガスの露点または種類が異な
れば、当然独立に各ゾーンへガスを導入せねばならない
が、その導入位置としては各ゾーンでの粉末出口付近と
して向流式とする。排カス出口は各ゾーンの粉末出口付
近とすべきである。
使用するとすれば、仕切壁の中空部分を小さくシ、・各
ゾーンでほぼ等しい露点、はぼ等しい組成のガスを使用
するとすれば、中空部分は大きくすべきである。中空に
する寸法は使用するガスの露点とガスの組成によって適
宜選択すべぎである。第三に中空構造の仕切壁の設置位
置は各ゾーンの境界とし、各ゾーン内へのillは不要
である。ゾーン内に設置すれば導入ガスの圧力負荷をい
たずらに増し、強力なブロワ−等の送風機が必要となり
好ましくない、したがって、二つのゾーンであれば一箇
所の仕切壁、三つのゾーンであれば三箇所の仕v′J壁
を設置すべきである。脱炭、脱酸、脱窒の各ゾーン間で
熱処理温度にギャップがある場合は、必要に応じて各ゾ
ーンの境界内に冷却ゾーンを設置してもよい・ 各ゾーンで使用する雰囲気ガスの露点または種類が異な
れば、当然独立に各ゾーンへガスを導入せねばならない
が、その導入位置としては各ゾーンでの粉末出口付近と
して向流式とする。排カス出口は各ゾーンの粉末出口付
近とすべきである。
向流式とすれば、出口付近に近ずくほど、説j^脱酸ま
たは脱窒に最適のフレッシュなガスが接触し、各反応は
促進するからである。しかし、H2またはAXガスの一
種類のガスを使用する場合のように、脱窒、脱酸ゾーン
は同一種類、同一露点のガスで処理でき、脱炭ゾーンで
は脱酸ゾーンで使用したガスを加湿して使用することに
なる。したがって、この場合、脱窒ゾーンからの排カス
出口と脱酸ゾーンへのガス導入口は不要であり、かつ脱
酸と脱窒ゾーンとの境界における仕切壁の中空部分は太
きくすべきである。
たは脱窒に最適のフレッシュなガスが接触し、各反応は
促進するからである。しかし、H2またはAXガスの一
種類のガスを使用する場合のように、脱窒、脱酸ゾーン
は同一種類、同一露点のガスで処理でき、脱炭ゾーンで
は脱酸ゾーンで使用したガスを加湿して使用することに
なる。したがって、この場合、脱窒ゾーンからの排カス
出口と脱酸ゾーンへのガス導入口は不要であり、かつ脱
酸と脱窒ゾーンとの境界における仕切壁の中空部分は太
きくすべきである。
しかし、炉内に中空構造の仕切壁を設置すると、大きな
問題となる点は、雰囲気ガスの流れと対流が欠しいこと
である。すなわち、中空構造の仕切壁のみを設置し、ゾ
ーン間のガス圧力差を利用して雰囲気ガスの流れをつけ
ても、移動床−Hの −粉末充填層表面だけで
あり、仕切壁の中空部やガス導入口およびガス排出口よ
り比較的離れた、仕切望根元と炉内壁付近ではカスが淀
む、この淀みをなくすために、各ゾーン内の炉天井にフ
ァンやブロワ−等を設置する必要がある。すなわち強制
的にガスを撹拌し、粉末充填層表面に新鮮なカスを送る
と同時に、粉末充填層表面付近に滞留した脱炭、脱酸、
脱窒によって生成したC01H20,NH3を一掃する
必要がある。ファンの設置位置としては粉末が固着する
温度領域以降とし、各ゾーンにつき1f11以上とすべ
きである。記すまでもなく、粉体が固着する前の位置で
ファン等を回転すれば、移動床上の粉末の一部を吹き上
げるなどの欠点があるからである。また各ゾーンに一部
以上の設置が適しているとしたが、その筒数は加熱パタ
ーン、ファンの形状、回転数。
問題となる点は、雰囲気ガスの流れと対流が欠しいこと
である。すなわち、中空構造の仕切壁のみを設置し、ゾ
ーン間のガス圧力差を利用して雰囲気ガスの流れをつけ
ても、移動床−Hの −粉末充填層表面だけで
あり、仕切壁の中空部やガス導入口およびガス排出口よ
り比較的離れた、仕切望根元と炉内壁付近ではカスが淀
む、この淀みをなくすために、各ゾーン内の炉天井にフ
ァンやブロワ−等を設置する必要がある。すなわち強制
的にガスを撹拌し、粉末充填層表面に新鮮なカスを送る
