JPS6028611Y2 - 家具用の装飾板 - Google Patents

家具用の装飾板

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Publication number
JPS6028611Y2
JPS6028611Y2 JP7951880U JP7951880U JPS6028611Y2 JP S6028611 Y2 JPS6028611 Y2 JP S6028611Y2 JP 7951880 U JP7951880 U JP 7951880U JP 7951880 U JP7951880 U JP 7951880U JP S6028611 Y2 JPS6028611 Y2 JP S6028611Y2
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JP
Japan
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fabric
resin layer
substrate
furniture
unsaturated polyester
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JP7951880U
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JPS574334U (ja
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定一 梶川
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、主として机上、チーフル、カウンタ、鏡台
等の天板や、たんす類の表面板や、あるいは室内装飾板
等に使用される家具用の装飾板に関する。
家具用の装飾板に要求される最も重要な特性のひとつと
して、使用時に物が接触しても表面に傷が付かない強靭
性があげられる。
この特性を満足する為には、表面に硬くて強い表面層を
形成するのがよい。
硬い表面層は、この表面を擦っても傷が付かず、小さな
掻き傷の発生を阻止できる。
しかしながら、硬い表面層はほとんど例外なく脆く、表
面の掻き傷は付かないが、物が当ったときの衝撃で割れ
易い欠点がある。
表面層は、表面層自体の耐衝撃強度が弱くて割れ易く、
また、基板への接着状態が悪くても亀裂を生じ易い。
即ち、表面層が完全かつ強固に基板に接着していないと
、少しの衝撃で亀裂を発生する欠点がある。
ところで、この種の装飾板はほとんど例外な(、表面の
審美性を向上する目的で、木材を薄くスライスした突板
や、プリントされた化粧シート等の表面仕上シートが接
着され、表面層がこれ等を介して基板に接着されること
になり、基板の表面に直接接着されずに接着強度が低下
し、前述の欠点を生じ易い弊害を生ずる。
この考案は、これ等の欠点を除去すべく開発されたもの
で、この考案の重要な目的は、布地特有の模様によって
、従来の木目模様とは異なった風格の、落ち着きのある
素朴なあるいは鮮明な多種多様の装飾板が実現でき、し
かも塗料が含浸し易い布地と、この布地と硬い表面層と
をよく接着させ、しかも耐衝撃強度があって緩衝性に富
むウレタン樹脂層を介して硬い不飽和ポリエステル樹脂
層が基板に接着される為、表面層が完全かつ強靭に基板
に接着されると共に、物が当ったときに表面層の局部に
過大な衝撃力が作用せずにウレタン樹脂層によって力が
分散されるので、物が当っても亀裂を生じ難く、しかも
硬い不飽和ポリエステル層によって小さな掻き傷が生ず
るのが阻止されていつまでも平滑で奇麗な表面状態が保
持できる家具用の装飾板を提供するにある。
以下、この考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1図に示す家具用の装飾板は、ベニヤ板やホモゲンボ
ード等の基板1の表面に、例えば酢酸ビニル系の接着剤
を使用して表面仕上シートである布地2が接着されてお
り、この布地2の表面に、ポリウレタン樹脂層3が形成
されており、このポリウレタン樹脂層3は、透明のポリ
ウレタン樹脂が、スプレーあるいは刷毛塗りによって好
ましくは2〜3回塗布され、これが布地に含浸されて布
地を潤色に変色させて接着されており、更にこの上に、
例えば厚さが2〜4rIan厚に不飽和ポリエステル樹
脂層4が形成されている。
布地2を基板1に接着するには、基板1の全面に均一に
、例えば酢酸ビニル系の接着剤を塗布し、この上に布地
2を置いて軽くアイロンで押圧して接着する。
布地2を接着するときに、アイロンで布地を基板1に強
く押し付けると、布地2の表面が平滑状となって、布地
独特なソフトな立体感が失なわれる。
よって、アイロンは必要以上に強く押圧しないのがよい
ただ、接着された布地は、これが多少アイロンで押圧さ
れても、接着剤が硬化するまでにかなり元の状態に復元
して立体感を生ずる。
布地−2を接着する接着剤が硬化した後、この上にウレ
タン樹脂を何回か塗布するが、この状態に於ても、ウレ
タンが硬化するまでに、布地の立体感は更に復元する。
ウレタン樹脂が硬化した後、第2図に示す如く、基板1
の周縁にテープ5を張って周壁を作り、硬化剤が混合さ
れた液状の不飽和ポリエステル樹脂を周壁内に流入して
これを硬化させ、硬化後表面を研いて艶出しする。
この考案は使用される布地の種類を限定するものでない
が、これは、例えば、ししら織や飛白や麻等を使用して
独特の風格の装飾板が実現できる。
この考案に係る家具用の装飾板は、表面層に、硬くて掻
き傷の付き難い不飽和ポリエステルが使用されると共に
、この不飽和ポリエステルが、接着性がよくて耐衝撃強
度が強く、しかも不飽和ポリエステルに比べて軟質で緩
衝効果の高いポリウレタン樹脂層を介して基板に接着さ
れており、更に、窓板等に比べて両面を貫通する空隙率
の高い布地内にウレタン樹脂が含浸されて接着される為
、硬い不飽和ポリエステルが緩衝作用の高い層を介して
完全かつ強靭に基板に接着される為、表面に物が当った
衝撃による亀裂の発生を極めて効果的に防止でき、長期
間に渡って表面の平滑さが失われないと共に運送途中等
に於ける不良率の増加も極減でき、更に又、布地独特の
、木目にない落ち付いた風格ある装飾板が実現できる卓
効を備える。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す装飾板の断面図、第
2図は製造工程の一例を示す断面図である。 1・・・・・・基板、2・・・・・・布地、3・・・・
・・ポリウレタン樹脂層、4・・・・・・不飽和ポリエ
ステル樹脂層、5・・・・・・テープ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)基板の表面に表面仕上シートが接着され、この表
    面仕上シートの表面に、比較的厚い透明の表面塗膜が塗
    布された家具用の装飾板に於て、該表面仕上シートが液
    状塗料が含浸できる布地で、表面塗膜は不飽和ポリエス
    テル樹脂層で、この不飽和ポリエステル樹脂層の下地と
    して、布地の表面に透明のポリウレタン樹脂層が布地に
    含浸された状態で塗布されており、このポリウレタン樹
    脂層を介して不飽和ポリエステル樹脂層が布地と基板と
    に接着されているこを特徴とする家具用の装飾板。
  2. (2)布地が酢酸ビニル系の接着剤で基板に接着されて
    いる実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の家具用の
    装飾板。
JP7951880U 1980-06-06 1980-06-06 家具用の装飾板 Expired JPS6028611Y2 (ja)

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JP7951880U JPS6028611Y2 (ja) 1980-06-06 1980-06-06 家具用の装飾板

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Publication Number Publication Date
JPS574334U JPS574334U (ja) 1982-01-09
JPS6028611Y2 true JPS6028611Y2 (ja) 1985-08-30

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JPS574334U (ja) 1982-01-09

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