JPS6090024A - 除酸素装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアルゴンや窒素ガス等の不活性ガス中に）Ｉｌ
、大した酸素ガスの除去を簡単且つ効率的に行なうこと
のできる除酸素装置に関づる。

一般に、酸素を嫌う装置（例えばシーケンスアナライザ
や液体クロマトグラフのバッファー液加圧系等）Ｃはア
ルゴンや窒素ガス等の不活性ガスが雰囲気として使用さ
れているが、これら不活性ガスはその供給源がしばしば
酸素ガスにより汚染されていることが多い。即ち、例え
ば窒素ガスの供給は通常液体窒素を加熱してガス化して
いるが、窒素と酸素の沸点は比較的近似しており、液体
窒素の中に酸素が溶は込んでしまう。従って、該液体窒
素から窒素ガスを生成ｌると該ガスの中にはかなりの酸
素が混入している。そこで、従来からこのようなガスの
使用に当っては酸素の除去が必要であり、ピロガロール
水溶液を使用してその中を通過させるものや還元銅を高
温に加熱して該還元銅に接触させるもの等が実用されて
いる。

しかし乍ら、前者はビカロール水溶液を使用するので通
過したガスに水蒸気が混入することは避り得ず、その水
蒸気が新たな問題を発生する。又、後者は還元銅を収容
したチューブを５００〜６００℃の高温に加熱しなけれ
ばならないので、大樹りな電気炉が必要となり装置の大
型・複雑化は避番ノられない。

本発明は上記従来の装置の欠点を解消するもので、簡単
・小型でしかも水分をも除去可能な新規な除酸素装置を
提供することに目的がある。

本発明の構成は所望ガスを使用り゛る装置と該所望ガス
の供給源との間に接続され、電気不良導体で形成された
筒状体と該筒状体の内部に充填された顆粒状の純鉄と前
記筒状体の両端に設けた電極と該両端部に設りたガス導
入口及びガス排出口と前記電極に接続され前記顆粒状の
純鉄に通電して発熱させるための電源とを備えた除酸素
装置に特徴がある。

以下本発明の一実施例を図面に基づき説明りる。

第１図は本発明の全体的な構成を示す略図であり、１は
不活性ガスの雰囲気が必要な装置である。

２は該不活性ガスの供給源であり、ガスボンベ３、バル
ブ４及びメータ５からなっている。前記装置１とガス供
給源２との間はバイブロにより接続されており、その途
中には本発明装置に係る除酸素用のカラム７が接続しで
ある。第２図は前記カラム７の構造を示！Ｉ断面図であ
り、８は例えばセラミック等の電気不良導体で形成され
た筒状体で両端部にガスの導入口９とガスの排出口１０
が設Ｃプである。該導入口９は第１図のガス供給源２に
接続し、排出口１０は装置１に接続している。カラム７
両端部の導入口９の近傍及び排出口１０近傍には電極１
１及び１２が設けてあり、両電極は第１図の電源１３に
接続している。又、カラム７内には直径が数−ｍ以下の
顆粒状純鉄１４が充填されており、ガス導入口９から流
入したガスは該顆粒状の純鉄の間を通り排出口１０から
排出される。

前記純鉄１４は顆粒状であるため接触抵抗が大きく、電
′ＦＡ１３から電極１１．１２を介して該顆粒状Ｉｌ！
鉄に通電すると、その抵抗により発熱し、反応の起しや
すい高温（２００℃程度）に全体が加熱される。

而しＣ１このようにカラム内の純鉄を加熱した状態でガ
ス供給源２のバルブ４を開き、Ｎ２やＡｒのガスをカラ
ム内に導入すると、該ガスが顆粒状純鉄の表面を通過す
るときそれに混入した僅かの０２ガスが該純鉄と化学反
応を起し、顆粒状純鉄の表面にＦｅ　２０３の化合物を
析出する。この化学反応は純鉄が自己のジュール熱で昇
温された状態でおこなわれるので、極めて効率的であり
且つ極微量の０２ガスでも反応さぼて取除くことができ
る。一方、前記尋人ガス中に含まれている水分に関して
も、その水分を分解し前記顆粒状純鉄との間にＦｅａＯ
＋の化合物を形成し、ガス中から除去できる。

所で、上記カラム内の１１！鉄１４は０２の吸着と共に
表面の活性は劣化していくが、その劣化の爪台は該カラ
ム両端間の伝導度の低下として検出覆ることが可能であ
る。従って、カラム７は交換可能に構成すると共に電源
１３内に電極１１と１２の間の抵抗を検出する回路を設
置ノ、カラム性能をモニタし−（’　６３さ、性能が一
定以上劣化した場合その交換を知らＵるようにすると便
利である。勿論、カラムを加熱した状態で、前記ガス導
入口１１より還元ガス（例えば水素）を導入して酸化さ
れた純鉄１４を活性化りるにうにしても良い。

以上のような構成となＵば、カラム内の顆粒状純鉄はそ
れ自体の発生りるジュール熱ににすｆ？温され、他の特
別な加熱装置を必要としないので、構造は簡単で高効率
の酸素除去が可能であり且っ又、ガス中に含まれる水分
も同時に除去できる。

又、使用する素材が純鉄であるのでローコストであり、
性能劣化の場合も容易に新しいものに交換でき、更にそ
の交換の時期もカラム両端の電気抵抗を測定するのみで
検知でき、取り扱いが極めて容易であると云う効果を有
する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の詳細な説明するだめの図、第２図は第
１図の主要部の拡大断面図である。 ７：除酸素用カラム ８：筒状体 ９：ガス尋人口 １０：ガス排出口 １１．１２：電極 １３：加熱電源 １４：顆粒状純鉄

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 所望ガスを使用りる装置と該所望ガスの供船源との間に
   接続され、電気不良導体で形成された筒状体と該筒状体
   の内部に充ＩＩｉされた顆粒状の１ｌｌｌ鉄と＋）Ｆｔ
   記筒状体の両端に設りた電極と該両端部に設【ノたガス
   導入口及びガス排出口と前記電極に接続され前記顆粒状
   の純鉄に通電して発熱させるための電源とを備え°（い
   ることを特徴とする除酸素装置。