と同時に、粉末充填層表面付近に滞留した脱炭、脱酸、
脱窒によって生成したC01H20,NH3を一掃する
必要がある。ファンの設置位置としては粉末が固着する
温度領域以降とし、各ゾーンにつき1f11以上とすべ
きである。記すまでもなく、粉体が固着する前の位置で
ファン等を回転すれば、移動床上の粉末の一部を吹き上
げるなどの欠点があるからである。また各ゾーンに一部
以上の設置が適しているとしたが、その筒数は加熱パタ
ーン、ファンの形状、回転数。
直径や、設置高さ、移動床上の粉末充填幅などにより異
なるため、適宜選択して設置すべきである。
なるため、適宜選択して設置すべきである。
同時に1本発明には、必要に応じて、各ゾーンから排出
する雰囲気ガスのそれぞれまたは全部を−85にして純
化しながら雰囲気ガスを循環して利用する場合も含む、
脱炭ゾーンから排出する雰囲気ガスには循環使用に有害
なCOガスが、脱酸ゾーンではH2Oが、脱窒ゾーンで
はNH3が混入し、これらのガスをそれぞれ、または全
体を一諸に循環使用すると、雰囲気ガス中には所定量よ
り多いG O、H20、N H3を含み、脱炭、脱酸、
脱窒に使用不可能となるからである。
する雰囲気ガスのそれぞれまたは全部を−85にして純
化しながら雰囲気ガスを循環して利用する場合も含む、
脱炭ゾーンから排出する雰囲気ガスには循環使用に有害
なCOガスが、脱酸ゾーンではH2Oが、脱窒ゾーンで
はNH3が混入し、これらのガスをそれぞれ、または全
体を一諸に循環使用すると、雰囲気ガス中には所定量よ
り多いG O、H20、N H3を含み、脱炭、脱酸、
脱窒に使用不可能となるからである。
粗製物の脱炭、脱酸、脱窒にはそれぞれ醋も適切な温度
帯域、ガス雰囲気があり、本発明はこれらの処理工程を
仕切壁を設けて適切に組合わせかつ攪拌することにより
、これらの相乗効果を巧みに利用する作用により、M統
帥に最も効率よく1粗製粉の仕上熱処理を行うことがで
きる。
帯域、ガス雰囲気があり、本発明はこれらの処理工程を
仕切壁を設けて適切に組合わせかつ攪拌することにより
、これらの相乗効果を巧みに利用する作用により、M統
帥に最も効率よく1粗製粉の仕上熱処理を行うことがで
きる。
〔実施例〕 ・
以下1本発明の実施例について説明する。
従来法として使用した連続式ベルト炉を第2図に示す0
本発明法で使用した連続式ベルト炉は第2図の従来の炉
を第1図に示した。ように仕切壁を設け、ガス出入口を
変更して改造した。したがって1箇1図と第2図との炉
長は同じである。
本発明法で使用した連続式ベルト炉は第2図の従来の炉
を第1図に示した。ように仕切壁を設け、ガス出入口を
変更して改造した。したがって1箇1図と第2図との炉
長は同じである。
、11図に示したように、まず、中空構造の仕切IVl
によって、脱炭室2.脱酸室3、脱窒室4に分け 各室
にモーター9によって回転する雰囲気カス撹拌用ファン
6を設置し、次に雰囲気ガスを脱′ネ室4から入れ、脱
酸室3へ導き、脱酸室3から炉外に出して、一度冷却さ
れた後加湿器7を経て、脱炭室2に導くようにした。
によって、脱炭室2.脱酸室3、脱窒室4に分け 各室
にモーター9によって回転する雰囲気カス撹拌用ファン
6を設置し、次に雰囲気ガスを脱′ネ室4から入れ、脱
酸室3へ導き、脱酸室3から炉外に出して、一度冷却さ
れた後加湿器7を経て、脱炭室2に導くようにした。
従来法(第2図)および本発明法(第1図)において、
粗製物8を、原料ホッパー9を介して、平滑用金属板1
0によりベルhllに平坦になるようにのせ、別に設け
た駆動装置により回転するホイール12によって連続的
に送り、炉内で脱炭 脱酸、脱窒して、ケーキ状塊をシ
ールロール13から排出した。
粗製物8を、原料ホッパー9を介して、平滑用金属板1
0によりベルhllに平坦になるようにのせ、別に設け
た駆動装置により回転するホイール12によって連続的
に送り、炉内で脱炭 脱酸、脱窒して、ケーキ状塊をシ
ールロール13から排出した。
力、雰囲気ガス(AXガス)はガス導入口14a、14
bから導入し、排ガス(AXガス)はカス出口15a、
15bから排出した。ガス出口15bから排出したガス
はバルブをへて、燃焼器17で燃焼した。ただし、第2
図のガス導入口14a、14bはパイプ製である。粗製
物の加熱はコークスガスをラジアントチューブ18内で
燃焼して行った・ 粗製物として、ミルスケール粗還元粉(炭素量0.28
重債務(以下%と略す)、酸素量0.77%、窒素M
O,OL 4%)を使用する場合、従来法では、第3図
の熱処理パターン(イ)として、AXガスを露点51℃
に加湿し、合計5ONm”/hrをガス導入口14bか
ら炉内の昇温ゾーンに導入し、同時に、乾燥したAXガ
スの合計1100N’/hrをガス導入口14aから
均熱ゾーンと冷却ゾーンに導入して、粗製物を仕上熱処
理した。その結果、炭素10,009%、酸素量0.2
4%、窒素10.0025%を含有するミルスケール還
元鉄粉1.3トン/時間を得た。
bから導入し、排ガス(AXガス)はカス出口15a、
15bから排出した。ガス出口15bから排出したガス
はバルブをへて、燃焼器17で燃焼した。ただし、第2
図のガス導入口14a、14bはパイプ製である。粗製
物の加熱はコークスガスをラジアントチューブ18内で
燃焼して行った・ 粗製物として、ミルスケール粗還元粉(炭素量0.28
重債務(以下%と略す)、酸素量0.77%、窒素M
O,OL 4%)を使用する場合、従来法では、第3図
の熱処理パターン(イ)として、AXガスを露点51℃
に加湿し、合計5ONm”/hrをガス導入口14bか
ら炉内の昇温ゾーンに導入し、同時に、乾燥したAXガ
スの合計1100N’/hrをガス導入口14aから
均熱ゾーンと冷却ゾーンに導入して、粗製物を仕上熱処
理した。その結果、炭素10,009%、酸素量0.2
4%、窒素10.0025%を含有するミルスケール還
元鉄粉1.3トン/時間を得た。
これに対し1本発明法では、第1図に示す炉を使用し、
乾燥したAXガスを合計150.Nrn’/時だけ導入
口14aから入れ、ガス出口15aから排出したガスを
露点51°Cに加湿して 導入口14’bから導き1回
時に5箇の攪拌ファンを1500rpmで回転しながら
、前記と同じ相製粉を前記した熱処理パターン(イ)の
条件で仕上熱処理した。その結果、炭素量0.007%
、酸素90、2 t%、窒素10.0018%を含有す
るミルスケール還元鉄粉1.3トン/時間を得た。
乾燥したAXガスを合計150.Nrn’/時だけ導入
口14aから入れ、ガス出口15aから排出したガスを
露点51°Cに加湿して 導入口14’bから導き1回
時に5箇の攪拌ファンを1500rpmで回転しながら
、前記と同じ相製粉を前記した熱処理パターン(イ)の
条件で仕上熱処理した。その結果、炭素量0.007%
、酸素90、2 t%、窒素10.0018%を含有す
るミルスケール還元鉄粉1.3トン/時間を得た。
j11製粉として、水アトマイズ生粉(炭素量0.18
%、酸素量0.82%、窒素量0. OO84%)を原
料とする場合、従来法では第3図の熱処理パターン(ロ
)として、ガス導入口14bから合計50 Nm’/
hr (7)AXガス(露点40℃)を、カス導入口1
4aから合計11ONm’/hrの乾燥AXガスをそれ
ぞれ導入し、仕上熱処理した。その結果、炭素i0.0
09%、醜素量0.18%、窒素量0.0043%を含
有した水アトマイズ純鉄粉を1.5トン/時間得た。
%、酸素量0.82%、窒素量0. OO84%)を原
料とする場合、従来法では第3図の熱処理パターン(ロ
)として、ガス導入口14bから合計50 Nm’/
hr (7)AXガス(露点40℃)を、カス導入口1
4aから合計11ONm’/hrの乾燥AXガスをそれ
ぞれ導入し、仕上熱処理した。その結果、炭素i0.0
09%、醜素量0.18%、窒素量0.0043%を含
有した水アトマイズ純鉄粉を1.5トン/時間得た。
これに対し、本発明法では第1図に示す炉を用い、乾燥
したAXガスを合計16ONm’/時だけ゛導入口14
aから入れ、ガス出口15bから排出したガスを露点4
0℃に加湿して、導入口14bから導き熱処理パターン
(ロ)で、ファンを撹拌しながら仕上熱処理した。その
結果、炭素に0.007%、酸素量0.15%、窒素量
0.0038%含む水アトマイズ鉄粉を1.5トン/時
間得た。
したAXガスを合計16ONm’/時だけ゛導入口14
aから入れ、ガス出口15bから排出したガスを露点4
0℃に加湿して、導入口14bから導き熱処理パターン
(ロ)で、ファンを撹拌しながら仕上熱処理した。その
結果、炭素に0.007%、酸素量0.15%、窒素量
0.0038%含む水アトマイズ鉄粉を1.5トン/時
間得た。
以上の実施例からも明らかなように、炉内に中空構造の
仕切壁を設置したので各ンーンのi適条件の制御ができ
、ファン攪拌による、脱窒室の脱酸室側の隅や脱酸室の
脱窒室側の隅に滞留したAXガスの対流促進と鉄鋼粉ケ
ーキ表面でのガス流れの速度向上ができ、さらに全ガス
量を一方向から導く方法を採用し、ガスの流れる距離が
増加し、これらの相乗効果によって、本発明法では従来
法に比較して脱炭、脱酸、脱窒の速度が著しく向上した
。
仕切壁を設置したので各ンーンのi適条件の制御ができ
、ファン攪拌による、脱窒室の脱酸室側の隅や脱酸室の
脱窒室側の隅に滞留したAXガスの対流促進と鉄鋼粉ケ
ーキ表面でのガス流れの速度向上ができ、さらに全ガス
量を一方向から導く方法を採用し、ガスの流れる距離が
増加し、これらの相乗効果によって、本発明法では従来
法に比較して脱炭、脱酸、脱窒の速度が著しく向上した
。
第1図は本発明法の一実施態様を示す縦断側面図、第2
図は従来法を示す縦断側面図、第3図は熱処理温度パタ
ーン図である。 1・・・仕切壁 2・・・脱炭室3・・・脱酸
室 4・・・脱窒室5・・・モーター
6・・・ファン7・・・加熱器 8・・・粗製
粉9・・・ホッパー lO・・・平滑用金属板11
・・・ベル) 12・・・ホイール【3・・・
シールロール 14・・・ガス導入口15・・・ガス排
出口 16・・・バノσブ17・・・燃焼器 18・・・ラジアントチューブ
図は従来法を示す縦断側面図、第3図は熱処理温度パタ
ーン図である。 1・・・仕切壁 2・・・脱炭室3・・・脱酸
室 4・・・脱窒室5・・・モーター
6・・・ファン7・・・加熱器 8・・・粗製
粉9・・・ホッパー lO・・・平滑用金属板11
・・・ベル) 12・・・ホイール【3・・・
シールロール 14・・・ガス導入口15・・・ガス排
出口 16・・・バノσブ17・・・燃焼器 18・・・ラジアントチューブ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 脱炭、脱酸または脱窒のうち2種以上の処理を連続
式移動床炉で連続的に行う鉄鋼粉の仕上熱処理方法にお
いて、前記移動床炉の処理空間をその長手方向に分割し
て各処理工程を独立させ、脱炭工程では600〜110
0℃、脱酸工程では700〜1100℃、脱窒工程では
450〜750℃に独立に温度制御すると共に、前記移
動床上の鉄鋼粉が焼結する位置以降で雰囲気ガスを攪拌
することを特徴とする鉄鋼粉の仕上熱処理方法。 2 脱炭、脱酸または脱窒のうち2種以上の処理を連続
式移動床炉で連続的に行う鉄鋼粉の仕上熱処理方法にお
いて、前記移動床炉の処理空間をその長手方向に分割し
て各処理工程を独立させ、脱炭工程では600〜110
0℃、脱酸工程では700〜1100℃、脱窒工程では
450〜750℃に独立に温度制御すると共に、前記各
処理に使用した雰囲気ガスを純化して循環使用し、かつ
前記移動床上の鉄鋼粉が焼結する位置以降で雰囲気ガス
を攪拌することを特徴とする鉄鋼粉の仕上熱処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59231035A JPS61110701A (ja) | 1984-11-01 | 1984-11-01 | 鉄鋼粉の仕上熱処理方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59231035A JPS61110701A (ja) | 1984-11-01 | 1984-11-01 | 鉄鋼粉の仕上熱処理方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61110701A true JPS61110701A (ja) | 1986-05-29 |
JPH0140881B2 JPH0140881B2 (ja) | 1989-09-01 |
Family
ID=16917248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59231035A Granted JPS61110701A (ja) | 1984-11-01 | 1984-11-01 | 鉄鋼粉の仕上熱処理方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61110701A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07270079A (ja) * | 1994-03-31 | 1995-10-20 | Chugai Ro Co Ltd | ベルト式連続熱処理炉 |
CN103753968A (zh) * | 2014-01-07 | 2014-04-30 | 清华大学 | 用于三维打印***的粉末铺平装置和三维打印*** |
CN111526623A (zh) * | 2019-02-01 | 2020-08-11 | 株洲弗拉德科技有限公司 | 一种卧式连续微波加热粉体设备、加热方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5923925B2 (ja) | 2011-03-23 | 2016-05-25 | Jfeスチール株式会社 | 鉄粉の仕上熱処理方法および仕上熱処理装置 |
KR102073233B1 (ko) | 2013-04-19 | 2020-02-04 | 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 | 압분 자심용 절연 피복 철분 |
-
1984
- 1984-11-01 JP JP59231035A patent/JPS61110701A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07270079A (ja) * | 1994-03-31 | 1995-10-20 | Chugai Ro Co Ltd | ベルト式連続熱処理炉 |
CN103753968A (zh) * | 2014-01-07 | 2014-04-30 | 清华大学 | 用于三维打印***的粉末铺平装置和三维打印*** |
CN103753968B (zh) * | 2014-01-07 | 2015-10-28 | 清华大学 | 用于三维打印***的粉末铺平装置和三维打印*** |
CN111526623A (zh) * | 2019-02-01 | 2020-08-11 | 株洲弗拉德科技有限公司 | 一种卧式连续微波加热粉体设备、加热方法 |
CN111526623B (zh) * | 2019-02-01 | 2022-05-31 | 株洲弗拉德科技有限公司 | 一种卧式连续微波加热粉体设备、加热方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0140881B2 (ja) | 1989-09-01 |
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